JP2701008B2 - 射出成形機の背圧制御方法及び装置 - Google Patents

射出成形機の背圧制御方法及び装置

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JP2701008B2 JP31909094A JP31909094A JP2701008B2 JP 2701008 B2 JP2701008 B2 JP 2701008B2 JP 31909094 A JP31909094 A JP 31909094A JP 31909094 A JP31909094 A JP 31909094A JP 2701008 B2 JP2701008 B2 JP 2701008B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樹脂に対して付与される
背圧を制御する射出成形機の背圧制御方法及び装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、射出成形機により低粘度の樹脂
を計量する場合、無背圧制御であっても射出シリンダ等
の駆動系における僅かな摺動抵抗に起因して、金型より
離した射出ノズルの先端から樹脂が垂れ落ちるいわゆる
「鼻垂れ」現象を起こし、スクリュが後退しない問題を
生ずる。なお、縦型の射出シリンダを備える場合にも駆
動系の自重が付加されるため同様の問題を生ずる。結
局、この問題は成形の準備段階で行うパージ作業におい
て、その都度、射出ノズルを金型にタッチさせて計量す
る必要が生ずるなど、作業能率や作業性の悪化を招くと
ともに、駆動系の摺動抵抗や自重が付加されることか
ら、背圧に対する制御を正確に行うことができない。
【0003】一方、射出シリンダに対して圧油を供給し
て背圧制御することも考えられるが、もし、計量初期
に、樹脂がスクリュに食い込まない等の理由により背圧
が発生しないときは、背圧検出値が背圧目標値に達せ
ず、結局、フィードバック制御系におけるサーボ補償回
路によりスクリュを前進させる方向に駆動する虞れがあ
る。なお、この弊害を防止するため、サーボ指令によっ
てスクリュの前進を制限するリミッタ方式も考えられる
が、サーボ弁における流量が零になるニュートラルポジ
ションと電気的な零ポジションが一致しなくなり、制御
を正確に行うことができない。
【0004】このため、従来では特公平3−44889
号公報に開示されるように、伝動機構の摩擦力が設定背
圧より大きい場合に、この摩擦力と設定背圧との差に応
じた値をトルクリミット値として印加し、スクリュが後
退する方向にサーボモータが駆動されるようにオフセッ
ト電圧を速度指令に加算するようにし、これにより、計
量時の樹脂に常に設定背圧が加わるようにした数値制御
装置による射出成形機の背圧制御方法も行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の背圧制御方法は、摩擦力による圧力損失分をオフセッ
トする考えに基づくため、実際の背圧制御が正確に行わ
れるか否かは何ら保証されない問題があった。
【0006】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、縦型の射出シリンダを用い
たり低粘度の樹脂を計量する場合でも、常に背圧制御を
安定かつ正確に行うことができる射出成形機の背圧制御
方法及び装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る射出成形機
の背圧制御方法は、スクリュ2の計量開始位置を目標位
置Xoとして設定し、計量時に、目標位置Xoに対する
マイナループのフィードバック制御を行うとともに、検
出した背圧値(背圧検出値Pd)が背圧目標値Pcより
も増加したなら、スクリュ2を後退させる方向に目標位
置Xoを変更して背圧に対するフィードバック制御を行
うことを特徴とする。
【0008】この場合、背圧検出値Pdが背圧目標値P
cよりも増加したなら、その増加分をスクリュ2の位置
変更分に変換し、この位置変更分により目標位置Xoを
変更する。また、目標位置Xoに対するマイナループの
フィードバック制御は後退方向にのみ行う。一方、背圧
目標値Pcに対しては、例えば、油圧の駆動系における
摺動抵抗及び(又は)自重に基づく圧力損失分を減算す
る。
【0009】また、本発明に係る射出成形機の背圧制御
装置1は、スクリュ2の計量開始位置を目標位置Xoと
して設定する位置設定部3と、目標位置Xoに対するマ
イナループのフィードバック制御を行う位置制御回路4
と、計量時に検出した背圧値(背圧検出値Pd)が背圧
目標値Pcよりも増加したなら、スクリュ2を後退させ
る方向に目標位置Xoを変更して背圧に対するフィード
バック制御を行う背圧制御回路5を具備してなることを
特徴とする。
【0010】この場合、背圧目標値Pcに対する背圧検
出値Pdの増加分を得る偏差演算部6と、偏差演算部6
から得る圧力の増加分をスクリュ2の位置変更分に変換
し、この位置変更分により目標位置Xoを変更する背圧
補償部7を備える。また、目標位置Xoに対するマイナ
ループのフィードバック制御は後退方向にのみ行う。一
方、背圧目標値Pcに対して、例えば、油圧の駆動系に
おける摺動抵抗及び(又は)自重に基づく圧力損失分を
減算するオフセット処理部8を備える。
【0011】
【作用】本発明に係る射出成形機の背圧制御方法及び装
置1によれば、まず、位置設定部3によりスクリュ2の
計量開始位置を目標位置Xoとして設定する。
【0012】一方、計量時には、位置制御回路4によ
り、目標位置Xoに対するマイナループのフィードバッ
ク制御が行われるとともに、背圧制御回路5により、検
出した背圧値(背圧検出値Pd)が背圧目標値Pcより
も増加したなら、スクリュ2を後退させる方向に目標位
置Xoを変更するようにした背圧に対するフィードバッ
ク制御が行われる。
【0013】この際、目標位置Xoに対するマイナルー
プのフィードバック制御は後退方向にのみ行なわれると
ともに、計量初期では、背圧検出値Pdが背圧目標値P
cよりも低いため、スクリュ2は計量開始位置に保持さ
れる。一方、計量の進行に伴って背圧検出値Pdは徐々
に大きくなるため、背圧検出値Pdが背圧目標値Pcよ
りも増加したなら、偏差演算部6により、その増加分を
得、この圧力の増加分は、背圧補償部7に付与される。
圧力の増加分は背圧補償部7により、スクリュ2の位置
変更分に変換され、この位置変更分により位置設定部3
に設定された目標位置Xoが変更される。この結果、ス
クリュ2は僅かに後退するとともに背圧は低下する。こ
のような制御ループにより、背圧は背圧目標値Pcに維
持されるとともに、スクリュ2は位置決めされつつ後退
して行く。よって、縦型の射出シリンダを用いたり低粘
度の樹脂を計量する場合でも、常に背圧制御が安定かつ
正確に行われる。
【0014】また、オフセット処理部8を備えることに
より、背圧目標値Pcから、例えば、油圧の駆動系にお
ける摺動抵抗及び(又は)自重に基づく圧力損失分が減
算されるため、誤差分となる摺動抵抗及び(又は)自重
に基づく圧力損失分は背圧目標値Pcからキャンセルさ
れる。
【0015】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0016】まず、本発明に係る背圧制御装置1を備え
る射出成形機の構成について、図2を参照して説明す
る。
【0017】図2は本発明に係る背圧制御装置1を備え
た射出成形機Mを示す。同図中、10は射出成形機を構
成する射出装置であり、射出装置本体11とこの射出装
置本体11を駆動制御する駆動制御装置12を備える。
【0018】射出装置本体11は、前端に射出ノズル1
3を有し、かつ後部にホッパー14を有する加熱筒15
を備え、この加熱筒15にはスクリュ2を内蔵する。ま
た、加熱筒15の後端はスクリュ駆動部16に結合す
る。スクリュ駆動部16は、両ロッドタイプのピストン
17pを内蔵する射出シリンダ18と、ピストンロッド
17rの後端に回転シャフトをスプライン結合してなる
オイルモータ19を備え、射出シリンダ18の前端から
突出するピストンロッド17rはスクリュ2の後端に結
合する。
【0019】一方、駆動制御装置12は射出シリンダ1
8及びオイルモータ19を駆動する油圧回路21と、こ
の油圧回路21を制御する制御回路22を備える。油圧
回路21は、油圧ポンプ23及び蓄圧器24を有する油
圧源25と、オイルタンク26を備える。また、27は
四ポートのサーボ弁であり、Aポート及びBポートは射
出シリンダ18の前油室及び後油室にそれぞれ接続する
とともに、サーボ弁27のTポートはオイルタンク26
に接続する。さらに、サーボ弁27のPポートは大流量
を制御可能な容量の大きい第一切換弁28を介して油圧
源25に接続する。一方、絞り弁29と容量の小さい第
二切換弁30を直列に接続して流量制限回路31を構成
し、この流量制限回路31を第一切換弁28に対して並
列に接続する。他方、第一切換弁28のパイロット回路
部は第三切換弁32を介して油圧源25又はオイルタン
ク26に接続可能に構成するとともに、第三切換弁32
と油圧源25間には絞り弁33を接続し、また、第三切
換弁32とオイルタンク26間には絞り弁34を接続す
る。図中、35はサーボ弁27のAポートとTポート間
に接続した逆止弁である。なお、オイルモータ19側に
おける油圧回路の図示は省略した。
【0020】また、制御回路22はスクリュ2の位置を
検出する位置センサ36と、射出シリンダ18の前油室
及び後油室の油圧を検出する圧力センサ37及び38を
備え、各センサ36,37及び38は、コントローラ3
9の入力側に接続する。他方、コントローラ39の出力
側はサーボ弁27,第二切換弁30及び第三切換弁32
の制御信号入力部に接続する。
【0021】次に、本発明に係る背圧制御装置1の構成
について、図1を参照して具体的に説明する。
【0022】図1において、18は射出シリンダ,27
はサーボ弁,36は位置センサ,37及び38は圧力セ
ンサ,39はコントローラであり、図2と一致する。一
方、コントローラ39には、圧力センサ37及び38の
圧力検出信号が付与される差分検出部41を備える。こ
の差分検出部41によって差圧が求められ、この差圧は
背圧検出値Pdとなる。また、コントローラ39には、
背圧目標値Pcを設定する背圧設定部42,背圧設定部
42からの背圧目標値Pcと差分検出部41からの背圧
検出値Pdを比較し、背圧目標値Pcに対する背圧検出
値Pdの偏差(増加分)を求める偏差演算部6,油圧の
駆動系における摺動抵抗及び(又は)自重に基づく圧力
損失分を偏差演算部6に付与して背圧目標値Pcから圧
力損失分を減算するオフセット処理部8,スクリュ2の
計量開始位置を目標位置Xoとして設定する位置設定部
3,偏差演算部6から得る偏差(増加分)をスクリュ2
の位置変更分に変換し、この位置変更分により目標位置
Xoを変更する背圧補償部7,位置設定部3から付与さ
れる目標位置Xoと位置センサ36から得る検出位置X
dを比較し、目標位置Xoと検出位置Xdの偏差を得る
偏差演算部43,偏差演算部43から得る偏差を位置補
償する位置補償回路44を備え、位置補償回路44の出
力はサーボ弁27に付与される。
【0023】よって、このように構成される背圧制御装
置1には、目標位置Xoに対するマイナループのフィー
ドバック制御を行う位置制御回路4と、背圧検出値Pd
が背圧目標値Pcよりも増加したなら、スクリュ2を後
退させる方向に目標位置Xoを変更して背圧に対するフ
ィードバック制御を行う背圧制御回路5の双方が含まれ
る。
【0024】次に、射出成形機Mの全体動作及び背圧制
御装置1の動作を含む本発明に係る背圧制御方法につい
て、図1〜図4、さらに、図5に示すフローチャートを
参照して説明する。
【0025】まず、射出工程では大流量制御が行われる
ため、コントローラ39の制御により、容量の大きい第
一切換弁28と、絞り弁29を直列に接続した容量の小
さい第二切換弁30が共に開かれる。この場合、第二切
換弁30及び第三切換弁32はそれぞれシンボルaに切
換られる。これにより、第一切換弁28のパイロット回
路部は絞り弁34を介してオイルタンク26に接続され
るため、第一切換弁28のパイロット圧は徐々に低下
し、第一切換弁28は徐々に開いて行く。よって、サー
ボ弁27には第一切換弁28と第二切換弁30の双方に
流れる流量を合わせた流量が供給されるため、大流量に
適した制御を行うことができる。
【0026】また、保圧工程及び計量工程では小流量制
御が行われるため、コントローラ39の制御により、容
量の大きい第一切換弁28が閉じられる。この場合、第
三切換弁32はシンボルbに切換られ、第一切換弁28
のパイロット回路部は絞り弁33を介して油圧源25に
接続される。これにより、第一切換弁28は徐々に閉じ
られ、サーボ弁27に供給される流量は、一定時間をか
けて徐々に減少する。よって、大流量から小流量に安定
に移行し、切換時におけるショックによる流量変動が防
止される。この結果、サーボ弁27には第二切換弁30
に流れる流量、即ち、絞り弁29により絞られた小流量
のみが供給されるため、小流量に適した制御を行うこと
ができる。
【0027】一方、計量工程では、位置設定部3により
スクリュ2の計量開始位置を目標位置Xoとして設定す
る。
【0028】そして、計量時には、位置制御回路4によ
り、目標位置Xoに対するマイナループのフィードバッ
ク制御が行われると同時に、背圧制御回路5により、検
出した背圧値(背圧検出値Pd)が背圧目標値Pcより
も増加したなら、スクリュ2を後退させる方向に目標位
置Xoを変更するようにした背圧に対するフィードバッ
ク制御が行われる。この場合、目標位置Xoに対するマ
イナループのフィードバック制御は後退方向にのみ行な
われる。
【0029】即ち、計量初期では、背圧検出値Pdが背
圧目標値Pcよりも低いため、スクリュ2は、図3に示
す計量開始位置Xsに保持される。一方、計量の進行に
伴って背圧検出値Pdは徐々に大きくなるため、背圧検
出値Pdが背圧目標値Pcよりも増加すれば、その増加
分は偏差演算部6から背圧検出値Pdと背圧目標値Pc
の偏差として得られる(図5:ステップS1,S2)。
図3及び図4におけるtaは、背圧目標値Pcを背圧検
出値Pdが越えた時点を示す。この偏差は、背圧補償部
7に付与され、偏差が演算周期により演算可能であれ
ば、背圧補償部7により、当該偏差がスクリュ2の位置
変更分に変換される(図5:ステップS3,S4)。
【0030】具体的には、図4に示すように、背圧検出
値Pdが背圧目標値Pcを越え、背圧検出値PdがPd
uなれば、PduとPcの偏差である「Pdu−Pc」
が得られるため、この偏差に予め設定したゲインKを乗
算し、位置変更分である「(Pdu−Pc)×K」を求
める。そして、この位置変更分により位置設定部3に設
定された目標位置Xoが、「Xo+(Pdu−Pc)×
K」に変更される。この結果、スクリュ2は僅かに後退
した位置で位置決め制御される(図5:ステップS
5)。また、スクリュ2の後退により背圧は低下し、図
4に示すように背圧検出値PdはPddまで低下する。
【0031】このような制御ループにより、図3に示す
ように、ta時点以降は、背圧は背圧目標値Pcに維持
されるようにフィードバック制御されるとともに、スク
リュ2は位置決めされつつ後退して行く。よって、縦型
の射出シリンダを用いたり低粘度の樹脂を計量する場合
でも、常に背圧制御が安定かつ正確に行われる。
【0032】また、オフセット処理部8により、背圧目
標値Pcから、例えば、油圧の駆動系における摺動抵抗
及び(又は)自重に基づく圧力損失分が減算されるた
め、誤差分となる摺動抵抗及び(又は)自重に基づく圧
力損失分は背圧目標値Pcからキャンセルされる。
【0033】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成、手法等において、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で任意に変更できる。
【0034】
【発明の効果】このように、本発明に係る射出成形機の
背圧制御方法及び装置は、スクリュの計量開始位置を目
標位置として設定し、計量時に、目標位置に対するマイ
ナループのフィードバック制御を行うとともに、検出し
た背圧値(背圧検出値)が背圧目標値よりも増加したな
ら、スクリュを後退させる方向に前記目標位置を変更し
て背圧に対するフィードバック制御を行うため、縦型の
射出シリンダを用いたり低粘度の樹脂を計量する場合で
も、常に背圧制御を安定かつ正確に行うことができると
いう顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る背圧制御装置のブロック構成図、
【図2】同背圧制御装置を備える射出成形機の構成図、
【図3】本発明に係る背圧制御方法を実施した際におけ
るスクリュ位置と背圧の変化特性図、
【図4】図3に示した特性図の一部拡大図、
【図5】同背圧制御方法の手順を示すフローチャート、
【符号の説明】
1 背圧制御装置 2 スクリュ 3 位置設定部 4 位置制御回路 5 背圧制御回路 6 偏差演算部 7 背圧補償部 8 オフセット処理部 Xo 目標位置 Pd 背圧検出値 Pc 背圧目標値

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計量時に、樹脂に対して付与される背圧
    を制御する射出成形機の背圧制御方法において、スクリ
    ュの計量開始位置を目標位置として設定し、計量時に、
    目標位置に対するマイナループのフィードバック制御を
    行うとともに、検出した背圧値(背圧検出値)が背圧目
    標値よりも増加したなら、スクリュを後退させる方向に
    前記目標位置を変更して背圧に対するフィードバック制
    御を行うことを特徴とする射出成形機の背圧制御方法。
  2. 【請求項2】 背圧検出値が背圧目標値よりも増加した
    なら、その増加分をスクリュの位置変更分に変換し、こ
    の位置変更分により目標位置を変更することを特徴とす
    る請求項1記載の射出成形機の背圧制御方法。
  3. 【請求項3】 目標位置に対するマイナループのフィー
    ドバック制御は後退方向にのみ行うことを特徴とする請
    求項1又は2記載の射出成形機の背圧制御方法。
  4. 【請求項4】 背圧目標値に対して駆動系の摺動抵抗及
    び(又は)自重に基づく圧力損失分を減算することを特
    徴とする請求項1記載の射出成形機の背圧制御方法。
  5. 【請求項5】 駆動系は油圧駆動系であることを特徴と
    する請求項4記載の射出成形機の背圧制御方法。
  6. 【請求項6】 樹脂に対して付与される背圧を制御する
    射出成形機の背圧制御装置において、スクリュの計量開
    始位置を目標位置として設定する位置設定部と、目標位
    置に対するマイナループのフィードバック制御を行う位
    置制御回路と、計量時に検出した背圧値(背圧検出値)
    が背圧目標値よりも増加したなら、スクリュを後退させ
    る方向に前記目標位置を変更して背圧に対するフィード
    バック制御を行う背圧制御回路を具備してなることを特
    徴とする射出成形機の背圧制御装置。
  7. 【請求項7】 背圧目標値に対する背圧検出値の増加分
    を得る偏差演算部と、偏差演算部から得る圧力の増加分
    をスクリュの位置変更分に変換し、この位置変更分によ
    り目標位置を変更する背圧補償部を備えることを特徴と
    する請求項6記載の射出成形機の背圧制御装置。
  8. 【請求項8】 目標位置に対するマイナループのフィー
    ドバック制御は後退方向にのみ行うことを特徴とする請
    求項6又は7記載の射出成形機の背圧制御装置。
  9. 【請求項9】 背圧目標値に対して駆動系の摺動抵抗及
    び(又は)自重に基づく圧力損失分を減算するオフセッ
    ト処理部を備えることを特徴とする請求項6記載の射出
    成形機の背圧制御装置。
  10. 【請求項10】 駆動系は油圧駆動系であることを特徴
    とする請求項9記載の射出成形機の背圧制御装置。
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JP4763081B1 (ja) * 2010-02-26 2011-08-31 ファナック株式会社 計量背圧設定手段を有する射出成形機
CN113290805B (zh) * 2021-04-09 2022-11-15 宁波伊士通技术股份有限公司 一种液压注塑机背压控制方法

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