JP2696896B2 - 電磁弁装置 - Google Patents

電磁弁装置

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JP2696896B2 JP63075971A JP7597188A JP2696896B2 JP 2696896 B2 JP2696896 B2 JP 2696896B2 JP 63075971 A JP63075971 A JP 63075971A JP 7597188 A JP7597188 A JP 7597188A JP 2696896 B2 JP2696896 B2 JP 2696896B2
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【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、流体圧により可動弁体が開放される常開型
の電磁弁装置に関するものである。
(従来の技術) 従来特願昭62-67422号において提案されている電磁弁
装置を、第5図について説明すると、これは流体通路を
形成する非磁性体製スリーブ26と樹脂製ボビン23と、流
体通路中に配され該流体通路に設けられた弁座21bと当
接、離間して流体の流通を制御する非磁性体製のボール
体17aを保持した磁性体製可動弁体17と、該可動弁体17
を弁座21bと当接、或いは、離間作動させるようにスリ
ーブ26及びボビン23まわりに配設され磁気回路を形成す
る固定鉄心21、円筒状ケーシング22及びヨーク25と、磁
気回路に磁力を発生させるように前記ボビン23に配され
た電磁コイル24とから形成されている。
従って、電磁コイル24に電流を流すと、可動弁体17が
固定鉄心21側に吸引されることにより左動して、弁座21
aと当接作動する。この結果、固定鉄心21の入力ポート2
1aとプレート28の出力ポート28a間の流通が非磁性体製
のボール体17aを介して遮断される。次に電磁コイル24
への通電を止めると、入力ポート21aに印加されている
流体圧により、ボール体17aが右動することにより弁座2
1bから離間し、可動弁体17も右動する。従って固定鉄心
21の入力ポート21aとプレート28の出力ポート28a間が流
通されるようになる。なお、可動弁体17の外周には連通
溝17bが形成され、この連通溝17bを介して可動弁体17の
左右端間が連通される。
(発明が解決しようとする課題) 前記従来の電磁弁装置では、第4図に示す如く固定鉄
心21の右端面と、可動弁体17の左端面は何れも軸心に対
して直角面となっている。従って非通電時に圧力流体は
ほぼ直角に屈曲して矢印Fの如く流れるため、前記両端
面の隙間部分によどみ29が生じ、このためこの部分に流
体中の異物が堆積して、通電時にボール体17aが完全に
閉じなくなるなどの問題があった。また前記従来の場合
は吸引力特性線図を示す第3図の如く、通電開始時aの
吸引力が小さいため、可動弁体17のストロークを小さく
設定する必要があり、これにより小量の異物でも作動不
良となるなどの問題があった。
本発明は前記従来の課題を解決するために提案された
ものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) このため本発明は、流体通路を形成する非磁性体製ス
リーブと、一端に弁座を一体に有し、この弁座が前記ス
リーブの一端に嵌入された固定鉄心と、この固定鉄心に
設けられ前記弁座に開口する入口ポートと、前記スリー
ブ内に配され、外周には一端から他端に亘る複数の連通
溝が形成され、前記弁座と当接、離間して流体の流通を
制御する非磁体製のボール体を保持する磁性体製可動弁
体と、前記連通溝に連通する出力ポートと、前記スリー
ブおよび前記固定鉄心の外周側に配された電磁コイル
と、前記可動弁体と前記固定鉄心とを含み、前記電磁コ
イルに通電された時に前記可動弁体を前記固定鉄心に吸
引させ前記ボール体を流体圧に抗して前記弁座に当接さ
せる磁気回路とを備えてなり、前記弁座と対向する前記
固定鉄心の端面が円錐状凸面に、またこの円錐状凸面と
対向する前記弁座の面が円錐状凹面に夫々形成され前記
入力ポートから前記連通溝へ流体が滑らかに流動するよ
うに構成されているもので、これを課題解決のための手
段とするものである。
(作用) 電磁コイルに通電すると、可動弁体が固定鉄心の弁座
側に吸引されて移動し、これによりボール体が弁座に着
座して流体の流通が遮断される。次に電磁コイルへの通
電を止めると、入力ポートに印加されている流体圧によ
りボール体が可動弁体側に押されて移動する。この場合
可動弁体と弁座の夫々の対向面が、流体通路の中心部か
ら外方に広がる円錐面に形成されているので、流体は矢
印Fの如くスムーズに流動し、固定鉄心の端面と可動弁
体の端面間に異物が堆積するようなことはない。
(実施例) 以下本発明を図面の実施例について説明すると、第1
図及び第2図は本発明の実施例を示す。図において電磁
弁装置10は、入力ポート21aを有する固定鉄心21と、こ
の固定鉄心21に固定され流体通路を形成するスリーブ26
とを有する。固定鉄心21のまわりには樹脂製のボビン23
が配されており、該ボビン23には電磁コイル24が巻回さ
れている。またスリーブ26内には、磁性体製の可動弁体
17が配されており、同弁体17の右方には、出力ポート28
aを有するプレート28が配されている。
更にボビン23とプレート28の間には磁性体製のヨーク
25が、このヨーク25と固定鉄心21との間には磁性体製で
円筒状のケーシング22が夫々配されて磁気回路を構成し
ている。そして可動弁体17の図示左端には、非磁性体製
のボール体17aが嵌着されており、該ボール体17aは閉弁
時(第2図)に固定鉄心21の弁座21bに着座する。また
可動弁体17の図示右端は、円筒状部17cとされ、外周に
設けられた複数の連通溝17bと連通するようになってい
る。
本発明の特徴とする点は、弁座21と対向する可動弁体
(固定鉄心)17の端面31が円錐状凸面に、またこの円錐
状凸面と対向する前記弁座21の面30が円錐状凹面に夫々
形成され、入力ポート21aから連通溝17bへ滑らかに流動
するように構成されている点である。なお、可動弁体17
の外方に広がる円錐角αは、120°以下に形成されるの
が好ましい。
次に作用を説明する。先ず電磁コイル24に通電する
と、可動弁体17が固定鉄心21の弁座21b側に吸引される
(第2図)。これにより、ボール体17aが、弁座21bに着
座し、流体の流通が遮断される。また電磁コイル24への
通電を止めると、入力ポート21aに印加されている流体
圧により、ボール体17aが第1図の如く右方に押される
ため、可動弁体17が移動し、第1図の如く流体は矢印F
のように流通する。
この可動弁体17の右方向への移動時、ボール体17aが
非磁性体製であるので、固定鉄心21との間で残留磁気の
影響を該ボール体17aは受けない。よって流体の圧力は
ボール体17aを介して可動弁体17に伝わるため、常に水
平方向の流体となり、矢印Qのように可動弁体17はスリ
ーブ26に沿って円滑に移動する。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明した如く本発明は、弁座と対向する固
定鉄心の端面が円錐状凸面に、またこの円錐状凸面と対
向する前記弁座の面が円錐状凹面に夫々形成され、入力
ポートから連通溝へ流体が滑らかに流動するように構成
され、非通電時に入力ポートより流れる流体は、矢印F
の如く滑らかに流れるため、よどみが出来て異物が堆積
するようなことはない。また第3図に示す通電時の吸引
特性線図の如く、通電開始時bの吸引力が従来より大き
く、従って可動弁体のストロークを大きく設定でき、こ
れによっても異物の堆積を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す電磁弁装置の開弁状態を
示す側断面図、第2図は同電磁弁装置の閉弁状態を示す
側断面図、第3図は本発明と従来の通電時の吸引特性線
図、第4図は従来装置の開弁状態を示す側断面図、第5
図は従来装置の閉弁状態を示す側断面図である。 図の主要部分の説明 10……電磁弁装置、17……可動弁体 17a……ボール体、17b……溝 17c……円筒部、21……固定鉄心 21a……入力ポート、21b……弁座 22……ケーシング、23……ボビン 24……電磁コイル、25……ヨーク 26……スリーブ(ハウジング) 28……プレート、28a……出力ポート 30,31……対向面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体通路を形成する非磁性体製スリーブ
    と、一端に弁座を一体に有し、この弁座が前記スリーブ
    の一端に嵌入された固定鉄心と、この固定鉄心に設けら
    れ前記弁座に開口する入力ポートと、前記スリーブ内に
    配され、外周には一端から他端に亘る複数の連通溝が形
    成され、前記弁座と当接、離間して流体の流通を制御す
    る非磁体製のボール体を保持する磁性体製可動弁体と、
    前記連通溝に連通する出力ポートと、前記スリーブおよ
    び前記固定鉄心の外周側に配された電磁コイルと、前記
    可動弁体と前記固定鉄心とを含み、前記電磁コイルに通
    電された時に前記可動弁体を前記固定鉄心に吸引させ前
    記ボール体を流体圧に抗して前記弁座に当接させる磁気
    回路とを備えてなり、前記弁座と対向する前記固定鉄心
    の端面が円錐状凸面に、またこの円錐状凸面と対向する
    前記弁座の面が円錐状凹面に夫々形成され前記入力ポー
    トから前記連通溝へ流体が滑らかに流動するように構成
    されていることを特徴とする電磁弁装置。
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