JP2703145B2 - Tab用フィルムキャリアのicチップ接合方法 - Google Patents

Tab用フィルムキャリアのicチップ接合方法

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JP2703145B2
JP2703145B2 JP4012446A JP1244692A JP2703145B2 JP 2703145 B2 JP2703145 B2 JP 2703145B2 JP 4012446 A JP4012446 A JP 4012446A JP 1244692 A JP1244692 A JP 1244692A JP 2703145 B2 JP2703145 B2 JP 2703145B2
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chip
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bonding
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joint
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正美 小多田
栄太郎 松居
忍 渡部
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、TAB(Tape Autom
ated Bonding)用フィルムキャリアのICチップ接合方
法、特にインナーリードボンディング方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】TAB用フィルムキャリアにおけるイン
ナーリードボンディング方法として以下の方法があっ
た。 ギャングボンディング方法 図2中のAにみるように、加熱ステージ31上に、IC
チップ吸着用エアー穴32を有する熱絶縁体33を介し
てICチップ34を載せ、ICチップ電極部(図示され
ず)とフィルムキャリア36のインナーリード37とを
バンプ35を介して重ね合わせる。38はチップガイ
ド、39はフィルムキャリアのベースフィルムである。
ヒータ(図示されず)を内蔵したツール41(図2中の
Bも参照)でインナーリード37を一括に接合する方法
である。
【0003】 パルスツールによるボンディング方法 図3中のAにみるように、Moやカンタル材で構成され
ているツール42(図3中のBも参照)にパルス電流を
加えて抵抗熱を発生させる瞬時加熱型のボンディング方
法である。図3中のAでは、ツール42以外は図2中の
Aに示すものと同じである。
【0004】 シングルポイントボンディング方法 図4中のAにみるように、ツール43(図4中のBも参
照)に超音波44を付加して、リード37を1本ずつ熱
圧着接合させる方法である。図4中のAでは、ツール4
3以外は図2中のAに示すものと同じである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法は、ツー
ル41全体を加熱していて、温度が一定のため加圧後、
接合部を急冷できないのが欠点である。上記の方法
は、加圧後、接合部を急冷できる特長はあるが、一括ボ
ンディングできないこととツールの温度分布が不均一と
いう欠点がある。
【0006】上記の方法は、インナーリード37を1
本ずつ接合するため、接合に時間がかかるという欠点が
ある。この発明は、接合後、接合部を急冷させバンプと
リードおよびチップの接合を確実に行うことができ(加
圧したままで冷却する方が良いが、ツールが加熱された
ままであると、リードとバンプおよびチップの接合界面
で外れ易い。)、一括ボンディングさせることができ、
ツールの温度分布を均一にさせることができ、接合をで
きるだけ短時間に行うことができるTAB用フィルムキ
ャリアのICチップ接合方法を提供することを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するために、ICチップの電極部とTAB用フィル
ムキャリアのインナーリードとをバンプで接合するTA
B用フィルムキャリアの接合方法において、バンプ、I
Cチップ電極部およびインナーリードを、加圧した状態
で高周波電磁誘導磁界の印加により加熱して接合するこ
とを特徴とするTAB用フィルムキャリアのICチップ
接合方法を提供する。
【0008】この発明では、高周波電磁誘導磁界の磁束
とこの磁束によって発生する熱を金属加熱板と高周波用
フェライトにより接合部へ集中させるようにすることが
できる。この発明では、金属加熱板と高周波用フェライ
トが、加熱コイル固定側治具内または加圧ポンチ側内、
あるいは、加熱コイル固定側治具内と加圧ポンチ側内併
用の形で設置されていて、温度センサが内蔵されていて
温度制御が可能になっていてもよい。
【0009】図5および図6にみるように、TAB用フ
ィルムキャリア36は、たとえば、ベースフィルム39
の長さ方向に沿って両側に一定の間隔でスプロケット孔
392が設けられているとともに、中央には一定の間隔
でデバイスホール390が設けられている。デバイスホ
ール390の外側にはアウターリード孔391が設けら
れている。37はインナーリード、370はアウターリ
ード、371はテストパッド、393はタイバーであ
る。
【0010】フィルムキャリアの構成について述べる。
ベースフィルムの材質は、たとえばポリイミドが主体で
ある。ベースフィルムに接着剤を塗布(ベースフィルム
が自己融着性の場合は接着剤不要)し、銅箔と接着した
構成となり、この上に金めっき(下地にはたとえばNi
を処理)処理してある。バンプ(バンプ材)は、Auバ
ンプが主体であり、はんだバンプを使用する場合もあ
る。バンプは、ICチップ(ICチップ電極部)へめっ
き処理で付ける方法や転写バンプによる方法などが考え
られる。
【0011】この発明に用いる金属加熱板は、材質とし
て、うず電流損やヒステリシス損を多く受けるものが望
ましく、鉄材や磁性体系のステンレス鋼材が適当であ
る。上述のようにICチップ電極寸法に合わして矩形状
のリング(図1中のC参照)とし、各角部は磁束が集中
しないようにアール(丸み)を付ける。高周波電磁誘導
加熱装置は、市販されており、200〜400kHzの
周波数帯域で、1〜10KW程度の出力である。高周波
電磁誘導磁界を発生させるための加熱コイルは、たとえ
ば、接合部が加圧下のときに高周波電磁誘導磁界中に入
るように、上下いずれか一方または両方の接合治具に設
置される。
【0012】高周波用フェライト材も200〜400k
Hzの周波数帯域で初透磁率の変動が少なく、初透磁率
が2000以上程度のものが望ましい。
【0013】
【作用】 接合部加熱コイル固定側治具および加圧ポ
ンチ側治具(共にツールに相当する)を瞬時に加熱させ
る方法として高周波電磁誘導磁界による加熱を行う。こ
の加熱方法だと急冷が可能である。 高周波電磁誘導磁界により加えられた磁束を接合部
に集中させるために、治具内に高周波用フェライトを挿
入するのがよい。フェライトの大きさは、ICチップ電
極部外周・内周寸法を基準にする。すなわち、フェライ
ト材の一端を、ICチップ電極部の列の外周寸法および
内周寸法に合うように枠形に形成し、この一端の枠部の
先端がICチップ電極部の列に向くようにフェライト材
を配置するのである。これにより、接合部に向かうよう
に(ICチップの上下両方の治具にそのようにフェライ
ト材を挿入しておくと接合部を挟むように)磁路が形成
されるので、高周波電磁誘導磁界が印加されたときに
は、磁束が接合部に集中する。
【0014】 リードを加圧する側(たとえば、加圧
ポンチ側とした場合)の加圧ポンチ面(加圧ポンチのI
Cチップ側の面)に金属加熱板が挿入してあり、必要に
応じて金属加熱板の上面(外側)にセラミックなどの耐
磨耗性材料が設置してある。 金属加熱板の寸法は、ICチップ電極部外周・内周寸法
を基準にして矩形状のリング状の薄板とする。このよう
な金属加熱板は、高周波電磁誘導磁界、好ましくは集中
された高周波電磁誘導磁界により発熱し、この熱が接合
部を加熱する。特に、ICチップ電極部、バンプ、イン
ナーリードなどが高周波電磁誘導磁界により発熱しにく
い素材からなっている場合には、そのような金属加熱板
を用いるのがよい。
【0015】 上記の場合などにおいて、加圧ポン
チ先端に温度センサが設置してあり、設定温度以上にな
れば印加電流が切断され、一定温度に設定できる。
【0016】
【実施例】以下に、この発明を、その1実施例を表す図
面を参照しながら説明するが、この発明は下記実施例に
限定されない。図1は、この発明のTAB用フィルムキ
ャリアのICチップ接合方法の実施に用いる装置の1例
を表す。図1中、Aは装置の要部の断面図、Bは加圧ポ
ンチの斜視図、Cは金属加熱板の斜視図、Dは高周波フ
ェライトの斜視図である。図1にみるように、加熱コイ
ル2が上下に分割可能な加熱コイル固定治具1a,1b
内に固定されている。加熱コイル2には高周波発振機1
7からの高周波が伝わるようになっていて、加熱コイル
2に高周波電流が流れることにより高周波電磁誘導磁界
が生じる。加熱コイル上側固定治具1aの上面中央は台
状に盛り上がっており、この台状部の中央に設けられた
凹部に高周波フェライト3が収納されている。高周波フ
ェライト3は図1中のDにみるように断面U字形をして
いて、その先端が接合部に向いている。上側固定治具1
aの台状部の上面には熱絶縁体33’が載せられ、この
上にICチップ34が載せられる。接合しようとするI
Cチップ電極部すべての上にバンプ35を介してフィル
ムキャリア36のインナーリード37を重ね合わせる。
38はチップガイド、39はフィルムキャリアのベース
フィルムである。
【0017】この発明で使用するもう一方のツールは、
下面中央に高周波フェライト12と金属加熱板13を収
納する凹部を有する加圧ポンチ11であり、その凹部に
は図1中のDに示すような形状の高周波フェライト12
が上下逆向きに収納され、高周波フェライト12の先端
面を覆うようにして金属加熱板13が収納されている。
高周波フェライト12の先端は接合部に向いている。金
属加熱板13は、たとえば、図1中のCにみるように、
高周波フェライト12の先端面と同じ矩形のリングの形
状をしている。加圧ポンチ11の下面は全体的にセラミ
ック板などの加圧板14で覆われている。
【0018】加圧ポンチ11を下げて接合部(ICチッ
プ34電極部、バンプ35、インナーリード37)を加
圧しながら、高周波電磁誘導磁界を印加すると高周波フ
ェライト3および12が設置されているので接合部に磁
束が集中する。この磁束により接合部が発熱する。ま
た、金属加熱板13が発熱する。これにより、接合部を
加熱して接合を行う。この場合、インナーリード37を
一括ボンディングすることができる。一括ボンディング
しても、加圧後、接合部を急冷できる。
【0019】加圧板14に温度センサ15が取り付けら
れている場合、温度センサ15からの信号が温度コント
ローラ16に伝えられ、加熱コイル2による加熱温度の
制御が行われる。すなわち、設定温度以上になれば、温
度コントローラ16からの信号が高周波発振機17に伝
えられて印加電流が切断される。
【0020】
【発明の効果】この発明は次のような効果を奏する。 接合部を瞬時に加熱し、冷却することができ、接合
品質が良好となる。 一括ボンディングができ、短時間に接合できる。 ツール(加圧ポンチ)の温度分布が均一にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のTAB用フィルムキャリアのICチ
ップ接合方法の実施に用いる装置の1例を表す断面図で
ある。
【図2】ギャングボンディング方式による従来のTAB
用フィルムキャリアのICチップ接合方法の実施に用い
る装置の1例を表す概略図である。
【図3】パルスツールを用いたボンディング方式による
従来のTAB用フィルムキャリアのICチップ接合方法
の実施に用いる装置の1例を表す概略図である。
【図4】シングルポイントボンディング方式による従来
のTAB用フィルムキャリアのICチップ接合方法の実
施に用いる装置の1例を表す概略図である。
【図5】通常のフィルムキャリアの外観図である。
【図6】通常のインナーリード部の斜視図である。
【符号の説明】
1 加熱コイル固定治具 2 加熱コイル 3 高周波用フェライト 11 加圧ポンチ(ツール) 12 高周波用フェライト 13 金属加熱板 14 加圧板(セラミック) 15 温度センサ 16 温度コントローラ 17 高周波発振機 34 ICチップ 35 バンプ 36 フィルムキャリア 37 インナーリード 38 チップガイド 39 ベースフィルム

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICチップの電極部とTAB用フィルム
    キャリアのインナーリードとをバンプで接合するTAB
    用フィルムキャリアの接合方法において、バンプ、IC
    チップ電極部およびインナーリードを、加圧した状態で
    高周波電磁誘導磁界の印加により加熱して接合する方法
    であって、加圧に用いる接合治具内に、高周波電磁誘導
    磁界の磁束が接合部に集中するように高周波用フェライ
    トを設置するとともに、この磁束によって発熱する金属
    加熱板を、これから発生した熱が接合部へ集中するよう
    に設置することを特徴とするTAB用フィルムキャリア
    のICチップ接合方法。
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DE102004057630B3 (de) 2004-11-30 2006-03-30 Saint-Gobain Sekurit Deutschland Gmbh & Co. Kg Verfahren und Vorrichtung zum Löten von Anschlüssen mit Induktionswärme
JP2012143805A (ja) * 2011-01-14 2012-08-02 Eco & Engineering Co Ltd 加熱ヘッド、及びこれを用いた太陽電池素子の接続装置、太陽電池ストリングの接続装置

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JPH03141654A (ja) * 1989-10-27 1991-06-17 Oki Electric Ind Co Ltd フリップチップ素子の実装方法

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