JP2707192B2 - 段ボール箱詰機における自動サイズチェンジ装置 - Google Patents

段ボール箱詰機における自動サイズチェンジ装置

Info

Publication number
JP2707192B2
JP2707192B2 JP4300486A JP30048692A JP2707192B2 JP 2707192 B2 JP2707192 B2 JP 2707192B2 JP 4300486 A JP4300486 A JP 4300486A JP 30048692 A JP30048692 A JP 30048692A JP 2707192 B2 JP2707192 B2 JP 2707192B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
sheet
data
box
adjustment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4300486A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06122403A (ja
Inventor
眞人 畑野
義生 村井
勝己 加藤
Original Assignee
株式会社フジキカイ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=17885392&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2707192(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by 株式会社フジキカイ filed Critical 株式会社フジキカイ
Priority to JP4300486A priority Critical patent/JP2707192B2/ja
Publication of JPH06122403A publication Critical patent/JPH06122403A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2707192B2 publication Critical patent/JP2707192B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、展開された段ボールシ
ートにより被包装物を包装する段ボール箱詰機におい
て、複数種の製品を兼用包装する際に、機械の各アジャ
スト部材等のサイズチェンジを自動にて行なうことが可
能な自動サイズチェンジ装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】展開された段ボールシートを折畳んで被包
装物の箱詰めを行なう段ボールケーサでは、複数種の製
品を兼用包装する際に、ケースの寸法およびケースの製
函様式、使用される段ボールシートの種類に応じて、段
ボールシートおよび製函されたケースを案内するガイド
部材等を位置調節する必要がある。すなわち、オーダ変
更に際してケースの寸法や製函様式等が変更された場合
は、各ガイド部材を位置調節可能な調節ハンドル等を、
人手にて操作することにより対応していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】消費者ニーズの多様化
に伴い、多品種の製品が製造提供される今日において
は、包装される品種に応じた箱詰機の品種切替えに要す
る時間を短縮して、生産ラインの停止時間をできる限り
最小限に抑える要請がある。しかしながら、段ボールケ
ーサのように、サイズチェンジに際して調節するべきガ
イド部材が十数個所にも及ぶ場合は、前記従来のハンド
ル調節方式によれば、品種変更の都度各調節個所毎に、
ケースの製函が良好に行なえるか否かを試行した上で各
ガイド部材の位置設定を行なう必要があり、調節に多く
の時間が掛かるばかりでなく、極めて煩雑で熟練を要す
る作業となっていた。
【0004】
【発明の目的】この発明は、前述した箱詰機に内在して
いる欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案された
ものであって、段ボール箱詰機における各アジャスト部
材等を、自動的に位置調節し得る自動サイズチェンジ装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決し、
所期の目的を好適に達成するため本発明は、展開された
段ボールシートが積載されたシートホッパーから1枚づ
つ取出されたシートを、シート供給部に配設したガイド
体やガイド部材等により案内しつつ製函部まで移送し
該シートの所要フラップを製函部に配設した折込みガイ
ドやガイド等で折曲げ形成することで、定められたケー
ス製函様式に従い被包装物を箱詰めする段ボール箱詰機
において、製品品種の変更に際して位置調節可能な前記
ガイド体、ガイド部材、折込みガイドおよびガイド等の
各種のアジャスト部材に対応して夫々配設されて、該部
の位置調節を行なう正逆回転可能なモータと、前記
モータの回転量および回転方向を検出する検出手段と、
製函されたケースの外寸に関するデータを入力するデー
タ入力手段と、前記データ入力手段にて入力されたケー
ス外寸と、前記段ボールシートの糊代フラップの長さに
関する定数およびケース外寸からシート展開寸法を算出
するための定数とから求められたシート展開寸法に基づ
き、前記シート供給部のガイド体やガイド部材等のアジ
ャスト部材の設定位置に関するデータを演算すると共
に、前記製函部の折込みガイドやガイド等のアジャスト
部材の設定位置に関するデータを演算する演算手段と、
前記演算手段にて演算されたアジャスト部材の設定位置
に関するデータを、前記各モータの制御用パルス数とし
記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された設定
データにより前記モータを駆動すると共に、前記対応
する検出手段からの検出信号の入力を受けてモータの
フィードバック制御を行なうモータ制御手段とを備えた
制御装置により、前記各アジャスト部材の位置調節を自
動的に行なうことを特徴とする。
【0006】
【作用】データ入力手段にてケース外寸に関するデータ
が入力され、このケース外寸から割り出される各アジャ
スト部材の設定位置に関するデータが演算手段により求
められ、そのデータが記憶手段に記憶される。該記憶手
段に記憶された設定データに基づいて、各アジャスト部
材を駆動するモータは、モータ制御手段により駆動制御
される。またモータの回転量および回転方向を検出する
検知手段からの検出信号が制御装置に入力され、モータ
がフィードバック制御されることにより、各アジャスト
部材の位置調節が自動的に行なわれる。
【0007】
【実施例】次に、本発明に係る段ボール箱詰機における
自動サイズチェンジ装置につき、好適な実施例を挙げ
て、添付図面を参照しながら以下説明する。なお、説明
の便宜上、製品品種の変更等により位置調節される各部
材について、これを総称して「アジャスト部材」と称する
ものとする。
【0008】図1および図2に示す如く、箱詰機10に
配設されるシート供給装置12は、後述するシートホッ
パー14から取出された段ボールシート16を、物品供
給位置に水平に移送する一対の無端チェン18,18か
ら基本的に構成される。すなわち、シート供給方向と交
差する方向に所定間隔離間して一対の移送フレーム2
0,20が平行に配設され、各移送フレーム20の長手
方向両端にスプロケット22,22(一方のみ図示)が回
転自在に枢支される。そして、供給方向に対応するスプ
ロケット22,22間に無端チェン18が夫々巻掛けら
れると共に、平行に位置する各無端チェン18,18
に、走行方向に所定間隔で複数のアタッチメント24,
24が対応的に配設される。前記スプロケット22,2
2は、減速機およびベルト伝動系(何れも図示せず)を介
して第1サーボモータAにより回転駆動されるようにな
っている。従って、このサーボモータAを回転すること
により、一対の無端チェン18,18が所定方向に走行
し、後述するシート取出し位置に取出されたブランクシ
ート16は、アタッチメント24,24により移送され
る。なお移送フレーム20,20は、夫々独立したモー
タを駆動源として回転されるねじ軸により相互に近接・
離間移動可能に構成され、この調節機構により段ボール
シート16の長さ寸法に応じた位置に調節されるように
なっている。
【0009】前記移送フレーム20,20の外側には、
段ボールシート16の長さ寸法に合わせて近接・離間可
能なガイド体26,26が、物品供給位置まで平行に延
在している。このガイド体26,26は、夫々独立した
モータを駆動源とするねじ軸等からなる調節機構(図示
せず)により移動可能に構成されており、図1において
左側のガイド体26は、折込み基準C1(図11参照)か
ら左側に延出するシート左端縁部までの寸法に関連し
て、シート左側端縁部を支持して案内できる位置に位置
調節される。また右側のガイド体は、折込み基準C1
ら右側に延出するシート右側端縁部の寸法に関連して、
該端縁部を支持して案内できる位置に位置調節される。
これにより、シートホッパー14から取出された段ボー
ルシート16は、一対のガイド体26,26により左右
の端縁部が支持されて、前記アタッチメント24,24
による安定した移送が行なわれる。なお、前記移送フレ
ーム20,20およびガイド体26,26は、シート移送
方向に同調して同一量だけ移動調節されるよう、1つの
モータを駆動源とするねじ軸による調節機構で位置調節
されるよう構成してある。そして、段ボールシート16
の幅寸法に応じて、その幅寸法の中央が、図11に示す
機械基準C2に一致する位置まで移送できるよう位置調
節されるようになっている。
【0010】前記箱詰機10には、シート供給装置12
のシート供給方向上流において、該シート供給装置12
のシート取出し位置に段ボールシート16を1枚づつ取
出し供給するシート貯留取出装置が配設されている。こ
の貯留取出装置は、シート供給方向上流側における前記
移送フレーム20,20の対向面に垂直に配設されたシ
ート取出手段としてのシリンダ(図示せず)と、このシリ
ンダの上方に臨み、展開された多数の段ボールシート1
6が積層貯留されるシートホッパー14とから構成され
る。前記シリンダのピントンロッド先端には、図示しな
い真空吸引源に連通接続した複数の吸着カップ28,2
8が配設され、シートホッパー14に積層された段ボー
ルシート16は、一対のシリンダの昇降により吸着カッ
プ28,28を介してその下端から1枚づつ取出され
て、シート供給装置12におけるガイド体26,26の
シート取出し位置に載置される。そして、この段ボール
シート16は、前記第1サーボモータAにより走行駆動
される無端チェン18,18に配設したアタッチメント
24,24により、ガイド体26,26に沿って下流側に
移送される。またシートホッパー14には、品種変更に
際して段ボールシート16の外寸等が変わった場合に、
該シート16の外寸に応じて位置調節可能な一対のガイ
ド部材30,30が配設され、このガイド部材30,30
は前記ガイド体26,26と一体的に移動するようにな
っている。
【0011】ここで、説明の便宜上、シートホッパー1
4に積層貯留される段ボールシート16につき、製函し
たケースの胴部分に相当するシートの各部分を、図10
において左側から順に側面パネル16a,底面パネル1
6b,側面パネル16c,天面パネル16dと称すると共
に、各パネルから幅方向に延出する各フラップにつき、
左側から順にサイドフラップ16e,16f,16g,1
6hと称するものとする。また、天面パネル16dから
シートの長手方向に延出するフラップを糊代フラップ1
6iと称する。なお、図13の製函様式においては、糊
代フラップ16iは、側面パネル16aから長手方向に
延出することとなる。
【0012】前記シート供給装置12におけるシート取
出し位置と物品供給位置との間に臨むガイド体26に、
前記段ボールシート16の長手方向一端に形成した糊代
フラップ16iに接着剤を塗布する糊付けノズル(図示
せず)が対応的に配設されている。そして前記アタッチ
メント24,24により移送中の段ボールシート16の
糊代フラップ16iに、該ノズルを介して接着剤が塗布
される。この糊付けノズルは、前記ガイド部材30,3
0と同様にガイド体26,26と一体的に移動するよう
構成されている。なお、糊付けノズルの配設位置に関し
ては、製函様式等に応じて後述する製函位置の圧着プレ
ート近傍に設けられる等、適宜選択された位置に配設可
能である。
【0013】図1および図3に示す如く、前記物品供給
位置の下方にリフト装置32が配設され、このリフト装
置32は、垂直に配設されたガイドロッド34,34に
沿って昇降自在な昇降体36を備え、該昇降体36に
は、後述する移送装置38の移送方向下流側に向けて2
本のアーム40,40が延出している。各アーム40の
上面に、図示しない真空吸引源に連通接続した複数(実
施例では2個)の吸着カップ42が配設され、前記物品
供給位置に水平供給された段ボールシート16の下面を
吸着保持し得るようになっている。また昇降体36に
は、ロッド34と平行に配設したボールねじからなるね
じ軸44が螺挿され、該昇降体36はねじ軸44に接続
したベルト−プーリ等の動力伝達機構46を介して第2
サーボモータBにより駆動される。すなわち、この第2
サーボモータBを正逆駆動することにより昇降体36が
上昇して、物品供給位置に水平供給された段ボールシー
ト16を、前記吸着カップ42,42で吸着保持した状
態で半製函位置(物品供給位置の直下)まで下降させるこ
とができる。
【0014】前記物品供給位置の下方には、4つの折込
みガイド48a,48a,48b,48bが、平面におい
て仮想四角形の各角部に位置するよう配設されており、
リフト装置32により下降される段ボールシート16
は、各ガイド48a,48bにより、側面パネル16a,
16cから延出するサイドフラップ16e,16gおよ
び底面パネル16bから延出するサイドフラップ16f
が折込まれて、上方に開放する箱形に形成された状態
(半製函状態)で後述する案内ベッド50,50に載置さ
れる。すなわち、上流側において移送装置38の移送方
向と交差する方向に対向する折込みガイド48a,48
aによって、側面パネル16aのサイドフラップ16
e,16eが折込まれると共に、下流側で対向する折込
みガイド48b,48bが側面パネル16cのサイドフ
ラップ16g,16gを折込むようになっている。ま
た、両ガイド48a,48bにより底面パネル16bの
サイドフラップ16fが折込まれるが、該サイドフラッ
プ16fは、後述するガイド72を通過後に折込みが解
除される。そして、図1に示す如く、ガイド72により
サイドフラップ16e,16gが折込み状態を保持され
た状態で下流に移送されるようになっている。
【0015】前記折込みガイド48a,48bは、品種
変更に際して段ボールシート16の外寸や製函様式等が
変更された際に、各サイドフラップ16e,16gと対
応する位置に位置決め調節可能に構成される。すなわ
ち、図11に示す械基準Cを挟んで対向する折込み
ガイド48a,48bと折込みガイド48a,48bと
は、ケースの長さL(移送装置38の移送方向と交差す
る方向の長さ)に応じて、相対的に近接・離間移動され
る。また、折込みガイド48aに対して、対応する折込
みガイド48bが、ケースの幅W(移送装置38の移送
方向に沿う方向の長さ)に応じて、近接・離間移動され
る。なお、上流側の折込みガイド48aは、シート折込
み基準側のために固定配置となっている。そして各位置
調節は、後述する正逆回転可能なアジャストモータMと
ねじ軸86等からなる位置調節機構84により行なわれ
るよう構成されている。
【0016】なお、当該箱詰機10では、前記シート供
給装置12により物品供給位置に段ボールシート16が
水平に供給されると、図示しない物品供給手段を介して
被包装物52がシート16上の所要位置に供給されるよ
うになっている。従って、案内ベッド50,50上には
被包装物52を収納したケース(段ボールシート16の
各側面パネル16a,16cおよびサイドフラップ16
e,16gが折込まれたもの)が載置されることとなる。
説明の便宜上、このケースを符号54で示す。
【0017】前記段ボールシート16の物品供給位置に
おける下方には、前記シート供給装置12のシート供給
方向に所定間隔離間する一対の案内ベッド50,50
が、シート供給方向と交差する方向に平行に延在し、前
記リフト装置32を介して被包装物52と共に下降した
段ボールシート16は、該ベッド50,50の半製函位
置に載置される。そしてこのケース54は、移送装置3
8により案内ベッド50,50に沿って、下流側の製函
位置まで移送されるようになっている。案内ベッド5
0,50は、モータとねじ軸とからなる調節機構により
相対的に近接・離間移動自在に構成され、ケース54の
長さLに応じて位置調節されるようになっている。
【0018】移送装置38は、図3に示す如く、案内ベ
ッド50,50に沿って半製函位置と製函位置との間を
前進・後退移動される台車56と、この台車56の上流
側端部に立設されて両案内ベッド50,50の間から上
方に延出する第1のプッシャー58と、台車56の下流
側端部に配設され、両ベッド50,50の間から出没自
在な第2のプッシャー60とから基本的に構成される。
また案内ベッド50,50の下方に、ケース54の移送
方向に所定間隔離間して一対のスプロケット62,62
が配設され、両スプロケット62,62間に巻掛けられ
たチェン64が、台車56の適宜位置に固定されてい
る。そして、一方のスプロケット62は、動力伝達系6
6を介して第3サーボモータCにより回転駆動されるよ
う構成してある。
【0019】前記第1のプッシャー58は、案内ベッド
50,50に載置されたケース54の背面(移送方向上流
側の面)に当接して、台車56の前進移動に伴ってこれ
を下流側の製函位置まで移送するべく機能する。なお、
第1のプッシャー58は、予め設定された移動量だけ移
動し、ケース54の背面を、製函位置に配設した圧着プ
レート68(後述)による糊代フラップ16iの圧着が可
能な位置に臨ませるよう設定される。前記第2のプッシ
ャー60は、前記台車56の前進時にはベッド50の上
方に突出して、前回のサイクルにより製函位置に移送さ
れているケース54を、箱詰機10から後工程に向けて
押出すべく機能する。そして台車56の後退時には、当
該サイクルにおいて第1のプッシャー58により製函位
置に移送されたケース54に第2のプッシャー60が当
接した際に、該プッシャー60がベッド50の下方に没
入し、台車56の後退を妨げないようになっている。
【0020】前記ケース54の移送経路を挟む両側に
は、図1に示す如く、前記リフト装置12の下降により
折込まれたサイドフラップ16e,16gに接着剤を塗
布する糊付け装置70,70が配置されている。また移
送経路の両側および上方には、前記リフト装置32の下
降によって折込まれたサイドフラップ16e,16gを
保持するガイド72や、第1のプッシャー58によるケ
ース54の移送中に、天面パネル16dを折込むガイド
74と、底面パネル16bから延出するサイドフラップ
16fを折込むガイド75等が配設される。これらガイ
ド72,74,75は、前述した折込みガイド48a,4
8bと同様に、品種変更に際して位置調節されて、段ボ
ールシート16の良好な製函を行なうよう構成される。
例えば、ガイド72はケース54の高さHに応じて、モ
ータを駆動源とするねじ軸により上下に位置調節され
る。またガイド74は、図3に示す如く支持フレーム7
8に設けられて、ケース高さHに応じて、このフレーム
78の上下位置調節により一体的に位置調節される。更
に各ガイド72,75は、案内ベッド50,50がケース
54の長さLに応じて相対移動調節されることで一体的
に移動する。なお、前記糊付け装置70,70も、案内
ベッド50,50の移動に伴い一体的に位置調節され
る。
【0021】前記製函位置には、ケース54の側部に位
置するサイドフラップ16f,16hを圧着するサイド
プレート76,76が対向的に配設され、該プレート7
6,76は、シリンダ等の駆動手段により待機位置と作
動位置との間を移動される。また、製函位置における案
内ベッド50,50の上方位置に支持フレーム78が配
設され、このフレーム78に、前記第1のプッシャー5
8により移送されたケース54の前面(移送方向下流側
の面)に当接して、これを位置決めするストッパ80が
配設される。更に、支持フレーム78におけるストッパ
80の配設位置とケース54を挟んで反対側には、段ボ
ールシート16の糊代フラップ16iを、ケース背面に
圧着するプレート68が配設される。更にまた、支持フ
レーム78には、ケース54の天面および上方側部を押
圧するプレート82,82が配設される。プレート82,
82は、天面パネル16dから延出するサイドフラップ
16h,16hに折り癖を付して、サイドプレート76,
76による該フラップ16h,16hの確実な折込みを
補助すると共に、プレート68,76により糊付けされ
た糊代フラップ16iおよびサイドフラップ16f,1
6hを圧着する際に、該ケース54を保持して確実な圧
着を行なうべく機能する。なお、支持フレーム78に配
設されたストッパ80および各プレート68,82は、
シリンダ等の駆動手段により待機位置と作動位置との間
を移動される。すなわち、製函位置まで移送されたケー
ス54は、これら各圧着手段68,76,82,80によ
って、接着剤が塗布された各サイドフラップ16f,1
6hと共に、ケース54を外方から保持して良好な箱詰
め成形がなされるようになっている。
【0022】また各圧着手段68,76,82,80は、
品種変更に際してケースの外寸や製函様式が変更された
際には、適宜の位置調節手段により位置調節されて、良
好な製函をなし得るよう構成されている。すなわち、サ
イドプレート76,76は、前記案内ベッド50,50の
位置設定に伴い一体的に移動調節される。またストッパ
80は、モータとねじ軸とからなる機構によって、ケー
ス幅Wに応じてケース移送方向に移動調節される。更
に、プレート82,82は、モータとねじ軸とからなる
機構によって、ケース長さLに応じてケース移送方向と
交差する方向に移動調節される。また、ストッパ80,
プレート82,82および圧着プレート68が配設され
る支持フレーム78は、案内ベッド50,50から上方
に延出するねじ軸をモータ(何れも図示せず)により回転
することにより昇降移動するよう構成され、ケース54
の高さHに応じて位置調節される。
【0023】前述した箱詰機10において製品品種の変
更に際して段ボールシート16の外寸や製函様式の変更
により位置調節の必要のある前述したガイド体26,ガ
イド部材30,折込みガイド48a,48b,プレート6
8等のアジャスト部材は、夫々位置調節機構84を介し
て位置決め調節されるようになっている。この位置調節
機構84として、本実施例では、ねじ軸86と正逆回転
可能なアジャストモータMとの組合わせからなる機構が
採用されているので、一例として物品供給位置の下方に
配設した折込みガイド48a,48bを、ケース移送方
向に位置調節する位置調節機構84に関して、その具体
的構成を以下に説明する。なお、折込みガイド48a,
48bは、リフト装置32を挟む両側に対向的に配置さ
れているが、その構成は同一であるので、一方のみ図示
して説明することとする。
【0024】図4に示す如く、前記案内ベッド50に
は、ケース54の移送方向に所定間隔離間して支柱8
9,89が立設され、両支柱89,89間にねじ軸86が
回転自在に架設されている。ねじ軸86を挟んで一対の
ガイドレール90,90が平行に配設され、このガイド
レール90,90の所要位置に、ケース移送方向上流側
のサイドフラップ16eおよびサイドフラップ16fを
折込むべく機能する折込みガイド48aを備えた支持体
91が移動不能に固定されている。またガイドレール9
0,90における支持体91の下流側に臨む位置に、下
流側のサイドフラップ16gおよびサイドフラップ16
fを折込むべく機能する折込みガイド48bを備えた支
持体91が摺動自在に配設されると共に、この支持体9
1にねじ軸86が螺挿されている。ねじ軸86の一端に
は、2つのスプロケット92,93が所定間隔で配設さ
れ、内側のスプロケット92と、支柱89にブラケット
94を介して配設した正逆回転可能なアジャストモータ
Mのスプロケット95との間に無端チェン96が巻掛け
られている。すなわち、アジャストモータMを正逆駆動
してねじ軸86を回転することにより、一方の支持体9
1がガイドレール90,90に沿って移動し、折込みガ
イド48bがサイドフラップ16g,16fを折込み案
内し得る位置に調節される。
【0025】またねじ軸86に配設した外側のスプロケ
ット93と、支柱89にブラケット97を介して配設し
たエンコーダENのスプロケット99との間に無端チェ
ン100が巻掛けられ、アジャストモータMの回転によ
りエンコーダENから発信されるパルスによって回転数
および回転方向が検出され、その回転数および回転方向
が後述する制御装置101にフィードバックされること
で、アジャストモータMの回転が制御されて折込みガイ
ド48bの位置制御が行なわれる。更に、ガイドレール
90,90には、図11の折込み基準C1から最も離間し
た位置にストッパ102が配設され、アジャストモータ
Mにより移動される支持体91が当接して、その移動を
阻止して移動領域を規制するようになっている。そし
て、支持体91がストッパ102に当接した位置が原点
位置として制御装置101に入力記憶され、該原点位置
を基準として折込みガイド48bの調節値(移動量)が設
定される。なお、原点位置判定は、支持体91がストッ
パ102の配設方向に向けて移動する際のアジャストモ
ータMの回転駆動時において、支持体91がストッパ1
02に当接することで、所定時間内にエンコーダENか
らのパルス変化がない場合に原点位置として判定される
ようになっている。また、その他のアジャスト部材にお
いても、原点位置は図11に示す各対応の折込み基準C
1および機械基準C2,C3,C4から最も離間した位置に設
定される。
【0026】本実施例におけるエンコーダENとして
は、図5および図6に示す如く、ねじ軸86に直接また
は間接的に接続されたスリット板103の回転を、周方
向に偏位するよう配設したA相フォトマイクロセンサ1
04とB相フォトマイクロセンサ105により検出する
ものが採用されている。スリット板103には、周方向
に2個所の凹部103a,103aが画成され、図7に
示す如く、各センサ104,105の立ち上がりおよび
立ち下がりの両方をカウントし、スリット板103の一
回転で8パルスをカウントするよう設定される。またA
相フォトマイクロセンサ104とB相フォトマイクロセ
ンサ105の各パルスカウント時の相手相の状態によ
り、アジャストモータMの回転方向が判別される。なお
エンコーダENとしては、実施例の方式に限定されるも
のでなく、その他の方式が適宜採用可能である。また、
原点位置設定はストッパ102の当て止めによる位置判
定でなくてもよく、エンコーダENから発信されるパル
ス数により設定することも可能である。
【0027】前記アジャスト部材は、前記原点位置設定
および後述する位置調節に際しては、相互に接触干渉し
ない複数の部材を1つのグループとして、各グループ毎
に同時位置調節を行なうよう設定される。例えば、図1
2に示す各アジャスト部材について、図18に示す如
く、相互に接触干渉しない複数の部材を0〜3の4つの
グループに分け、グループ0,グループ1,グループ2,
グループ3の順序で夫々原点位置設定または位置調節を
行なう。これにより、アジャスト部材の接触干渉を防止
し得ると共に、短時間での位置調節を行ない得る。
【0028】図8は、本実施例に係る箱詰機の自動サイ
ズチェンジに関する制御装置101を概略的に示すブロ
ック図であって、機能的に入力データの演算処理を行な
う演算手段106と、前記位置調節用のアジャストモー
タM1,M2・・・の制御を行なうモータ制御手段107と、
制御データを記憶する記憶手段108とを備えている。
箱詰機10に設けられる操作パネルは、各種データを入
力するキーボード等のデータ入力手段109を有し、該
データ入力手段109からの入力データは記憶手段10
8に記憶される。この入力データとしては、被包装物5
2の品種、ケース54の外寸、製函様式等の各種データ
が入力される。操作パネルとしては、例えばタッチパネ
ル等からなるデータ入力手段109を備え、操作メニュ
ー選択により該手段109の表示画面に呼び出したキー
を操作することにより、各種データが入力されるもので
あってもよい。
【0029】前記アジャストモータM1,M2・・・は、エン
コーダEN1,EN2・・・の回転量および回転方向に関する
パルス信号がモータ制御手段107に入力されること
で、前記ねじ軸86の回転によりアジャスト部材が予め
演算された位置に調節されるよう、その回転がフィード
バック制御されるようになっている。
【0030】前記データ入力手段109により、製品品
種毎に、ケース製函様式(図9,図13参照)、段ボール
シートの種類(Aフルート、Bフルート、ABフルート)
に応じたデータを数値入力すると共に、ケース外寸(長
さ(L)、高さ(H)、幅(W))を入力することで、前記演
算手段106では、予め設定された演算式(後述)により
製品サイズチェンジに必要な各アジャスト部材の調節値
(原点位置からの移動量)が演算される。また各アジャス
ト部材の移動をアジャストモータM1,M2・・・で行なうと
共に、該モータM1,M2・・・の駆動をエンコーダEN1,E
2・・・によるパルスにて制御する方式のため、演算で求
められた各アジャスト部材の調節値は制御パルス数によ
って記憶手段108に記憶される。
【0031】前記制御装置101に接続されるCRT等
の表示手段110の所要部位には、ケース図と共にデー
タ入力手段109により入力されたケース寸法の長さ
L、高さH、幅Wが、各設定寸法毎に表示されるように
なっている。なお、ケース図表示は、ケース54の製函
様式(図9,図13参照)の選択入力により、製函様式に
応じたケース図として表示されることが好ましい。
【0032】ここで、前記各アジャスト部材の調節値
は、次の演算式により各アジャスト部材における原点か
らの距離が求められて、その値がモータMを回転制御す
るためのパルス数として記憶手段108に記憶されるよ
うになっている。 ADJ-SET(n)=|ADJ-OFS(n)-(aW+bL+cH+dG-e)| n=0〜19 ADJ-SET(n):アジャスト部材nの原点位置からの距離 ADJ-OFS(n):アジャスト部材nの原点位置から機械基準
までの距離 G:予め登録された糊代フラップ16iの長さ(図10,
図14参照)に関する定数 W,L,H:データ入力手段により入力されたケース外寸
の幅、長さ、高さ a,b,c,d:各アジャスト部材について予め登録記憶
される定数 e:段ボールシートの種類の厚さおよびケース製函様式
を考慮して、入力されたケース外寸からシート展開寸法
を算出するための定数(直接数値入力か、まはたケース
製函様式、シート種類の選択入力による)
【0033】そして、実施例においては、ケース54の
製函様式が、図9に示すように糊代フラップ16iが側
面パネル16aの上面に貼着される様式では、各アジャ
スト部材について、その演算式の定数a,b,c,d,eに
図12に示す数値が夫々代入されて演算される。また、
ケース54の製函様式が、図13に示すように糊代フラ
ップ16iが天面フラップ16dの内面に貼着される様
式では、各アジャスト部材について、その演算式の定数
a,b,c,d,eに図16に示す数値が夫々代入されて演
算されるようになっている。
【0034】
【実施例の作用】次に、このように構成した実施例に係
る段ボール箱詰機における自動サイズチェンジ装置の作
用につき、図17に示す動作フローを参照して説明す
る。
【0035】前記操作パネルのデータ入力手段109を
操作してアジャスト位置設定メニューを選択し、製品の
品種番号および品種名、ケース外寸、製函様式等のアジ
ャスト部材の位置調節に必要なデータを入力し、これら
のデータが記憶手段108に記憶される。例えば、アジ
ャスト部材における演算式の定数a,b,c,d,Gは、図
9に示す、段ボールシート16の糊代フラップ16iが
側面パネル16aの上面に貼着される製函様式の場合
は、図12に示す値が入力手段109にて入力され、図
13に示す、糊代フラップ16iが天面パネル16dの
内面に貼着される製函様式では、図16に示す値が入力
される。更に、各アジャスト部材における原点位置から
折込み基準または機械基準までの距離の値(演算式にお
けるADJ-OFS(n))が入力手段109により入力され、記
憶手段108に記憶される。
【0036】なお、製函様式が異なるものについては、
一般的には、箱詰機の各種構成部材の変更等が必要とさ
れることから、ユーザー納入後における使用の際には、
生産ライン停止時間等の関係上、品種変更は製函様式が
同一のものにて対応される。従って、データ入力手段1
09にて入力される定数は、メーカーからの出荷以前に
ユーザーから要請された製函仕様に対して予め入力され
る。また、各アジャスト部材の原点位置から折込み基準
1および機械基準C2,C3,C4までの距離に関するデー
タ入力も、メーカーからの出荷前に行なわれ、記憶手段
108に記憶される。これにより、ユーザーにおける品
種変更に関しては、ケース外寸の入力のみで対応するこ
とができる。
【0037】次のステップで、原点位置設定が行なわれ
ていない時や、データオールクリア時など原点セットフ
ラグが未完了の場合に、入力手段109におけるセット
運転スイッチを操作して各アジャスト部材の原点セット
運転が開始され、各アジャスト部材のアジャストモータ
1,M2・・・が所定方向に回転することにより、予め設け
られた原点位置に向けてアジャスト部材が移動する。こ
のとき、各アジャスト部材は、接触干渉しない複数のグ
ループ毎に移動される。そしてアジャスト部材が原点位
置に到達することで、対応のエンコーダEN1,EN2・・・
から発信されるパルスに対する原点信号が記憶手段10
8に記憶される。
【0038】ここで、既に原点復帰動作が完了して、原
点位置信号が記憶手段108に記憶され、原点セットフ
ラグが完了している場合には、次のステップに移行す
る。
【0039】このアジャスト原点復帰動作による原点設
定も、前記データ設定同様にメーカーからの出荷前に行
なわれ、記憶手段108に記憶される。また、この原点
復帰動作の際には、各アジャスト部材は、接触干渉しな
い複数のグループ毎に同時移動調節される。
【0040】データオールクリアにより入力手段109
によりケース外寸や計算定数等が新たに入力された場
合、またはケース外寸や計算定数を変更した場合で、計
算セットフラグが未完了となっている時に、入力された
データが演算式に代入され、各アジャスト部材の原点か
らの設定位置(アジャスト登録位置)が演算され、その値
は、原点位置からのアジャストモータ制御用パルス数と
して記憶手段108に記憶される。
【0041】各アジャスト部材の原点からの現在位置を
エンコーダENからのパルス数により認識すると共に、
演算されたアジャスト登録位置とのパルス数の相違に応
じて調節方向を判別した後、登録位置に向けてアジャス
ト部材が移動するようアジャストモータM1,M2・・・が駆
動制御されて、各アジャスト部材の位置調節が行なわれ
る。また、このアジャスト位置調節動作の際には、原点
復帰動作と同様に各アジャスト部材は、接触干渉しない
複数のグループ毎に同時移動調節され、短時間で位置調
節が行なわれる。これにより、各アジャスト部材の自動
位置設定が完了し、箱詰機の運転準備完了状態となる。
【0042】運転準備完了後のテスト運転、連続運転
中、または連続運転中断後において、自動演算による各
アジャス部材の設定位置に問題があると思われる場合に
は、オペレータがティーチングによって位置補正を行な
う。すなわち、データ入力手段109によりアジャスト
位置補正メニューを選択して位置補正が必要なアジャス
ト部材を選択し、アジャスト部材の移動方向に対する位
置補正キーを操作して対応のアジャストモータMを正逆
回転させることで、各アジャスト部材を所望の位置に設
定する。そして、この補正された位置(原点からの距離)
が前記表示手段110に現在位置として表示されると共
に、入力手段109に設けられた「決定」キーによりその
位置が登録位置となり、原点位置からのアジャストモー
タ制御用パルス数として記憶される。これにより、次に
同一品種が選択された場合には、この補正された新たな
登録位置に各アジャスト部材が自動的に位置決め調節さ
れる。
【0043】なお、既に、各アジャスト部材の設定位置
が記憶手段108に記憶されている品種であれば、デー
タ設定時に入力手段109による品種選択操作のみで、
各アジャスト部材の調節位置が自動設定され、オーダ変
更に要するロスタイムを極めて短縮し得る。しかも、各
アジャスト部材はグループ毎に位置調節されるので、ア
ジャスト部材が相互に干渉することなく確実かつ短時間
で全てのアジャスト部材の位置調節を行なうことがで
き、生産能力が低下するのを防止し得る。
【0044】実施例では、ケース製函様式および段ボー
ルシートの種類に付いては、それに応じた演算用の定数
入力を行なうようになっているが、他の方式として、ケ
ース製函様式、シート種類を入力手段109による種別
設定にて選択入力することで、その選択結果に応じて判
定手段111により、演算を行なうための定数が自動的
に代入されることで、各アジャスト部材の調節値の演算
を行なうよう設定されることとなっていてもよい。ま
た、実施例では、シートホッパーから展開状態のまま取
出されてシート供給装置により移送された段ボールシー
ト上に被包装物を供給した後、該シートをリフト装置に
より保持して下降させる際に半製函する構造の箱詰機を
例に挙げて説明したが、本願はこれに限定されるもので
ない。例えば、展開された段ボールシートをシートホッ
パーから取出す際にシートを部分成形し、半製函された
シート上に被包装物を供給するよう構成した段ボール箱
詰機等にも好適に採用可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る段ボー
ル箱詰機における自動サイズチェンジ装置によれば、ケ
ース外寸を入力するのみで、シート供給部および製函部
に配設された各アジャスト部材等の位置決めが演算され
た値にて自動調節されるので、兼用切り替え時間が数十
秒で可能となり、それによるライン停止時間を最小限に
することができる。また、一度設定された各アジャスト
部材等の調節値は、品種毎に記憶されるので、異なる品
種を包装する際には、品種選択のみで自動サイズチェン
ジが行なわれ、手作業にて調節ハンドル等を操作する場
合に対して、調節サイズのばらつきがなく、不慣れな作
業者等誰でも容易に切り替え設定が可能である。
【0046】各アジャスト部材等が位置調節のために移
動される際に、複数のグループ毎に分けて同時移動調節
されるよう設定してあるので、調節時において各アジャ
スト部材の接触干渉を防止できると共に、設定順序を考
えながら行なう必要がない。またケースの外寸や製函様
式が表示手段に表示されるので、オペレータの視認によ
る操作が可能となり、入力ミス等による設定不良を未然
に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る箱詰機を示す概略斜視図である。
【図2】箱詰機の概略平面図である。
【図3】箱詰機におけるリフト装置および移送装置の概
略縦断側面図である。
【図4】アジャスト部材の位置調節機構を示す概略図で
ある。
【図5】エンコーダの概略正面図である。
【図6】エンコーダの概略側面図である。
【図7】エンコーダにおけるフォトマイクロセンサの検
出チャート図である。
【図8】実施例に係る箱詰機の制御ブロック図である。
【図9】ケースの外観を示す説明図である。
【図10】図9に示すケースの展開状態を示す説明図で
ある。
【図11】図9に示す様式のケースを製函する場合の、
各アジャスト部材と折込み基準および機械基準との関係
を示す説明図である。
【図12】図9に示す様式のケースを製函する場合の、
各アジャスト部材における演算式を示す説明図である。
【図13】図9に示す様式とは異なるケースの外観を示
す説明図である。
【図14】図13に示すケースの展開状態を示す説明図
である。
【図15】図13に示す様式のケースを製函する場合
の、各アジャスト部材と折込み基準および機械基準との
関係を示す説明図である。
【図16】図13に示す様式のケースを製函する場合
の、各アジャスト部材における演算式を示す説明図であ
る。
【図17】アジャスト部材における位置調節の動作フロ
ー図である。
【図18】アジャスト部材の原点位置設定および位置調
節時におけるグループ毎の動作順序を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
14 シートホッパー 16 段ボールシート 52 被包装物 54 ケース 101 制御装置 106 演算手段 108 記憶手段 109 データ入力手段 110 表示手段 111 判定手段 M アジャストモータ EN エンコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−111212(JP,A) 特開 昭56−131122(JP,A) 特開 平3−176317(JP,A) 実開 昭55−36112(JP,U)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 展開された段ボールシート(16)が積
    載されたシートホッパー(14)から1枚づつ取出され
    たシート(16)を、シート供給部に配設したガイド体
    (26)やガイド部材(30)等により案内しつつ製函
    部まで移送し、該シート(16)の所要フラップを製函
    部に配設した折込みガイド(48a,48b)やガイド
    (74,75)等で折曲げ形成することで、定められた
    ケース製函様式に従い被包装物(52)を箱詰めする段
    ボール箱詰機において、 製品品種の変更に際して位置調節可能な前記ガイド体
    (26)、ガイド部材(30)、折込みガイド(48
    a,48b)およびガイド(74,75)等の各種のア
    ジャスト部材に対応して夫々配設されて、該部材(2
    6,30,48a,48b,74,75)の位置調節を
    行なう正逆回転可能なモータ(M)と、 前記モータ(M)の回転量および回転方向を検出する
    検出手段(EN)と、製函されたケース(54)の外寸
    に関するデータを入力するデータ入力手段(109)
    と、 前記データ入力手段(109)にて入力されたケース外
    寸と、前記段ボールシート(16)の糊代フラップ(1
    6i)の長さに関する定数(G)およびケース外寸から
    シート展開寸法を算出するための定数(e)とから求め
    られたシート展開寸法に基づき、前記シート供給部のガ
    イド体(26)やガイド部材(30)等のアジャスト部
    材の設定位置に関するデータを演算すると共に、前記製
    函部の折込みガイド(48a,48b)やガイド(7
    4,75)等のアジャスト部材の設定位置に関するデー
    タを演算する演算手段(106)と、 前記演算手段(106)にて演算されたアジャスト部材
    (26,30,48a,48b,74,75)の設定位
    置に関するデータを、前記各モータ(M)の制御用パル
    ス数として記憶する記憶手段(108)と、 前記記憶手段(108)に記憶された設定データにより
    前記モータ(M)を駆動すると共に、前記対応する
    出手段(EN)からの検出信号の入力を受けてモータ
    (M)のフィードバック制御を行なうモータ制御手段
    (107)とを備えた制御装置(101)により、前記
    各アジャスト部材(26,30,48a,48b,7
    4,75)の位置調節を自動的に行なうことを特徴とす
    る段ボール箱詰機における自動サイズチェンジ装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段(108)には、アジャス
    ト部材(26,30,48a,48b,74,75)
    設定位置に関するデータが、前記データ入力手段(10
    9)により設定される品種毎の設定データとして記憶さ
    れる請求項1記載の段ボール箱詰機における自動サイズ
    チェンジ装置。
  3. 【請求項3】 前記各アジャスト部材(26,30,4
    8a,48b,74,75)の位置調節の基準となる原
    点位置の設定動作、および記憶手段(108)に記憶さ
    れたデータに基づいて行なわれる各アジャスト部材(2
    6,30,48a,48b,74,75)の位置設定
    に際し、各アジャスト部材(26,30,48a,4
    8b,74,75)接触干渉しない複数のグループ単
    位毎に順次同時移動制御される請求項1または2記載の
    段ボール箱詰機における自動サイズチェンジ装置。
  4. 【請求項4】 前記データ入力手段(109)によりケ
    ース(54)の製函様式または段ボールシート(16)
    の種類が選択入力されることで、前記アジャスト部材
    (26,30,48a,48b,74,75)の設定位
    置に関するデータを演算する演算式に対してケース外寸
    からシート展開寸法を算出するための定数(e)を選択
    する判定手段(111)を備えている請求項1,2また
    は3記載の段ボール箱詰機における自動サイズチェンジ
    装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段(108)は、各アジャス
    ト部材(26,30,48a,48b,74,75)
    設定位置が演算された値により自動設定された後に、ア
    ジャスト部材(26,30,48a,48b,74,7
    5)の位置補正を行なった際には、その補正された位置
    設定データとして記憶可能になっている請求項1,
    2,3または4記載の段ボール箱詰機における自動サイ
    ズチェンジ装置。
  6. 【請求項6】 前記制御装置(101)には表示手段
    (110)が接続され、機械の運転時における表示手段
    (110)には、ケース図と共にデータ入力手段(10
    9)にて入力されたケース(54)の高さ(H)、長さ
    (L)、幅(W)が表示されるようになっている請求項
    1,2,3,4または5記載の段ボール箱詰機における
    自動サイズチェンジ装置。
  7. 【請求項7】 前記表示手段(110)には、前記デー
    タ入力手段(109)にてケース(54)の製函様式が
    選択された場合は、その製函様式に応じたケース図が表
    示されるようになっている請求項6記載の段ボール箱詰
    機における自動サイズチェンジ装置。
JP4300486A 1992-10-12 1992-10-12 段ボール箱詰機における自動サイズチェンジ装置 Expired - Lifetime JP2707192B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4300486A JP2707192B2 (ja) 1992-10-12 1992-10-12 段ボール箱詰機における自動サイズチェンジ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4300486A JP2707192B2 (ja) 1992-10-12 1992-10-12 段ボール箱詰機における自動サイズチェンジ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06122403A JPH06122403A (ja) 1994-05-06
JP2707192B2 true JP2707192B2 (ja) 1998-01-28

Family

ID=17885392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4300486A Expired - Lifetime JP2707192B2 (ja) 1992-10-12 1992-10-12 段ボール箱詰機における自動サイズチェンジ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2707192B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009040476A (ja) * 2007-08-09 2009-02-26 Asahi Breweries Ltd 包装装置
JP5535551B2 (ja) * 2009-08-24 2014-07-02 株式会社東京自働機械製作所 包装装置
JP2011195146A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 General Packer Co Ltd 包装機のコンベア
CN103287616B (zh) * 2013-06-10 2015-10-28 江西创一精密机械有限公司 装盒机的物料装入装置及其装盒机
KR101600542B1 (ko) * 2014-07-11 2016-03-07 한국항공대학교산학협력단 제함기용 박스이송장치
KR101634115B1 (ko) * 2014-07-11 2016-06-28 한국항공대학교산학협력단 제함기용 박스공급장치
JP6685586B2 (ja) * 2015-12-07 2020-04-22 大和製衡株式会社 箱詰め装置
JP2022101243A (ja) * 2020-12-24 2022-07-06 株式会社京都製作所 包装装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5536112U (ja) * 1978-08-30 1980-03-08
JPS5848402B2 (ja) * 1980-03-19 1983-10-28 社団法人 日本包装機械工業会 箱形単品の集積箱詰め装置
JPH07110645B2 (ja) * 1989-09-25 1995-11-29 株式会社川島製作所 包装機の運転制御装置
JPH0662134B2 (ja) * 1989-11-28 1994-08-17 今村 光雄 自動包装機用作動制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06122403A (ja) 1994-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10155352B2 (en) Method and system for automatically forming packaging boxes
US10543945B2 (en) Method and system for automatically forming packaging boxes
US10583943B2 (en) Method and system for automatically processing blanks for packaging boxes
JP4722906B2 (ja) 包装体ボックスの製造・積載デバイス
CN110422388B (zh) 一种纸箱供料装箱机器人及其供料装箱方法
KR960010447B1 (ko) 시이트 재료로 제조된 다각형 단면을 갖는 상자들을 성형하기 위한 방법 및 기계
JP3992886B2 (ja) 物品または積重ね体を包装するための装置
US20130090222A1 (en) Apparatus and methods for folding paper boxes
CA3184517A1 (en) Box template folding process and mechanisms
WO2014117822A1 (en) A method and system for automatically forming packaging boxes
JP2707192B2 (ja) 段ボール箱詰機における自動サイズチェンジ装置
ITMI962676A1 (it) Apparecchiatura per l'imballaggio di prodotti in scatole aperte o chiuse partendo dal cartone piano
US20130090221A1 (en) Apparatus And Methods For Folding Paper Boxes
WO2014117820A1 (en) A method and system for automatically forming packaging boxes
WO2014118631A1 (en) Method and system for automatically forming packaging boxes
JP3333695B2 (ja) 包装機の制御データ入力設定装置
JP2017105475A (ja) 箱詰め装置
WO2014066015A1 (en) Apparatus and methods for folding paper boxes
JPS5848402B2 (ja) 箱形単品の集積箱詰め装置
CA1042700A (en) Process and apparatus for glueing carton bodies
JP2743049B2 (ja) 製函装置
KR200311878Y1 (ko) 박스 봉함장치
JP2696190B2 (ja) 箱詰機における駆動系制御装置
JP3668889B2 (ja) 箱詰機における物品供給方法および装置
JP2747576B2 (ja) 箱詰機における駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081017

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101017

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term