JP2698589B2 - 排紙制御装置 - Google Patents

排紙制御装置

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JP2698589B2
JP2698589B2 JP62334765A JP33476587A JP2698589B2 JP 2698589 B2 JP2698589 B2 JP 2698589B2 JP 62334765 A JP62334765 A JP 62334765A JP 33476587 A JP33476587 A JP 33476587A JP 2698589 B2 JP2698589 B2 JP 2698589B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は自動給紙装置(ASF;Auto Sheet Feeder)を
装着可能としたプリンタに用いられる排紙制御装置に関
する。 (従来の技術) 従来、自動給紙装置(以下ASFと称す)を装着脱可能
としたプリンタに於いて、用紙へ印刷後、その用紙を排
出する排紙制御手段としては、ASFの装着有無に拘らず
常に同一の排紙動作を行なう排紙制御手段と、ユーザが
印刷前に指定したモード(ASF装着モード/ASF非装着モ
ード)に応じて排紙動作を切替える排紙制御手段とがあ
る。 (発明が解決しようとする問題点) 上記した各排紙制御手段のうち、ASFの装着有無に拘
らず常に同一の排紙動作を行なう排紙制御手段は、ASF
装着時、又はASF非装着時のいずれかに於いて余分な用
紙送り等の無駄な動作が介在し、印刷処理全体の処理速
度が遅くなるという問題が生じる。又、ユーザが印刷前
に指定したモードに応じて排紙動作を切替える排紙制御
手段は、実際に排紙を行なうとき、ASF装着状態が、ユ
ーザの指定と異なっていると、誤動作してしまうという
問題が生じる。 本発明は上記実情に鑑みなされたもので、ASFを装着
脱可能としたプリンタに於いて、ユーザの操作負担を何
等必要とせずに、ASFの装着時及び非装着時の何れに於
いても無駄の無い、能率のよい排紙動作が行なえる排紙
制御装置を提供することを目的とする。 [発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は、ASFを装着脱可能としたプリンタを有して
なるシステムに於いて、ASFのプリンタへの装着脱に伴
ってオン/オフ切替えされるASF装着有無情報の発生手
段と、印刷後の用紙の排出に際し、上記ASF装着有無情
報を参照しASFが装着されているか否かを判別する手段
と、同手段の判別結果に従い、用紙の排出動作モードを
ASFの装着時に固有の、印刷終了後の用紙を自動給紙装
置のスタッカ部へ排出するまで搬送する、第1の用紙排
出動作モード、又は非装着時に固有の、印刷後の用紙を
当該用紙の一部を残した状態でプリンタの用紙排出口か
ら排出されるまで搬送する、第2の用紙排出動作モード
に切替えて、同モードに従い印刷された用紙の排出処理
を実行する手段とを有してなる。 (作用) 印刷後の用紙の排出に際し、ASF装着有無情報がプリ
ンタインターフェイスを介してCPUに読込まれ、ASFが装
着されているか否かが判断される。ここでASFが装着さ
れているときは、印刷された用紙の排出動作モードをAS
Fの装着時に固有の第1の用紙排出動作モードとし、印
刷終了後の用紙を自動給紙装置のスタッカ部へ排出する
まで搬送する、又、ASFが装着されていないときは、印
刷された用紙の排出動作モードをASFの非装着時に固有
の第2の用紙排出動作モードとし、印刷後の用紙を当該
用紙の一部を残した状態でプリンタの用紙排出口から排
出されるまで搬送する。 このようなASFの装着/非装着状態に従う排紙処理手
段を持つことにより、余分な用紙送り等の無駄な排出動
作を無くすことができ、かつASFの装着脱に伴うユーザ
の指定操作を不要として、排紙処理を円滑に能率良く行
なうことができる。 (実施例) 以下図面を参照して本発明の一実施例を説明する。 第1図は上記実施例に係る文書作成装置の基本的な構
成を示すブロック図である。 第1図に於いて、10はマイクロプロセッサ(CPU)、1
1は同マイクロプロセッサ10によりアクセスされるRAM、
12は同ROMである。 上記マイクロプロセッサ(以下CPUと称す)10は装置
全体の制御を行なうもので、上記RAM11及びROM12をアク
セスし、入力指示に従うプログラムの起動で、文書の入
力、編集処理、更には第2図に示すような排紙処理を含
む印刷制御処理等を実行する。RAM11は、文書作業領域
(ワークバッファ)、行イメージ領域(印字バッフ
ァ)、外字登録領域、語句登録領域、制御情報領域等を
もつ。ROM12は、CPU10で処理される、文書の入力・編集
処理プログラムをはじめ、第2図に示す排紙処理を含む
印刷制御処理プログラム等、各種のプログラムが格納さ
れるプログラム領域、表示・印字に供される文字パター
ンが格納される文字パターン領域、仮名又はローマ字で
入力された“読み”を漢字に変換するための各種辞書が
登録される辞書領域等をもつ。 13はキー操作に伴うキー入力コードをCPU10に受け渡
すキーボードインターフェイス(KB−IF)、14は文字キ
ー、ファンクションキー等を有してなるキーボード(K
B)である。15はCPU10の表示ドライブ制御の下に文書を
表示器16に表示する表示コントローラ(表示CNT)、16
は表示コントローラ15により表示ドライブされる表示
器、17は表示すべき文書情報が格納される表示用RAMで
ある。18はCPU10の制御の下にプリンタ19をドライブ制
御するプリンタインターフェイス(PRT−IF)、19はプ
リンタインターフェイス18の制御の下に用紙上に文書を
印刷するプリンタ、20はプリンタ19に装着脱可能なASF
(自動給紙装置)である。 18a,18bはそれぞれプリンタインターフェイス18内に
設けられた印刷制御レジスタである。この各印刷制御レ
ジスタ18a,18bのうち、印刷制御レジスタ18aはプリンタ
19側の各種状態情報(CPU10へ送出する印刷状態情報)
を貯えるもので、ここでは同レジスタ18a内にASF20の装
着有無を示すASF装着状態表示ビットFが設けられる。
このASF装着状態表示ビットFは、ASF20がプリンタ19に
装着され、プリンタ19とASF20がコネクタ接続されてASF
20が動作可能な状態となった際に特定のレベル状態(例
えば“1"レベル状態)となるもので、例えば第3図に示
す如く回路接続される。又、上記印刷制御レジスタ18b
は印字出力制御のためのパラメータを含む各種の印字制
御データを貯えるもので、ここでは排紙処理時に於いて
CPU10の制御の下に用紙送り量を規定するモータの駆動
ステップ数データ(STP)がセットされる。 21はCPU10の制御の下にフロッピィディスクドライブ2
2をリード/ライト制御するFDDインターフェイス(FDD
−IF)、22はFDDインターフェイス21によりリード/ラ
イト制御されるフロッピィディスクドライブ(FDD)で
ある。 第2図は上記実施例に於ける印刷処理実行時の排紙処
理フローを示すフローチャートであり、用紙上への印刷
終了に伴い、CPU10の制御の下に実行される。 第3図は上記実施例に於けるASF装着状態表示ビット
Fの制御回路を簡略化して示したもので、ここではASF2
0がプリンタ19に装着され、プリンタ19とASF20がコネク
タ19C,20Cにより回路接続されてASF20が動作可能な状態
となることにより、信号線LがASF20の装着状態を示す
特定のレベル状態(例えば“1"レベル状態)となる。こ
の信号線の状態が印刷制御レジスタ18a内のASF装着状態
表示ビットFにラッチされ、CPU10に読込まれる。 第4図(a)乃至(c)はそれぞれ上記実施例の動作
を説明するための図であり、図中、Pは排紙の対象とな
る印刷済みの用紙、41は用紙送りの際に矢印の方向に回
転駆動されるプラテン、42は用紙を検出する用紙検出機
構、43は印字ヘッドである。 ここで上記第1図乃至第4図を参照して本発明の一実
施例による動作を説明する。尚、ここでは用紙送りモー
タがプリンタ19とASF20のそれぞれに独立して設けら
れ、用紙有無の検出はプリンタ19側に於いてのみ行なわ
れる場合を例にとっている。 印刷モード時に於いて、CPU10はRAM11の行イメージ領
域(印字バッファ)に展開した印刷イメージをプリンタ
インターフェイス18を介してプリンタ19に転送し、用紙
上に印字出力する。同用紙上への印字が終了すると、CP
U10は第2図に示す排紙処理を実行する。この排紙処理
は、先ずCPU10がインターフェイス18に設けられた印刷
制御レジスタ18a内のASF装着状態表示ビットFの内容を
読込み、プリンタ19にASF20が装着されているか否かを
判断する(第2図ステップS1,S2)。 この際、ASF装着状態表示ビットFの内容は、ここで
は、プリンタ19にASF20が装着されていれば“1"、装着
されていなければ“0"となっている。 ここで、CPU10はプリンタ19にASF20が装着されている
(F=“1")ことを判断すると、印刷された用紙の排出
動作モードをASFの装着時に固有の用紙排出動作モード
として、用紙を搬送方向の長さ分以上の所定のフィード
量をもってプリンタ19より排出しASF20のスタッカに搬
出する(第2図ステップS3〜S10)。又、ASFが装着され
ていない(F=“0")ことを判断すると、印刷された用
紙の排出動作モードをASFの非装着時に固有の用紙排出
動作モードとし、用紙を搬送方向の長さ分以内の所定の
フィード量(手で引抜くことのできる状態)をもって一
部を残しプリンタ19より排紙する(第2図ステップS11
〜S17)。 即ち、印刷された用紙の排出処理に於いて、CPU10
は、プリンタ19にASF20が装着されていることを判断す
ると(第2図ステップS2)、先ずプリンタ19内の用紙検
出機構の出力信号が用紙無しを検出するまで(即ち用紙
の下端が用紙検出機構の検出位置を過ぎるまで)プリン
タ19及びASF20の各用紙送りモータを駆動した後(第2
図ステップS3〜S5)、ここを基準位置として更に同用紙
がASF20のスタッカに搬入されるまでプリンタ19、及びA
SF20の各用紙送りモータを駆動すべく、用紙の搬送方向
の長さ分以上の所定フィード量の駆動ステップ数データ
(STP1)を印刷制御レジスタ18bにセットして、用紙送
り指令を出す(第2図ステップS6)。この際の用紙無し
検出位置(基準位置)までの用紙搬送状態例を第4図
(a)に示している。これにより上記駆動ステップ数デ
ータ(STP1)で与えられるフィード量をもってプリンタ
19とASF20の各用紙送りモータが駆動制御され、印刷終
了した用紙が第4図(b)に示すように用紙の搬送方向
の長さ分以上の所定フィード量をもってプリンタ19より
搬出された後、ASF20のスタッカにスタックされる(第
2図ステップS7〜S10)。 又、印刷された用紙の排出処理に於いて、CPU10は、
プリンタ19にASF20が装着されていないことを判断する
と(第2図ステップS2)、先ずプリンタ19内の用紙検出
機構42の出力信号が用紙無しを検出するまで(即ち第4
図(a)に示すように用紙の下端が用紙検出機構42の検
出位置を過ぎるまで)プリンタ19の用紙送りモータを駆
動(プラテン駆動)した後(第2図ステップS11〜S1
3)、ここを基準位置として更に同用紙が一部を残して
プリンタ19の用紙排出口より搬出されるまでプリンタ19
の用紙送りモータを駆動すべく、用紙の搬送方向の長さ
分以内の所定フィード量の駆動ステップ数データ(STP
2)を印刷制御レジスタ18bにセットして、用紙送り指令
を出す(第2図ステップS14)。これにより上記駆動ス
テップ数データ(STP2)で与えられるフィード量をもっ
てプリンタ19の用紙送りモータが駆動制御され、印刷終
了した用紙が第4図(c)に示すように用紙の搬送方向
の長さ分以内の所定フィード量をもって下端の一部を残
し(手で引抜くことのできる状態で)プリンタ19より搬
出される(第2図ステップS15〜S17)。 このように、プリンタ19にASF20が装着されていると
きは、プリンタ19及びASF20の各用紙送りモータを駆動
制御して、印刷後の用紙がASF20のスタッカに落ちるま
で用紙送りが行なう。又、プリンタ19にASF20が装着さ
れていないときは、プリンタ19の用紙送りモータを駆動
制御して、印刷後の用紙がプリンタ19より手操作で引抜
くことのできる状態となるまで用紙送りを行なう。 このような排紙処理機能をもつことにより、従来の如
くASF装着有無に拘らず同じ排紙動作を行なっていた場
合の排紙処理に於ける余分な用紙送り等の無駄な動作を
回避でき、能率の良い印刷処理が実行できる。又、ユー
ザのASF装着モード指定を一切不要としたため、操作性
の向上が計れるとともに、従来、発生していた、ユーザ
のモード指定と実際のASF装着状態に相違があるときの
誤動作を回避できる。 尚、上記した実施例では、ASF20の装着有無を示す状
態信号(ASF装着状態表示ビットF)をプリンタ19とASF
20のコネクタ(19C,20C)接続状態により得る構成とし
ているが、これに限らずASF20の装着有無状態をCPU10が
認識できる構成であればよく、例えばマイクロスイッ
チ、又はフォトセンサ等を用いた他の構成によるASF装
着状態検出機構であってもよい。 [発明の効果] 以上詳記したように本発明の排紙制御装置によれば、
自動給紙装置を装着可能としたプリンタに於いて、プリ
ンタに自動給紙装置が装着されているか否かを判別する
自動給紙装置の装着状態判別手段と、自動給紙装置が装
着されていることを判別したとき、印刷終了後の用紙を
自動給紙装置のスタッカ部へ排出するまで搬送する第1
の排紙制御手段と、上記装着状態判別手段で自動給紙装
置が装着されていないことを判別したとき、印刷後の用
紙を当該用紙の一部を残した状態で上記プリンタの用紙
排出口から排出されるまで搬送する第2の排紙制御手段
とを備えてなる構成としたことにより、ユーザの操作負
担を何等必要とせずに、自動給紙装置の装着時及び非装
着時の何れに於いても無駄の無い、能率のよい排紙動作
が行なえる排紙制御装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
上記実施例の排紙処理フローを示すフローチャート、第
3図は上記実施例に於けるASF装着状態表示ビットFの
信号入力回路例を簡略化して示す回路ブロック図、第4
図は上記実施例に於ける用紙の搬送状態を示す動作説明
図である。 10……CPU、11……RAM、12……ROM、13……キーボード
インターフェイス(KB−IF)、14……キーボード(K
B)、15……表示コントローラ(表示CNT)、16……表示
器、17……表示用RAM、18……プリンタインターフェイ
ス(PRT−IF)、18a,18b……印刷制御レジスタ、19……
プリンタ(PRT)、20……ASF(自動給紙装置)、21……
FDDインターフェイス(FDD−IF)、22……フロッピィデ
ィスクドライブ(FDD)、19C,20C……コネクタ、41……
プラテン、42……用紙検出機構、43……印字ヘッド、P
……用紙、F……ASF装着状態表示ビット。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.自動給紙装置を装着可能としたプリンタに於いて、 同プリンタに自動給紙装置が装着されているか否かを判
    別する自動給紙装置の装着状態判別手段と、 同装着状態判別手段で自動給紙装置が装着されているこ
    とを判別したとき、印刷終了後の用紙を自動給紙装置の
    スタッカ部へ排出するまで搬送する第1の排紙制御手段
    と、 上記装着状態判別手段で自動給紙装置が装着されていな
    いことを判別したとき、印刷後の用紙を当該用紙の一部
    を残した状態で上記プリンタの用紙排出口から排出され
    るまで搬送する第2の排紙制御手段と を具備してなることを特徴とする排紙制御装置。
JP62334765A 1987-12-28 1987-12-28 排紙制御装置 Expired - Lifetime JP2698589B2 (ja)

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