JP2705569B2 - ノイズ除去回路 - Google Patents
ノイズ除去回路Info
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- JP2705569B2 JP2705569B2 JP6090094A JP9009494A JP2705569B2 JP 2705569 B2 JP2705569 B2 JP 2705569B2 JP 6090094 A JP6090094 A JP 6090094A JP 9009494 A JP9009494 A JP 9009494A JP 2705569 B2 JP2705569 B2 JP 2705569B2
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K5/00—Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
- H03K5/125—Discriminating pulses
- H03K5/1252—Suppression or limitation of noise or interference
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Nonlinear Science (AREA)
- Manipulation Of Pulses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はノイズ除去回路に関し、
特にパルスの立ち上がり時や立ち下がり時に発生するノ
イズを除去するノイズ除去回路に関する。
特にパルスの立ち上がり時や立ち下がり時に発生するノ
イズを除去するノイズ除去回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のノイズ除去回路は、例え
ば、特開昭61−98014号公報に開示されている。
図3に示すように、従来のノイズ除去回路は、入力信号
Dinをそれに重畳されたノイズのノイズ幅Tn よりも長
い遅延時間Td だけ遅延させ、遅延信号Dd を出力する
遅延回路31と、遅延信号Dd をクロック入力端子(C
K)に入力し、入力信号Dinをデータ入力端子(D)に
入力し、データ出力端子(Q)からフリップフロップ出
力信号Dffを出力するDタイプ−プリップフロップ32
と、入力信号Dinとフリップフロップ出力信号Dffとの
論理積を実行し、出力信号Dout を出力するアンドゲー
ト33とを有している。尚、上記公開公報にはアンドゲ
ートがない。
ば、特開昭61−98014号公報に開示されている。
図3に示すように、従来のノイズ除去回路は、入力信号
Dinをそれに重畳されたノイズのノイズ幅Tn よりも長
い遅延時間Td だけ遅延させ、遅延信号Dd を出力する
遅延回路31と、遅延信号Dd をクロック入力端子(C
K)に入力し、入力信号Dinをデータ入力端子(D)に
入力し、データ出力端子(Q)からフリップフロップ出
力信号Dffを出力するDタイプ−プリップフロップ32
と、入力信号Dinとフリップフロップ出力信号Dffとの
論理積を実行し、出力信号Dout を出力するアンドゲー
ト33とを有している。尚、上記公開公報にはアンドゲ
ートがない。
【0003】次に、図4を参照して、図3に示した従来
のノイズ除去回路の動作について説明する。図4におい
て、第1乃至第4行には、それぞれ、入力信号Din,遅
延信号Dd ,フリップフロップ出力信号Dff,および出
力信号Dout が示されている。
のノイズ除去回路の動作について説明する。図4におい
て、第1乃至第4行には、それぞれ、入力信号Din,遅
延信号Dd ,フリップフロップ出力信号Dff,および出
力信号Dout が示されている。
【0004】遅延回路31により入力信号Dinがノイズ
幅Tn よりも遅れた遅延信号Dd がDタイプ−プリップ
フロップ32のクロック入力端子(CK)に供給され、
Dタイプ−プリップフロップ32のデータ入力端子
(D)には入力信号Dinが遅延を持たずに供給されるの
で、入力信号Dinに重畳したノイズの立ち上がりをクロ
ックとして認識した時点では、データ入力端子(D)に
供給される入力信号Dinは論理“0”レベルとなる。そ
の結果、入力信号Dinとフリップフロップ出力信号Dff
との論理積をアンドゲート33で実行すると、その出力
信号Dout にはノイズが取り除かれた信号が生成され
る。
幅Tn よりも遅れた遅延信号Dd がDタイプ−プリップ
フロップ32のクロック入力端子(CK)に供給され、
Dタイプ−プリップフロップ32のデータ入力端子
(D)には入力信号Dinが遅延を持たずに供給されるの
で、入力信号Dinに重畳したノイズの立ち上がりをクロ
ックとして認識した時点では、データ入力端子(D)に
供給される入力信号Dinは論理“0”レベルとなる。そ
の結果、入力信号Dinとフリップフロップ出力信号Dff
との論理積をアンドゲート33で実行すると、その出力
信号Dout にはノイズが取り除かれた信号が生成され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のノイズ
除去回路では、遅延回路31の遅延時間Td の長さだけ
出力信号Dout の論理“1”レベルの区間(パルス幅)
が入力信号Dinのそれよりも短くなるため、デューティ
比を保つことができない。また、入力信号Dinの立ち下
がり時に発生する後縁ノイズを除去することを考慮して
いないため、立ち下がり時の後縁ノイズを除去できない
という欠点がある。
除去回路では、遅延回路31の遅延時間Td の長さだけ
出力信号Dout の論理“1”レベルの区間(パルス幅)
が入力信号Dinのそれよりも短くなるため、デューティ
比を保つことができない。また、入力信号Dinの立ち下
がり時に発生する後縁ノイズを除去することを考慮して
いないため、立ち下がり時の後縁ノイズを除去できない
という欠点がある。
【0006】それ故に本発明の課題は、デューティ比を
保つことができるノイズ除去回路を提供することにあ
る。
保つことができるノイズ除去回路を提供することにあ
る。
【0007】本発明の他の課題は、立ち上がり時に発生
する前縁ノイズばかりでなく、立ち下がり時に発生する
後縁ノイズをも確実に除去することができるノイズ除去
回路を提供することにある。
する前縁ノイズばかりでなく、立ち下がり時に発生する
後縁ノイズをも確実に除去することができるノイズ除去
回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のノイズ除去回路
は、所定の入力パルス周期で所定の入力パルス幅を有す
る入力パルス列から成り、かつ入力パルスの立ち上がり
時および立ち下がり時にそれぞれ発生する前縁ノイズお
よび後縁ノイズが重畳された入力信号を受け、この入力
信号から前縁ノイズと後縁ノイズとを除去した、入力パ
ルス周期に等しい出力パルス周期でかつ入力パルス幅と
実質的に等しい出力パルス幅を有する出力パルス列から
成る出力信号を出力するノイズ除去回路であって、入力
信号から前縁ノイズを除去して前縁ノイズ除去信号を出
力する前縁ノイズ除去回路と、前縁ノイズ除去信号から
後縁ノイズを除去して出力信号を出力する後縁ノイズ除
去回路とを有し、前縁ノイズ除去回路は、入力信号を所
定の主遅延時間だけ遅延させ、主遅延信号を出力する主
遅延素子と、入力信号と主遅延信号とに基づいて前縁ノ
イズ除去指示信号を出力する前縁ノイズ除去指示信号発
生部と、前縁ノイズ除去指示信号によって、主遅延信号
から前縁ノイズを除去して前縁ノイズ除去信号を出力す
る前縁ノイズ除去部とを有し、後縁ノイズ除去回路は、
前縁ノイズ除去信号を所定の主遅延時間に等しい所定の
副遅延時間だけ遅延させ、副遅延信号を出力する副遅延
素子と、前縁ノイズ除去信号と副遅延信号とに基づいて
後縁ノイズ除去指示信号を出力する後縁ノイズ除去指示
信号発生部と、後縁ノイズ除去 指示信号によって、副遅
延信号から後縁ノイズを除去して出力信号を出力する後
縁ノイズ除去部とを有し、前縁ノイズ除去指示信号発生
部の応答時間と後縁ノイズ除去指示信号発生部の応答時
間とを等しく設定し、かつ所定の主遅延時間および副遅
延時間を前縁ノイズ除去指示信号発生部および後縁ノイ
ズ除去指示信号発生部の応答時間より長くなるように設
定したことを特徴とする。
は、所定の入力パルス周期で所定の入力パルス幅を有す
る入力パルス列から成り、かつ入力パルスの立ち上がり
時および立ち下がり時にそれぞれ発生する前縁ノイズお
よび後縁ノイズが重畳された入力信号を受け、この入力
信号から前縁ノイズと後縁ノイズとを除去した、入力パ
ルス周期に等しい出力パルス周期でかつ入力パルス幅と
実質的に等しい出力パルス幅を有する出力パルス列から
成る出力信号を出力するノイズ除去回路であって、入力
信号から前縁ノイズを除去して前縁ノイズ除去信号を出
力する前縁ノイズ除去回路と、前縁ノイズ除去信号から
後縁ノイズを除去して出力信号を出力する後縁ノイズ除
去回路とを有し、前縁ノイズ除去回路は、入力信号を所
定の主遅延時間だけ遅延させ、主遅延信号を出力する主
遅延素子と、入力信号と主遅延信号とに基づいて前縁ノ
イズ除去指示信号を出力する前縁ノイズ除去指示信号発
生部と、前縁ノイズ除去指示信号によって、主遅延信号
から前縁ノイズを除去して前縁ノイズ除去信号を出力す
る前縁ノイズ除去部とを有し、後縁ノイズ除去回路は、
前縁ノイズ除去信号を所定の主遅延時間に等しい所定の
副遅延時間だけ遅延させ、副遅延信号を出力する副遅延
素子と、前縁ノイズ除去信号と副遅延信号とに基づいて
後縁ノイズ除去指示信号を出力する後縁ノイズ除去指示
信号発生部と、後縁ノイズ除去 指示信号によって、副遅
延信号から後縁ノイズを除去して出力信号を出力する後
縁ノイズ除去部とを有し、前縁ノイズ除去指示信号発生
部の応答時間と後縁ノイズ除去指示信号発生部の応答時
間とを等しく設定し、かつ所定の主遅延時間および副遅
延時間を前縁ノイズ除去指示信号発生部および後縁ノイ
ズ除去指示信号発生部の応答時間より長くなるように設
定したことを特徴とする。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
説明する。
【0010】図1を参照して、本発明の一実施例による
ノイズ除去回路について説明する。本実施例のノイズ除
去回路は、所定の入力パルス周期Tipで所定の入力パル
ス幅(論理“1”レベルの区間)Tiwを有する入力パル
ス列Pi から成り、かつ入力パルスPi の立ち上がり時
および立ち下がり時にそれぞれ発生する前縁ノイズNld
および後縁ノイズNtlが重畳された入力信号Dinを受
け、この入力信号Dinから上記前縁ノイズNldと上記後
縁ノイズNtlとを除去した、入力パルス周期Tipに等し
い出力パルス周期Topでかつ入力パルス幅Tiwと実質的
に等しい出力パルス幅Towを有する出力パルス列PO か
ら成る出力信号Dout を出力する回路である。
ノイズ除去回路について説明する。本実施例のノイズ除
去回路は、所定の入力パルス周期Tipで所定の入力パル
ス幅(論理“1”レベルの区間)Tiwを有する入力パル
ス列Pi から成り、かつ入力パルスPi の立ち上がり時
および立ち下がり時にそれぞれ発生する前縁ノイズNld
および後縁ノイズNtlが重畳された入力信号Dinを受
け、この入力信号Dinから上記前縁ノイズNldと上記後
縁ノイズNtlとを除去した、入力パルス周期Tipに等し
い出力パルス周期Topでかつ入力パルス幅Tiwと実質的
に等しい出力パルス幅Towを有する出力パルス列PO か
ら成る出力信号Dout を出力する回路である。
【0011】図示のノイズ除去回路は、入力信号Dinか
ら前縁ノイズNldを除去する前縁ノイズ除去回路10
と、入力信号Dinから後縁ノイズNtlを除去する後縁ノ
イズ除去回路20とを有する。
ら前縁ノイズNldを除去する前縁ノイズ除去回路10
と、入力信号Dinから後縁ノイズNtlを除去する後縁ノ
イズ除去回路20とを有する。
【0012】前縁ノイズ除去回路10は、入力信号Din
から前縁ノイズNldを取り除きかつ反転した信号(以
下、前縁ノイズ除去反転信号と呼ぶ)Dlne を出力す
る。前縁ノイズ除去回路10は、第1及び第2の主遅延
素子11、12と、第1のインバータ13と、第1の再
トリガ形モノステーブル・マルチバイブレータ(モノマ
ルチ)14と、第1のノアゲート15とから構成されて
いる。
から前縁ノイズNldを取り除きかつ反転した信号(以
下、前縁ノイズ除去反転信号と呼ぶ)Dlne を出力す
る。前縁ノイズ除去回路10は、第1及び第2の主遅延
素子11、12と、第1のインバータ13と、第1の再
トリガ形モノステーブル・マルチバイブレータ(モノマ
ルチ)14と、第1のノアゲート15とから構成されて
いる。
【0013】第1の主遅延素子11は、入力信号Dinを
第1の主遅延時間Tdm1 だけ遅延させ、第1の主遅延信
号Ddm1 を出力する。この第1の主遅延時間Tdm1 は、
第1の再トリガ形モノステーブル・マルチバイブレータ
14に入力信号Dinが入力されてから出力されるまでの
時間(第1のバイブレータ応答時間)Tbr1 より長くな
るように設定されている(Tdm1 >Tbr1 )。第2の主
遅延素子12は、第1の主遅延信号Ddm1 を第2の主遅
延時間Tdm2 だけ遅延させ、第2の主遅延信号Ddm2 を
出力する。第2の主遅延時間Tdm2 は、入力信号Dinが
第1及び第2の主遅延素子11及び12と第1のインバ
ータ13とを通過する時間(Tdm1 +Tdm2 +Ti1)が
入力信号Dinの立ち上がり時に発生する前縁ノイズNld
の前縁ノイズ幅Tlnより長くなるように設定されている
((Tdm1 +Tdm2 +Ti1)>Tln)。第1のインバー
タ13は、第2の主遅延信号Dm2を反転し、第1の反転
遅延時間Ti1経過後に第1の反転信号Di1を出力する。
第1の主遅延時間Tdm1 だけ遅延させ、第1の主遅延信
号Ddm1 を出力する。この第1の主遅延時間Tdm1 は、
第1の再トリガ形モノステーブル・マルチバイブレータ
14に入力信号Dinが入力されてから出力されるまでの
時間(第1のバイブレータ応答時間)Tbr1 より長くな
るように設定されている(Tdm1 >Tbr1 )。第2の主
遅延素子12は、第1の主遅延信号Ddm1 を第2の主遅
延時間Tdm2 だけ遅延させ、第2の主遅延信号Ddm2 を
出力する。第2の主遅延時間Tdm2 は、入力信号Dinが
第1及び第2の主遅延素子11及び12と第1のインバ
ータ13とを通過する時間(Tdm1 +Tdm2 +Ti1)が
入力信号Dinの立ち上がり時に発生する前縁ノイズNld
の前縁ノイズ幅Tlnより長くなるように設定されている
((Tdm1 +Tdm2 +Ti1)>Tln)。第1のインバー
タ13は、第2の主遅延信号Dm2を反転し、第1の反転
遅延時間Ti1経過後に第1の反転信号Di1を出力する。
【0014】第1の再トリガ形モノステーブル・マルチ
バイブレータ14は、入力信号Dinをトリガ信号とし
て、第1の反転信号Di1をイネーブル信号として受け、
第1の反転信号Di1が論理“1”レベルの間、入力信号
Dinの各立ち上がりをトリガとして、第1のバイブレー
タ応答時間Tbr1 経過後に、所定の第1のパルス幅Tpw
1 以上のパルス幅をもつ第1のバイブレータ出力信号D
b1を出力する。ここで、第1のパルス幅Tpw1 は、前縁
ノイズNldの前縁ノイズ幅Tlnより長く、かつ入力パル
ス幅Tiwより短い幅をもつように設定されている(Tln
<Tpw1 <Tiw)。第1のノアゲート15は、第1の主
遅延信号Ddm1 と第1のバイブレータ出力信号Db1との
ノア演算を実行し、第1のノア演算結果信号を出力す
る。立ち上がりノイズ除去部10は、この第1のノア演
算結果信号を上記前縁ノイズ除去反転信号Dlne として
出力する。
バイブレータ14は、入力信号Dinをトリガ信号とし
て、第1の反転信号Di1をイネーブル信号として受け、
第1の反転信号Di1が論理“1”レベルの間、入力信号
Dinの各立ち上がりをトリガとして、第1のバイブレー
タ応答時間Tbr1 経過後に、所定の第1のパルス幅Tpw
1 以上のパルス幅をもつ第1のバイブレータ出力信号D
b1を出力する。ここで、第1のパルス幅Tpw1 は、前縁
ノイズNldの前縁ノイズ幅Tlnより長く、かつ入力パル
ス幅Tiwより短い幅をもつように設定されている(Tln
<Tpw1 <Tiw)。第1のノアゲート15は、第1の主
遅延信号Ddm1 と第1のバイブレータ出力信号Db1との
ノア演算を実行し、第1のノア演算結果信号を出力す
る。立ち上がりノイズ除去部10は、この第1のノア演
算結果信号を上記前縁ノイズ除去反転信号Dlne として
出力する。
【0015】後縁ノイズ除去部20は、前縁ノイズ除去
反転信号Dlne の立ち上がり時に発生するノイズ、すな
わち、入力信号Dinの後縁ノイズNtlを取り除き、出力
信号Dout を出力する。後縁ノイズ除去部20は、上記
前縁ノイズ除去部10と同様の構成を有する。すなわ
ち、後縁ノイズ除去部20は、第1及び第2の副遅延素
子21、22と、第2のインバータ23と、第2の再ト
リガ形モノステーブル・マルチバイブレータ(モノマル
チ)24と、第2のノアゲート25とから構成されてい
る。
反転信号Dlne の立ち上がり時に発生するノイズ、すな
わち、入力信号Dinの後縁ノイズNtlを取り除き、出力
信号Dout を出力する。後縁ノイズ除去部20は、上記
前縁ノイズ除去部10と同様の構成を有する。すなわ
ち、後縁ノイズ除去部20は、第1及び第2の副遅延素
子21、22と、第2のインバータ23と、第2の再ト
リガ形モノステーブル・マルチバイブレータ(モノマル
チ)24と、第2のノアゲート25とから構成されてい
る。
【0016】第1の副遅延素子21は、前縁ノイズ除去
反転信号Dlne を第1の副遅延時間Tds1 だけ遅延さ
せ、第1の副遅延信号Dds1 を出力する。この第1の副
遅延時間Tds1 は、第2の再トリガ形モノステーブル・
マルチバイブレータ24に前縁ノイズ除去反転信号Dln
e が入力されてから出力されるまでの時間(第2のバイ
ブレータ応答時間)Tbr2 より長くなるように設定され
ている(Tds1 >Tbr2)。第2の副遅延素子22は、
第1の副遅延信号Dds1 を第2の副遅延時間Tds2 だけ
遅延させ、第2の副遅延信号Ds2を出力する。第2の副
遅延時間Tds2 は、前縁ノイズ除去反転信号Dlne が第
1及び第2の副遅延素子21及び22と第2のインバー
タ23とを通過する時間(Tds1 +Tds2 +Ti2)が入
力信号Dinの立ち下がり時に発生する後縁ノイズNtlの
後縁ノイズ幅Ttnより長くなるように設定されている
((Tds1 +Tds2 +Ti2)>Ttn)。第2のインバー
タ23は、第2の副遅延信号Dds2 を反転し、第2の反
転遅延時間Ti2経過後に第2の反転信号Di2を出力す
る。
反転信号Dlne を第1の副遅延時間Tds1 だけ遅延さ
せ、第1の副遅延信号Dds1 を出力する。この第1の副
遅延時間Tds1 は、第2の再トリガ形モノステーブル・
マルチバイブレータ24に前縁ノイズ除去反転信号Dln
e が入力されてから出力されるまでの時間(第2のバイ
ブレータ応答時間)Tbr2 より長くなるように設定され
ている(Tds1 >Tbr2)。第2の副遅延素子22は、
第1の副遅延信号Dds1 を第2の副遅延時間Tds2 だけ
遅延させ、第2の副遅延信号Ds2を出力する。第2の副
遅延時間Tds2 は、前縁ノイズ除去反転信号Dlne が第
1及び第2の副遅延素子21及び22と第2のインバー
タ23とを通過する時間(Tds1 +Tds2 +Ti2)が入
力信号Dinの立ち下がり時に発生する後縁ノイズNtlの
後縁ノイズ幅Ttnより長くなるように設定されている
((Tds1 +Tds2 +Ti2)>Ttn)。第2のインバー
タ23は、第2の副遅延信号Dds2 を反転し、第2の反
転遅延時間Ti2経過後に第2の反転信号Di2を出力す
る。
【0017】第2の再トリガ形モノステーブル・マルチ
バイブレータ24は、前縁ノイズ除去反転信号Dlne を
トリガ信号として、第2の反転信号Di2をイネーブル信
号として受け、第2の反転信号Di2が論理“1”レベル
の間、前縁ノイズ除去反転信号Dlne の各立ち上がりを
トリガとして、第2のバイブレータ応答時間Tbr2 経過
後に、所定の第2のパルス幅Tpw2 以上のパルス幅をも
つ第2のバイブレータ出力信号Db2を出力する。第2の
パルス幅Tpw2 は、後縁ノイズNtlの後縁ノイズ幅Ttn
より長く、かつ入力パルス周期Tipから入力パルス幅T
iwを差し引いた入力パルス休止区間(Tip−Tiw)より
短い幅をもつように設定されている(Ttn<Tpw2 <
(Tip−Tiw))。第2のノアゲート25は、第1の副
遅延信号Dds1 と第2のバイブレータ出力信号Db2との
ノア演算を実行し、第2のノア演算結果信号を出力す
る。後縁ノイズ除去部20は、この第2のノア演算結果
信号を上記出力信号Dout として出力する。
バイブレータ24は、前縁ノイズ除去反転信号Dlne を
トリガ信号として、第2の反転信号Di2をイネーブル信
号として受け、第2の反転信号Di2が論理“1”レベル
の間、前縁ノイズ除去反転信号Dlne の各立ち上がりを
トリガとして、第2のバイブレータ応答時間Tbr2 経過
後に、所定の第2のパルス幅Tpw2 以上のパルス幅をも
つ第2のバイブレータ出力信号Db2を出力する。第2の
パルス幅Tpw2 は、後縁ノイズNtlの後縁ノイズ幅Ttn
より長く、かつ入力パルス周期Tipから入力パルス幅T
iwを差し引いた入力パルス休止区間(Tip−Tiw)より
短い幅をもつように設定されている(Ttn<Tpw2 <
(Tip−Tiw))。第2のノアゲート25は、第1の副
遅延信号Dds1 と第2のバイブレータ出力信号Db2との
ノア演算を実行し、第2のノア演算結果信号を出力す
る。後縁ノイズ除去部20は、この第2のノア演算結果
信号を上記出力信号Dout として出力する。
【0018】次に、図2を参照して、図1に示したノイ
ズ除去回路の動作について説明する。図2において、第
1乃至第5行目にそれぞれ入力信号Din,第1の反転信
号Di1,第1の主遅延信号Ddm1 ,第1のバイブレータ
出力信号Db1,および前縁ノイズ除去反転信号Dlne を
示す。また、第6乃至第9行目にそれぞれ第2の反転信
号Di2,第1の副遅延信号Dds1 ,第2のバイブレータ
出力信号Db2, および出力信号Dout を示す。
ズ除去回路の動作について説明する。図2において、第
1乃至第5行目にそれぞれ入力信号Din,第1の反転信
号Di1,第1の主遅延信号Ddm1 ,第1のバイブレータ
出力信号Db1,および前縁ノイズ除去反転信号Dlne を
示す。また、第6乃至第9行目にそれぞれ第2の反転信
号Di2,第1の副遅延信号Dds1 ,第2のバイブレータ
出力信号Db2, および出力信号Dout を示す。
【0019】図2の例では、入力信号Dinとして、第1
の入力パルスPi1と、それに引き続く第2の入力パルス
Pi2とを有する信号を示してある。第1の入力パルスP
i1にはその立ち上がり時およびその立ち下がり時にそれ
ぞれ発生した前縁ノイズNldおよび後縁ノイズNtlが重
畳されている。これに対して、第2の入力パルスPi2に
はこのようなノイズが重畳されていない。
の入力パルスPi1と、それに引き続く第2の入力パルス
Pi2とを有する信号を示してある。第1の入力パルスP
i1にはその立ち上がり時およびその立ち下がり時にそれ
ぞれ発生した前縁ノイズNldおよび後縁ノイズNtlが重
畳されている。これに対して、第2の入力パルスPi2に
はこのようなノイズが重畳されていない。
【0020】最初に、前縁ノイズNld及び後縁ノイズN
tlが重畳された第1の入力パルスPi1が本ノイズ除去回
路に供給された場合の動作について説明する。先ず、前
縁ノイズ除去回路10の動作について説明し、後で、後
縁ノイズ除去回路20の動作について説明する。
tlが重畳された第1の入力パルスPi1が本ノイズ除去回
路に供給された場合の動作について説明する。先ず、前
縁ノイズ除去回路10の動作について説明し、後で、後
縁ノイズ除去回路20の動作について説明する。
【0021】前縁ノイズ除去回路10において、前縁ノ
イズNldが存在しているとき、第1の反転信号Di1は論
理“1”レベルであるので、第1のモノステーブル・マ
ルチバイブレータ14は前縁ノイズNldの立ち上がりを
トリガとして、第1のバイブレータ応答時間Tbr1 経過
後、論理“1”レベルの第1のバイブレータ出力信号D
b1を出力する。また、第1の入力パルスPi1の立ち上が
り時にもまだ第1の反転信号Di1は論理“1”レベルを
保持している。したがって、この第1の入力パルスPi1
の立ち上がり時にも再びトリガされ、第1のモノステー
ブル・マルチバイブレータ24は論理“1”レベルの第
1のバイブレータ出力信号Db1を出力し続ける。
イズNldが存在しているとき、第1の反転信号Di1は論
理“1”レベルであるので、第1のモノステーブル・マ
ルチバイブレータ14は前縁ノイズNldの立ち上がりを
トリガとして、第1のバイブレータ応答時間Tbr1 経過
後、論理“1”レベルの第1のバイブレータ出力信号D
b1を出力する。また、第1の入力パルスPi1の立ち上が
り時にもまだ第1の反転信号Di1は論理“1”レベルを
保持している。したがって、この第1の入力パルスPi1
の立ち上がり時にも再びトリガされ、第1のモノステー
ブル・マルチバイブレータ24は論理“1”レベルの第
1のバイブレータ出力信号Db1を出力し続ける。
【0022】一方、第1の主遅延回路11は入力信号D
inを第1の主遅延時間Tdm1 だけ遅延させ、第1の主遅
延信号Ddm1 を出力する。また、第1のインバータ13
は、入力信号Dinに対して第1および第2の主遅延時間
Tdm1 およびTdm2 と第1の反転遅延時間Ti1とを加え
た時間(Tdm1 +Tdm2 +Ti1)の遅延を与えた第1の
反転信号Di1を出力する。
inを第1の主遅延時間Tdm1 だけ遅延させ、第1の主遅
延信号Ddm1 を出力する。また、第1のインバータ13
は、入力信号Dinに対して第1および第2の主遅延時間
Tdm1 およびTdm2 と第1の反転遅延時間Ti1とを加え
た時間(Tdm1 +Tdm2 +Ti1)の遅延を与えた第1の
反転信号Di1を出力する。
【0023】第1の再トリガ形モノステーブル・マルチ
バイブレータ14の第1のバイブレータ出力信号Db1
は、上記第1の入力パルスPi1の立ち上がりに第1のバ
イブレータ応答時間Tbr1 経過後応答してから第1のパ
ルス幅Tpw1 経過後に論理“0”レベルに戻る。この時
点では、第1の主遅延回路11は、論理“1”レベルの
第1の主遅延信号Ddm1 を出力している。
バイブレータ14の第1のバイブレータ出力信号Db1
は、上記第1の入力パルスPi1の立ち上がりに第1のバ
イブレータ応答時間Tbr1 経過後応答してから第1のパ
ルス幅Tpw1 経過後に論理“0”レベルに戻る。この時
点では、第1の主遅延回路11は、論理“1”レベルの
第1の主遅延信号Ddm1 を出力している。
【0024】第1のノアゲート15は、第1の主遅延信
号Ddm1 と第1のバイブレータ出力信号Db1とのノア演
算を実行して、第1のゲート応答時間Tgr1 経過後に、
第1の入力パルスPi1に重畳された前縁ノイズNldが除
去された、前縁ノイズ除去反転信号Dlne を出力する。
号Ddm1 と第1のバイブレータ出力信号Db1とのノア演
算を実行して、第1のゲート応答時間Tgr1 経過後に、
第1の入力パルスPi1に重畳された前縁ノイズNldが除
去された、前縁ノイズ除去反転信号Dlne を出力する。
【0025】すなわち、第1のバイブレータ出力信号D
b1は、前縁ノイズNldの除去を指示するための前縁ノイ
ズ除去指示信号として使用される。換言すれば、第2の
主遅延素子12と第2のインバータ13と第1のモノス
テーブル・マルチバイブレータ14との組み合わせは、
入力信号Dinと第1の主遅延信号Ddm1 とに基づいて前
縁ノイズ除去指示信号を出力する前縁ノイズ除去指示信
号発生部16として働く。また、第1のノアゲート15
は、前縁ノイズ除去指示信号によって、第1の主遅延回
路11から出力される第1の主遅延信号Ddm1 から前縁
ノイズNldを除去する前縁ノイズ除去部として働く。
b1は、前縁ノイズNldの除去を指示するための前縁ノイ
ズ除去指示信号として使用される。換言すれば、第2の
主遅延素子12と第2のインバータ13と第1のモノス
テーブル・マルチバイブレータ14との組み合わせは、
入力信号Dinと第1の主遅延信号Ddm1 とに基づいて前
縁ノイズ除去指示信号を出力する前縁ノイズ除去指示信
号発生部16として働く。また、第1のノアゲート15
は、前縁ノイズ除去指示信号によって、第1の主遅延回
路11から出力される第1の主遅延信号Ddm1 から前縁
ノイズNldを除去する前縁ノイズ除去部として働く。
【0026】後縁ノイズ除去回路20において、第1の
副遅延素子21は、前縁ノイズ除去反転信号Dlne を第
1の副遅延時間Tds1 だけ遅延させ、第1の副遅延信号
Dds1 を出力する。第2のインバータ23は、前縁ノイ
ズ除去反転信号Dlne に対して第1および第2の副遅延
時間Tds1 およびTds2 と第2の反転遅延時間Ti2とを
加えた時間(Tds1 +Tds2 +Ti2)の遅延を与えた第
2の反転信号Di2を出力する。従って、前縁ノイズ除去
反転信号Dlne が論理“1”レベルから論理“0”レベ
ルに変化した時点から(Tds1 +Tds2 +Ti2)の時間
経過後に第2の反転信号Di2は論理“0”レベルから論
理“1”レベルに遷移する。
副遅延素子21は、前縁ノイズ除去反転信号Dlne を第
1の副遅延時間Tds1 だけ遅延させ、第1の副遅延信号
Dds1 を出力する。第2のインバータ23は、前縁ノイ
ズ除去反転信号Dlne に対して第1および第2の副遅延
時間Tds1 およびTds2 と第2の反転遅延時間Ti2とを
加えた時間(Tds1 +Tds2 +Ti2)の遅延を与えた第
2の反転信号Di2を出力する。従って、前縁ノイズ除去
反転信号Dlne が論理“1”レベルから論理“0”レベ
ルに変化した時点から(Tds1 +Tds2 +Ti2)の時間
経過後に第2の反転信号Di2は論理“0”レベルから論
理“1”レベルに遷移する。
【0027】第1の入力パルスTi1の立ち下がり時に発
生する後縁ノイズNtlと対応した箇所に、前縁ノイズ除
去反転信号Dlne の立ち上がり時にノイズが現れる。こ
の時点では、第2の反転信号Di2が論理“1”レベルの
ままなので、第2の再トリガ形モノステーブル・マルチ
バイブレータ24は前縁ノイズ除去反転信号Dlne のノ
イズの立ち上がりをトリガとして、第2のバイブレータ
応答時間Tbr2 経過後に論理“1”レベルの第2のバイ
ブレータ出力信号Db2を出力する。また、第1の入力パ
ルスPi1後のパルス休止区間に対応する前縁ノイズ除去
反転信号Dlneの立ち上がりを再びトリガとして、第2
の再トリガ形モノステーブル・マルチバイブレータ24
は第2のバイブレータ応答時間Tbr2 に第2のパルス幅
Tpw2 を加えた時間(Tbr2 +Tpw2 )、第2のバイブ
レータ出力信号Db2として論理“1”レベルを保持し続
ける。
生する後縁ノイズNtlと対応した箇所に、前縁ノイズ除
去反転信号Dlne の立ち上がり時にノイズが現れる。こ
の時点では、第2の反転信号Di2が論理“1”レベルの
ままなので、第2の再トリガ形モノステーブル・マルチ
バイブレータ24は前縁ノイズ除去反転信号Dlne のノ
イズの立ち上がりをトリガとして、第2のバイブレータ
応答時間Tbr2 経過後に論理“1”レベルの第2のバイ
ブレータ出力信号Db2を出力する。また、第1の入力パ
ルスPi1後のパルス休止区間に対応する前縁ノイズ除去
反転信号Dlneの立ち上がりを再びトリガとして、第2
の再トリガ形モノステーブル・マルチバイブレータ24
は第2のバイブレータ応答時間Tbr2 に第2のパルス幅
Tpw2 を加えた時間(Tbr2 +Tpw2 )、第2のバイブ
レータ出力信号Db2として論理“1”レベルを保持し続
ける。
【0028】第2のノアゲート25により、第1の副遅
延信号Dds1 と第2のバイブレータ出力信号Db2とのノ
ア演算を実行することにより、第2のゲート応答時間T
gr2経過後に、第1の入力パルスPi1に重畳された後縁
ノイズNtnが除去された、出力信号Dout の第1の出力
パルスPo1を得ることができる。
延信号Dds1 と第2のバイブレータ出力信号Db2とのノ
ア演算を実行することにより、第2のゲート応答時間T
gr2経過後に、第1の入力パルスPi1に重畳された後縁
ノイズNtnが除去された、出力信号Dout の第1の出力
パルスPo1を得ることができる。
【0029】すなわち、第2のバイブレータ出力信号D
b2は、後縁ノイズNtlの除去を指示するための後縁ノイ
ズ除去指示信号として使用される。換言すれば、第2の
副遅延素子22と第2のインバータ23と第2の再トリ
ガ形モノステーブル・マルチバイブレータ24との組み
合わせは、前縁ノイズ除去反転信号Dlne と第1の副遅
延信号Dds1 とに基づいて後縁ノイズ除去指示信号を出
力する後縁ノイズ除去指示信号発生部26として働く。
また、第2のノアゲート25は、後縁ノイズ除去指示信
号によって、第1の副遅延回路21から出力される第1
の副遅延信号Dds1 から後縁ノイズNtlを除去する後縁
ノイズ除去部として働く。
b2は、後縁ノイズNtlの除去を指示するための後縁ノイ
ズ除去指示信号として使用される。換言すれば、第2の
副遅延素子22と第2のインバータ23と第2の再トリ
ガ形モノステーブル・マルチバイブレータ24との組み
合わせは、前縁ノイズ除去反転信号Dlne と第1の副遅
延信号Dds1 とに基づいて後縁ノイズ除去指示信号を出
力する後縁ノイズ除去指示信号発生部26として働く。
また、第2のノアゲート25は、後縁ノイズ除去指示信
号によって、第1の副遅延回路21から出力される第1
の副遅延信号Dds1 から後縁ノイズNtlを除去する後縁
ノイズ除去部として働く。
【0030】次に、ノイズのない第2の入力パルスPi2
が本ノイズ除去回路に供給された場合の動作について説
明する。先ず、前縁ノイズ除去回路10の動作について
説明し、後で、後縁ノイズ除去回路20の動作について
説明する。
が本ノイズ除去回路に供給された場合の動作について説
明する。先ず、前縁ノイズ除去回路10の動作について
説明し、後で、後縁ノイズ除去回路20の動作について
説明する。
【0031】前縁ノイズ除去回路10において、第2の
入力パルスPi2の立ち上がり時、第1の反転信号Di1は
論理“1”レベルであるので、第1のモノステーブル・
マルチバイブレータ14は第2の入力パルスPi2の立ち
上がりをトリガとして、第1のバイブレータ応答時間T
br1 経過後、第1のパルス幅Tpw1 を持つ論理“1”レ
ベルの第1のバイブレータ出力信号Db1を出力する。
入力パルスPi2の立ち上がり時、第1の反転信号Di1は
論理“1”レベルであるので、第1のモノステーブル・
マルチバイブレータ14は第2の入力パルスPi2の立ち
上がりをトリガとして、第1のバイブレータ応答時間T
br1 経過後、第1のパルス幅Tpw1 を持つ論理“1”レ
ベルの第1のバイブレータ出力信号Db1を出力する。
【0032】一方、第1の主遅延回路11は入力信号D
inを第1の主遅延時間Tdm1 だけ遅延させ、第1の主遅
延信号Ddm1 を出力する。また、第1のインバータ13
は、入力信号Dinに対して第1および第2の主遅延時間
Tdm1 およびTdm2 と第1の反転遅延時間Ti1とを加え
た時間(Tdm1 +Tdm2 +Ti1)の遅延を与えた第1の
反転信号Di1を出力する。
inを第1の主遅延時間Tdm1 だけ遅延させ、第1の主遅
延信号Ddm1 を出力する。また、第1のインバータ13
は、入力信号Dinに対して第1および第2の主遅延時間
Tdm1 およびTdm2 と第1の反転遅延時間Ti1とを加え
た時間(Tdm1 +Tdm2 +Ti1)の遅延を与えた第1の
反転信号Di1を出力する。
【0033】第1の再トリガ形モノステーブル・マルチ
バイブレータ14の第1のバイブレータ出力信号Db1
は、上記第2の入力パルスPi2の立ち上がりに第1のバ
イブレータ応答時間Tbr1 経過後応答してから第1のパ
ルス幅Tpw1 経過後に論理“0”レベルに戻る。この時
点では、第1の主遅延回路11は、論理“1”レベルの
第1の主遅延信号Ddm1 を出力している。
バイブレータ14の第1のバイブレータ出力信号Db1
は、上記第2の入力パルスPi2の立ち上がりに第1のバ
イブレータ応答時間Tbr1 経過後応答してから第1のパ
ルス幅Tpw1 経過後に論理“0”レベルに戻る。この時
点では、第1の主遅延回路11は、論理“1”レベルの
第1の主遅延信号Ddm1 を出力している。
【0034】第1のノアゲート15は、第1の主遅延信
号Ddm1 と第1のバイブレータ出力信号Db1とのノア演
算を実行することにより、第1のゲート応答時間Tgr1
経過後に、前縁ノイズ除去反転信号Dlne を出力する。
但し、第2の入力パルスPi2にはもととも前縁ノイズが
重畳されていないので、前縁ノイズ除去反転信号Dlne
は第2の入力パルスPi2を反転した信号と同等である。
号Ddm1 と第1のバイブレータ出力信号Db1とのノア演
算を実行することにより、第1のゲート応答時間Tgr1
経過後に、前縁ノイズ除去反転信号Dlne を出力する。
但し、第2の入力パルスPi2にはもととも前縁ノイズが
重畳されていないので、前縁ノイズ除去反転信号Dlne
は第2の入力パルスPi2を反転した信号と同等である。
【0035】後縁ノイズ除去回路20において、第1の
副遅延素子21は、前縁ノイズ除去反転信号Dlne を第
1の副遅延時間Tds1 だけ遅延させ、第1の副遅延信号
Dds1 を出力する。第2のインバータ23は、前縁ノイ
ズ除去反転信号Dlne に対して第1および第2の副遅延
時間Tds1 およびTds2 と第2の反転遅延時間Ti2とを
加えた時間(Tds1 +Tds2 +Ti2)の遅延を与えた第
2の反転信号Di2を出力する。従って、前縁ノイズ除去
反転信号Dlne が論理“1”レベルから論理“0”レベ
ルに変化した時点から(Tds1 +Tds2 +Ti2)の時間
経過後に第2の反転信号Di2は論理“0”レベルから論
理“1”レベルに遷移する。
副遅延素子21は、前縁ノイズ除去反転信号Dlne を第
1の副遅延時間Tds1 だけ遅延させ、第1の副遅延信号
Dds1 を出力する。第2のインバータ23は、前縁ノイ
ズ除去反転信号Dlne に対して第1および第2の副遅延
時間Tds1 およびTds2 と第2の反転遅延時間Ti2とを
加えた時間(Tds1 +Tds2 +Ti2)の遅延を与えた第
2の反転信号Di2を出力する。従って、前縁ノイズ除去
反転信号Dlne が論理“1”レベルから論理“0”レベ
ルに変化した時点から(Tds1 +Tds2 +Ti2)の時間
経過後に第2の反転信号Di2は論理“0”レベルから論
理“1”レベルに遷移する。
【0036】第2の入力パルスPi2後のパルス休止区間
に対応する前縁ノイズ除去反転信号Dlne の立ち上がり
をトリガとして、第2の再トリガ形モノステーブル・マ
ルチバイブレータ24は第2のバイブレータ応答時間T
br2 経過後に第2のパルス幅Tpw2 を持つ論理“1”レ
ベルの第2のバイブレータ出力信号Db2を出力する。
に対応する前縁ノイズ除去反転信号Dlne の立ち上がり
をトリガとして、第2の再トリガ形モノステーブル・マ
ルチバイブレータ24は第2のバイブレータ応答時間T
br2 経過後に第2のパルス幅Tpw2 を持つ論理“1”レ
ベルの第2のバイブレータ出力信号Db2を出力する。
【0037】第2のノアゲート25は、第1の副遅延信
号Dds1 と第2のバイブレータ出力信号Db2とのノア演
算を実行して、第2のゲート応答時間Tgr2 経過後に、
出力信号Dout の第2の出力パルスPo2を出力する。
号Dds1 と第2のバイブレータ出力信号Db2とのノア演
算を実行して、第2のゲート応答時間Tgr2 経過後に、
出力信号Dout の第2の出力パルスPo2を出力する。
【0038】次に、本発明では、出力信号Dout の出力
デューティ比(Tow/Top)を入力信号Dinの入力デュ
ーティ比(Tiw/Tip)に等しくできるということにつ
いて説明する。ここで、ノイズが重畳されていない第2
の入力パルスPi2の入力パルス幅Tiwは、その立ち上が
り時点から立ち下がり時点までの時間として既定でき
る。しかしながら、前縁ノイズNldと後縁ノイズNtlと
が重畳された第1の入力パルスPi1の入力パルス幅Tiw
は一義的には既定できない。そこで、ここでは、前縁ノ
イズNldの前縁ノイズ幅Tlnと後縁ノイズNtlの後縁ノ
イズ幅Ttnとがほぼ等しいと見做し、図2に示すよう
に、前縁ノイズ幅Tlnを含めた第1の入力パルスPi1の
幅を、第1の入力パルスPi1の入力パルス幅Tiwである
と既定する。換言すれば、第1の入力パルスPi1の実質
的な立ち上がり時点を前縁ノイズ幅Tlnの立ち上がり時
点とする。
デューティ比(Tow/Top)を入力信号Dinの入力デュ
ーティ比(Tiw/Tip)に等しくできるということにつ
いて説明する。ここで、ノイズが重畳されていない第2
の入力パルスPi2の入力パルス幅Tiwは、その立ち上が
り時点から立ち下がり時点までの時間として既定でき
る。しかしながら、前縁ノイズNldと後縁ノイズNtlと
が重畳された第1の入力パルスPi1の入力パルス幅Tiw
は一義的には既定できない。そこで、ここでは、前縁ノ
イズNldの前縁ノイズ幅Tlnと後縁ノイズNtlの後縁ノ
イズ幅Ttnとがほぼ等しいと見做し、図2に示すよう
に、前縁ノイズ幅Tlnを含めた第1の入力パルスPi1の
幅を、第1の入力パルスPi1の入力パルス幅Tiwである
と既定する。換言すれば、第1の入力パルスPi1の実質
的な立ち上がり時点を前縁ノイズ幅Tlnの立ち上がり時
点とする。
【0039】第1の入力パルスPi1の実質的な立ち上が
り時点から、第1のバイブレータ応答時間Tbr1 と第1
のゲート応答時間Tgr1 と第1の副遅延時間Tds1 と第
2のゲート応答時間Tgr2 とを加えた時間(Tbr1 +T
gr1 +Tds1 +Tgr2 )経過後に第1の出力パルスPo1
は立ち上がる。また、第1の入力パルスPi1の立ち下が
り時点から、第1の主遅延時間Tdm1 と第1のゲート応
答時間Tgr1 と第2のバイブレータ応答時間Tbr2 と第
2のゲート応答時間Tgr2 とを加えた時間(Tdm1 +T
gr1 +Tbr2 +Tgr2 )経過後に第1の出力パルスPo1
は立ち下がる。同様に、第2の入力パルスPi2の立ち上
がり時点から時間(Tbr1 +Tgr1 +Tds1 +Tgr2 )
経過後に第2の出力パルスPo2は立ち上がり、第2の入
力パルスPi2の立ち下がり時点から時間(Tdm1 +Tgr
1 +Tbr2 +Tgr2 )経過後に第2の出力パルスPo2は
立ち下がる。したがって、第1のバイブレータ応答時間
Tbr1 と第2のバイブレータ応答時間Tbr2 とを等しく
設定し、かつ第1の主遅延時間Tdm1 と第1の副遅延時
間Tds1 とを等しく設定すれば、第1および第2の出力
パルスPo1およびP02の出力パルス幅Towは第1および
第2の入力パルスPi1およびPi2の入力パルス幅Tiwと
等しくなる。換言すれば、出力信号Dout の出力デュー
ティ比(Tow/Top)を入力信号Dinの入力デューティ
比(Tiw/Tip)に等しくすることができる。
り時点から、第1のバイブレータ応答時間Tbr1 と第1
のゲート応答時間Tgr1 と第1の副遅延時間Tds1 と第
2のゲート応答時間Tgr2 とを加えた時間(Tbr1 +T
gr1 +Tds1 +Tgr2 )経過後に第1の出力パルスPo1
は立ち上がる。また、第1の入力パルスPi1の立ち下が
り時点から、第1の主遅延時間Tdm1 と第1のゲート応
答時間Tgr1 と第2のバイブレータ応答時間Tbr2 と第
2のゲート応答時間Tgr2 とを加えた時間(Tdm1 +T
gr1 +Tbr2 +Tgr2 )経過後に第1の出力パルスPo1
は立ち下がる。同様に、第2の入力パルスPi2の立ち上
がり時点から時間(Tbr1 +Tgr1 +Tds1 +Tgr2 )
経過後に第2の出力パルスPo2は立ち上がり、第2の入
力パルスPi2の立ち下がり時点から時間(Tdm1 +Tgr
1 +Tbr2 +Tgr2 )経過後に第2の出力パルスPo2は
立ち下がる。したがって、第1のバイブレータ応答時間
Tbr1 と第2のバイブレータ応答時間Tbr2 とを等しく
設定し、かつ第1の主遅延時間Tdm1 と第1の副遅延時
間Tds1 とを等しく設定すれば、第1および第2の出力
パルスPo1およびP02の出力パルス幅Towは第1および
第2の入力パルスPi1およびPi2の入力パルス幅Tiwと
等しくなる。換言すれば、出力信号Dout の出力デュー
ティ比(Tow/Top)を入力信号Dinの入力デューティ
比(Tiw/Tip)に等しくすることができる。
【0040】尚、本発明は上述した実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形・変
更が可能であるのは勿論である。例えば、再トリガ形モ
ノステーブル・マルチバイブレータの代わりに、普通の
モノステーブル・マルチバイブレータを使用しても良
い。この場合、普通のモノステーブル・マルチバイブレ
ータの出力パルス幅をノイズが除去できる程度の幅に設
定すれば良い。
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形・変
更が可能であるのは勿論である。例えば、再トリガ形モ
ノステーブル・マルチバイブレータの代わりに、普通の
モノステーブル・マルチバイブレータを使用しても良
い。この場合、普通のモノステーブル・マルチバイブレ
ータの出力パルス幅をノイズが除去できる程度の幅に設
定すれば良い。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、入力パル
スの立ち上がり時に発生する前縁ノイズを除去する前縁
ノイズ除去回路と、入力パルスの立ち下がり時に発生す
る後縁ノイズを除去する後縁ノイズ除去回路とを設ける
ことにより、前縁ノイズと後縁ノイズとの両方が確実に
除去された出力パルスを得ることができる。また、本発
明によるノイズ除去回路によって生成された波形はデュ
ーティ比を保つという効果を奏する。
スの立ち上がり時に発生する前縁ノイズを除去する前縁
ノイズ除去回路と、入力パルスの立ち下がり時に発生す
る後縁ノイズを除去する後縁ノイズ除去回路とを設ける
ことにより、前縁ノイズと後縁ノイズとの両方が確実に
除去された出力パルスを得ることができる。また、本発
明によるノイズ除去回路によって生成された波形はデュ
ーティ比を保つという効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例によるノイズ除去回路の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】図1に示したノイズ除去回路の動作を説明する
ためのタイムチャートである。
ためのタイムチャートである。
【図3】従来のノイズ除去回路の構成を示すブロック図
である。
である。
【図4】図3に示したノイズ除去回路の動作を説明する
ためのタイムチャートである。
ためのタイムチャートである。
10 前縁ノイズ除去回路 11,12 遅延素子 13 インバータ 14 再トリガ形モノステーブル・マルチバイブレー
タ(モノマルチ) 15 ノアゲート 20 後縁ノイズ除去回路 21,22 遅延素子 23 インバータ 24 再トリガ形モノステーブル・マルチバイブレー
タ(モノマルチ) 25 ノアゲート
タ(モノマルチ) 15 ノアゲート 20 後縁ノイズ除去回路 21,22 遅延素子 23 インバータ 24 再トリガ形モノステーブル・マルチバイブレー
タ(モノマルチ) 25 ノアゲート
Claims (6)
- 【請求項1】 所定の入力パルス周期で所定の入力パル
ス幅を有する入力パルス列から成り、かつ入力パルスの
立ち上がり時および立ち下がり時にそれぞれ発生する前
縁ノイズおよび後縁ノイズが重畳された入力信号を受
け、該入力信号から前記前縁ノイズと前記後縁ノイズと
を除去した、前記入力パルス周期に等しい出力パルス周
期でかつ前記入力パルス幅と実質的に等しい出力パルス
幅を有する出力パルス列から成る出力信号を出力するノ
イズ除去回路であって、 前記入力信号から前記前縁ノイズを除去して前縁ノイズ
除去信号を出力する前縁ノイズ除去回路(10)と、前
記前縁ノイズ除去信号から前記後縁ノイズを除去して前
記出力信号を出力する後縁ノイズ除去回路(20)とを
有し、 前記前縁ノイズ除去回路(10)は、前記入力信号を所
定の主遅延時間だけ遅延させ、主遅延信号を出力する主
遅延素子(11)と、前記入力信号と前記主遅延信号と
に基づいて前縁ノイズ除去指示信号を出力する前縁ノイ
ズ除去指示信号発生部(16)と、前記前縁ノイズ除去
指示信号によって、前記主遅延信号から前記前縁ノイズ
を除去して前記前縁ノイズ除去信号を出力する前縁ノイ
ズ除去部(15)とを有し、 前記後縁ノイズ除去回路(20)は、前記前縁ノイズ除
去信号を前記所定の主遅延時間と等しい所定の副遅延時
間だけ遅延させ、副遅延信号を出力する副遅延素子(2
1)と、前記前縁ノイズ除去信号と副遅延信号とに基づ
いて後縁ノイズ除去指示信号を出力する後縁ノイズ除去
指示信号発生部(26)と、前記後縁ノイズ除去指示信
号によって、前記副遅延信号から前記後縁ノイズを除去
して前記出力信号を出力する後縁ノイズ除去部(25)
とを有し、 前記前縁ノイズ除去指示信号発生部(16)の応答時間
と前記後縁ノイズ除去指示信号発生部(26)の応答時
間とを等しく設定し、かつ前記所定の主遅延時間および
副遅延時間を前記前縁ノイズ除去指示信号発生部(1
6)および前記後縁ノイズ除去指示信号発生部(26)
の応答時間より長くなるように設定した ことを特徴とす
るノイズ除去回路。 - 【請求項2】 所定の入力パルス周期で所定の入力パル
ス幅を有する入力パルス列から成り、かつ入力パルスの
立ち上がり時および立ち下がり時にそれぞれ発生する前
縁ノイズおよび後縁ノイズが重畳された入力信号を受
け、該入力信号から前記前縁ノイズと前記後縁ノイズと
を除去した、前記入力パルス周期に等しい出力パルス周
期でかつ前記入力パルス幅と実質的に等しい出力パルス
幅を有する出力パルス列から成る出力信号を出力するノ
イズ除去回路であって、 前記入力信号から前記前縁ノイズを取り除きかつ反転し
た前縁ノイズ除去反転信号を出力する前縁ノイズ除去回
路(10)と、前記前縁ノイズ除去反転信号の立ち上が
り時に発生するノイズを取り除くことにより、前記入力
信号の前記後縁ノイズを取り除いて前記出力信号を出力
する後縁ノイズ除去回路(20)とを有し、 前記前縁ノイズ除去回路(10)は、前記入力信号を所
定の主遅延時間だけ遅延させ、主遅延信号を出力する主
遅延素子(11)と、前記入力信号と前記主遅延信号と
に基づいて前縁ノイズ除去指示信号を出力する前縁ノイ
ズ除去指示信号発生部(16)と、前記前縁ノイズ除去
指示信号によって、前記主遅延信号から前記前縁ノイズ
を除去して前記前縁ノイズ反転除去信号を出力する前縁
ノイズ除去部(15)とを有し、 前記後縁ノイズ除去回路(20)は、前記前縁ノイズ除
去反転信号を前記所定の主遅延時間と等しい所定の副遅
延時間だけ遅延させ、副遅延信号を出力する副遅延素子
(21)と、前記前縁ノイズ除去信号と副遅延信号とに
基づいて後縁ノイズ除去指示信号を出力する後縁ノイズ
除去指示信号発生部(26)と、前記後縁ノイズ除去指
示信号によって、前記副遅延信号から前記後縁ノイズを
除去して前記出力信号を出力する後縁ノイズ除去部(2
5)とを有し、 前記前縁ノイズ除去指示信号発生部(16)の応答時間
と前記後縁ノイズ除去指示信号発生部(26)の応答時
間とを等しく設定し、かつ前記所定の主遅延時間および
副遅延時間を前記前縁ノイズ除去指示信号発生部(1
6)および前記後縁ノイズ除去指示信号発生部(26)
の応答時間より長くなるように設定したことを特徴とす
る ノイズ除去回路。 - 【請求項3】 前記前縁ノイズ除去指示信号発生部(1
6)は、前記主遅延信号を所定の付加主遅延時間だけ遅
延させ、付加主遅延信号を出力する付加主遅延素子(1
2)と、前記付加主遅延信号を反転して反転信号を出力
するインバータ(13)と、前記入力信号をトリガ信号
として、前記反転信号をイネーブル信号として受け、所
定のパルス幅で既定されたパルス幅をもつバイブレータ
出力信号を前記前縁ノイズ除去指示信号として出力する
モノステーブル・マルチバイブレータ(14)とから成
り、 前記前縁ノイズ除去部(15)は、前記主遅延信号と前
記バイブレータ出力信号とのノア演算を実行し、ノア演
算結果信号を前記前縁ノイズ除去反転信号として出力す
るノアゲートから成る、請求項2記載のノイズ除去回
路。 - 【請求項4】 前記モノステーブル・マルチバイブレー
タ(14)が再トリガ形モノステーブル・マルチバイブ
レータである、請求項3記載のノイズ除去回路。 - 【請求項5】 前記前縁ノイズ除去指示信号発生部(2
6)は、前記副遅延信号を所定の付加副遅延時間だけ遅
延させ、付加副遅延信号を出力する付加副遅延素子(2
2)と、前記付加副遅延信号を反転して反転信号を出力
するインバータ(23)と、前記前縁ノイズ除去反転信
号をトリガ信号として、前記反転信号をイネーブル信号
として受け、所定のパルス幅で既定されたパルス幅をも
つバイブレータ出力信号を前記後縁ノイズ除去指示信号
として出力するモノステーブル・マルチバイブレータ
(24)とから成り、 前記後縁ノイズ除去部(25)は、前記副遅延信号と前
記バイブレータ出力信号とのノア演算を実行し、ノア演
算結果信号を前記出力信号として出力するノアゲートか
ら成る、請求項2記載のノイズ除去回路。 - 【請求項6】 前記モノステーブル・マルチバイブレー
タ(24)が再トリガ形モノステーブル・マルチバイブ
レータである、請求項5記載のノイズ除去回路。
Priority Applications (2)
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP6090094A JP2705569B2 (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | ノイズ除去回路 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2705569B2 true JP2705569B2 (ja) | 1998-01-28 |
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ID=13988940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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- 1994-04-27 JP JP6090094A patent/JP2705569B2/ja not_active Expired - Lifetime
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- 1995-04-27 US US08/429,686 patent/US5572549A/en not_active Expired - Fee Related
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