JP2701004B2 - 帯板張力付与装置のエンドレスベルト - Google Patents

帯板張力付与装置のエンドレスベルト

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JP2701004B2
JP2701004B2 JP6234385A JP23438594A JP2701004B2 JP 2701004 B2 JP2701004 B2 JP 2701004B2 JP 6234385 A JP6234385 A JP 6234385A JP 23438594 A JP23438594 A JP 23438594A JP 2701004 B2 JP2701004 B2 JP 2701004B2
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義人 橋川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、幅広な帯板を帯板の
長手方向に沿って複数条に裁断するスリッターラインに
おいて、帯板のスリット後に各スリット帯板を巻取る際
に生じる張力の不均衡を調整し、均等な張力を付与する
帯板張力付与装置のエンドレスベルトに係り、特に、潤
滑油を予め含油させたエンドレスベルトを使用すること
により、エンドレスベルトの内層表面と押板との摩擦を
滑らかにして、エンドレスベルトの内層表面の摩擦係数
をスリット帯板と接する外層表面より常に小に維持し、
スリット帯板と外層表面との間で滑りが生じるのを防
ぎ、また、防錆油等を塗布されたスリット帯板の巻取り
にも使用できる帯板張力付与装置のエンドレスベルトに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、幅広な帯板の断面は完全な平坦で
はなく中央が厚く両端が薄くなっており、これをスリッ
ティングすると、帯板の中央と両端におけるスリット後
の各スリット帯板の板厚に偏差を生じる。そして、これ
らの各スリット帯板をマンドレルにより巻取ると、板厚
の厚いスリット帯板は薄いものより巻取り径が大きくな
り、各スリット帯板の巻取り速度に差が生じる。
【0003】この状態で従来は、ロール式張力付与装置
やテンションパッド方式でスリット帯板に張力を与えて
いたが、ロール式では板厚偏差により各スリット帯板の
張力が不均衡となり、また、テンションパッドではスリ
ット帯板の表面にスリ疵が発生する不都合があった。
【0004】そこで、出願人は各スリット帯板の表面に
疵をつけることなく、各スリット帯板の板厚偏差に伴う
巻取り張力の不均衡を調整し、均等な張力を付与できる
帯板張力付与装置を発明するに至った。
【0005】この帯板張力付与装置はエンドレスベルト
を利用したものであって、一対のプーリー間に張設され
たエンドレスベルトを横方向に複数配置したものを上下
に配設し、上下のエンドレスベルトの相対向する外側表
面の間にスリット帯板を通し、エンドレスベルトの内側
表面において押板で上下からエンドレスベルトをスリッ
ト帯板に押付け圧着させ、移動するスリット帯板と一体
となってエンドレスベルトを循環動させるようにして、
前記押板とエンドレスベルトの内側表面との間の滑りに
よる摩擦力により、スリット帯板に張力を発生させる機
構であり、エンドレスベルト内側表面の摩擦係数を外側
表面の摩擦係数より小とすることにより、スリット帯板
とエンドレスベルトが滑ることなくスリット帯板を疵つ
けずに巻取ることができるものであった。
【0006】この場合において、エンドレスベルトの内
側表面の摩擦係数を外側表面の摩擦係数より小に維持す
るために、循環動するエンドレスベルトの内側表面に潤
滑油含有部を接触させて潤滑油を供給して、内側表面を
滑りやすくしてその摩擦係数を小さくしている。
【0007】また、このとき、使用しているエンドレス
ベルトは外側表面が平坦なものであり、巻取るスリット
帯板が乾燥したものを対象とし、スリット帯板表面に防
錆油等が塗布されたものには使用できなかった。
【0008】このため、防錆油等が塗布されたスリット
帯板の巻取りには、旧来のテンションパッドにより、固
定されたフェルト板間に、スリット帯板を挟み、圧下し
てスリット帯板とフェルトとの滑り摩擦力により張力を
発生させているのが現状である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
循環動するエンドレスベルトの内側表面に潤滑油含有部
を接触させて潤滑油を供給する接触方式の場合にあって
は、潤滑油含有部に潤滑油を頻繁に補給する必要があ
り、潤滑油を補給するためにはラインを止めなければな
らず、作業能率が低下するという欠点があった。
【0010】また、エンドレスベルトの循環移動速度が
速くなって高速になると、エンドレスベルトの内側表面
と潤滑油含有部との接触時間が短くなって1回当たりの
潤滑油の供給料が少なくなって、内側表面が滑り難くな
り、エンドレスベルトの外側表面とスリット帯板との間
で滑りを生じてスリット帯板に疵を付ける恐れがあっ
た。
【0011】更に、従来のフェルト等を使用したテンシ
ョンパッドでは、スリット帯板を直接フェルト面で滑ら
せるため、フェルトに集積した金属粉や塵芥のためにス
リット帯板表面にスリ疵がつき易くなる。
【0012】更にまた、前記の外側表面が平坦なエンド
レスベルトでは、内側表面の摩擦係数が外側表面の摩擦
係数より小になるように、内側表面を潤滑油で滑らかに
しているが、スリット帯板表面に防錆油等が塗布された
ものでは、エンドレスベルトの外側表面とスリット帯板
の間に油膜が形成されて摩擦係数が減少して、外側表面
が内側表面より摩擦係数が小さくなり、エンドレスベル
トの外側表面とスリット帯板との間で所定の摩擦力が得
られず、スリット帯板が滑り、エンドレスベルト内側表
面での必要な張力が十分得られない許りか、スリット帯
板に疵をつける恐れがあった。
【0013】この発明は、上記のような課題に鑑み、そ
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、循環動するエンドレスベルト自体に潤
滑油を含有させて、循環動中に内層表面に潤滑油が滲み
出すようにすることにより、潤滑油の補給回数を減らし
てラインの停止回数を減じ、作業能率の低下を防ぎ、し
かも、高速の循環動中でもエンドレスベルトの内層表面
に十分に潤滑油を供給して、エンドレスベルトの内層表
面と押板との摩擦を滑らかにして、エンドレスベルトの
内層表面の摩擦係数を外層表面より常に小に維持し、ス
リット帯板と外層表面との間で滑りが生じるのを防ぐこ
とにあり、他の目的とするところは、エンドレスベルト
の外層、中間層及び内層を貫通する孔を多数設けること
により、防錆油等を塗布された帯板のスリット後の各ス
リット帯板に対しても使用できて、防錆油等を塗布され
た各スリット帯板を巻取る際に生じる張力の不均衡を、
スリット帯板表面に疵等をつけることなく調整し、巻取
られる各スリット帯板に均等な張力を付与させることの
できる帯板張力付与装置のエンドレスベルトを提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、幅広な帯板を帯板の長手方向
に沿って複数条に裁断した後の各スリット帯板を巻取装
置に巻取供給する途中に、エンドレスベルトを各スリッ
ト帯板の両側に一部において共通挾持面を形成するごと
く対向して複数配設し、上記各エンドレスベルトを移動
する各スリット帯板との摩擦係合で駆動し一体となって
各々独立して循環動するように設け、上記共通挾持面の
両側にエンドレスベルトの内層表面を押圧する押板を各
々設けた帯板張力付与装置において、上記エンドレスベ
ルトを、柔軟性を有する素材を用いて外層、中間層及び
内層の三層の異種材で構成し、内層及び中間層を連通す
る穴を上記エンドレスベルトの内層表面に向けて多数設
け、上記エンドレスベルトの中間層には相互に導通する
微小な多孔質の間隙を多数有する圧縮弾性芯材を用いて
構成し、その圧縮弾性芯材からなる中間層に潤滑油を含
油させ、上記押板と接する内層表面には上記の連通穴に
通じる潤滑油溝を形成し、上記エンドレスベルトの外層
には摩擦係数の大なる材料を用いた構成よりなるもので
ある。
【0015】また、請求項2の発明は、幅広な帯板を帯
板の長手方向に沿って複数条に裁断した後の各スリット
帯板を巻取装置に巻取供給する途中に、エンドレスベル
トを各スリット帯板の両側に一部において共通挾持面を
形成するごとく対向して複数配設し、上記各エンドレス
ベルトを移動する各スリット帯板との摩擦係合で駆動し
一体となって各々独立して循環動するように設け、上記
共通挾持面の両側にエンドレスベルトの内層表面を押圧
する押板を各々設けた帯板張力付与装置において、上記
エンドレスベルトを、柔軟性を有する素材を用いて外
層、中間層及び内層の三層の異種材で構成し、外層、内
層及び中間層を貫通する孔を上記エンドレスベルトの内
層表面に向けて多数設け、上記エンドレスベルトの中間
層には相互に導通する微小な多孔質の間隙を多数有する
圧縮弾性芯材を用いて構成し、その圧縮弾性芯材からな
る中間層に潤滑油を含油させ、上記押板と接する内層表
面には上記の貫通孔に通じる潤滑油溝を形成し、上記エ
ンドレスベルトの外層には摩擦係数の大なる材料を用い
た構成よりなるものである。ここで、好ましい態様とし
て、エンドレスベルト外層表面には、スリット帯板表面
に塗布された防錆油等の油溜用の窪み部が多数設けられ
る共に、複数の窪み部には外層、内層及び中間層を貫通
する孔が更に設けられ油逃し用窪み部となっているのが
よい。
【0016】
【作用】以上のような構成を有するこの発明は、次のよ
うに作用する。すなわち、エンドレスベルトで形成され
た共通挾持面を移動するスリット帯板は、共通挾持面の
両側に配置されたエンドレスベルトの内層表面を押圧す
る押板の押圧により、その表面がエンドレスベルトの外
層表面に圧着されて、エンドレスベルトの外層表面と滑
ることなく一体となって移動する。
【0017】このとき、押板によって内層表面を押圧さ
れたエンドレスベルトは圧縮し、圧縮されたエンドレス
ベルトの中間層に含油されていた潤滑油は穴(又は孔)
から内層表面に滲み出して、内層表面と押板との間を潤
滑して、内層表面と押板との間の摩擦抵抗を小さくする
ように作用する。
【0018】また、スリット帯板の表面に防錆油等が塗
布されている場合においては、外層表面に貫通孔が多数
設けられたエンドレスベルトを使用することによって、
スリット帯板の表面に塗布された防錆油等を、エンドレ
スベルトの外層表面に設けられた多数の貫通孔へ排除し
て、スリット帯板の表面と外層表面との間に防錆油等の
油膜が形成されるのを阻止し、貫通孔へ排除された防錆
油等の一部はこの孔を経てエンドレスベルトの中間層に
含油され、エンドレスベルトの外層表面とスリット帯板
の表面の間に所定の摩擦係数を確保して滑りを防ぎ、ス
リット帯板に均等の張力を付与できるように作用する。
【0019】また、スリット帯板の表面に防錆油等が塗
布されている場合において、外層表面に窪み部が多数設
けられたエンドレスベルトを使用する場合には、スリッ
ト帯板の表面に塗布された防錆油等を、エンドレスベル
トの外層表面に設けられた多数の油溜用の窪み部へ排除
して、スリット帯板の表面と外層表面との間に防錆油等
の油膜が形成されるのを阻止し、油溜用の窪み部へ排除
された防錆油等の一部は複数の窪み部に設けられた貫通
孔を経てエンドレスベルトの中間層に含油され、エンド
レスベルトの外層表面とスリット帯板の表面の間に所定
の摩擦係数を確保して滑りを防ぎ、スリット帯板に均等
の張力を付与できるように作用する。
【0020】また、貫通孔を経てエンドレスベルトの中
間層に含油された一部の防錆油等は、貫通孔から内層表
面に滲み出して、内層表面と押板との間を潤滑して、内
層表面と押板との間の摩擦抵抗を小さくするように作用
する。
【0021】
【実施例】以下、図面に記載の実施例に基づいてこの発
明をより具体的に説明する。ここで、図1はエンドレス
ベルトの要部断面図、図2は他例のエンドレスベルトの
要部断面図、図3は他例のエンドレスベルトの要部断面
図、図4はエンドレスベルトの張力付与装置での使用状
態を示す側面図、図5はエンドレスベルトとスリット帯
板との圧着状態を示す模式図、図6はエンドレスベルト
外層表面の部分拡大平面図、図7は図6の矢視概略断
面図図8(A)〜(C)はエンドレスベルトの圧縮状
態を示す作用説明図である。
【0022】帯板張力付与装置1はスリット帯板2に所
定の張力を付与する装置で、該帯板張力付与装置1は図
示しないスリット帯板巻取装置の前方側でスリット帯板
2の移動通路の途中に配置されている。帯板張力付与装
置1は、一対のプーリー3間に循環動自在に張設された
エンドレスベルト4と、該エンドレスベルト4を押圧す
る押板5から主に構成される。
【0023】エンドレスベルト4は、スリット帯板2の
進行方向に対し前後方向に各々配置されたプーリー3間
に張設され、スリット帯板2の進行方向に循環動自在に
取り付けられている。このように張設されたエンドレス
ベルト4は横方向に複数並設して配置され、さらにこれ
らが上下に相対向して設置されている。
【0024】各エンドレスベルト4の前部側に位置する
各プーリー3は同一の軸に遊転自在に並設して取付けら
れており、又同様に後部側に位置する各プーリー3も同
一の軸に遊転自在に並設して取付けられている。そし
て、各エンドレスベルト4は各々独立して循環動できる
ようになっている。
【0025】また、各プーリー3には駆動源が全く取付
けてなく、エンドレスベルト4は移動するスリット帯板
2との摩擦係合で循環動する以外に、自力で循環動する
ことがない。つまり、エンドレスベルト4はスリット帯
板2と接しない限り循環動することはない。
【0026】上下に相対向して設置された各エンドレス
ベルト4同士の間には各スリット帯板2の共通挾持面が
形成され、この共通挾持面の両側つまり上下側には、各
エンドレスベルト4の内層表面6aを外方に向けて押圧
する押板5が各々上下に平行に配設され、この押板5に
より、共通挾持面を通過するスリット帯板2を上下より
エンドレスベルト4を介して圧着挾持する構造となって
いる。
【0027】即ち、上下のエンドレスベルト4の相対向
する外層表面8aの間つまり共通挾持面にスリット帯板
2を通し、エンドレスベルト4の内層表面6aにおいて
押板5で上下からエンドレスベルト4をスリット帯板2
に押付け圧着させ、移動するスリット帯板2との摩擦係
合でエンドレスベルト4を駆動させると共に、移動する
各スリット帯板2と滑りを生じることなく一体となって
各エンドレスベルト4を夫々独立して移動方向に循環動
させるようにしている。
【0028】そして、上記押板5とエンドレスベルト4
の内層表面6aとの間の滑りによる摩擦力により、つま
り、移動するスリット帯板2との摩擦係合で循環動する
エンドレスベルト4の内層表面6aを圧着する押板5が
いわゆるブレーキ的な役目を果たして、図示しないスリ
ット帯板巻取装置と帯板張力付与装置1との間に位置す
る各スリット帯板2に張力を発生させる機構となってい
る。
【0029】ところで、前記エンドレスベルト4は、柔
軟性を有する素材からなる内層6、中間層7及び外層8
の三層の異種材から構成されている。この実施例では、
例えば、内層6の厚みは約1mm、中間層7の厚みは約4
mm、外層8の厚みは約2mmである。内層6はエンドレス
ベルト4の使用時にエンドレスベルト4の内側となる部
分であり、外層8はエンドレスベルト4の使用時にエン
ドレスベルト4の外側となる部分であり、中間層7は内
層6と外層8との間にサンドイッチ状に挟まれている部
分である。
【0030】このうち、エンドレスベルト4の内層6の
内層表面6aは、前記押板5との間の滑りによる摩擦力
により、スリット帯板2に張力を発生させる機能を果た
すものであり、内層6は非圧縮性の例えばビニロン繊維
やポリエステル繊維等の合成樹脂繊維で構成され、その
内層表面6aには後述の連通穴9又は貫通孔10から潤
滑油が滲み出し易いように例えば繊維織布からなる油溝
6bが縦横に多数形成されていて、滑り易いようになっ
ている。
【0031】また、前記エンドレスベルト4の外層表面
8aは、前述の如く、移動するスリット帯板2との間に
全く滑りを生じさせることなく一体となってエンドレス
ベルト4を移動させる機能を果たすものである。エンド
レスベルト4の外層表面8aは、内層表面6aよりも摩
擦係数の大なる材質で形成されている。外層8はスリッ
ト帯板2に軟らかく密着して摩擦力を得るために、摩擦
係数の大きい例えばウレタン樹脂や塩化ビニール樹脂等
の合成樹脂で構成されている。
【0032】エンドレスベルト4の中間層7は、内層表
面6aを潤滑する潤滑油を予め含油していて、エンドレ
スベルト4の使用中に、後述の連通穴9又は貫通孔10
を通じて潤滑油を少しづつ放出して内層表面6aを潤滑
して、内層表面6aと押板5との間の摩擦係数を小さく
する機能を果たすものである。
【0033】中間層7は相互に導通する微小な多孔質の
間隙を多数有する圧縮弾性芯材からなり、多数の気泡7
aを有する気泡状の含油芯層の例えば合成皮革で構成さ
れている。中間層7はその微小な多孔質の気泡状の含油
芯層の多数の気泡7a部分に潤滑油を含油して保持し、
押板5で圧縮されることによって、含油芯層の気泡部分
に含油している潤滑油を後述の連通穴9又は貫通孔10
を通じて内層表面6aに少しづつ放出するようになって
いる。弾性圧縮性の中間層7は、押板5による圧縮が解
除されると元の厚みに回復し、圧縮中に連通穴9又は貫
通孔10に充満していた潤滑油は元の厚みに回復した中
間層7の気泡7a部分に含油保持される。
【0034】エンドレスベルト4には、図1,2又は図
3に示すように、連通穴9又は貫通孔10が複数設けら
れている。エンドレスベルト4に設けられた連通穴9又
は貫通孔10は中間層7に含油して保持されている潤滑
油を内層表面6aに流し出す際の通路となる部分で、中
間層7に含油して保持されている潤滑油はこの連通穴9
又は貫通孔10から縦横に形成された油溝6bを通じて
内層表面6aに流れて出て、内層表面6aを潤滑する。
【0035】このうち、図1に示すエンドレスベルト4
には、内層6及び中間層7を連通する連通穴9が内層表
面6aに複数設けられている。連通穴9は内層表面6a
に開口しており、外層8側は塞がれている。連通穴9の
径は約2mmである。連通穴9を有するエンドレスベル
ト4は、その外層表面8aが平坦面の場合と後述の窪み
部11と凸状境界線幅面11aが形成されている場合と
がある。このうち、連通穴9を有するエンドレスベルト
4は、その外層表面8aが平坦面の場合にはスリット帯
板2の表面に防錆油等aが塗布されていないものに使用
される。
【0036】また、図2、図3に示すエンドレスベルト
4には、外層8、中間層7及び内層6を貫通する貫通孔
10が外層表面8a及び内層表面6aに複数設けられて
いる。貫通孔10は外層表面8a及び内層表面6aに開
口している。貫通孔10の径は約2mmである。貫通孔
10を有するエンドレスベルト4は、スリット帯板2の
表面に防錆油等aが塗布されているものに使用される。
スリット帯板2の表面の防錆油等aは、エンドレスベル
ト4の外層表面8aに設けられた多数の貫通孔10へ排
除され、その一部はこの貫通孔10を通じて逃げて、そ
してスリット帯板2の表面と外層表面8aとの間に防錆
油等の油膜が形成されるのが阻止されることによって、
エンドレスベルト4の外層表面8aとスリット帯板2の
表面の間に所定の摩擦係数が確保されて滑りが防がれ
る。
【0037】この貫通孔10を通じて逃げる防錆油等a
の一部は、エンドレスベルト4の中間層7に含油保持さ
れて、内層表面6aの潤滑油として働き、内層表面6a
の摩擦係数を小さく一定に保つ機能を発揮し、エンドレ
スベルト4の循環動を更に円滑にするという全く新しい
効果をもたらす。
【0038】図3に示すように、貫通孔10を有するエ
ンドレスベルト4の外層表面8aには、該外層表面8a
と防錆油等aが塗布されたスリット帯板2との滑りを防
ぐために、窪み部11が多数形成されている。窪み部1
1は図6に示すように例えば菱形状のものと長方形状を
2つ連接したものとからなっていて、この菱形状と長方
形状の窪み部11をエンドレスベルト4の外層表面8a
の長手方向及び幅方向に交互に配列した構成になってい
る。
【0039】図6及び図7に示すように、各窪み部11
の境目には凸状境界線幅面11aが形成されている。こ
の凸状境界線幅面11aの凸表面がスリット帯板2の表
面に接触するのである。凸状境界線幅面11aの総面積
は、窪み部11の総面積に比べて非常に小さく、この小
さな総面積の凸状境界線幅面11aがスリット帯板2の
表面に接触するので、その面圧は外層表面8aの全面が
接触する場合に比べて高くなっていて、密着度が向上す
る。
【0040】ところで、図3に図示するように、外層表
面8aの凸状境界線幅面11aがスリット帯板2に接触
している接触面積をA1 とし、油溝6bが表面に形成さ
れた内層表面6aの凸面が押板5に接触している接触面
積をA2 とし、又荷重Wの力で押板5をスリット帯板2
側に押圧したとき、外層表面8aとスリット帯板2側と
の間での面圧P1 と、内層表面6aと押板5側との間で
の面圧P2 は次のようになる。 P1 =W/A1 (スリット帯板2側の面圧) P2 =W/A2 (押板5側の面圧) そこで、A1 <A2 ならば、P1 >P2 となる。従っ
て、外層表面8aの凸状境界線幅面11aがスリット帯
板2に接触している接触面積A1 と、油溝6bが表面に
形成された内層表面6aの凸面が押板5に接触している
接触面積A2 の面積差が相当大きくなるように、外層表
面8aの窪み部11を形成することにより、つまり、A
1 がA2 より小さくなるようにすることにより、内層表
面6aと押板5表面と面圧を小さくしてその潤滑を保ち
ながら、大きい面圧でスリット帯板2側の防錆油等aの
油膜を切って、外層8の素材でスリット帯板2と摩擦力
を大にすることが可能となる。
【0041】次に前記実施例の構成に基づく作用につい
て説明する。巻取装置により、巻き取られるスリット帯
板2は移動通路の途中つまりパスライン上に置かれた帯
板張力付与装置1により、張力を与えられるが、前記実
施例の構成に基づくエンドレスベルト4は図4のように
帯板張力付与装置1のプーリー3の間に張設されて、押
板5により圧下され、スリット帯板2を上下両側から挟
みスリット帯板2に圧着している。
【0042】押板5により圧下されたエンドレスベルト
4は、その中間層7が圧縮する(図8(A)(B)参
照)。圧縮する中間層7には潤滑油が含油保持されてい
るが、中間層7が圧縮すると、含油保持された潤滑油は
連通穴9又は貫通孔10に滲み出し、連通穴9又は貫通
孔10を通じてエンドレスベルト4の内層表面6aに潤
滑油の一部が滲み出して、内層表面6aと押板5との間
を潤滑する(図8(B)参照)。このように、エンドレ
スベルト4の使用中に、連通穴9又は貫通孔10を通じ
て潤滑油を少しづつ放出して内層表面6aを潤滑して、
内層表面6aと押板5との間の摩擦係数を小さくする。
【0043】エンドレスベルト4の圧下部分が押板5か
ら抜け出ると、圧縮されていた中間層7は元の厚みに戻
り、縮小していた中間層7の各気泡7a部分は膨らんで
十分な空隙を有することになるので、連通穴9又は貫通
孔10に滲み出していた潤滑油は復活した気泡7a部分
に吸収される(図8(C)参照)。そして、エンドレス
ベルト4の各部分が循環動して再び押板5の箇所に移動
する圧縮されて、上記と同様に中間層7に含油保持して
いる潤滑油の一部を連通穴9又は貫通孔10を通じてエ
ンドレスベルト4の内層表面6aに放出して潤滑するこ
とになる。これが連続して繰り返される。
【0044】この場合において、スリット帯板2の表面
に特に防錆油等aが塗布されている場合には、次のよう
に作用する。即ち、エンドレスベルト4とスリット帯板
2とを滑ることなく密着させるには、スリット帯板2の
表面に形成された防錆油等aの油膜をエンドレスベルト
4とスリット帯板2との圧着面において、排除するとと
もに、エンドレスベルト4とスリット帯板2とをより大
きな圧力で密着させることである。
【0045】エンドレスベルト4の外層表面8aが平坦
面の場合には、スリット帯板2の表面に塗布されている
防錆油等aは、スリット帯板2が上下のエンドレスベル
ト4の間に入ると、エンドレスベルト4の外層表面8a
上の貫通孔10へ排除される。これにより、スリット帯
板2の表面と外層表面8aとの間に防錆油等aの油膜が
形成されるのが阻止され、エンドレスベルト4の外層表
面8aとスリット帯板2の表面の間に所定の摩擦係数が
確保されて滑りを防ぐことになるのである。
【0046】貫通孔10へ排除された防錆油等aの一部
は、該貫通孔10を通じて、中間層7に含油保持され
る。これにより、中間層7への潤滑油の補給回数を減ら
すことができる。そして、エンドレスベルト4の中間層
7に含油保持された一部の防錆油等aは、中間層7が圧
縮された際に貫通孔10に滲み出し、貫通孔10を通じ
て内層表面6aまで到達して内層表面6aと押板5との
間を潤滑し、内層表面6aと押板5との間の摩擦抵抗を
小さくする役目を果たす。
【0047】エンドレスベルト4の外層表面8aに窪み
部11及び凸状境界線幅面11aが形成されている場合
には、スリット帯板2の表面に塗布されている防錆油等
aは、図5に示すようにスリット帯板2が上下のエンド
レスベルト4の間に入るとエンドレスベルト4の外層表
面8a上の凸状境界線幅面11aによる圧力により、凸
状境界線幅面11a内の各窪み部11へ排除される。窪
み部11へ排除された防錆油等aの一部は、エンドレス
ベルト4の外層表面8aに設けられた貫通孔10を通じ
て、中間層7に含油保持される。これにより、中間層7
への潤滑油の補給回数を減らすことができる。
【0048】そして、エンドレスベルト4の中間層7に
含油保持された一部の防錆油等aは、中間層7が圧縮さ
れた際に貫通孔10に滲み出し、貫通孔10を通じて内
層表面6aまで到達して内層表面6aと押板5との間を
潤滑し、内層表面6aと押板5との間の摩擦抵抗を小さ
くする役目を果たす。
【0049】エンドレスベルト4の外層表面8aに窪み
部11及び凸状境界線幅面11aを設けたことにより、
外層表面8aが平坦な表面をもつ場合に比べて、大きく
且つ集中的な圧力をスリット帯板2の表面に与えること
ができるので、防錆油等aの油膜を破り、スリット帯板
2との間に防錆油等aの油膜を形成させることなく、凸
状境界線幅面11aの表面とスリット帯板2とを接触さ
せ、目的の摩擦係数を確保できる効果がある。
【0050】このとき、窪み部11及び凸状境界線幅面
11aの形成により、直接、スリット帯板2を圧着する
面積はエンドレスベルト4の外層表面8aが平坦な表面
をもつ場合に比べ減少しているが、その分、面圧が増加
しているので、摩擦力としては、一定で減少しないこと
は周知の通りである。
【0051】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々
の改変をなし得ることは勿論である。前記実施例の構成
においては、窪み部11の形状が菱形状及び長方形状の
場合で説明したが、これに限定されるものではない。ま
た、前記実施例においては、エンドレスベルト4は一対
のプーリー3間に張設されている場合で説明したが、こ
れに限定されるものではなく、例えば、図9に示すよう
な円形型に取付けられていてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、請求項
1の発明に係る帯板張力付与装置のエンドレスベルトに
よれば、循環動するエンドレスベルト自身が潤滑油を含
油保持していて、穴を通じて潤滑油を少しづつ内層表面
に放出して、内層表面と押板との間を潤滑することがで
きる。これにより、潤滑油の補給回数を減らしてライン
の停止回数を減じ、作業能率の低下を防ぐことができ
る。そして、エンドレスベルトの内層表面と押板との摩
擦を滑らかにして、エンドレスベルトの内層表面の摩擦
係数をスリット帯板と接する外層表面より常に小に維持
し、スリット帯板と外層表面との間で滑りが生じるのを
防ぐことができる。
【0053】また、請求項2の発明に係る帯板張力付与
装置のエンドレスベルトによれば、上記の効果を有する
と共に、スリット帯板の表面に塗布された防錆油等を、
エンドレスベルトの外層表面に設けられた多数の貫通孔
へ排除して、スリット帯板の表面と外層表面との間に防
錆油等の油膜が形成されるのを阻止し、エンドレスベル
トの外層表面とスリット帯板の表面の間に所定の摩擦係
数を確保して滑りを防ぐことができる。これにより、防
錆油等の塗布された帯板に対しては従来のエンドレスベ
ルトを用いた帯板張力付与装置では、帯板とエンドレス
ベルトが滑り、正しく帯板に張力を与えられずに止むを
得ず、スリ疵発生の可能性を覚悟しながらテンションパ
ッド等で帯板を巻き取っていたものを、エンドレスベル
トを用いた帯板張力付与装置の本来の主旨であるところ
の帯板をエンドレスベルトで、滑りなしで確実に挟み、
スリ疵を発生させることなく巻き取るという操作を、防
錆油等が塗布され表面に油膜を形成した帯板に対しても
実現することができる。
【0054】しかも、防錆油等の一部は、エンドレスベ
ルトに設けられた貫通孔を通じて逃げてエンドレスベル
トの中間層に含油され、エンドレスベルトの内層表面の
潤滑油として働き、これにより、潤滑油の補給回数を減
らすことができ、また、内層表面と押板との摩擦係数を
小さく一定に保つため、エンドレスベルトの循環動を更
に円滑にすることができる。
【0055】このことは、最近の、油付着材といえども
スリ疵皆無という要求傾向に十分対応でき、帯板の品質
向上に大きく貢献することができるという極めて新規的
有益なる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すエンドレスベルトの要
部断面図である。
【図2】この発明の実施例を示す他例のエンドレスベル
トの要部断面図である。
【図3】この発明の実施例を示す他例のエンドレスベル
トの要部断面図である。
【図4】この発明の実施例を示すエンドレスベルトの張
力付与装置での使用状態を示す側面図である。
【図5】この発明の実施例を示すエンドレスベルトとス
リット帯板との圧着状態を示す模式図である。
【図6】この発明の実施例を示すエンドレスベルトの
層表面の部分拡大平面図である。
【図7】図6の矢視概略断面図である。
【図8】(A)〜(C)はこの発明の実施例を示すエン
ドレスベルトの圧縮状態を示す作用説明図である。
【図9】この発明の他の実施例を示すエンドレスベルト
の張力付与装置での使用状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 帯板張力付与装置 2 スリット帯板 3 プーリー 4 エンドレスベルト 5 押板 6 内層 6a 内層表面 6b 油溝 7 中間層 7a 気泡 8 外層 8a 外層表面 9 連通穴 10 貫通孔 11 窪み部 11a 凸状境界線幅面 a:防錆油等

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅広な帯板を帯板の長手方向に沿って複
    数条に裁断した後の各スリット帯板を巻取装置に巻取供
    給する途中に、エンドレスベルトを各スリット帯板の両
    側に一部において共通挾持面を形成するごとく対向して
    複数配設し、上記各エンドレスベルトを移動する各スリ
    ット帯板との摩擦係合で駆動し一体となって各々独立し
    て循環動するように設け、上記共通挾持面の両側にエン
    ドレスベルトの内層表面を押圧する押板を各々設けた帯
    板張力付与装置において、上記エンドレスベルトを、柔
    軟性を有する素材を用いて外層、中間層及び内層の三層
    の異種材で構成し、内層及び中間層を連通する穴を上記
    エンドレスベルトの内層表面に向けて多数設け、上記エ
    ンドレスベルトの中間層には相互に導通する微小な多孔
    質の間隙を多数有する圧縮弾性芯材を用いて構成し、そ
    の圧縮弾性芯材からなる中間層に潤滑油を含油させ、上
    記押板と接する内層表面には上記の連通穴に通じる潤滑
    油溝を形成し、上記エンドレスベルトの外層には摩擦係
    数の大なる材料を用いたことを特徴とする帯板張力付与
    装置のエンドレスベルト。
  2. 【請求項2】 幅広な帯板を帯板の長手方向に沿って複
    数条に裁断した後の各スリット帯板を巻取装置に巻取供
    給する途中に、エンドレスベルトを各スリット帯板の両
    側に一部において共通挾持面を形成するごとく対向して
    複数配設し、上記各エンドレスベルトを移動する各スリ
    ット帯板との摩擦係合で駆動し一体となって各々独立し
    て循環動するように設け、上記共通挾持面の両側にエン
    ドレスベルトの内層表面を押圧する押板を各々設けた帯
    板張力付与装置において、上記エンドレスベルトを、柔
    軟性を有する素材を用いて外層、中間層及び内層の三層
    の異種材で構成し、外層、内層及び中間層を貫通する孔
    を上記エンドレスベルトの内層表面に向けて多数設け、
    上記エンドレスベルトの中間層には相互に導通する微小
    な多孔質の間隙を多数有する圧縮弾性芯材を用いて構成
    し、その圧縮弾性芯材からなる中間層に潤滑油を含油さ
    せ、上記押板と接する内層表面には上記の貫通孔に通じ
    る潤滑油溝を形成し、上記エンドレスベルトの外層には
    摩擦係数の大なる材料を用いたことを特徴とする帯板張
    力付与装置のエンドレスベルト。
  3. 【請求項3】 エンドレスベルト外層表面には、スリッ
    ト帯板表面に塗布された防錆油等の油溜用の窪み部が多
    数設けられる共に、複数の窪み部には外層、内層及び中
    間層を貫通する孔が更に設けられ油逃し用窪み部となっ
    ている請求項2記載の帯板張力付与装置のエンドレスベ
    ルト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2172406A2 (en) 2008-10-06 2010-04-07 Japan Development Consultants, Inc. Endless belt with slits for belt-type band sheet coiling tension applying apparatus

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