JPH06223393A - 光ディスク装置のアクチュエータ - Google Patents

光ディスク装置のアクチュエータ

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JPH06223393A
JPH06223393A JP1377393A JP1377393A JPH06223393A JP H06223393 A JPH06223393 A JP H06223393A JP 1377393 A JP1377393 A JP 1377393A JP 1377393 A JP1377393 A JP 1377393A JP H06223393 A JPH06223393 A JP H06223393A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
actuator
wires
objective lens
carriage
optical disk
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1377393A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Otsuka
伸一 大塚
Yasuyuki Ozawa
靖之 小澤
Shingo Hamaguchi
慎吾 濱口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06223393A publication Critical patent/JPH06223393A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は光ディスク装置のアクチュエータに
関し、キャリッジの加減速時にも慣性力の影響を殆ど受
けないようにした4本のワイヤ支持方式のアクチュエー
タを実現することを目的とする。 【構成】 ディスクに同心円もしくはスパイラル状に多
数形成されたトラック上に光学的手段によって情報の記
録・再生を行う光ディスク装置の、前記ディスク上に光
点を照射する対物レンズ3をフォーカス方向及びトラッ
ク方向に駆動制御できるように前記対物レンズ3を含む
可動部12を4本のワイヤ17で支持したアクチュエー
タにおいて、上記4本のワイヤ17は、アクチュエータ
を含むキャリッジの移動方向に配設されて成るように構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク装置のアクチ
ュエータに関する。詳しくは、レンズを含む可動部が4
本のワイヤで支持されていても、キャリッジの加減速の
影響を受けないようにしたアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスク装置の1例の全体構成
を図4に示す。これは、スピンドルモータ1で回転駆動
される光ディスク2と、該光ディスク2に情報を記録・
再生する対物レンズ3等の光学系及び該対物レンズ3を
フォーカス方向に駆動するアクチュエータ4とを有する
キャリッジ5と、該キャリッジ5に設けられたローラ6
を介して該キャリッジ5を案内するガイドシャフト7
と、キャリッジ5に設けられたコイル8を介して該キャ
リッジ5を駆動する磁気回路9等を具備して構成されて
いる。
【0003】そして、図示なき光源からの光ビーム10
が立上げミラー11によって反射され、対物レンズ3に
入射し、集光されて光ディスク2に照射され、情報の記
録又は再生が行われる。このとき、フォーカス方向(デ
ィスク面に対して垂直方向)には対物レンズ3のみが移
動し、トラック方向(ディスク半径方向)にはキャリッ
ジ5および対物レンズ3が移動する。
【0004】図5はアクチュエータの従来例を示す分解
斜視図である。これは可動部12と固定部の磁気回路1
3とよりなり、可動部12は、2つの孔14aを有する
可動部本体14に対物レンズ3とフォーカスコイル15
及びトラックコイル16とが設けられており、4本のワ
イヤ17でキャリッジに上下可動に支持されている。ま
た固定部の磁気回路13は4つの磁極を有するヨーク1
9に永久磁石20,20′が取り付けられて2つの磁気
回路が構成され、その磁気ギャップに可動部のフォーカ
スコイル15とトラックコイル16が位置するように組
み合わされる。
【0005】そして立上げミラー11で反射された光ビ
ーム10は磁気回路13に設けられた孔13aを通って
対物レンズ3に至り、そこで光スポットに集束される。
このとき、フォーカスコイル15又はトラックコイル1
6に電流を流すことにより、対物レンズ3をフォーカス
方向又はトラック方向に移動させ、光スポットの位置を
制御することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のアクチュエ
ータでは、キャリッジ5を加減速すると、アクチュエー
タ4に慣性力が働き、ワイヤ17を撓ませるため対物レ
ンズ3がトラック方向に変位する。このためトラック制
御系が不安定になるという問題が生ずる。これに対し、
キャリッジ5の駆動電流から慣性力を予測し、それに比
例した電流をトラックコイル16に流すことによって慣
性力を補正するという方法もあるが、このような方法で
は、制御系が複雑になるという問題が生ずる。
【0007】本発明は、キャリッジの加減速時にも慣性
力の影響を殆ど受けないようにした4本ワイヤ支持方式
のアクチュエータを実現しようとする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスク装置
のアクチュエータに於いては、ディスクに同心円もしく
はスパイラル状に多数形成されたトラック上に光学的手
段によって情報の記録・再生を行う光ディスク装置の、
前記ディスク上に光点を照射する対物レンズ3をフォー
カス方向及びトラック方向に駆動制御できるように前記
対物レンズ3を含む可動部12を4本のワイヤ17で支
持したアクチュエータにおいて、上記4本のワイヤ17
は、アクチュエータを含むキャリッジの移動方向に配設
されていることを特徴とする。
【0009】また、それに加えて、上記4本のワイヤ1
7は、装置高さ方向に対しては、上下のワイヤ17は互
いに平行に配置されており、横方向に対しては、左右の
ワイヤ17は非平行で且つ可動部12の中心を通る垂直
な平面に関して対称に配設されていることを特徴とす
る。また、それに加えて、上記左右のワイヤ17の延長
線の交点が対物レンズ3を含む可動部12の中心に一致
していることを特徴とする。
【0010】この構成を採ることにより、キャリッジの
加減速時にも慣性力の影響を受けない4本ワイヤ支持方
式のアクチュエータが得られる。
【0011】
【作用】本発明は、図2に示すようにアクチュエータ4
を上方から見て、可動部12を支持するワイヤ17をア
クチュエータを含むキャリッジの移動方向に配設されて
いることにより、キャリッジの加減速時にアクチュエー
タ4の可動部12に加わる慣性力はワイヤ17の長手方
向であるため、ワイヤ17の撓みはなく、可動部12の
変位はない。従って対物レンズ3へのキャリッジの加減
速時の影響はない。
【0012】また、左右のワイヤ17をハの字状の対称
形に配置し、且つ左右のワイヤの延長線の交点が可動部
12の中心に一致するように配設したことにより、トラ
ックコイル16に可動部12を回転させる方向に電流を
流すと、左右のワイヤ17の一方は内側に撓み他方は外
側に撓んで仮想回転中心(=可動部12の中心)を中心
として可動部12を回転させることができる。これによ
り可動部12の中心から離れた位置にある対物レンズ3
はトラック方向へ変位する。従ってトラックコイル16
に流す電流の大きさ及び方向により対物レンズのトラッ
ク方向への変位を制御することができる。なお対物レン
ズ3のフォーカス方向への制御は従来と同様にして行う
ことができる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す分解斜視図であ
る。同図において、12は可動部、13は固定部として
の磁気回路である。そして可動部12は横に長い立方体
状の可動部本体14と、その下部に設けられたフォーカ
スコイル15及びトラックコイル16とよりなり、可動
部本体14には一端に貫通孔14aが設けられ、その貫
通孔14aに対物レンズ3が配置されている。
【0014】また、該可動部本体14はキャリッジの移
動方向に延びる4本のワイヤ17で上下可動に支持され
ている。そして該4本のワイヤ17は左右2本ずつに分
かれ、それぞれの2本は上下に平行に配置され、固定端
18,18′でキャリッジに固定される。また左右のワ
イヤ17は図2に示すようにアクチュエータの上方より
見て非平行で且つ可動部12の中心を通る垂直な平面に
関して対称に、即ちハの字状に配置されており、且つそ
のワイヤの延長線の交点が可動部12の中心に一致する
ようにしている。
【0015】また磁気回路13は、図1に示すようにE
字形のヨーク19に2個の永久磁石20,20′が取り
付けられて2つの磁気回路が構成されている。その2つ
の磁気回路の2つのギャップに可動部12のフォーカス
コイル15とトラックコイル16が位置するように組み
合わされる。
【0016】このように構成された本実施例のアクチュ
エータは、立上げミラー11で反射された光ビーム10
を対物レンズ3により光ディスク上に光スポットとして
集束することができる。また、フォーカシング制御を行
う場合はフォーカスコイル15に電流を流すことによ
り、磁気回路13の磁束との相互関係により可動部12
を上下方向に駆動し対物レンズの位置を制御することが
できる。
【0017】また、トラッキング制御を行う場合は、前
後のトラックコイル16に互いに逆方向の力がかかるよ
うに電流を流すことにより、磁気回路13の磁束との相
互関係により可動部12に回転力を与える。この回転力
は図3に示すように、左右のワイヤ17の撓みδが等し
く、ワイヤの変位方向ははじめの状態から垂直方向と仮
定すれば、ワイヤの可動端AをA′に、BをB′に移動
させる。このとき、∠AOA′=∠BOB′=ψである
から、AA′=BB′=δ=OA tanψ≒OAψとな
る。(但し、AA′,BB′,OAはそれぞれ線分を表
す)
【0018】このように一方のワイヤは内側に撓み、他
方のワイヤは外側に撓むことにより可動部12は仮想中
心Oを中心にして回転する。これにより可動部12の中
心から離れた位置にある対物レンズ3はトラック方向に
変位する。従ってトラックコイル16に流す電流の方向
及び大きさを変えることにより対物レンズのトラッキン
グ制御を行うことができる。
【0019】また、本実施例はキャリッジの加減速時に
可動部12に慣性力が働いても、可動部12を支持する
4本のワイヤ17が、その長手方向をキャリッジの移動
方向に向けて設けられているため、慣性力の影響は殆ど
受けない。
【0020】
【発明の効果】本発明に依れば、4本ワイヤ支持方式の
アクチュエータにおいて、可動部を支持するワイヤの方
向をキャリッジの移動方向に設けることにより、キャリ
ッジ加減速時の慣性力による可動部のトラック方向の変
位はきわめて小さく、ほとんど無視することができ、従
って慣性力補正が不要となり制御系を簡潔に構成するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の実施例の要部を上方より見た図であ
る。
【図3】本発明の実施例の作用を説明するための図であ
る。
【図4】従来の光ディスク装置の1例の全体構成を示す
図である。
【図5】従来のアクチュエータを示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
2…光ディスク 3…対物レンズ 4…アクチュエータ 5…キャリッジ 8…コイル 9,13…磁気回路 10…光ビーム 11…立上げミラー 12…可動部 14…可動部本体 15…フォーカスコイル 16…トラックコイル 17…ワイヤ 18,18′…ワイヤ固定端 19…ヨーク 20,20′…永久磁石

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクに同心円もしくはスパイラル状
    に多数形成されたトラック上に光学的手段によって情報
    の記録・再生を行う光ディスク装置の、前記ディスク上
    に光点を照射する対物レンズ(3)をフォーカス方向及
    びトラック方向に駆動制御できるように前記対物レンズ
    (3)を含む可動部(12)を4本のワイヤ(17)で
    支持したアクチュエータにおいて、 上記4本のワイヤ(17)は、アクチュエータを含むキ
    ャリッジの移動方向に配設されていることを特徴とする
    光ディスク装置のアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 上記4本のワイヤ(17)は、装置高さ
    方向に対しては、上下のワイヤ(17)は互いに平行に
    配置されており、横方向に対しては、左右のワイヤ(1
    7)は非平行で且つ可動部(12)の中心を通る垂直な
    平面に関して対称に配設されていることを特徴とする請
    求項1の光ディスク装置のアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 上記左右のワイヤ(17)の延長線の交
    点が対物レンズ(3)を含む可動部(12)の中心に一
    致していることを特徴とする請求項1の光ディスク装置
    のアクチュエータ。
JP1377393A 1993-01-29 1993-01-29 光ディスク装置のアクチュエータ Withdrawn JPH06223393A (ja)

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JP1377393A JPH06223393A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 光ディスク装置のアクチュエータ

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JP1377393A JPH06223393A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 光ディスク装置のアクチュエータ

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JPH06223393A true JPH06223393A (ja) 1994-08-12

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7075872B2 (en) 2001-10-12 2006-07-11 Funai Electric Co., Ltd. Objective lens supporting apparatus and optical pickup

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7075872B2 (en) 2001-10-12 2006-07-11 Funai Electric Co., Ltd. Objective lens supporting apparatus and optical pickup

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000404