JP2707338B2 - 表皮一体成形シート及びその製造方法 - Google Patents
表皮一体成形シート及びその製造方法Info
- Publication number
- JP2707338B2 JP2707338B2 JP25093289A JP25093289A JP2707338B2 JP 2707338 B2 JP2707338 B2 JP 2707338B2 JP 25093289 A JP25093289 A JP 25093289A JP 25093289 A JP25093289 A JP 25093289A JP 2707338 B2 JP2707338 B2 JP 2707338B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heater
- skin
- pad
- skin cover
- adhesive film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車等に使用される、ヒータを内蔵した
表皮一体成形シート及びその製造方法に関する。
表皮一体成形シート及びその製造方法に関する。
[従来の技術] 従来、この種シートに内蔵されるヒータは第5図に示
したように熱線22の両面を不織布21,21で被覆したもの
が使用されている。
したように熱線22の両面を不織布21,21で被覆したもの
が使用されている。
そして、このヒータ4の所定部分とシートパッドの所
定部分とを止め金等の止め部材で固定し、かつ表皮カバ
ーで被覆することによりシートに内蔵させている。
定部分とを止め金等の止め部材で固定し、かつ表皮カバ
ーで被覆することによりシートに内蔵させている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記ヒータ内蔵シートには次のような
問題があった。
問題があった。
ヒータとパッドとの固定が部分的であるため、耐久性
が劣ると共に、ヒータの固定されていない部分の移動や
よれ等で異物感が生じる。
が劣ると共に、ヒータの固定されていない部分の移動や
よれ等で異物感が生じる。
ヒータとパッドと表皮カバーとは完全に密着されてい
ないため、大小の隙間が存在しシートの温度分布にバラ
ツキが生ずる。
ないため、大小の隙間が存在しシートの温度分布にバラ
ツキが生ずる。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたもので、耐
久性が向上すると共に、異物感や温度分布のバラツキが
なく、しかも製造工程が簡略化された表皮一体成形シー
ト及びその製造方法を提供することを目的とする。
久性が向上すると共に、異物感や温度分布のバラツキが
なく、しかも製造工程が簡略化された表皮一体成形シー
ト及びその製造方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明の表皮一体成形シー
トはパッドとヒータと表皮カバーとをホットメルト接着
フィルムを介して熱溶着させて一体化したことを特徴と
し、その製造方法はパッドと表皮カバーとの間にヒータ
及びホットメルト接着フィルムを配置してプレスした
後、加熱してパッドとヒータと表皮カバーとを接着させ
ることを特徴とする。
トはパッドとヒータと表皮カバーとをホットメルト接着
フィルムを介して熱溶着させて一体化したことを特徴と
し、その製造方法はパッドと表皮カバーとの間にヒータ
及びホットメルト接着フィルムを配置してプレスした
後、加熱してパッドとヒータと表皮カバーとを接着させ
ることを特徴とする。
[作 用] ホットメルト接着フィルムの熱溶着によりパッドとヒ
ータと表皮カバーとが全体的に接着固定されるため、ヒ
ータが移動したりよれたりすることが無くなると共に、
隙間が生じないため、温度分布のバラツキが無くなる。
ータと表皮カバーとが全体的に接着固定されるため、ヒ
ータが移動したりよれたりすることが無くなると共に、
隙間が生じないため、温度分布のバラツキが無くなる。
[実施例] 第1図は本発明の第1実施例を示したもので、1はプ
レス型、6は蒸気供給口7,減圧口8及び多数の蒸気吹出
口12を設けた成形型であり、また5はメイン部と襠部と
からなる所定の袋状に形成された表皮カバーである。そ
して、図のように成形型6に表皮カバー5,前記ヒータ4
(第5図),ホットメルト接着フィルム3及びパッド2
の順でセットし、プレス型1でプレスする。なお、この
場合、ヒータ4が位置ずれするようであれば真空成形し
た後、プレスする。
レス型、6は蒸気供給口7,減圧口8及び多数の蒸気吹出
口12を設けた成形型であり、また5はメイン部と襠部と
からなる所定の袋状に形成された表皮カバーである。そ
して、図のように成形型6に表皮カバー5,前記ヒータ4
(第5図),ホットメルト接着フィルム3及びパッド2
の順でセットし、プレス型1でプレスする。なお、この
場合、ヒータ4が位置ずれするようであれば真空成形し
た後、プレスする。
次いで、真空成形をしている場合は減圧を解除した
後、蒸気供給口7から成形型6内に高温の蒸気を供給し
て蒸気吹出口12から吹き出させ、これによりホットメル
ト接着フィルム3を溶融させて表皮カバー5,ヒータ4及
びパッド2を一体に接着する。
後、蒸気供給口7から成形型6内に高温の蒸気を供給し
て蒸気吹出口12から吹き出させ、これによりホットメル
ト接着フィルム3を溶融させて表皮カバー5,ヒータ4及
びパッド2を一体に接着する。
次に蒸気を止め、減圧口8から成形型6内を減圧して
表皮カバー5に付着している水滴を除去した後、プレス
を解除し、製品の表皮一体成形シートを脱型する。
表皮カバー5に付着している水滴を除去した後、プレス
を解除し、製品の表皮一体成形シートを脱型する。
第2図は本発明の第2実施例を示したもので、この実
施例では表皮カバー5とヒータ4との間にもあらかじめ
ホットメルト接着フィルムまたはウエブ9をセットして
成形する。これにより、表皮カバー5とヒータ4を接着
することができる。
施例では表皮カバー5とヒータ4との間にもあらかじめ
ホットメルト接着フィルムまたはウエブ9をセットして
成形する。これにより、表皮カバー5とヒータ4を接着
することができる。
第3図は本発明の第3実施例を示したもので、この実
施例では前記表皮カバー5の位置に、該表皮カバー5に
予めホットメルト接着フィルムを熱溶着等によりラミネ
ートしたラミネート表皮カバー10を配し、かつヒータ4
とパッド2との間にホットメルト接着フィルムまたはウ
エブ9をセットして成形するものである。なお、ここで
ホットメルト接着フィルムまたはウェブ9はセットしな
くてもよい。
施例では前記表皮カバー5の位置に、該表皮カバー5に
予めホットメルト接着フィルムを熱溶着等によりラミネ
ートしたラミネート表皮カバー10を配し、かつヒータ4
とパッド2との間にホットメルト接着フィルムまたはウ
エブ9をセットして成形するものである。なお、ここで
ホットメルト接着フィルムまたはウェブ9はセットしな
くてもよい。
なお、この場合、第4図に示した第4実施例のように
パッド2に予めホットメルト接着フィルム又はウエブ9,
ヒータ4及び上記ラミネート表皮カバー10をセットした
後、成形型6で成形してもよい。
パッド2に予めホットメルト接着フィルム又はウエブ9,
ヒータ4及び上記ラミネート表皮カバー10をセットした
後、成形型6で成形してもよい。
[発明の効果] 以上説明した本発明によれば、パッドとヒータと表皮
カバーとが全面密着固定されるため、耐久性が向上する
と共に、ヒータの移動やよれによる異物感がなく、また
隙間が生じないため温度分布のバラツキがない。
カバーとが全面密着固定されるため、耐久性が向上する
と共に、ヒータの移動やよれによる異物感がなく、また
隙間が生じないため温度分布のバラツキがない。
さらにまた、ヒータと表皮カバーがパッドに一体的に
かつ同時に固定されるため、製造工程が大幅に簡略化さ
れる。
かつ同時に固定されるため、製造工程が大幅に簡略化さ
れる。
第1図〜第4図は本発明の第1〜第4実施例を示したも
ので、それぞれ成形時のセット状態を示す断面図、第5
図はシート用ヒータをその一部を開いて示した斜視図で
ある。 1……プレス型、2……パッド、 3……ホットメルト接着フィルム、4……ヒータ、 5……表皮カバー、6……成形型、 10……ラミネート表皮カバー。
ので、それぞれ成形時のセット状態を示す断面図、第5
図はシート用ヒータをその一部を開いて示した斜視図で
ある。 1……プレス型、2……パッド、 3……ホットメルト接着フィルム、4……ヒータ、 5……表皮カバー、6……成形型、 10……ラミネート表皮カバー。
Claims (2)
- 【請求項1】パッドとヒータと表皮カバーとをホットメ
ルト接着フィルムを介して熱溶着させて一体化したこと
を特徴とする表皮一体成形シート。 - 【請求項2】パッドと表皮カバーとの間にヒータ及びホ
ットメルト接着フィルムを配置してプレスした後、加熱
してパッドとヒータと表皮カバーとを接着させることを
特徴とする表皮一体成形シートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25093289A JP2707338B2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 表皮一体成形シート及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25093289A JP2707338B2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 表皮一体成形シート及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03112586A JPH03112586A (ja) | 1991-05-14 |
JP2707338B2 true JP2707338B2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=17215166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25093289A Expired - Fee Related JP2707338B2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 表皮一体成形シート及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2707338B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100559124B1 (ko) | 2002-12-16 | 2006-03-15 | 마쓰시타 레키 가부시키가이샤 | 냉매 압축기와 그것을 이용한 냉동기 |
-
1989
- 1989-09-27 JP JP25093289A patent/JP2707338B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03112586A (ja) | 1991-05-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4323410A (en) | Method of manufacturing seat cushions | |
CA1264649C (en) | DEVICE AND METHOD FOR SHAPING AND DRESSING A FOAM CUSHION | |
EP0263798B1 (en) | Method for the manufacture of a padded element, particularly a seat cushion | |
US5679197A (en) | Method for bonding a cover fabric to a cushion body using a pressurized environment | |
US5486252A (en) | Method of adhesively bonding a seat cover to a seat cushion | |
KR101619795B1 (ko) | 볼륨 시트 커버 및 그 제조 방법 | |
JP2707338B2 (ja) | 表皮一体成形シート及びその製造方法 | |
JP2003088689A (ja) | シートの製造方法 | |
JP2019214296A (ja) | シート | |
JPS6116830A (ja) | 合成樹脂製椅子座盤の上張り止着方法 | |
JPH0464300B2 (ja) | ||
KR0156419B1 (ko) | 솜판 제조장치 | |
JP2781610B2 (ja) | 表皮一体成形シートおよびその製造方法 | |
JPH0691758A (ja) | 樹脂装飾品のホットスタンプ方法 | |
CA2012858C (en) | Method of producing corrugated fiberboard article | |
JPH0434438B2 (ja) | ||
JPS6120413B2 (ja) | ||
JP3202771B2 (ja) | 接着剤を用いたシートの製造方法 | |
JP2707336B2 (ja) | シートの製造方法 | |
JPS61149194A (ja) | 一体成形座席体の製造方法 | |
KR101745815B1 (ko) | 돌출 필름무늬부가 형성된 원단 및 그 제조방법 | |
JP3404295B2 (ja) | 成形物の製造方法 | |
JP2701903B2 (ja) | 表皮一体成形シートの製造方法 | |
JP2962779B2 (ja) | 表皮付き深絞り樹脂成形体の製造法 | |
JP2671228B2 (ja) | シートおよびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |