JP2701059B2 - パチンコ機の入賞装置 - Google Patents

パチンコ機の入賞装置

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JP2701059B2 JP30771588A JP30771588A JP2701059B2 JP 2701059 B2 JP2701059 B2 JP 2701059B2 JP 30771588 A JP30771588 A JP 30771588A JP 30771588 A JP30771588 A JP 30771588A JP 2701059 B2 JP2701059 B2 JP 2701059B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本両発明は、パチンコ機の入賞装置、特に、回転体を
用いて入賞球の振分けを行う入賞装置の改良に関する。
従来の技術 ローター等の回転体を用いて入賞球を振分けるパチン
コ機の入賞装置としては、実開昭62-197385号公報に記
載された「パチンコ遊戯機の入賞装置」等が提案されて
いる。
この入賞装置は、同一円周上に複数の入賞球振分け孔
を設けた回転体を回転駆動する一方、特定の入賞口に入
球したパチンコ球を入賞球案内体を介して前記回転体上
に落下させ、落下するパチンコ球と回転体との弾性衝突
によって生じるパチンコ球の予測不能な移動軌跡と、回
転体の回転に伴う入賞球振分け孔の回転移動とにより、
前記特定入賞口に入球したパチンコ球を各々固有の振分
け先を有する入賞球振分け孔に無作為に落入させ、回転
体の回転によって公転移動される入賞球振分け孔が特定
位置に達したとき、各々の入賞球振分け孔から順次パチ
ンコ球を排出して新しいパチンコ球の落入を可能とする
一方、排出されたパチンコ球を各入賞球振分け孔に対応
する振分け先に送出し、振分け先に応じて遊戯の展開を
異ならせるように構成したものである。
発明が解決しようとする課題 したがって、前記従来技術では、特定入賞口に入球し
た全てのパチンコ球の振分けが完全に無作為に行われる
のみであり、遊戯の展開が遊戯者にとって有利なものに
なるか否かは打球技能と殆ど関わりがなくスリルのある
反面、優れた打球技能を有する者であっても遊戯の展開
を有利とすることは容易でなく、熟練した遊戯者にとっ
ては歯痒さを感じさせる欠点があった。
本両発明の目的は、特定入賞口に入球したパチンコ球
を無作為に振分ける一方、遊戯者の打球技能に応じて遊
戯の展開を有利にすることのできるパチンコ機の入賞装
置を提供することにある。
課題を解決するための手段 請求項1記載の発明は、前記目的を達成するため、特
定入賞口に連通しパチンコ球検出手段を備えた球受口の
下方に、下部開口部閉鎖手段を備えた複数の貫通孔を有
するローターを配設すると共に、前記ローターの貫通孔
に対応する特定位置に可変入賞口駆動用の特別入賞検出
手段を設け、かつ、前記パチンコ球検出手段の初回作動
から所定時間経過後に下部開口部閉鎖手段の作動を解除
する制御手段を備えたことを特徴とする構成を有する。
また、これに関連する請求項2記載の発明は、特定入
賞口に連通した球受口の下方に複数の貫通孔を有するロ
ーターを傾斜して配設し、前記ローターの有する特定の
貫通孔に可変入賞口駆動用の特別入賞検出手段を設ける
と共に、遊戯盤上の特定位置にパチンコ球検出手段を備
えた別の特定入賞口を配設し、かつ、該パチンコ球検出
手段からの検出信号に基づき前記特定の貫通孔が回転ロ
ーター傾斜方向下流側にある状態でローターの駆動を停
止する制御手段を備えたことを特徴とする構成を有す
る。
作用 請求項1記載の発明において、特定入賞口に入球した
パチンコ球は球受口から排出され、該球受口の下方に配
設されたローター上に落下すると共に、球受口を通過す
るパチンコ球を検出したパチンコ球検出手段は、制御手
段に対して初回の検出信号を出力する。
ローター上に落下したパチンコ球は、ローターとの弾
性衝突により予測不能な移動軌跡を辿り、ローターの回
転に伴って公転移動する複数の貫通孔の内の一つに無作
為に振分けられて落入するが、貫通孔の開口部は下部開
口部閉鎖手段によって閉鎖されているためパチンコ球は
ローター上に保持される。
以後、特定入賞口に入球したパチンコ球は前記と同様
に球受口から排出されて無作為に振分けられ、ローター
の有する他の貫通孔、即ち、現在パチンコ球を保持して
いない貫通孔に順次落入し、貫通孔の開口部を閉鎖する
下部開口部閉鎖手段によってローター上に保持される。
一方、パチンコ球検出手段から初回の検出信号を受け
た制御手段は、所定時間経過後に前記下部開口部閉鎖手
段の作動を解除してローターの貫通孔下部開口部を開放
し、ローター上に保持されていたパチンコ球の落下を可
能とする。
ローター上から落下するパチンコ球が、ローターの貫
通孔に対応する特定位置に設けられた特別入賞検出手段
によって検出されると、可変入賞口が駆動される。
請求項2記載の発明においては、特定入賞口に入球し
たパチンコ球が順次球受口から排出され、該球受口の下
方に傾斜して配設されたローター上に落下する。
ローター上に落下したパチンコ球は、ローターとの弾
性衝突により様々な移動軌跡を辿るが、ローターが傾斜
して配設されているため、パチンコ球はローターの傾斜
に沿って転動する確率が高い。しかし、ローターの有す
る複数の貫通孔は、ローターの回転に伴って公転移動さ
れているため、ローターの傾斜方向下流側に位置する貫
通孔は常時変動しており、ローター上を転動するパチン
コ球が複数の貫通孔の内の一つに無作為に振分けられて
落入することとなる。
そして、パチンコ球が特別入賞検出手段を設けた特定
の貫通孔に落入すると、可変入賞口が駆動される。
一方、パチンコ球が、遊戯盤上の特定位置に配設され
た別の特定入賞口に入球すると、パチンコ球検出手段が
これを検出して制御手段に検出信号を出力する。
制御手段は、パチンコ球検出手段からの検出信号に基
づいて、特別入賞検出手段を設けた特定の貫通孔がロー
ターの傾斜方向下流側にある状態でローターの回転駆動
を停止するので、前記球受口からローター上に落下する
パチンコ球が、特別入賞検出手段を設けた特定の貫通孔
に振分けられる確率が大となる。
実施例 以下、図面を参照して両発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は請求項1記載の発明の一実施例を示す要部正
面図、第2図は第1図の断面A-Aを示す側断面図であ
る。
第1図において、遊戯盤面に配設されたパチンコ機の
入賞装置1には、特定入賞口としての上部開閉入賞口2
および下部開閉入賞口3に遊戯盤面裏側の案内通路と孔
34とを介して連通する球受口4が設けられ、球受口4の
下方には、複数の貫通孔5を有するローター6が配設さ
れている。
なお、2回開き開閉入賞口である上部開閉入賞口2と
下部開閉入賞口3とは裏連動により連結されており、上
部開閉入賞口2への入球によって両開閉入賞口が開放さ
れた後、両開閉入賞口合せて最高9回の連続入球が可能
とされている。
前記球受口4は、第2図に示されるように、近接セン
サ等からなるパチンコ球検出手段7を備える。
なお、本実施例における球受口4には、更に、遊戯盤
面上方に向けて開放する開口8が設けられ、該球受口4
自体が特定入賞口の一つを構成している。
また、スペーサー9およびねじ10等により入賞装置機
枠11に対して一体的に固設されたマウントプレート12に
はローター6の回転駆動手段となるモータMが装着され
ると共に、モータMの駆動軸13の先端に軸着されたロー
ター6の下面に隣接する位置には、ローター6の貫通孔
5に対応する球通過孔14を備えた球受円盤15が前記スペ
ーサー9およびねじ10等により入賞装置機枠11に対して
一体的に固設されている。
ローター6の貫通孔5における下部開口部5aを閉鎖す
る下部開口部閉鎖手段は、ローター6の下面に隣接して
固設された球受円盤15および該球受円盤15の球通過孔14
と重合して開閉自在に装着されたシャッター16等により
構成される。
第3図は前記下部開口部閉鎖手段(以下、単に閉鎖手
段という)17の要部を示す下面図、第4図は第3図の断
面B-Bを示す部分断面図であり、球受円盤15の各々の球
通過孔14の両側にはそれぞれ球受円盤15と一体的に横断
面L字型のガイドレール18が形成されてシャッター16の
両側を摺嵌し、該シャッター16を球受円盤15の半径方向
に対して摺動自在に保持している。シャッター16の摺動
方向の略中央部にはその両側に突出する弾性部材19が該
シャッター16と一体的に形成され、シャッター16の閉鎖
時においてはガイドレール18上に形成された突起20と係
合して前記シャッター16を向心方向に付勢する一方、シ
ャッター16の開放時においてはガイドレール18上に形成
された突起21と係合してシャッター16を遠心方向に付勢
するようになっている。なお、第3図では球受円盤15の
中心を通る一点鎖線より右側の部分でシャッター16の初
期位置である閉鎖状態を示し、一点鎖線より左側の部分
でシャッター16の開放状態を示している。
更に、ローター6の貫通孔5に対応する特定位置、即
ち、本実施例においてはローター6の貫通孔5に対応す
る特定の球通過孔14aの下面側であって、かつ、第2図
の方向においてシャッター16aよりも下方側の位置に、
近接センサ等からなる可変入賞口駆動用の特別入賞検出
手段30が設けられている。符号22は、シャッター16の向
心方向側端部下面略中央部に形成された柱状突起であ
る。
一方、シャッター16を備えた球受円盤15の下面に臨む
位置には、第2図に示されるように、外周および内周部
上面に周溝23,24を形成したカム板25がモータMのモー
タ軸13に軸着して配設されている。
第5図はカム板25を示す下面図であり、カム板25には
周溝23と周溝24とを滑らかに連絡するカム溝26が形成さ
れ、これら、周溝23,24もしくはカム溝26にはシャッタ
ー16の柱状突起22が凹凸嵌合されている。また、カム板
25の下面側に形成された小径部25aには、マウントプレ
ート12の一面に固設されたマイクロスイッチ27のアクチ
ュエータ28に係合する部分突起29が設けられ、カム板25
の回転に応じてアクチュエータ28が押圧操作されるよう
に構成されている。前記マイクロスイッチ27自体は常閉
接点を有し、パチンコ球検出手段7の初回作動から所定
時間経過後に閉鎖手段17の作動を解除する制御手段の一
部を構成している。カム板25の小径部に設けられた部分
突起29とアクチュエータ28との関係において、第6図
(a)ではアクチュエータ28が初期位置にあるマイクロ
スイッチ27の開成状態を示し、第6図(b)では部分突
起29がアクチュエータ28に係合してアクチュエータ28が
押圧操作された閉成状態を示している。
第1図および第2図において、符号31は前記特別入賞
検出手段30の作動に応じ、図示しないソレノイド等によ
って所定時間前後方向に連続開閉駆動される可変入賞口
であるが、ここで言う可変入賞口とは第1図および第2
図に示されるような羽根開閉式のものに限らず、遊戯の
展開を遊戯者にとって有利な状態とする入賞機構であれ
ばどのようなものでも良い。本実施例においては、可変
入賞口31の上下位置に各々入球数表示LED32および連続
回数表示LED33が設けられ、可変入賞口31の連続開閉駆
動時の入球数および可変入賞口31の開閉駆動回数が点灯
表示されるようになっている。
なお、符号35,36,37はそれぞれ上部入賞口,下部入賞
口,装飾表示灯を示すが、これらのものは本発明と直接
の関わりがないので構成に関する説明を省略する。
次に、本実施例におけるパチンコ機の入賞装置1の作
用について説明する。
特定入賞口となる上部開閉入賞口2または下部開閉入
賞口3に入球して球受口4に誘導されたパチンコ球およ
び特定入賞口としての球受口4に直接入球したパチンコ
球は球受口4を通過する過程でパチンコ球検出手段7を
作動させ、パチンコ球検出手段7からの検出信号を受け
た制御装置がモータMを駆動し、駆動軸13に軸着された
ローター6およびカム板25を第1図中反時計方向に回転
させる。
以下、説明の都合上、第1図における反時計方向の回
転を正方向と定義する。
球受口4を通過して排出されたパチンコ球は、球受口
4の下方に配設されたローター6の円錐部38上に落下
し、該円錐部38との弾性衝突によって予測不能な移動軌
跡を辿り、正方向に回転されるローター6に備えられた
複数の貫通孔5の内の一つに無作為に振分けられて落入
する。
現在、貫通孔5の下部開口部5aを閉鎖するシャッター
16は閉鎖状態、即ち、閉鎖手段17の要部を下面から示す
第3図において一点鎖線より右側の初期位置にあるの
で、貫通孔5内に落入したパチンコ球は閉鎖手段17を構
成する球受円盤15およびシャッター16によってローター
6上に保持される。
以下、特定入賞口である上部開閉入賞口2,下部開閉入
賞口3,球受口4に入球したパチンコ球は、前記と同様に
してローター6上に落下し、ローター6の有する他の貫
通孔5、即ち、現在パチンコ球を保持していない貫通孔
5に無作為に振分けられて順次落入し、ローター6上に
保持されることとなる。
そして、正方向に回転するカム板25の部分突起29がマ
ウントプレート12の一面に固設されたマイクロスイッチ
27のアクチュエータ28と係合する位置にまで回転される
と、第6図(b)に示されるように、部分突起29がアク
チュエータ28を押圧してマイクロスイッチ27の常閉接点
が閉成され、この閉成信号を受けた制御装置がモータM
の反転駆動を開始し、ローター6およびカム板25が逆方
向に回転駆動される。
すると、これまで閉鎖状態にあって周溝23と凹凸嵌合
し向心方向に付勢されていたシャッター16の柱状突起22
は逆方向、即ち、第5図において反時計方向に回転駆動
されるカム板25のカム溝26に迎合され、該カム溝26と凹
凸嵌合する。カム溝26と凹凸嵌合した柱状突起22は、カ
ム板25の逆方向回転に伴いカム溝26に沿って向心方向に
誘導され、遂には、周溝24と凹凸嵌合してシャッター16
が次々と開放され、閉鎖手段17は第3図において一点鎖
線より左側に示されるような非作動の状態となる。
即ち、本実施例においては、パチンコ球検出手段7の
初回作動によってローター6およびカム板25の正方向へ
の回転が開始された後、カム板25の部分突起29がマイク
ロスイッチ27のアクチュエータ28と係合する位置にまで
回転されるのに要する時間が経過すると、制御手段の一
部を構成するマイクロスイッチ27が作動してモータMの
反転駆動が開始され、シャッター16が次々と開放されて
閉鎖手段17の作動が解除される。
閉鎖手段17の作動状態が解除されることによって、貫
通孔5の下部開口部5aを閉鎖していたシャッター16が開
放され、ローター6上に保持されたパチンコ球は球受板
15の球通過孔14を介して落下可能な状態となる。
ローター6上に保持されたパチンコ球はモータMの反
転駆動に伴って回転されるローター6の貫通孔5と該貫
通孔5に対応して球受円盤15に設けられた各々の球通過
孔14の位置とが合致した状態で、球通過孔14を介して下
方に落下するが、この際、ローター6の貫通孔5に対応
する特定位置、即ち、本実施例においては特定の球通過
孔14aからパチンコ球が落下した場合に特別入賞検出手
段30が作動し、検出信号を受けた制御装置によって可変
入賞口31が連続開閉駆動される。
なお、モータMはローター6上のパチンコ球が排出さ
れた後、再度正方向に駆動され、これまで開放状態にあ
って周溝24と凹凸嵌合し遠心方向に付勢されていたシャ
ッター16の柱状突起22が、第5図中時計方向に回転駆動
されるカム板25のカム溝26に迎合されて遠心方向に誘導
されて周溝23と凹凸嵌合し、全てのシャッター16が完全
に閉鎖された初期位置に復帰するまで継続して駆動され
る。
以上に述べた様に、本実施例によれば、特定入賞口で
ある上部開閉入賞口2,下部開閉入賞口3,球受口4に入球
したパチンコ球がローター6に設けられた貫通孔5に無
作為に振分けられて落入すると共に、前記特定入賞口へ
の初回の入球から所定時間が経過するまでの間は各貫通
孔5の下部開口部5aが閉鎖手段17によって閉鎖されてい
るので、この間に前記特定入賞口に入球したパチンコ球
は全てローター6上に保持される。
したがって、所定時間が経過するまでの間に、ロータ
ー6に設けられた貫通孔5の数と同等数以上のパチンコ
球を前記特定の入賞口に入球させることができれば、第
7図に示されるように貫通孔5の全てにパチンコ球が保
持された状態となり、閉鎖手段17の作動解除時には特定
の球通過孔14aに確実にパチンコ球が落入して特別入賞
検出手段30が作動し、可変入賞口31が連続開閉駆動され
ることとなる。
即ち、本実施例によれば、特定入賞口に入球したパチ
ンコ球を無作為に振分ける一方、遊戯者の打球技能によ
っては遊戯の展開を確実に有利とすることができる。
特に、本実施例においては特定入賞口である上部開閉
入賞口2と下部開閉入賞口3との裏連動により、最高9
回の連続入球が可能とされているので大当りの興味が一
層拡大される。
なお、本実施例では、球受口4への入球を検出してか
らモータMの正転駆動を開始するようにしたが、モータ
Mを常時正転駆動しておき、球受口4への入球を検出し
てから所定時間経過後に、シャッター16の開放に必要と
される時間だけ該モータMを反転駆動するようにしても
良く、前記所定時間の経過を検出する際には、カム板25
の小径部25aに設けられた部分突起29とマイクロスイッ
チ27のアクチュエータ28との係合関係に基づいてモータ
Mの回転駆動時間を検出するほか、タイマ等の時間設定
手段を用いても良い。
また、シャッター16の開閉動作は球受円盤15とカム板
25との回転位置関係に基づくものであるから、球受円盤
15を入賞装置機枠11に固設する代わりに回転可能な構成
としてローター6と共にモータMの駆動軸13に一体的に
軸着し、固定したカム板25に対して相対的に回転させる
ようにすることもできる。
第8図は請求項2記載の発明の一実施例を示す要部正
面図であり、遊戯盤面に配設されたパチンコ機の入賞装
置101には、特定入賞口を兼ねる球受口104が設けられ、
該球受口104の下方には、複数の貫通孔105を有するロー
ター106が手前に傾斜して配設されると共に、ローター1
06の有する特定の貫通孔105aには可変入賞口駆動用の特
別入賞検出手段130が設けられている。また、遊戯盤略
中央部には、近接スイッチ等からなるパチンコ球検出手
段107を備えた第二の特定入賞口139が配設されている。
ローター106を回転駆動するモータの駆動軸113には、
第10図(a)に示されるような部分突起129を有するカ
ム板125がローター106と一体的に軸着され、特定の貫通
孔105aがローター106の傾斜方向下流側に位置した状態
で、カム板125の部分突起129が入賞装置機枠111内部に
固設されたマイクロスイッチ127のアクチュエータ128と
第10図(b)に示されるようにして係合し、該マイクロ
スイッチ127から定位置検出信号が出力されるようにな
っている。なお、これらカム板125,マイクロスイッチ12
7等は本実施例における制御手段の一部を構成するもの
である。
第8図および第9図において、符号131は前記特別入
賞検出手段130の作動に応じ、図示しないソレノイド等
によって所定時間前後方向に連続開閉駆動される可変入
賞口であるが、ここで言う可変入賞口とは羽根開閉式の
ものに限らず、遊戯の展開を遊戯者にとって有利な状態
とする入賞機構であればどのようなものでも良い。本実
施例においては、可変入賞口131の上下位置に入球数表
示LED132および連続回数表示LED133が各々設けられ、可
変入賞口131の連続開閉駆動時の入球数および可変入賞
口131の開閉駆動回数が点灯表示されるようになってい
る。
なお、符号135,136,137はそれぞれ上部入賞口,下部
入賞口,装飾表示灯を示すが、これらのものは本発明と
直接の関わりがないので構成に関する説明を省略する。
次に、本実施例におけるパチンコ機の入賞装置101の
作用について説明する。
特定入賞口となる球受口104に入球したパチンコ球
は、該球受口104の下方で手前に傾斜して配設されたロ
ーター106上に落下し、ローター106との弾性衝突により
ローター106上で様々な移動軌跡を辿ることとなるが、
ローター106が傾斜して配設されているため、パチンコ
球はこの傾斜に沿って手前に転動する確率が高い。
しかし、ローター106が回転駆動されているため、傾
斜方向下流側、即ち、手前に位置する貫通孔105は常時
変動しており、ローター106上を転動するパチンコ球は
複数の貫通孔105の内の一つに無作為に振分けられて落
入する。即ち、本実施例では、この状態において、ロー
ター106上を転動するパチンコ球が特定の貫通孔105aに
落入する確率は1/8であり、特定の貫通孔105aにパチン
コ球が落入した場合に限り特別入賞検出手段130が作動
して可変入賞口131が連続開閉駆動される。
一方、パチンコ球が遊戯盤上の特定位置に配設された
第二の特定入賞口139に入球すると、パチンコ球検出手
段107がこれを検出し、ANDゲートの一入力端子に接続さ
れたフリップフロップの出力をハイレベルにセットす
る。このANDゲートのもう一方の入力端子にはマイクロ
スイッチ127からの検出出力が接続されているので、特
定の貫通孔105aがローター106の回転に伴い傾斜方向下
流側に移動して定位置検出信号が入力された時点で、該
ANDゲートからハイレベルの出力が行われ、これを検出
した制御装置が所定時間だけモータの駆動を停止して、
第9図に示されるように、特定の貫通孔105aがローター
106の傾斜方向下流側に位置した状態を維持する。
したがって、この間に球受口104に入球したパチンコ
球がローター106の傾斜方向下流側に位置する特定の貫
通孔105aに落入する確率は非常に大となり、前記所定時
間が経過するまでの間に球受口104にパチンコ球を入球
させるだけの技能があれば、ほぼ確実に可変入賞口131
の連続開閉駆動を行わせることができる。
即ち、本実施例によれば、特定入賞口となる球受口10
4に入球したパチンコ球が無作為に振分けられる一方、
第二の特定入賞口139にパチンコ球を入球させるだけの
打球技能を有する遊戯者であれば、特別入賞検出手段13
0を備えた特定の貫通孔105aをローター106の傾斜方向下
流側に位置させて特別入賞を容易とすることにより、遊
戯の展開をほぼ確実に有利とすることができる。
なお、パチンコ球検出手段107からの検出出力に応じ
てセットされたフリップフロップは、制御装置が所定時
間の計測を開始すると同時にリセットされて初期状態に
復帰する。
上記実施例においては、球受板15に球通過孔14とシャ
ッター16とを各々対応させかつ多数個設ける構成とした
が、この他に、シャッター16を装備していない球通過孔
14を適宜設ける構成、あるいはシャッター16を装備して
いない球通過孔14とシャッター16を装備した球通過孔14
を設け、さらに、シャッター16を装備した球通過孔14に
は、特別のパチンコ球の発生を検出するパチンコ球検出
手段(近設スイッチ等)を附設する構成にしてもよい。
発明の効果 本両発明によれば、特定入賞口に入球したパチンコ球
の振分けが無作為に行われるためパチンコ遊戯のスリル
が増大するとともに、遊戯者の打球技能によっては遊戯
の展開をほぼ確実に有利とすることも可能であり、初心
者から熟練者まで打球技能に関わりなくパチンコ遊戯を
存分に楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項1記載の発明の一実施例を示す要部正面
図、第2図は第1図の断面A-Aを示す側断面図、第3図
は同実施例の下部開口部閉鎖手段の要部を示す下面図、
第4図は第3図の断面B-Bを示す部分断面図、第5図は
同実施例のカム板を示す下面図、第6図(a)は同実施
例のマイクロスイッチの開成状態を示す図、第6図
(b)は同実施例のマイクロスイッチの閉成状態を示す
図、第7図は第1図の部分を示す正面図、 第8図は請求項2記載の発明の一実施例を示す要部正面
図、第9図は第8図の部分を示す正面図、第10図(a)
は同実施例のマイクロスイッチの開成状態を示す図、第
10図(b)は同実施例のマイクロスイッチの閉成状態を
示す図である。 1……パチンコ機の入賞装置、2……上部開閉入賞口、
3……下部開閉入賞口、4……球受口、5……貫通孔、
5a……下部開口部、6……ローター、7……パチンコ球
検出手段、8……開口、9……スペーサー、10……タッ
ピングビス、11……入賞装置機枠、12……マウントプレ
ート、13……駆動軸、14,14a……球通過孔、15……球受
円盤、16……シャッター、17……下部開口部閉鎖手段、
18……ガイドレール、19……弾性部材、20,21……突
起、22……柱状突起、23,24……周溝、25……カム板、2
5a……小径部、26……カム溝、27……マイクロスイッ
チ、28……アクチュエータ、29……部分突起、30……特
別入賞検出手段、31……可変入賞口、32……入球数表示
LED、33……連続回数表示LED、34……孔、35……上部入
賞口、36……下部入賞口、37……装飾表示灯、38……円
錘部、101……パチンコ機の入賞装置、104……球受口、
105,105a……貫通孔、106……ローター、107……パチン
コ球検出手段、111……入賞装置機枠、113……駆動軸、
125……カム板、127……マイクロスイッチ、128……ア
クチュエータ、129……部分突起、130……特別入賞検出
手段、131……可変入賞口、132……入球数表示LED、133
……連続回数表示LED、135……上部入賞口、136……下
部入賞口、137……装飾表示灯、139……第二の特定入賞
口。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特定入賞口に連通しパチンコ球検出手段を
    備えた球受口の下方に、下部開口部閉鎖手段を備えた複
    数の貫通孔を有するローターを配設すると共に、前記ロ
    ーターの貫通孔に対応する特定位置に可変入賞口駆動用
    の特定入賞検出手段を設け、かつ、前記パチンコ球検出
    手段の初回作動から所定時間経過後に下部開口部閉鎖手
    段の作動を解除する制御手段を備えたことを特徴とする
    パチンコ機の入賞装置。
  2. 【請求項2】特定入賞口に連通した球受口の下方に複数
    の貫通孔を有するローターを傾斜して配設し、前記ロー
    ターの有する特定の貫通孔に可変入賞口駆動用の特定入
    賞検出手段を設けると共に、遊戯盤上の特定位置にパチ
    ンコ球検出手段を備えた別の特定入賞口を配設し、か
    つ、該パチンコ球検出手段からの検出信号に基づき前記
    特定の貫通孔がローター傾斜方向下流側にある状態でロ
    ーターの回転駆動を停止する制御手段を備えたことを特
    徴とするパチンコ機の入賞装置。
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