JP2707460B2 - 二輪車用前照灯の配光補正装置 - Google Patents

二輪車用前照灯の配光補正装置

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JP2707460B2
JP2707460B2 JP64000405A JP40589A JP2707460B2 JP 2707460 B2 JP2707460 B2 JP 2707460B2 JP 64000405 A JP64000405 A JP 64000405A JP 40589 A JP40589 A JP 40589A JP 2707460 B2 JP2707460 B2 JP 2707460B2
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征夫 大豆生田
清光 石川
誠也 御代川
治 松本
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、路面に対して前照灯の配光を常に水平に
保つことが可能な二輪車用前照灯の配光補正装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来より、二輪車のヘッドライト(前照灯)を車体の
傾斜角に応じて光軸を中心に回転させるものが知られて
いる。すなわち、二輪車で左折あるいは右折する時には
車体が路面に対して傾くが、この時ヘッドライトも一緒
に傾いてしまうと、通常の配光パターンが得られず、曲
がる方向に十分な光量が得られないと共に、対向車を眩
惑したりする状況が生じる。このため、車体の傾斜角に
応じてヘッドライトを傾斜方向と反対側に回転させるこ
とが望ましい。
第4図は上記傾斜角の検知手段を自動二輪車に取り付
けた例を示すもので、ここでは超音波センサ1が車輪2
の車軸上に取り付けられている。なお、図中3はヘッド
ライト、4は路面である。
このような超音波センサ1を装着した自動二輪車にお
いては、左折あるいは右折時に車体が傾くと、路面4と
の距離を検出している超音波センサ1の検出値が変化
し、この変化量から傾斜角が検知される。そして、図示
していないが光軸駆動手段により傾斜方向と反対側にそ
の傾斜角が応じてヘッドライト3が光軸を中心に回転さ
せられる。これにより、ヘッドライト3の配光が路面4
に対して水平に保たれる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のような従来の二輪車の配光補正
手段にあっては、超音波センサが片側のみに配置されて
いるので、センサと路面との間に縁石等の障害が介在し
た場合や車輪が接地しなくなった場合に車体の傾斜角が
誤検知され、ヘッドライトが誤動作するという問題点が
あり、またセンサが車軸上に取り付けられているので、
路面の凹凸による衝撃が大きく、振動によるノイズが発
生したり、センサが破損するという問題点があった。
この発明では、このような問題点に着目してなされた
もので、傾斜角を誤りなく検知でき、ヘッドライトの誤
動作がなく、また振動の影響やセンサの破損を防止した
二輪車用前照灯の配光補正装置を得ることを目的として
いる。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の二輪車用前照灯の配光補正手段は、二輪車
の車体の左右両側に設置した超音波センサからの出力に
より前記車体の傾斜角を検知し、その検知した車体の傾
斜角に応じて前照灯の回転角を調整するように構成した
ものであり、また上記傾斜角の検知を、左右の超音波セ
ンサからの出力を差動増幅器で比較することにより行
い、更に車体の傾斜角の検知信号と前照灯の回転角の検
出信号を差動増幅器で比較して前照灯の回転角を調整す
るように構成したものである。
〔作用〕
この発明の二輪車用前照灯の配光補正装置において
は、車体の左右両側にそれぞれ超音波センサが設けられ
ているので、障害物等に関係なく傾斜角を正しく検知で
き、また車輪の振動の影響を受けることはない。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を第1図ないし第3図に基
づいて説明する。
第1図はこの発明に係る配光補正装置を装着した自動
二輪車の走行中の状態を示す図で、第1図(a)は直進
中の水平時の状態、第1図(b)は右左折中の傾斜時の
状態をそれぞれ示している。図中、1a,1bは車体の左右
両側に設置された超音波センサ、2は車輪、3はヘッド
ライト(前照灯)、4は路面である。
上記左右の超音波センサ1a,1bは、それぞれ超音波発
射口を路面4に向けた状態で取り付けられており、これ
らの超音波センサ1a,1bからの出力により車体の傾斜角
を検知し、その検知した傾斜角に応じてヘッドライト3
の回転角を調整するように構成されている。ここで、両
センサ1a,1bはそれぞれ路面4との間の距離を計測して
いるが、その際計測距離に応じた電圧レベルの信号を出
力しており、これらの出力の差分を検出して車体の傾斜
角を検知している。この時、両センサ1a,1bの出力の差
分は、左右のセンサ1a,1bの高さが等しい時、つまり第
1図(a)のように路面4に対して車体が水平になって
いる時には“0"となり、第1図(b)のように車体が傾
斜している時にはその傾斜角に応じた“+”あるいは
“−”の値となる。そして、車体が傾斜した時には、上
記“+”あるいは“−”の出力に基づいてヘットライト
3が図の矢印Aの方向、つまり傾斜と反対側の方向に回
転される。これにより、ヘッドライト3の配光が路面4
に対して水平に保たれる。
第2図は上記配光補正装置の回路構成の一例を示すブ
ロック図である。図中、5は超音波発振用の40KHzのパ
ルスを発生するパルス発生器、6は基準クロックを発生
するクロック発生器、7a,7bは0.5msecのワンショット信
号を発生するマルチバイブレータ、8a,8bはマスク信号
を発生するマスク回路、9a,9bはANDゲート、10a,10bはA
NDゲート9a,9bからの超音波センサ1a,1bへの印加信号を
増幅する増幅器、11a,11bは超音波センサ1a,1bからの出
力信号(受信信号)を増幅する増幅器、12a,12bは検波
器、13a,13bは比較器、14a,14bはタイマ、15a,15bはD/A
(ディジタル/アナログ)コンパレータ、16は差動増幅
器、17はヘッドライト3の回転角を検出するポテンショ
メータ、18は差動増幅器、19a,19bは比較器、20はモー
タ21を駆動してヘッドライト3を回転させるドライバで
ある。
上記の回路では、左右の超音波センサ1a,1bからの出
力を差動増幅器16で比較することにより車体の傾斜角を
検知するようになっており、また、その検知信号(差動
増幅器16の出力信号)とヘッドライト3の回転角の検出
信号(ポテンショメータ17の出力信号)とを差動増幅器
18で比較してヘッドライト3の回転角を調整するように
なっている。第3図は第2図の各部(a〜h)の信号波
形をい示したもので、ここでは片側のセンサ1aのタイミ
ングチャートとなっている。
すなわち、第3図のbの基準クロックからcのワンシ
ョット信号を得る。そして、aの40KHzのパルスとこの
cのワンショット信号をANDゲート9aに入力し、その出
力であるeの印加信号を増幅して超音波センサ1aに印加
する。
また、超音波センサ1aからのfの受信信号は増幅され
た後、検波器12aに入力される。この時、fの受信信号
には発信波成分f1と路面4からの反射波成分f2の両成分
が含まれているため、gの検波信号は比較器13aでdの
マスク信号と比較され、そのマスク信号のレベルを超え
た信号、つまり反射波成分であるhの比較信号のみが取
り出される。そして、次段のタイマ14aは、cのワンシ
ョット信号をトリガ(TR)信号,hの比較信号をクリア
(CL)信号,aの基準クロックをクロック(CK)として作
動し、このタイマ14aにより超音波信号の発射から反射
波の受信までの時間が計測される。その時間データは、
次段のD/Aコンバータ15aにより電圧レベル信号に変換さ
れる。
一方、反対側のセンサ1bについても、各部で上記と同
様の信号処理が行われ、DMAコオンバータ15bからセンサ
1bと路面4の間の距離に応じた電圧レベル信号が出力さ
れる。そして、これらの電圧レベル信号が差動増幅器16
に入力され、この差動増幅器16から車体の傾きに応じた
差動出力が得られる。
ここで、上記の配光補正装置には、光軸を中心として
回転するヘッドライト3の駆動モータ21の回転角に応じ
た分圧電圧を与えるようにポテンショメータ17が設けら
れている。但し、このポテンショメータ17の出力と上記
差動出力が、それぞれヘッドライト3の回転角とこれと
反対方向への車体の傾斜角とが一致した時に同一の電圧
出力となるように、差動増幅器16の増幅率等が設定され
ている。そして、上記ポテンショメータ17の出力と差動
増幅器16の出力が差動増幅器18に入力され、この差動増
幅器18の出力が比較器19a,19bによってウインドー電圧
と比較される。この比較結果に基づき、ドライバ20を介
してモータ21を正転あるいは逆転(反転)させること
で、常に差動増幅器18の出力がウインドー内に収まるよ
うに制御される。これにより、車体が傾いても、ヘッド
ライト3の配光が常に路面4に対して水平に保たれる。
このようにして、二輪車の配光パターンを常に適正に
制御することができるが、その際超音波センサ1a,1bは
左右両側に設けているため、車体の傾斜角を誤検知する
ことなく、正しく検知することができ、ヘッドライト3
が誤動作することはない。すなわち、両センサ1a,1bの
うち一方のセンサからの出力が一定である時には、他方
のセンサからの出力が変化してもヘッドライト3の配光
は補正されることはない。例えば、走行中に片側のセン
サの下に縁石等の障害物が介在した場合でも、ヘッドラ
イト3が回転することはない。また、超音波センサ1a,1
bを車軸上に設けていないので、路面の凹凸による振動
の影響や、センサ1a,1bの破損を防止することができ
る。更に、第2図の例では両センサ1a,1bの差動出力を
用いているので、車体の上下動による影響も無視するこ
とができる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、車体の左右両側に
超音波センサを設置したため、車体の傾斜角を誤りなく
検知することができ、前照灯の誤動作がなくなり、また
車輪の振動の影響やセンサの破損を防止することができ
るという効果があり、差動増幅器を使用することにより
更に正確に傾斜角を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの発明の一実施例を示す図で、
第1図は二輪車の走行中の状態を示す正面図、第2図は
回路構成の一例を示すブロック図、第3図は第2図の各
部の信号波形図、第4図は従来例を示す正面図である。 1a,1b……超音波センサ 3……ヘッドライト(前照灯) 16……差動増幅器 17……ポテンショメータ 18……差動増幅器 21……モータ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−162386(JP,A) 特開 昭63−162387(JP,A) 特開 昭63−166672(JP,A) 特開 昭62−96148(JP,A) 特開 平1−164683(JP,A) 特開 平1−309837(JP,A) 実開 昭56−17602(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二輪車の車体の左右両側に設置した超音波
    センサからの出力により前記車体の傾斜角を検知し、そ
    の検知した車体の傾斜角に応じて前照灯の回転角を調整
    するようにしたことを特徴とする二輪車用前照灯の配光
    補正装置。
  2. 【請求項2】左右の超音波センサからの出力を差動増幅
    器で比較することにより車体の傾斜角を検知するように
    したことを特徴とする請求項1記載の二輪車用前照灯の
    配光補正装置。
  3. 【請求項3】車体の傾斜角の検知信号と前照灯の回転角
    の検出信号を差動増幅器で比較して前照灯の回転角を調
    整するようにしたことを特徴とする請求項1または2記
    載の二輪車用前照灯の配光補正装置。
JP64000405A 1989-01-06 1989-01-06 二輪車用前照灯の配光補正装置 Expired - Lifetime JP2707460B2 (ja)

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