JP2706181B2 - 平板型陰極線管 - Google Patents
平板型陰極線管Info
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- JP2706181B2 JP2706181B2 JP3051967A JP5196791A JP2706181B2 JP 2706181 B2 JP2706181 B2 JP 2706181B2 JP 3051967 A JP3051967 A JP 3051967A JP 5196791 A JP5196791 A JP 5196791A JP 2706181 B2 JP2706181 B2 JP 2706181B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electron beam
- glass
- cathode ray
- ray tube
- electrode
- Prior art date
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C15/00—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by etching
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は平板型陰極線管に関する
ものである。
ものである。
【０００２】
【従来の技術】図４は従来の平板型陰極線管の断面図
で、１はガラスで形成された前側外囲器、２はガラスで
形成された背面外囲器、３はスクリ−ンガラスで、１〜
３で収納容器４を形成している。５は陰極部、６は電子
ビ−ム取り出し手段、７は電子ビ−ム制御手段で、複数
の電極板８，９，１０，１１が支持手段１２によって支
持されている。１３はスクリ−ンガラス３の内面に形成
された蛍光体層である。
で、１はガラスで形成された前側外囲器、２はガラスで
形成された背面外囲器、３はスクリ−ンガラスで、１〜
３で収納容器４を形成している。５は陰極部、６は電子
ビ−ム取り出し手段、７は電子ビ−ム制御手段で、複数
の電極板８，９，１０，１１が支持手段１２によって支
持されている。１３はスクリ−ンガラス３の内面に形成
された蛍光体層である。
【０００３】図５はこの従来例の電極板の断面図で、１
４は電子ビ−ム通過孔で、つづみ形断面の透孔に形成さ
れている。この電極板８は、金属基板１５にエッチング
によって、つづみ形断面の透孔を形成し、次に全面にわ
たって絶縁膜１６を形成し、次に電子ビ−ム通過孔１４
の入口側と出口側とに独立した電極膜１７，１８を形成
したものである。
４は電子ビ−ム通過孔で、つづみ形断面の透孔に形成さ
れている。この電極板８は、金属基板１５にエッチング
によって、つづみ形断面の透孔を形成し、次に全面にわ
たって絶縁膜１６を形成し、次に電子ビ−ム通過孔１４
の入口側と出口側とに独立した電極膜１７，１８を形成
したものである。
【０００４】平板型陰極線管は、陰極部５に所定の電圧
を印加し、電子ビ−ム取り出し手段６を所定の電位にし
て電子ビ−ムを引出し、この電子ビ−ムを電子ビ−ム制
御手段７の電極膜１７，１８に制御電圧を印加して出射
方向を制御し、蛍光体層１３に正確に射突させることで
画像を映出するように構成されている。
を印加し、電子ビ−ム取り出し手段６を所定の電位にし
て電子ビ−ムを引出し、この電子ビ−ムを電子ビ−ム制
御手段７の電極膜１７，１８に制御電圧を印加して出射
方向を制御し、蛍光体層１３に正確に射突させることで
画像を映出するように構成されている。
【０００５】従来の電極板８〜１１は、機械的強度を保
つため、鉄などの金属板にエッチング加工によって電子
ビ−ム通過孔１４を形成し、全面に均一な厚さの絶縁膜
１６を形成したのち入口側と出口側とに独立した電極膜
１７，１８を形成したが、均一な厚さの絶縁膜１６を形
成することが困難であり、また、入口側と出口側の電極
膜１７，１８を正確な形状に形成することが困難であっ
た。
つため、鉄などの金属板にエッチング加工によって電子
ビ−ム通過孔１４を形成し、全面に均一な厚さの絶縁膜
１６を形成したのち入口側と出口側とに独立した電極膜
１７，１８を形成したが、均一な厚さの絶縁膜１６を形
成することが困難であり、また、入口側と出口側の電極
膜１７，１８を正確な形状に形成することが困難であっ
た。
【０００６】このような困難を回避するため、電極板の
基材に感光性ガラスを用いたものが特開昭６０−１５１
９４４号公報に示されているが、この構成によれば、エ
ッチングによって形成された電子ビ−ム通過孔はつづみ
形でなくストレ−トな断面形状となるので、入口側と出
口側の電極膜１７，１８を独立した形で製作することが
困難であり、コスト高にもなるという問題点があった。
基材に感光性ガラスを用いたものが特開昭６０−１５１
９４４号公報に示されているが、この構成によれば、エ
ッチングによって形成された電子ビ−ム通過孔はつづみ
形でなくストレ−トな断面形状となるので、入口側と出
口側の電極膜１７，１８を独立した形で製作することが
困難であり、コスト高にもなるという問題点があった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明は製造が容易
で、かつ入口側および出口側の電極膜を正確な形状に形
成できるとともに、コスト的にも有利な電極板を備えた
平板型陰極線管を得ることを目的とする。
で、かつ入口側および出口側の電極膜を正確な形状に形
成できるとともに、コスト的にも有利な電極板を備えた
平板型陰極線管を得ることを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】電極板を、それぞれエッ
チングによってつづみ形断面の電子ビ−ム通過孔を形成
した２枚のガラス板を貼り合わせ、電子ビ−ム通過孔の
入口側と出口側の傾斜面にそれぞれ電極膜を形成したも
のである。また、ガラス板は硼珪酸ガラスである。
チングによってつづみ形断面の電子ビ−ム通過孔を形成
した２枚のガラス板を貼り合わせ、電子ビ−ム通過孔の
入口側と出口側の傾斜面にそれぞれ電極膜を形成したも
のである。また、ガラス板は硼珪酸ガラスである。
【０００９】
【作用】２枚のガラス板には、それぞれつづみ形断面の
電子ビ−ム通過孔が形成されているので、貼り合わせた
のち、入口側および出口側から電子ビ−ム通過孔を見る
と、貼り合わせ面につづく孔壁面は、入口側および出口
側の孔壁面の陰となる。このため、蒸着などの方法で電
極膜を被着形成するとき、内部の孔壁面には被着しない
ので、入口側と出口側の電極膜の絶縁が保たれるととも
に金属膜の形状も正確なものとなる。また、２枚のガラ
ス板を貼り合わせるので、機械的強度も向上する。
電子ビ−ム通過孔が形成されているので、貼り合わせた
のち、入口側および出口側から電子ビ−ム通過孔を見る
と、貼り合わせ面につづく孔壁面は、入口側および出口
側の孔壁面の陰となる。このため、蒸着などの方法で電
極膜を被着形成するとき、内部の孔壁面には被着しない
ので、入口側と出口側の電極膜の絶縁が保たれるととも
に金属膜の形状も正確なものとなる。また、２枚のガラ
ス板を貼り合わせるので、機械的強度も向上する。
【００１０】
【実施例】図１は本発明の一実施例の断面図で、１は前
側金属外囲器、２は背面金属外囲器、１９は電子ビ−ム
制御手段７に取り付けられた支持バネ、２０は外側金属
外囲部１に植え立てられたセラミック材よりなるスタッ
ドピンで、支持バネ１９の先端に設けられた透孔が嵌り
込む形で着脱自由に取り付けられる。
側金属外囲器、２は背面金属外囲器、１９は電子ビ−ム
制御手段７に取り付けられた支持バネ、２０は外側金属
外囲部１に植え立てられたセラミック材よりなるスタッ
ドピンで、支持バネ１９の先端に設けられた透孔が嵌り
込む形で着脱自由に取り付けられる。
【００１１】図２は電極板８の斜視図で、所定のパタ−
ンで多数の電子ビ−ム通過孔１４が形成されたガラス板
８１，８２を貼り合わせたものである。
ンで多数の電子ビ−ム通過孔１４が形成されたガラス板
８１，８２を貼り合わせたものである。
【００１２】図３はこの電極板８の一部拡大断面図で、
ガラス板８１，８２は、それぞれエッチングによってつ
づみ形断面の電子ビ−ム通過孔１４を形成したのち、位
置決めして面８１ｃ，８２ｃでもって貼り合わせ、その
のち入口および出口側から蒸着法によって電極膜１７，
１８を被着形成したものである。このようにすると、電
極膜１７，１８は、それぞれ電子ビ−ム通過孔１４の外
側の斜面８１ａ，８２ａにだけ被着し、内側の斜面８１
ｂ，８２ｂには被着しないので、絶縁が保たれるととも
に、その形状は正確なものとなる。また、２枚のガラス
板を貼り合わせるので、機械的強度も向上する。なお、
ガラス板の材料として硼珪酸ガラスを使用すると加工が
容易となる。この硼珪酸ガラスは、硼酸と珪酸が共重合
した編目をもち、珪酸のみの場合に比べ、アルカリ金属
が少なくてもガラス化が容易である。特殊な化学処理を
した数十オングストロームの細孔をあけた多孔質ガラス
はフィルター等に使用されている。
ガラス板８１，８２は、それぞれエッチングによってつ
づみ形断面の電子ビ−ム通過孔１４を形成したのち、位
置決めして面８１ｃ，８２ｃでもって貼り合わせ、その
のち入口および出口側から蒸着法によって電極膜１７，
１８を被着形成したものである。このようにすると、電
極膜１７，１８は、それぞれ電子ビ−ム通過孔１４の外
側の斜面８１ａ，８２ａにだけ被着し、内側の斜面８１
ｂ，８２ｂには被着しないので、絶縁が保たれるととも
に、その形状は正確なものとなる。また、２枚のガラス
板を貼り合わせるので、機械的強度も向上する。なお、
ガラス板の材料として硼珪酸ガラスを使用すると加工が
容易となる。この硼珪酸ガラスは、硼酸と珪酸が共重合
した編目をもち、珪酸のみの場合に比べ、アルカリ金属
が少なくてもガラス化が容易である。特殊な化学処理を
した数十オングストロームの細孔をあけた多孔質ガラス
はフィルター等に使用されている。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、２枚のガラス板に、そ
れぞれエッチングによってつづみ形断面の電子ビ−ム通
過孔を形成したのち貼り合わせ、それぞれ電子ビ−ム通
過孔の外側の斜面に電極膜を被着形成したものであるか
ら、製作が容易で正確な形状の電極膜が絶縁を保って形
成できるので電極板の品質の向上とコストダウンが図れ
る効果がある。
れぞれエッチングによってつづみ形断面の電子ビ−ム通
過孔を形成したのち貼り合わせ、それぞれ電子ビ−ム通
過孔の外側の斜面に電極膜を被着形成したものであるか
ら、製作が容易で正確な形状の電極膜が絶縁を保って形
成できるので電極板の品質の向上とコストダウンが図れ
る効果がある。
【図１】本発明の一実施例の断面図である。
【図２】本実施例の電極板の斜視図である。
【図３】本実施例の電極板の一部拡大断面図である。
【図４】従来の平板型陰極線管の断面図である。
【図５】従来例の電極板の一部拡大断面図である。
１ 前側金属外囲器 ２ 背面金属外囲器 ３ スクリ−ンガラス ４ 収納容器 ５ 陰極部 ６ 電子ビ−ム取り出し手段 ７ 電子ビ−ム制御手段 １２ 支持手段 １３ 蛍光体層 １４ 電子ビ−ム通過孔 １７，１８ 電極膜 ８１，８２ ガラス板
Claims (2)
- 【請求項１】 スクリ−ンガラスと前側外囲器および後
側外囲器とで構成された収納容器と、この収納容器内に
設けられた電子ビ−ム源としての陰極部と、この陰極部
から電子ビ−ムを取り出す電子ビ−ム取り出し手段と、
取り出された電子ビ−ムを制御する電子ビ−ム制御手段
と、上記スクリ−ンガラスの内面に形成され、上記制御
された電子ビ−ムが射突して発光する蛍光体層とを具備
した平板型陰極線管において、電子ビ−ム制御手段が、
つづみ形断面の電子ビ−ム通過孔を形成した２枚のガラ
ス板を貼り合わせ、その電子ビ−ム通過孔の入口側およ
び出口側にそれぞれ独立した電極膜が形成された電極板
で構成されていることを特徴とする平板型陰極線管。 - 【請求項２】 電極板を構成するガラス板は硼珪酸ガラ
スであることを特徴とする請求項１記載の平板型陰極線
管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3051967A JP2706181B2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 平板型陰極線管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3051967A JP2706181B2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 平板型陰極線管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04315746A JPH04315746A (ja) | 1992-11-06 |
| JP2706181B2 true JP2706181B2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=12901643
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3051967A Expired - Fee Related JP2706181B2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 平板型陰極線管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2706181B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6844666B2 (en) | 2001-10-31 | 2005-01-18 | Lg. Philips Displays Korea Co., Ltd. | Color flat-panel display with electrodes including insulators |
| KR100494158B1 (ko) * | 2001-10-31 | 2005-06-08 | 엘지.필립스 디스플레이 주식회사 | 칼라 평면 디스플레이 소자 |
-
1991
- 1991-03-18 JP JP3051967A patent/JP2706181B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04315746A (ja) | 1992-11-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081009 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091009 Year of fee payment: 12 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |