JP2694444B2

JP2694444B2 - インクジェット印刷用装置及び同装置用のドラム

Info

Publication number: JP2694444B2
Application number: JP63092631A
Authority: JP
Inventors: ゴードントーマス; オー．ウッドケネス
Original assignee: メトロメディアカンパニー
Priority date: 1987-04-14
Filing date: 1988-04-14
Publication date: 1997-12-24
Anticipated expiration: 2012-12-24
Also published as: DE3872567D1; US4811038A; DE3872567T2; EP0287077A3; JPS6445645A; GR3005924T3; EP0287077B1; HK66893A; CA1289812C; EP0287077A2; ES2033986T3

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、概括的にはシート材料へのインクジェット
印刷に関し、更に詳しくは、屋外広告、広告掲示板、鉄
道または空港のターミナル、商店街及びその他の公共の
地域での使用のための標識または表示のような大きな印
刷物の印刷に特に適してインクジェット印刷用装置に関
するものである。本発明は、アメリカ特許第4,547,786
号（発明の名称：インクジェット印刷用装置、本譲受人
に譲渡済。）に開示され特許請求されたものの改良に係
わるものである。該特許における開示は、本明細書に参
照して組み入れられている。本願発明はまた、印刷され
るべき可撓性シート材料の取扱いにも関するものであ
り、1987年４月14日に出願された併行出願第38,300号
（発明の名称：可撓性シート材料を保持するためのクラ
ンプ装置。）もまた参照し組み入れられる。

上記特許第4,547,786号は、複数の平坦な堅いパネル
に印刷するためのインクジェット印刷装置に関するが、
本願発明に係わるインクジェット印刷用装置では、印刷
用のヘッドは、印刷されるべき材料が筒の回りに巻きつ
けられ、そして、印刷用ヘッドがシートに関して一方向
に動くのを可能にする様に筒が回転される様に、回転す
る筒に関して横方向に動かされ、更に、印刷用ヘッド
が、シートと印刷用ヘッドとの間及び別の座標方向の相
対運動のための可動キャリッジ上に設けられている。印
刷用ヘッドは、所望のグラフィックをつくり出すために
比較的多量の滴をシート材料に射出するのに適した、間
隔の接近した配列の異なった着色のインクを有してい
る。

本発明は、１以上の異なった着色のインクが、筒状の
ドラムに巻かれた可撓性シート材料に印刷されるインク
ジェット印刷用装置である。ドラムを中心軸で回転する
ための手段が設けられており、また、ドラム軸に平行に
インクジェット印刷部を動かすための進路が該軸に平行
に設けられている。回転するドラムの角位置をモニター
するためのコード化手段が設けられており、また、イン
クジェット印刷用ヘッドの動作のタイミングをとるため
の手段が、コード化手段に対応して設けられている。ド
ラムは、好適には、その軸が水平に配置された向きにな
っている。ドラムは、好適には、筒状の殻構造を支持す
る少なくとも２個のスポーク付ホイールアセンブリから
できており、そして、ホイールアセンブリは、複数のホ
イール片サブアセンブリを有している。

より詳細に図面を参照すると、第１図は、本発明を具
体化するインクジェット印刷用装置を示し、それは、印
刷すべきシート材料を支持するための筒状の周面Ｓを画
成するドラム手段14を有している。第２図は、筒状ドラ
ム手段14を示し、また、ドラムが概括的にそれぞれＭ及
び18で示されるモータ及び駆動ベルトにより回転できる
ように、ドラムの中心軸で水平に延びる支持シャフト16
を示している。ベルト18は、好適には、開示されたサイ
ズ及び形状のドラムに通常設けられる３個の支持ホイー
ルアセンブリの一つに設けられる歯車と係合するタイミ
ング用ノッチを有している。ドラムは、好適には、少な
くともドラム自体の軸方向長さと等しい直径を有し、そ
して、少なくとも２個のスポーク付ホイールアセンブリ
が、一つはドラムの何れかの端部に設けられている。然
しながら、第２図に示されているように長いドラムが用
いられる時には、３個のホイールアセンブリを、一つは
ドラム手段14の各端部に、一つはドラムの中央に設ける
ことができる。

各スポーク付ホイールアセンブリ22は、複数の別々の
ホイール片サブアセンブリ22aから構成されている。各
ホイール片サブアセンブリは、第３図及び第４図に示す
様に、隣接した片と互いに一致する端部を有する弓状の
ホイール片を有している。第６図は、21個の隣接したホ
イールリムサブアセンブリの間の連結を示している。第
５図は、ホイール片22aのＴ形断面形状を示している。
第７図は、スポーク26によってハブ構造24へ連結したホ
イール片22aを示している。スポーク26の１端は、ホイ
ール片22aへ連結されており、スポーク26の他端即ち内
側半径端は、代表的な二輪車と殆ど同じ態様でハブ24へ
連結されている。然しながら、ここで述べるスポーク付
ホイールアセンブリの外側のリムは、前述した様に片状
になっており、従って、本発明によるドラムを組み立て
るために従来の技術を採用した場合よりも一層容易に組
み立てられる。

更にドラム14に関して、第３図はまた、ドラム手段14
の筒状の外殻25が、３個のスポーク付ホイールアセンブ
リ22を軸方向に離隔した関係位置で支持軸16に支持する
のに役立つ波形の金属殻27を有することを示している。
ドラムの該殻は、更に可撓性シート材料のための支持を
よくするための、または後述する印刷用ヘッドが所望の
印刷物を印刷する繊維ガラスのレイアップ（layup）を
画成する外側筒状表面を有している。

ここでは図示されていないが、ドラム手段14の予め決
められた横方向に延びる領域には、前記併行特許出願に
示され記述された様なクランプ装置がついており、可撓
性シート材料が、熱可塑性外側殻28により画成されてい
るドラムの外側表面Ｓの上で印刷されることを確実にす
るための便利な手段を提供している。その併行出願から
参照して本明細書に組み入れられているクランプ装置
は、後述するコンピュータ化された制御装置の制御下に
着色インクの正確な印刷を確保する方法により、ドラム
表面に幾らか引張下にビニル材料を固定するのに役立
つ。

インクジェット印刷用ヘッドの動作及びドラム手段の
回転は、コンピュータ化された制御装置32により制御さ
れる。印刷部30は、支持レール29上をドラムの中心軸に
平行に水平に動くことができる様に、支持キャリッジ31
上に設けられている。レールは筒状断面を有するものと
して図示されているが、それが筒状ドラム14に関して横
方向に動く間に、キャリッジに安定性を与えるために、
他の断面形状を用い得ることは明らかである。キャリッ
ジ及び印刷部のこの長手方向の動きを達成するため、キ
ャリッジに駆動手段が設けられている。その様な駆動モ
ータは、第１図中33で概括的に示されている。同図で、
キャリッジ駆動モータ33が制御装置32で制御されている
ことも矢張り明らかである。

印刷部は、第８図で概括的に示されている様に配列さ
れた印刷用ヘッドを有している。ドラム手段14の回転は
特定の印刷用ヘッドを付勢させるために、予め決められ
た位置の特定の印刷用ヘッドをあてるのに使用すること
ができる。そして、制御装置32には、回転するドラムの
角位置をモニターするためのシャフトのコード化手段が
ついている。その様なエンコーダは、第１図中35で概括
的に示されており、従って、信号は、ドラムを回転する
ための手段Ｍと連係した駆動軸から引き出される。異な
った印刷用ヘッドの励起のタイミングは、エンコーダユ
ニット35を通じてドラム手段14の動きに従属しており、
そして制御装置32は、第８図の配列中縦方向に分かれた
印刷用ヘッドに関してドラム手段14及びその印刷される
べきシートを精密に位置決めすることができる。

本発明の装置により遂行されるコンピュータ化された
印刷との関係で印刷用ヘッド間の水平方向または軸方向
の間隔が矢張り精密に考慮される様に、シャフトのコー
ド化手段が、キャリッジ31のための駆動モータ33と協力
して矢張り設けられている。

各ヘッドにシートの表面上の潜在的な滴下位置にイン
ク滴をつけさせたり或いはつけさせない様にインクジェ
ット印刷用ヘッドの励起を制御する印刷情報は、種々な
異なった態様で制御装置32へ与えることができる。例え
ば、制御装置によって読みとられる磁気テープ34へ記録
された処理情報の形であることもでき、或いは、制御装
置32と連係した走査装置36により与えられることもでき
る。

第１図に示された走査装置36は、制御装置32へ印刷入
力情報を供給し、そして、それは、また、種々な異なっ
た形の一つをとることもできる。実例として、走査装置
36は、４色の多色網版印刷法での印刷に使用するのに適
したものとして図示されている。それは、４色の分解ネ
ガ40,42,44及び46を互いに正しく重ね合わせる透明なド
ラム38を有している。各ネガは、好適には連続したトー
ンであり、シートに再生させるべき原画からつくられ
る。走査装置のより詳細な説明のためには、先行特許第
4,547,786号が参照されるべきである。ここでは、ネガ4
0が黒の分解ネガであり、ネガ42がシアンブルーの分解
ネガであり、ネガ44が深紅色の分解ネガであり、そし
て、ネガ46が黄色の分解ネガであることが言及される。
ドラムの内側では、装置48が、それぞれ各分解ネガを通
過して連係したホトデテクタ58,60,62及び64により検出
される４色のレーザービームを射出する。ドラム38は、
中心軸のまわりで回転することができ、そして、４色の
ビームは、矢印68で示す様に、軸線に沿って調和して動
くことができる。ドラム手段が完全に１回転を行う毎
に、走査装置は、１回の読み取りサイクルを実行し、そ
の間に、ネガ40,42,44及び46からの一連の情報を読み取
る。各サイクルにおいて、ドラム38は、小さな増分で回
転され、そして、レーザービーム50,52,54及び56が、そ
の時ネガ40,42,44及び46を通過し、ドラム手段の１回転
の間にインクジェット印刷用ヘッドの動作を制御すべく
制御装置32で処理された検出器58,60,62及び64からの情
報をつくる。

制御装置32は、ドラム手段の一回転の間に印刷用ヘッ
ドを励起するのに使われる情報は、ドラムのその前の回
転の間に走査装置36で得られ且つ、制御装置32で処理さ
れた情報である様に、検出器58,60,62及び64からの一連
以上の情報を一時的に記憶させるバッファメモリを有し
ている。

第１図の装置の印刷部30は、一個のインクジェット印
刷用ヘッドだけがついていてもよく、或いは、単色印刷
をつくり出すために全部が同じ色を印刷する数個の印刷
用ヘッドがついていてもよい。然しながら、装置は、好
適には多色印刷をするのに用いられ、そのために、３色
（シアンブルー、深紅色、及び黄色）または４色（シア
ンブルー、深紅色、黄色及び黒色）を先行米国特許第4,
367,482号に概括的に記述されている様な多色網版印刷
法で印刷するインクジェット印刷用ヘッドがついてい
る。各色に対して１以上の印刷用ヘッドを用いることが
できる。実例として、そして、以下の記述においては、
印刷部30は４色の異なった色を印刷するための12個のイ
ンクジェット印刷用ヘッドを有しており、３個のヘッド
は黒色印刷用、３個はシアンブルー印刷用、３は深紅色
印刷用、そして３個は黄色印刷用と仮定される。また、
網版印刷法は一辺が10分の１インチの大きさの正方形の
画素を使用すると仮定される。第10図に示す様に、画素
は、166で示され、連続して並んだ水平な帯域168に配列
されている。各帯域168は、ドラムの１回転の間に全部
の印刷用ヘッドによってなされる印刷の量を効率的に表
している。然し、後述する様に、同じドラムの回転の間
に４色が全部その帯域168を印刷するのではない。その
代わりに、１回のドラム回転の間に、４色は、互いに縦
方向に分離された４個の分離帯域168上に個々に印刷さ
れる。

第８図は、12個のインクジェット印刷用ヘッドの放出
ノズルの配置を示し、そして、第９図は、ヘッド174の
うちの一個の外観を概括的に示している。ヘッド174
は、他の11個のヘッドと同じ様に、取付板172上に、そ
のノズル170が該取付板を貫通して延び且つドラムの外
殻25に巻つけられるシート材料の表面Ｓへ指向している
様に取付けられている。かくして、ノズル170から射出
されたインク滴は176で示された概ね水平な射出線に沿
ってノズルから表面Ｓ上に動く。印刷用ヘッド174は、
種々の異なったタイプでよいが、好適には、比較的多量
の着色インクを射出することのできる圧電作動の要求時
滴下タイプである。好適には印刷部にある12個のヘッド
の全部は、特許第4,457,786号と併行してレオナード・
ジー・リッチの名前で出願された特許出願（発明の名
称：インク滴射出用ヘッド、矢張り本願の譲受人に譲渡
済）によって示される構造と同じ構造である。

第８図に示す様に、印刷部の配列を構成する12個のノ
ズル170は、３個づつ４列の縦方向に離隔された水平列
A,B,C及びＤに配列されている。各列の３個のノズル
は、異なった色を印刷する。即ち、Ｄ列の３個のノズル
は黄色の滴を印刷でき、Ｃ列の３個のノズルは深紅色の
滴を印刷でき、Ｂ列の３個のノズルはシアンブルーの滴
を印刷でき、そしてＡ列の３個のノズルは黒色の滴を印
刷できる。適当に着色されたインクが、キャリッジ31内
の供給用貯蔵所（図示せず）に連結された供給管（図示
せず）により各印刷用ヘッドへ供給される。

１以上の印刷用ヘッドを作動させる信号は、制御装置
32から、概括的に第１図に示され且つ、第２図にもこれ
らの信号が連続的に可動キャリッジへ供給され得る様に
リボンの中に配置されて示されている電線180を通して
供給される。該リボンは、監視員が本発明の印刷装置の
動作を監視するために立つ台Ｔ上にそのために設けられ
た溝の中に置かれている。

第11図に示す様に、10分の１インチのサイズの各画素
166は、概括的に円188で表されている９個のインク滴位
置を有している。各円は、水平方向及び縦方向に互いに
0.033インチ隔たっている中心190を有している。かくし
て、各画素には、31個のインク滴位置188を有する３列
の水平な列E,F及びＧを有している。第８図では明瞭で
ないが、各列A,B,C及びＤの31個のノズル170は、0.033
インチの距離だけ互いに縦方向に隔たっている。

受ける表面が印刷部を通ると或る列例えば操作されて
いる列Ｄの３個のノズル170がインク滴をそれぞれ画素
の連係している帯域168の３本の異なった線E,F及びＧに
沿って印刷する。第８図に見られる様に各列において、
左側のノズル170は最も低く、中間のノズルは左側のノ
ズルより0.033インチ上にあり、そして、右側のノズル
は、中間のノズルよりも0.033インチ上の最も高い位置
であり得る。従って、各画素において、左側のノズル17
0は、滴下位置の下方列Ｇを印刷し、中間のノズルは滴
下位置の中間より下を印刷し、そして、右側のノズル
は、滴下位置の上方列Ｅを印刷する。画素の各滴下位置
は、制御装置32により供給される印刷情報に従って所望
のときにだけ印刷される。列E,F及びＧ上の画素間の水
平方向間隔は、印刷装置のヘジテーションをドラム14ま
たはキャリッジ31の動きへ従属させることによって決め
られる。そして、その様な励起は、ドラムが印刷部に関
して0.033インチ動くかまたはキャリッジがドラムに関
して0.033インチ動くごとに、各印刷用ヘッド170が作動
させられるか否かについて決定がなされる様に、与えら
れる。

第８図から矢張り明らかな様に、ノズル170の４つの
列A,B,C及びＤは、互いに縦方向に離れている。これ
は、ドラム14の１回転の間に列Ｄのノズルが一つの低い
画素の帯域168に沿って黄色の滴を印刷することを意味
する。列Ｃのノズルは、下方帯域から上方に離れている
他の帯域168に沿って深紅色滴を印刷する。そして、列
Ｂまたは列Ａのノズルは、同様に、それぞれ低い帯域よ
り上方の他の２つの帯域168に沿ってシアンブルー滴及
び黒色滴を印刷する。従って、一つの帯域168が、黄色
滴で印刷された後は、その同じ帯域は、ドラムがノズル
列Ｃ及びＤ間の距離及び各画素の高さに従って何回かの
回転を実行するまで深紅色滴を印刷しない。例えば、各
画素の高さが10分の１インチであるときは、列A,B,C及
びＤ間の縦方向の隔たりは２インチである。従って、キ
ャリッジは、帯域168が黄色滴で印刷される時と同じ帯
域が深紅色滴で印刷される時との間に20回転しなければ
ならない。印刷行程の間ドラムは１回転につき１インチ
だけ増分的に下方へ下がる印刷部に関して、シート材料
を動かしたことが想定できる。

全速で５分間が、一定の帯域168での異なった色の印
刷の間に経過する。即ち、一定の帯域の一定の画素につ
いて、その画素は先ず黄色滴で印刷される。５分後にそ
れは深紅色の滴で印刷される。５分後にそれはシアンブ
ルー色の滴で印刷される。最後に５分後にそれは黒色の
滴で印刷される。この異なった色での画素の印刷の遅れ
は、一つの色の滴は他の色の滴が施される前に乾燥する
ことを好都合に可能にする。若し滴が乾いていないと、
滴の顔料は混合して望ましくない濁った色になることが
ある。

最後に他の色の滴を加える前に、一つの色のインクの
滴を乾燥させることは、ドラム及び従って滴下後の滴を
加熱することによって、強化される。この加熱は、種々
な方法で達成できるが、第８図に示す例では、ノズル17
0の群と同じ高さにかノズル群より上及び下に配置され
たキヤリエイジ31にとりつけられてドラム上の印刷され
るべきシート材料へ熱を指向させる２個の放射ヒータ19
2によって達成される。

第12図乃至第14図の好適な実施例においては、第１図
乃至第11図のドラムと同じ様なドラム214は、その軸方
向の長さに関して比較的大きな直径を有している。３個
のホイールアセンブリ222は、図示した様な筒状殻構造2
00を支持している。２個の端部のホイールアセンブリ
は、２個の並んだ突出軸202上でドラムのための支持部
を与えている。固定されたジャーナル軸受204は、第14
図に示すようにこれらの突出軸を回転自在に支持する。
第１図乃至第11図に示す様な単一軸を設けてもよい。

各ホイールアセンブリ222は、ハブ224と、ホイール片
が組み立てられる時にスポーク226が２輪車のホイール
のタイプの形状を与える片に分けられたリムとを有して
いる。第３図乃至第７図に関して若干詳細に記述する
と、各ホイールリム片は、２個のスポークを有し、それ
らはハブの内側及び外側フランジに連結されて、ホイー
ルアセンブリが特定の需要者の場所で構成され、または
組み立てられる時に或る程度の安定性を与える比較的安
定なアセンブリを提供する。

第12図及び第14図に示す様に、端部のホイールアセン
ブリの一つは、ケーブル206がその周囲の実質的な部分
まわりに巻き付けられており、そして、第５図の片22a
の溝22bは、その様な駆動ケーブル206を受けるのに適し
ている。このホイールアセンブリ及びかくしてドラム21
4の角位置は、制御装置32へ適当な入力を与えるべくシ
ャフトのエンコーダ229によって決められる。このシャ
フトのエンコーダは、エンコーダ229からのこの制御装
置入力信号における集積エラーを避けるために、予め決
められたドラムの角位置で基準値にリセットされる。ド
ラム駆動モータＭは、第１図乃至第10図に関し、すべて
前述された様に印刷工程の間ドラムを位置づけるため、
制御装置32の制御下に作動する。

印刷部30は、第14図に示す様にドラム214の回転軸に
平行に回転自在に支持された案内ねじ209上を長手方向
に正確に動く様に支持されたキャリッジ31に設けられて
いる。駆動モータM₁は、制御装置36の制御下に案内ねじ
を操作し、そして、シャフトのエンコーダ207は、案内
ねじの角位置を検知して、ドラム214に関するキャリッ
ジの長手方向の位置を示す入力信号を制御装置に与え
る。

次にドラム自体の詳細な説明に移るが、第12図は、殻
構造が、３個のホイールアセンブリ上の殻構造を支持す
るのに必要な剛性を与える内側の波形金属殻225を有す
ることを示している。発泡ポリスチレンのシート227が
この波形殻225のまわりに巻きつけられ、そして、ドラ
ムは、真の筒状であることを確実にする様に機械仕上げ
されている。繊維ガラス及びエポキシ樹脂の外殻228が
次いで施され、印刷されるべきビニールシート材料のた
めの表面を提供する。シート材料は、クランプ装置また
は他の手段（図示せず）によって前述した様に外殻228
の表面へ保持される。この構造は、印刷されるべきビニ
ールシート材料への正確なノズルに、正確なドット配置
を確保する距離を与える。

キャリッジ31上の印刷部30は、前述した様にジェット
印刷用ヘッドを経て着色されたインクの正確な滴下を可
能にする。第12図乃至第14図に示す実施例の重要な特徴
は、キャリッジ31上の印刷部30のこれらインクジェット
印刷用ヘッドからの煙霧の収集及び排出を可能にするこ
とである。第13図に最もよく示されている様に、ドラム
214の上部は、概ね筒状のしっかりと適合した囲い板230
によって囲まれている。この囲い板は、それぞれ垂れ下
がった前後の壁またはスカート232及び234を有してお
り、そして、垂直に延びる端壁236が、この囲い板また
は包囲物構造を完成している。排気扇238が、印刷工程
からの煙霧を収集するために設けられており、そして、
濾過された空気を大気中に戻す前にこれらの煙霧を処理
するために、適当な濾過装置（図示せず）を設けること
ができる。窓240が、キャリッジ31及びその中の印刷部
へアクセスするのを可能にするために設けられている。
この窓は、外部の空気を囲い板または包囲物の中へ入
れ、排気扇238により煙霧と一緒になった空気を交換す
ることを可能にする。囲い板構造は、他の形をとること
が可能であり、例えば筒形の囲い板をドラム表面から一
定の半径に設けることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のインクジェット印刷用装置を示す該
略図である。第２図は、筒状ドラムの全体の形状を示す斜視図であ
り、同時に、印刷用ヘッドが中に設けられている水平往
復部材を示している。本図は、正確に比例した長さと直
径でのドラムを示していない。第３図は、第１図に示すドラムの周辺の一部を示す拡大
図である。第４図は、第３図の４−４線でとった概略図である。第５図は、第３図の５−５線概略断面図であるが、ドラ
ムアセンブリの弓状片を一層よく図示するため、ドラム
の殻は省略されている。第６図は、第３図の６−６線概略断面図であり、二つの
隣接したホイール片アセンブリの間の連結を示してい
る。第７図は、スポークの両端とホイール片との間の連結を
示しているドラムに設けられた三個のホイールアセンブ
リの一つの単一のスポークとドラムのハブ部分との間の
連結を示す図である。第８図は、第１図の８−８線でとった図であり、インク
ジェット印刷用ヘッドが配列された印刷部を示すととも
にこられのヘッドに隣接して設けられたヒータを示す。第９図は、第８図の９−９線でとった図であり、印刷部
のインクジェット印刷用ヘッドの一つを示している。第10図は、印刷すべきシート表面の一部を示す拡大破断
図であり、第１図の装置の操作により該表面が画素に分
割されている様子を示す。第11図は、第10図の一つの画素内の潜在的なインク滴下
位置の配列を示す説明図である。第12図は、別のドラム構造を示す一部破断斜視図であ
る。第13図は、囲いに入った第12図のドラムの斜視図であ
る。第14図は、第12図の別のドラム構造及び他の構成部分並
びに第13図の囲いをつけたある装置の連係構成部分の概
略図である。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】シート材料に印刷するためのインクジェッ
ト印刷用装置であって、シート材料を支持するための筒状表面（28,228）を画成
するドラム手段（14,214）を有すること；ドラム手段を中心軸で回転させるための手段（Ｍ）を有
すること；中心軸に平行な進路画成手段（29,229）を有すること；インクジェット印刷部を画成し、且つ進路画成手段に設
けられた手段（31）を有すること；前記進路画成手段に沿って前記インクジェット印刷部を
動かすための手段（M₁）を有すること；前記インクジェット印刷部は、前記ドラム表面の前記シ
ート材料へ搏動で送られた小滴のインクを射出するため
の少なくとも１個のインクジェット印刷ヘッド（170）
を有すること；前記インクジェット印刷ヘッドを選択的に操作して、円
周上に延びる走査ラインに沿って、前記ドラム周の前も
って決められた場所でインク滴を供給するための手段
（32,36）が設けられていること；前記インクジェット印刷部を動かすための前記手段
（M₁）は、前記シート材料の実質的な面積が選択的にイ
ンクジェット印刷され得るように、軸方向に間隔をとり
周上に間隔をとった走査線を与えること；前記ドラム手段が、少なくとも２個のスポーク付ホイー
ルアセンブリ（22）と殻構造（27,28,225,227,228）と
を有すること；ホイールアセンブリは、殻構造を支持するリム（22）を
有していること、及び、殻構造が、ホイールアセンブリのまわりに巻きつけられ
た波形の金属内層（27,225）と筒状の外層（28,228）と
を有すること、を特徴とする、インクジェット印刷用装置。
【請求項２】殻構造が、筒状外層（228）と波形金属内
層（225）との間に膨張ポリスチレン層（227）を有する
ことを特徴とする請求項１に記載のインクジェット印刷
用装置。
【請求項３】シート材料に印刷するためのインクジェッ
ト印刷用装置であって、シート材料を支持するための筒状表面（28,228）を画成
するドラム手段（14,214）を有すること；ドラム手段を中心軸で回転させるための手段（Ｍ）を有
すること；中心軸に平行な進路画成手段（29,229）を有すること；インクジェット印刷部を画成し、且つ進路画成手段に設
けられた手段（31）を有すること；前記進路画成手段に沿って前記インクジェット印刷部を
動かすための手段（M₁）を有すること；前記インクジェット印刷部は、前記ドラム表面の前記シ
ート材料へ搏動で送られた小滴のインクを射出するため
の少なくとも１個のインクジェット印刷ヘッド（170）
を有すること；前記インクジェット印刷ヘッドを選択的に操作して、円
周上に延びる走査ラインに沿って、前記ドラム周の前も
って決められた場所でインク滴を供給するための手段
（32,36）が設けられていること；前記インクジェット印刷部を動かすための前記手段
（M₁）は、前記シート材料の実質的な面積が選択的にイ
ンクジェット印刷され得るように、軸方向に間隔をとり
周上に間隔をとった走査線を与えること；前記ドラム手段が、少なくとも２個のスポーク付ホイー
ルアセンブリ（22）と殻構造（27,28,225,227,228）と
を有すること；ホイールアセンブリは、殻構造を支持するリム（22）を
有していること、ドラム手段を囲む囲い板（230）を有すること、及び、囲い板内の空気を排出するための空気移動手段（228）
とインクジェット印刷部の近くで囲い板へ新鮮な空気を
入れるための窓手段（240）を有すること、を特徴とする、インクジェット印刷用装置。
【請求項４】回転するドラムの角位置をモニターするた
めの第１のコード化手段（229）とインクジェット印刷
用ヘッドのタイミング動作のためのコード化手段に対応
する手段（36）とを有することを特徴とする、請求項１
または３に記載のインクジェット印刷用装置。
【請求項５】ドラムの中心軸が水平方向に向いており、
且つドラムが少なくともドラムの軸方向の長さと等しい
直径を有することを特徴とする、請求項１〜３のいずれ
かに記載のインクジェット印刷用装置。
【請求項６】各ホイールアセンブリのリムが、複数のホ
イールリム片サブアセンブリ（229,229）とリム片サブ
アセンブリを互いに連結する締めつけ手段とを有するこ
とを特徴とする、請求項１〜４のいずれかに記載のイン
クジェット印刷用装置。
【請求項７】前記インクジェット印刷部画成手段の軸方
向（または横方向）位置をモニターするための第２コー
ド化手段（207）とインクジェット印刷用ヘッドの操作
のタイミングをとるための第２のコード手段に対応する
手段（36）とを有することを特徴とする、請求項１〜５
のいずれかに記載のインクジェット印刷用装置。