JP2700526B2 - 水性分散液及びその製造方法 - Google Patents
水性分散液及びその製造方法Info
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- C08L51/06—Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to homopolymers or copolymers of aliphatic hydrocarbons containing only one carbon-to-carbon double bond
Description
成型品を塗装する際に使用するプライマーや塗料、ポリ
プロピレン系樹脂製品を他の基材と接着する際のプライ
マーや接着剤等の用途に適した水性分散液に関する。
ち価格が安いことから、家庭電化製品や自動車部品等に
多量に使用されている。しかし、ポリプロピレン系樹脂
は無極性であるため、塗装や接着が困難であるという欠
点を有している。このため、ポリプロピレン系樹脂の塗
装や接着の場合には、塩素化ポリプロピレンを主成分と
するプライマーを使用することが一般的である。しか
し、塩素化ポリプロピレンはトルエン・キシレン等の芳
香族系有機溶剤に溶解させて使用するので、多量の芳香
族系有機溶剤を使わざるを得ず、安全衛生・環境汚染の
面から問題があった。
液を製造する試みがなされてきている。カルボキシル基
含有塩素化ポリプロピレンの水分散物(特開平1-256549
号公報、特開平3-124779号公報、特開平3-182534号公
報)、グラフト変性した塩素化ポリプロピレンの水分散
物(特開平1-256556号公報、特開平2-284973号公報、特
開平4-88026 号公報)、他のエマルジョンとの混合物
(特開平1-153778号公報)、反応性界面活性剤の使用
(特願平4-258936号)等が提案されている。しかし、こ
れらの方法は塩素化ポリプロピレンの有機溶剤溶液を出
発物質として水に分散したものであり、水分散過程で多
量の有機溶剤を使用せざるを得ないという本質的な欠陥
があった。
接水分散物を作る提案もなされている。塩素化ポリプロ
ピレンに粘着剤とポリビニルアルコールを加え押出し機
で水性分散液を造る方法(特開昭58-80337号公報)、塩
素化ポリプロピレンにエチレン酢酸ビニル共重合体やワ
ックスを加えカチオン性あるいはアニオン性のアクリル
共重合体で水に分散する方法(特開昭58-120655 号公
報、特開昭59-4637 号公報)、アミノ基をもつアクリル
系樹脂で水に分散する方法(特開平1-223147号公報)等
が提案された。しかし、これらの方法は塩素化ポリプロ
ピレン以外の成分が多く添加されるため接着性が劣った
り、二軸押出し機を使用せねばならず初期投資がかさむ
という問題点があった。また、ポリオールの助けを借り
て水に分散するという方法(特許公表平4-506530号公
報)も提案されたが、これは耐水性が悪いという欠点が
あった。
リプロピレンの水分散物を作る場合、その製造過程でト
ルエン、キシレン等の芳香族系有機溶剤を多量に使用す
るという問題点があった。これは塩素化ポリプロピレン
が熱により脱塩酸して分解しやすいため、低温で水分散
を行わざるを得ず、そのためには有機溶剤に溶解させて
からでないと難しいためである。また、固形品の塩素化
ポリプロピレンを溶融状態とし水を加えて直接水分散体
を作る方法は、軟化剤・改質剤等の他成分を加えざるを
得ず、性能が劣るという問題点があった。
め本発明者等は鋭意研究した結果、 (a) 酸価が10ないし60、塩素含有率が15〜35重量%のカ
ルボキシル基含有塩素化プロピレン、70〜98重量% (b) 数平均分子量が2000ないし 20000であり、酸価が30
ないし 150のカルボキシル基含有プロピレン−α−オレ
フィン共重合体、30〜2重量%、を混合し、非イオン性
界面活性剤、及びカルボキシル基に対して 0.4〜1.5 化
学当量の塩基性物質を加えて溶融混練し、混練物に水を
加えて水中に分散体を形成させることにより有機溶剤を
使用せず接着性の優れた水性分散液を製造できることを
見出し本発明をなすに至った。以下に本発明を詳細に説
明する。
プロピレンはポリプロピレンを四塩化炭素等の塩素に不
活性な溶剤に溶解させて塩素ガスを吹込んで塩素化して
得られるもので、塩素化の前あるいは後に不飽和カルボ
ン酸またはその無水物をグラフト共重合することにより
カルボキシル基を導入することができる。
チックポリプロピレン、アタクチックポリプロピレン、
プロピレン−α−オレフィン共重合体等を使用すること
ができるが、最終製品の接着性の点からアイソタクチッ
クポリプロピレンが好ましい。塩素含有率は15〜35重量
%が好ましく、15重量%以下では、融点、溶融粘度が高
過ぎて水分散がうまく行えない。35重量%以上では接着
性が劣るようになる。さらに好ましくは18〜28重量%で
ある。カルボキシル基含有塩素化ポリプロピレンの酸価
は10ないし60が好ましく、酸価が10以下では極性材料へ
の接着性が劣り、酸価が60以上ではポリプロピレンへの
接着性が劣るようになる。
ルボン酸またはその無水物としては、アクリル酸、メタ
クリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸、シトラコン酸、アリルコハク酸、メサコン
酸、アコニット酸等が挙げられる。これらは有機過酸化
物を触媒として加熱攪拌しながらポリプロピレンに添加
してグラフト共重合する(例えば、特開昭59-75958号公
報)。
の数平均分子量は5000ないし 40000が好ましく数平均分
子量が5000以下だと接着性が劣り、 40000以上だと水分
散がうまくいかない。また、融点は 120℃以下が好まし
く、 120℃以上だと水分散がうまくいかない。
−α−オレフィン共重合体はプロピレン−α−オレフィ
ン共重合体に不飽和カルボン酸またはその無水物をグラ
フト共重合してカルボキシル基を導入したものである。
ロピレンとα−オレフィンをランダム共重合またはブロ
ック共重合したものであり、ブロック共重合体よりはラ
ンダム共重合体のほうが好ましい。α−オレフィンとし
てはエチレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−
1等が挙げられ。これらを2種類以上共重合してもよ
い。これらの中でも樹脂の物性の点でエチレンまたは1
−ブテンが好ましい。また、プロピレン成分の割合は55
モル%以上が好ましい。
ルボン酸またはその無水物のグラフト共重合は、前述の
(a) 成分の項で述べたのと同様にアクリル酸、メタクリ
ル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコ
ン酸、シトラコン酸、アリルコハク酸、メサコン酸、ア
コニット酸等を有機過酸化物を触媒として同様な方法で
グラフト共重合して行うことができる。
フィン共重合体の酸価は30ないし150 が好ましく、30以
下では水分散が難しく、 150以上では最終製品を被膜と
した時の耐水性が悪くなる。また、数平均分子量は2000
〜 20000が好ましく2000では水性分散液の接着性が劣
り、 20000以上では水分散がうまくいかない。
重量%、(b) 成分30〜2重量%が好ましい。(b) 成分の
量が30重量%より多いと(a) 成分と(b) 成分との相溶性
が悪くなって水分散液としたとき安定性が悪くなる。
(b) 成分の量が2重量%より少ないと水分散が難しくな
る。
シエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェノール
エーテル、ソルビタンアルキルエステル、ポリグリセリ
ンエステル、プルロニック型等が例示できる。非イオン
性界面活性剤はHLBの異なる2種類を混合して用いて
もよい。また、非イオン性界面活性剤を主体として少量
のアニオン性界面活性剤を併用してもよい。
中和しイオン化して水への分散を良好にするためであ
り、塩基性物質を加えないと安定性のよい分散液が得ら
れない。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、アンモニア、メチルアミン、エチルアミン、プロピ
ルアミン、ブチルアミン、ヘキシルアミン、オクチルア
ミン、エタノールアミン、プロパノールアミン、ジエタ
ノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、ジメチ
ルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、N,N
−ジメチルエタノールアミン、2−ジメチルアミノ−2
−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル
−1−プロパノール、モルホリン等を例示することがで
きる。
あるが、エタノールアミン、2−アミノ−2−メチル−
1−プロパノール等のヒドロキシル基を持つアミンが好
ましい。使用する塩基の量はカルボキシル基に対し化学
当量の 0.4〜1.5 倍の範囲が適当であり、好ましくは
0.5〜1.2 倍である。 0.4倍以下では安定性の良い分散
液を製造することができない。
は、(a) 成分のカルボキシル基含有塩素化ポリプロピレ
ンに(b) 成分のカルボキシル基含有プロピレン−α−オ
レフィン共重合体を加えて約 120℃で溶融させ、非イオ
ン性界面活性剤、カルボキシル基に対して 0.4〜1.5 化
学当量の塩基性物質を加えて溶融混練し、溶融状態にお
いて80〜98℃の水を加えてW/O型の分散体を形成さ
せ、続いて水を加えながらこれをO/W型の分散体に転
相させ、必要により追加量の水を添加することにより水
性分散液を製造することができる。
が、さらに水を加えると相転換が起こって粘度が下が
り、任意に水で希釈できる水性分散液を得ることができ
る。加熱する温度は融点以上であり90〜120 ℃が好まし
い。 120℃以上に上げると塩素化ポリプロピレンが脱塩
酸しやすくなって分解が激しくなり茶色に変色したり装
置が腐食するので好ましくない。
応容器を用いればよく、強力な攪拌ができるほうが望ま
しいがそうでなくても水性分散液の製造は可能である。
また、水分散にあたってエポキシ化合物等の安定剤を加
えてもよい。
散液は、ポリオレフィン系樹脂特にポリプロピレンに対
する密着性に優れており、極性基材への接着性もあるの
で塗装や接着の際のプライマーや塗料、接着剤用として
優れている。また、粒子径が小さく安定性も良好であ
る。本発明の水性分散液はそのままでも顔料を混ぜて使
用してもよく、他の水性の樹脂成分をブレンドしてもよ
い。各種の添加剤を加えてもよいし、水の蒸発を助け乾
燥性を上げるため少量の水溶性有機溶剤を添加してもよ
い。ロールコート、スプレー、はけ塗り等により基材樹
脂に塗布することができる。
溶剤の助けを借りなければ水に分散させることができな
かった。しかし、本発明ではカルボキシル基含有プロピ
レン−α−オレフィン共重合体を使用すると塩素化ポリ
プロピレンの熱分解が抑制されることを見出したことに
より、有機溶剤なしで水分散液を得ることを可能にした
ものである。さらに、カルボキシル基含有プロピレン−
α−オレフィン共重合体はポリプロピレンに対する接着
性を有しているので、該成分の添加により塩素化ポリプ
ロピレンの接着性を低下させることがない。
るが本発明はこれによって限定されるものではない。
アイソタクチックポリプロピレン 500gを、攪拌機と滴
下ロートとモノマーを還流するための冷却管を取り付け
た三口フラスコに入れ、 180℃で一定に保たれた油浴中
で完全に溶融した。フラスコ内の窒素置換を約10分間行
った後、攪拌を行いながら無水マレイン酸20gを約5分
間かけて投入し、次にジ−t−ブチルパーオキシド2g
を10mlのヘプタンに溶解し滴下ロートより約30分間かけ
て投入した。このとき、系内は 180℃に保たれ、さらに
約1時間反応を継続した後、アスピレーターでフラスコ
内を減圧しながら約30分間かけて未反応の無水マレイン
酸を取り除いた。次にこの生成物をグラスライニングさ
れた反応釜に約 300g投入し、5リットルの四塩化炭素
を加え、2kg/cm2 の圧力下に 110℃で十分に溶解した
後、紫外線を照射しつつ、塩素含有率が24重量%になる
までガス状の塩素を反応釜底部より吹込んだ。反応終了
後、押出し機を通して溶媒である四塩化炭素を減圧除去
しカルボキシル基含有塩素化ポリプロピレンの固形品ペ
レットを得た。このものの酸価は26、融点は90℃、数平
均分子量は 28000であった。
ートを取り付けた四口フラスコ中でプロピレン−ブテン
−エチレン共重合体(プロピレン成分68モル%) 500g
を加熱溶融させた後、系の温度を 180℃に保って攪拌し
ながら無水マレイン酸49gとジクミルパーオキサイド8
gをそれぞれ3時間かけて滴下させ、その後3時間反応
させた後、アスピレーターでフラスコ内を減圧しながら
約30分間かけて未反応の無水マレイン酸を取り除いた。
得られた生成物は酸価75、融点95℃、数平均分子量 120
00であった。
有塩素化ポリプロピレン80gと製造例2のカルボキシル
基含有プロピレン−α−オレフィン共重合体20gを攪拌
機付きのフラスコに取り 120℃に加熱して溶融させた。
非イオン性界面活性剤ノニオンNS−212(日本油脂
製)10gを加えてよく攪拌し、エタノールアミン3g
(0.7 化学当量)を添加した。温度を 100℃に保ち、強
く攪拌しながら90℃の水を少量ずつ加えていった。粘度
が上昇したが、そのまま水を加え続けると粘度は低下し
た。水を 150g加えたところで内容物を取りだした。内
容物は乳白色の液体であった。
有塩素化ポリプロピレン95gと製造例2のカルボキシル
基含有プロピレン−α−オレフィン共重合体5gを攪拌
機付きのフラスコに取り 120℃に加熱して溶融させた。
非イオン性界面活性剤ノニオンNS−212(日本油脂
製)15gを加えてよく攪拌し、モルホリン3g(0.7 化
学当量)を添加した。温度を 100℃に保ち、強く攪拌し
ながら90℃の水を少量ずつ加えていった。粘度が上昇し
たが、そのまま水を加え続けると粘度は低下した。水を
150g加えたところで内容物を取りだした。内容物は乳
白色の液体であった。
有塩素化ポリプロピレン 100gを攪拌機付きのフラスコ
に取り 120℃に加熱して溶融させた。非イオン性界面活
性剤ノニオンNS−212(日本油脂製)10gを加えて
よく攪拌し、エタノールアミン2g(0.7化学当量)を
添加した。温度を 100℃に保ち、強く攪拌しながら90℃
の水を少量ずつ加えていった。粘度が上昇し、そのまま
水を加え続けたが分散液にならず樹脂と水が分離した。
有塩素化ポリプロピレン80gと融点 100℃の酸変性ポリ
エチレンワックス20gを攪拌機付きのフラスコに取り 1
20℃に加熱して溶融させた。非イオン性界面活性剤ノニ
オンNS−212(日本油脂製)15gを加えてよく攪拌
し、エタノールアミン2g(0.7 化学当量)を添加し
た。温度を100 ℃に保ち、強く攪拌しながら90℃の水を
少量ずつ加えていった。粘度が上昇したが、そのまま水
を加え続けると粘度は低下した。水を 150g加えたとこ
ろで内容物を取りだした。内容物は乳白色の液体であっ
たが、放置すると沈殿が生成した。
有塩素化ポリプロピレン 100gとトルエン20gを攪拌機
付きのフラスコ取り 120℃に加熱して溶融させた。非イ
オン性界面活性剤ノニオンNS−212(日本油脂製)
20gを加えてよく攪拌し、エタノールアミン2g(0.7
化学当量)を添加した。温度を 100℃に保ち、強く攪拌
しながら90℃の水を少量ずつ加えていった。粘度が上昇
したが、そのまま水を加え続けると粘度は低下した。水
を 150g加えたところで内容物を取りだした。内容物は
乳白色の液体であったが、大きな塊が多数あった。
び比較例2、3の水性分散液をろ過した液をポリプロピ
レン樹脂板にスプレー塗布し、80℃で15分乾燥した。次
に、二液型ウレタン系上塗り塗料を塗装し、10分間室温
で放置し、熱風乾燥器を用いて80℃で30分間強制乾燥し
た。得られた塗装板を室温で1日間放置した後塗膜の試
験を行った。結果を表1に示した。
間隔で 100個のゴバン目を作り、その上にセロハン粘着
テープを密着させて 180度方向に引き剥し、残存するゴ
バン目の数を数えた。
リンに2時間浸漬後、塗膜の状態を目視にて観察した。
て観察した。
に対し、実施例1、2では水分散液が製造できており本
発明の効果がはっきりわかる。比較例2では沈殿を無視
すれば水分散液が製造できるものの表1からわかるよう
に接着性が劣っている。比較例3では有機溶剤を使用し
ており、しかも塊が生じている。このように本発明は有
機溶剤を使用せず接着性に優れた水分散液を作ることが
できる。
Claims (4)
- 【請求項1】 (a)酸価が10ないし60、塩素含有
率が15〜35重量%のカルボキシル基含有塩素化ポリ
プロピレン、70〜98重量% (b)数平均分子量が2000ないし20000であ
り、酸価が30ないし150のカルボキシル基含有プロ
ピレン−α−オレフィン共重合体、30〜2重量%、を
塩基性物質で中和し非イオン性界面活性剤を使って水に
分散させたことを特徴とする水性分散液。 - 【請求項2】 カルボキシル基含有塩素化ポリプロピレ
ンの融点が120℃以下、数平均分子量が5000ない
し40000である請求項1記載の水性分散液。 - 【請求項3】 (a)酸価が10ないし60、塩素含有
率が15〜35重量%のカルボキシル基含有塩素化ポリ
プロピレン、70〜98重量% (b)数平均分子量が2000ないし20000であ
り、酸価が30ないし150のカルボキシル基含有プロ
ピレン−α−オレフィン共重合体、30〜2重量%、を
混合し、非イオン性界面活性剤、及びカルボキシル基に
対して0.4〜1.5化学当量の塩基性物質を加えて溶
融混練し、混練物に水を加えて水中に分散体を形成させ
ることを特徴とする水性分散液の製造方法。 - 【請求項4】 カルボキシル基含有塩素化ポリプロピレ
ンの融点が120℃以下、数平均分子量が5000ない
し40000である請求項3記載の水性分散液の製造方
法。
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