JP2703129B2 - チップ抵抗器の分離方法 - Google Patents

チップ抵抗器の分離方法

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JP2703129B2 JP3117455A JP11745591A JP2703129B2 JP 2703129 B2 JP2703129 B2 JP 2703129B2 JP 3117455 A JP3117455 A JP 3117455A JP 11745591 A JP11745591 A JP 11745591A JP 2703129 B2 JP2703129 B2 JP 2703129B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バレルめっき処理を施
した後の互いに付着し合ったチップ抵抗器を分離するチ
ップ抵抗器の分離方法に関する。
【0002】
【従来の技術】チップ抵抗器は、一般に、抵抗体と電極
(導体)とを有する多数の素子を基板上に形成し、これ
を個々に分断して製造される。更に通常は、分断後のチ
ップ抵抗器に、バレルめっきによって半田めっきを施
す。バレルめっきは、周知の如く、陰極となるばらばら
の被めっき体とチップ抵抗器とを容器中に入れ、容器を
回転させることでめっきを行う機械的めっき法である。
【0003】しかし、バレルめっきを行うと、チップ抵
抗器同士が付着してしまうことがある。特にチップ抵抗
器の裏面同士が付着して、2つの抵抗器が一体になるこ
とが多い。このような場合、相互付着したチップ抵抗器
を分離する必要がある。分離には、従来は超音波を利用
して行う方法がよく採用されている。この分離方法に用
いる超音波洗浄機は、図2に示すように、基本的には水
を入れた大容器10内に小容器11を配置した構成であ
り、小容器11内にはダイフロン12を入れてある。な
お、図面には示していないが、大容器10の周囲には超
音波発生器を設置してある。そして、互いに付着した2
つのチップ抵抗器20を小容器11内のダイフロン12
に浸漬した後、超音波発生器を作動させて、超音波を発
生させる。超音波は、大容器10内の水を経て、小容器
11内のダイフロン12に伝わり、ダイフロン12を微
振動させる。これにより、チップ抵抗器20を個々の抵
抗器に分離する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記分
離方法では、チップ抵抗器の分離率が高々50%程度で
あり、分離処理を行っても未だ付着し合ったチップ抵抗
器が半分近く残る。その上、超音波をチップ抵抗器に与
えることから、抵抗器に形成してある電極や標印が消滅
したり、電極から剥がれて酸化された黒色化半田等の汚
れがめっき表面に付いたりし、製品としては不良品にな
ることが多い。そのため、上記分離方法は、付着したチ
ップ抵抗器を分離する方法としては最適ではない。
【0005】従って、本発明の目的は、分離率を高める
と共に、分離処理を行っても製品としてできるだけ不良
品にならないチップ抵抗器の分離方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のチップ抵抗器の分離方法は、一定間隔を置
いて2つのローラを対向配置し、一方のローラと他方の
ローラの回転数の比率を1:0.7〜0.8に設定し、
互いに異なる速度で両ローラを回転させ、バレルめっき
により相互付着したチップ抵抗器を両ローラ間に送り込
み、両ローラによってチップ抵抗器を分離することを特
徴とする。
【0007】本発明の分離方法は、回転数の比率を1:
0.7〜0.8に設定した、互いに異なる速度で回転す
る2つのローラ間に、バレルめっきにより相互付着した
チップ抵抗器を送り込むので、両ローラ間を抵抗器が通
過する際に抵抗器に分離力が作用し、容易に抵抗器を分
離できる。本発明の分離方法では、ローラの回転数比率
を設定してあることが重要であり、その特定の回転数比
率がチップ抵抗器の分離作用に大きく寄与する。具体的
に、高速ローラの回転数と低速ローラの回転数との比率
は、高速ローラの回転数を1とすると、1:0.7〜
0.8程度、好ましくは1:0.8程度である。因み
に、2つのローラの回転数が同一であると、チップ抵抗
器は殆ど分離されなくなる。
【0008】又、各ローラの回転数も適当に選定する必
要がある。即ち、2つのローラの回転数は好適には8〜
10rpm程度である。ローラは、付着し合ったチップ
抵抗器を両ローラ間の間隙に通すため、良好な分離作用
が得られた上で、抵抗器を傷付けたり、破損したりしな
いような材質であることが好ましい。かかる材料として
は、弾性材が妥当であり、例えばゴム、ウレタンがあ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明のチップ抵抗器の分離方法を実
施例に基づいて説明する。本発明の分離方法を実施する
際に用いる装置の構成例を図1に示す。この装置では、
適当な径のゴムローラ1、2を、同一回転軸上に一定間
隔を置いて対向配置してある。ローラ1、2は同一径で
あり、両ローラ1、2の間隔は裏面同士が付着した2つ
のチップ抵抗器5の高さよりも若干狭い。ローラ2の下
流側(抵抗器5の送り込み側)には、相互付着したチッ
プ抵抗器をローラ1、2間に次々に移送するベルトコン
ベヤ等の搬送手段3を設けてある。
【0010】このように構成した装置で、ローラ1、2
をそれぞれ矢印方向に回転させる。ローラ1の回転数は
10rpm、ローラ2の回転数は8rpmである。ここ
で、付着したチップ抵抗器5を搬送手段3によってロー
ラ1、2間に送り込むと、抵抗器5は両ローラ1、2で
挟持される。この時、ローラ1、2の回転速度が異なる
ため、抵抗器5には分離力が作用し、チップ抵抗器5は
ローラ1、2間から排出される時に個々の抵抗器5a、
5bに容易に分離される。又、分離の際には、ローラ
1、2がゴム製であるため、各抵抗器5a、5bを損傷
することもない。なお、分離した抵抗器5a、5bは適
当な容器等で受け止めればよい。
【0011】
【発明の効果】本発明のチップ抵抗器の分離方法は、以
上説明したように、バレルめっきにより相互に付着した
チップ抵抗器を互いに異なる速度で回転する2つのロー
ラ(回転数比率1:0.7〜0.8)間に送り込むの
で、下記の効果を奏する。 (1)付着し合ったチップ抵抗器の分離率が、超音波洗
浄機を用いた従来の分離方法よりも格段に高くなる。特
に、ローラの回転数、材質等を適切に選定することで、
分離率をほぼ100%近くまで高めることができる。 (2)ローラ間でチップ抵抗器を挟持して分離する様態
を採ることから、チップ抵抗器を傷付けたり、破損した
りすることはなく、汚れの付着も全くない。そのため、
分離処理後のチップ抵抗器が製品として不良品になるよ
うなことは殆どない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分離方法を説明するための図である。
【図2】超音波洗浄機を用いた従来の分離方法を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1、2 ゴムローラ 3 搬送手段 5 付着したチップ抵抗器 5a、5b 分離したチップ抵抗器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定間隔を置いて2つのローラを対向配置
    し、一方のローラと他方のローラの回転数の比率を1:
    0.7〜0.8に設定し、互いに異なる速度で両ローラ
    を回転させ、バレルめっきにより相互付着したチップ抵
    抗器を両ローラ間に送り込み、両ローラによってチップ
    抵抗器を分離することを特徴とするチップ抵抗器の分離
    方法。
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JPH0666170B2 (ja) * 1988-10-05 1994-08-24 太陽誘電株式会社 チップ状部品搬送装置

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