JP2704677B2 - ピークホールド回路 - Google Patents

ピークホールド回路

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JP2704677B2
JP2704677B2 JP3052283A JP5228391A JP2704677B2 JP 2704677 B2 JP2704677 B2 JP 2704677B2 JP 3052283 A JP3052283 A JP 3052283A JP 5228391 A JP5228391 A JP 5228391A JP 2704677 B2 JP2704677 B2 JP 2704677B2
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capacitor
signal
switch
circuit
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宏美 野谷
学洋 小田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は信号のピーク値を保持す
るピークホールド回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のピークホールド回路及びそ
の周辺回路の構成を示す回路図である。ピーク値を保持
すべき信号Sは、ピークホールド回路1及び比較回路2
の一入力端子に与えられる。ピークホールド回路1に入
力された信号Sはスイッチ1aを介して比較回路2の他入
力端子に入力され、またピーク値信号SP として出力さ
れる。比較回路2の他入力端子はコンデンサ1bと抵抗1c
との並列回路を介して接地される。比較回路2の出力は
論理回路3へ入力され、論理回路3は前記スイッチ1aを
閉路させる閉信号SW1 を出力する。
【0003】次にこのピークホールド回路の動作を説明
する。いま、現在保持しているピーク値より、ピーク値
が大きい信号Sが比較回路2に入力されると、比較回路
2は入力された信号のピーク値と、現在保持しているピ
ーク値とを比較する。そして現在保持しているピーク値
より大きいピーク値を検出すると、比較回路2は新しい
ピーク値が入力されたことを知らせる信号を出力して論
理回路3へ入力する。論理回路3に信号が入力される
と、論理回路3はピークホールド回路1のスイッチ1aを
閉路すべき閉信号SW1 を出力して、スイッチ1aを閉路さ
せる。スイッチ1aが閉路している期間は信号Sによりコ
ンデンサ1bが充電されて、信号Sのピーク値がピークホ
ールド回路1に保持される。そして、所定時間を経過す
ると、論理回路3が、閉信号SW1 を出力しなくなり、ス
イッチ1aが開路する。それによりスイッチ1aが閉路して
いる期間は、コンデンサ1bの充電電圧を、信号Sのピー
ク値として保持することになり、そのピーク値信号SP
を出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ピークホールド回路において、被測定入力信号のピーク
値を保持する時間を長くする場合には、ピークホールド
回路のコンデンサと抵抗とによる時定数を大きくする必
要がある。その場合、コンデンサの容量を大きくする
と、その充電に要する時間が長くなり、スイッチが閉路
している期間にコンデンサの充電が終了せず、ピーク値
を保持できないという問題がある。本発明は斯かる問題
に鑑み、短時間に被測定入力信号のピーク値を保持する
ことができ、保持したピーク値を長い時間保持できるピ
ークホールド回路を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るピークホー
ルド回路は、アナログバッファと、該アナログバッファ
の入力側に設けた第1スイッチと、該アナログバッファ
の入力側に接続され、被測定入力信号を充電する小容量
の第1コンデンサと、アナログバッファの出力を充電す
る大容量の第2コンデンサと、該第2コンデンサと前記
アナログバッファとの間に介装した第2スイッチと、前
記第2コンデンサの充電電圧と被測定入力信号とを比較
する比較回路と、該比較回路の比較結果が、第2コンデ
ンサの充電電圧より被測定入力信号が大である場合に第
1スイッチを短時間オンした後、第2スイッチをこれよ
りも長時間オンする手段とを備え、前記入力信号のピー
ク値を保持することを特徴とする。
【0006】
【作用】比較回路が、被測定入力信号と、第コンデン
サの充電電圧とを比較し、比較結果、被測定入力信号
が大である場合は、先ず第1スイッチを短い時間閉路す
る。第1スイッチの閉路により容量が小さい第コンデ
ンサへ信号が入力されると、第コンデンサが短時間に
充電を終了して、被測定入力信号のピーク値を保持す
る。次に第2スイッチが長い時間閉路し、第1コンデン
より容量が大きい第コンデンサが充電されて、第
コンデンサは保持したピーク値を長い時間保持する。よ
って、被測定入力信号が第コンデンサの充電電圧より
大きい場合には、被測定入力信号のピーク値を短時間に
保持し、保持したピーク値を長い時間保持する。
【0007】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面により詳
述する。図1は本発明に係るピークホールド回路及びそ
の周辺回路の構成を示す回路図である。ピーク値を保持
すべき被測定入力信号である信号Sは比較回路2の一入
力端子及びサンプリング回路4へ入力される。サンプリ
ング回路4は、第1スイッチであるスイッチ4aとアナロ
グバッファ4cとが直列接続され、アナログバッファ4cの
入力側は第1コンデンサであるコンデンサ4bを介して接
地される。このコンデンサ4bの容量は、後述する第2コ
ンデンサであるコンデンサ1bの容量より小さい値に選定
している。そしてサンプリング回路4へ入力された前記
信号Sは、スイッチ4aを介してアナログバッファ4cへ入
力される。アナログバッファ4cの出力たるサンプリング
回路4の出力はピークホールド回路1へ入力される。
【0008】ピークホールド回路1は、第2スイッチで
あるスイッチ1aと、第2コンデンサであるコンデンサ1b
と、抵抗1cとからなっている。コンデンサ1bと抵抗1cと
の並列回路の一端は、スイッチ1aの一側と接続され、そ
の並列回路の他端は接地される。スイッチ1aの他側には
前記アナログバッファ4cの出力が与えられる。コンデン
サ1bの充電電圧は、比較回路2の他側入力端子へ入力さ
れ、また信号Sのピーク値信号SP として出力される。
このようにピークホールド回路1には、その前段にサン
プリング回路4を付加している。比較回路2の出力は論
理回路3へ入力される。論理回路3は、スイッチ1aを閉
路する閉信号SW1 及びスイッチ4aを閉路する閉信号SW2
を夫々出力する。
【0009】次にこのように構成したピークホールド回
路の動作を説明する。いま、現在保持している信号のピ
ーク値より大きいピーク値の被測定入力信号が比較回路
2へ入力されると、比較回路2はその信号のピーク値
と、ピークホールド回路1が現在保持している信号のピ
ーク値とを比較する。そして比較回路2がピーク値の差
を検出すると、比較回路2は新しいピーク値の信号Sが
入力されたことを知らせる信号を出力して論理回路3へ
入力する。その信号により論理回路3は、サンプリング
回路4のコンデンサ4bの充電が終了するまでに必要な時
間に相応する短い時間だけスイッチ4aを閉路させる閉信
SW1 を出力する。
【0010】次にサンプリングした信号Sのピーク値を
ピークホールド回路1へ入力するために、論理回路3は
閉信号SW1 の出力を停止させて、スイッチ1aを閉路させ
る閉信号SW2 を出力する。そうするとスイッチ4aが開路
しアナログバッファ4cの出力によりコンデンサ1bが充電
されて、コンデンサ1bの充電電圧がピーク値を保持する
ことになり、信号Sのピーク値を示すピーク値信号SP
を出力する。ここでコンデンサ4b及び1bの容量は1b>>4b
に選定されているから、コンデンサ1bを充電するために
スイッチ1aはスイッチ4aより長い時間で閉路されて、ピ
ークホールド回路1に信号Sのピーク値を長い時間保持
する。
【0011】このようにして、サンプリング回路4の小
容量のコンデンサ4bを信号Sにより充電するために、短
時間だけスイッチ4aを閉路することによって、信号Sの
ピーク値を保持できる。またスイッチ1aを閉路する時間
を長くすることによって、ピーク値を長く保持すること
ができる。なお、本実施例では、比較回路2と論理回路
3とにより、スイッチ1a及び4aを開閉制御するように構
成したが、この回路構成に限定されるものではない。
【0012】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、被測定入
信号と、第コンデンサの充電電圧とを比較し、被測
定入力信号が大きい場合に第1スイッチを所定時間閉路
して、被測定入力信号により、小容量の第コンデンサ
を充電し、第コンデンサを入力側に接続しているアナ
ログバッファに入力するから、第1コンデンサによりピ
ーク値を短時間に保持できる。またこれに続いて第2ス
イッチを第1スイッチよりも長い時間閉路することで
コンデンサの容量より大きい容量の第コンデンサ
を充電することで、第2コンデンサが保持したピーク値
を長い時間保持することができる。したがって、被測定
入力信号のピーク値を短時間に保持でき、保持したピー
ク値を長い時間保持できるピークホールド回路を提供で
きる優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るピークホールド回路及びその周辺
回路の構成を示す回路図である。
【図2】従来のピークホールド回路及びその周辺回路の
構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 ピークホールド回路 1a スイッチ(第2スイッチ) 1b コンデンサ(第2コンデンサ) 2 比較回路 4 サンプリング回路 4a スイッチ(第1スイッチ) 4b コンデンサ(第1コンデンサ) 4c アナログバッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−107167(JP,A) 特開 昭63−213199(JP,A) 特開 平2−193076(JP,A) 特開 平3−42577(JP,A) 特開 平4−31771(JP,A) 特開 昭62−250368(JP,A) 特開 昭53−118176(JP,A) 実開 昭59−6334(JP,U) 実開 昭61−205075(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログバッファと、 該アナログバッファの入力側に設けた第1スイッチと、 該アナログバッファの入力側に接続され、被測定入力信
    号を充電する小容量の第1コンデンサと、 アナログバッファの出力を充電する大容量の第2コンデ
    ンサと、 該第2コンデンサと前記アナログバッファとの間に介装
    した第2スイッチと、 前記第2コンデンサの充電電圧と被測定入力信号とを比
    較する比較回路と、 該比較回路の比較結果が、第2コンデンサの充電電圧よ
    り被測定入力信号が大である場合に第1スイッチを短時
    間オンした後、第2スイッチをこれよりも長時間オンす
    る手段とを備え、前記入力信号のピーク値を保持する
    とを特徴とするピークホールド回路。
JP3052283A 1991-03-18 1991-03-18 ピークホールド回路 Expired - Lifetime JP2704677B2 (ja)

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JPH04305166A JPH04305166A (ja) 1992-10-28
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