JP2707291B2 - 空気噴射式織機の緯入れ制御方法 - Google Patents

空気噴射式織機の緯入れ制御方法

Info

Publication number
JP2707291B2
JP2707291B2 JP63266143A JP26614388A JP2707291B2 JP 2707291 B2 JP2707291 B2 JP 2707291B2 JP 63266143 A JP63266143 A JP 63266143A JP 26614388 A JP26614388 A JP 26614388A JP 2707291 B2 JP2707291 B2 JP 2707291B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
weft insertion
weft
injection
timing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63266143A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02118137A (ja
Inventor
秀一郎 今村
真二 若井
Original Assignee
日産テクシス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日産テクシス株式会社 filed Critical 日産テクシス株式会社
Priority to JP63266143A priority Critical patent/JP2707291B2/ja
Publication of JPH02118137A publication Critical patent/JPH02118137A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2707291B2 publication Critical patent/JP2707291B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Looms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、空気噴射式織機の緯入れ制御方法に関す
る。
〈従来の技術〉 従来から、空気噴射式織機の緯入れ制御方法として、
緯入れ用ノズル(主ノズル)から所定の噴射時間圧力空
気を噴射して緯入れを行うに際し、緯糸の緯入れ状態、
例えば緯糸の反緯入れ側への到達タイミング又は緯入れ
速度を検出し、これが一定の目標値となるように緯入れ
用ノズルへ供給する空気圧力を制御することにより、糸
種等の変化にかかわらず常に最適な緯入れ状態を実現で
きるようにすることが知られている(特開昭59-71459号
公報参照)。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、このような従来の緯入れ制御方法にあ
っては、緯糸の反緯入れ側への到達タイミング又は緯入
れ速度を検出して緯入れ用ノズルへの空気圧力を制御す
るのみであるため、空気消費量が大きくなる恐れがある
という問題点があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、空気消費
量をも最適に制御して省エネを図ることのできる空気噴
射式織機の緯入れ制御方法を提供することを目的とす
る。
〈課題を解決するための手段〉 このため、本発明は、緯入れ用ノズルから所定の噴射
時間圧力空気を噴射して緯入れを行うに際し、緯糸の反
緯入れ側への到達タイミング又は緯入れ速度、若しくは
これらに関連する要素を検出し、該検出値が目標値と一
致するように緯入れ用ノズルへ供給する空気圧力を制御
するようにした空気噴射式織機において、緯入れ用ノズ
ルの前記噴射時間を変更して、変更前後の緯入れ用ノズ
ルによる空気消費量を検出し、該検出値に基づいて、変
更前後の空気消費量の増減を判定し、空気消費量が小さ
くなる方向に緯入れ用ノズルの前記噴射時間を修正制御
する。
〈作用〉 すなわち、緯糸の緯入れ状態(例えば緯糸の反緯入れ
側への到達タイミング又は緯入れ速度等)に応じて緯入
れ用ノズルへの空気圧力を優先的に制御して、要求され
る緯入れ状態を満たすが、緯入れ状態は噴射時間にも依
存し、本来的には、要求される緯入れ状態を満たすため
の、空気圧力と噴射時間との多数の組合わせがある。
一方、緯入れ用ノズルによる空気消費量を検出し、こ
れに応じて噴射時間を修正制御すると、この噴射時間に
応じて緯入れ状態が変わることにより、要求される緯入
れ状態を維持すべく空気圧力が変化する。つまり、要求
される緯入れ状態を満たしつつ空気圧力と噴射時間との
組合わせが制御される。
よって、ある方向に噴射時間を修正制御して、空気消
費量が小さくなる空気圧力と噴射時間との組合わせに制
御するのである。
〈実施例〉 以下に本発明の実施例を説明する。
第1図は第1の実施例を示している。
緯入れ用ノズルである主ノズル1は、空気噴射により
緯糸2を緯入れするもので、図示しない圧力空気供給源
から、エアタンク3,電空比例弁4,サージタンク20及び電
磁開閉弁5を介して、空気が供給される。従って、主ノ
ズル1への空気圧力は電空比例弁4により制御され、主
ノズル1の噴射タイミング(噴射開始タイミング及び噴
射終了タイミング)は電磁開閉弁5により制御される。
ここで、主ノズル1の空気噴射により緯入れされる緯
糸2の緯入れ経路の反緯入れ側に、緯糸到達タイミング
用の光電センサ6を設けてある。
また、圧力空気供給経路のエアタンク3の上流に、空
気消費量(空気流量)検出用の例えば熱線式のエアフロ
ーメータ7を設けてある。尚、エアフローメータ7をエ
アタンク3の下流に設けてもよい。
空気圧力の制御系は、緯糸到達タイミングの目標値
(例えば240°)をプリセット可能な緯糸到達タイミン
グ目標信号設定器8を有している。そして、前記光電セ
ンサ6により検出された緯糸到達タイミングと、緯糸到
達タイミング目標信号設定器8からの目標値とが比較器
9に入力されるようになっている。比較器9は、緯糸到
達タイミングを目標値と比較し、制御偏差を調節器10に
出力する。調節器10は、制御偏差に応じた空気圧力指令
電圧を発生し、電空比例弁4に印加する。電空比例弁4
は、その電圧に比例した空気圧力に制御する。
すなわち、緯糸2の緯入れ状態として、反緯入れ側へ
の緯糸到達タイミングを光電センサ6により検出し、こ
の緯糸到達タイミングを緯糸到達タイミング目標信号設
定器8により設定された目標値に一致させるべく、比較
器9,調節器10を介して、電空比例弁4により、主ノズル
1への空気圧力をフィードバック制御するのである。
噴射タイミングの制御系は、噴射タイミング(噴射開
始タイミング及び噴射終了タイミング)の目標値をプリ
セット可能な噴射タイミング目標信号設定器11を有して
いる。そして、噴射タイミング目標信号設定器11により
設定された噴射開始タイミング及び噴射終了タイミング
が織機アングルセンサ12により検知された織機主軸角度
と一致すると、比較器13は電圧信号(ON,OFF信号)を出
力し、ドライバアンプ14を介して駆動電力を電磁開閉弁
5に出力するようになっている。
また、前記噴射タイミング目標信号設定器11には噴射
タイミング目標信号設定修正器15を接続し、この噴射タ
イミング目標信号設定修正器15には前記エアフローメー
タ7からの信号を入力している。
これにより、主ノズル1による空気消費量を検出し、
該空気消費量が小さくなるように主ノズル1の噴射時間
(ここでは噴射開始タイミングから噴射終了タイミング
までの織機主軸角度)を修正制御する。
次にかかる噴射時間修正制御を第2図のフローチャー
トに従って説明する。
ステップ1(図にはS1と記してある。以下同様)では
エアフローメータ7により検出される空気流量Q1を入
力する。
ステップ2では噴射時間短縮用タイミングテーブルを
作成する。すなわち、現時点(短縮前)の噴射開始タイ
ミングを90°、噴射終了タイミングを220°とすれば、
変更のアルコリズムに従い、噴射開始タイミングを92
°、噴射終了タイミングを218°としたタイミングテー
ブルを作成する。
従って、このタイミングテーブルは、例えば次表の如
くとなる。
ステップ3ではこのタイミングテーブルに従って噴射
時間短縮用タイミング(噴射開始タイミング92°,噴射
終了タイミング218°)をプリセットする。
これにより、噴射時間が短縮された噴射開始タイミン
グ及び噴射終了タイミングに基づいて主ノズル1による
緯入れがなされる。
ステップ4では空気圧力制御が静定するまで所定時間
ディレイする。すなわち、噴射時間を短縮したときには
必然的に緯糸到達タイミングが遅くなり、これを補うべ
く空気圧力を上昇させて、緯糸到達タイミングを元に戻
し、短縮された噴射時間で緯糸到達タイミングを目標値
に満たすところの空気圧力と噴射時間との組合わせが定
まるので、これを待つ。
ステップ5ではエアフローメータ7により検出される
空気流量Q2を入力する。
ステップ6ではステップ1で検出した噴射時間短縮前
の空気流量Q1とステップ5で検出した噴射時間短縮後
の空気流量Q2とを比較し、空気流量が減少した(Q2
1)か否かを判定する。
ここで、YESの場合は、空気消費量が小さくなる方向
に制御されたわけであるから、更にステップ2〜6を繰
り返し実行し、噴射時間を更に短縮してみて、空気消費
量が最小となる空気圧力と噴射時間の組合わせに制御す
る。
NOの場合は、ステップ7〜11を実行する。
ステップ7では噴射時間延長用タイミングテーブルを
作成する。すなわち、現時点(延長前)の噴射開始タイ
ミングを92°、噴射終了タイミングを218°とすれば、
変更のアルゴリズムに従い、噴射開始タイミングを90
°、噴射終了タイミングを220°としたタイミングテー
ブルを作成する。
ステップ8ではこのタイミングテーブルに従って噴射
時間延長用タイミング(噴射開始タイミング90°,噴射
終了タイミング220°)をプリセットする。
これにより、噴射時間が延長された噴射開始タイミン
グ及び噴射終了タイミングに基づいて主ノズル1による
緯入れがなされる。
ステップ9では空気圧力制御が静定するまで所定時間
ディレイする。すなわち、噴射時間を延長したときには
必然的に緯糸到達タイミングが早くなってしまい、空気
圧力を定価させて、緯糸到達タイミングを元に戻し、延
長された噴射時間で緯糸到達タイミングを目標値に満た
すところの空気圧力と噴射時間との組合わせが定まるの
で、これを待つ。
ステップ10ではエアフローメータ7により検出される
空気流量Q3を入力する。
ステップ11ではステップ6で検出した噴射時間延長前
の空気流量Q2とステップ10で検出した噴射時間延長後
の空気流量Q3とを比較し、空気流量が減少した(Q3
2)か否かを判定する。
ここで、YESの場合は、空気消費量が小さくなる方向
に制御されたわけであるから、更にステップ7〜11を繰
り返し実行し、噴射時間を更に延長してみて、空気消費
量が最小となる空気圧力と噴射時間の組合わせに到達す
る。
NOの場合は、ステップ2〜6の実行に移る。
第3図は第2の実施例を示している。
この実施例は、空気消費量の検出をエアフローメータ
によらず、計算により行うようにしたもので、前述の実
施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
異なる部分は、エアフローメータを廃止し、噴射タイ
ミング目標信号設定修正器15に、調節器10の空気圧力指
令電圧(又はD/A変換前の数値情報)と、噴射タイミン
グ目標信号設定器11の現在値(プリセットデータ)とを
入力してある。
ここで、空気消費量(空気流量)Qは、次式により計
算できる。
Q=(K1×Vp+C)×((TVC−TVO)−Tk)×K2 Vp :空気圧力指令電圧 TVC :噴射終了タイミング TVO :噴射開始タイミング K1,K2 :一定の係数 C,Tk :定数 従って、噴射タイミング目標信号設定修正器15は、先
ず、調節器10の空気圧力指令電圧(又はD/A変換前の数
値情報)Vpと、噴射タイミング目標信号設定器11の現在
値(プリセットデータ)である噴射開始タイミングTVO
及び噴射終了タイミングTVCとの入力を受けて、上記の
計算式に従って、空気流量Qを計算し、この計算による
空気流量Qに従って、噴射時間修正制御を行う。
この場合の噴射時間修正制御を第4図のフローチャー
トに示している。
異なる部分は、前述のステップ1,ステップ5,ステップ
10が、それぞれステップ1a,1b,ステップ5a,5b,ステップ
10a,10bに分けられ、各前段で空気圧力指令電圧Vp,噴射
開始タイミングTVO及び噴射終了タイミングTVCを入力
し、各後段で空気流量Qを計算している。
尚、上記の実施例では、噴射時間の修正に際し、噴射
開始タイミング及び噴射終了タイミングの両方を変化さ
せたが、いずれか一方のみを変化させてもよい。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、緯糸の緯入れ状
態のみならず、空気消費量をも最適に制御して、省エネ
を図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例のシステム図、第2図は
同上第1の実施例の噴射時間修正制御のフローチャー
ト、第3図は本発明の第2の実施例のシステム図、第4
図は同上第2の実施例の噴射時間修正制御のフローチャ
ートである。 1……主ノズル、2……緯糸、3……エアタンク、4…
…電空比例弁、5……電磁開閉弁、6……光電センサ、
7……エアフローメータ、8……緯糸到達タイミング目
標信号設定器、9……比較器、10……調節器、11……噴
射タイミング目標信号設定器、12……織機アングルセン
サ、13……比較器、14……ドライバアンプ、15……噴射
タイミング目標信号設定修正器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】緯入れ用ノズルから所定の噴射時間圧力空
    気を噴射して緯入れを行うに際し、緯糸の反緯入れ側へ
    の到達タイミング又は緯入れ速度、若しくはこれらに関
    連する要素を検出し、該検出値が目標値と一致するよう
    に緯入れ用ノズルへ供給する空気圧力を制御するように
    した空気噴射式織機において、 緯入れ用ノズルの前記噴射時間を変更して、変更前後の
    緯入れ用ノズルによる空気消費量を検出し、該検出値に
    基づいて、変更前後の空気消費量の増減を判定し、空気
    消費量が小さくなる方向に緯入れ用ノズルの前記噴射時
    間を修正制御することを特徴とする空気噴射式織機の緯
    入れ制御方法。
JP63266143A 1988-10-24 1988-10-24 空気噴射式織機の緯入れ制御方法 Expired - Lifetime JP2707291B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63266143A JP2707291B2 (ja) 1988-10-24 1988-10-24 空気噴射式織機の緯入れ制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63266143A JP2707291B2 (ja) 1988-10-24 1988-10-24 空気噴射式織機の緯入れ制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02118137A JPH02118137A (ja) 1990-05-02
JP2707291B2 true JP2707291B2 (ja) 1998-01-28

Family

ID=17426907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63266143A Expired - Lifetime JP2707291B2 (ja) 1988-10-24 1988-10-24 空気噴射式織機の緯入れ制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2707291B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1215235B (it) * 1985-01-30 1990-01-31 Omv Off Mecc Vilminore Dell'alimentazione di filati di dispositivo di autoregolazione trama in telai di tessitura ad aria.

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02118137A (ja) 1990-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3666107B2 (ja) 流量制御方法
JPH0759774B2 (ja) 無杼織機のよこ入れ自動調整方法
JP2707291B2 (ja) 空気噴射式織機の緯入れ制御方法
US4967806A (en) Automatic weft picking control system for fluid jet loom
JP2010001591A (ja) ジェットルームにおける緯入れ方法及び緯入れ装置
JP2701545B2 (ja) ジェットルームにおける緯入れ用圧力制御装置
US5101867A (en) Picking control for air jet loom with timing and pressure correction
JP3628119B2 (ja) サーボモータの制御方法
US5176184A (en) Picking control device with pressure correcting apparatus
JP2707292B2 (ja) 空気噴射式織機の緯入れ制御装置
JP2843990B2 (ja) 空気噴射式織機の緯入れ制御装置
JPH0364552A (ja) ジェットルームにおける緯入れ制御方法
JPH11236824A (ja) ガスタービンの燃料ガス加熱制御システム
JPH0587307A (ja) ボイラ主蒸気温度制御方法及び装置
JP3262888B2 (ja) 織機における緯糸の制御装置
JP3509892B2 (ja) 成形機の温度フィードバック制御方法
JPH10338349A (ja) 粉体吹き込みタンクの切替え制御方法
JP3177357B2 (ja) ジェットルームの運転制御装置
JPH0559638A (ja) ジエツトルームにおける緯入れ制御装置
JP2000274603A (ja) 給水制御装置
JPH11107120A (ja) 流体噴射式織機の緯入れ制御装置
JP2784665B2 (ja) 織機の緯入れ制御装置
JP2892391B2 (ja) 織機の緯入れ制御装置
JP3546099B2 (ja) 給湯器、およびその制御方法
JP2796366B2 (ja) 織機の緯入れ制御装置