JP3016772B2 - 固体化粧品組成物およびその使用 - Google Patents

固体化粧品組成物およびその使用

Info

Publication number
JP3016772B2
JP3016772B2 JP10357913A JP35791398A JP3016772B2 JP 3016772 B2 JP3016772 B2 JP 3016772B2 JP 10357913 A JP10357913 A JP 10357913A JP 35791398 A JP35791398 A JP 35791398A JP 3016772 B2 JP3016772 B2 JP 3016772B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
composition according
weight
agent
skin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10357913A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11246352A (ja
Inventor
ヴェロニク・ルリエ
エリック・クマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LOreal SA
Original Assignee
LOreal SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LOreal SA filed Critical LOreal SA
Publication of JPH11246352A publication Critical patent/JPH11246352A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3016772B2 publication Critical patent/JP3016772B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • A61K8/04Dispersions; Emulsions
    • A61K8/042Gels
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/73Polysaccharides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q1/00Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
    • A61Q1/02Preparations containing skin colorants, e.g. pigments
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q1/00Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
    • A61Q1/02Preparations containing skin colorants, e.g. pigments
    • A61Q1/04Preparations containing skin colorants, e.g. pigments for lips
    • A61Q1/06Lipsticks
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、局所適用用の固体
組成物、ならびに、化粧品および/または皮膚科分野に
おけるその使用、特に、皮膚、粘膜、頭皮、または髪を
ケアおよび/またはトリートメントするための、皮膚お
よび/またはケラチン繊維、たとえばまつげおよび髪を
メークアップするための、および、ケラチン繊維、特に
髪をスタイリングおよび/または形作るための使用に関
する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】化粧
品産業では、固体形状の製品は公知である。このタイプ
の製品としては、たとえば、メークアップ分野において
は、リップスティック、ファンデーションまたはアイシ
ャドウのチューブまたはスティック;スキンケアまたは
リップケアの分野では、リップリペアペンシルおよび脱
色素、メークアップ除去、またはモイスチャライジング
チューブまたはスティック;衛生分野では、皮膚を剃っ
たり洗浄するためのムーススティックまたはバーおよび
デオドランドスティックが挙げられる。
【0003】ワックスベースのスティック剤は、ある種
の欠点を有する。すなわち、ユーザーにとっては歓迎さ
れない脂っぽい性質を有し、適用するとさっぱり感にか
けるものである。さらに、ワックスベースのスティック
剤中に親水性活性剤を導入することは困難である。
【0004】さらに、脂っぽくないスティック、たとえ
ばデオドラントスティックなどのスティックは、一般的
には比較的多量の脂肪酸塩を含有しており、該脂肪酸塩
はフェースケアなどに適用すると刺激性を有する可能性
がある。さらに、これらのスティックは皮膚に適用した
際、べたつく膜を残すものである。
【0005】さらに、水性の堅いゲルが、特許出願:WO
−A−97/17055およびWO−A−97/17053
に記載されている。しかしながら、これらのゲルは、非
常に高濃度のゲル化剤の使用または特定の調製技術−抽
出を必要とするものである。さらに、WO−A−97/1
7055に記載のスティックは、透明性に欠け、ゲル化
剤が高濃度で含有されていることを考慮すると、皮膚に
適用した際、さっぱり感および柔軟性に欠けるものであ
り、WO−A−97/17053に記載されたスティック
は、使用時に湿潤させなければならないものである。
【0006】さらに、特許出願:EP−A−803,24
5は、熱可逆性多糖、湿潤剤、および粉末相(充填剤)
を含有する水性固体組成物を記載している。しかしなが
ら、粉末相の存在が、以下の欠点をのこす可能性があ
る。すなわち、皮膚に組成物を適用した後、眼に見える
少量のものが存在し、心地良さが減少するものである。
さらに、粉末相が、EP−A−803,245に記載の組
成物から除去されると、十分な固形でなくなり、十分な
安定性がなくなり、皮膚への満足のいく移りが行われな
い組成物が得られてしまう。
【0007】したがって、従来技術における欠点を有さ
ない局所適用固体組成物が未だ望まれている。
【0008】本出願人は予想しないことに、低いゲル化
剤濃度で、しかも充填剤なしでも安定で、特別な調製技
術を使用する必要のない、均一で、堅い水性の組成物を
調製可能な特定のゲル化システムを見い出した。得られ
た組成物は、多量の水を含有し、したがって、柔軟な印
象を付与すると同時に、適用時にさっぱり感を付与する
ものである。さらに、これらは予め濡らす必要なく、皮
膚に直接適用可能である。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用および発明の実
施の形態】本発明によれば、水相中に、組成物の全重量
に対して少なくとも2重量%のゲルランゴム(gellane
gum)を含有する少なくとも2つのヒドロコロイドの組
み合わせを含有する親水性ゲル化システムの組成物を、
組成物の全重量に対して20重量%よりも少ない量で含
有する、充填剤を含有しない固体化粧品組成物が提供さ
れる。
【0010】”充填剤を含有しない(free of filler
s)”なる用語は、組成物が不溶性の染料またはピグメ
ントまたは粉末を含有しないことを意味する。本発明の
組成物は、特に、粉末、たとえばタルク、澱粉、アクリ
ラートポリマ、およびコポリマ、マイカ、カオリン、ポ
リアミド(ナイロン)、ポリエチレン、シリカおよびシ
リコーン粉末を含有しないものである。
【0011】さらに、”ヒドロコロイド(hydrocolloi
d)”なる用語は、それを含有する組成物の水分活性値
を変えることの無い水溶性巨大分子を意味する。
【0012】さらに、固体組成物なる用語は、0.8cm
の直径の軸対称プローブを組成物のマトリックスに、
0.5mm/sの速度で1mmの深さまで入れ、0.5mm/s
の速度で組成物のマトリックスからプローブを除去した
後、室温(20−25℃)で20g以上の圧縮強度を有
する種々の組成物を意味する。圧縮強度は、たとえ
ば、”Stevens/Mechtric”社から販売されている”LFR
Aテクスチャーアナライザー”などの分析器を用いて測
定される。
【0013】得られた固体組成物は、直接、サポートに
適用可能であり、すなわち、サポート、特に皮膚に適用
するために、湿潤させる必要が無い。本発明による組成
物に用いられる”サポート(support)”なる用語は、
局所適用可能なもの、特に、皮膚、ケラチン繊維、たと
えばまつげおよび髪、頭皮および粘膜、たとえば唇の種
々の表面を意味する。
【0014】さらに、ゲル化剤を高い比率で含有する固
体組成物とは相違して、本発明の組成物は、サポートに
適用した際、眼に見える粉っぽさを残さないという優位
点を有する。さらに、オイルなしでも、透明または半透
明である特性を有するものである。
【0015】確かに、食品分野では、ゲルランゴム(ge
llane gum)を、他のゴムとの混合物としての用途を含
んで、ゲル化製品を得るために使用することが公知の手
段である。しかしながら、得られた製品は、ゲル化する
が、本発明において意味する範囲内での固体ではない。
すなわち、これらは、20g以上の圧縮強度を有するも
のではなく、脆く、このため、部分的に消費される可能
性があり、結果として均一なフィルムを皮膚に付着させ
ることができないものである。したがって、これは完全
に異なったタイプの製品である。
【0016】さらに、2%で単独のゲル化剤として使用
されるゲルランゴムは、固体であるが、砕けやすく、脆
く、したがって、化粧品または皮膚科用適用にはふさわ
しくない。さらに、ゲルランゴムの量を増加させること
によって、皮膚等のサポートに適用するにはふさわしく
ない不透明な組成物が得られる。本発明に記載の組み合
わせのみが、固体性と色移り性の双方に良好な特徴を有
する組成物を付与可能とするものである。
【0017】したがって、本発明による固体組成物は、
良好な色移り特性、すなわち、サポートに適用した際、
有効量の製品を該サポートに放つ特性を有する。
【0018】本発明による組成物において、ゲルランゴ
ムは、組成物の全重量の少なくとも2重量%の量で存在
し、たとえば、2から15重量%までの範囲の量、好ま
しくは2から8重量%までの量、さらに好ましくは2か
ら4重量%までの量で存在する。
【0019】ゲルランゴムと組み合わせて使用されるヒ
ドロコロイドは、たとえば、 − セルロースまたはその誘導体、たとえばカルボキシ
メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、またはヒドロキシエチルセルロース、並びに、特に
アルキル基をグラフト化することによって変性されたセ
ルロース、 − 藻の抽出物、たとえば、寒天、カラギーナン、およ
びアルギナート、 − 種の抽出物、たとえば、カロブゴム、グアゴム、お
よび特にアルキル基をグラフト化することによって変性
されたグアゴム、 − 植物しん出液、たとえば、アラビアゴム、カラヤゴ
ム、トラガカントゴム、ガッチゴム(ghatti gum)、 − 微生物しん出液、たとえばキサンタンゴム、 − 果物抽出物、たとえばペクチン、 − 動物由来のゲル化剤、たとえばゼラチンおよびカゼ
イナート、 − 水溶性ゲル化合成ポリマ、たとえば、任意にアルキ
ル鎖で架橋された、ポリアクリル酸、たとえばグッドリ
ッチ社から販売されている”Carbopol”、”Pemule
n”、 − シリコン誘導体、たとえば合成ヘクトライト、たと
えば、”Waverly”社から販売されている”Laponite R
D、”Laponite RDS”、ケイ酸アルミニウムマグネシウ
ム、たとえば”Vanderbilt”社から販売されている”Ve
egum”、またはこれらの混合物からなる群から選択可能
である。
【0020】ゲルランゴムと組み合わせて本発明による
組成物中で使用されるヒドロコロイドは好ましくは、キ
サンタンゴム、セルロース誘導体、カロブゴム、および
変性グアゴム、およびこれらの混合物からなる群から選
択される。特に、キサンタンゴム、カルボキシメチルセ
ルロース、または変性グアゴムから選択される。変性グ
アゴムは、特にヒドロキシプロピルグアであってもよ
い。
【0021】ゲルランゴムと組み合わせて使用されるヒ
ドロコロイドは、本発明による組成物中に、種々の範囲
の量で存在する。すなわち、たとえば、組成物の全重量
に対して、1から10重量%、好ましくは1から5重量
%、さらに好ましくは2から4重量%、存在可能であ
る。
【0022】該比率に応じて、特にヒドロコロイドの全
量が4%を超えると、混合物は優位には、2軸押出し機
(twin−screw extruder)で、特許出願:EP−A−66
7,148に記載の技術によって調製可能である。
【0023】本発明による組成物の水相は、組成物の全
重量に対して、60から97重量%、好ましくは80か
ら95重量%存在する。
【0024】より優位には、本発明による固体組成物
は、局所適用用組成物、特に化粧品または皮膚科適用用
組成物である。このような組成物は、生理学的に許容さ
れる、特に皮膚、粘膜、爪、ケラチン繊維および/また
は髪に許容される媒体を含有する。
【0025】本発明の特別な実施態様によれば、組成物
はまた、少なくとも1つのオイルを含有し、オイルを添
加することによって、組成物が皮膚に適用された際、よ
り心地良くなるものである。
【0026】使用可能なオイルとしては、鉱油、植物由
来オイル、動物由来オイル、合成油、たとえば脂肪酸エ
ステル、シリコーンオイル、たとえば揮発性シリコーン
オイル、ポリメチルシロキサン、ポリメチルフェニルシ
ロキサン、ポリオキシアルキレンまたは脂肪アルコー
ル、脂肪酸によって変性されたポリシロキサン、フルオ
ロシリコーンおよびパーフルオロオイルが挙げられる。
他の脂肪物質も添加可能であり、たとえば、脂肪酸、脂
肪アルコールおよびワックスも添加可能である。
【0027】存在可能なオイルおよび他の脂肪物質は脂
肪相を成すものである。
【0028】脂肪相は、組成物の全重量に対して、30
重量%まで、好ましくは0.1から20重量%まで、さ
らに好ましくは0.5から10重量%までの範囲の量で
存在可能であり、これらの比率は選択された適用に応じ
て変えられるものである。
【0029】オイルは、より良好な分散を得るために、
1以上の界面活性剤を存在させた水相中に導入可能であ
る。
【0030】本発明による組成物はまた、化粧品および
/または皮膚科用組成物分野において通常使用される1
以上の非イオン性、アニオン性、カチオン性、または両
性界面活性剤を含有可能である。これらの界面活性剤が
存在する場合には、その量は好ましくは、組成物の全重
量に対して、0.05から8重量%、より好ましくは
0.05から5重量%までの範囲である。
【0031】組成物中に堅さ(rigidity)を増加させる
1以上の塩を添加することによって、本発明による組成
物の堅さを変えることが可能である。これらの塩は、1
価、2価、または3価の金属、特に、アルカリ金属およ
びアルカリ土類金属の塩、特に、ナトリウムおよびカル
シウム塩から選択可能である。これらの塩を成すイオン
は、たとえば、カーボナート、バイカーボナート、スル
ファート、グリセロホスファート、ボラート、クロリ
ド、ニトラート、アセタート、ヒドロキシド、およびパ
ースルファート、並びに、α−ヒドロキシ酸の塩(シト
ラート、タータラート、ラクタート、マラート)または
果酸の塩、または、アミノ酸塩(アスパルタート、アル
ギナート、グリココラート(glycocholate)、フマラー
ト)から選択可能である。塩の量は、組成物の全重量に
対して、0.01から2重量%、好ましくは0.1から
1重量%までの範囲であってもよい。
【0032】好ましくは、塩は、硝酸カルシウム、マグ
ネシウム、またはストロンチウム、ホウ酸カルシウムま
たはマグネシウム、塩化ナトリウム、カルシウム、マグ
ネシウム、ストロンチウム、ネオジウム、またはマンガ
ン、硫酸マグネシウムまたはカルシウム、および酢酸カ
ルシウムまたはマグネシウム、およびこれらの混合物か
ら選択される。
【0033】本発明による組成物は、通常、化粧品およ
び/または皮膚科用組成物の分野で使用される添加剤を
含有可能である。特に、酸化防止剤または抗フリーラジ
カル剤、水溶性染料、たとえばFD&Cレッド4番およびD
&Cグリーン5番、または、組成物が脂肪相、溶媒、親
水性または親油性活性剤、および香料を含有する場合に
は脂溶性染料が挙げられる。
【0034】活性剤は、たとえば、モイスチャライザま
たは湿潤剤、たとえばポリオール、特にグリセロール、
UVスクリーン剤、抗フケ剤、コンディショナ、デオドラ
ント活性剤、脱色素剤、漂白剤、張力剤(tensioning
agent)、抗皺剤、ラティスおよび偽ラティス、および
固体製品への使用に適当な他の活性剤から選択される。
【0035】溶媒としては、1級アルコール、たとえば
エタノールおよびイソプロパノール、グリコール、たと
えばプロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、およびジエチレングリコール、お
よびグリコールエーテル、たとえば、モノ−、ジ−、ま
たはトリプロピレングリコールの、または、モノ−、ジ
−、またはトリエチレングリコールの、C1−C4アルキル
エーテル、およびこれらの混合物が挙げられる。
【0036】ラティス(latices)および偽ラティス(p
seudo latices)としては、たとえば、ラジカルタイプ
のまたは重縮合タイプの合成ポリマの分散物が挙げられ
る。ラテックスまたは偽ラテックスを成すポリマーとし
ては、アニオン、カチオン、非イオン、または両性ポリ
ウレタン、アクリルポリウレタン、ポリウレタン−ポリ
ビニルピロリドン、ポリエステル−ポリウレタン、ポリ
エーテル−ポリウレタン、ポレウレア、アクリルポリマ
ー、アクリルコポリマー、硫酸化イソフタル酸ポリマ
ー、並びに、1以上のラジカルモノマーのラジカル重合
で得られたポリマーが挙げられる。ラテックスとして使
用に適した合成ポリマーとしては、ポリエステル−ポリ
ウレタンのおよびポリエーテル−ポリウレタンの分散
物、特に、”Sanncor”社から販売されている”Sancure
2060”(ポリエステル−ポリウレタン)、”Sanc
ure 2255”(ポリエステル−ポリウレタン)、”S
ancure 815”(ポリエステル−ポリウレタン)、”
Sancure 878”(ポリエーテル−ポリウレタン)、
および”Sancure 861”(ポリエーテル−ポリウレ
タン)、ICI社から販売されている”Neorez R974”
(ポリエステルーポリウレタン)、”Neorez R98
1”(ポリエステルーポリウレタン)、および”Neorez
R970”(ポリエーテルーポリウレタン)、およ
び、”Zeneca”社から販売されている”Neocryl XK−
90”の商品名のアクリルコポリマー分散物が挙げられ
る。
【0037】これらの添加剤は、最終組成物中に、組成
物の全重量に対して、0から50重量%、好ましくは
0.5から20重量%、さらに好ましくは0.5から1
0重量%存在可能である。
【0038】言うまでもなく、当業者は、予想される添
加によって、本発明による組成物の本質的な特性が、悪
影響を受けないまたは実質的に悪影響を受けないよう
に、任意の添加剤およびその量を選択するのに注意を払
うべきである。
【0039】本発明による組成物は、皮膚、粘膜、頭
皮、および/または髪用ケアおよび/またはコンディシ
ョニングおよび/または衛生製品を成すものであっても
よい。バー、スティック、またはペンシル形状のケアお
よび/またはコンディショニングおよび/または衛生製
品としては、たとえば、ヘアケアでは、髪のスタイリン
グおよび/または形付け用固体ゲル、スキンケアでは、
モイスチャライジング製品、スリミング製品、脱色素お
よびブリーチング製品、および唇ケア製品、フェイシャ
ルおよび/またはボディ衛生用には、シェービング製品
およびデオドラント製品が挙げられる。
【0040】本発明の他の主題は、上記固体組成物を、
皮膚、粘膜、頭皮、および/または髪に適用することか
らなる、皮膚、粘膜、頭皮、および/または髪のケアお
よび/またはコンディショニングおよび/または衛生用
美容処理方法である。
【0041】本発明による組成物はまた、メークアップ
製品、たとえばリップスティック、ファンデーション、
アイシャドウ、ブラッシャ、コンシーラ、マスカラ、リ
ップペンシル、アイペンシル、および髪の束を着色する
ためのスティックであってもよい。これらは特に、”耐
色移り(transfer−resistant)”性メークアップ製
品、すなわち、皮膚に適用されたメークアップ製品が接
触するサポート(衣類、グラス、カップなど)に色移り
しない、または移動しない、または汚さないフィルムを
付着する製品でることが可能である。
【0042】したがって、本発明の主題は、色移りしな
いメークアップ製品を得るための、上記固体組成物の使
用である。メークアップ製品がラテックスを含有する場
合、良好な保持特性を有する製品が得られるものであ
る。
【0043】本発明の主題はまた、上記固体組成物を、
顔、唇、眼の回り、頬、唇の輪郭、まつげ、眉毛、髪お
よび/またはまぶたに適用することからなる皮膚および
/またはケラチン繊維のメークアップ方法でもある。
【0044】以下、本発明を例解する実施例を記載する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。”%”は、特記しない限り、重量ベースである。
【0045】
【実施例】実施例1 モイスチャライジングスティック: −ゲルランゴム・・・・・・2% −キサンタンゴム・・・・・・1% −水・・・・・・合計 100% 上記成分を80℃で、攪拌しながら混合し、熱いうちに
キャスティングすることによって、スティックを調製し
た。得られたスティックは、透明で、皮膚に適用すると
さっぱりしたフィルムを付着させるものである。
【0046】実施例2 リップスティック: −ゲルランゴム・・・・・・2% −キサンタンゴム・・・・・・1% −FD&Cレッド4番・・・・・・0.3% −水・・・・・・合計 100% 実施例1と同様にリップスティックを調製する。
【0047】実施例3 モイスチャライジングスティック: −ゲルランゴム・・・・・・2.75% −ヒドロキシプロピルグア(ローンプーレンク社から販
売されている”HP60”)・・・・・・2.75% −グリセロール・・・・・・5% −水・・・・・・合計 100% 該スティックは、2軸押出し機−クッカー(twin−scre
w extruder−cooker)(たとえば”Clextral”社から
販売されている”BC 21”のような機械)を用いて、
特許出願:EP−A−667,146に記載された方法に
したがって調製する。
【0048】
【表1】
【0049】”DF”は、ピッチがミキサー入り口から出
口に処理した材料を運ぶ、らせんスクリューに相当
し、”CF”は、ピッチがミキサー出口から入り口に処理
した材料を押す、上記スクリューと反対のピッチのらせ
んスクリュー(負のピッチ長さ値で示される)に相当
し、たとえば、材料の通り道がミキサー出口に行くこと
を確かにする長手方向の溝を有するスクリューに相当
し、”BL”は、全長に沿って、互いに90°でオフセッ
トする突出物(lobes)の連続物を含む2−突出物セク
ションに相当する。
【0050】押しだし条件: −押しだし機温度:100℃ −スピード:500rpm −流速:3kg/h。
【0051】実施例4 ファンデーション: −ゲルランゴム・・・・・・3% −カルボキシメチルセルロース・・・・・・1% −FD&Cレッド4番・・・・・・0.2% −D&Cグリーン5番・・・・・・0.1% −植物油・・・・・・5% −水・・・・・・合計 100% 実施例1と同様にファンデーションを調製する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61K 7/48 A61K 7/48 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/02 A61K 7/00 A61K 7/027 A61K 7/06 A61K 7/48 CAPLUS(STN) MEDLINE(STN) REGISTRY(STN) WPI(DIALOG)

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組成物の全重量に対して少なくとも2重
    量%のゲルランゴムを含有する少なくとも2つのヒドロ
    コロイドの組み合わせを含有する親水性ゲル化システム
    の組成物を、組成物の全重量に対して20重量%よりも
    少ない量で、水相中に含有する、充填剤を含有しない固
    体化粧品組成物。
  2. 【請求項2】 ゲルランゴムと組み合わされたヒドロコ
    ロイドが、 − セルロースまたはその誘導体、 − 藻の抽出物、 − 種の抽出物、 − 植物しん出液、 − 微生物しん出液、 − 果物抽出物、 − 動物由来のゲル化剤、 − 水溶性ゲル化合成ポリマ、 − シリコン誘導体、および − これらの混合物からなる群から選択されることを特
    徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 ゲルランゴムと組み合わされたヒドロコ
    ロイドが、キサンタンゴム、セルロース誘導体、カロブ
    ゴム、および変性グアゴム、およびこれらの混合物から
    なる群から選択されることを特徴とする、請求項1また
    は2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 ゲルランゴムが、組成物の全重量に対し
    て、2重量%から15重量%までの範囲の量で存在する
    ことを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に
    記載の組成物。
  5. 【請求項5】 ゲルランゴムと組み合わされたヒドロコ
    ロイドが、組成物の全重量に対して、1重量%から10
    重量%までの範囲の量で存在することを特徴とする、請
    求項1ないし4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 水相が、組成物の全重量に対して、60
    重量%から97重量%までの量で存在することを特徴と
    する、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の組成
    物。
  7. 【請求項7】 少なくとも1つの脂肪相をさらに含有す
    ることを特徴とする、請求項1ないし6に記載の組成
    物。
  8. 【請求項8】 脂肪相が、組成物の全重量に対して、3
    0重量%までの範囲の量で存在することを特徴とする、
    請求項7に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 少なくとも1つの界面活性剤をさらに含
    有することを特徴とする、請求項1ないし8のいずれか
    1項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 少なくとも1つの塩をさらに含有する
    ことを特徴とする、請求項1ないし9のいずれか1項に
    記載の組成物。
  11. 【請求項11】 化粧品または皮膚科用組成物であるこ
    とを特徴とする、請求項1ないし10のいずれか1項に
    記載の組成物。
  12. 【請求項12】 酸化防止剤、抗フリーラジカル剤、水
    溶性または脂溶性染料、溶媒、親油性または親水性活性
    剤および香料からなる群から選択される少なくとも1つ
    の添加剤をさらに含有することを特徴とする、請求項1
    ないし11のいずれか1項に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 活性剤が、モイスチャライザ、UVスク
    リーン剤、抗フケ剤、コンディショナ、デオドラント、
    脱色素剤、漂白剤、張力剤、抗皺剤、ラティスおよび偽
    ラティスから選択されることを特徴とする、請求項12
    に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし13のいずれか1項に
    記載の組成物を含有することを特徴とする、メークアッ
    プ製品。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし13のいずれか1項に
    記載の固体組成物を含有することを特徴とする、皮膚、
    粘膜、頭皮、または髪のケアおよび/またはコンディシ
    ョニングおよび/または衛生用製品。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし13のいずれか1項に
    記載の固体組成物を、顔、唇、眼のまわり、頬、唇の輪
    郭、まつげ、まゆげ、髪、および/またはまぶたに適用
    することからなる、皮膚および/またはケラチン繊維の
    メークアップ方法。
  17. 【請求項17】 請求項1ないし13のいずれか1項に
    記載の固体組成物を、皮膚、粘膜、頭皮、および/また
    は髪に適用することからなる、皮膚、粘膜、頭皮、およ
    び/または髪のケアおよび/またはコンディショニング
    および/または衛生用美容処理方法。
  18. 【請求項18】 耐色移り性メークアップ製品を得るた
    めの、請求項1ないし13のいずれか1項に記載の固体
    組成物の使用。
JP10357913A 1997-12-19 1998-12-16 固体化粧品組成物およびその使用 Expired - Fee Related JP3016772B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9716173 1997-12-19
FR9716173A FR2772599B1 (fr) 1997-12-19 1997-12-19 Composition cosmetique et ses utilisations

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11246352A JPH11246352A (ja) 1999-09-14
JP3016772B2 true JP3016772B2 (ja) 2000-03-06

Family

ID=9514850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10357913A Expired - Fee Related JP3016772B2 (ja) 1997-12-19 1998-12-16 固体化粧品組成物およびその使用

Country Status (11)

Country Link
US (1) US6180122B1 (ja)
EP (1) EP0923930B1 (ja)
JP (1) JP3016772B2 (ja)
KR (1) KR100305955B1 (ja)
CN (1) CN1117556C (ja)
BR (1) BR9805635A (ja)
CA (1) CA2255148C (ja)
DE (1) DE69800435T2 (ja)
ES (1) ES2154489T3 (ja)
FR (1) FR2772599B1 (ja)
PL (1) PL330396A1 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2706143B1 (fr) 1993-06-07 1995-08-11 Oreal Procédé de moulage d'une composition de maquillage et produit de maquillage obtenu.
US6623751B2 (en) * 1998-07-30 2003-09-23 L'oreal S.A. Cosmetic, pharmaceutical, or dermatological patch
TW570809B (en) * 1998-09-08 2004-01-11 Shiseido Co Ltd External application composition
FR2794997B1 (fr) * 1999-06-18 2002-05-17 Oreal Emulsion h/e solide comprenant du gellane et un tensioactif particulier, utilisations
FR2795634A1 (fr) * 1999-06-30 2001-01-05 Oreal Mascara comprenant des polymeres filmogenes
DE10036316A1 (de) * 2000-07-26 2002-02-07 Beiersdorf Ag Kosmetische Puderformulierungen
DE10044062B4 (de) * 2000-08-31 2004-10-07 Coty B.V. Hochviskoses kosmetisches Produkt
US8545828B1 (en) 2003-02-21 2013-10-01 Akzo Nobel N. V. High viscosity heat-treated xanthan gum
KR20050023598A (ko) * 2003-08-28 2005-03-10 주식회사 엘지생활건강 치약 조성물
US8399001B2 (en) * 2003-11-18 2013-03-19 L'oreal Cosmetic composition comprising at least one gellan gum or derivative thereof, at least one monovalent salt, and at least one suspension compound, processes using this composition, and uses thereof
US8246940B2 (en) * 2003-11-18 2012-08-21 L'oreal S.A. Cosmetic composition comprising gellan gum or a derivative thereof, a fixing polymer, a monovalent salt and an alcohol, process of using the same
US9308397B2 (en) * 2004-04-30 2016-04-12 The Procter & Gamble Company Long-wearing cosmetic compositions
US8318187B2 (en) * 2004-04-30 2012-11-27 The Procter & Gamble Company Long-wearing cosmetic compositions with improved shine
ITMI20041731A1 (it) 2004-09-10 2004-12-10 Sa Fo Sa Srl Composizione cosmetica solida per uso topico
US9149664B2 (en) * 2007-01-31 2015-10-06 Akzo Nobel N.V. Sunscreen compositions
US9200236B2 (en) 2011-11-17 2015-12-01 Heliae Development, Llc Omega 7 rich compositions and methods of isolating omega 7 fatty acids
CN104780896A (zh) * 2012-10-16 2015-07-15 罗门哈斯公司 含润肤剂的含水凝胶
US11337899B2 (en) * 2016-10-06 2022-05-24 Noxell Corporation Cosmetic composition
JP7284092B2 (ja) * 2017-10-31 2023-05-30 株式会社 資生堂 水中油型乳化固形化粧料
WO2021056522A1 (en) * 2019-09-29 2021-04-01 L'oreal Cosmetic composition for caring for keratin materials

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4647470A (en) * 1985-11-27 1987-03-03 Merck & Co., Inc. Low-acetyl gellan gum blends
US5498436A (en) * 1993-12-30 1996-03-12 Fmc Corporation Coprocessed galactomannan-glucomannan
GB2288186A (en) * 1994-02-17 1995-10-11 Kelco Int Ltd Toilet cleansing gel block
JP3828946B2 (ja) * 1995-07-07 2006-10-04 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 基材組成物

Also Published As

Publication number Publication date
CA2255148C (fr) 2004-03-30
EP0923930B1 (fr) 2000-12-20
KR19990062894A (ko) 1999-07-26
JPH11246352A (ja) 1999-09-14
EP0923930A1 (fr) 1999-06-23
CN1231166A (zh) 1999-10-13
CA2255148A1 (fr) 1999-06-19
FR2772599B1 (fr) 2000-01-28
DE69800435D1 (de) 2001-01-25
ES2154489T3 (es) 2001-04-01
KR100305955B1 (ko) 2001-12-12
FR2772599A1 (fr) 1999-06-25
CN1117556C (zh) 2003-08-13
US6180122B1 (en) 2001-01-30
BR9805635A (pt) 2000-06-13
DE69800435T2 (de) 2001-06-07
PL330396A1 (en) 1999-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3016772B2 (ja) 固体化粧品組成物およびその使用
JP3488142B2 (ja) 固形化粧品組成物及びその使用
US5626853A (en) Aqueous make-up gel containing organopolysiloxane
KR100327290B1 (ko) 경질겔의화장품적용도및이를사용한화장품또는피부병리학조성물
JP3016773B2 (ja) 固体化粧品組成物およびその使用
JP2001048736A (ja) 繊維及び親水性ポリオルガノシロキサンを含有するケア又はメークアップ組成物
JP2003502394A (ja) ゲランと特定の界面活性剤を含む固形o/wエマルションおよびその使用
US5690945A (en) Cosmetic skin-cleansing mask compositions containing graded spheroidal polyamide particles
JP2003503533A (ja) 親水性ゲル化剤及び特定のポリエチレングリコールを含む、固形の水性ゲル、このゲルを含む組成物及び使用
KR20010072740A (ko) 친수성 겔화제 및 전분을 함유하는 고형 수성겔, 이를함유하는 조성물 및 용도
JPS6043044B2 (ja) 皮膚化粧料
JP2003502356A (ja) 親水性ゲル化剤及び特定の充填剤を含む、水性連続相を備えた固形組成物、及びその使用
JP2003513998A (ja) ゲルタイプのオイルフリー化粧品
EP1661552A1 (en) Solid cosmetic composition for topical use
JP2003502355A (ja) 親水性ゲル化剤と特定のフィラーとを含む固形水性ゲル、それを含む組成物及び使用
JPH02101008A (ja) 皮膚化粧料
JP2000229839A (ja) 水性媒体にポリ(ヒドロキシスチレン)を含む化粧組成物
MXPA99006830A (en) Solid cosmetic composition and its utilization

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19991116

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees