JP2698835B2 - バタフライ演算装置 - Google Patents

バタフライ演算装置

Info

Publication number
JP2698835B2
JP2698835B2 JP63329772A JP32977288A JP2698835B2 JP 2698835 B2 JP2698835 B2 JP 2698835B2 JP 63329772 A JP63329772 A JP 63329772A JP 32977288 A JP32977288 A JP 32977288A JP 2698835 B2 JP2698835 B2 JP 2698835B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subtraction
storage device
adder
register
addition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63329772A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02173871A (ja
Inventor
隆久 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP63329772A priority Critical patent/JP2698835B2/ja
Publication of JPH02173871A publication Critical patent/JPH02173871A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2698835B2 publication Critical patent/JP2698835B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Complex Calculations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、画像圧縮処理に用いられる離散コサイン変
換処理装置等に使用されるバタフライ演算装置に関す
る。
[従来の技術] 最近、テレビ電話などに使用される画像圧縮分野に
は、例えば、現在離散コサイン変換(以下、DCTと略称
する。)を利用した画像圧縮処理が注目されている。
ここで、離散コサイン変換は、直交変換の一つであ
り、カールネン・レーベ変換と並んでエネルギー集中度
の最も高い変換法といわれるものである。
いま、信号f(j)(j=0、1、…、N−1)の一
次元離散コサイン変換F(u)(u=0、1、…、N−
1)は次式で定義される。
ただし、 また、逆変換は、 で定義される。
つまり、DCTは、ある波形を周波数成分に分割して、
入力サンプル数と同じ数だけコサイン波で表現するもの
である。そして、夫々の波形は、 F(0):直流 F(1):cos[(2j+1)π/2N] F(2):cos[(2j+1)2π/2N] で表現される。ここで、N=8の場合には、第3図に示
すようになる。
このような直交変換を画像に対して施すことにより、
エネルギーが集中し、そのエネルギーの多い成分だけを
符号化することで、画像圧縮が行なわれるようになる。
ところで、このようなDCTを定義式のままで計算しよ
うとすると計算量が膨大になるため、汎用のマイクロプ
ロセッサーでは、処理に相当な時間がかかってしまい、
現実的でない。
そこで、DCTの演算を効率よく実行するため、参考文
献IEEE TRANSACTION ON COMMUNICATIONS.VOL.COM−25、
NO.11、NOVEMBER 1977(Adaptive Coding of Monochrom
e and Color Image、WEN−HSIUNG CHEN、C.HARRISON SM
ITH)に記述されているようなDCTフローグラフが考えら
れている。第4図は、このようなDCTフローグラフの一
例を示すもので、ここでは、8次DCTフローグラフを示
している。そして、このようなグラフを用いての演算
は、第5図に示すバタフライ演算のパターンが基本とな
り、データx、yに対して ax+by=X bx−ay=Y より加減算および乗算を実行することにより、X、Yを
求めるようになる。
[発明が解決しようとする課題] ところが、このようなフローグラフを利用した高速演
算法を用い、加減乗算数を削減して処理したとしても、
数10ms程度で取込まれる画像データを変換するのに何十
分も要するのが現状であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、画像符号
化におけるDCT処理等に使用されるバタフライ演算を効
率良く行なうことができるバタフライ演算装置を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、加減算手段と記憶手段を有する演算ブロッ
クを2系統具備していて、これら演算ブロックの加減算
手段の一方が加算用の時、他方が減算用になるように交
互に切換えると共に、各演算ブロックの記憶手段より読
み出される2つのデータを同時に各加減算手段に与え、
これら加減算手段での演算結果を再び各演算ブロックの
記憶手段に書込むようになっている。
[作用] この結果、2つの記憶手段より読出されたデータに対
して2つの加減算器の機能を交互に加算および減算用に
切換えながら同時に加減算を実行できるようになるの
で、効率よくバタフライ演算ができ、結果としてDCT処
理等の符号化演算を短時間に効率よく実行できることに
なる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面にしたがい説明する。
第1図は、同実施例の回路構成を示すものである。図
において、1、2は記憶装置で、記憶装置1はレジスタ
A0〜A5を有し、記憶装置2はレジスタB0〜B5を有してい
る。
記憶装置1からの第1の出力データをシフター3を介
して加減算器5の一方入力端子に与えるとともに、セレ
クタ8の端子cに与え、第2の出力データをセレクタ7
の端子pに与えるようにしている。また、記憶装置2か
らの第1の出力データをシフター4を介して加減算器6
の一方入力端子に与えるとともに、セレクタ7の端子c
に与え、第2の出力データをセレクタ8の端子pに与え
るようにしている。ここで、セレクタ7は共通端子から
の出力を加減算器6の一方入力端子に与え、セレクタ8
は共通端子からの出力を加減算器7の一方入力端子に与
えるようにしている。そして、加減算器6の演算結果を
記憶装置1に、加減算器7の演算結果を記憶装置2に夫
々与えるようにしている。
次に、このように構成した実施例の動作を説明する。
この場合、第2図に示すDCTフローグラフに基づく演
算処理を説明する。ここでは、画像データf0、f1、f2、
f3が記憶装置1のレジスタA0、A1、A2、A3に、画像デー
タf4、f5、f6、f7が記憶装置2のレジスタB0、B1、B2、
B3に夫々記憶されている。また、ここではA系統の加減
算器5を加算器、B系統の加減算器6を減算器とすると
きを設定1、逆にA系統の加減算器5を減算器、B系統
の加減算器6を加算器とするときを設定2としている。
まず、第2図のステップA1では、セレクタ7、8の共
通端子を端子c側に接続し、シフター3、4のシフト量
をいずれも「0」に設定している。この状態から、最
初、記憶装置1のレジスタA0のデータf0と記憶装置2の
レジスタB0のデータf7について加算値と減算値が求めら
れ、加算結果がレジスタA0に、減算結果がレジスタB0に
書込まれる。つまり、この場合、設定1により加減算器
5が加算器、加減算器6が減算器に設定され、記憶装置
1のレジスタA0のデータf0と記憶装置2のレジスタB0の
データf7が加減算器5、6に与えられ、加減算器5での
加算結果が記憶装置1のレジスタA0に、加減算器6での
減算結果が記憶装置2のレジスタB0に書込まれるように
なる。次に、記憶装置1のレジスタA2のデータf2と記憶
装置2のレジスタB2のデータf5について加算値と減算値
が求められ、加算結果がレジスタA2に、減算結果がレジ
スタB2に書込まれる。つまり、この場合、設定2に切換
えられ、加減算器5が減算器、加減算器6が加算器に設
定され、記憶装置1のレジスタA2のデータf2と記憶装置
2のレジスタB2のデータf5が加減算器5、6に与えら
れ、加減算器5での加算結果が記憶装置1のレジスタA2
に、加減算器6での減算結果が記憶装置2のレジスタB2
に書込まれる。同様にして、記憶装置1のレジスタA1の
データf1と記憶装置2のレジスタB1のデータf6に対して
は設定1、記憶装置1のレジスタA3のデータf3と記憶装
置2のレジスタB3のデータf4に対しては設定2により夫
々演算が行なわれる。
このようにして、加減算器5、6の設定を交互に切換え
つつ加減算演算を同時に実行するとともに、この演算結
果を記憶装置1、2に振分けて書込むことにより、ステ
ップA1の演算が実行され、次のステップA2以降の演算に
備えるようになる。ここで、フローグラフ上での( )
内は、演算結果を記憶しているレジスタを示している。
その後、ステップA2以降の演算が実行されるが、ここ
での加減算は上述と同様であり、また、乗算は、セレク
タ7、8の共通端子を端子p側に接続し、A系統、B系
統を並列動作させながら実行される。
なお、本発明は上記実施例にのみ限定されず、要旨を
変更しない範囲で適宜変形して実施できる。上述の実施
例では、8次のDCT処理について述べたが、これ以外の
場合にも同様にして実施できる。
[発明の効果] 2つの記憶手段より読出されたデータに対して2つの
加減算器の機能を交互に加算および減算用に切換えなが
ら同時に加減算を実行できるようにしたので、効率よく
バタフライ演算ができ、結果としてDCT処理等の符号化
演算を短時間に効率よく実行でき、しかも回路構成も簡
単にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の回路構成を示すブロック
図、第2図は同実施例の動作を説明するためのフローグ
ラフ、第3図はDCTの考え方を説明するための図、第4
図および第5図はDCTフローグラフを説明するための図
である。 1、2…記憶装置、3、4…シフター、5、6…加減算
器、7、8…セレクタ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加減算手段と記憶手段を有する演算ブロッ
    クを2系統具備し、これら演算ブロックの加減算手段の
    一方が加算用の時、他方が減算用になるように交互に切
    換えると共に、各演算ブロックの記憶手段より読み出さ
    れる2つのデータを同時に各加減算手段に与え、これら
    加減算手段での演算結果を各演算ブロックの記憶手段に
    書込むようにしたことを特徴とするバタフライ演算装
    置。
JP63329772A 1988-12-27 1988-12-27 バタフライ演算装置 Expired - Lifetime JP2698835B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63329772A JP2698835B2 (ja) 1988-12-27 1988-12-27 バタフライ演算装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63329772A JP2698835B2 (ja) 1988-12-27 1988-12-27 バタフライ演算装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02173871A JPH02173871A (ja) 1990-07-05
JP2698835B2 true JP2698835B2 (ja) 1998-01-19

Family

ID=18225093

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63329772A Expired - Lifetime JP2698835B2 (ja) 1988-12-27 1988-12-27 バタフライ演算装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2698835B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0992885B1 (en) * 1998-10-06 2005-12-28 Texas Instruments Incorporated Multiplier accumulator circuits

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02173871A (ja) 1990-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Arai et al. A fast DCT-SQ scheme for images
JP3546437B2 (ja) 適応形ビデオ信号演算処理装置
US5649077A (en) Modularized architecture for rendering scaled discrete cosine transform coefficients and inverse thereof for rapid implementation
KR950009472A (ko) 2차원 이산코사인 변환장치, 2차원 역이산코사인 변환장치 및 디지탈 신호처리 장치
US9378186B2 (en) Data processing apparatus and method for performing a transform between spatial and frequency domains when processing video data
WO2000067147A1 (en) Methods and systems for performing short integer chen idct algorithm with fused multiply/add
JPH09212484A (ja) 離散コサイン変換方法
JPS622721A (ja) 画像信号の符号化・復号化装置
JP2698835B2 (ja) バタフライ演算装置
US20010054051A1 (en) Discrete cosine transform system and discrete cosine transform method
KR100377084B1 (ko) 이산코사인변환회로,이산코사인역변환회로,mpeg비디오인코더및mpeg비디오디코더
US5343501A (en) Orthogonal transform apparatus for video signal processing
JP4933405B2 (ja) データ変換装置及びその制御方法
JP6555814B2 (ja) 直交変換処理装置、逆直交変換処理装置、符号化装置、復号装置、及びコンピュータプログラム
JP2002519957A (ja) 符号関数を処理する方法および装置
JP2532588B2 (ja) 直交逆変換装置
Jamkhandi et al. Parallel hardware-software architecture for computation of Discrete Wavelet Transform using the Recursive Merge Filtering algorithm
JP2958968B2 (ja) ディスクリートコサイン演算装置
JP2802158B2 (ja) 逆直交変換方法および逆直交変換回路
JP2698824B2 (ja) ディスクリートコサイン変換装置
JPH02237370A (ja) ディスクリートコサイン変換装置
JPS62239271A (ja) 数値信号の一次変換用回路
KR100246374B1 (ko) 픽셀 데이타의 8x8블럭 변환장치
JP2002197075A (ja) データ処理装置及びその制御方法、データ処理方法、コンピュータ可読メモリ
JP2958966B2 (ja) ディスクリートコサイン変換装置