JP2697690B2 - バイポーラotaおよびマルチプライヤ - Google Patents

バイポーラotaおよびマルチプライヤ

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JP2697690B2
JP2697690B2 JP7163233A JP16323395A JP2697690B2 JP 2697690 B2 JP2697690 B2 JP 2697690B2 JP 7163233 A JP7163233 A JP 7163233A JP 16323395 A JP16323395 A JP 16323395A JP 2697690 B2 JP2697690 B2 JP 2697690B2
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克治 木村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ信号を線
形増幅する差動増幅器たるOTA(Operation
al Transconductance Ampli
fier)に係り、特に半導体集積回路上に形成される
バイポーラトランジスタで構成されるバイポーラOTA
とこのバイポーラOTAを有するマルチプライヤに関す
る。
【0002】
【従来の技術】バイポーラOTAとしては、従来、例え
ば図14に示すものが知られている。このOTAは、複
数の差動対16の一方のトランジスタの入力端をオフセ
ットバイアスを作る手段7を介して一方の入力端子1に
接続し、他方のトランジスタの入力端をオフセットバイ
アスを作る手段8を介して他方の入力端子2に接続し、
各差動対の駆動電流源9の電流値を重みづけ手段18に
より制御し、各差動対の出力を加算手段19で加算して
負荷15に印加するように構成される。
【0003】図14に示す手法は、Multi−tan
h技術として呼びならわされているものである。即ち、
この手法は、J.C.Schmookが1975年に提
案したもの(IEEE Journal of Sol
id−State Circuits,VOL.SC−
10,No.6,pp.407−411,Dec.19
75)をB.E.Andersen等により手法が確立
され、Multi−tanh技術となったとされる(P
h.D.dissertation,Washingt
on State Univ.,USA,1978によ
る)。なお、この手法は、特開平3−98304号公報
に詳述されている。
【0004】また、バイポーラマルチプライヤとして
は、従来、例えば図15に示すものが知られている。こ
のマルチプライヤはギルバートマルチプライヤと呼びな
らわされており、3つの差動対から構成され、2つの差
動対は入力を共通接続され、出力を交叉接続され、これ
らの2つの差動対を駆動する第3の差動対が下段に付い
ている。
【0005】このマルチプライヤの差動出力電流ΔIは
数式(1)で表わされる。ただしαF はトランジスタの
直流電流増幅率である。
【0006】
【数1】
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のバイポーラOT
Aでは、所望の線形動作入力電圧範囲を取得するには複
数の差動対を並列接続した場合差動対とする必要がある
ので、回路規模が大きくなり、しかも線形動作入力電圧
範囲やトランスコンダクタンスの値を電気的に可変設定
できないという問題がある。
【0008】また従来のバイポーラマルチプライヤで
は、所望の線形動作入力電圧範囲を取得するにはダイオ
ード負荷としたエミッタ抵抗を持つ差動対をプレディス
トーション回路とする必要があった。これはギルバート
により示され(ギルバート・ゲイン・セル)、これによ
りそれまでに知られていた図15に示す2重平衡型乗算
器はその後はギルバートセルと呼ばれている。このギル
バートセルはトランジスタを縦積みしているので低電圧
化できないという問題があった。
【0009】本発明は、このように問題に鑑みなされた
もので、その目的は、回路規模を増大させず、かつ広い
入力電圧範囲にわたって直線性が良好なトランスコンダ
クタンス特性を持ち、入力電圧範囲とトランスコンダク
タンスが電圧制御可能なバイポーラOTAと、比較的広
い入力電圧範囲にわたって直線性が良好なトランスコン
ダクタンス特性を持つ低電圧動作可能なバイポーラマル
チプライヤを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のバイポーラOTAは次の如き構成を有す
る。
【0011】即ち、第1発明のバイポーラOTAは、出
力が互いに共通接続され差動信号がオフセットされて入
力するトランジスタ対と制御電圧が入力するトランジス
タとを共通の電流源で駆動するバイポーラ2乗回路と;
前記差動信号が印加され前記トランジスタ対の出力電流
で駆動されるバイポーラ差動対と;を備えたことを特徴
とするものである。
【0012】第2発明のバイポーラOTAは、出力が互
いに共通接続され差動信号が入力するトランジスタ対と
制御電圧が入力するトランジスタとを共通の電流源で駆
動するバイポーラ2乗回路と;前記差動信号が印加され
るバイポーラ差動対と;前記トランジスタ対の出力端と
バイポーラ差動対の駆動端間に介在する2つのカレント
ミラー回路と;を備えたことを特徴とするものである。
【0013】即ち、第3発明のバイポーラOTAは、出
力が互いに共通接続され差動信号が入力するトランジス
タ対と制御電圧が入力するトランジスタとを共通の電流
源で駆動するバイポーラ2乗回路と;前記差動信号が印
加されるバイポーラ差動対と;前記トランジスタの出力
電流を前記バイポーラ差動対のテール電流から引き算す
る形で当該バイポーラ差動対を駆動するカレントミラー
回路と;を備えたことを特徴とするものである。
【0014】なお、第1発明、第2発明、第3発明のバ
イポーラOTAでは、制御電圧とエミッタ面積比の関係
により線形な入力電圧範囲が最大となる値(VC =VT
ln(4/K))が存在し、また、バイポーラ2乗回路
の3つのトランジスタ、または、バイポーラ差動対の2
つのトランジスタは、それぞれエミッタ抵抗を有する場
合がある。
【0015】また前記目的を達成するために、本発明の
バイポーラマルチプライヤは次の如き構成を有する。即
ち、バイポーラマルチプライヤは第1〜第3発明のバイ
ポーラOTAを可変利得器として2個備え、2つのバイ
ポーラOTAの差動入力対は共通接続されて、第1の信
号が入力され、差動出力対は交叉接続され出力対を構成
し、それぞれのOTAの制御電圧には第2の信号が差動
入力される。
【0016】次に、前記の如く構成される本発明のバイ
ポーラOTAの作用を説明する。
【0017】本発明では、差動信号が印加されるバイポ
ーラ差動対を、前記差動信号を乗算するバイポーラ2乗
回路の出力電流で駆動し、当該バイポーラ差動対に線形
増幅動作を行わせるが、バイポーラ2乗回路はトランジ
スタ対と1つのトランジスタとからなるトリプルテール
セルで構成し、1つのトランジスタには制御電圧を印加
するようにしてある。
【0018】従って、少ないトランジスタ数で構成で
き、かつ広い入力電圧範囲にわたって直線性が良好なト
ランスコンダクタンス特性を持ち、入力電圧範囲とトラ
ンスコンダクタンスが電圧制御可能なバイポーラOTA
を実現できる。
【0019】
【発明の実施形態】以下、本発明について図面を参照し
て説明する。
【0020】図1は、本発明の第1実施例に係るバイポ
ーラOTAの第1の基本概念図である。この第1の基本
回路は、差動信号(V1 )が印加されるバイポーラ差動
対(Q1、Q2)と、出力が互いに共通接続され差動信
号(電圧V1 )が入力するトランジスタ対(Q3、Q
4)と制御電圧VC が入力するトランジスタQ5とを共
通の電流源I0 で駆動するバイポーラ2乗回路とを備
え、差動対(Q1、Q2)をシフト用電源VSFを介して
トランジスタ対(Q3、Q4)の出力電流で駆動するよ
うにしたものである。
【0021】この第1の基本回路は、理想的であるが、
シフト用電源VSFの実現が困難であるので、第1実施例
に係るバイポーラOTAは、図2に示す第2の基本回路
によって構成してある。
【0022】即ち、第2の基本回路は、差動信号
(V1 )が印加されるバイポーラ差動対(Q1、Q2)
と、出力が互いに共通接続され差動信号(電圧V1 )が
オフセット用電源Vb によりオフセットされて入力する
トランジスタ対(Q3、Q4)と制御電圧VC が入力す
るトランジスタQ5とを共通の電流源I0 で駆動するバ
イポーラ2乗回路とを備え、差動対(Q1、Q2)をト
ランジスタ対(Q3、Q4)の出力電流で直接駆動する
ようにしたものである。
【0023】このようにすれば、オフセット用電源Vb
は、図5に示すように、トランジスタQ6、同Q7のベ
ース・エミッタ間電圧で容易に形成できる。以下、第2
の基本回路(図2)に基づき動作を説明する。なお、Q
5に付してあるKは、基本サイズのトランジスタに対す
るエミッタ面積比を示すが、その値は任意である。
【0024】素子間の整合性は良いと仮定し、ベース幅
変調を無視すれば、テール電流IEEで駆動される差動対
(Q1、Q2)の差動出力電流ΔIC (=IC1−IC2
は、αF をトランジスタの直流電流増幅率として、数式
(2)で示される。
【0025】
【数2】 ここで、入力電圧は規格化でき、x(=V1 /VT )と
置くと、tanh(x/2)は数式(3)のように展開
できる。なお、VT は熱電圧であって、ボルツマン定数
kと絶対温度Tと単位電子電化qとを用いて、VT =k
T/qと表される。
【0026】
【数3】 数式(3)により、差動出力電流ΔIC は、直線項{α
F EE1 /(2VT)}と非直線項の積に分解でき
る。即ち、差動対の非直線項は、V1 2の項が支配的であ
るから、差動対を入力電圧の2乗の関数形を持つテール
電流、つまり2乗回路の出力電流で駆動してやれば、非
直線項は凡そ補償でき、ほぼ線形なトランスコンダクタ
ンス特性を実現できると期待される。
【0027】すなわち
【0028】
【数4】 また
【0029】
【数5】 と展開され、テール電流はx/2・coth(x/2)
であれば差動対は完全な直線性を持つことになる。
【0030】ここで
【0031】
【数6】 と展開されるから、およそ2乗特性を持つテール電流で
駆動してやればほぼ線形なトランスコンダクタンス特性
を得られる。
【0032】ちなみにx2 の係数とx4 の係数とx6
係数の比は 1:−1/60:2520=1:−0.0166:0.00039 となり4次の項は2%以下、6次の項は0.04%以下
である。すなわち2乗回路の出力電流で駆動してやれば
良いことがわかる。
【0033】2乗回路としては、図1や図2に示すよう
に、3つのトランジスタ(Q3、Q4、Q5)が1つの
定電流源I0 で駆動されるトリプルテールセルを考え
る。トリプルテールセルを構成する各々のトランジスタ
のコレクタ電流(IC3、IC4、IC5)は数式(7)で表
される。なお数式(7)において、IS はトランジスタ
の飽和電流、VR は入力信号の直流電圧、VE はトリプ
ルテールセルの共通エミッタ電圧である。
【0034】
【数7】 また、当該トリプルテールセルのテール電流は、数式
(8)で表されるので、コレクタ電流の数式に含まれる
共通項IS exp{(VR −VE )/VT }は、数式
(3)と数式(7)を解いて数式(9)となり、この2
乗回路の2つの出力電流、つまりトランジスタ対(Q
3、Q4)の出力電流I+ は数式(10)で示され、ト
ランジスタQ5の出力電流I- は数式(11)で示され
る。
【0035】
【数8】 IC3+IC4+IC5=αF 0 …(8)
【0036】
【数9】
【0037】
【数10】
【0038】
【数11】 従って、このバイポーラ2乗回路の差動出力電流ΔIは
数式(12)で示される。
【0039】
【数12】 図1や図2に示すように、差動対(Q1、Q2)をトリ
プルテールセルの出力電流のうち、トランジスタ対(Q
3、Q4)の出力電流I+ で駆動すると、OTAの差動
出力電流ΔIC は、数式(13)と求まる。図4に、K
exp(VC /VT )をパラメータとした入出力特性を
示してある。
【0040】
【数13】 トランスコンダクタンスは、数式(13)を入力電圧で
微分すれば求まるので、数式(14)となる。
【0041】
【数14】 図5に、Kexp(Vc /VT )をパラメータとしたト
ランスコンダクタンス特性を示してある。図5から解る
ように、5%程度のトランスコンダクタンスのリップル
を許容すれば、±200mV程度の入力電圧範囲が扱え
るのである。
【0042】トランスコンダクタンス特性が最大平均
(maximally flat)となるための条件
は、数式(15)とおくと求まり、 Kexp(VC /VT )=4 すなわち VC =VT ln(4/K) となる。
【0043】
【数15】 図5は、前述したように、図2に示す第2の基本回路の
実現回路例であるが、その他、例えば図6や図7に示す
ように構成しても同様の作用が得られる。
【0044】図6に示すバイポーラOTAは、トリプル
テールセル(Q3、Q4、Q5)の出力電流I+ を(Q
8、Q9)と(Q10、Q11)の2つのカレントミラ
ー回路で折り返して差動対(Q1、Q2)を駆動するよ
うにしたものである。
【0045】図7に示すバイポーラOTAは、差動対
(Q1、Q2)とトリプルテールセル(Q3、Q4、Q
5)は、それぞれ独立の定電流源I0 で駆動する形とす
るが、トリプルテールセルの出力電流I- をカレントミ
ラー回路(Q8、Q9)を介して差動対(Q1、Q2)
の駆動端に与え、当該差動対の駆動電流をI0 −I-
し、等価的に差動対をI+ で駆動するようにしたもので
ある。
【0046】また、以上説明したバイポーラOTAにお
いては、図8に示すように、エミッタ抵抗を挿入してエ
ミッタ・デジェネレーションを施すことで、差動対やト
リプルテールセルのトランスファーカーブの傾きを緩や
かにし、一層の特性向上が図れる。
【0047】例えば、差動対(Q1、Q2)において
は、図8(a)に示すようにエミッタ抵抗RE を挿入す
れば、トランスファーカーブの傾きが緩やかになる結
果、直線的に動作する入力電圧範囲が広くなる。このと
き、トリプルテールセルのおおよそ2乗特性に近い出力
電流で差動対を駆動して直線動作入力電圧範囲を更に広
げるためには、トリプルテールセルの2乗特性も緩やか
にする必要がある。従って図8(b)に示すように、ト
リプルテールセル(Q3、Q4、Q5)の各トランジス
タにエミッタ抵抗(R、R、R′)を挿入することが有
効である。
【0048】更に、数式(3)に示したように、差動対
の非直線項には4次以上の偶数項が含まれているので、
正確な2乗特性を持つトリプルテールセルの出力電流で
差動対を駆動しても、制御電圧VC を大きくした場合に
は、V1 =0の付近で直線性が悪くなってしまう傾向が
ある。この場合には、図8(b)に示すように、トリプ
ルテールセルの各トランジスタにエミッタ抵抗(R、
R、R′)を挿入して最適なエミッタ・デジェネレーシ
ョンを施せば、V1 =0の付近での直線性を改善でき、
ほぼ線形動作する入力電圧範囲を更に広くできる。
【0049】ここに、本発明では、制御電圧VC を可変
することで、当該バイポーラOTAのトランスコンダク
タンスを制御できるので、この制御電圧VC をAGCと
して利用できる。また、この制御電圧VC に温度特性を
持たせれば、温度特性の補償にも利用できる。更に、時
間連続フィルタを構成すれば、この制御電圧VC で当該
フィルタ特性を電圧制御できることになる。
【0050】同様に、当該バイポーラOTAを可変利得
器として、図9に示すマルチプライヤが実現できる。
【0051】バイポーラマルチプライヤの差動出力電流
ΔIは数式(13)より数式(16)となる。
【0052】
【数16】 図10および11に、それぞれVy 、Vx をパラメータ
にして伝達特性の計算値を示す。トランスコンダクタン
ス特性はVx 、Vy で異なり、それぞれ数式(17)お
よび(18)となる。
【0053】
【数17】
【0054】
【数18】 図12および13に、それぞれVy 、Vx をパラメータ
にしてトランスコンダクタンス特性の計算値を示す。
【0055】入力電圧Vx に対しては線形入力電圧範囲
は従来回路と同等であるが、入力電圧Vy に対しては線
形入力電圧範囲は数倍に拡大していることがわかる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のバイポー
ラOTAは、差動信号が印加されるバイポーラ差動対
を、前記差動信号を乗算するバイポーラ2乗回路の出力
電流で駆動し、当該バイポーラ差動対に線形増幅動作を
行わせるが、バイポーラ2乗回路はトランジスタ対と1
つのトランジスタとからなるトリプルテールセルで構成
し、1つのトランジスタには制御電圧を印加するように
してある。従って、少ないトランジスタ数で構成でき、
かつ広い入力電圧範囲にわたって直線性が良好なトラン
スコンダクタンス特性を持ち、入力電圧範囲とトランス
コンダクタンスを電圧制御可能なバイポーラOTAを実
現できる効果がある。また、制御電圧で入力電圧範囲と
トランスコンダクタンスを可変できるので、AGC回路
や温度補償回路を容易に実現できる効果もある。
【0057】さらに本発明のバイポーラOTAを可変利
得器として2つ入力を共通接続し、出力を交叉接続し、
それぞれの制御電圧として第2の信号を差動入力する
と、第2の入力信号に対しては線形入力電圧範囲が非常
に拡大でき、低電圧で動作可能なマルチプライヤが実現
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るバイポーラOTAの
第1基本概念図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るバイポーラOTAの
第2基本概念図である。
【図3】図2に示す第2基本回路の入出力特性図であ
る。
【図4】図2に示す第2基本回路のトランスコンダクタ
ンス特性図である。
【図5】図2に示す第2基本回路の具体的構成例の回路
図である。
【図6】本発明の第2実施例に係るバイポーラOTAの
回路図である。
【図7】本発明の第3実施例に係るバイポーラOTAの
回路図である。
【図8】エミッタ・デジェネレーションの適用例を示
し、(a)はバイポーラ差動対への適用例、(b)はバ
イポーラ2乗回路(トリプルテールセル)への適用例で
ある。
【図9】本発明のバイポーラマルチプライヤのブロック
図である。
【図10】本発明の第1実施例に係わるバイポーラマル
チプライヤの入出力特性図(Vy:パラメータ)であ
る。
【図11】本発明の第1実施例に係わるバイポーラマル
チプライヤの入出力特性図(Vx:パラメータ)であ
る。
【図12】トランスコンダクタンス特性図(Vy :パラ
メータ)である。
【図13】トランスコンダクタンス特性図(Vx :パラ
メータ)である。
【図14】従来のバイポーラOTAの構成概念図であ
る。
【図15】従来のマルチプライヤの回路図である。
【符号の説明】
Q1,Q2 バイポーラ差動対 Q3,Q4,Q5 2乗回路を構成するトリプルテー
ルセル Q8,Q9 カレントミラー回路 Q10,Q11 カレントミラー回路 R,R′,RE エミッタ抵抗

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力が互いに共通接続され差動信号がオ
    フセットされて入力するトランジスタ対と制御電圧が入
    力するトランジスタとを共通の電流源で駆動するバイポ
    ーラ2乗回路と;前記差動信号が印加され前記トランジ
    スタ対の出力電流で駆動されるバイポーラ差動対と;を
    備えたことを特徴とするバイポーラOTA。
  2. 【請求項2】 出力が互いに共通接続され差動信号が入
    力するトランジスタ対と制御電圧が入力するトランジス
    タとを共通の電流源で駆動するバイポーラ2乗回路と;
    前記差動信号が印加されるバイポーラ差動対と;前記ト
    ランジスタ対の出力端とバイポーラ差動対の駆動端間に
    介在する2つのカレントミラー回路と;を備えたことを
    特徴とするバイポーラOTA。
  3. 【請求項3】 出力が互いに共通接続され差動信号が入
    力するトランジスタ対と制御電圧が入力するトランジス
    タとを共通の電流源で駆動するバイポーラ2乗回路と;
    前記差動信号が印加されるバイポーラ差動対と;前記ト
    ランジスタの出力電流を前記バイポーラ差動対のテール
    電流から引き算する形で当該バイポーラ差動対を駆動す
    るカレントミラー回路と;を備えたことを特徴とするバ
    イポーラOTA。
  4. 【請求項4】 バイポーラ2乗回路を構成するトランジ
    スタのうち制御電圧が入力されるトランジスタのエミッ
    タ面積比K(K≧1)と制御電圧VC との関係がほぼ VC =VT ln(4/K) (VT は熱電圧) であることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3
    の何れかに記載のバイポーラOTA。
  5. 【請求項5】 バイポーラ2乗回路の3つのトランジス
    タは、それぞれエミッタ抵抗を有する;ことを特徴とす
    る請求項1、請求項2、請求項3の何れかに記載のバイ
    ポーラOTA。
  6. 【請求項6】 バイポーラ差動対の2つのトランジスタ
    は、それぞれエミッタ抵抗を有する;ことを特徴とする
    請求項1、請求項2、請求項3の何れかに記載のバイポ
    ーラOTA。
  7. 【請求項7】 可変利得器2個から構成され、第1の可
    変利得器と第2の可変利得器とは第1の信号が入力され
    る差動入力端子対が共通接続され、差動出力端子対が交
    叉接続され、第1の可変利得器と第2の可変利得器には
    第2の差動入力信号の逆相入力と正相入力が印加される
    マルチプライヤにおいて、 前記可変利得器が、出力が互いに共通接続され差動信号
    がオフセットされて入力するトランジスタ対と制御電圧
    が入力するトランジスタとを共通の電流源で駆動するバ
    イポーラ2乗回路と;前記差動信号が印加され前記トラ
    ンジスタ対の出力電流で駆動されるバイポーラ差動対
    と;を備えたことを特徴とするマルチプライヤ。
  8. 【請求項8】 可変利得器2個から構成され、第1の可
    変利得器と第2の可変利得器とは第1の信号が入力され
    る差動入力端子対が共通接続され、差動出力端子対が交
    叉接続され、第1の可変利得器と第2の可変利得器には
    第2の差動入力信号の逆相入力と正相入力が印加される
    マルチプライヤにおいて、 前記可変利得器が、出力が互いに共通接続され差動信号
    が入力するトランジスタ対と制御電圧が入力するトラン
    ジスタとを共通の電流源で駆動するバイポーラ2乗回路
    と;前記差動信号が印加されるバイポーラ差動対と;前
    記トランジスタ対の出力端とバイポーラ差動対の駆動端
    間に介在する2つのカレントミラー回路と;を備えたこ
    とを特徴とするマルチプライヤ。
  9. 【請求項9】 可変利得器2個から構成され、第1の可
    変利得器と第2の可変利得器とは第1の信号が入力され
    る差動入力端子対が共通接続され、差動出力端子対が交
    叉接続され、第1の可変利得器と第2の可変利得器には
    第2の差動入力信号の逆相入力と正相入力が印加される
    マルチプライヤにおいて、 前記可変利得器が、出力が互いに共通接続され差動信号
    が入力するトランジスタ対と制御電圧が入力するトラン
    ジスタとを共通の電流源で駆動するバイポーラ2乗回路
    と;前記差動信号が印加されるバイポーラ差動対と;前
    記トランジスタの出力電流を前記バイポーラ差動対のテ
    ール電流から引き算する形で当該バイポーラ差動対を駆
    動するカレントミラー回路と;を備えたことを特徴とす
    るマルチプライヤ。
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IEICE TRANS.FUNDAMENTALS、VOL.E78−A、NO.4、P.485〜497
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