JP2702749B2 - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents
対物レンズ駆動装置Info
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- JP2702749B2 JP2702749B2 JP63248118A JP24811888A JP2702749B2 JP 2702749 B2 JP2702749 B2 JP 2702749B2 JP 63248118 A JP63248118 A JP 63248118A JP 24811888 A JP24811888 A JP 24811888A JP 2702749 B2 JP2702749 B2 JP 2702749B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は対物レンズ駆動装置に係わり、特に光ディス
ク装置等の光学式記録再生装置における対物レンズ駆動
装置に関するものである。
ク装置等の光学式記録再生装置における対物レンズ駆動
装置に関するものである。
従来の技術 近年、対物レンズ駆動装置は、レーザ光を光学式記録
媒体面にスポット状に照射せしめ、該記録媒体に情報の
記録及び、該記録媒体に記録された情報の再生を行う光
学式記録再生装置において、その性能向上がさかんにお
こなわれている。
媒体面にスポット状に照射せしめ、該記録媒体に情報の
記録及び、該記録媒体に記録された情報の再生を行う光
学式記録再生装置において、その性能向上がさかんにお
こなわれている。
以下に従来の対物レンズ駆動装置について図面を用い
て説明する。第６図は、従来の対物レンズ駆動装置の分
解斜視図である。第７図は上記対物レンズ駆動装置の斜
視図である。
て説明する。第６図は、従来の対物レンズ駆動装置の分
解斜視図である。第７図は上記対物レンズ駆動装置の斜
視図である。
第６図において、１はトラッキング用板バネ、２は中
間部材、３は対物レンズ保持体、６は対物レンズ、16は
対物レンズの光軸、17は板バネ１の押さえ部材である。
板バネ１の固定面14は、中間部材２の光軸16に平行な固
定面４に固定されている。板バネ１の固定面15は、対物
レンズ保持体３の光軸16に平行かつ対物レンズ保持体３
の重心を含む固定面５に固定されている。従って、対物
レンズ保持体３は、板バネ１の捻りによって光軸16に垂
直な方向に回動可能に支持されている。
間部材、３は対物レンズ保持体、６は対物レンズ、16は
対物レンズの光軸、17は板バネ１の押さえ部材である。
板バネ１の固定面14は、中間部材２の光軸16に平行な固
定面４に固定されている。板バネ１の固定面15は、対物
レンズ保持体３の光軸16に平行かつ対物レンズ保持体３
の重心を含む固定面５に固定されている。従って、対物
レンズ保持体３は、板バネ１の捻りによって光軸16に垂
直な方向に回動可能に支持されている。
７はフォーカス用板バネ、９は基礎支持部材を兼用す
る磁気ヨークである。板バネ７の一端は、中間部材２光
軸16に垂直な固定面８に固定されている。板バネ７の他
端は、磁気ヨーク９の固定面10に固定されている。従っ
て、対物レンズ保持体３は、板バネ７の曲げによって光
軸16に平行な方向に並進可能に支持されている。
る磁気ヨークである。板バネ７の一端は、中間部材２光
軸16に垂直な固定面８に固定されている。板バネ７の他
端は、磁気ヨーク９の固定面10に固定されている。従っ
て、対物レンズ保持体３は、板バネ７の曲げによって光
軸16に平行な方向に並進可能に支持されている。
11はフォーカス用コイル、12はトラッキング用コイ
ル、13は永久磁石である。フォーカス用コイル11は、対
物レンズ保持体３の外周部に巻回されており、トラッキ
ング用コイル12は対物レンズ保持体３に固定されてい
る。永久磁石13は、フォーカス用コイル11、及びトラッ
キング用コイル12に対向するように磁気ヨーク９に固定
されている。
ル、13は永久磁石である。フォーカス用コイル11は、対
物レンズ保持体３の外周部に巻回されており、トラッキ
ング用コイル12は対物レンズ保持体３に固定されてい
る。永久磁石13は、フォーカス用コイル11、及びトラッ
キング用コイル12に対向するように磁気ヨーク９に固定
されている。
以上のように構成された対物レンズ駆動装置につい
て、以下その動作を説明する。
て、以下その動作を説明する。
第８図は上記対物レンズ駆動装置のトラッキング制御
を説明する概略図であり、第８図（ａ）は対物レンズ保
持体３が中立点に位置する状態、第８図（ｂ）は対物レ
ンズ保持体３がトラッキング制御されている状態を示
す。
を説明する概略図であり、第８図（ａ）は対物レンズ保
持体３が中立点に位置する状態、第８図（ｂ）は対物レ
ンズ保持体３がトラッキング制御されている状態を示
す。
トラッキング制御は、トラッキング用コイル12に流す
電流と永久磁石13、及び磁気ヨーク９により発生する磁
界とによって生じる電磁力で対物レンズ保持体３を対物
レンズ６の光軸16と垂直な方向に回動させることによっ
て行われる。第８図（ｂ）に示した対物レンズ保持体３
の変位角θは、対物レンズ６と情報記録媒体の所望のレ
ーザー光照射位置との相対的な位置ずれ距離によって定
められる。
電流と永久磁石13、及び磁気ヨーク９により発生する磁
界とによって生じる電磁力で対物レンズ保持体３を対物
レンズ６の光軸16と垂直な方向に回動させることによっ
て行われる。第８図（ｂ）に示した対物レンズ保持体３
の変位角θは、対物レンズ６と情報記録媒体の所望のレ
ーザー光照射位置との相対的な位置ずれ距離によって定
められる。
第９図は上記対物レンズ駆動装置のフォーカス制御を
説明する概略図であり、第９図（ａ）は対物レンズ保持
体３が中立点に位置している状態、第９図（ｂ）は対物
レンズ保持体３がフォーカス制御されている状態を示
す。
説明する概略図であり、第９図（ａ）は対物レンズ保持
体３が中立点に位置している状態、第９図（ｂ）は対物
レンズ保持体３がフォーカス制御されている状態を示
す。
フォーカス制御は、フォーカス用コイル11に流す電流
と永久磁石13、及び磁気ヨーク９により発生する磁界と
によって生じる電磁力で対物レンズ保持体３を対物レン
ズ６の光軸16と平行な方向に移動させることによって行
われる。第９図（ｂ）に示した対物レンズ保持体３の変
位Ｘは対物レンズ６と情報記録媒体との光軸16方向の相
対的な焦点ずれ距離によって定められる。
と永久磁石13、及び磁気ヨーク９により発生する磁界と
によって生じる電磁力で対物レンズ保持体３を対物レン
ズ６の光軸16と平行な方向に移動させることによって行
われる。第９図（ｂ）に示した対物レンズ保持体３の変
位Ｘは対物レンズ６と情報記録媒体との光軸16方向の相
対的な焦点ずれ距離によって定められる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記の従来の構成では、対物レンズ保
持体は１枚の板バネの捻りによって中間部材に対して回
動可能に支持されているため、対物レンズ保持体に対す
る外力の方向によって支持部材としての外力に対する剛
性に顕著な差が存在する。すなわち、対物レンズ保持体
に対する外力のうち、板バネのせん断方向の外力に対し
てはその剛性は高いが、板バネの１次曲げを生じさせる
ようなモーメント、または２次曲げを生じさせるような
並進方向の外力に対してはその剛性が低いという課題を
有していた。
持体は１枚の板バネの捻りによって中間部材に対して回
動可能に支持されているため、対物レンズ保持体に対す
る外力の方向によって支持部材としての外力に対する剛
性に顕著な差が存在する。すなわち、対物レンズ保持体
に対する外力のうち、板バネのせん断方向の外力に対し
てはその剛性は高いが、板バネの１次曲げを生じさせる
ようなモーメント、または２次曲げを生じさせるような
並進方向の外力に対してはその剛性が低いという課題を
有していた。
本発明は上記の課題を解決するものであり、トラッキ
ング方向、およびフォーカス方向以外の任意の方向の外
力に対して高剛性を有する支持部材を実現した対物レン
ズ駆動装置を提供することを目的としている。
ング方向、およびフォーカス方向以外の任意の方向の外
力に対して高剛性を有する支持部材を実現した対物レン
ズ駆動装置を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明の対物レンズ駆動
装置は、対物レンズを保持した対物レンズ保持体と、前
記対物レンズ保持体を前記対物レンズ保持体の重心を通
り、前記対物レンズの光軸に略平行な線を回転軸とし
て、前記対物レンズ保持体を回動可能に支持し、前記回
転軸方向に直列、かつ互いに略直角になるよう配置され
た第一、第二の板状弾性支持部材と、前記第一、第二の
板状弾性支持部材を前記回転軸方向に保持する中間部材
と、前記中間部材を介して前記対物レンズ保持体を前記
光軸方向に移動可能に支持する第三の弾性支持部材と、
前記第一の弾性支持部材、および前記第二の板状弾性支
持部材と前記中間部材と前記第三の弾性支持部材とを介
して前記対物レンズ保持体を支持する基礎支持部材と、
前記対物レンズを前記光軸方向に駆動する第一の駆動手
段と、前記回転軸回りに対称に配置し前記対物レンズを
前記光軸方向と垂直な方向で前記回転軸回りに駆動する
第二の駆動手段とからなり、前記第一、第二の板状弾性
支持部材は、互いの延長面が成す交線が前記回転軸と略
一致する構成を有している。
装置は、対物レンズを保持した対物レンズ保持体と、前
記対物レンズ保持体を前記対物レンズ保持体の重心を通
り、前記対物レンズの光軸に略平行な線を回転軸とし
て、前記対物レンズ保持体を回動可能に支持し、前記回
転軸方向に直列、かつ互いに略直角になるよう配置され
た第一、第二の板状弾性支持部材と、前記第一、第二の
板状弾性支持部材を前記回転軸方向に保持する中間部材
と、前記中間部材を介して前記対物レンズ保持体を前記
光軸方向に移動可能に支持する第三の弾性支持部材と、
前記第一の弾性支持部材、および前記第二の板状弾性支
持部材と前記中間部材と前記第三の弾性支持部材とを介
して前記対物レンズ保持体を支持する基礎支持部材と、
前記対物レンズを前記光軸方向に駆動する第一の駆動手
段と、前記回転軸回りに対称に配置し前記対物レンズを
前記光軸方向と垂直な方向で前記回転軸回りに駆動する
第二の駆動手段とからなり、前記第一、第二の板状弾性
支持部材は、互いの延長面が成す交線が前記回転軸と略
一致する構成を有している。
作用 本発明の対物レンズ駆動装置は、対物レンズ保持体の
重心を通り、対物レンズ光軸に略平行な回転軸方向に直
列、かつ互いに略直角になるよう配置された２つの板バ
ネの捻りによって対物レンズ保持体を対物レンズの光軸
と垂直な方向に回動可能に支持することによって、対物
レンズ保持体へのトラッキング方向、およびフォーカス
方向、またはそれら以外の任意の方向の外力、例えば対
物レンズ駆動装置をディスク半径方向に移動する送り機
構の送り力等の対物レンズ光軸に略垂直方向の外力、ま
たはその他の衝撃に起因する外乱によって生じる回転方
向の加速度を相殺し、いわゆる対物レンズの光軸に略垂
直方向に外力及び外乱に対する高剛性支持を達成してい
る。
重心を通り、対物レンズ光軸に略平行な回転軸方向に直
列、かつ互いに略直角になるよう配置された２つの板バ
ネの捻りによって対物レンズ保持体を対物レンズの光軸
と垂直な方向に回動可能に支持することによって、対物
レンズ保持体へのトラッキング方向、およびフォーカス
方向、またはそれら以外の任意の方向の外力、例えば対
物レンズ駆動装置をディスク半径方向に移動する送り機
構の送り力等の対物レンズ光軸に略垂直方向の外力、ま
たはその他の衝撃に起因する外乱によって生じる回転方
向の加速度を相殺し、いわゆる対物レンズの光軸に略垂
直方向に外力及び外乱に対する高剛性支持を達成してい
る。
実施例 以下本発明の対物レンズ駆動装置の一実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。第１図は本発明の一
実施例における対物レンズ駆動装置の分解斜視図であ
る。第２図は第１図における２つの板バネの中間部材へ
の固定位置を示す分解斜視図である。第３図は上記対物
レンズ駆動装置の斜視図である。
て、図面を参照しながら説明する。第１図は本発明の一
実施例における対物レンズ駆動装置の分解斜視図であ
る。第２図は第１図における２つの板バネの中間部材へ
の固定位置を示す分解斜視図である。第３図は上記対物
レンズ駆動装置の斜視図である。
第１図において、1a,1bはトラッキング用板バネ、２
は中間部材、３は対物レンズ保持体、６は対物レンズ、
16は対物レンズの光軸、17は板バネ1a,1bの押さえ部材
である。対物レンズ保持体３は、板バネ1a,1bの捻りに
よって光軸16に垂直な方向に回動可能に支持されてい
る。
は中間部材、３は対物レンズ保持体、６は対物レンズ、
16は対物レンズの光軸、17は板バネ1a,1bの押さえ部材
である。対物レンズ保持体３は、板バネ1a,1bの捻りに
よって光軸16に垂直な方向に回動可能に支持されてい
る。
すなわち、第10図（ａ）に示すように、トラッキング
用板バネ1aと1bとのそれぞれの主面が互いに直交するよ
うに中間部材２に装着するとともに、一対の押さえ部材
17により板バネ1a及び1bを中間部材２に固定し同図
（ｂ）の構造を得る。次に、同図（ｃ）に示すように、
中間部材２の板バネ1a及び1bのの自由端部を対物レンズ
保持体３に配置する。さらに、同図（ｄ）に示したよう
に、押さえ部材17により板バネ1a及び1bの自由端部をレ
ンズ保持体３に装着する。
用板バネ1aと1bとのそれぞれの主面が互いに直交するよ
うに中間部材２に装着するとともに、一対の押さえ部材
17により板バネ1a及び1bを中間部材２に固定し同図
（ｂ）の構造を得る。次に、同図（ｃ）に示すように、
中間部材２の板バネ1a及び1bのの自由端部を対物レンズ
保持体３に配置する。さらに、同図（ｄ）に示したよう
に、押さえ部材17により板バネ1a及び1bの自由端部をレ
ンズ保持体３に装着する。
このような構成により、レンズ保持体３は、主面が互
いに直交した板バネ1a及び1bの交線を中心として、中間
部材２に対して回動する。
いに直交した板バネ1a及び1bの交線を中心として、中間
部材２に対して回動する。
７はフォーカス用板バネ、９は基礎支持部材を兼用す
る磁気ヨークである。板バネ７の一端は、中間部材２光
軸16に垂直な固定面８に固定されている。板バネ７の他
端は、磁気ヨーク９の固定面10に固定されている。従っ
て、対物レンズ保持体３は、板バネ７の曲げによって光
軸16に平行な方向に並進可能に支持されている。
る磁気ヨークである。板バネ７の一端は、中間部材２光
軸16に垂直な固定面８に固定されている。板バネ７の他
端は、磁気ヨーク９の固定面10に固定されている。従っ
て、対物レンズ保持体３は、板バネ７の曲げによって光
軸16に平行な方向に並進可能に支持されている。
11はフォーカス用コイル、12はトラッキング用コイ
ル、13は永久磁石である。フォーカス用コイル11は、対
物レンズ保持体３の外周部に巻回されており、トラッキ
ング用コイル12は対物レンズ保持体３に固定されてい
る。永久磁石13は、フォーカス用コイル11、及びトラッ
キング用コイル12に対向するように磁気ヨーク９に固定
されている。
ル、13は永久磁石である。フォーカス用コイル11は、対
物レンズ保持体３の外周部に巻回されており、トラッキ
ング用コイル12は対物レンズ保持体３に固定されてい
る。永久磁石13は、フォーカス用コイル11、及びトラッ
キング用コイル12に対向するように磁気ヨーク９に固定
されている。
以上のように構成された対物レンズ駆動装置につい
て、以下その動作を説明する。
て、以下その動作を説明する。
第４図は上記対物レンズ駆動装置のトラッキング制御
を説明する概略図であり、第４図（ａ）は対物レンズ保
持体３が中立点に位置する状態、第４図（ｂ）は対物レ
ンズ保持体３がトラッキング制御されている状態を示
す。
を説明する概略図であり、第４図（ａ）は対物レンズ保
持体３が中立点に位置する状態、第４図（ｂ）は対物レ
ンズ保持体３がトラッキング制御されている状態を示
す。
トラッキング制御は、トラッキング用コイル12に流す
電流と永久磁石13、及び磁気ヨーク９により発生する磁
界によって生じる電磁力で対物レンズ保持体３を対物レ
ンズ６の光軸16と垂直な方向に回動させることによって
行われる。第３図（ｂ）に示した対物レンズ保持体３の
変位角θは、対物レンズ６と情報記録媒体の所望のレー
ザー光照射位置との相対的な位置ずれ距離によって定め
られる。
電流と永久磁石13、及び磁気ヨーク９により発生する磁
界によって生じる電磁力で対物レンズ保持体３を対物レ
ンズ６の光軸16と垂直な方向に回動させることによって
行われる。第３図（ｂ）に示した対物レンズ保持体３の
変位角θは、対物レンズ６と情報記録媒体の所望のレー
ザー光照射位置との相対的な位置ずれ距離によって定め
られる。
第５図は上記対物レンズ駆動装置のフォーカス制御を
説明する概略図であり、第５図（ａ）は対物レンズ保持
体３が中立点に位置している状態、第５図（ｂ）は対物
レンズ保持体３がフォーカス制御されている状態を示
す。
説明する概略図であり、第５図（ａ）は対物レンズ保持
体３が中立点に位置している状態、第５図（ｂ）は対物
レンズ保持体３がフォーカス制御されている状態を示
す。
フォーカス制御は、フォーカス用コイル11に流す電流
と永久磁石13、及び磁気ヨーク９により発生する磁界と
によって生じる電磁力で対物レンズ保持体３を対物レン
ズ６の光軸16と平行な方向に移動させることによって行
われる。第５図（ｂ）に示した対物レンズ保持体３の変
位Ｘは対物レンズ６と情報記録媒体との光軸16方向の相
対的な焦点ずれ距離によって定められる。
と永久磁石13、及び磁気ヨーク９により発生する磁界と
によって生じる電磁力で対物レンズ保持体３を対物レン
ズ６の光軸16と平行な方向に移動させることによって行
われる。第５図（ｂ）に示した対物レンズ保持体３の変
位Ｘは対物レンズ６と情報記録媒体との光軸16方向の相
対的な焦点ずれ距離によって定められる。
以上のように本実施例によれば、対物レンズ保持体
を、２つの板バネを介して中間部材により回動可能に支
持させているので、対物レンズ保持体へのトラッキング
方向、およびフォーカス方向、またはそれら以外の任意
の方向の外力、例えば対物レンズ駆動装置をディスク半
径方向に移動する送り機構の送り力等の対物レンズ光軸
に略垂直方向の外力、またはその他の衝撃に起因する外
乱によって生じる回転方向の加速度を相殺し、いわゆる
対物レンズの光軸に略垂直方向の外力及び外乱に対する
高剛性支持が実現される。
を、２つの板バネを介して中間部材により回動可能に支
持させているので、対物レンズ保持体へのトラッキング
方向、およびフォーカス方向、またはそれら以外の任意
の方向の外力、例えば対物レンズ駆動装置をディスク半
径方向に移動する送り機構の送り力等の対物レンズ光軸
に略垂直方向の外力、またはその他の衝撃に起因する外
乱によって生じる回転方向の加速度を相殺し、いわゆる
対物レンズの光軸に略垂直方向の外力及び外乱に対する
高剛性支持が実現される。
発明の効果 以上のように本発明は、２つの板バネの捻りによって
対物レンズ保持体を対物レンズの光軸に垂直な方向に回
動可能に支持することによって、対物レンズ保持体への
トラッキング方向、およびフォーカス方向、またはそれ
ら以外の任意の方向の外力、例えば対物レンズ駆動装置
をディスク半径方向に移動する送り機構の送り力等の対
物レンズ光軸に略垂直方向の外力、またはその他の衝撃
に起因する外乱によって生じる回転方向の加速度を相殺
し、いわゆる対物レンズの光軸に略垂直方向の外力及び
外乱に対する高剛性支持が可能となる優れた対物レンズ
駆動装置を実現できるものである。
対物レンズ保持体を対物レンズの光軸に垂直な方向に回
動可能に支持することによって、対物レンズ保持体への
トラッキング方向、およびフォーカス方向、またはそれ
ら以外の任意の方向の外力、例えば対物レンズ駆動装置
をディスク半径方向に移動する送り機構の送り力等の対
物レンズ光軸に略垂直方向の外力、またはその他の衝撃
に起因する外乱によって生じる回転方向の加速度を相殺
し、いわゆる対物レンズの光軸に略垂直方向の外力及び
外乱に対する高剛性支持が可能となる優れた対物レンズ
駆動装置を実現できるものである。
第１図は本発明の一実施例における対物レンズ駆動装置
の分解斜視図、第２図は２つの板バネの中間部材への固
定位置を示す分解斜視図、第３図は上記対物レンズ駆動
装置の斜視図、第４図は上記対物レンズ駆動装置のトラ
ッキング制御を説明する概略図、第５図は上記対物レン
ズ駆動装置のフォーカス制御を説明する概略図、第６図
は従来の対物レンズ駆動装置の分解斜視図、第７図は従
来の対物レンズ駆動装置の斜視図、第８図は従来の対物
レンズ駆動装置のトラッキング制御を説明する概略図、
第９図は従来の対物レンズ駆動装置のフォーカス制御を
説明する概略図、第10図は２つの板バネの中間部材及び
対物レンズ保持体への固定工程を示す図である。 1a,1b……トラッキング用板バネ、２……中間部材、３
……対物レンズ保持体、６……対物レンズ、７……フォ
ーカス用板バネ、９……磁気ヨーク、11……フォーカス
用コイル、12……トラッキング用コイル、13……永久磁
石。
の分解斜視図、第２図は２つの板バネの中間部材への固
定位置を示す分解斜視図、第３図は上記対物レンズ駆動
装置の斜視図、第４図は上記対物レンズ駆動装置のトラ
ッキング制御を説明する概略図、第５図は上記対物レン
ズ駆動装置のフォーカス制御を説明する概略図、第６図
は従来の対物レンズ駆動装置の分解斜視図、第７図は従
来の対物レンズ駆動装置の斜視図、第８図は従来の対物
レンズ駆動装置のトラッキング制御を説明する概略図、
第９図は従来の対物レンズ駆動装置のフォーカス制御を
説明する概略図、第10図は２つの板バネの中間部材及び
対物レンズ保持体への固定工程を示す図である。 1a,1b……トラッキング用板バネ、２……中間部材、３
……対物レンズ保持体、６……対物レンズ、７……フォ
ーカス用板バネ、９……磁気ヨーク、11……フォーカス
用コイル、12……トラッキング用コイル、13……永久磁
石。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 徹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 菊池 昇 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−73248（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】対物レンズを保持した対物レンズ保持体
と、前記対物レンズ保持体を前記対物レンズ保持体の重
心を通り、前記対物レンズの光軸に略平行な線を回転軸
として、前記対物レンズ保持体を回動可能に支持し、前
記回転軸方向に直列、かつ互いに略直角になるよう配置
された第一、第二の板状弾性支持部材と、前記第一、第
二の板状弾性支持部材を前記回転軸方向に保持する中間
部材と、前記中間部材を介して前記対物レンズ保持体を
前記光軸方向に移動可能に支持する第三の弾性支持部材
と、前記第一の弾性支持部材、および前記第二の板状弾
性支持部材と前記中間部材と前記第三の弾性支持部材と
を介して前記対物レンズ保持体を支持する基礎支持部材
と、前記対物レンズを前記光軸方向に駆動する第一の駆
動手段と、前記回転軸回りに対称に配置し前記対物レン
ズを前記光軸方向と垂直な方向で前記回転軸回りに駆動
する第二の駆動手段とからなり、前記第一、第二の板状
弾性支持部材は、互いの延長面が成す交線が前記回転軸
と略一致することを特徴とする対物レンズ駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63248118A JP2702749B2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 対物レンズ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63248118A JP2702749B2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 対物レンズ駆動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0294127A JPH0294127A (ja) | 1990-04-04 |
| JP2702749B2 true JP2702749B2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=17173497
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63248118A Expired - Fee Related JP2702749B2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 対物レンズ駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2702749B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6173248A (ja) * | 1984-09-18 | 1986-04-15 | Canon Inc | 光学的記録再生装置の対物レンズ駆動装置 |
-
1988
- 1988-09-30 JP JP63248118A patent/JP2702749B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0294127A (ja) | 1990-04-04 |
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