JPH07299196A - 遊技機における球噛み防止装置 - Google Patents

遊技機における球噛み防止装置

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JPH07299196A
JPH07299196A JP15877195A JP15877195A JPH07299196A JP H07299196 A JPH07299196 A JP H07299196A JP 15877195 A JP15877195 A JP 15877195A JP 15877195 A JP15877195 A JP 15877195A JP H07299196 A JPH07299196 A JP H07299196A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】球が起立片と回転体の間に挟まれないように構
成して、遊技が中断しないようにする。 【構成】回転基板7に設けた起立片8の側縁かもしくは
回転体6の腕部13の回転方向側の外縁の少なくともい
ずれか一方に、傾斜面22もしくはテーパー部21を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パチンコ機等におい
て、球噛み防止をおこなう遊技機における球噛み防止装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、パチンコ機等の遊技機に
は遊技性を向上させるために、遊技盤上に各種の入賞口
や入賞装置が設けてあり、この入賞口等に球を導くた
め、釘の配列や風車、あるいはモーター等の回転駆動源
により作動する様々な入賞装置や回転振分装置等を配置
して、入賞がし易くなるように設定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の入賞装
置や回転振分装置等では、枠体部に設けた球通過口の側
縁と回転体部に設けた球受部の側縁間で球噛みが生じて
しまい、遊技を中断しなければならないといった事故が
度々発生していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、内周面が略々円形をなし周方向の側壁に
少なくとも1個所の球通過口を設けた枠体部と、該枠体
部内において回転自在に軸支され外周部に少なくとも1
個所の球受部を設けた回転体部と、該回転体部を回転駆
動する駆動手段とからなる球噛み防止装置であって、前
記球通過口の側縁か、あるいは前記回転体部の球受部の
側縁の少なくともどちらか一方に球噛み防止用の傾斜状
部を設けたことを特徴とする。
【0005】前記球噛み防止用の傾斜状部は、前記球受
部における前記回転体部の回転方向前面側の側縁か、あ
るいは該側縁と相対する前記球通過口の側縁の少なくと
もどちらか一方に設けられたことを特徴とする。
【0006】
【作用】球噛み防止装置として、球通過部分の側縁に球
噛み防止用の傾斜状部を設けたことにより、枠体部の球
通過口と回転体部の球受部の間に球が挟まっても、傾斜
状部によって球が押し出されて、球は自然に球噛み防止
装置から外れ、遊技者は遊技を中断することなく楽しむ
ことができ、かつ、枠体部や球受部に不要な機械的負担
が懸からず、また、駆動手段にも不要な負荷が懸からな
いため、遊技機の保守整備の負担も減少する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従い説明す
る。本発明に係る球噛み防止装置の一実施例として、パ
チンコ機の振分装置について説明をおこなう。図1は振
分装置の第1回転体の平面図、図2は同側面図、図3は
本発明の球噛み防止用の傾斜状部を設けた振分装置の第
2回転体の平面図、図4は同側面図、図5は本発明の球
噛み防止装置を備えた振分装置の平面図、図6は同側面
図を示している。振分装置1は、内周面が略々円形をな
し周方向の側壁に枠体部の球通過口としての球流出入可
能領域2と、枠体部としての球流出入阻止領域3とを形
成した第1回転体4と、外周面に向いて開口する複数の
球受部5を有する回転体部としての第2回転体6とを、
同軸上に回転自在に軸着し、両回転体4、6を駆動源の
駆動により回転させるようにしたものである。
【0008】第1回転体4は、具体的には円盤状の回転
基板7の周縁部に例えば4つの起立片8…を等間隔に設
け、この起立片8の存在する部分を球流出入阻止領域3
とし、各起立片8の間の空隙を球流出入可能領域2と
し、回転基板7に軸孔9を開設したものである。なお、
図示の実施例では、回転基板7の背面側に円筒状の筒軸
部10を突設し、この筒軸部10に軸孔9を設けてい
る。
【0009】第2回転体6は、第1回転体4の起立片8
の内側に遊合可能な回転盤11と、該回転盤11の背面
側の中央に第1回転体4の軸孔9に回転自在に挿通可能
な回転軸12を延設してなる。この回転盤11には、外
周面に向いて開口する複数の球受部5…を設ける。例え
ば図3に示す実施例では、5つの球受部5が切欠状に設
けてあり、換言すると5本の腕部13が中央部から略々
放射状に延出している。
【0010】また、球噛み防止装置の傾斜状部として、
腕部13の後端縁13′の前面13b側の角を傾斜状に
切除して前面13bに向って傾斜するテーパー部13a
を設けてある。なお、テーパー部13aは腕部13の背
面13cの角に設けてもよい。
【0011】そして、第2回転体6の回転軸12を第1
回転体4の軸孔9に挿通すると共に、駆動源としての2
つ出力軸14a、14bをもつモーター15の一方の出
力軸14aに連結する。また、第1回転体4の筒軸部1
0を基板16の軸受部17に遊嵌すると共に、筒軸部1
0の背面に従動ギヤ18を止着する。この従動ギヤ18
にはモーター15の他の出力軸14bに止着した主動ギ
ヤ19を噛合させてギヤ機構を構成する。
【0012】なお、この実施例においては、駆動源であ
るモーター15の出力は同方向に同速度であり、ギヤ機
構の両ギヤの歯数を同数として、第1回転体4と第2回
転体6とが同速度で互いに反対方向に回転するように設
定してあるが、両回転体4、6の回転方向を同じになる
ように設定してもよいし、両回転体4、6の回転速度が
異なるように設定してもよい。また、2つの出力軸14
a、14bをもつモーター15に代えて、1つの出力軸
から得る出力を歯車輪列によって分配し、第1回転体4
及び第2回転体6を回転駆動するように設定してもよ
い。
【0013】このように構成した振分装置1において、
モーター15を駆動すると、図5において第1回転体4
が反時計方向に回転し、第2回転体6が時計方向に回転
する。 そして、第1回転体4の球流出入可能領域2
に、第2回転体6の球受部5が臨むときに、流下する球
が球受部5に流入可能となり、球受部5が球流出入可能
領域2から外れた場合には球の流入が不可能となる。言
うまでもなく、球流出入可能領域2と球受部5とが共に
上方へ向いた状態のときが最も流入し易のであるが、本
発明においては、両回転体4、6の周囲に障害物がない
ので、跳ねて側方から飛入する球も球受部5に流入可能
であり、広範囲に亙って入賞のチャンスが生まれる。こ
の際、球受部5の側縁には、球噛み防止用のテーパー部
13aが設けてある。従って、球が第2回転体6の球受
部5に流入するときに、第1回転体4の起立片8の前縁
8aと第2回転体6の腕部13との間に噛み込まれたと
き、テーパー部13aによる分力が作用して球を前面1
3b側に押出されるようにして球噛みが防止され、遊技
は中断されることなく続行できる。
【0014】そして、球を保持した第2回転体6が更に
回転を続け、球受部5の開口面が水平線よりも下方に到
達し、かつ、球受部5の開口面が球流出入可能領域2に
臨み、第2回転体6の球受部5を構成する腕部13の回
転方向に対して後面側の端縁(以下、単に後端縁13′
という)と、第1回転体4の起立片8の回転方向に対し
て前側の縁(以下、単に前縁8aという)または後側の
縁(以下、単に後縁8bという)との間隔が球の直径よ
り広くなると保持した球を放出するが、間隔が球の直径
よりも狭い場合には球を保持したまま回転を継続し、腕
部13の後端縁13′と起立片8の後縁8bとの間隔が
球の直径より広くなったところで球を放出する。この際
も、球受部5の側縁には、球噛み防止用のテーパー部1
3aが設けてあるので、球は球噛みを起こすこと無く、
自由に流出できる。
【0015】このようにして、球の流出入に際して、球
噛みを起こすこと無く、かつ、流下する球がどこから流
入可能で、どこで放出するか分らず、遊技性が向上す
る。しかも、球流出入可能領域2の数、言い換えると球
流出入阻止領域3の数と、球受部5との数を異ならせし
め、図示の実施例では4:5としているので、両回転体
4、6が同速度で回転しても1回転毎に両回転体4、6
の相対的位置が4/5ずつズレて、どの球受部5に流入
した場合に、入賞具20の上で球を放出するか予測する
のが難しく、狙い打ちが困難である。従って、遊技の巧
拙に左右されることなく遊技を楽しむことができると共
に、球噛みによる遊技の中断も生じない。
【0016】図7乃至図10は、本発明の球噛み防止装
置の第2の実施例を説明するための概略図である。これ
らの図面において、第1回転体4には枠体部としての3
個の起立片8を設け、回転体部としての第2回転体6に
は3個所に球受部5を設けてあり、球噛み防止装置の傾
斜状部として、第2回転体6の腕部13の回転方向側の
外縁部分を傾斜状に切除してテーパー部21を設けると
共に、第1回転体4の起立片8の回転方向側の側縁を切
欠いて傾斜面22を設け、更に、両回転体4、6の前面
側に添設する透明仕切板23に突部24を設けている。
このようにすると、第1回転体4と第2回転体6との間
に球が挟み込まれても、三点支持されることなく、球P
にテーパー部21や傾斜面22による分力F1 が作用し
て前面側に押出されると共に、突部に24よる分力F2
が作用して円周方向に排出されて球噛みを起すことがな
い。なお、テーパー部21及び傾斜面22は、透明仕切
板23側に向って設けないで回転基板7側に向って設け
てもよい。この場合は回転基板7に突部を設け、背面側
へ押出された球を円周方向へ排出する。また、図10に
鎖線で示すように、透明仕切板23に凹部24′ を設
けて、球Pを球受部5内へ取り込むようにしてもよい。
更に、テーパー部21や傾斜面22は第1回転体4また
は第2回転体6の一方に設けておけばよく、透明仕切板
23を設けない場合であっても充分に有効である。
【0017】更には、第1回転体4及び第2回転体6は
摩擦抵抗が少なく硬質な部材がよいので、この実施例で
は両回転体4、6の表面にクロームメッキ等の硬質被膜
を施している。
【0018】次に、本発明の球噛み防止装置を備えた振
分装置1をセンター役物に設けた例について説明する。
図11はセンター役物の一部欠截正面図、図12は同背
面図、図13は同縦方向の断面図、図14は同要部の分
解斜視図であり、このセンター役物25は、概略、開口
部26を有するベース板27の後方に裏ケース28を設
けると共に、開口部26の前方に透明板29を設けて、
振分空間30を形成し、この振分空間30の後方部分に
上記した振分装置1を収納し、該振分装置1の前面を透
明仕切板23で覆ってなる。
【0019】なお、このセンター役物25に設けた振分
装置1は、3つの起立片8を有する第1回転体4と、4
つの球受部5を有する第2回転体6とからなる。
【0020】ベース板27の開口部26の上方には球入
口31を開設すると共に鎧部材32を突設する。この鎧
部材32は、上向きに開口する天入賞口33と、上方か
ら流下する球の球入口31への流入を阻止するひさし状
部34と、球入口31の下側に位置する棚状部35と、
ひさし状部34と棚状部35とを向って右側部分におい
て連絡する連絡部36とを一体に成型してなり、ひさし
状部34と棚状部35と連絡部36とで飛入空間37を
形成している。また、上記棚状部35の上面35′は彎
曲面に形成してあり、ひさし状部34の左端と棚状部3
5の左端との間の開放部から飛入空間37に飛入する球
を棚状部35の上面35′で球を遊ばせることができ
る。
【0021】上記球入口31には球導入樋38を連通さ
せ、該球導入樋38の球出口39を振分装置1の上方に
開口する。従って、遊技者が発射した球はひさし状部3
4と棚状部35との間の左端の開口から飛入空間37に
飛入し、球入口31から球導入樋38を通って振分空間
30に落下する。
【0022】振分装置1の下方には前下がりの傾斜を有
する傾斜板40を設け、該傾斜板40の側方部分に落下
口41を開設する。上記傾斜板40の前縁には縦壁42
を垂下させ、この縦壁42には球排出口43と球の流入
口の上縁部に球噛み防止用のテーパー部44aを設けた
権利入賞口44を開設する。上記球排出口43は球樋4
5により傾斜板40の落下口41と連絡している。
【0023】また、縦壁42の前面には球誘導回転体4
6を回転自在に軸着し、該球誘導回転体46の下半部分
を上方が開口する囲繞枠47で囲む。上記球誘導回転体
46は略々Y字状の部材であって、左右一対の球噛み防
止用のテーパー部46a、46bを設けた1つ開口幅の
狭い球受溝48と、2つ弦方向に亙る幅広な球受凹部4
9、49とを有しており、球受凹部49が上方を向くと
き囲繞枠47の開口部を塞ぐことができる。また、球受
溝48が上を向く場合には、囲繞枠47の開口縁47′
と球誘導回転体46の角部46′との間から球が囲繞枠
47内に流入しないようになっている。
【0024】ここで、球受溝48上に球がある場合、球
誘導回転体46の回転に伴い、権利入賞口44と球受溝
48の間に球が挟まれても、球噛み防止用のテーパー部
44aとテーパー部46a、46bにより、球は球受溝
48から押し出されて、これによって遊技が中断される
ことは生じない。
【0025】更に、上記球誘導回転体46の背面側には
駆動軸50を立設し、該駆動軸50をモーター51に連
結する。また、駆動軸50の途中にはスイッチカム52
を設け、該スイッチカム52には上記球受溝48及び球
受凹部49に対応するカム溝53を設け、このカム溝5
3に位置検出スイッチ54の作動杆54′を臨ませる。
従って、球誘導回転体46をモーター51の駆動制御
により球受溝48及び球受凹部49が権利入賞口44に
臨む位置で停止させることができる。
【0026】権利入賞口44には権利入賞球誘導樋55
を連設し、該権利入賞球誘導樋55に権利スイッチ56
を臨ませる。
【0027】更に、開口部26を閉塞して振分空間30
を形成している透明板29の前面側で、略々球誘導回転
体46の回転中心の高さ位置には、側方に向い下り傾斜
を有する円弧状の上面部57を設けた障害部材58を突
設する。そして、ベース板27の下端部分には大入賞口
59を開設すると共に有底状の球受枠60を突設し、該
球受枠60の側縁付近に、球受部材61を回動自在に軸
着し、当該球受部材61の先端を上記障害部材58の側
端に臨ませる。また、上記球受部材61の回動軸には駆
動用のソレノイド(図示せず)を連絡し、該ソレノイド
の励磁により上記球受部材61を回動制御する。即ち、
ソレノイドが消磁した状態では、球受部材61が起立し
て障害部材58と球受枠60との間を閉塞するので、遊
技盤を流下する球は大入賞口59に流入できないが、ソ
レノイドを励磁して球受部材61を傾動させると、障害
部材58と球受枠60との側方が開放され、遊技盤を流
下する球が球受部材61の内側面61′に誘導されて大
入賞口59に極めて容易に入賞可能になる。
【0028】そして、裏ケース28の後方から複数のラ
ンプを臨ませて権利更新回数表示灯62を形成したり、
適宜各部材の後方にランプを臨ませて装飾効果を向上さ
せる。
【0029】次に、上記のようなセンター役物25を配
置したパチンコ機の遊技について簡単に説明する。この
パチンコ機は、権利入賞口44に球が入球して権利状態
にあるときに、遊技盤に適宜設けた始動口に球が流入し
てこの始動口に設けた始動スイッチがオンすると遊技者
に有利な特別遊技に移行し、大入賞口59を閉塞してい
る球受部材61を、例えば10秒間または大入賞口59
に10個の球が流入するまで傾動させて遊技盤を流下す
る球が極めて流入し易い状態に変換することを1サイク
ルとし、このサイクルを最高8回まで繰り返し可能に設
定した種類のものである。なお、権利状態にあるときに
権利入賞口44に球が再び入球すると、この権利状態は
消滅する。
【0030】遊技者が発射した打球が鎧部材32の飛入
空間37に飛入すると、この球はベース板27に開設し
た球入口31を通って振分空間30に入り、振分装置1
の上方に落下する。
【0031】このとき、球誘導回転体46が起立して球
受溝48を権利入賞口44に向けた図15に示す状態に
ある場合に、落下した球は、同図(A)に示すように、
第2回転体6の球受部5に嵌入することなく、両回転体
4、6の側方から傾斜板40に落下し、傾斜板40に設
けた落下口41から球樋45を通って球排出口43に導
かれる。そして、この球誘導回転体46が起立した状態
では、権利入賞口44へ入賞することなく一般入賞口6
3へ流入する。この球は図示していない検出器や賞球排
出装置を作動させて所定数の賞球を排出する。
【0032】また、同図(B)に示すように、球受部5
に嵌入しながら最下部に移送される以前に放球される球
も上記と同様にして一般入賞口63へ流入する。
【0033】一方、同図(C)に示すように、第2回転
体6の球受部5に嵌入して、最下部まで移送されて放球
された場合は、傾斜板40を転動して球誘導回転体46
の球受溝48内に落下し、この球受溝48を介して権利
入賞口44へ流入する。
【0034】この権利入賞口44へ流入した球は、権利
スイッチ56を作動させて権利信号を図示していない制
御装置に送出し、制御装置はこの権利信号に基づいて権
利状態に変換する。この権利状態にあるときに、遊技盤
に適宜配設した始動口に打球が入球すると、制御装置に
より特別遊技に移行し、球受部材61のソレノイドを励
磁して大入賞口59を開放し、球が極めて流入し易い状
態に変換する。
【0035】そこで、遊技者は大入賞口59を狙って打
球を発射し、大入賞口59に流入した球に基づく所定数
の賞球を獲得する。なお、大入賞口59には10カウン
トスイッチ(図示せず)を設けて当該大入賞口59に流
入する球を計数し、特別遊技のサイクル終了条件の一つ
とする。
【0036】そして、大入賞口59の開放を所定サイク
ル終了するか、或いは権利入賞口44に再び入賞した場
合に権利状態が消滅し、特別遊技を終了して普通遊技に
戻る。
【0037】一方、権利状態が消滅すると、球誘導回転
体46のモーター51が回転して、球誘導回転体46を
図16に示すように向って左側の球受凹部49を上にし
た状態に変換する。この状態でも、振分装置1による球
の振分は上記した図15に示す状態と同様であるが、球
排出口43から出た球は、球誘導回転体46の球受凹部
49によって権利入賞口44に流入し易くなる。
【0038】そして、上記と同様にして特別遊技を行な
い、権利状態が終了したならば、更に球誘導回転体46
を回転させて、図17に示すように、反対側即ち向って
右側の球受凹部49を上にした状態に変換する。この状
態においても振分装置1における球の振分や特別遊技は
上記した場合と同様であり、権利状態が終了すると球誘
導回転体46が回転して図15に示す状態に戻る。
【0039】上記のようなセンター役物25の遊技にお
いては、遊技者が権利入賞口44を直接狙うことができ
ないので、遊技の巧拙に関係なく等しく遊技者は有利な
特別遊技に移行するチャンスを得ることができ、遊技の
興趣乃至遊技意欲が著しく向上する。
【0040】以上、本発明を図示の実施例について説明
したが、本発明は上記した実施例に限定されるものでは
なく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限り
適宜に実施できる。例えば、本発明の球噛み防止装置を
パチンコ機の入賞装置や振分装置等に実施した場合にお
いて、球通過口の数は適宜設定できる。また、本発明の
球噛み防止装置を備えた入賞装置や振分装置は、センタ
ー役物に組み込むことなく遊技盤に直接配設しても、構
成及び作用効果には何ら変わりはない。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明は、球通過部分の側
縁に、球噛み防止用の傾斜状部を設けたことにより、枠
体部の球通過口と回転体部の球受部の間に球が挟まって
も、傾斜状部によって球が押し出されて、球は自然に球
噛み防止装置から外れ、遊技者は遊技を中断することな
く楽しむことができ、かつ、枠体部や球受部に不要な機
械的負担が懸からず、また、駆動手段にも不要な負荷が
懸からないため、遊技機の保守整備の負担も減少すると
いう効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1回転体の正面図である。
【図2】第1回転体の側面図である。
【図3】球噛み防止用の傾斜状部を設けた第2回転体の
正面図である。
【図4】球噛み防止用の傾斜状部を設けた第2回転体の
側面図である。
【図5】球噛み防止装置を備えた振分装置の正面図であ
る。
【図6】球噛み防止装置を備えた振分装置の側面図であ
る。
【図7】(A)、(B)は球噛み防止用の傾斜状部を設けた第
2回転体の第2の実施例の概略図である。
【図8】球噛み防止装置を備えた振分装置の第2の実施
例の要部平面図である。
【図9】球噛み防止装置を備えた振分装置の第2の実施
例の要部正面図である。
【図10】球噛み防止装置を備えた振分装置の第2の実
施例の要部縦断面図である。
【図11】センター役物の一部欠截正面図である。
【図12】センター役物の背面図である。
【図13】センター役物の縦の縦断面図である。
【図14】センター役物の要部の分解斜視図である。
【図15】(A)、(B)、(C)は振分装置と球誘導回転体と
の第1の態様を示す説明図である。
【図16】(A)、(B)、(C)は振分装置と球誘導回転体と
の第2の態様を示す説明図である。
【図17】(A)、(B)、(C)は振分装置と球誘導回転体と
の第3の態様を示す説明図である。
【符号の説明】
1 振分装置 2 球流出入可能領域 3 球流出入阻止領域 4 第1回転体 5 球受部 6 第2回転体 8 起立片 13a テーパー部 21 テーパー部 22 傾斜面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周面が略々円形をなし周方向の側壁に少
    なくとも1個所の球通過口を設けた枠体部と、該枠体部
    内において回転自在に軸支され外周部に少なくとも1個
    所の球受部を設けた回転体部と、該回転体部を回転駆動
    する駆動手段とからなる遊技機における球噛み防止装置
    であって、前記球通過口の側縁か、あるいは前記回転体
    部の球受部の側縁の少なくともどちらか一方に球噛み防
    止用の傾斜状部を設けたことを特徴とする遊技機におけ
    る球噛み防止装置。
  2. 【請求項2】前記球噛み防止用の傾斜状部は、前記球受
    部における前記回転体部の回転方向前面側の側縁か、あ
    るいは該側縁と相対する前記球通過口の側縁の少なくと
    もどちらか一方に設けられたことを特徴とする請求項1
    に記載の遊技機における球噛み防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002045486A (ja) * 2000-08-04 2002-02-12 Aruze Corp 大入賞口装置
JP2002177560A (ja) * 2000-12-11 2002-06-25 Heiwa Corp 球払出装置
JP2006055342A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Sophia Co Ltd 遊技機
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