JP2698219B2 - ビルの給水装置 - Google Patents

ビルの給水装置

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JP2698219B2
JP2698219B2 JP5373591A JP5373591A JP2698219B2 JP 2698219 B2 JP2698219 B2 JP 2698219B2 JP 5373591 A JP5373591 A JP 5373591A JP 5373591 A JP5373591 A JP 5373591A JP 2698219 B2 JP2698219 B2 JP 2698219B2
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water
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water tank
pump
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敏郎 松尾
隆治 井上
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビルの給水装置に係
り、特にマンション、ホテル等のビルの給水装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開昭61ー216943
号公報に記載されているように、高置水槽に水位検出器
を設け、この水位検出器から出力される検出信号に応じ
てポンプを作動させて、高置水槽内の水位を常に所定の
水位に維持するビルの給水装置が提案されている。この
ビルの給水装置は、水槽内の水位が最低水位か最高水位
かを検出しているにすぎない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、給水装置が
設けられるビルが例えばリゾート地域のマンションやホ
テルの場合、その利用目的が避暑やレジャー、スポーツ
に限定されるので、利用客が少ない閑散期には水槽内に
貯えられた水が長時間使用されずに滞留する現象、いわ
ゆる死水発生現象が起こり、衛生上問題であった。
【0004】本発明は、上記した従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、水槽内に滞留す
る死水を極力少なくし、常に新鮮な水を供給することが
できるビルの給水装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、第1の水槽から第2の水槽へ水を送り込
むポンプと、前記第1の水槽、第2の水槽のそれぞれの
水位を検出する第1の水位検出器とを有し、この第1の
水位検出器により検出される水位まで第1の水槽及び第
2の水槽に水を貯えるようにしたビルの給水装置におい
て、前記第1の水槽、第2の水槽のそれぞれに設置さ
れ、前記水位より低い予め設定された第2の水位を検出
する第2の水位検出器と、前記第1の水位検出器によっ
て水位検出をおこなうか、前記第2水位検出器によって
水位検出をおこなうかを選択する選択手段と、前記ポン
プの不稼働時間を計測し、これが予め設定された時間に
達したときに信号を出力する不稼働時間計測手段と、こ
の不稼働時間計測手段からの出力信号によって、前記第
1の水槽及び第2の水槽の少なくとも一方の水を給水ラ
イン外に排出する排出手段とを備えた構成にしてある。
【0006】
【作用】本発明は、上記のように構成してあることか
ら、ビルの利用客が少なく、使用する水量が少ない閑散
期には、選択手段を操作して第2の水位検出手段による
水位検出をおこなわせるようにし、水槽内の貯水量を少
なくする等、使用水量に見合った適正な水量を貯水でき
るとともに、予め定められた時間に達するまで水槽内に
水が滞留したときには不稼働時間計測手段から排出手段
に信号が出力され、この排出手段が作動し、水槽内の水
が給水ライン外に排出され、これにより常に新鮮な水を
供給することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明のビルの給水装置の一実施例を
図に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例を示す
ブロック図である。
【0008】この図1に示すように、ビル1に設置され
た第1の水槽(以下、「受水槽」という)2、及び第2
の水槽(以下、「高置水槽」という)3と、受水槽2か
ら高置水槽3へ揚水管4を介して水を送り込むポンプ5
と、ビル1内に敷設され前記高置水槽3に接続された給
水管6と、この給水管6に取り付けられた給水栓7と、
給水管6に接続され、給水ライン外に水を排出する排出
手段である止水弁8及び排水管9と、この排水管9から
流出した水を貯える水槽10とから構成されている。
【0009】上述した受水槽2は、最高水位を検出する
第1の水位検出器、例えばフロートセンサ11と、最高
水位よりも低い予め設定した水位を検出する第2の水位
検出器、例えばフロートセンサ12と、受水槽2の貯水
水位をこれら2個のセンサのいずれかで検出するかを選
択し切り替える回路切替器13と、外部から水を供給す
る給水管14と、この給水管14に設けられ、フロート
センサ11或いはフロートセンサ12の水位検出信号に
より開閉する給水弁15を備えている。
【0010】上述した高置水槽3は、最高水位を検出し
てポンプ5に停止信号を出力する第1の水位検出器、例
えばフロートセンサ21と、最高水位より低い予め設定
された水位を検出してポンプ5に停止信号を出力する第
2の水位検出器、例えばフロートセンサ22と、高置水
槽3の減水による最低水位を検出してポンプ5に起動信
号を出力する最低水位検出器、例えばフロートセンサ2
3と、高置水槽3内の水が長時間滞留して排出処理され
たときの水位を検出して、ポンプ5に起動信号を出力す
る水位検出器、例えば電極棒24とを備えている。
【0011】また、ポンプ5の起動を制御する制御盤2
6は、選択するセンサ21、22との接続を切り替える
選択手段、例えば回路切替器25を介してフロートセン
サ21、22の何れか一方と接続されており、さらにフ
ロートセンサ23と電極棒24とに接続されている。給
水弁15の開閉を制御する制御盤26は、選択するセン
サ11、12との接続を切り替える回路切替器13を介
してフロートセンサ11、12の何れか一方と接続され
ている。止水弁8の開閉を制御する制御盤26は、ポン
プ5の不稼働時間を計測し、これが所定時間に達したら
信号を出力する不稼働時間計測手段、例えばタイマを内
蔵している。
【0012】この実施例における動作は以下のとおりで
ある。
【0013】水の使用が多い時期には、受水槽2の給水
弁15を開放して給水管14、給水弁15を介し外部か
ら受水槽2へ水を供給する際に、受水槽2の最高水位を
フロートセンサ11が検出して、制御盤26へ信号を出
力するように回路切替器13を接続しておく。これによ
り、フロートセンサ11により検出される最高水位まで
受水槽2に水が貯えられる。また、高置水槽3のフロー
トセンサ21が水位を検出した際に、制御盤26に信号
を出力するように回路切替器25を接続しておくと、水
の使用に伴い、高置水槽3の水がフロートセンサ23の
水位まで減少した際にポンプ5が起動しフロートセンサ
21により検出される最高水位まで高置水槽3に水が貯
えられる。
【0014】そして、水の使用が少ない時期になり、ポ
ンプ5の稼働頻度が減少し、ポンプ5の不稼働時間が予
め設定された時間に達すると、制御盤26内のポンプ不
稼働時間計測手段から信号が出力され、ポンプ5の起動
を停止したうえで止水弁8が開放されて配水管9を介し
て水槽10へ高置水槽3内の水が排出される。また、高
置水槽3内の水を排水すると、電極棒24が水位を検出
して制御盤26へ信号を出力し、制御盤26は例えば回
路切替器13をフロートセンサ12が水位を検出して信
号を出力するように接続を切替え、かつ、回路切替器2
5をフロートセンサ22が水位を検出して信号を出力す
るように接続を切替えるとともに、ポンプ5を起動さ
せ、高置水槽3のフロートセンサ22によって検出され
る水位まで水を貯える。その後、制御盤26内のポンプ
不稼働時間計測手段から信号が出力される毎に上述の動
作を繰り返す。また、再び水の使用量が多くなったとき
は、タイマの設定、或いは制御盤26に指令信号を出力
する図示しない入力装置の釦操作等により、制御盤26
から回路切替器13及び回路切替器25に切替信号を出
力させ、フロートセンサ11及びフロートセンサ21が
水位を検出するようにすればよい。
【0015】このように構成してある実施例では、受水
槽2、高置水槽3に水の使用量に見合った適正な水量が
貯えられるとともに、ポンプ5の不稼働時間が予め設定
された時間に達すると水槽内の水が給水ライン外に排出
されるので死水の発生がなく、常に新鮮な水を供給する
ことができる。
【0016】なお、上記実施例では、ポンプ5が所定時
間不稼働の場合、高置水槽3の水を排出するようにした
が、受水槽2の水だけを排出するように排出管9、止水
弁8をこの受水槽2に接続する構成にしてもよく、また
両水槽2、3の水を共に排出するように構成してもよ
い。
【0017】
【発明の効果】本発明のビルの給水装置は以上のように
構成してあることから、ビルの利用客が少なく使用する
水量が少ない閑散期には、水槽内の貯水量を少なくし、
使用水量に見合った適正な水量を貯えることができ、設
定された時間に達するまで水槽内に水が滞留したときに
は、水槽内の水が給水ライン外に排出されるので、常に
新鮮な水を供給できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明のビルの給水装置の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 ビル 2 受水槽(第1の水槽) 3 高置水槽(第2の水槽) 4 揚水管 5 ポンプ 6 給水管 7 給水栓 8 止水弁(排出手段) 9 排水管(排出手段) 10 水槽 11 フロートセンサ(第1の水位検出器) 12 フロートセンサ(第2の水位検出器) 13 回路切替器(選択手段) 14 給水管 15 給水弁 21 フロートセンサ(第1の水位検出器) 22 フロートセンサ(第2の水位検出器) 23 フロートセンサ(最低水位検出器) 24 電極棒(水位検出器) 25 回路切替器(選択手段) 26 制御盤

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の水槽から第2の水槽へ水を送り込
    むポンプと、前記第1の水槽、第2の水槽のそれぞれの
    水位を検出する第1の水位検出器とを有し、この第1の
    水位検出器により検出される水位まで第1の水槽及び第
    2の水槽に水を貯えるようにしたビルの給水装置におい
    て、前記第1の水槽、第2の水槽のそれぞれに設置さ
    れ、前記水位より低い予め設定された第2の水位を検出
    する第2の水位検出器と、前記第1の水位検出器によっ
    て水位検出をおこなうか、前記第2水位検出器によって
    水位検出をおこなうかを選択する選択手段と、前記ポン
    プの不稼働時間を計測し、これが予め設定された時間に
    達したときに信号を出力する不稼働時間計測手段と、こ
    の不稼働時間計測手段からの出力信号によって、前記第
    1の水槽及び第2の水槽の少なくとも一方の水を給水ラ
    イン外に排出する排出手段とを備えたことを特徴とする
    ビルの給水装置。
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CN104278710B (zh) * 2013-07-11 2016-12-28 上海开能环保设备股份有限公司 承压式分质储水罐
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