JP2702913B2 - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置

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JP2702913B2
JP2702913B2 JP61235852A JP23585286A JP2702913B2 JP 2702913 B2 JP2702913 B2 JP 2702913B2 JP 61235852 A JP61235852 A JP 61235852A JP 23585286 A JP23585286 A JP 23585286A JP 2702913 B2 JP2702913 B2 JP 2702913B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、カメラのモータ制御装置に関する。 (従来の技術) 従来、フィルム巻上を行なう第1のモータと、レンズ
駆動を行なう第2のモータとを同一電源にて起動させる
カメラのモータ制御装置においては、両モータを同時に
起動させようとすると、起動時に両モータの給電路に大
電流が流れ、そのために両モータへの供給電圧が急激に
下降し、これらを起動させることが不可能となってしま
う。この問題に対処するために従来では、一方の動作の
完了後に他方の動作を開始させるというような、シーケ
ンシャルな制御を行っていた。 (発明の解決しようとする問題点) このように従来のカメラでは、フィルム巻上、レンズ
駆動等の撮影準備動作がシーケンシャルに行われるため
に、所定時間が長くなるという欠点があった。したがっ
て、撮影動作の能率を悪くしていた。 本発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、迅速かつスムーズな撮影準備動作の得られる
モータ制御装置を提供することを目的とする。 また本発明の別の目的は、複数のモータを並列に駆動
させた際に電源から大電流が引かれることを防止するこ
とを目的とする。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、以下の手段によって前述の目的を達成す
る。 モータ制御装置において、電源と、該駆動電源によっ
て駆動されて、第1の撮影準備動作を行う第1のモータ
と、該第1のモータを駆動するための電源と同一の電源
によって駆動されて、第2の撮影準備動作を行う第2の
モータと、前記第1のモータが供給されている電圧また
は電流の少なくとも一方を検出する検出手段とを有し、
該検出手段の検出結果と所定値とを比較して前記第1の
モータが定常状態にあるか否かを判定し、前記第1のモ
ータが定常状態にない場合には、前記第2のモータの起
動を禁止させる。 (作用) 本発明では、前記第1のモータが供給されている電圧
または電流の少なくとも一方が検出されて、該検出結果
と所定値とが比較されて前記第1のモータが定常状態に
あるか否かが判定され、前記第1のモータが定常状態に
ない場合には、前記第2のモータの起動が禁止されるの
で、迅速かつスムーズな撮影準備動作が得られる。また
本発明では、複数のモータを並列に駆動させた際に電源
から大電流が引かれることを防止できる。 (実施例) 以下、本発明の第1実施例を図面を基に説明する。第
1図は、第1実施例におけるモータ制御装置のブロック
図である。 第1図のブロック図において、マイコン100にはCPU、
メモリ、I/Oポート、タイマ回路が含まれている。そし
て、マイコン100の入力ポート及び出力ポートには、フ
ィルムの終端を検出する終端検出回路200、被写体まで
の焦点距離を検出するAF回路300、絞り及びシャッタを
制御するAE回路400、第1モータとしてのフィルム給送
用モータM1を駆動制御する回路500、第2モータとして
のレンズ駆動用モータM2を駆動制御する回路600の入出
力端子が接続されている。上述したAF回路300、AE回路4
00、フィルム給送用モータ制御回路500、レンズ駆動用
制御回路600は、各スイッチSw1〜Sw7の投入に応動した
マイコン100の指令に従って動作するように構成されて
いる。 ここで各スイッチの説明をする。Sw1は裏蓋スイッチ
で、裏蓋を閉成するとONされる。Sw2はレリーズ釦スイ
ッチで、レリーズ釦が押圧されるとONされる。Sw3は空
送完了スイッチで、フィルムの空送が完了するとONされ
る。Sw4は巻上完了スイッチで、フィルムの1コマ巻上
が完了するとONされる。Sw5は巻戻完了スイッチで、フ
ィルムの巻戻が完了するとONされる。Sw6は電源スイッ
チで、T/W切換スイッチをOFF位置にした時にONされる。
Sw7は広角側スイッチで、T/W切換スイッチをW位置にし
た時にONされる。Sw8は望遠側スイッチで、T/W切換スイ
ッチをT位置にした時にONされる。 第1図において、終端検出回路200は、フィルムが終
端に達したことを(フィルムカートリッジ内のフィルム
がスプールに全て巻き取られ、それ以上の巻上が不可能
になったことを)、検出すると、マイコン100に巻戻開
始信号を出力する。この検出としては、例えばフィルム
給送用モータM1に給電がなされている状態でのフィルム
の停止が所定時間を越えたことをもって検出する技術が
採用できる。 AF回路300は、被写体距離の検出を行なうもので、前
述したように距離検出信号をマイコン100に出力し、レ
ンズ駆動用モータ制御回路600を介してレンズ駆動用モ
ータM2にレンズ駆動の指令を出力する。これによりレン
ズが制御され、焦点調節が行われる。 AE回路400が、被写体からの光により適性な絞り値及
びシャッタ速度値を演算する。さらにレリーズ釦Sw2のO
Nに応動して、マイコン100から出力される信号を受ける
と、絞り演算結果に従って、絞り及びシャッタを駆動さ
せ、露光を行う。 フィルム給送用モータ制御回路500は、マイコン100か
らの指令によってフィルム給送用モータM1の駆動を制御
する。 フィルム給送用モータM1はフィルムの空送、巻上及び
巻戻を行なうもので、フィルムの装填操作があった時、
レリーズ釦の押圧に応じてフィルムの空送を行なう。ま
た、レリーズ終了毎にフィルムの1コマ巻上を行ない、
終端検出回路200からの巻戻信号に応じてフィルムの巻
戻を行なう。 フィルムの空送について説明する。フィルムが装填さ
れカメラの裏蓋が閉成されると、裏蓋閉成スイッチSw1
がONされる。この裏蓋閉成スイッチSw1により、マイコ
ン100に裏蓋閉成情報が入力される。そしてフィルム装
填後、レリーズ釦が押圧されると、レリーズ釦スイッチ
Sw2がONされ、マイコン100にレリーズ釦押圧情報が入力
される。このレリーズ釦押圧情報と前述した裏蓋閉成情
報とにより、マイコン100からフィルム給送用モータ制
御回路500へフィルム空送指令が出力され、フィルム給
送用モータM1によりフィルムの空送が開始されるように
設定される。空送が完了されると、空送完了スイッチSw
3がONされ、マイコン100に空送完了情報が入力される。
この空送完了情報により、マイコン100からフィルム給
送用モータ制御回路500へモータ駆動停止の指令が出力
される。この指令によって、フィルム給送用モータM1
駆動を停止し、フィルムの空送は終了される。 フィルムの1コマ巻上について説明する。レリーズ釦
が押圧されて、撮影動作が開始されると、レリーズ釦ス
イッチSw2がONされることによって、マイコン100にレリ
ーズ釦押圧情報が入力される。このレリーズ釦押圧情報
により、マイコン100はフィルム給送用モータ制御回路5
00にフィルム1コマ巻上の指令を出力する。この指令に
よって、フィルム給送用モータM1はフィルムの一コマ巻
上を開始する。1コマ巻上が完了すると、巻上完了スイ
ッチSw4がONされ、マイコン100に巻上完了情報が入力さ
れる。この巻上完了情報により、マイコン100からフィ
ルム給送用モータ制御回路500へモータ駆動停止の指令
が出力される。この指令によって、フィルム給送用モー
タM1は駆動を停止し、フィルムの1コマ巻上が終了され
る。 フィルムの巻戻について説明する。フィルム全ての撮
影が終了すると終端検出回路600が動作し、マイコン100
に巻戻開始信号が出力される。この信号を受けると、マ
イコン100は巻戻開始の指令をフィルム給送用モータ制
御回路500に出力する。これにより、フィルム給送用モ
ータM1はフィルムの巻戻を開始する。フィルムの巻戻が
完了されると、巻戻完了スイッチSw5がONされ、巻戻完
了情報がマイコン100に出力される。そしてマイコン100
は、フィルム給送用モータ駆動停止の指令をフィルム給
送用モータ制御回路500に出力する。これによって、フ
ィルム給送用モータM1は駆動を停止し、フィルムの巻戻
は終了する。 レンズ駆動用モータ制御回路600は、マイコン600から
の指令によって、レンズ駆動用モータM2の駆動を制御す
る。 レンズ駆動用モータM2は、レンズに焦点調節動作と、
焦点距離切換動作とを行なわせるための駆動力を供給す
る。 焦点調節動作は、AF回路300で検出された被写体距離
信号に応じてなされる。 一方、焦点距離切換動作は、T/W切換スイッチの切換
に応動してなされる。このT/W切換スイッチは、OFF、
W、Tの3つの切換状態を取りうるスイッチで、OFF位
置に切換えると第1図の電源スイッチSw6がONとなり、
位置に切換えると広角側スイッチSw7がONとなり、
位置に切換えると望遠側スイッチSw8がONとなる。 焦点調節、焦点距離切換の両動作におけるレンズの移
動について第1図を参照しながら説明する。T/W切換ス
イッチが、OFF位置からW位置に切換えられると、第2
図に示すようにレンズは、フィルム面に最も近接した沈
胴位置OFFから繰り出されて、広角側レンズ駆動範囲W
に入る。ここで広角側レンズ駆動範囲とは、レンズが撮
影完了の度に復帰するリセット位置WResetと、無限遠の
被写体に合焦する無限遠位置W∞との間をいう。リセッ
ト位置WResetから少し繰り出されたところにレンズが至
近の被写体に合焦する至近位置WNがある。広角側レンズ
駆動範囲Wにあるときレンズは、撮影のたびに自動焦点
調節動作によってリセット位置WResetから被写体に合焦
する位置(至近位置WNと無限遠位置W∞との間の何処
か)に繰り出される。 T/W切換スイッチが、W位置からT位置に切換えられ
ると、第2図に示すように、レンズは、広角側レンズ駆
動範囲Wのリセット位置WResetから無限遠位置W∞を経
て、切換範囲Cに入り、望遠側レンズ駆動範囲Tに至
る。 切換範囲C内を望遠側レンズ駆動範囲Tに向けて変位
するのに伴いレンズにはテレコンバージョンレンズが付
加されて望遠の焦点距離を呈するようになる。 この望遠側レンズ駆動範囲Tは、レンズが撮影完了の
度に復帰するリセット位置TResetと無限遠の被写体に合
焦する無限遠位置T∞との間をいう。リセット位置TRes
etから少し繰り出されたところにレンズが至近の被写体
に合焦する至近位置TNがある。望遠側レンズ駆動範囲T
にあるときレンズは、撮影のたびに自動焦点調節動作に
よりリセット位置TResetから被写体に合焦する位置(至
近位置TNと無限遠位置T∞との間の何処か)に繰り出さ
れる。 レンズ位置の検出は、レンズ駆動用モータ駆動回路60
0に含まれるエンコーダ等のレンズ位置検出手段によっ
て為され、レンズが沈胴位置OFF、広角側レンズ駆動範
囲W、切換範囲C、望遠側レンズ駆動範囲Tのいずれに
位置するかが、マイコン100によって検出される。 自動焦点調節について上述する。AF回路300で検出さ
れた被写体距離信号がマイコン100に入力されると、マ
イコン100はこの距離信号に応じて、レンズ駆動用モー
タ制御回路600にレンズを駆動させる指令を出力する。
この指令によってレンズ駆動用モータM2は正転し、レン
ズを望遠リセット位置WResetまたは広角リセット位置WR
esetから繰り出して、焦点調節を行う。 T/W切換スイッチの切換に応動するマイコン100とレン
ズ駆動制御回路600の動作について詳述する。 T/W切換スイッチをT位置に切換えた時、望遠側スイ
ッチSw8がONされマイコン100に望遠切換情報が入力され
る。この望遠切換情報により、マイコン100はレンズ駆
動用モータ制御回路600にレンズ駆動の指令を出力し、
第2モータM2を正転させレンズを望遠リセット位置TRes
etに位置づける。 同様にT/W切換スイッチをW位置に切換えると、広角
側スイッチSw7がONされマイコン100に広角切換情報が入
力される。この広角切換情報により、マイコン100はレ
ンズ駆動用モータ制御回路600にレンズ駆動の指令を出
力し、第2モータM2を正転(レンズが沈胴位置OFFにあ
るとき)または逆転(レンズが望遠リセット位置TReset
にあるとき)させレンズを広角リセット位置WResetに位
置づける。 またT/W切換スイッチのOFF位置への切換に応じて、電
源スイッチSw6がONされ、マイコン100に沈胴情報が入力
される。この沈胴情報により、マイコン100はレンズ駆
動用モータ制御回路600にレンズ駆動の指令を出力し、
第2モータM2を逆転させてレンズを沈胴位置OFFに位置
づける。 以下、上記構成を有する制御回路の動作を、各図面を
参照しながら説明する。 第3図(a)のフローチャートにおいて、T/W切換ス
イッチをOFF位置からW位置またはT位置に切り換える
と、電源スイッチSw6がONされ、電源が各被給電部に供
給される。そして、後に第5図を用いて詳述する焦点距
離切換開始の割込処理が実行され、撮影レンズがモータ
M2の働きで広角側リセット位置WResetまたは望遠側リセ
ット位置TResetに向けて繰出を開始する。また、この繰
出動作が完了した時点で、後に詳述する焦点距離切換完
了の割込処置が実行される。 焦点距離の切換開始の割込処理が実行されると、マイ
コン100は、裏蓋が開かれた状態から閉められた状態へ
の変化があるか否かを判断する(ステップ101)。この
判断は、裏蓋スイッチSw1からの裏蓋開閉情報に基づい
て行なわれる。スイッチ101においてYESの時、すなわち
裏蓋の開かれた状態から閉じられた状態への変化がある
と判断されると、空送を開始させるのであるが、それに
先立ちサブルーチンのフィルム給送準備処理が行なわれ
る。ここでフィルム給送準備処理を第4図を参照して説
明する。 第4図において、フィルム給送準備処理が開始する
と、マイコン100はレンズ駆動用モータM2へ給電がなさ
れているか否かの判断をする(ステップ130)。ステッ
プ130においてYESの時合、すなわちモータM2へ給電がさ
れていると判断されると、マイコン100はモータM2への
給電電圧の値を直接測定し、その値が所定値まで上昇し
ているか否かの判断をする(ステップ131)。 以下に、フィルム給送準備処理について詳しく説明す
る。 空送のためにフィルム給送用のモータM1を起動させよ
うとする時に、レンズ駆動用モータM2が焦点距離切換開
始の割込処理により既に起動されて駆動中である場合が
ある。この場合、モータM2が起動直後であるならば、モ
ータM1は起動することが困難である。この理由について
は、前に述べたように起動時および起動直後にはモータ
M2の給電路に大電流が流れるため、モータM1への給電電
圧がこれを起動するに必要な定格電圧より大きく降下
し、モータM1の起動が妨げられるからである。 モータM2がほぼ定常状態になれば、モータM1の起動時
に、これに供給される電圧がこれを起動させるに必要な
電圧に回復している。よって両モータを共に駆動させう
る。 したがって、このフィルム給送準備処理では、フィル
ム給送用モータM1の駆動に先立って、まずステップ130
でモータM2への給電の有無を判断し、モータM1を起動さ
せようとするときにモータM2が既に駆動されているかど
うかを検出する。そして、モータM2が既に駆動されてい
た場合に、ステップ131においてモータM2への給電電圧
が所定値まで上昇しているかどうかを判断して、モータ
M2がほぼ定常状態にあって、モータM1を起動させるに必
要な条件が整っているか否かを検出するものである。 第4図のステップ131でYESの時、すなわちモータM2
の給電電圧が所定まで上昇していると判断されたら、レ
ンズ駆動準備処理は終了し、第3図(a)におけるステ
ップ103にリターンする。 また、第4図のステップ130で、NOの時、すなわちモ
ータM2への給電が為されていないと判断された場合にお
いては、ステップ130、131をステップ131でYESとなるま
で、繰り返し実行する。 ステップ102のフィルム給送準備処理が終了すると、
マイコン100はフィルム給送用モータ制御回路500を介し
て、モータM1を正転させ、フィルムの空送を開始する
(ステップ103)。次にマイコン100は、モータM1の駆動
時間の計時を開始し(ステップ104)、そして空送が終
了したか否かの判断を行なう(ステップ105)。この判
断は、空送完了スイッチSw3から空送完了情報が得られ
たか否か、すなわち空送完了スイッチSw3がONかOFFかを
モニタすることにより行われる。 ステップ105でYESの時、すなわち空送が完了して空送
完了スイッチSw3がONになると、マイコン100はフィルム
給送用モータ制御回路500を介して、モータM1を停止さ
せフィルムの空送を終了する(ステップ106)。 一方ステップ105でNOの時、すなわち空送の途中で空
送完了スイッチSw3がOFFのままの間は、空送が終了され
るまでステップ105の判断が繰り返し実行されることに
なる。 第3図(a)のステップ106で、フィルムの空送が終
了されると、マイコン100はレリーズ釦が押されたか否
かの判断をする(第3図(b)のステップ107)。この
判断は、レリーズ釦スイッチSw2からレリーズ釦押圧情
報が得られたか否か、すなわちレリーズ釦スイッチSw2
がONかOFFかをモニタすることにより行なわれる。ステ
ップ107においてYESの時、すなわちレリーズ釦が押圧さ
れたと判断された場合、マイコン100は、AF回路300から
の被写体距離検出信号に基づいて自動焦点調節を行な
い、レンズ駆動用モータ制御回路600を介して、モータM
2を駆動させ、レンズを合焦位置に移動させる(ステッ
プ108)。 ステップ108での自動焦点調節が完了すると、シャッ
タが駆動され露光が行なわれる(ステップ109)。 露光が終了すると、マイコン100はフィルム給送用モ
ータ制御回路500を介して、モータM1を正転させ、フィ
ルム1コマ分の巻上を開始させる(ステップ110)。 ステップ110においてフィルム1コマ分の巻上が開始
されると、マイコン100はモータM1への給電電圧の値を
直接測定する(ステップ111)。続いてモータM1への給
電電圧の値が所定値まで上昇しているか否かの判断がさ
れ(ステップ112)、肯定結果が得られるまで、すなわ
ちモータM1への給電電圧が所定値まで上昇するまでステ
ップ112が繰り返し実行される。 モータM1への給電電圧が所定値まで上昇すると、マイ
コン100は、レンズ駆動用モータ制御回路600を介して、
レンズ駆動用モータM2を逆転させ、レンズリセットすな
わちレンズを合焦位置からリセット位置(広角側リセッ
ト位置WResetまたは望遠側リセット位置TReset)へと繰
り込ませる(ステップ113)。 ステップ113において、レンズリセットが開始後、マ
イコン100は、第3図(c)のステップ114に移り、マイ
コン100はフィルムの終端検出があるか否かを判断す
る。この判断は、終端検出回路200から終端検出情報が
得られたか否かをモニタすることにより行われる。 ステップ114でNOの時、すなわちフィルムの終端を検
出しなかった場合、マイコン100はレンズのリセット入
りへの駆動が完了されたか否かの判断をする(ステップ
115)。 ステップ115においてYESの時、すなわちレンズリセッ
トが完了していると判断された場合、マイコン100はレ
ンズ駆動用モータ制御回路600を介して、モータM2の駆
動を停止させ、レンズリセットを終了する(ステップ11
6)。 ステップ115においてNOの時、すなわちレンズのリセ
ットが完了されていないと判断された場合は、ステップ
116を飛ばして、ステップ117に移る。 ステップ117において、マイコン100は1コマ巻上が完
了されたか否かの判断をする。この判断は、巻上完了ス
イッチSw4から1コマ巻上完了情報が得られたか否か、
すなわち巻上完了スイッチSw4がONかOFFかをモニタする
ことにより行われる。 ステップ117でYESの時、すなわち1コマ巻上が完了さ
れたと判断した場合、マイコン100はフィルム給送用モ
ータ制御回路500を介して、モータM1の駆動を停止さ
せ、フィルムの巻上を停止させる(ステップ118)。ス
テップ118で、フィルムの巻上が停止されると、第3図
(b)のステップ107へ戻る。 ステップ117においてNOの時、すなわちフィルムの1
コマ巻上が完了していないと判断された場合は、ステッ
プ114に戻る。 以上のステップ110からステップ118までの1駒巻上と
レンズリセットとを並行して実行させるフローにおい
て、ステップ110の1駒巻上開始は、ステップ113のレン
ズリセット開始に時間T1だけ先立って行われている。こ
こで時間T1は、モータM1がほぼ定常状態になるのに必要
な時間である。この両動作の開始順序は、1駒巻上の所
定時間がレンズリセットの所定時間より大幅に長いため
に選択されたものである。すなわち、本実施例の順序に
よればステップ110からステップ118までを実行するに要
する時間は、1駒巻上の所定時間だけで済むが、レンズ
リセットを1駒巻上に先立って行なうことにすると、モ
ータM2がほぼ定常状態になるに要する時間T2の分だけ本
実施例より長くかかる。この時間T2は、モータM2がほぼ
定常状態(ここで、モータがほぼ定常状態になるという
ことは、モータに供給される電圧、電流もしくはモータ
の回転数が一定値になること、もしくは一定値近傍であ
って短時間経過すれば確実に一定値に達する状態をい
う)になるのに必要な時間である。よって本実施例によ
れば、1駒巻上とレンズリセットとを並行に実行したこ
とと、開始順序を先のように決定したこととにより、撮
影準備動作の所定時間を従来のものより大幅に短縮する
ことができる。 ステップ114においてYESの時、すなわちフィルムの終
端が検出されたと判断された場合、前述のサブルーチン
のフィルム給送準備処理が再び行われる(ステップ11
9)。 ステップ119において、レンズ駆動準備処理が実行さ
れ、モータM2へ給電がなされていないこと、もしくはモ
ータM2への給電電圧が所定値まで上昇していることが判
断されたら、マイコン100は、フィルム給送用モニタ制
御回路500を介して、モータM1を逆転させ、フィルムの
巻戻を開始させる(ステップ120)。 ステップ120において、フィルムの巻戻が開始される
と、直ちにモータM1の駆動時間の計時が開始される(ス
テップ121)。続いてマイコン100は巻戻が完了されたか
否かの判断をする(ステップ122)。この判断は、巻戻
完了スイッチSw5から巻戻完了情報が得られたか否か、
すなわち巻戻完了スイッチSw5がONかOFFかをモニタする
ことにより行われる。 ステップ122においてNOの時、すなわち巻戻が完了し
ていないと判断されると、ステップ120に戻り、巻戻が
完了されるまで、ステップ120、121が繰り返し実行され
る。 ステップ122でYESの時、すなわちフィルムの巻戻が完
了したと判断されると、マイコン100は、フィルム給送
用モータ制御回路500を介して、フィルム給送用モータM
1の駆動を停止させ、フィルムの巻戻を停止させる(ス
テップ123)。 ステップ123において、フィルムの巻戻が停止される
と、第3図(a)のステップ101へ戻る。 第3図(a)のステップ101での判断、すなわち裏蓋
が開いている状態から閉じられた状態へ変化したか否か
の判断で、NOの結果が得られると、マイコン100は、ス
テップ107に飛ぶ。このステップ107では、レリーズ釦が
押圧されたか否かの判断がなされるが、ここでもNOの結
果が得られると、マイコン100は、ステップ124の判断を
実行する。 このステップ124では、電源スイッチSw6がOFFされた
か否かの判断を行なう。ここでNOの結果が出ると、すな
わち電源スイッチSw6がOFFされていないと判断された場
合は、第3図(a)のステップ101に戻る。 ステップ124でYESの時、すなわち電源スイッチSw6がO
FFされたと判断された場合は、以下に述べるような沈胴
動作を行った後、全ての被給電部への給電を断って一連
の制御を終了させる。 第3図(b)のフローチャートにおいて、ステップ12
4で、先ずマイコン100は、ステップ127で、レンズ駆動
用モータ制御回路600を介してモータM2の逆転を開始さ
せ、レンズの沈胴を開始させる。 ステップ127に続いてマイコン100は、沈胴が完了した
か否か、すなわちレンズが第2図の沈胴位置OFFまで繰
り込まれたか否かの判断をし(ステップ128)、YESの結
果が得られるまでこのステップを繰り返す。 沈胴が完了してステップ128でYESの結果が得られる
と、マイコン100は、モータM2の駆動を停止して、沈胴
動作を終了させると共に、全ての被給電部への給電を断
って一連の制御を終了させる(ステップ129)。 次に、割込処理について第5図、第6図を参照して説
明する。 まず焦点距離切換の開始の割込処理を、第5図のフロ
ーチャートに従って説明する。焦点距離切換の開始の割
込処理は、T/W切換スイッチの切換操作が為された場合
に実行される。第5図において、この切換操作がなされ
ると、先ずマイコン100は、フィルム給送用モータM1
の給電がなされているか否かの判断をする(ステップ15
0)。ステップ150でYESの時、すなわちモータM1へ給電
がされていると、マイコン100はモータM1の給電電圧が
所定値まで上昇しているか否かの判断をする(ステップ
151)。 ステップ151でNOの時、すなわちモータM1へ給電電圧
が所定値まで上昇していないと、ステップ150に戻り、
モータM1への給電電圧が所定値まで上昇するまでステッ
プ150、151が繰り返される。 ステップ150でNOの時、すなわちモータM1へ給電され
ていないと、マイコン100はステップ152に飛び、T/W切
換スイッチの焦点距離切換情報に基づき、レンズ駆動用
モータ制御回路600を介して、モータM2を駆動させ、T/W
切換スイッチSw7、Sw8のうちONのものに対応した位置ま
でレンズの駆動を開始する(ステップ152)。すなわち
広角側スイッチSw7がONであると広角側リセット入りWRe
setへ、望遠側スイッチSw8がONであると望遠側リセット
位置TResetへレンズを移動させる。 ステップ152で焦点距離切換のレンズ駆動が開始され
ると、レンズ駆動用モータM2への供給電圧の値が直接測
定される(ステップ153)。 以上でこの割込処理が終わり、元のフローに戻る。 第6図は、焦点距離切換完了の割込処理を示すフロー
チャートである。この処理は、T/W切換スイッチで選択
した位置にレンズの移動が完了した時に発生される切換
完了信号に応動して実行されるものである。すなわち、
切換スイッチをW位置に切換えた場合はレンズが広角側
のリセット位置WResetに到達した時に、切換スイッチを
T位置に切換えた場合はレンズが望遠側のリセット入り
TResetに到達した時に発生する切換完了信号に応動して
実行されるものである。 第6図のフローチャートに示すように、駆動完了信号
が発生すると、マイコン100は、レンズ駆動用モータ制
御回路600を介して、モータM2の駆動を停止させ、レン
ズの駆動を終了させる(スイッチ160)。これで焦点距
離切換完了の割込処理は、終了となり、割込元のフロー
に戻る。上述した焦点距離切換の開始、焦点距離切換完
了の割込処理は、割込禁止処理のなされたステップにお
いては実行されないように構成されている。すなわち第
3図(a)、(b)に示す自動焦点調節(ステップ10
8)、シャッタ駆動(ステップ109)においては、焦点距
離切換の開始、焦点距離切換の完了の割込の実行は禁止
されている。上述の焦点距離切換の開始の割込処理が、
第3図(a)のステップ105〜108におけるフィルムの空
送動作、またはステップ124〜127におけるフィルムの巻
戻動作の開始直後に、実行された場合の動作について説
明する。 T/W切換スイッチの切換動作がなされると、第5図の
ステップ150、151でマイコン100は、モータM1への給電
の有無と、モータM1への供給電圧の値が所定値まで上昇
しているか否かを判断するわけであるが、空送動作、巻
戻動作のいずれの場合もモータM1を駆動する動作である
から、ステップ150ではYESの結果が得られる。またいず
れの場合も動作が開始された直後であるので、ステップ
151ではNOの結果が得られ、モータM1への供給電圧の値
が所定値まで上昇するまで、すなわちモータM1がほぼ定
常状態になってモータM2への給電電圧がこれを起動する
のに充分な値に上昇するまで時間待ちがなされる。そし
て、モータM1への給電電圧が所定値まで上昇すると、ス
テップ152に移ってレンズを起動するためにモータM2
給電がなされ、モータM2は確実に起動し、両モータM1
M2は同時に駆動されることになる。 以上の実施例では、モータがほぼ定常状態になったこ
との検知手段としては、該モータへの給電電圧の値を直
接測定し、その値が所定値まで上昇したことをもって検
知する手段を採用した。しかし、本発明は、これに限る
ものではなく、例えば、モータへの給電電流の値を直接
測定し、その値が所定値まで下降したことをもって検出
してもよい。さらにモータの回転数(回転速度)が所定
値まで上昇したことをもって検出しても良い。 (発明の効果) 以上のように本発明によれば、同一電源で駆動され、
それぞれ別の撮影準備動作を行なう2つのモータを同時
に駆動可能とするも一方のモータがほぼ定常状態になる
までは他方のモータの起動を禁止するようになしたの
で、他方のモータの起動時には、該モータへの供給電圧
は充分な値までに回復しており、該モータを確実に起動
させることができ、また一方のモータの動作にも悪影響
を与えることもない。 また本発明によれば、第1モータが給電されている電
圧または電流の少なくとも一方が検出されて、該検出結
果と所定値とを比較して前記第1のモータが定常状態に
あるか否かを判定し、前記第1モータが定常状態にない
場合には、前記第2のモータの起動が禁止される。つま
り、第1のモータが供給されている電圧または電流に基
づいて、第1のモータが定常状態にあることを、間接的
にではなく、直接的に検出している。よって、第1のモ
ータが定常状態になってから第2のモータを起動すると
いう制御を、確実に実行することが可能となる。 また、第1のモータが第1の撮影準備に要する駆動所
要時間が第2のモータが第2の撮影準備に要する駆動時
間より長い場合に、第1のモータがほぼ定常状態になっ
てから第2のモータを駆動させるように構成すれば、第
2の撮影準備は第1の撮影準備と並列して行われ、撮影
準備に要する時間を無駄に延ばすことはない。
【図面の簡単な説明】 第1図はモータ制御回路のブロック図、第2図はレンズ
の位置関係を示した図、第3図(a)、(b)、(c)
は本発明実施例の動作を示したフローチャート、第4図
はフィルム供給準備処理、第5図が焦点距離切換開始の
割込処理、第6図は焦点距離切換完了の割込処理をそれ
ぞれ示したフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−183630(JP,A) 特開 昭57−195230(JP,A) 特開 昭58−24125(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.電源と、 該駆動電源によって駆動されて、第1の撮影準備動作を
    行う第1のモータと、 該第1のモータを駆動するための電源と同一の電源によ
    って駆動されて、第2の撮影準備動作を行う第2のモー
    タと、 前記第1のモータが供給されている電圧または電流の少
    なくとも一方を検出する検出手段とを有し、 該検出手段の検出結果と所定値とを比較して前記第1の
    モータが定常状態にあるか否かを判定し、前記第1のモ
    ータが定常状態にない場合には、前記第2のモータの起
    動を禁止することを特徴とするモータ制御装置。 2.前記第1の準備動作が開始されてから完了するまで
    の時間は、前記第2の準備動作が開始されてから完了す
    るまでの時間よりも長いことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載のモータ制御装置。
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