JP2705193B2 - 半導体装置の製法 - Google Patents

半導体装置の製法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、集積回路装置等の半導体装置の製法に関
し、特にシリサイド及びAl又はAl合金の積層からなる配
線層を形成する方法の改良に関するものである。
[発明の概要] この発明は、絶縁膜上に順次にシリサイド層及びAl又
はAl合金層を被着した後、後工程での最高の熱処理温度
より高く且つAl又はAl合金層の融点より低い温度で急速
な加熱冷却処理を行なうことによりシリサイド層中の過
剰シリコンをシリサイド層とAl又はAl合金層との界面近
傍に集中的に析出させることにより後工程の熱処理で過
剰シリコンが再析出するのを抑制して低抵抗の配線を実
現したものである。
[従来の技術] 従来、集積回路装置等の多層配線構造としては、第4
図に示すものが知られている。
第4図において、10はシリコン等からなる半導体基板
であり、その表面の一部には導電型決定不純物を含む不
純物ドープ領域12が形成されている。
基板10の表面には、不純物ドープ領域12の一部に対応
したコンタクト孔を有するSiO2等の下地絶縁膜14が形成
されており、この下地絶縁膜14上には、例えばスパッタ
法によりシリサイド層16及びAl又はAl合金層18を順次に
積層した後、適宜パターニングすることにより第1配線
層W1が形成される。この結果、第1配線層W1は、下地絶
縁膜14のコンタクト孔を介して不純物ドープ領域12の一
部にオーミック接触するようになる。
この後、下地絶縁膜14上には、CVD(ケミカル・ベー
パー・デポジション)法等によりPSG(リンケイ酸ガラ
ス)等の層間絶縁膜22が第1配線層W1をおおうように形
成され、しかる後層間絶縁膜22にはホトリソグラフィ技
術により第1配線層W1の一部に対応したコンタクト孔が
形成される。この後、層間絶縁膜22上には、Al又はAl合
金等の第2配線層W2が形成され、第2配線層W2は、層間
絶縁膜22のコンタクト孔を介して第1配線層W1の一部に
オーミック接触するようになる。
配線層W1又はW2を形成するためのAl合金としては、Al
にSi、Cu、Ti等の金属のうちの1又は複数のものを混入
したものが通常用いられる。
Al又はAl合金層18の下層としてシリサイド層16を設け
たのは、不純物ドープ領域12に対するコンタクト抵抗を
低減するためである。すなわち、Al又はAl合金層18に固
溶度以上にSiが含まれている場合、配線形成後に導電性
を向上させるためにあるいはその他の目的で例えば350
℃〜550℃で熱処理を行なうと、コンタクト部に過剰シ
リコン塊S2,S3が析出し、コンタクト抵抗を増大させて
しまう。そこで、シリサイド層16を設けておくと、過剰
シリコン塊S2,S3はシリサイド層16とAl又はAl合金層18
との境界部に形成されるようになり、Al又はAl合金層18
はシリサイド層16を介して低抵抗で不純物ドープ領域12
と電気接続されるようになる。
[発明が解決しようとする課題] 上記した従来技術によると、配線形成後の熱処理工程
では、S2,S3等の過剰シリコン塊の他にも、S1,S4等の大
きな過剰シリコン塊がAl又はAl合金層18中に析出するこ
とが判明した。これは、シリサイド層18中の過剰シリコ
ンに起因するものであり、その発生メカニズムは次のよ
うになっているものと考えられる。
すなわち、スパッタリング終了直後には、第5図のカ
ーブaに示すように過剰シリコン塊が分布している。第
5図において、横軸は過剰シリコン塊の直径(塊径)を
示し、縦軸は過剰シリコン塊の個数(塊個数)を示す。
このような分布状態において、所定の温度に加熱する
と、該温度に対応した所定の塊径DAより小さいものだけ
溶解し、塊径の大きいものは溶解しない。そして、冷却
時には、溶けないシリコン塊を核として過剰シリコンが
再析出するので、シリコン塊は破線bに示すような分布
となる。つまり、塊径の大きいものが多数出現するよう
になる。
S1,S4等の過剰シリコン塊が第2配線層W2とのコンタ
クト部に析出すると、層間コンタクト抵抗が増大した
り、層間コンタクトがとれなかったりする不都合があ
る。また、S1,S4等の過剰シリコン塊が第1配線層W1
延長途中に析出すると、実効的な配線断面積が減少する
ため配線抵抗が増大したり、電流密度が増大するためエ
レクトロマイグレーション耐性が劣化したりする不都合
がある。
この発明の目的は、上記のような不都合をなくし、低
抵抗で高信頼な配線を実現することにある。
[課題を解決するための手段] この発明による半導体装置の製法は、絶縁膜上に順次
シリサイド層及びAl又はAl合金層を被着した後、後工程
での最高の熱処理温度より高く且つAl又はAl合金層の融
点より低い温度で急速な加熱冷却処理を行なうことによ
りシリサイド層中の過剰シリコンをシリサイド層とAl又
はAl合金層との境界近傍に集中的に析出させるようにし
たことを特徴とするものである。
[作 用] この発明の製法によると、後工程の熱処理では、第4
図のS1,S4等の大きなシリコン塊が形成されない。従っ
て、第4図の場合に比べて低抵抗の配線層を実現できる
と共に、エレクトロマイグレーション耐性も向上させる
ことができる。
また、この発明の急速加熱冷却処理を多層配線形成に
おいて下層配線層に適用すると、過剰シリコンは層間コ
ンタクト部から離れてシリサイド−Al(又はAl合金)界
面近傍に集中的に析出し、しかも析出する過剰シリコン
塊の大きさは層間コンタクト径より十分小さく制御され
るので、過剰シリコン塊が層間コンタクトをふさぐこと
がなく、層間コンタクト抵抗の低減が可能となる。
[実施例] 第1図は、この発明の一実施例による多層配線構造を
示すもので、第4図におけると同様の部分には同様の符
号を付して詳細な説明を省略する。
第1図に示す多層配線構造の製法が第4図に関して前
述したものと異なる点は、シリサイド層16及びAl又はAl
合金層18を順次にスパッタ法で形成した後パターニング
の前に急速加熱冷却工程を追加したことである。
急速加熱冷却工程では、一例として第2図に示すよう
に室温から目標温度500℃まで60秒程度で急速に昇温
し、しかる後室温まで30秒程度で急速に降温する。この
場合、目標温度は、スパッタ工程より後の工程における
最高の熱処理温度450℃より高く且つAl又はAl合金層18
の融点より低く設定されている。
上記のようにして急速加熱冷却処理を行なうと、過剰
シリコンは、第1図に符号Sで示すように比較的小さな
塊径でシリサイド−Al(又はAl合金)界面近傍に集中的
に析出するようになる。そして、後工程において例えば
450℃で熱処理を行なっても、第1図に示したS1,S4等の
ように大きな塊径で再析出することがない。従って、第
1配線層W1の配線抵抗が低減されると共にエレクトロマ
イグレーション耐性が改善され、しかも第1及び第2の
配線層間の層間コンタクト抵抗も低減される。
上記した急速加熱冷却処理により後工程の熱処理の際
に大径のシリコン塊の析出が抑制されるメカニズムは、
次のようになっているものと考えられる。
すなわち、スパッタリング終了直後には、第3図のカ
ーブAに示すように過剰シリコン塊が分布している。第
3図は、第5図と同様に横軸が塊径を、縦軸が塊個数を
それぞれ示す。
このような分布状態において、第2図に示したような
急速加熱冷却処理を行なうと、比較的高い温度に対応し
て比較的大きな所定の塊径DRより小さいシリコン塊が溶
解し、溶解量としては第5図の場合より多くなる。とこ
ろが、冷却が急速になされるため、溶解しなかったシリ
コン塊を核として再析出するほどの移動ができず、第1
図に示したようにそれほど大きなシリコン塊が出現しな
い。従って、第2図の処理適用後のシリコン塊の分布
は、第3図のガーブBに示すようになる。
この後、後工程において急速加熱時よりも低い温度で
熱処理を行なうと、所定の塊径DAより小さいシリコン塊
が溶けるが、DAより小さいものはMに示すようにわずか
しか残っていないので、塊径分布は殆ど変動せず、従っ
て第4図に示したS1,S4等の大径のシリコン塊の生成が
抑制される。
なお、上記実施例では、2層配線において下層配線層
にこの発明を適用したが、この発明は、これに限らず、
3層以上の多層配線を形成する際に2層目以上の配線に
も適用可能である。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、急速加熱冷却処理
により大径のシリコン塊の析出を防止したので、低抵抗
で信頼性の高い配線を実現できる効果が得られるもので
ある。
その上、多層配線形成において、上下の配線層のうち
の下層配線層にこの発明の急速加熱冷却処理を適用する
と、層間コンタクト抵抗を低減できる付加的効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例による多層配線構造を示
す基板断面図、 第2図は、急速加熱冷却工程における温度変化を示すグ
ラフ、 第3図は、第2図の熱処理による過剰シリコン塊の分布
変動を示すグラフ、 第4図は、従来の多層配線構造の一例を示す基板断面
図、 第5図は、従来の熱処理による過剰シリコン塊の分布変
動を示すグラフである。 10……半導体基板、12……不純物ドープ領域、14……下
地絶縁膜、16……シリサイド層、18……Al又はAl合金
層、20……層間絶縁膜、W1……第1配線層、W2……第2
配線層、S,S1〜S5……過剰シリコン塊。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁膜上に順次にシリサイド層及びAl又は
    Al合金層を被着してパターニングすることにより配線層
    を形成することを含む半導体装置の製法において、 前記シリサイド層及び前記Al又はAl合金層を被着した
    後、後工程での最高の熱処理温度より高く且つ該Al又は
    Al合金層の融点より低い温度で急速な加熱冷却処理を行
    なうことにより該シリサイド層中の過剰シリコンを該シ
    リサイド層と該Al又はAl合金層との境界近傍に集中的に
    析出させることを特徴とする半導体装置の製法。
  2. 【請求項2】(a)第1の絶縁膜上に順次にシリサイド
    層及びAl又はAl合金層を被着してパターニングすること
    により第1の配線層を形成する工程と、 (b)前記第1の配線層をおおって第2の絶縁膜を形成
    する工程と、 (c)前記第1の配線層の一部に対応したコンタクト孔
    を前記第2の絶縁膜に形成する工程と、 (d)前記第2の絶縁膜上に前記コンタクト孔を介して
    前記第1の配線層の一部にオーミック接触する第2の配
    線層を形成する工程と を含む半導体装置の製法において、 前記シリサイド層及び前記Al又はAl合金層を被着した
    後、後工程での最高の熱処理温度より高く且つ該Al又は
    Al合金層の融点より低い温度で急速な加熱冷却処理を行
    なうことにより該シリサイド層中の過剰シリコンを該シ
    リサイド層と該Al又はAl合金層との境界近傍に集中的に
    析出させることを特徴とする半導体装置の製法。
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