JPH10124897A - 二軸アクチュエータ及び光ディスク装置 - Google Patents

二軸アクチュエータ及び光ディスク装置

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JPH10124897A
JPH10124897A JP29735396A JP29735396A JPH10124897A JP H10124897 A JPH10124897 A JP H10124897A JP 29735396 A JP29735396 A JP 29735396A JP 29735396 A JP29735396 A JP 29735396A JP H10124897 A JPH10124897 A JP H10124897A
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JP
Japan
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lens holder
tracking
focusing
magnet
objective lens
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JP29735396A
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Shuji Moro
修司 茂呂
Satoshi Sakamoto
敏 坂本
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動部が小型且つ軽量に構成されると共に、
コストが低減されるようにした、二軸アクチュエータ及
び光ディスク装置を提供すること。 【解決手段】 支持軸32に沿って摺動可能に且つ支持
軸の周りに揺動可能に支持され、且つ対物レンズ34を
保持するレンズホルダー33と、このレンズホルダーに
設けられたフォーカス用マグネット部33c及びトラッ
キング用マグネット部33dと、これらフォーカス用マ
グネット部及びトラッキング用マグネット部に、それぞ
れ対向するように固定配置されたフォーカス用コイル3
7及びトラッキング用コイル38とを備え、上記フォー
カス用マグネット部及びトラッキング用マグネット部
が、レンズホルダーの一部として一体に構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク,光磁
気ディスク,相変化型ディスク等の光学式ディスク(以
下、「光ディスク」という)の情報信号を記録及び/又
は再生するために使用される光学ピックアップ用の二軸
アクチュエータ及びこれを利用した光ディスク装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスク状記録媒体としての光デ
ィスク、例えばいわゆるコンパクトディスク(CD)や
光磁気ディスクに対する情報信号の再生もしくは記録
は、光ピックアップを使用して行なわれる。この光ピッ
クアップは、光源としての半導体レーザ,対物レンズ,
光学系及び光検出器を含んでいる。
【0003】光ピックアップにおいて、半導体レーザか
ら出射された光ビームは、光学系を介して対物レンズに
よって光ディスクの記録面上に集光される。光ディスク
からの戻り光ビームは、光学系により半導体レーザから
出射された光ビームと分離されて、光検出器に導かれ
る。半導体レーザから出射された光ビームは、光ディス
クの反り等に起因して発生する光ディスクの面方向と直
交する方向の光ディスクの変位に追従して、光ディスク
の記録面上で合焦されるように、対物レンズの光軸方向
の位置が調整される。同時に、半導体レーザから出射さ
れた光ビームの光ディスク上のスポットの位置が光ディ
スクの偏心や光ディスク上に形成されたトラックの蛇行
に追従するように、対物レンズの光軸と直交する方向の
位置が調整される。
【0004】この半導体レーザから出射された光ビーム
の合焦位置及び光ディスクの記録面上のスポット位置の
調整は、対物レンズを対物レンズの光軸方向の位置及び
光軸と直交する方向の位置を調整することによって行な
われる。対物レンズの位置調整には、電磁駆動型のアク
チュエータが使用される。このアクチュエータは、対物
レンズアクチュエータまたは二軸アクチュエータとい
い、対物レンズが取り付けられ、且つ複数のコイルが巻
回されたボビンと、複数の弾性支持体と、上記ボビンの
コイルに通電されることにより駆動力を発生する駆動部
とを含んでいる。ボビンは、固定部に対して複数の弾性
支持部によって、対物レンズの光軸方向の位置、すなわ
ちフォーカス位置と、対物レンズの光軸と直交する方向
の位置、すなわちトラッキング位置が調整可能に支持さ
れている。以下、この二軸アクチュエータの一例を図5
にて説明する。
【0005】このような二軸アクチュエータは、例えば
図5に示すように構成されている。図5において、二軸
アクチュエータ1は、対物レンズ2aが先端に取り付け
られたレンズホルダー2を備えている。
【0006】上記レンズホルダー2は、一端がこのレン
ズホルダー2の両側に、また他端が固定部3に対して固
定された二対の板バネ4によって、固定部3に対して互
いに垂直な二方向、即ちトラッキング方向Trk及びフ
ォーカス方向Fcsに移動可能に支持されている。
【0007】また、上記レンズホルダー2は、フォーカ
ス用コイル5及びトラッキング用コイル6を備えてい
る。そして、各コイル5,6に通電することにより、各
コイル5,6に発生する磁束が、固定部3が取り付けら
れるベース7上に配設されたヨーク8及びそれに取り付
けられたマグネット9による磁束と相互に作用するよう
になっている。
【0008】このように構成された二軸アクチュエータ
1によれば、外部から、各コイル5,6に駆動電圧が供
給されることにより、各コイル5,6に発生する磁束
が、ヨーク8及びマグネット9による磁束と相互に作用
して、レンズホルダー2が、トラッキング方向Trk及
びフォーカス方向Fcsに対して移動される。かくし
て、レンズホルダー2に取り付けられた対物レンズ2a
が、フォーカス方向及びトラッキング方向に対して適宜
に移動されるようになっている。
【0009】しかしながら、このような構成の二軸アク
チュエータ1においては、板バネ4の反力等によって消
費電力が比較的大きくなってしまうと共に、板バネ4自
体が弱く、変形し易いので、組立の際に板バネ4を変形
させないように注意を払う必要があり、組立に時間がか
かると共に、組立コストが高くなってしまうという問題
があった。
【0010】これに対して、図6のように構成された二
軸アクチュエータも知られている。即ち、図6におい
て、二軸アクチュエータ10は、ベース11と、ベース
11上にて垂直に延びる支持軸12と、この支持軸12
に対して、軸方向に移動可能に且つ軸の周りに回動可能
に支持されたレンズホルダー13と、レンズホルダー1
3の上端から一側の所定距離にて光軸が支持軸12に平
行になるように保持された対物レンズ14と、を含んで
いる。さらに、二軸アクチュエータ10は、レンズホル
ダー13の周りに、トラッキング用コイル15及びフォ
ーカス用コイル16を備えている。これに対して、ベー
ス11上には、これらのトラッキング用コイル15及び
フォーカス用コイル16に対向するように、ヨーク17
及びマグネット18が配設されている。
【0011】このような構成の二軸アクチュエータ10
によれば、外部から、各コイル15,16に駆動電圧が
供給されることにより、各コイル15,16に発生する
磁束が、ヨーク17及びマグネット18による磁束と相
互に作用して、レンズホルダー13が、フォーカス方向
Fcsに対して移動され、または支持軸12の周りに回
動されることにより、実質的にトラッキング方向Trk
に移動されることになる。かくして、レンズホルダー1
3に取り付けられた対物レンズ14が、フォーカス方向
Fcs及びトラッキング方向Trkに対して適宜に移動
されるようになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の二軸アクチュエータ10においては、対物レ
ンズ14とコイル15,16との間に、所定の厚さを有
する枠としてのレンズホルダー13が必要であることか
ら、このレンズホルダー13の分だけ外形形状が大きく
なってしまうと共に、重量が増大してしまう。このた
め、レンズホルダー13を支持軸12に関して摺動また
は回動させるための推力を大きくする必要があり、コイ
ル15,16が大型化してしまう。
【0013】さらに、上述した二軸アクチュエータ1,
10においては、何れもコイル5,6,15,16が、
レンズホルダー2,13に設けられていることから、可
動部であるレンズホルダー2,13に対して、コイル
5,6,15,16への駆動電流を供給するための給電
ラインとして、フレキシブルプリント基板やリード線等
の配線が必要になる。従って、可動部の部品点数が多
く、部品コスト及び組立コストが高くなってしまうとい
う問題があった。また、これらの配線自体がレンズホル
ダー2,13の移動に対して反力を発生させることにな
ると共に、断線のおそれがあるという問題があった。
【0014】本発明は、以上の点に鑑み、可動部が小型
且つ軽量に構成されると共に、組み立て工数を減らし
て、製造コストを低く抑えることができる二軸アクチュ
エータ及び光ディスク装置を提供することを目的として
いる。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、支持軸に沿って摺動可能に且つこの支持軸の周り
に揺動可能に支持されていて、光軸が支持軸に平行にな
るように対物レンズを保持する、レンズホルダーと、こ
のレンズホルダーに設けられたフォーカス用マグネット
部及びトラッキング用マグネット部と、これらフォーカ
ス用マグネット部及びトラッキング用マグネット部に、
それぞれ対向するように固定配置されたフォーカス用コ
イル及びトラッキング用コイルとを備え、前記フォーカ
ス用マグネット部及びトラッキング用マグネット部が、
レンズホルダーの一部として一体に構成されている、二
軸アクチュエータにより、達成される。
【0016】上記構成によれば、可動部としてのレンズ
ホルダーの一部が、レンズホルダーを摺動または回動さ
せるための駆動手段を構成するマグネットとして構成さ
れているので、別体のマグネットをレンズホルダーに取
り付ける必要がなく、レンズホルダーそして二軸アクチ
ュエータ全体が小型且つ軽量に構成されることになる。
従って、駆動のために必要な駆動電流が少なくて済み、
低消費電力化が得られることになる。
【0017】また、レンズホルダーにマグネットが一体
化されていることにより、部品点数が低減され、部品コ
スト及び組立コストが低減されることになる。さらに、
可動部であるレンズホルダーにコイルが設けられていな
いことから、可動部への配線が不要となる。これによ
り、フォーカシング及びトラッキングの際の配線による
反力がなくなるので、フォーカシング及びトラッキング
がより一層正確に行われると共に、配線の断線が発生す
ることがない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1乃至図4を参照しながら、詳細に説明する。尚、
以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例である
から、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、
本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもの
ではない。
【0019】図1は、本発明による二軸アクチュエータ
を組み込んだ光ディスク装置の一実施形態を示してい
る。図1において、光ディスク装置20は、光ディスク
21を回転駆動する駆動手段としてのスピンドルモータ
22と、回転する光ディスク21の信号記録面に対して
光ビームを照射して信号を記録し、この信号記録面から
の戻り光ビームにより記録信号を再生する光学ピックア
ップ23及びこれらを制御する光ディスクコントローラ
24,信号復調器25,誤り訂正回路26,インターフ
ェイス27,ヘッドアクセス制御部28及びサーボ回路
29を備えている。
【0020】光ディスクコントローラ24は、スピンド
ルモータ22を所定の回転数で駆動制御する。信号復調
器25は、光学ピックアップ20からの記録信号を復調
して誤り訂正し、インターフェイス27を介して外部コ
ンピュータ等に送出する。これにより、外部コンピュー
タ等は、光ディスク21に記録された信号を再生信号と
して受け取ることができるようになっている。
【0021】ヘッドアクセス制御部28は、光学ピック
アップ23を例えば光ディスク21上の所定の記録トラ
ックまでトラックジャンプ等により移動させる。サーボ
回路29は、この移動された所定位置において、光学ピ
ックアップ23の二軸アクチュエータに保持されている
対物レンズをフォーカシング方向及びトラッキング方向
に移動させる。
【0022】図2は、上記光ディスク装置20における
二軸アクチュエータの構成を示している。図2におい
て、二軸アクチュエータ30は、光ディスク21の半径
方向に移動可能に且つスキュー調整されて取り付けられ
た二軸ベース31と、二軸ベース31上にて光ディスク
21の信号記録面に対して垂直に延びる支持軸32と、
この支持軸32に対して、軸方向に移動可能に且つ軸の
周りに回動可能に支持されたレンズホルダー33と、レ
ンズホルダー33の上端から所定距離で且つ光軸が支持
軸32に平行になるように保持された対物レンズ34
と、を含んでいる。
【0023】ここで、上記レンズホルダー33は、支持
軸32に被嵌される中空円筒部33aと、この中空円筒
部33aの上端から互いに反対方向に水平に突出するほ
ぼ長円形のフランジ部33bとを備えており、フランジ
部33bの一端に対物レンズ34を保持している。上記
中空円筒部33aは、中心に上下に貫通するガイド孔3
5を備えており、このガイド孔35は、上記支持軸32
に嵌合して、レンズホルダー33を軸方向に円滑に摺動
させると共に、軸の周りに円滑に回動させ得るように、
その内径が選定されている。
【0024】さらに、上記レンズホルダー33は、全体
が例えばプラスチック等のバインダに磁性粉を混入し
た、所謂プラスチックマグネットにより構成されてい
る。さらい、レンズホルダー33は、図2にて斜線で示
すように、中空円筒部33aの下部33cと、フランジ
部33bの両端付近33d,33dに、それぞれ着磁さ
れた部分を備えている。
【0025】これに対して、二軸アクチュエータ30の
二軸ベース31上には、上記レンズホルダー33の中空
円筒部33a及びフランジ部33bに対向するように磁
性体により形成されたヨーク部材36が設けられてい
る。このヨーク部材36は、レンズホルダー33の中空
円筒部33aに対して、互いに反対側で外側から対向す
る一対のフォーカシングヨーク部36aと、レンズホル
ダー33のフランジ部33bに対向するように、フォー
カシングヨーク部36aの上端に連結して設けられたト
ラッキングヨーク部36bとを有している。尚、図示の
場合、ヨーク部材36は、下端が互いに連結されている
と共に、支持軸32と一体に構成されている。これによ
り、支持軸32もフォーカシング用のヨーク部として作
用することになる。
【0026】上記フォーカシングヨーク部36aは、そ
の内壁面に沿って、レンズホルダー33の中空円筒部3
3aのマグネット部33cを包囲するように巻回された
フォーカス用コイル37を備えている。これにより、フ
ォーカス用コイル37からマグネット部33c,フォー
カシングヨーク部33aそして支持軸32を通るフォー
カシング用の磁路が形成されることになる。
【0027】また、上記トラッキングヨーク部36b
は、その上面に、レンズホルダー33のフランジ部33
bのマグネット部33dに対向するように載置されたト
ラッキング用コイル38を備えている。
【0028】ここで、上記フォーカス用コイル37は、
支持軸32の周面に対して比較的近接して配設され、ヨ
ーク部材36のフォーカシングヨーク部36aも、支持
軸32に近接している。これにより、フォーカス用コイ
ル37は、全体に小型に構成されると共に、有効導体長
を大きくすることができる。従って、フォーカシングに
必要な磁界が小さくて済むことになる。また、フォーカ
ス用コイル37が支持軸32の周りに配設されているの
に対して、トラッキング用コイル38は、トラッキング
ヨーク部36bの上面に配設されている。これにより、
フォーカス用コイル37とトラッキング用コイル38が
互いに離れて配置されていることから、フォーカス用コ
イル37とトラッキング用コイル38にそれぞれ発生す
る磁界は、互いに干渉するようなことがない。従って、
対物レンズ34のフォーカシング及びトラッキングがそ
れぞれ正確に行われることになる。
【0029】本実施形態による二軸アクチュエータ30
を組み込んだ光ディスク装置20は、以上のように構成
されており、光ディスク21の再生を行なう場合、以下
のように動作する。光ディスク装置20のスピンドルモ
ータ22が回転することにより、光ディスク21が回転
駆動される。そして、光学ピックアップ23が、光ディ
スク21の半径方向に移動されることにより、対物レン
ズ34の光軸が、光ディスク21の所望のトラック位置
まで移動されることにより、アクセスが行なわれる。
【0030】この状態にて、図3に示すように、光学ピ
ックアップ23にて、光源である半導体レーザ素子23
aからの光ビームは、対物レンズ34を介して、光ディ
スク21の信号記録面に集束される。光ディスク21か
らの戻り光は、再び対物レンズ34を介して、光学ピッ
クアップ23のビームスプリッタ23bで反射され、図
示しない光検出器に集束する。これにより、光検出器の
検出信号に基づいて、光ディスク21の記録信号が再生
される。
【0031】その際、光検出器からの検出信号から、信
号復調器25により、トラッキングエラー信号及びフォ
ーカス信号が検出され、光ディスクドライブコントロー
ラ24を介して、サーボ回路29が、フォーカス用コイ
ル37及びトラッキング用コイル38への駆動電圧をサ
ーボ制御する。
【0032】これにより、フォーカス用コイル37に駆
動電圧を印加することによって、図4に示すように、フ
ォーカス用コイル37に発生する磁束が、レンズホルダ
ー33の中空円筒部33aのマグネット部33cから、
ヨーク部材36のフォーカシングヨーク部36a,支持
軸32を通って、再びマグネット部33cに達する磁束
と相互に作用することにより、レンズホルダー33に力
F(図4参照)が作用する。これにより、レンズホルダ
ー33がフォーカス方向Fcsに移動調整され、フォー
カシングが行なわれる。
【0033】また、各トラッキング用コイル38に印加
される駆動電圧の制御によって、レンズホルダー33
が、トラッキング用コイル38に発生する磁束が、レン
ズホルダー33のフランジ部33bのマグネット部33
dと相互に作用することにより、レンズホルダー33が
支持軸32の周りに回動される。これにより、対物レン
ズ34が実質的にトラッキング方向Trkに移動調整さ
れて、トラッキングが行なわれる。
【0034】ここで、上述した二軸アクチュエータ30
は、可動部であるレンズホルダー33に、マグネット部
33c,33dが一体に組み込まれることになる。従っ
て、部品点数が少なくなり、部品コスト及び組立コスト
が低減されると共に、二軸アクチュエータ全体が小型且
つ軽量に構成されることになる。
【0035】また、フォーカス用コイル37及びトラッ
キング用コイル38は、可動部であるレンズホルダー3
3にではなく、固定部であるヨーク部材36に組み込ま
れているので、各コイル37,38に対する配線に関し
ては、可動部に対する配線の場合のように、レンズホル
ダー33の移動に伴って反力や配線の断線が発生するよ
うなことがない。従って、フォーカシング及びトラッキ
ングが正確に行われると共に、信頼性が向上することに
なる。
【0036】さらに、可動部であるレンズホルダー33
には、一体のマグネット部33c,33dが組み込まれ
るだけで、コイル37,38は組み込まれないので、可
動部全体が軽量になる。従って、可動部を二軸方向に駆
動するためのコイル37,38も小型でよく、全体とし
て小型に構成されることになる。
【0037】可動部としてのレンズホルダー33の一部
が、レンズホルダー33を摺動または回動させるための
駆動手段を構成するマグネット33c,33dとして構
成されているので、二軸アクチュエータ20の全体が小
型且つ軽量に構成されることになり、駆動のために必要
な駆動電流が少なくて済み、低消費電力化が得られるこ
とになる。また、レンズホルダー33にマグネットが一
体化されていることにより、部品点数が低減され、部品
コスト及び組立コストが低減されることになる。
【0038】尚、上述した実施形態においては、レンズ
ホルダー33は、例えばプラスチック等のバインダに磁
性粉を混入した、所謂プラスチックマグネットとして構
成されているが、これに限らず、全体が磁性体から形成
され、マグネット部33c,33dの部分のみ着磁され
るようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、可
動部が小型且つ軽量に構成されると共に、組み立て工数
を減らして、製造コストを低く抑えることができる二軸
アクチュエータ及び光ディスク装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による二軸アクチュエータの一実施形態
を組み込んだ光ディスク装置の構成を示す概略ブロック
図である。
【図2】図1の光ディスク装置における二軸アクチュエ
ータの分解斜視図である。
【図3】図2の二軸アクチュエータの動作時の状態を示
す概略斜視図である。
【図4】図2の二軸アクチュエータの動作原理を示す概
略図である。
【図5】従来の二軸アクチュエータの一例を示す概略斜
視図である。
【図6】従来の二軸アクチュエータの他の例を示す概略
斜視図である。
【符号の説明】
20・・・光ディスク装置、21・・・光ディスク、2
2・・・スピンドルモータ、23・・・光学ピックアッ
プ、24・・・光ディスクドライブコントローラ、25
・・・信号復調器、26・・・誤り訂正回路、27・・
・インターフェイス、28・・・ヘッドアクセス制御
部、29・・・サーボ回路、30・・・二軸アクチュエ
ータ、31・・・二軸ベース、32・・・支持軸、33
・・・レンズホルダー、33a・・・中空円筒部、33
b・・・フランジ部、33c,33d・・・マグネット
部、34・・・対物レンズ、35・・・ガイド孔、36
・・・ヨーク部材、36a・・・フォーカシングヨーク
部、36b・・・トラッキングヨーク部、37・・・フ
ォーカス用コイル、38・・・トラッキング用コイル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持軸に沿って摺動可能に且つこの支持
    軸の周りに揺動可能に支持されていて、光軸が支持軸に
    平行になるように対物レンズを保持する、レンズホルダ
    ーと、 このレンズホルダーに設けられたフォーカス用マグネッ
    ト部及びトラッキング用マグネット部と、 これらフォーカス用マグネット部及びトラッキング用マ
    グネット部に、それぞれ対向するように固定配置された
    フォーカス用コイル及びトラッキング用コイルとを備
    え、 前記フォーカス用マグネット部及びトラッキング用マグ
    ネット部が、レンズホルダーの一部として一体に構成さ
    れていることを特徴とする二軸アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記レンズホルダーが、プラスチック等
    のバインダに磁性粉を混入したプラスチックマグネット
    であって、その一部がフォーカス用マグネット部及びト
    ラッキング用マグネット部として着磁されていることを
    特徴とする請求項1に記載の二軸アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 光ディスクを回転駆動する駆動手段と、 回転する光ディスクに対して対物レンズを介して光を照
    射し、光ディスクの信号記録面からの戻り光を対物レン
    ズを介して光検出器により検出する光学ピックアップ
    と、 対物レンズを二軸方向に移動可能に支持する二軸アクチ
    ュエータと、 光検出器からの検出信号に基づいて、再生信号を生成す
    る信号処理回路と、 光検出器からの検出信号に基づいて、光学ピックアップ
    の対物レンズを二軸方向に移動させるサーボ回路とを備
    え、 前記二軸アクチュエータが、 支持軸に沿って摺動可能に且つこの支持軸の周りに揺動
    可能に支持されていて、光軸が支持軸に平行になるよう
    に対物レンズを保持する、レンズホルダーと、 このレンズホルダーに設けられたフォーカス用マグネッ
    ト部及びトラッキング用マグネット部と、 これらフォーカス用マグネット部及びトラッキング用マ
    グネット部に、それぞれ対向するように固定配置された
    フォーカス用コイル及びトラッキング用コイルとを備
    え、 前記フォーカス用マグネット部及びトラッキング用マグ
    ネット部が、レンズホルダーの一部として一体に構成さ
    れていることを特徴とする光ディスク装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2810470A1 (fr) * 2000-06-20 2001-12-21 Photonetics Mouvement motorise electromagnetique pour deplacement et positionnement angulaire de precision et procede de mise en oeuvre

Cited By (2)

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FR2810470A1 (fr) * 2000-06-20 2001-12-21 Photonetics Mouvement motorise electromagnetique pour deplacement et positionnement angulaire de precision et procede de mise en oeuvre
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