JP2695399B2 - 藺草ハーベスタ - Google Patents

藺草ハーベスタ

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JP2695399B2 JP21874695A JP21874695A JP2695399B2 JP 2695399 B2 JP2695399 B2 JP 2695399B2 JP 21874695 A JP21874695 A JP 21874695A JP 21874695 A JP21874695 A JP 21874695A JP 2695399 B2 JP2695399 B2 JP 2695399B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圃場に植え付けら
れた藺草を刈り取りながら、藺草の株元側から屑藺草を
すぐり取って結束していくように構成した藺草ハーベス
タに関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような藺草ハーベスタの一例が特
開平1−252217号公報に開示されている。この藺
草ハーベスタでは、刈り取られた藺草の茎先側を茎先挟
持搬送装置(前記公報の第3図及び第4図中の9)によ
り挾持し吊り下げて搬送して、搬送される藺草の株元側
部分をすぐり装置(前記公報の第4図中の14)により
茎先挟持搬送装置とは反対の機体横側に移送し、藺草を
機体左右方向に沿った横倒れ姿勢に変更しながら藺草の
株元側部分にすぐり力を加えて、藺草の株元側部分から
屑藺草をすぐり出す。すぐり出された屑藺草がカッター
(前記公報の第4図中の15)により切断されて放出さ
れ、屑藺草がすぐり出された藺草の株端側が、結束装置
(前記公報の第4図中の16)によって結束処理され
る。この場合、茎先挟持搬送装置及びすぐり装置により
横倒れ姿勢で支持されている藺草の株元側湾曲部分に対
し、上側から接当して受け止め支持する細い丸棒状の支
持部材(前記公報の第3図中の19)を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の構造では藺草の
株元側湾曲部分に接当する支持部材が、単純な細い丸棒
状に構成されているので、藺草が細い丸棒状の支持部材
に強く押圧されて無理やりに横倒れ姿勢にさせられる状
態となり、支持部材が接当する藺草の株元側部分に損傷
や折損の生じるおそれがある等種々の問題があり、藺草
の損傷を抑えるなど性能面で改善の余地がある。本発明
は前述のような茎先挟持搬送装置及びすぐり装置、結束
装置を備えた藺草ハーベスタにおいて、損傷や折損を抑
えながら藺草を円滑に搬送して的確に収穫していけるよ
うに構成することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】〔I〕 請求項1の特徴によると例えば図1に示すように、支持
部材20の接当面が藺草の茎方向で幅広の緩やかな湾曲
面に形成されているので、藺草が支持部材20の接当面
に強く押圧される状態となっても、藺草の茎方向に沿っ
て比較的長い範囲に亘り支持部材20の接当面が接当
し、この接当面によって藺草が緩やかに曲げられる状態
となる。これにより、支持部材20の接当面から藺草に
掛かる面圧(単位面積当たりの押圧力)が小さなものに
なる。
【0005】〔II〕 前述の特開平1−252217号公報の図面第3図に示
されている従来の藺草ハーベスタでは、支持部材(前記
公報の図面第3図中の符号19)の位置を固定し、藺草
の長さに応じて茎先挟持搬送装置(前記公報の図面第3
図中の符号9)の位置を上下に変更している。この場
合、支持部材が細い丸棒状でその位置が固定なので、藺
草の長さに関係なく支持部材の部分で、藺草が常に鋭角
的に(前記公報の図面第3図においては約90°)に折
り曲げられる状態となっている。これにより特に藺草の
長さが短い場合、茎先挟持搬送装置の位置が下方に変更
されるので、短い藺草の茎先側が支持部材によって鋭角
的にきつく折り曲げられる状態となり、藺草の茎先側が
折れたり損傷したりするおそれがある。又、茎先挟持搬
送装置の位置が大きく変化して搬送方向が変わると、後
方への藺草の搬送がスムーズに行われ難い場合があると
ともに、茎先挟持搬送装置自体を上下位置調節させるも
のでは刈取直後の植立状藺草の長短に応じて、その挟持
開始位置の高さを変更することはできても、前記支持部
材よりも株元側の間隔を変更するものではないので、株
端部の切断長を調節して株端の切り揃え状態を調節する
ことができない。
【0006】これに対して請求項1の特徴では例えば図
1に示すように、茎先挟持搬送装置5の位置を固定した
状態で、支持部材20の位置を上下に変更するように構
成しているので、藺草の長さに応じて藺草の株端側の切
り揃えが行えるようにするには、藺草の長さが長い場合
は支持部材20の位置を下方に変更して藺草を撓ませた
状態とし、逆に藺草の長さが短い場合は支持部材20の
位置を上方に変更して藺草を撓ませずに延ばした状態に
する。又、支持部材の位置を上下に変更すると言う簡単
な操作により、藺草の長短に応じて切断装置による切断
位置を調整し、藺草の長短に対応して的確に藺草の株端
部を切り揃えることができる。
【0007】〔III〕 この種の藺草ハーベスタにおいては、例えば図5に示す
ように、すぐり装置6,17の機体後方側に、横倒れ姿
勢となった藺草の株端側を切り揃える切断装置22を備
えて、支持部材20を引起し装置2の背面付近から茎先
挟持搬送装置5に沿って機体後方側に向けて、切断装置
22により藺草の株端側が切り揃えられる位置へ延出し
ている。さらに、支持部材20の接当面が藺草の茎方向
に沿って比較的長い範囲に亘り接当する状態になってい
るので、支持部材20の接当面から藺草に対して作用す
る茎方向の摩擦抵抗が比較的大きなものとなる。従っ
て、すぐり装置6,17から藺草の株元側部分にすぐり
作用が加えられて、藺草がすぐり装置6,17による引
き抜き方向の作用力を受けても、支持部材20の接当面
における茎方向の摩擦抵抗並びに茎先挟持搬送装置5の
挟持作用によって、藺草は引き抜き方向の作用力に抗す
ることになる。
【0008】これにより、支持部材の接当面における茎
方向の摩擦抵抗並びに茎先挟持搬送装置の挟持作用によ
って、藺草の引き抜きに対する抗力を強めた状態が、引
起し装置の背面付近から切断装置まで確実に維持され
て、引き抜きによるズリ下がり、折れによる不揃いな状
態を伴うおそれ少なく藺草の株端側が切断装置に達す
る。
【0009】従って、切断装置によって藺草の株端側の
切り揃えられた状態で、結束装置により藺草の株端側の
結束処理が行われるのであり、切断装置により藺草の株
端側が切り揃えられた際、藺草の茎先側もあまり不揃い
な状態となることはなく比較的揃った状態となってい
る。藺草は稈そのものが商品であり、重量が売上高に影
響するものであるが、引き抜かれ、ズリ下がった藺草の
株端側を切断すること、即ち切断しなくてもよい重量の
大きい株端部分が切断されることを防止でき、藺草の商
品価値を向上させることができる。
【0010】〔IV〕 複数条用の引起し装置により引き起こされ刈取装置によ
って刈り取られた藺草が、左右一対の突起付きの無端搬
送帯によって一箇所に掻き集められて、この一箇所に集
められた藺草の茎先側が茎先挟持搬送装置によって確実
に挟持される。これにより、藺草は、支持部材の幅広の
緩やかな湾曲面に沿って円滑に後方の切断装置へと搬送
される。
【0011】〔V〕 請求項2の特徴によると、請求項1の場合と同様に前項
〔I〕〜〔IV〕に記載の「作用」を備えておりこれに
加えて以下のような「作用」を備えている。前述の特開
平1−252217号公報の図面第3図に示されている
従来の藺草ハーベスタでは、茎先挟持搬送装置によって
搬送される藺草が、細い丸棒状の支持部材によって常に
鋭角的(前記公報の図面第3図においては約90°)に
折り曲げられている。このように藺草が鋭角的にきつく
折り曲げられると、藺草自身の持つ折れ曲がり強さによ
り、藺草の株端側が搬送床面(前記公報の図面第3図中
の符号18)に強く押圧されることになって、藺草の株
端側と搬送床面との摩擦抵抗により、後方への藺草の株
端側の搬送が円滑に行われ難い状態となっている。この
ように藺草の株端側が円滑に搬送されないと、茎先挟持
搬送装置によって後方に搬送される藺草の茎先側に対し
て藺草の株端側が遅れて、藺草が全体的に斜めの姿勢で
後方に送られることになり、結束装置などの、後工程の
装置に対する供給姿勢が乱れることがある。
【0012】これに対して請求項2の特徴では例えば図
4及び図5に示すように、すぐり装置6,17によって
横倒れ姿勢に変更された藺草の株端側を切断装置22に
搬送する搬送装置21を備えているので、藺草の株端側
が搬送装置21により後方の切断装置22に円滑に搬送
される。従って、茎先挟持搬送装置によって後方に搬送
される藺草の茎先側に対して、藺草の株端側も搬送装置
により遅れることなく後方に搬送されるのであり、藺草
の茎先側に対し株端側が遅れて、藺草が全体的に斜めの
姿勢で送られることによる切断不良が生じたり、結束不
良を招くことが未然に防止される。
【0013】
【発明の実施の形態】図6及び図7に示すように、圃場
に植え付けられた藺草の絡みを解して分草する左右一対
の分草装置1、分草後の藺草を導入しながら引き起こす
左右一対の引起し装置2、引き起こされた藺草の株元を
切断するバリカン型の刈取装置3等を走行機体4の前端
の横一側方に配置している。刈り取られた複数条の藺草
を掻き込んで、機体後方に搬送する左右一対の突起付き
の無端搬送帯13、及び無端搬送帯13によって集めら
れた藺草の茎先側を挟持し吊り下げて、機体後方の斜め
上方に向けて搬送する茎先挾持搬送装置5を、引起し装
置2の背面付近に備え、茎先挾持搬送装置5を引起し装
置2の背面付近から機体後方側に延出しており、藺草の
株元側を機体横側方に向けて強制的に搬送する横送り搬
送装置8を備えている。
【0014】送風装置6Aの吹出口6aの前方に横送り
搬送装置8により放出風に抗して強制的に搬送された藺
草の株元側を、吹出口6aからの放出風によって上方に
向けて吹き上げ、屑藺草をすぐり出す風力式の第1すぐ
り装置6(すぐり装置に相当)を備えている。放出風に
よって吹き上げられた藺草の株元側を湾曲させて、結束
床10に導く係止爪式の持ち上げ搬送装置12を備え、
結束床10に横倒れ姿勢で支持された藺草を結束する結
束装置7を備えており、以上のものを刈取フレーム33
に搭載し、刈取フレーム33を走行機体4に対して横軸
芯X周りで上下揺動自在に支持している。
【0015】結束装置7の後方に、シリンダ14とパン
タグラフ式の昇降リンク機構52とによって上下し、後
支点Yで昇降リンク機構52と一体で上下揺動(ダンプ
作動)する積載台15を備え、積載台15の後端に藺草
を受止める受止め杆37を後方倒れになるように設置し
て、引起し装置2とは反対側にエンジン16及び運転部
9を備え、これらを左右のクローラ走行装置11を備え
た走行機体4に搭載して乗用型の藺草ハーベスタを構成
している。
【0016】図4及び図5に示すように、結束床10に
機体左右方向に沿った状態で前後一対の縦回し式突起付
きの搬送ベルトを設置して、持ち上げ搬送装置12で結
束床10に持ち上げられる藺草に対し、すぐり作用を加
える第2すぐり装置17(すぐり装置に相当)を構成し
ている。これにより、茎先挟持搬送装置5により吊り下
げて搬送される藺草の株元側部分が、第2すぐり装置1
7により茎先挟持搬送装置5とは反対側の機体横側に移
送され、藺草が機体左右方向に沿った横倒れ姿勢に変更
させられながら、藺草の株元側部分にすぐり作用が加え
られる。第2すぐり装置17は、藺草の株元側部分を結
束床10に保持してすぐり作用を加えながら、株元側部
分の絡みを解して揃える機能もある。
【0017】第2すぐり装置17の横外側に、第2すぐ
り装置17のすぐり方向に沿って回転する上下一対の回
転ローラ18A,18Bを設置しており、第2すぐり装
置17ですぐり出された屑藺草を上下の回転ローラ18
A,18Bが挾持して引き出す。下側の回転ローラ18
Bには全周面に亘ってゴムコーティングが施されてあ
り、ゴムコーティングにより屑藺草の挾持を確実に行う
ように構成している。
【0018】第2すぐり装置17の機体後方側に、左右
一対の機体前後方向に沿った突起付きの搬送ベルト21
(搬送装置に相当)を備えており、搬送ベルト21が第
2すぐり装置17ですぐり作用を受けた藺草を、茎先挾
持搬送装置5と協働で結束装置7に送り込むように構成
している。回転ローラ18A,18Bの後部に株揃え用
の切断装置22を備えており、搬送ベルト21で送られ
る藺草の株端側を切断装置22で切り揃える。
【0019】茎先挾持搬送装置5と結束床10との間の
上下中間位置において、結束床10に横倒れ姿勢の藺草
の株元側湾曲部分Aに対して、上側から接当して受け止
め支持する支持部材20を、引起し装置2の背面付近か
ら茎先挟持搬送装置5に沿って機体後方側に向けて、切
断装置22により株端側が切り揃えられる位置へ延出し
ている。図1,2,4に示すように、支持部材20にお
いて藺草の株元側湾曲部分Aに接当する接当面を、藺草
の茎方向で幅広の緩やかな湾曲面に形成している。
【0020】次に支持部材20の支持構造について説明
する。図1及び図2に示すように、引起し装置2の後面
側にブラケット23を介してボルト固定した平面視L字
形の支持フレーム24に支軸25を片持ち状に固定し
て、支軸25に逆U字形の操作部材26を回動自在に支
持し、操作部材26に支持部材20を溶接固定して、支
持部材20を茎先挾持搬送装置5の搬送経路に沿って後
方に片持ち状に延出している。操作部材26と一体的に
支軸25の軸芯X1周りで揺動する操作レバー27を、
操作部材26の縦方向軸芯Y1周りで揺動自在に取り付
け、図1及び図3に示すように操作レバー27を支持フ
レーム24の前後向き部分に形成した挿通孔28に挿通
している。
【0021】図3に示すように操作レバー27を断面L
字形に形成しており、挿通孔28の一側縁に操作レバー
27の一側端縁27aが係入する複数の係合溝29を、
操作レバー27の揺動方向に沿って形成している。操作
レバー27と支持フレーム24との間にコイルバネ30
を架設し、操作レバー27を係合溝29の係入側に付勢
するように構成している。これにより、操作レバー27
の一側端縁27aをいずれかの係合溝29に係入させる
ことにより、支持部材20を軸芯X1周りで上下に揺動
調節並びに固定操作自在な調節機構31を構成してい
る。従って、支持部材20の上下位置変更により、藺草
の株元側湾曲部分Aに対する支持部材20の接当面の位
置を、茎先挟持搬送装置5の搬送方向に対して交差する
上下方向に変更調節する。
【0022】以上の構造により、支持部材20の位置を
藺草の横倒れ姿勢や藺草の長さに応じて上下に変更する
ことによって、藺草が長くて撓み難くく藺草の株元側部
分が結束装置7の結束位置よりも大きく機体横側に突出
してしまうような場合、支持部材20を低い位置に固定
して、支持部材20の接当面で藺草の株元側湾曲部分A
を押圧する。これにより、藺草の株元側部分が大きく湾
曲し支持部材20側に引き込まれて、藺草が最適の結束
位置で結束される。以上のような支持部材20の調節操
作は、操作レバー27を係合溝29から外して揺動操作
するだけの一連の動作で行えて、操作性の優れたものと
なっている。
【0023】
【発明の効果】請求項1の特徴によると、茎先挟持搬送
装置及びすぐり装置、結束装置を備えた藺草ハーベスタ
において、藺草の株元側湾曲部分に接当する支持部材を
備える場合、支持部材の接当面から藺草に掛かる面圧
(単位面積当たりの押圧力)を小さなものに抑えて、支
持部材の接当面での藺草の損傷や折損を抑えて後方への
移送を円滑に行うことができるようになり、支持部材の
接当面における茎方向の摩擦抵抗により茎先挟持搬送装
置での藺草の損傷を抑えることができるようになって、
藺草ハーベスタの収穫性能を向上させることができた。
【0024】茎先挟持搬送装置の位置を固定状態とし、
藺草の長さに応じて支持部材の位置を上下に変更するよ
うに構成することによって、簡単な操作で、藺草の長短
に応じて的確に切断長を調節して、藺草の株端部を切り
揃えることができるようになり、藺草ハーベスタの収穫
性能を向上させることができた。
【0025】支持部材の接当面における茎方向の摩擦抵
抗並びに茎先挟持搬送装置の挟持作用によって、藺草の
株元側部分が引き抜かれズリ下がって不揃いになるおそ
れ少なく、藺草が切断装置に送られて株端側が切り揃え
られるので、切断しなくてもよい株端部分を切断するこ
とがなく、藺草が全体的に揃った状態で結束されるよう
になって、藺草ハーベスタの収穫性能を向上させること
ができた。
【0026】複数条用の藺草を左右一対の突起付きの無
端搬送帯によって一箇所に掻き集めることにより、藺草
を落とすことなく茎先挟持搬送装置に送り込むことがで
きると共に、茎先挾持搬送装置による搬送及び左右一対
の突起付きの無端搬送帯による係止搬送に加えて、後方
への搬送を左右一対の突起付きの無端搬送帯による係止
搬送で補助しながら、支持部材の幅広の緩やかな湾曲面
の接当面に沿わせて切断装置へ送り込むので、茎先挾持
搬送装置に対するすぐり装置による引き抜き力の影響を
緩和し藺草の折損や損傷を少なくして、又、引き抜きや
ズリ下がりの少ない状態で効率的な株端側の切り揃えを
行うことができて、藺草ハーベスタの収穫性能を向上さ
せることができた。
【0027】請求項2の特徴によると、請求項1の場合
と同様な効果を備えているとともに、茎先挟持搬送装置
によって後方に搬送される藺草の茎先側に対し、藺草の
株端側も搬送装置により遅れることなく後方に搬送さ
れ、藺草の株端側の切断不良及び結束不良を未然に防止
することができて、藺草ハーベスタの収穫性能を向上さ
せることができた。
【0028】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】支持部材付近の縦断正面図
【図2】支持部材付近の縦断側面図
【図3】支持部材の位置を上下に変更する操作レバー及
び係合溝付近の側面図
【図4】藺草ハーベスタの前部の正面図
【図5】藺草ハーベスタの前部の平面図
【図6】藺草ハーベスタの全体側面図
【図7】藺草ハーベスタの全体平面図
【符号の説明】
2 引起し装置 3 刈取装置 5 茎先挾持搬送装置 6,17 すぐり装置 7 結束装置 13 無端搬送帯 20 支持部材 21 搬送装置 22 切断装置 A 藺草の株元側湾曲部分

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数条用の引起し装置(2)と前記引起
    し装置(2)によって引き起こされた植立藺草の株元側
    を切断して刈り取る刈取装置(3)とを機体の横一側に
    配置し、前記刈り取られた複数条の藺草を掻き込んで機
    体後方側に搬送する左右一対の突起付きの無端搬送帯
    (13)を備え、 前記無端搬送帯(13)によって集められた藺草の茎先
    側を挟持し吊り下げて搬送する茎先挟持搬送装置(5)
    を、前記無端搬送帯(13)の上側で前記引起し装置
    (2)の背面付近から機体後方側に延出して、 前記茎先挟持搬送装置(5)により吊り下げて搬送され
    る藺草の挟持位置よりも株元側部分を前記茎先挟持搬送
    装置(5)の存在側とは反対の機体横側に移送して、前
    記藺草を機体左右方向に沿った横倒れ姿勢に変更しなが
    ら、前記藺草の株元側部分に茎先挾持藺草と非挾持の屑
    藺草の双方に直接すぐり力を付与して選別するすぐり装
    置(6),(17)を設け、 前記すぐり装置(6),(17)の機体後方側に、前記
    横倒れ姿勢となった藺草の株端側を切り揃える切断装置
    (22)と、前記切断装置(22)によって株端側が切
    り揃えられた藺草を結束する結束装置(7)とを備える
    と共に、 前記茎先挟持搬送装置(5)及びすぐり装置(6),
    (17)により横倒れ姿勢にされた藺草の株元側湾曲部
    分(A)に対し、上側から接当して受け止め支持する支
    持部材(20)を、前記無端搬送帯(13)の下側で前
    記引起し装置(2)の背面付近から前記茎先挟持搬送装
    置(5)及び前記無端搬送帯(13)に沿って機体後方
    側に向けて、前記切断装置(22)により藺草の株端側
    が切り揃えられる位置に延出し、且つ、前記支持部材
    (20)を上下位置変更自在に構成して、 前記支持部材(20)の前記株元側湾曲部分(A)に対
    する接当面を、藺草の茎方向で幅広の緩やかな湾曲面に
    形成してある藺草ハーベスタ。
  2. 【請求項2】 前記すぐり装置(6),(17)によっ
    て横倒れ姿勢に変更された藺草の株端側を前記切断装置
    (22)に搬送する搬送装置(21)を備え てある請求
    項1記載の藺草ハーベスタ。
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