JP2705826B2 - 熱交換器用扁平多穴チューブ材の製造方法 - Google Patents
熱交換器用扁平多穴チューブ材の製造方法Info
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- JP2705826B2 JP2705826B2 JP1159941A JP15994189A JP2705826B2 JP 2705826 B2 JP2705826 B2 JP 2705826B2 JP 1159941 A JP1159941 A JP 1159941A JP 15994189 A JP15994189 A JP 15994189A JP 2705826 B2 JP2705826 B2 JP 2705826B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F1/00—Tubular elements; Assemblies of tubular elements
- F28F1/02—Tubular elements of cross-section which is non-circular
- F28F1/022—Tubular elements of cross-section which is non-circular with multiple channels
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、例えば、コンデンサー、オイルクーラ
ー、ラジエータ等に使用されるような熱交換器用扁平多
穴チューブ材の製造方法に関するものである。
ー、ラジエータ等に使用されるような熱交換器用扁平多
穴チューブ材の製造方法に関するものである。
従来の技術及び課題 熱交換器用チューブ材は、一般に、アルミニウムない
しはその合金等の金属材料を押出ダイスを用いて押出す
ことにより扁平多穴に製作されるものであるが、全体形
状のコンパクト化、熱交換性能の向上のため、同一の幅
で、高さを低く、穴数を5から6、6から7へと多くす
る傾向にある。
しはその合金等の金属材料を押出ダイスを用いて押出す
ことにより扁平多穴に製作されるものであるが、全体形
状のコンパクト化、熱交換性能の向上のため、同一の幅
で、高さを低く、穴数を5から6、6から7へと多くす
る傾向にある。
しかしながら、このようにチューブ材の高さを低く
し、穴数を増加させるためには、各中空部を形成するダ
イスのオス型マンドレル部を小さくしていかなければな
らず、そうすると、強度不足により、ダイスの破損が発
生しやすくなるという問題がある。
し、穴数を増加させるためには、各中空部を形成するダ
イスのオス型マンドレル部を小さくしていかなければな
らず、そうすると、強度不足により、ダイスの破損が発
生しやすくなるという問題がある。
この発明は、上記のような問題点に鑑み、高い熱交換
性能を有しかつ全体形状のコンパクト化された熱交換器
用扁平多穴チューブ材を、ダイスの破損を招くことなく
製造することができる熱交換器用扁平多穴チューブ材の
製造方法を提供することを目的とする。
性能を有しかつ全体形状のコンパクト化された熱交換器
用扁平多穴チューブ材を、ダイスの破損を招くことなく
製造することができる熱交換器用扁平多穴チューブ材の
製造方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、この発明は、内部を縦方向
の仕切壁によって複数個の中空部に区画した多穴型材を
押出成形したのち、該多穴型材を厚さ方向に圧潰して内
部の前記仕切壁を屈曲ないし傾倒変形せしめると共に周
壁を求める所定の幅、高さに扁平化せしめることを特徴
とする熱交換器用扁平多穴チューブ材の製造方法を要旨
とする。
の仕切壁によって複数個の中空部に区画した多穴型材を
押出成形したのち、該多穴型材を厚さ方向に圧潰して内
部の前記仕切壁を屈曲ないし傾倒変形せしめると共に周
壁を求める所定の幅、高さに扁平化せしめることを特徴
とする熱交換器用扁平多穴チューブ材の製造方法を要旨
とする。
実施例 以下、この発明を図示実施例に基いて説明する。
第1図に示されるように、本製造方法は、 (i)内部を縦方向の仕切壁(1)…によって複数個の
中空部(2)…に区画した、アルミニウムないしはその
合金等の金属材料よりなる同図(イ)に示されるような
多穴型材(3)を押出成形する工程と、 (ii)この多穴型材(3)を厚さ方向に圧潰して、同図
(ロ)に示されるように、内部の仕切壁(1)…を屈曲
変形せしめると共に、周壁(4)を、求める所定の幅
b0、高さb0に扁平化せしめて熱交換器用扁平多穴チュー
ブ材(5)に成形する工程 とによって構成されている。
中空部(2)…に区画した、アルミニウムないしはその
合金等の金属材料よりなる同図(イ)に示されるような
多穴型材(3)を押出成形する工程と、 (ii)この多穴型材(3)を厚さ方向に圧潰して、同図
(ロ)に示されるように、内部の仕切壁(1)…を屈曲
変形せしめると共に、周壁(4)を、求める所定の幅
b0、高さb0に扁平化せしめて熱交換器用扁平多穴チュー
ブ材(5)に成形する工程 とによって構成されている。
上記押出工程(i)では、多穴型材(3)を、第1図
(イ)に示されるように、長円状の内部に所定間隔おき
に複数の縦方向の仕切壁(1)…を配したハーモニカ状
の内部構造を有する扁平型のものに押出す。
(イ)に示されるように、長円状の内部に所定間隔おき
に複数の縦方向の仕切壁(1)…を配したハーモニカ状
の内部構造を有する扁平型のものに押出す。
そして、その寸法は、製造しようとする扁平多穴チュ
ーブ材(5)の寸法、ダイスの強度等を勘案して設定す
る。即ち、多穴型材(3)の高さh1は、チューブ材
(5)の高さh0よりも高いものであって、オス型マンド
レル部の各高さがあまり低くならずその強度に支障を生
じない程度のものに設定する。また、多穴型材(3)の
幅b1は、チューブ材(5)の幅b0よりも狭いものであっ
て、上記高さh1の多穴型材(1)を高さh0のチューブ材
(5)に圧潰することによりチューブ材(5)の幅b0と
一致するようになる幅に設定するものとする。例えば、
高さh0が3mm、幅b0が16mmの扁平5穴型のチューブ材
(5)を製造する場合には、多穴型材(3)を、例えば
高さh1が5mm、幅b1が14.86mmの扁平5穴のものに押出す
ものとする。
ーブ材(5)の寸法、ダイスの強度等を勘案して設定す
る。即ち、多穴型材(3)の高さh1は、チューブ材
(5)の高さh0よりも高いものであって、オス型マンド
レル部の各高さがあまり低くならずその強度に支障を生
じない程度のものに設定する。また、多穴型材(3)の
幅b1は、チューブ材(5)の幅b0よりも狭いものであっ
て、上記高さh1の多穴型材(1)を高さh0のチューブ材
(5)に圧潰することによりチューブ材(5)の幅b0と
一致するようになる幅に設定するものとする。例えば、
高さh0が3mm、幅b0が16mmの扁平5穴型のチューブ材
(5)を製造する場合には、多穴型材(3)を、例えば
高さh1が5mm、幅b1が14.86mmの扁平5穴のものに押出す
ものとする。
また、この多穴型材(3)は、その仕切壁(1)…の
同じ側の一方の面(図面では左面)の略中央に、第1図
(イ)に示されるように、V溝(6)…を有するものに
押出す。
同じ側の一方の面(図面では左面)の略中央に、第1図
(イ)に示されるように、V溝(6)…を有するものに
押出す。
一方、圧潰工程(ii)では、多穴型材(3)を、押出
直後等の熱間で、あるいは冷間において、相互平行状態
に配された1対の圧潰成形ロール間に通し、多穴型材
(3)の高さh1を高さh0にまで減少する。これに伴って
多穴型材(3)の幅b1は幅b0にまで広くなる。このよう
にして、多穴型材(3)は、その周壁(4)が、製造し
ようとする第1図(ロ)に示されるようなチューブ材
(5)の高さh0、幅b0を有するものに扁平化される。
直後等の熱間で、あるいは冷間において、相互平行状態
に配された1対の圧潰成形ロール間に通し、多穴型材
(3)の高さh1を高さh0にまで減少する。これに伴って
多穴型材(3)の幅b1は幅b0にまで広くなる。このよう
にして、多穴型材(3)は、その周壁(4)が、製造し
ようとする第1図(ロ)に示されるようなチューブ材
(5)の高さh0、幅b0を有するものに扁平化される。
この圧潰工程(ii)では、仕切壁(1)…に圧縮荷重
が作用するが、仕切壁(1)…は、V溝(6)の存在に
より、この圧縮荷重を受けて第1図(ロ)に示されるよ
うに、同じ方向に「く」の字状に屈曲される。
が作用するが、仕切壁(1)…は、V溝(6)の存在に
より、この圧縮荷重を受けて第1図(ロ)に示されるよ
うに、同じ方向に「く」の字状に屈曲される。
また、他の実施例として、第2図(イ)に示されるよ
うに、多穴型材(33)を、所定の押出ダイスを用いて、
仕切壁(11)に上記実施例におけるようなV溝(6)を
有しないものに押出し、これを、1対の圧潰成形ロール
間に通し、もって、同図(ロ)に示されるように、多穴
型材(33)を、仕切壁(11)…が傾倒した状態に扁平化
せしめ、もって所定寸法のチューブ材(55)に成形する
ものとしてもよい。
うに、多穴型材(33)を、所定の押出ダイスを用いて、
仕切壁(11)に上記実施例におけるようなV溝(6)を
有しないものに押出し、これを、1対の圧潰成形ロール
間に通し、もって、同図(ロ)に示されるように、多穴
型材(33)を、仕切壁(11)…が傾倒した状態に扁平化
せしめ、もって所定寸法のチューブ材(55)に成形する
ものとしてもよい。
発明の効果 上記の次第で、この発明の熱交換器用扁平多穴チュー
ブ材の製造方法は、内部を縦方向の仕切壁によって複数
個の中空部に区画した多穴型材を押出成形したのち、該
多穴型材を厚さ方向に圧潰して、周壁を、求める所定の
幅、高さに扁平化せしめるものであるから、押出成形に
おいて多穴型材の各中空部を形成するダイスのオス型マ
ンドレル部として、その破損を招かない充分に大きなマ
ンドレル部を使用することができ、その結果、高い熱交
換性能を有しかつ全体形状のコンパクト化された熱交換
器用扁平多穴チューブ材を、ダイスの破損を招くことな
く製造することができる。
ブ材の製造方法は、内部を縦方向の仕切壁によって複数
個の中空部に区画した多穴型材を押出成形したのち、該
多穴型材を厚さ方向に圧潰して、周壁を、求める所定の
幅、高さに扁平化せしめるものであるから、押出成形に
おいて多穴型材の各中空部を形成するダイスのオス型マ
ンドレル部として、その破損を招かない充分に大きなマ
ンドレル部を使用することができ、その結果、高い熱交
換性能を有しかつ全体形状のコンパクト化された熱交換
器用扁平多穴チューブ材を、ダイスの破損を招くことな
く製造することができる。
しかも、圧潰を行うことにより多穴型材を、チューブ
材に求められる幅、高さに扁平化せしめるものであり、
その圧潰によって、仕切壁が屈曲ないし傾倒変形するも
のであるから、従来のように押出により直接その寸法で
かつ上記と同じ穴数の扁平多穴チューブ材を製造する場
合に比べて、単位中空部の内表面積が増加し、ひいては
チューブ状の内面積が増加するものとなり、より一層熱
交換効率の向上された熱交換器用扁平多穴チューブ材の
製造が可能となる。
材に求められる幅、高さに扁平化せしめるものであり、
その圧潰によって、仕切壁が屈曲ないし傾倒変形するも
のであるから、従来のように押出により直接その寸法で
かつ上記と同じ穴数の扁平多穴チューブ材を製造する場
合に比べて、単位中空部の内表面積が増加し、ひいては
チューブ状の内面積が増加するものとなり、より一層熱
交換効率の向上された熱交換器用扁平多穴チューブ材の
製造が可能となる。
第1図及び第2図はこの発明の実施例を示すもので、第
1図はその一実施例を示し、同図(イ)は多穴型材の横
断面図、同図(ロ)はチューブ材の横断面図、第2図は
他の実施例を示し、同図(イ)は多穴型材の横断面図、
同図(ロ)はチューブ材の横断面図である。 (1)(11)……仕切壁、(2)……中空部、 (3)(33)……多穴型材、(4)……周壁、(5)
(55)……熱交換器用扁平多穴チューブ材。
1図はその一実施例を示し、同図(イ)は多穴型材の横
断面図、同図(ロ)はチューブ材の横断面図、第2図は
他の実施例を示し、同図(イ)は多穴型材の横断面図、
同図(ロ)はチューブ材の横断面図である。 (1)(11)……仕切壁、(2)……中空部、 (3)(33)……多穴型材、(4)……周壁、(5)
(55)……熱交換器用扁平多穴チューブ材。
Claims (1)
- 【請求項1】内部を縦方向の仕切壁によって複数個の中
空部に区画した多穴型材を押出成形したのち、該多穴型
材を厚さ方向に圧潰して内部の前記仕切壁を屈曲ないし
傾倒変形せしめると共に周壁を求める所定の幅、高さに
扁平化せしめることを特徴とする熱交換器用扁平多穴チ
ューブ材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1159941A JP2705826B2 (ja) | 1989-06-22 | 1989-06-22 | 熱交換器用扁平多穴チューブ材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1159941A JP2705826B2 (ja) | 1989-06-22 | 1989-06-22 | 熱交換器用扁平多穴チューブ材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0327833A JPH0327833A (ja) | 1991-02-06 |
JP2705826B2 true JP2705826B2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=15704503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1159941A Expired - Fee Related JP2705826B2 (ja) | 1989-06-22 | 1989-06-22 | 熱交換器用扁平多穴チューブ材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2705826B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0972680A (ja) * | 1995-09-05 | 1997-03-18 | Akutoronikusu Kk | 多孔扁平管の構造とその製造方法 |
EP0795365A1 (en) * | 1996-03-14 | 1997-09-17 | Norsk Hydro Asa | Process of making a fluid flow tube with varying cross section |
FR3021398B1 (fr) * | 2014-05-23 | 2019-03-22 | Valeo Systemes Thermiques | Tube lamine a double rangee de canaux |
-
1989
- 1989-06-22 JP JP1159941A patent/JP2705826B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0327833A (ja) | 1991-02-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |