JP2701551B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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Description
関し、特にBi−CMOS集積回路におけるバイポーラ
トランジスタの製造方法に関する。
i−CMOS集積回路のバイポーラトランジスタの製造
方法を説明するための工程順の断面図である。
した後、フォトレジストによるパターニングを行ない、
燐をイオン注入し、熱処理してn型コレクタ領域3を形
成し、更に同様にパターニングした後、ボロンをイオン
注入し、熱処理してp型ベース領域6を形成する〔図1
5〕。次に、全面にCVD窒化膜を堆積し、フォトレジ
ストによるパターニングを行なってからドライエッチン
グによりCVD窒化膜を選択的に除去し、フォトレジス
トを剥離してCVD窒化膜5のパターンを形成する〔図
16〕。次に、p型シリコン基板1を酸化すると、CV
D窒化膜5が上部に無い所のみ酸化され、LOCOS酸
化膜4が形成される〔図17〕。
砒素をイオン注入し、熱処理をしてn+ 型領域11およ
びn+ 型エミッタ領域12cを形成する。同様にパター
ニング後、ボロンのイオン注入をしてp+ 型領域10c
を形成する〔図18〕。n+ 型領域11およびp+ 型領
域10cは、それぞれコレクタ領域3およびベース領域
6の配線層とのコンタクトを取るための取り出し領域で
ある。また、n+型エミッタ領域12cは、エミッタ取
り出し領域でもある。
ーラトランジスタの製造方法では、n+ 型領域11並び
にn+ 型エミッタ領域12cとp+ 型領域10cとを形
成するためのフォトレジストのパターニング時におい
て、露光時の目合せ精度を考慮して、n+ 型領域11並
びにn+ 型エミッタ領域12cとp+ 型領域10cとの
間隔を十分にとる必要があった。従って、バイポーラト
ランジスタの機能の上からは不必要なこの間隔のため
に、バイポーラトランジスタの面積が大きくなってしま
い、LSIの集積度の向上に対する大きな制約となって
いた。また、上記の間隔のためベース領域6の面積も大
きくなり、ベース・コレクタ間の容量が増加し、LSI
の速度向上に対しても大きな問題になっていた。
ンジスタの製造方法は、例えばp型のベース領域の端部
近傍のベース領域の表面上にn型,あるいはp型の高濃
度不純物を含んだ多結晶シリコン膜からなる電極を形成
して、全面に絶縁膜を形成し,この絶縁膜をエッチ・バ
ックしてこの電極の側壁に側壁絶縁膜を形成しておくこ
とにより、コレクタ領域表面においてこの側壁絶縁膜に
対して自己整合的に高濃度のn型のコレクタ取り出し領
域を形成し、ベース領域表面においてこの側壁絶縁膜に
対して自己整合的に,あるいは高濃度のn型の多結晶シ
リコン膜からなる電極の直下に高濃度のn型のエミッタ
領域を形成し、ベース領域表面において高濃度のp型の
多結晶シリコン膜からなる電極の直下に,あるいはこの
側壁絶縁膜に対して自己整合的に高濃度逆導電型のベー
ス取り出し領域を形成している。
る。以下は、npnバイポーラトランジストについて説
明するが、pnpバイポーラトランジスタについても同
様に成り立つ。
するための工程順の断面図である。
厚さが50nm程度の熱酸化膜2を形成した後、フォト
レジストのパターニングを行ない、燐をイオン注入し、
1200℃で熱処理して燐の濃度が1016cm-3程度の
n型コレクタ領域3を形成する〔図1〕。次に、CVD
窒化膜を堆積し、フォトレジストのパターニングをして
からドライエッチングにより選択的にCVD窒化膜5を
形成し、熱酸化によりLOCOS酸化膜4を形成する
〔図2〕。次に、CVD窒化膜5を除去した後、パター
ニングによりn型コレクタ領域3内に選択的にボロンを
イオン注入して熱処理を行ない、1017cm-3程度のボ
ロン濃度のp型ベース領域6を形成する。
より1020cm-3以上のボロン濃度のp+ 型ポリシリコ
ン膜7を400nmの厚さで形成する〔図3〕。なお、
p+型ポリシリコン膜7中のボロンは、温度が高くない
ためn型コレクタ領域3,p型ベース領域6へ拡散する
ことは無い。次に、フォトレジストのパターニングを行
ない、p+ 型ポリシリコン膜7を選択的に異方性ドライ
エッチングして、p型ベース領域6の端部近傍のベース
領域6の表面上にp+ 型ポリシリコン電極7aを形成す
る〔図4〕。このとき、p+ 型ポリシリコン膜7はn型
コレクタ領域3,p型ベース領域6に比べて不純物濃度
が高いため、エッチングレイトが10倍以上高く、n型
コレクタ領域3,p型ベース領域6はほとんどエッチン
グされない。
8を堆積させる〔図5〕。続いて、CVD酸化膜8を異
方性ドライエッチングし、p+ 型ポリシリコン電極7a
の側面に側壁酸化膜8aを残存させる〔図6〕。ここ
で、側壁酸化膜8aの幅は、0.4μm程度になる。
域6,およびp+型ポリシリコン電極7aの露出表面を
900℃で熱酸化し、20nm程度の熱酸化膜9を形成
する。次に、砒素を70keV,5×1015cm-2でイ
オン注入し、900℃の熱処理を行ない、n型コレクタ
領域3,p型ベース領域6に側壁酸化膜8aと自己整合
的な深さ0.2μm程度の接合を有するn+ 型領域1
1,n+ 型エミッタ領域12aを形成する。またこの熱
処理により、p+ 型ポリシリコン電極7a中のボロンの
間隔により、p+ 型ポリシリコン電極7a直下のp型ベ
ース領域6にp+ 型領域10aが形成される〔図7〕。
p+ 型領域10a,n+ 型領域11はベース領域,コレ
クタ領域の引き出し領域となる。
1との間隔,およびp+ 型領域10aとn+ 型エミッタ
領域12aとの間隔は側壁酸化膜8aの存在により0.
2μm以上あり、ベース・コレクタ間の耐圧,ベース・
エミッタ間の耐圧は十分確保される。
の製造方法について述べたが、本実施例はCMOSトラ
ンジスタを同時に作成して成るBi−CMOS集積回路
において、特に効果がある。p+ 型ポリシリコン電極7
aの形成はPチャネルMOSトランジスタのゲート電極
の形成と同時に行なうことができ、側壁酸化膜8aはL
DDトランジスタに用いることができる。また、n+ 型
領域11,n+ 型エミッタ領域12aの形成時にNチャ
ネルMOSトランジスタのソース・ドレイン領域が形成
できる。このようにCMOSトランジスタの製造工程に
わずかな工程を付加するだけでBi−CMOS集積回路
が製造できる。
明するための工程順の断面図である。
例における図1,図2と同じである。第1の実施例では
図3においてp+ 型ポリシリコン膜7を用いたが、本実
施例では燐を1020cm-3以上含むn+ 型ポリシリコン
膜13を用いる〔図10〕。また、本実施例における図
11−図13に示す工程は、第1の実施例における図4
−図6に示した工程と同様の工程を用いる。
13a中の燐の熱拡散により、n+ 型エミッタ領域12
bが形成される。また、n型コレクタ領域3,n+ 型ポ
リシリコン電極13aを覆うパターンを有するフォトレ
ジストをマスクにしたボロンのイオン注入および熱処理
により、p+ 型領域10bが形成される。その他は第1
の実施例と同じである。
の形成がn+ 型ポリシリコン電極13a中の燐の熱拡散
によるため、接合の深さの浅いエミッタ領域が得られ
る。このため、ベース領域の接合の深さも浅くすること
が可能となり、エミッタ・コレクタ間の距離を短かくす
ることができ、バイポーラトランジスタの増幅率を高く
できる。そのため、本実施例はバイポーラトランジスタ
の高速化にとって有利である。
の製造方法は、ベース領域の端部近傍のベース領域の表
面上に設けられた高濃度不純物を含む多結晶シリコン電
極およびその側壁に形成された側壁絶縁膜を用いて、コ
レクタ取り出し領域,ベース取り出し領域,並びにエミ
ッタ取り出し領域が分離形成される。その結果、バイポ
ーラトランジスタの面積を小さくしてその容量を減少さ
せることができることになり、LSIの高集積化,高速
化ができるという効果を有する。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
図である。
図である。
図である。
図である。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 バイポーラトランジスタの製造方法にお
いて、 シリコン基板表面に一導電型のコレクタ領域を形成する
工程と、 前記コレクタ領域内に逆導電型のベース領域を形成する
工程と、 前記ベース領域の端部近傍の該ベース領域の表面上に、
高濃度一導電型の多結晶シリコン膜からなる電極を形成
する工程と、 全面に絶縁膜を形成し、該絶縁膜をエッチ・バックし
て、前記電極側壁に側壁絶縁膜を形成する工程と、 前記コレクタ領域表面において前記側壁絶縁膜に対して
自己整合的に高濃度一導電型のコレクタ取り出し領域を
形成し、前記ベース領域表面において前記電極の直下に
高濃度一導電型のエミッタ領域を形成し、前記ベース領
域表面において前記側壁絶縁膜に対して自己整合的に高
濃度逆導電型のベース取り出し領域を形成する工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3016278A JP2701551B2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3016278A JP2701551B2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04255230A JPH04255230A (ja) | 1992-09-10 |
JP2701551B2 true JP2701551B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=11912082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3016278A Expired - Lifetime JP2701551B2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2701551B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63285967A (ja) * | 1987-05-18 | 1988-11-22 | Toshiba Corp | 半導体装置 |
JPH021130A (ja) * | 1988-02-16 | 1990-01-05 | Fujitsu Ltd | 半導体装置の製造方法 |
-
1991
- 1991-02-07 JP JP3016278A patent/JP2701551B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04255230A (ja) | 1992-09-10 |
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