JP2697450B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP2697450B2
JP2697450B2 JP4016267A JP1626792A JP2697450B2 JP 2697450 B2 JP2697450 B2 JP 2697450B2 JP 4016267 A JP4016267 A JP 4016267A JP 1626792 A JP1626792 A JP 1626792A JP 2697450 B2 JP2697450 B2 JP 2697450B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波診断装置、特
に、カラードプラーモードやMモード等の複数の診断モ
ードを連続して実行可能な超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波診断装置では、Bモード,Mモー
ド,ドプラーモード等の診断モードを設定して生体内の
状態を観察することが可能である。これらの診断モード
においては、通常超音波パルスを生体内に送波し、その
反射エコーにより情報を得ている。例えばBモードで
は、複数本の超音波パルスを順次送波して生体内を走査
し、生体の断層像を得ている。またMモードでは、一方
向に所定の時間間隔で超音波パルスを送波し、その部位
の生体の時間的動きを得ている。また、ドプラーモード
では、一方向に超音波パルスを複数回送波し、それらの
ドプラー効果により生体内の血流の流速分布等を得てい
る。
【0003】これらの診断モードは個々に行われること
もあるが、最近では、BM,BD等の複合モードが行わ
れている。2つ以上の診断モードを実行する複合モード
では、送波パルスの時間間隔(繰り返し周波数:PR
F)を2種類以上用意し、それらを順次切り換えて送波
している。また、各PRFにおける送信や受信時には、
現在実施している送信がいずれの診断モードであるのか
を示すモード信号や各種の状態信号が発生される。
【0004】従来、このようなPRFの切り換えや、モ
ード信号及び各種状態信号の発生は、マイクロプロセッ
サを用いたり、専用の切り換え回路を用いている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、診断モードとし
て、前述したB,M,ドプラーモードの他にカラードプ
ラーモードと呼ばれる診断モードが用いられている。カ
ラードプラーモードは、Bモード像の断層データにドプ
ラーモードの血流速度データを合成し、血流速度を二次
元でしかもリアルタイムにカラーで表現するものであ
る。すなわち断層情報及び血流情報が、それぞれデジタ
ル化されて合成され、R,G,Bのテレビジョン信号に
変換されて、通常の断層像の上に、検出された血流の平
均速度プロフィールが重ねてカラー表示されるようにな
っている。
【0006】このようなカラードプラーモードと前述し
たモードとを複合したモードを連続的に切り換える場
合、PRFの種類や切り換え順序が複雑になってくる。
また、切り換え順序の組み合わせの種類も多くなってく
る。このような場合のPRFの切り換えや各種状態信号
の発生をマイクロプロセッサで行うと、PRF1周期の
間に、次の送波パルスのためのPRFデータやモード信
号及びその他の状態信号を準備しなければならない。
【0007】しかしながら周波数の高いドプラーモード
のような場合には、1周期が短くなるので、マイクロプ
ロセッサによる全てのデータの準備が間に合わない。ま
た、準備すべきデータの種類が増えてくると、1周期が
長くても間に合わない場合が起こり得る。また、専用の
切り換え回路によりこれらの複雑な切り換えを実現する
と、回路構成が複雑になり、また、種々の複合モードの
ようなバラエティに富んだ切り換えを全て実現するため
には回路構成が大きくなってしまう。
【0008】本発明の目的は、種々の組み合わせの複合
モードを高速かつ簡単な構成で実現することにある。
【0009】本発明に係る超音波診断装置は、複数の診
断モードを連続して実行可能なものであって、第1記憶
手段と、制御データ設定手段と、第2記憶手段と、読み
出し手段と、送受波手段とを備えている。第1記憶手段
は複数の診断モードの実行順に応じて超音波ビームの送
受信状態の切替順を各ビーム毎に記憶する。制御データ
設定手段は各送受信状態に応じた複数の制御データを設
定する。第2記憶手段は制御データ設定手段で設定され
た各送受信状態に応じた制御データをブロック化して記
憶する。読み出し手段は第2記憶手段の記憶内容を、第
1記憶手段に記憶された切替順に応じて読み出す。送受
波手段は読み出し手段の読み出し結果に応じた制御デー
タで超音波パルスを送受波処理する。
【0010】
【作用】本発明に係る超音波診断装置では、診断時に各
診断モードの実行順に応じて超音波ビームの送受信状態
の切替順が各ビーム毎に第1記憶手段に記憶される。ま
た、この送受信状態に応じた複数の制御データが制御デ
ータ設定手段により各送受信状態毎に設定され、第2記
憶手段に記憶される。これらの記憶が終了し、診断が開
始されると、第2記憶手段の記憶内容が、第1記憶手段
に記憶された切替順に順次読み出される。この読み出し
時には、各送受信状態に応じた制御データが読み出さ
れ、その制御データにより超音波パルスが送受波処理さ
れる。
【0011】このため、専用の切り換え回路等を設ける
ことなく種々の診断モードに応じて変化する送受信状態
に対応できるとともに、マイクロプロセッサを用いた高
速処理が可能になる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の一実施例による超音波診断
装置を示している。ここでは、カラードプラーBモード
とMモードとを複合して行う場合を例にとって説明す
る。図において、プローブ1は複数の振動子からなり、
被検体2の表面に当てられ、被検体2内に超音波ビーム
を送信し、被検体2からの反射エコーを受信する。プロ
ーブ1にはパルサー群3が接続されている。パルサー群
3は、プローブ1の各振動子に高周波パルスを印加す
る。またプローブ1には増幅群4が接続されている。電
子走査型の超音波診断装置の場合には、本例のパルサー
群3のブロックは、送信用の素子選択回路と送信用の遅
延制御回路を含むものである。
【0013】増幅群4は複数のアンプからなり、プロー
ブ1の各振動子に対応して設けられており、受波した反
射エコーを増幅する。また、電子走査型の超音波診断装
置の場合には、本例の増幅群4のブロックは、受信用の
素子選択回路と受信用の遅延制御回路を含むものであ
る。増幅群4は、波形処理回路5に接続されている。波
形処理回路5は、増幅群4からの信号を波形処理してデ
ジタル・スキャン・コンバータ(以下、DSCと記す)
6に記憶可能な信号とするためのものである。この出力
信号は、Bモード信号又はMモード信号となっている。
また、増幅群4は、ミキサー波形処理回路7に接続され
ている。
【0014】ミキサー波形処理回路7は、受信された反
射エコーと送信系からの参照信号とを混合するものであ
る。ミキサー波形処理回路7の出力はA/D変換回路8
及びスピーカー11に接続されている。A/D変換回路
8は、ミキサー波形処理回路7の出力をA/D変換する
ものである。A/D変換回路8は、カラードプラー用計
算回路9a及びドプラーモード用計算回路9bに接続さ
れている。カラードプラー用計算回路9aは、A/D変
換されたドプラー信号を相関演算処理等を行いカラード
プラー用に平均血流値等を計算するものである。ドプラ
ーモード用計算回路9bは、A/D変換されたドプラー
信号を高速フーリエ変換し、血流速度分布を演算するた
めのものである。
【0015】カラードプラー用計算回路9a及びドプラ
ーモード用計算回路9bはDSC6に接続されている。
たとえばDSC6ではカラードプラーBモード時に、B
モード像とカラードプラー像との合成が行われる。また
Mモード時には、各計算回路9a,9bからは何も出力
されず、波形処理回路5からの出力により、Mモード像
が得られる。DSC6はCRT10に接続されている。
CRT10はカラードプラー像やMモード像等を表示す
る。また、ドプラーモード時には、スペクトル像が表示
されるとともにミキサー波形処理回路7に接続されたス
ピーカー11により、ドプラー音が観測できる。
【0016】これらのパルサー群3、ミキサー波形処理
回路7、波形処理回路5、DSC6、カラードプラー用
計算回路9a及びドプラモード用計算回路9bには制御
回路14が接続されている。制御回路14は、これらの
各部を制御するとともに、パルサー群3の送信タイミン
グを制御する。図2は制御回路14の構成を示すブロッ
ク図である。制御回路14は、RAM,ROM等のメモ
リを有するCPU20を備えている。CPU20のRA
Mにはキューバッファ24が設けられている。この機能
については後述する。CPU20には、タイマー25及
びゲート選択回路21が接続されている。タイマー25
は後述するFIFOメモリ26の書き込みタイミングを
制御するためのものである。ゲート選択回路21は、送
信間隔(PRF)を選択するためのゲート選択信号を出
力するとともに、各種の制御信号を出力する。ゲート選
択回路21は、トリガー発生回路22に接続されてい
る。トリガー発生回路22は、送信間隔を設定するため
のオリジナルトリガー信号を出力する。トリガー発生回
路22は、送信タイミング発生回路23に接続されてい
る。送信タイミング発生回路23は、パルサー群3に接
続され、パルサー群3での送信タイミングを定める信号
を出力する。
【0017】ゲート選択回路21は、図3に示すよう
に、FIFOメモリ26、選択回路27、RAM28、
ラッチ回路29、カウンタ30及びRAM読出制御回路
31を備えている。FIFOメモリ26は、CPU20
から与えられたパルス送信順データを記憶し、これらを
順次RAM28の読み出し時の上位アドレスとして出力
するためのものである。選択回路27は、CPU20か
ら与えられたRAM28の書き込みアドレスと、FIF
Oメモリ26及び後述するカウンタ30から与えられた
RAM28の読み出しアドレスとを切り換えるためのも
のである。RAM28は、図9に示すように、1送波毎
の超音波ビームに関する制御データを記憶するものであ
る。これらは1ビーム毎にブロック化されて記憶されて
おり、これらのブロックの先頭のアドレスがFIFOメ
モリ26で指定され、下位アドレスがカウンタ30で指
定される。
【0018】ラッチ回路29は、RAM28の出力RM
OUTである各制御データを、カウンタ30のカウント
信号をラッチトリガーとしてラッチする。ラッチ回路2
9の出力のうち、送信間隔のデータはゲート選択信号G
SSとしてトリガー発生回路22に与えられる。また、
他のデータは、パルサー群3や増幅群4内の遅延量設定
回路や他の回路5,6,7,9a,9bに制御信号とし
て与えられる。トリガー発生回路22は、ゲート選択信
号GSSに応じて、オリジナルトリガー信号OTGをR
AM読出制御回路31に出力する。RAM読出制御回路
31は、カウンタ30にカウント要求信号/CRQ(以
下、/は負論理を示す)を出力するとともに、CPU2
0に書き込み禁止要求信号/WIRQを出力する。ま
た、FIFOメモリ26及びRAM28に読み出し要求
信号/RRQを出力する。なお、RAM28に書き込ま
れるブロックデータは、診断前にCPU20から与えら
れる。
【0019】トリガー発生回路22は、図4に示すよう
に、n個のカウンタ32と、OR回路33と、デコーダ
34と、クロック発生回路35とから構成されている。
デコーダ34には、ゲート選択回路21からのゲート選
択信号GSSが与えられている。デコーダ34はゲート
選択信号GSSをデコードしてそのデコード結果に応じ
て、各カウンタを択一的に選択するためのゲート信号G
T1〜GTnを出力する。またn個のカウンタ32に
は、クロック発生回路35からのクロックが与えられ、
ゲート信号GT1〜GTnで選択された1つのカウンタ
のみが入力されたクロックを計数する。各カウンタの計
数終了値CN1〜CNnは、CPU20から与えられ
る。この計数終了値CN1〜CNnは、送信周期に応じ
て定められている。各カウンタの出力は、OR回路33
に与えられ、論理和がとられる。OR回路33の出力
は、オリジナルトリガー信号OTGとして、図3のRA
M読出制御回路31及び図1の送信タイミング発生回路
23に与えられる。
【0020】ラッチ回路29(図3)は、図5に示すよ
うに、例えば8個のラッチ41から構成されている。そ
れぞれのラッチには、カウンタ32(図3)からのカウ
ント信号がラッチトリガー/LTG0〜LTG7として
与えられている。次にCPU20の制御動作について図
6〜図8に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0021】まずステップS1では、CPU20内のR
AMの内容の初期設定を行う。ステップS2では、オペ
レータによる診断モードの設定やパルス繰り返し周波数
(PRF)の入力等があったか否かを判断する。入力が
ないと判断するとステップS3に移行する。ステップS
3では他の指令がなされたか否かを判断する。他の指令
がなされなかったと判断するとステップS4に移行す
る。ステップS4では、走査中に必要な走査のためのデ
ータを準備する。ステップS4での処理が終了するとス
テップS2に戻る。
【0022】ステップS2でオペレータによるキー入力
があったと判断するとステップS5に移行する。ステッ
プS5では入力処理が行われる。またステップS3で他
の指令がなされたと判断するとステップS6に移行す
る。ステップS6ではその指令に応じた他の処理を行
う。ステップS5の入力処理では、図7に示すように、
まずステップS11で、走査を禁止する。これにより、
超音波ビームの発射が停止する。ステップS12では、
オペレータにより設定された複合診断モードに必要なモ
ード信号を求める。また、ステップS13では、設定さ
れたフォーカス距離に応じて送信フォーカス選択信号を
求め、ステップS14では送受信時間データ(送信周
期)を求める。なお、ここでは説明を簡単にするために
3つのデータしか求めていないが、実際にはその他のデ
ータも求められる。ステップS15では、ステップS1
2〜ステップS14で求めた1グループ分のデータ群を
RAM28に書き込む。ここで、1グループ分のデータ
群とは、1回の送受信の準備期間にRAM28から読み
出されるデータ群である。したがって、ステップS15
の処理により、図9に示すように、モード信号、送受信
時間データ及び送信フォーカス選択信号等からなる1グ
ループのデータ群がRAM28の1ブロックに書き込ま
れる。ステップS16では、書き込んだRAM28の上
位アドレス(1グループのブロックアドレス)をCPU
20内のRAMに設けられたアドレステーブル内に記憶
する。ステップS17では、オペレータによって設定さ
れた診断モード、送受信時間及びフォーカスに関するデ
ータが全て求められたか否かを判断する。全てのデータ
が得られるまでステップS12〜ステップS17を繰り
返し実行する。
【0023】全データが求められた場合は、ステップS
17からステップS18に移行する。ステップS18で
は、FIFOメモリ26の内容をクリアする。ステップ
S19では、走査手順の最初のRAM28の上位アドレ
スを求め、キューバッファ24(図2)に書き込む。こ
こでキューバッファ24は、CPU20のRAM上に設
けられた待ち行列用のメモリ領域であり、この領域の容
量は、FIFOメモリ26と同一か又は大きいものにな
っている。ステップS20では、アドレステーブルから
走査手順の次のRAM28の上位アドレスを求め、キュ
ーバッファ24に書き込む。ここで、走査手順は、オペ
レータによって設定された診断モードに応じて、アドレ
ステーブルを参照して決定される。ステップS28で
は、キューバッファ24の領域が全て埋まったか否かを
判断する。全て埋まっていない場合にはステップS24
に戻り、次々と走査手順の上位アドレスをアドレステー
ブルからキューバッファ24に書き込む。ステップS2
1でキューバッファ24が満杯になったと判断するとス
テップS22に移行する。
【0024】ステップS22では、キューバッファ24
から上位アドレスのアドレスデータを取り出し、FIF
Oメモリ26に出力する。ステップS23では、FIF
Oメモリ26の全ての領域がアドレスデータで埋められ
たかを否かを判断する。アドレスデータで全て埋められ
るまでステップS22の動作を続ける。FIFOメモリ
26の全ての領域がアドレスデータで埋められた場合は
ステップS24に移行する。ステップS24では、タイ
マー25をセットする。ここで、タイマー25は、FI
FOメモリ26をアドレスデータで埋めた後、次のFI
FOメモリ26の書き込み開始までの時間を与えるため
のものであり、FIFOメモリ26が空になるまでの時
間より短く設定されている。この時間は、走査モードや
送受信モードの要因により可変にしても良い。このタイ
マー25には、CPU20からタイマー時間の設定デー
タが与えられる。そしてタイマー25のタイムアップ信
号がCPU20に与えられる。ステップS25では、こ
のタイムアップ信号を受けて走査許可を行う。走査許可
が行われると、超音波ビームの送波が再開され、走査が
実行される。
【0025】ステップS4の走査中準備処理では、走査
中に、次の超音波ビーム送波のための準備を行う。すな
わち、図8に示すように、まずステップS31でアドレ
ステーブルからキューバッファ24に次に書き込むべき
RAM28の上位アドレスを求め、キューバッファに書
き込む。ステップS32では、キューバッファ24の領
域が全て埋まったか否かを判断する。全て埋まった場合
にはステップS33に移行する。ステップS33では、
図7のステップS24または後述するステップS36で
セットしたタイマーのタイムアップを待つ。タイマー2
5がタイムアップするとステップS34に移行する。ス
テップS34では、キューバッフア24からアドレスデ
ータを取り出し、FIFOメモリ26に出力する。ステ
ップS35では、FIFOメモリ26が満杯になったか
否かを判断する。FIFOメモリ26が満杯になるまで
ステップS34の処理を続け、FIFOメモリ26が満
杯になったと判断するとステップS36に移行する。ス
テップS36ではタイマー25をセットしてメインルー
チンに戻る。
【0026】次に具体的な動作について図10に示す例
に基づいて説明する。ここでは、まずカラードプラーモ
ードを実行し、その後Mモードを行った後に、再度カラ
ードプラーモードを行う場合を例にとる。ここで、カラ
ードプラーモード時には一方向に8本の超音波ビームを
送信し、その送信周期はt1 である。また次のラインと
の間の送信周期は、残留エコーの影響を除去するため
に、t1より長い周期t2 としている。さらにカラード
プラーモードとMモードとの間の送信周期は、同様の理
由によって周期の長いt3 としている。また、Mモード
の送信周期がt4 であり、Mモードとカラードプラーモ
ードとの間の送信周期はt 5 である。これらの送信周期
毎の各グループA〜Eの送信フォーカス選択信号や送受
信時間データ、モード信号等が図9に示すように、RA
M28にブロック化して記憶されている。そしてキュー
バッファ24及びFIFOメモリ26には、このグルー
プ(ブロック)の先頭アドレスが送信順に図10に示す
ように記憶される。このため、FIFOメモリ26の上
位アドレスによってRAM28を読み出すことにより、
ブロック送信順にRAM28の内容が読み出される。
【0027】図11は、送信から次の送信までの処理内
容を示しており、送信を所定時間行うと、直ちに受信が
行われる。そして受信が終了すると次の送信のための準
備が行われる。この準備期間中に図8に示す走査中準備
処理が実行され、種々の制御データがセットされる。図
12は準備期間中のデータセット内容を示すタイミング
チャートである。
【0028】ここでは、まず、トリガー発生回路22
(図3)から出力されるオリジナルトリガー信号/OT
Gがイネーブルになると、RAM読出制御回路31から
出力される書き込み禁止要求信号/WIRQ、読み出し
要求信号/RRQ及びカウント要求信号/CRQがそれ
ぞれ順次イネーブルになる。読み出し要求信号/RRQ
がイネーブルになると、FIFOメモリ26から上位ア
ドレスFIOUTが選択回路27を介してRAM28に
出力される。そして準備期間が終了すると、送信タイミ
ング発生回路23(図2)から送信開始要求信号/TS
Rがパルサー群3に出力される。
【0029】さらにこれを詳しく説明すると、図13に
示すように、FIFOメモリ26から最初の上位アドレ
スFIOUT=「A」が出力され、カウント要求信号/
CRQがイネーブルになると、カウンタ30がカウント
信号CNTを出力し、RAM28の下位アドレスを指定
する。すると、RAM28からAグループのデータRM
OUT(DA,0 〜DA,7 )が順次出力される。またラッ
チトリガー信号/LTG0〜/LTG7が順次出力さ
れ、RAM28から出力されたデータRMOUTがラッ
チ回路29に順次ラッチされる。
【0030】このようにして、RAM28からグループ
のデータRMOUTが順次読み出される。このデータに
より、図10に示す例では、カラードプラーモード用の
超音波ビームが周期t1 で7回繰り返して送波され、そ
の後周期t2 で1本の超音波ビームが送波された後、さ
らに周期t1 で超音波ビームが7回繰り返して送波され
る。その後、Cグループのデータが読み出された後、D
グループのデータが読み出され、周期t3 で1本の超音
波ビームが送波された後、周期t4 で超音波ビームが一
方向に繰り返し送波される。さらにMモード終了時に
は、周期t5 で1本の超音波ビームが送波された後、A
及びBグループのデータが読み出されて、カラードプラ
ーモードが実行される。
【0031】一方、トリガー発生回路22では、送信周
期を設定するためのキー入力がなされると、CPU20
から、送信周期に応じた計数終了値CN1〜CNnが与
えられ、各カウンタ32のカウント値が設定される。そ
して、走査中にゲート選択回路21からゲート選択信号
GSSが与えらると、デコーダ34でその内容を解析
し、各カウンタを選択するためのゲート信号GT1〜G
Tnのいずれかをイネーブルにする。例えば、図14に
示す例では、まずゲート信号GT1をt1 ×7期間イネ
ーブルにし、送信周期t1 でオリジナルトリガー信号O
TGを出力する。続いて、t2 の期間、ゲート信号GT
2をイネーブルにし、送信周期t2 のオリジナルトリガ
ー信号OTGを出力し、さらに続いて送信周期t1 のオ
リジナルトリガー信号OTGを出力する。また、Cグル
ープ、Dグループ、Eグループの送信周期は、それぞれ
カウンタ3,4,5(図示せず)に設定されており、そ
れらのゲート信号GT3,4,5をイネーブルにするこ
とにより、カウンタを択一的に動作させ、それぞれの周
期のオリジナルトリガー信号OTGを得ることができ
る。
【0032】異なる送信周期の種類だけカウンタを用意
し、それぞれのカウンタに計数終了値CN1〜CNnを
CPU20からキー入力毎に与えることにより、送信中
にカウンタを選択するだけで簡単に異なる送信周期を得
ることができる。このため、送信中に計数値CN1〜C
Nnを変更する必要がなくなり、高速動作が可能にな
る。
【0033】〔変形例〕前記実施例では超音波ビームの
選択情報(ビーム番号)については説明していないが、
遅延量を設定したり、プローブ7の振動子を選択するた
めにはビーム番号が必要である。ビーム番号をRAM2
8から出力すると図9に示すブロック数が多くなる。こ
の場合、図15に示すようにFIFOメモリ52を設
け、CPU20内のキューバッファ51からFIFOメ
モリ52にビーム番号を書き込み、ビーム番号BNOを
FIFOメモリ52からFIFOメモリ26と同期して
読み出す構成とすれば良い。
【0034】
【発明の効果】本発明に係る超音波診断装置では、第1
記憶手段に走査順を記憶するとともに、第2記憶手段に
制御データを記憶し、制御データを実行順に読み出し送
受波処理しているので、複雑な回路を用いることなく簡
単な制御で種々の診断モードを連続して実行可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による超音波診断装置の概略
ブロック図。
【図2】制御回路のブロック図。
【図3】ゲート選択回路のブロック図。
【図4】トリガー発生回路のブロック図。
【図5】ラッチ回路のブロック図。
【図6】CPUの制御フローチャート。
【図7】入力処理内容を示すフローチャート。
【図8】走査中準備処理内容を示すフローチャート。
【図9】RAMの格納内容を示す図。
【図10】複合診断モードの一例を示す図。
【図11】送信周期間の状態を示す図。
【図12】ゲート選択回路のタイミングチャート。
【図13】ゲート選択回路のタイミングチャート。
【図14】トリガー発生回路のタイミングチャート。
【図15】変形例の図2の一部に相当するブロック図。
【符号の説明】
1 プローブ 3 パルサー群 4 増幅群 5 波形処理回路 6 DSC 7 ミキサ波形処理回路 8 A/D変換回路 9 血流演算回路 10 CRT 14 制御回路 20 CPU 21 ゲート選択回路 22 トリガー発生回路 23 送信タイミング発生回路 26 FIFOメモリ 27 選択回路 28 RAM 29 ラッチ回路 30 カウンタ 31 RAM読出制御回路 32 カウンタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の診断モードを連続して実行可能な超
    音波診断装置であって、 前記複数の診断モードの実行順に応じて超音波ビームの
    送受信状態の切替順を各ビーム毎に記憶する第1記憶手
    段と、 各送受信状態に応じた複数の制御データを設定する制御
    データ設定手段と、 前記制御データ設定手段で設定された各送受信状態に応
    じた制御データをブロック化して記憶する第2記憶手段
    と、 前記第2記憶手段の記憶内容を、前記第1記憶手段に記
    憶された切替順に応じて読み出す読み出し手段と、 前記読み出し手段の読み出し結果に応じた制御データで
    超音波パルスを送受波処理する送受波手段と、 を備えた超音波診断装置。
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