JP2703484B2 - 高温電池用断熱容器 - Google Patents

高温電池用断熱容器

Info

Publication number
JP2703484B2
JP2703484B2 JP7049793A JP7049793A JP2703484B2 JP 2703484 B2 JP2703484 B2 JP 2703484B2 JP 7049793 A JP7049793 A JP 7049793A JP 7049793 A JP7049793 A JP 7049793A JP 2703484 B2 JP2703484 B2 JP 2703484B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
heat
container
insulating container
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7049793A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06283217A (ja
Inventor
宏幸 阿部
敏幸 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP7049793A priority Critical patent/JP2703484B2/ja
Publication of JPH06283217A publication Critical patent/JPH06283217A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2703484B2 publication Critical patent/JP2703484B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電力貯蔵用などとし
て利用され、高温で動作するナトリウム−硫黄電池など
の電池を収容した高温電池用断熱容器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来高温二次電池としてのナトリウム−
硫黄電池においては、断熱容器内に多数の単電池が所定
の配列をもって収容されている。この断熱容器はステン
レス鋼などで形成された外ケースと内ケースとの間の密
閉空間部に、ガラスウールなどよりなる断熱ボードが収
容されることにより構成されている。そして、その状態
で前記密閉空間部の真空引きが施され、所定の真空度に
保持されることにより、断熱容器の断熱効果が発揮され
ている。
【0003】一方、断熱容器の両ケース内の密閉空間部
に相当厚い断熱ボードを収容し、その密閉空間部を大気
圧下に保持して使用する断熱容器も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の断熱
容器においては、特に大型の断熱容器になると大きな断
熱ボードをケース内に収容したり、また大きな容積の密
閉空間部を真空吸引して所定の減圧度を得る必要があ
り、断熱容器の製作上困難であるという問題があった。
また、断熱容器の一部で真空漏れが発生すると、断熱効
果が急激に低下し、電池の動作温度を保持するのが難し
くなり、電池の運転を停止せざるを得なくなる場合があ
るという問題があった。
【0005】一方、後者の断熱容器においては、前者の
断熱容器に比べて、断熱ボードが相当に厚く形成されて
いることから、断熱容器が大型化するとともに、断熱材
のコスト上昇によって製造コストが高くなるという問題
があった。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、断熱性を向上し、小型化を確保しつつ、構
造が簡易で容易に製作され、製造コストの低減を図り、
高価な断熱性の高いガスの充填量を少なくして材料コス
トの低減を図ることができる高温電池用断熱容器を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の高温電池用断熱容器においては、金属
製の本体ケースとその本体ケースの内側に配置された断
熱材で構成される断熱容器内に複数の単電池を所定の配
列状態で集合させ、かつ前記断熱材の少なくとも底部を
前記複数の単電池を保持できる程度の機械的強度を有す
る断熱材にするとともに、各単電池間の隙間に絶縁砂を
充填し、断熱容器内の空間に空気よりも断熱性の高いガ
スを充満したことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記のように構成された断熱容器においては、
断熱容器を構成する本体ケースの内側に断熱材を配置
し、その断熱材の少なくとも底部を前記複数の単電池を
保持できる程度の所定の機械的強度を有する断熱材にす
とともに、各単電池間の隙間に絶縁砂が充填され、
熱容器内の収容空間に断熱性の高いガスが充満されてい
る。このため、断熱材、絶縁砂及び断熱性の高いガスの
相乗作用により、断熱容器として必要な断熱性が得られ
るとともに、小型化を確保できる。また、断熱容器はケ
ースの内側に断熱材を配置して、各電池間の隙間に絶縁
砂を充填し断熱容器内の収容空間空気よりも断熱性の
高いガス充満させることにより構成されることから、
構造は簡易で容易に製作され、高価な断熱性の高いガス
の充填量を少なくしてコストを低減することができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明をナトリウム−硫黄電池の断
熱容器に具体化した一実施例を、図1及び図2に基づい
て詳細に説明する。
【0010】断熱容器の本体ケース1はステンレス鋼な
どにより上面を開口したほぼ箱型に形成されるととも
に、その上面には蓋ケース2が嵌合されてその外周縁が
溶接接合され、内部が密閉状態に保持されている。断熱
ボード3は本体ケース1の内側に配置されるとともに、
蓋ケース2の内側にも配置されている。この断熱ボード
3は、ガラスウールやボロンシリケートなどの繊維を用
い、この繊維をフェニルメチルシリケートなどのバイン
ダーにより固着して所定形状に成形され、一定の機械的
強度を有している。そして、この断熱ボード3で囲まれ
た部分がナトリウム−硫黄電池よりなる単電池4を収容
する内部収容空間5となっている。
【0011】ヒータプレート6はこの収容空間5の底部
に敷設され、下部から加熱して収容空間5内の温度を単
電池4の動作温度に維持するようになっている。複数の
単電池4は断熱容器内のこのヒータプレート6上に所定
の配列状態で集合配置されている。各単電池4間の隙間
及びその上部には珪砂などの絶縁砂15が充填され、フ
ェニルメチルシリコーンなどのバインダーで固着されて
いる。この絶縁砂15は強度保持と単電池4が発火した
ときの消火用としての機能を有している。
【0012】真空引き用の置換バルブ7は、蓋ケース2
の中央部に立設固定され、その接続配管8が蓋ケース2
の内側の断熱ボード3を下端まで延びている。そして、
この接続配管8、置換バルブ7を介して収容空間5内の
空気を吸引するとともに、その後断熱性の高いアルゴン
(Ar)やキセノン(Xe)などのガスを封入して置換
するようになっている。これらアルゴンやキセノンなど
のガスは窒素などのガスに比べて熱伝導度が低く、断熱
性に優れている。そして、これらのガスは収容空間5内
でほぼ大気圧にて保持される。
【0013】電極端子9は気密プラグ10により蓋ケー
ス2に取付けられ、その下部はリード線11を介して単
電池4に接続されている。ヒータ線12及び計測線13
は同じく気密プラグ14を介して、前記ヒータプレート
6に接続されている。
【0014】次に、この断熱容器の製作について説明す
る。まず、本体ケース1の内側に断熱ボード3を収容
し、その断熱ボード3により形成される収容空間5の底
部にヒータプレート6を載置する。このヒータプレート
6上に単電池4を所定の配列状態で配置した後、単電池
4間の隙間に絶縁砂15を充填する。次いで、断熱ボー
ド3の開口上面に断熱ボード3を載せ、蓋ケース2を被
せる。このとき、接続配管8と置換バルブ7との接続、
電極端子9と単電池4の端子との接続及びヒータ線12
や計測線13の取り出しを行う。そして、本体ケース1
の上部外周縁と蓋ケース2の外周縁とを溶接接合する。
【0015】その後、置換バルブ7を開弁して収容空間
5内の空気を所定の真空度まで真空引きすることによ
り、収容空間5内の空気が排出される。続いて、断熱性
の高いガスをこの置換バルブ7から吸入して、収容空間
5内に断熱性の高いガスを充満する。このとき、収容空
間5は予め真空に保持されているので、ガスの充填は速
やかに、しかも確実に行われる。
【0016】さて、上記のように構成された断熱容器に
おいては、断熱容器を構成する本体ケース1の内側に所
定の機械的強度を有する断熱ボード3が配置されるとと
もに、収容空間5に断熱性の高いガスが充満されてい
る。このため、断熱ボード3と断熱性の高いガスの相乗
作用により、断熱容器として必要な断熱性を得ることが
できる。しかも、収容空間5内は大気圧に保持されてい
るので、本体ケース1の一部が破損しても、外部の空気
が収容空間5内に入って内部のガスと置換する速度は非
常に遅く、従って断熱容器の断熱効果が急激に低下する
おそれはない。
【0017】また、本体ケース1と所定厚みの断熱ボー
ド3により、断熱容器の形状を保持する強度が発現さ
れ、断熱容器の小型化を確保することができる上に、製
造コストの低減を図ることができる。加えて、本体ケー
ス1の内側に断熱ボード3を配置して、断熱容器内の収
容空間5の空気を断熱性の高いガスで置換して充満させ
ることにより構成され、従来のように断熱ボードを外ケ
ースと内ケースの間に収容して真空引きする構造ではな
い。そのため、断熱容器の構造は簡易であり、製作は容
易に行われる。
【0018】なお、この発明は前記実施例の構成に限定
されるものではなく、この発明の趣旨から逸脱しない範
囲で、例えば次のように構成を任意に変更して具体化し
てもよい。 (1)前記実施例において、絶縁砂15をバインダーを
用いないで単電池4間に収容すること。 (2)この発明の高温電池用断熱容器を、リチウム−硫
黄電池などの高温二次電池用断熱容器に適用すること。 (3)置換バルブ7を2箇所に設け、一方で収容空間5
の空気を真空引きし、他方で断熱性のガスを送入するこ
と。
【0019】この発明の高温電池用断熱容器は、以上説
明したように構成されているため、断熱性を向上し、小
型化を確保しつつ、構造が簡易で、容易に製作され、製
造コストの低減を図り、高価な断熱性の高いガスの充填
量を少なくして材料コストの低減を図ることができると
いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化したナトリウム−硫黄電池用
の断熱容器の断面図である。
【図2】断熱容器の斜視図である。
【符号の説明】
1…本体ケース、2…蓋ケース、3…断熱材としての断
熱ボード、4…単電池、5…内部収容空間。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の本体ケースとその本体ケースの
    内側に配置された断熱材で構成される断熱容器内に複数
    の単電池を所定の配列状態で集合させ、かつ前記断熱材
    の少なくとも底部を前記複数の単電池を保持できる程度
    の機械的強度を有する断熱材にするとともに、各単電池
    間の隙間に絶縁砂を充填し、断熱容器内の空間に空気よ
    りも断熱性の高いガスを充満したことを特徴とする高温
    電池用断熱容器。
JP7049793A 1993-03-29 1993-03-29 高温電池用断熱容器 Expired - Fee Related JP2703484B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7049793A JP2703484B2 (ja) 1993-03-29 1993-03-29 高温電池用断熱容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7049793A JP2703484B2 (ja) 1993-03-29 1993-03-29 高温電池用断熱容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06283217A JPH06283217A (ja) 1994-10-07
JP2703484B2 true JP2703484B2 (ja) 1998-01-26

Family

ID=13433228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7049793A Expired - Fee Related JP2703484B2 (ja) 1993-03-29 1993-03-29 高温電池用断熱容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2703484B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101795220B1 (ko) 2016-03-14 2017-11-08 국방과학연구소 전지 모듈의 단열 구조 및 그 제조 방법

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2313158C2 (ru) * 2006-01-10 2007-12-20 Общество С Ограниченной Ответственностью "Высокоэнергетические Батарейные Системы" Твердотельный химический источник тока и способ повышения разрядной мощности
US8695726B2 (en) 2010-12-29 2014-04-15 Medical Enterprises LLC Electric motor driven tool for orthopedic impacting
EP3517064B1 (en) 2010-12-29 2023-09-06 DePuy Synthes Products, Inc. Electric motor driven tool for orthopedic impacting
CN103339789B (zh) 2011-02-03 2015-06-24 日本碍子株式会社 电池容纳结构
CN107636855B (zh) 2015-01-28 2020-11-03 德普伊新特斯产品公司 用于具有隔热的可灭菌手术工具的电池外壳
GB2561211B (en) * 2017-04-05 2019-09-04 Siemens Ag Cooling system

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59157972A (ja) * 1983-02-25 1984-09-07 Hitachi Ltd ナトリウム−硫黄電池集合体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101795220B1 (ko) 2016-03-14 2017-11-08 국방과학연구소 전지 모듈의 단열 구조 및 그 제조 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06283217A (ja) 1994-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2703484B2 (ja) 高温電池用断熱容器
CN110391367A (zh) 二次电池的盖组件及二次电池
CN111009625A (zh) 储能装置
WO2023197907A1 (zh) 一种储能预制箱和换电站
JP3693983B2 (ja) 集合電池用断熱容器
CN111129388A (zh) 一种储能装置以及储能装置的组装方法
JP2000030739A (ja) ナトリウム−硫黄電池用真空断熱容器
GB2089966A (en) Thermal insulation
JPH117923A (ja) 非水溶媒電池
JP2011081981A (ja) 二次電池モジュール
WO2015029793A1 (ja) 二次電池
GB2283089A (en) Thermally insulated housing
CN211605217U (zh) 一种储能装置
EP2831936B1 (fr) Conteneur de batterie comprenant un moyen de neutralisation des vapeurs d' acide fluorhydrique
JP2703483B2 (ja) 高温電池用断熱容器
US2965218A (en) Getter
JP2577516B2 (ja) 集合電池
CN102569872A (zh) 一种锂离子电池及其制造方法
CN204391167U (zh) 柱形锂离子电池
CN216354618U (zh) 储能预制仓及储能系统
JP2001223035A (ja) 電池用真空断熱容器
JP2002063947A (ja) 集合電池用真空断熱容器及び放熱量調節方法
JP3138609B2 (ja) 高温電池用断熱容器
JP2659646B2 (ja) 真空断熱容器
JP2000021364A (ja) 集合電池用真空断熱容器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees