JPS58144042A

JPS58144042A - 薄板巻取用張力付与装置

Info

Publication number: JPS58144042A
Application number: JP2494082A
Authority: JP
Inventors: Toyonori Kimura; 木村　豊則
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1982-02-18
Filing date: 1982-02-18
Publication date: 1983-08-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】圧延した長尺の薄板を巻き取る際には、つねに長手方向
に適宜の張力を与えて、所定の力で巻き締めつつ巻き取
る必要がある。

しかし、圧延した薄板を、途中で長手方向に切断した帯
状薄板を、単一の張力付与装置を使用して、一本の巻取
心に巻取る場合には、各帯状薄板の長さが同じであるが
、切断前の薄板の幅方向の板厚の偏差や、張力付与に摩
擦板を使用した場合、その厚さや材質の不均一により、
張力が不同になって、巻き締め力が不同になる。

巻き上ったコイルの巻き締め力に不同があることは、使
用上好ましくなく、特に、ゆるく巻き締めたコイルは保
形性が悪くて、取扱いが不便であるとともに、場合によ
っては、使用上危険なことがある。

この問題を解決するため、各帯状薄板毎に、独立して一
定の張力を与えるようにした装置が既に各種提供されて
いるが、いずれも構造が複雑で高価であり、かつ故障の
恐れがあるので、保守が面倒であった。

本発明は、簡単に付与張力を調節することのできる単一
の装置をもって、多数の帯状薄板に均一の張力を与えう
るようにして、従来装置の欠点を解消した張力付与装置
に関するもので、以下添付の図面に基いて具体的に説明
する。

第１図〜第６図は、第１実施例を示すもので、（１）は
、圧延されついで切断された帯状薄板、（２１は、帯状
薄板（１）を巻取心（３）に巻き取ったコイル、（４）
は、帯状薄板（１）の案内ローラである。

両案内ローラ［４１！４１間の帯状薄板（１）の上面に
は、帯状薄板（１）の幅方向を向く、たとえばフェルト
のような上方摩擦板（５）が圧接し、摩擦板（５）の上
面は、等大のたとえば木製の受板１６）に固着され、受
板１６）の上面は、それより大型の剛性ある受はり（７
）に固着されている。

帯状薄板（１）の下面における上記上方摩擦板（５）の
下方には、上方摩擦板（５）と同様の下方摩擦板（８）
が圧接し、下方摩擦板（８）の下面は、たとえば木製の
等寸の可撓性押圧板（９）に固着されている。

抑圧板（９）は、基台１Ｇ上に固設された上面開口する
剛性の大きい加圧箱［１１１に遊嵌され、抑圧板（９）
と加圧箱＋Ｉｌｌの底板（１１ａ）の間の空所には、た
とえばゴム引布よシなる加圧袋（１２１が内装されてい
る。加圧袋（＋２は、加圧箱ＯＩＩを貫通する空気圧入
口（１３１を経て、図示を省略した圧縮空気源に接続さ
れている。

上述の本発明装置は、加圧袋（１２１の空気圧が、可撓
性押圧板（９）を介して、下方摩擦板（８）を上方に向
けて押圧することにより、上下両摩擦板＋５１＋８１が
帯状薄板（１）を挟圧して、所望の張力を付与するよう
になっている。

そして、抑圧板（９）は若干屈撓しうるので、たとえば
、第１図上端の帯状薄板（１）の板厚が他のものより若
干薄い場合には、抑圧板（９）における上端の帯状薄板
（１）に対応する部分が上方に屈撓して、他の帯状薄板
（１）と同圧力で押圧するので、付与する張力には変化
がなく、巻き締め力に不同は生じない。

上述のように、本発明の装置は、簡単な単一の装置をも
って、多数の帯状薄板（１）に均一な張力を付与するこ
とができ、かつ帯状薄板（１）の数は任意でよいので、
甚だ経済的であり、かつ故障の起る恐れがなく、保守も
簡単である。

また上述説明は、本装置を多数の帯状薄板（１）を巻き
取る場合について記載したが、圧延したままの一枚の薄
板を巻き取る場合にも使用することができる。この場合
には、巻き締め力を、加圧袋＋１２の空気圧の調節で行
うことができるので便利である。

第４図は第２実施例を示すもので、前実施例と同様の部
材については、同一符号を付して説明を省略する。

本実施例は、前実施例における抑圧板（９）に代えて、
各帯状薄板１１）に対応する複数の抑圧片ＱＤを、柔軟
なグラスチック板の等を介して、下方摩擦板１８）に固
着したものである。

本実施例もまた、前実施例と同様に作用するが、薄板の
厚さが幅方向に均一でない場合に、特に効果がある。

なお、上述の両実施例においては、加圧袋（１２１とこ
れに付属する抑圧装置を、帯状薄板（１）の下方に設け
たが、これらを帯状薄板（１）の上方に設けてもよく、
また帯状薄板（１）の両面に設けてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１実施例に具備する圧延装置巻き
取り部の平面図第２図は、第１図におけるＡ−Ａ線断面図第６図は、第
２図におけるＢ−Ｂ線断面図第４図は、本発明の第２実
施例の第６図に相当する図である。（１）帯状薄板　　　（２）　　コイル（３）　　巻取
心　　　　（４）案内ローラ＋５１　１方摩擦板　　（
６）受板（７）受はり　　　　＋８１　　下方摩擦板（９）抑圧
板　　　　ロα　基台Ｏｌ　　加圧箱　　　　１１ａ底板＋１２］　　加圧袋　　　　（１３１空気圧入口ｃ！１
）抑圧片　　　　Ｑ２　　プラスチック板第１図第２図 −ら第３図第４図Ｚｆ　　　　　Ｉｆ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）巻取り中の圧延した薄板を両面よシ挾む１対の摩
擦板の少くとも一方を、加圧袋に圧入した流体圧によシ
、可撓性押圧板を介して、薄板に圧接するようにしたこ
とを特徴とする薄板巻取用張力付与装置。
（２）抑圧板を、複数の各薄板に対応する抑圧片に分割
したことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の
装置。