JP2693436B2 - 複写装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はコピーシートを冊子に後丁合いするための割
出し用ソータを用いる形式の改良された書類複写装置に
関し、特に、高速複写機に組込まれるかかる複写装置に
関する。 （従来の技術） より高速及びより精巧な複写機、印刷機等の出現に伴
い、作製される大量のコピーを如何にして最も効果的に
取扱うかについての考慮が益々重要化してきている。一
つの方法としては、複写装置に再循環式書類取扱い装置
の形式の入力装置を設けるということがある。この装置
においては、一枚の書類シートを書類シートの丁合い済
みセットから取り出し、露光プラテン上に載せて各書類
シート当り１回の割合で露光し、そして書類取扱い装置
内の上記セットの頂部へ戻す。これを、上記書類シート
のセットが上記装置を通って完全に循環し、コピーのセ
ットが作られるまで繰返す。 次いで、上記書類シートのセットを第２のコピーセッ
トの複写のために再度循環させる。以下同様に行なう。
各コピーセットが個々に作製されて収集ステーションに
収集されるにつれて、接着剤塗布装置が接着剤綴付け材
を各シートの縁の側面に沿って塗布してセットを綴じ付
ける。これら装置は予備丁合い形式のものであり、書類
シートを、書類取扱い装置により、複写の一作量の開始
ごとに循環させる。複写機に対する出力も、同様に、書
類取扱い装置内の順番号付き書類セットに対応するセッ
トに前丁合いされる。コピーシートは、順々に作製され
るにつれて丁合い済みセットとして収集され、そして、
セットが収集されるときに接着剤綴付けが各シートに対
して個々になされる。このことは、例えば、米国特許第
4,540,458号、第4,511,297号、第4,473,425号、第4,46
1,404号、第4,406,247号、及び第4,140,733号に記載さ
れている。 これらの装置における欠点は２つある。即ち、第１の
欠点は、各綴付け済みコピーセットの作製のための完全
な書類循環が必要であり、そのために、作製速度が、書
類取扱い装置における書類シート取扱い速度における機
械的限界に制限されるということである。入力装置であ
る書類取扱い装置が、原画書類シートを、絶えず再循環
させられるという苛酷な状況の下におくときに、極めて
高い信頼性を有しているということが必要である。実際
上、これら装置に対しては、仕上がりコピーセットの作
製速度に限界値があると思われる。書類取扱い装置内の
書類シートの移動速度を余りに高くしようとすると、該
装置における故障率が許容限界を越えて増す。これら装
置における他の欠点は、セットに丁合いされつつある個
別的シートの各々に対する接着剤塗布が煩雑且つ遅いと
いうことである。 上述の欠点なしに仕上がりコピーセットの作製速度を
もっと高くするために、前丁合いではなしに後丁合いを
用いる複写装置が開発されている。かかる装置は米国特
許第4,444,491号に開示されている。この米国特許に開
示されている装置は、各書類シートに対して、例えば、
各ページ書類のページ１のシートに対して所定数の光像
を作り、その後に、後続の書類シート、例えば該書類の
ページ２に対して同様に光像を作る、というようになっ
ている書類取扱い装置を用いている。極めて多数のコピ
ーセットを複写すべき場合にはこの手順を順々に多数回
繰返す。このようにして、書類取扱いに含まれている機
械的移動を最少限に保持する。 上記の写像手順に従ってコピーシートを作っていると
きに、ソータの垂向きの収集用ビンの単一アレイをいず
れかの方向に垂直移動するように配置してコピーシート
出力を受取り、該コピーシートを丁合いして丁合い済み
セットとする。上記のビンアレイまたはソータは、仕上
がりコピーセットの作製において、事実上、バッファと
して働く。これらセットが作製されるにつれて、ステー
プラを配置して作動させ、上記セットが慣性されるにつ
れて各セットに１つまたは複数のステープルを打込む。
この構成においては、従前に得られていたよりも良好な
処理量が、仕上げ能力を有するこの複写装置に用いられ
ている種々の装置から得られる。 米国特許第4,444,491号に開示されている装置は丁合
い用ビンの往復可動アレイを用いており、上記ビンは、
サーボ駆動装置とともにらせんスクリューにより、垂直
平面内でいずれかの方向に駆動される。上記らせんスク
リューは上記ビンアレイに固定されたボールにねじ込ま
れており、これにより、上記スクリューがいずれかの方
向に回転すると、上記ボール、従って上記アレイはこれ
に伴って垂直に移動させられる。上記サーボ駆動装置は
上記ビンをシート受取りステーションに対して割出し
し、これにより、各ビンが上記ステーションに対して割
出しされるにつれてシートが該ビンへ搬送されるように
する。しかし、この装置に生ずる問題として、上記ビン
アレイへ伝達される割出し移動を常時最高の速度で行お
うとするため、急速な加速及び減速を行い、このため、
比較的多数の機械部品の故障が生ずる可能性がある。更
にまた、上記ビンアレイの急速な加速及び減速運動が耐
えがたい騒音を屡々発する可能性がある。 （発明が解決しようとする問題点） 従って、本発明の目的は、多数のページの書類で成る
冊子を、できる限り高速で且つ機械部品の摩耗及び破損
を最小限で作ることのできる複写装置を提供することに
ある。 （問題点を解決するための手段） 本発明によれば、複写すべき情報をコピーシート上に
複写するための処理装置と、前記情報を各コピーシート
に対する個々の光像の形式に作成するための手段とを有
し、各光像は、後続の異なる光像が所定回数作成される
前に、同じ所定回数順々に作成されるようになっている
複写装置が提供され、本発明の複写装置は、前記複数の
コピーシートを受取り、これらを相異なる画像のコピー
セットとして丁合いするために、コピー受取り位置に隣
接配置されたシート収集用のビンアレイと、前記ビンア
レイに連結されて該ビンアレイを前記コピー受取り位置
に割出し移動させる駆動手段と、前記ビンアレイが前記
コピー受取り位置に対して割出しされるとき前記処理装
置のコピーシート出力前記収集ビンへ送る手段と、前記
駆動手段に接続されて、該駆動手段の割出し移動を、前
記コピーシート出力の送り手段のシート相互間の位置的
関係に従って、減速または加速するように構成されてい
る制御装置とを備え、前記制御装置は、ビンに入る前の
各シートの位置を感知するように配置されたタイミング
装置を有し、該タイミング装置は、感知されるシートが
ビンに入るのに対して遅過ぎる場合または早過ぎる場合
に補正信号を計算し、該補正信号を前記駆動装置に与え
てこれに従って前記ビンアレイの移動を減速または加速
するように構成にされていることを特徴とする。 本発明の他の目的及び利点は図面を参照して行なう以
下の詳細な説明から明らかになる。 （実施例） 本発明を用いた複写装置についての一般的理解のため
に、静電式複写／仕上げ装置の構成部材を示している第
１図を参照して説明する。上記装置の複写機能は、好ま
しくは、ゼログラフィ処理装置11、及び書類取扱い装置
12を有しているものの如きゼログラフィ形式のものであ
る。好ましくは、処理装置11は市販のゼロックス（Xero
x）複写装置、型番9400 及び9500 における処理装置
と同じものであり、極めて高速の複写のためにフラッシ
ュ式フルフレーム露光を用いている。同様に、書類取扱
い装置12は、上記と同じ複写装置に用いられているもの
と同じである。大部分の任意の他の形式のゼロックス処
理装置及び多重露光式書類取扱い装置を用いることがで
きる。処理装置11及び装置12とともに仕上げモジュール
13が作動し、これにより、第１図に示す複写装置を形成
している。 全てのゼログラフィ装置におけると同じように、複写
すべき原画の画像をゼログラフィ感光性面の感光化され
た面上に投影し、その上に静電潜像を形成する。その
後、上記潜像をトナー材で現像し、上記潜像に対応する
ゼログラフィ粉像を上記感光性面に形成する。次いで、
上記粉像を、用紙のシート等のような記録材料へ静電的
に転写する。上記粉像を定着装置によって上記記録材料
に定着し、このようにして上記粉像を上記記録材料の面
に永久的に固着させる。 ゼログラフィ処理装置11は自立装置として配置されて
おり、その全ての処理ステーションは単位囲いまたはキ
ャビネット内に配置されている。上記処理装置は露光ス
テーションを有す。該ステーションにおいて、複写すべ
き原画をガラス製露光プラテン14上に置き、ゼログラフ
ィベルト15の形式の感光性面上に投影する。上記原画ま
たは１セットの個別書類シートを、書類給送装置即ち取
扱い装置12により、一度に一枚ずつ選択的にプラテン14
へ送って露光する。各書類シートの所定回数の露光を行
なった後、該シートを上記セットの頂部へ戻す。このよ
うにしてこのセット全部を複写する。この形式の適当す
る書類取扱い装置が、ここに参照として掲げる米国特許
第3,944,794号に記載されている。 適当なランプ16を有する照明装置によってフラッシュ
照明される各々の書類シートからの写像光線は、レンズ
装置及びミラーにより、ゼログラフィベルト15上に投射
される。ランプ16は適当なフラッシュ用回路（図示せ
ず）に接続されており、該回路は、上記処理装置に対す
るプログラマによって調時された順序で、且つ、操作員
がこの複写装置に予め設定したプログラムに従って制御
される。ゼロックス9500 複写装置はこのようにして作
動し、且つよく知られているから、この点についてのこ
れ以上の細部説明は必要でない。 ゼログラフィベルト15は、処理装置11内に適当に取付
けられた３個の並置ローラの回りを移動するように取付
けられている。上記ベルトは、適当なモータ（図示せ
ず）により、適切な速度で連続的に駆動される。上記ベ
ルトが書類シートからの写像光線に露光されると、光が
当たった区域内の光導伝層が放電させられ、上記書類シ
ートから投射された光像に対応する静電潜像が上記ベル
ト上に残る。上記ベルトが移動を継続するにつれて、上
記静電潜像は現像ステーションを通過する該ステーショ
ンには現像装置17が配置されており、上記静電潜像を現
像する。 現像後、上記粉像は画像転写ステーション18へ移動さ
せられ、該ステーションにおいて、上記現像済み画像
は、主または補助の用紙トレイ19または20からそれぞれ
送り出されるコピー用紙のシートの各々がコンベヤ21に
よって上記転写ステーションへ運ばれてくるときに該シ
ートへ転写される。上記コンベヤはシート整合装置と協
同し、ベルト15上の現像済み画像の移動及び複写処理に
おける他の調時事象に対してシートの正確なタイミング
及び位置決めをなす。上記のタイミング関係及び関連の
構造及び事象についてのこれ以上の細部については、こ
こに参照として掲げる米国特許第3,790,270号、第3,79
6,486号及び第3,917,396号に記載されている。 上記コピーシートはベルト15の移動と同期して移動さ
せられ、転写ステーションにおいて該ベルトと接触す
る。画像転写の後、上記用紙のシートは上記ベルトから
剥離され、裏返し状態で真空コンベヤによって定着ステ
ーションへ運ばれる。該定着ステーションには定着装置
23が配置されており、上記用紙のシートを受取って上記
粉像をその上に定着する。定着の後、上記シートは、後
述する仕上げステーションへ最終的に運ばれ、接着剤に
よって綴付けされてコピーのセットとなる。 処理装置11、書類取扱い装置12、及び仕上げモジュー
ル13を具備するこの複写装置はプログラマＰの制御の下
にあり、該プログラマは、操作員に、次の如き種々のオ
プションを行なうことを可能ならしめる。即ち、装置全
体をターンオンまたターンオフすること、各々の原画書
類のシートまたはセットから作るべき複写の所望数に対
して複写装置をプログラムすること、片面複写または両
面複写のいずれを作るかを選定すること、所望の出力方
式、即ち、セットモードがスタックモードか、綴付けか
非綴付けかを選定すること、片面刷りか両面刷りかを書
類の形式に対して複写装置を調整するために複数の用紙
トレイのうちの一つを選定すること、コピーサイズ縮小
モードを選定すること、及び他の所望の機能を行なうこ
とを可能ならしめる。プログラマＰはまた制御器を有し
ており、該制御器は、処理装置11とその全てのゼログラ
フィ処理機能との間、及び装置制御諸機能間、後述する
自動諸機能間の全ての作動的タイミング及び同期化を提
供する。上記制御器としてはCPU及び適切なマシンクロ
ックを有する任意の適当するマイクロプロセッサであっ
てよいが、好ましくは、上記プロセッサは、米国カリフ
ォルニア州サンタクララ市のインテル（Intel）社製の
インテル8085マイクロプロセッサと類似のものであり、
この複写装置における全ての必要な機能のための十分な
ROM及びRAMを有するものである。 前述したように、コピーシートは主用紙トレイ19また
は補助用紙トレイ20のいずれかから供給される。各トレ
イは、上に或る供給量のシートが乗る適当な昇降器、及
びそれぞれの昇降器上のシートのうちの最上位のものと
作動的に接触するシート給送装置を有す。上記給送装置
は、光受容体ベルト15上の画像の間隔あけに対して調時
した関係で間欠的に作動させられ、いずれかの供給スタ
ックから主用紙供給搬送機即ちコンベヤ21へ上記最上位
のシートを送り出す役をなす。 この複写装置が片面複写にセットされている場合に
は、使用中、定着装置23から出てきた処理装置11から離
れ去るコピーシートは、搬送機27、28により、出口スロ
ット26へ運ばれる。この複写装置が両面複写にプログラ
ムされている場合には、片面上に第１の画像を有してい
るコピーシートは、定着装置23から離れ去った後、途中
で捕らえられ、そして搬送機装置29により、補助トレイ
20へ導かれる。所望数の片面コピーが作られてトレイ20
へ送られると、主トレイ19に対する用紙取扱い機構は不
作動化され、そして補助トレイ20に対する用紙取扱い機
構が作動化される。この装置を再始動させると、トレイ
20からのシートは、該シートの空白面を、上述と同じ仕
方で転写される画像を受取るように配置した状態で、こ
の複写装置を通って給送される。シートがスロット26か
ら出てくるにつれて、該シートは仕上げステーション即
ちモジュール13へ導かれる。この仕上げステーション
は、仕分け機構、ステープラ装置、及び出力昇降器／搬
送機装置を具備している。処理装置11から離れ去った
後、第１図に示すように、各シートは搬送機30上に乗せ
られ、その前の通路と同じ水平面にほぼ沿って、固定受
取り点またはステーション31へ更に運ばれる。上記搬送
器は、上にシートが乗せられる可動無端搬送ベルト32を
有しており、そして、複数の緩く保持された回転可能ボ
ールが自重で上記ベルトに沿って乗っており、該ベルト
を協同してこれらの間にあるシートを搬送する。ベルト
32は、モータ、適当な歯車装置及びプーリ（図示せず）
により、処理装置11の処理速度よりも若干大きい速度で
駆動され、これにより、シート相互間により大きい仕事
空間を与え、また、コピーシートの最終的取扱いが、処
理速度によって決定される装置全体の処理量を阻害する
ことのないようにする。 出口スロット26において、シートに接触するスイッチ
Ｓ−１は、各シートが仕上げステーション13のための搬
送機に入るときに、作動させられるように位置決めされ
る。このスイッチに対する回路は、プログラマＰ内のロ
ジックに接続されており、シートが基準点即ち固定受取
り点31に来ると該シートに対するゼロタイムが開始する
ように仕上げ機能に対するマシンクロックをリセットす
る役をなす。 受取りまたは積込みステーション31には１対の接触式
搬送ローラ33が配置されており、該ローラはそれらの間
のニップ内に各コピーシートを受取り、収集用ビンのア
レイまたはソータ34のビン内にシートを導く。図示の実
施例においては、アレイ34は、垂直列となって配置され
て水平に向けられている10個のビン35を有す。この個数
は、各書類シートがプラテン14上にある間に該シートに
ついて行なわれる所定数の露光に対応する。使用するビ
ンの個数は、マシン「ピッチ」の飛び越しがないよう
に、両面複写作動モードの第１の通過中に用紙通路内に
あるシートの総数に対応すべきである。上記プラテン上
に乗っている各書類シートに対して行なわれる露光の数
もシートもこの総数、即ち、図示の複写装置においては
10枚のシート数に対応する。 アレイ34は双方向垂直移動するように支持用固定フレ
ーム36内に取付けられている。上記アレイは、ビンのシ
ート積込みまたは受取り位置である受取り点31を通って
上下両方向に割出しされるように配置されている。コピ
ーセットモードすなわち冊子作製モードで作動すると、
ビンアレイは一度に１ビンずつ下方へ割出し移動し、各
ビンがコピー受取り位置すなわちステーション31に整合
するとき、コピーシートが搬送機30及びローラ33を通し
て上記ビンに入るように調時される。適当なスイッチで
成る感知器SR−１がビンの入口端に配置されており、シ
ートを受取ると、シートがビンに入ったことを制御装置
に指示して、次の割出し動作を可能にする。 上記アレイが最下位置に到達し、そして最上位のビン
がコピーシートを受取った時には、書類取扱い装置12
は、このコピーシートの製作を開始しておった書類シー
トをプラテンから既に取り除き、そしてセットの後続の
書類シートを加えてしまっている。実際には、処理装置
11内には処理中の複数の画像があり、用紙通路内には若
干枚のコピーシートが種々の搬送機によって搬送されつ
つあるので、書類シートの変更は、これを示すコピーシ
ートがアレイ34内に受取られ始める時よりも遥かに早く
生じてしまっている。上記アレイは、次に続いている書
類シートの最初のコピーシートが最上位のビン内に受取
られるまで、最下位置に留まっており、そこで上記アレ
イは上方へ割出しし、前と同じようにコピーシートの受
取りを可能ならしめる。この上下の割出し動作及び仕分
けは、書類取扱い装置12内にある書類シートのセットに
対する完成した丁合い済みのコピーシートのセットまた
は冊子を各ビン35に担持するようになるまで、継続す
る。 セット綴付けステープラ装置がビン受取り点31及び搬
送機30の下に配置されている。この装置は、丁合い済み
コピーシートの完成セットまたは冊子の各々がビンから
取り出された後に、そのスプラインに１つまたは２つの
ステープルを打込むための、及び上記冊子の昇降器機構
上に載置するための手段を有す。アレイ34内の全てのビ
ン35から上記セットを完全に取り出すことのできるよう
にするためには、上記アレイを、上記冊子に対する積下
し点に対して２回割出しすることが必要である。正常の
丁合い作動モードにおいては、ソータ／仕上げ機構は、
処理取扱い装置12が次の書類シートへ進む前に各書類シ
ートを10回連続して露光するときに、該書類取扱い装置
と協同し、一度に10個のコピーセットまたは冊子（10コ
ピーセットのブロック）を取扱い、このようにして書類
シートのセット全体を露光させる。10個よりも多くのコ
ピーセットがプログラムされている場合にも、書類装置
／仕分け仕上げ装置は10コピーセットのブロックで複写
操作を完了する。上記装置は、プログラムされている数
のセットが完了するまで、10セットのブロックまたは倍
数で仕分けを継続し、且つ自動的に積下しする。 ビンアレイ34は、該アレイのためのフレームの基部に
取付けられているサーボ割出しモータＭ−１の軸に接続
されているボールスクリュー38により、いずれかの方向
に駆動される。上記アレイのこれらの移動は、スクリュ
ー38がねじ込まれているボール39によって行なわれる。
いずれかの方向における上記スクリュー（軸方向移動し
ないように固定されている）の回転により、ボール39、
従って上記アレイの対応の上方または下方の移動が行な
われる。ビンアレイ34並びにその全ての付随構造、制
御、及びその作動についてのこれ以上の細部説明は本発
明の理解のためには不必要である。かかる細部は、ここ
に参照として掲げる米国特許第4,444,491号に開示され
ている。 割出しモータＭ−１は付属のエンコーダを有し、好ま
しくは、上記エンコーダの100パルスによってボールス
クリュー38が１回転するように構成されている。一例を
あげると、この処理装置は、１分間当り120コピー、即
ち0.5秒当り１コピーの割でコピーを作る能力があるも
のと、及びアレイ34のビン間隔が50.8mm（２インチ）で
あるものと仮定する。そこで、理想的には、スクリュー
38のヒッチが12.7mm（0.5インチ）であると、アレイ34
の垂直方向線速度は１秒当り102mm（0.4インチ）とな
り、この装置は、エンコーダパルス当り0.127mm（0.005
インチ）の上記ビンアレイに対する線形運動を提供す
る。 片面または両面複写のコピーシートが処理装置11内で
作られ、搬送機30によって搬送され、そしてビンアレイ
34内に収集された後は、この収集されたセットまたは冊
子は、仕上げ装置40によって更に処理されるべき状態に
なっている。実際には、後述するように、上記ビンアレ
イがその最上位置から最下位置へ移動しつつあるときの
該ビンアレイの最後の一連りの割出し移動中に、この方
向がシート収集中の最後の移動であるべきものであるな
らば、仕上げ動作中の完成して残っている冊子の接着剤
綴付けが行なわれ、これと同時に、丁合いすべき次の10
冊の冊子のためのシートの収集が行なわれている。 仕上げ装置40は５つの小組立体を具備しており、その
各々は、互いに並びに、前に予めプログラムされている
セット数及びセット当りコピーシート数に対して調時さ
れるべき上記システムロジック及びプログラマＰと、並
びに、装置12の書類シート操作と調時された順序で動作
するようにプログラムされている。第１図に示すよう
に、上記仕上げ装置は、セット搬送機42、ステープラ装
置44、及び装置44を動作させるための駆動機構46を具備
している。ステープラ装置44と共に、仕上げステーショ
ン13はまた昇降器48及びセット搬送機50を有している。 セット搬送機42を用い、ソータビン積下しステーショ
ン31の下で、積下しステーションにおけるビンから、２
コピーサイクルピッチまたはビンの割合で、コピーセッ
トまたは冊子を自動的に積下す。２コピーシートの製作
または次々に続く２つのビンの各々内のコピーシートの
収集に等しいサイクルタイム周期が提供される。冊子の
積下し中、上記セット搬送機は、上記ビンアレイの各通
過中、一つおきのビンに対して作動させられる。上記ア
レイが上へ一杯に移動する間、10個のビンのうちの５個
が積下され、そして残りのビンは下へ一杯に移動する際
に積下される。上記セット搬送機及び他の小組立体につ
いてのこれ以上の細部は前掲の米国特許第4,444,491号
に詳細に記載されている。 冊子の綴付け中、ビンアレイ34は積下しステーション
60を通って一度に２ビンずつ割出しされる（第３図）。
上記積下しステーションへはセット搬送器42が冊子の取
出しを行なうために移動する。感知器SR−２が積下しス
テーション60に隣接配置されておって感知器SR−１とと
もに用いられ、セット搬送機42が冊子を取出すために位
置決めされるときの該搬送機のゼロ基準点と、ステープ
ラ44がステープルを冊子のスプラインへ打ち込む時との
間の時間をモニタするようになっている。このタイミン
グデータは、プログラマＰ内のマイクロプロセッサに付
属のサーボ制御器へ伝達される。 これらサーボ制御器は、比較的重い装置に対して、即
ち停止位置から始動させられ、高速動作へ加速され、そ
して停止位置へ運ばれ、これらが全て高速のサイクル的
動作でなされる重い装置に対して、複合動作制御を提供
する。従って、正確な速度制御が各サーボに対して必要
であり、スイッチＳ−１及び感知器SR−１、SR−２を用
いる常時位置モニタが提供される。 昇降器48を用いてコピーシートの綴付け済みまたは綴
付けなしのセットまたはスタックを収集して積重ね山と
なし、コンベヤ50によって操作員へ送り出す。昇降器48
及びこれと協同する制御器の細部については本発明に対
しては必要でない。即ち、これら小組立体は前掲の米国
特許第4,444,491号に適切に開示されている。 本発明では、搬送機30上に置かれる各用紙シートのタ
イミングをとるタイミング装置を有する制御装置が設け
られており、シートを搬送機30のシートのタイミングが
ビンアレイ34の垂直移動の基準速度と比較され、ビンア
レイの割出し移動を、その移動の基準速度に対して加速
または減速させ、シートが処理装置11から時間的にまち
まちに出てくる場合にも各シートをビンに確実に無駄時
間なく入らせるようにする。 本発明の実施においては、シートとシートとの間のタ
イミング（すなわちシート対シートタイミング）のとり
方が、ビンアレイ34に非常に接近したところの感知器SR
−２で行われ、１番目のシートの、２番目のシートに対
するタイミングを、その１番目のシートが感知器SR−１
に達する前に知るようにしており、これにより、感知器
SR−１をビンが一杯であるかどうかのビン充填感知器と
して働くのを可能にしている。 シート対シートタイミングは、搬送機30内に取付けら
れたシート感知器SR−２を用いて行なわれる。シートが
タイミング感知器SR−２に到達すると、第２のシートが
この同じ感知器に到達するまで、プログラマＰに付属の
クロックが計数を開始する。受容限界内であるならば、
このタイミングの効果を用いて新しいビンアレイの速度
を計算し、システムメモリに記憶させる。周知のよう
に、シートの搬送及び取扱いの技術においては、機械の
公差及び周囲の状態のために、いずれの一点におけるシ
ートの位置タイミングもかなり、例えば76.2mm（３イン
チ）も、変化する可能性がある。これは、特に、１分間
当り120枚以上のコピーを作る能力のある複写装置にお
いて認められる。垂直移動式ソータを用いる通例の複写
装置においては、この許容限界の両端にあるシートのタ
イミングの誤りの量は、ビンがシートを受取るべき位置
にないときにシートがソータへ向かって移動させられる
まで、累積し、これによって誤りが生ずる。 本発明においては、シート相互間の計算されたタイミ
ングが許容限界外である場合には、この複写装置は運転
中止とする。例えば、許容限界としてのシートタイミン
グが0.470秒と0.550秒との間にあるものと仮定すると、
シートタイミングが0.470秒未満であったり、あるいは
0.550秒を越えたりした場合には、上記アレイは停止
し、装置全体も停止する。他方、シートタイミングが0.
470秒〜0.550秒である場合には、新しいビンアレイ速度
が計算されて上記プログラマのメモリに記憶される。第
１のシートがビン充填感知器SR−１に到達すると、この
ビンアレイ速度は上記記憶されている値を変更する。 シートＮがタイミング感知器SR−２に到達すると、上
記マシンクロックは始動し、シートＮ＋１が該感知器に
到達するまで動作継続する。その時、上記クロックはリ
セットされ、シートＮ＋１からＮ＋２へ計数を始める。
シートＮからＮ＋１までの時間が解ると、上記ビンアレ
イがシートＮ＋１に対する所定位置をとるために移動し
なければならない速度が計算される。これは、50.8mm
（2.0インチ）（ビンからビンまでの距離）を時間
（Ｔ）で除したものである。或る複写量のうちの最初の
シートの後のいずれのシートに対しても、上記ビンアレ
イはいずれの与えられた位置もとらない。これは、サー
ボ駆動速度の公差によって生ずる位置的誤差のためであ
る。 これらの誤差は、サーボモータＭ−１に関するエンコ
ーダパルス（各パルス＝0.127mm（0.005インチ）のビン
の移動）を計数することにより、上記サーボモータをモ
ニタすることによって最小化される。ビンアレイ位置の
誤差（Ｅ）は、ビンが移動した距離（Ｓ）から、該ビン
が移動したであろう距離（Ｄ）を減じたもの、即ちＥ＝
Ｓ−Ｄである。本発明においては、その次の新しい速度
に対して新しい距離を計算する。これは、50.8mm（２イ
ンチ）から最後の距離の誤差（Ｅ）を減じたもの、即ち
Ｄ＝50.8−Ｅとなる。この新しい距離（Ｄ）を所要の速
度に対する新しい時間（Ｔ）で除す。 上記ビンアレイがそれぞれのビン内にシートを受取る
ためにいずれかの方向に駆動されるにつれて、感知器SR
−２及びSR−１に次々に到達するシート間のタイミング
で決まる新しい速度が該ビンアレイに与えられる。 第４図は第１図における複写装置に対する制御装置の
ブロック線図である。プログラマＰは次の４つのリモー
トに作動的に接続される。即ち、（１）ゼログラフィ処
理、コピーシートの移動、タイミング及びモニタ動作、
並びに処理装置内の他の全てのパラメータを制御するた
めの処理装置11、（２）フラッシュ照明装置及び回路並
びにコピーサイズ縮小（この特徴が得られるならば）を
具備する入力ステーション、（３）自動書類取扱い装置
12、及び（４）仕上げステーション13に接続される。 仕上げステーション13は２つの駆動体を有し、その一
方のものは、リレーまたはリイデイアックにより、冊子
綴じ付けに関係する種々のモータに作動的に接続されて
いる。他の駆動体はサーボ制御器に作動的に接続され、
この制御器は２つのパワー増巾器多び付属の回路に接続
されている。上記パワー増巾器の一方はソータアレイ割
出しモータＭ−１を賦勢及び作動させる役をなし、他方
の増巾器は上記セット搬送モータを賦勢及び作動させる
役をなす。前述したように、これらモータは種々の構造
に対してかなり複雑な運動をなさしめるのであり、正確
な速度制御を保持する必要がある。上記パワー増巾器の
うちの一つはまた上記仕上げステーション内の種々のク
ラッチ及びソレノイドに作動的に接続されている。 上記サーボモータによってビンアレイ34に与えられる
新しい速度の較正に用いるためにマシンクロックがプロ
グラマＰに組み込まれている。上記サーボモータのため
のエンコーダは上記サーボモータのためのサーボ制御器
と関連している。 （発明の効果） 本発明によれば、ビンに入る前の各シートの位置を感
知するように配置された、制御装置のタイミング装置
が、感知されるシートがビンに入るのに対して遅過ぎる
場合または早過ぎる場合に補正信号を計算し、コピーシ
ート出力の送り手段のシートの送りに合わせてビンアレ
イの割出し移動の速度を加減するので、常に最高速度を
目標に割出し移動させられた従来の割出し移動機構とは
違って、その機械部品の摩耗及び破損を最小限にし、ま
た、割出し移動の際の騒音を小さくする。 以上、本発明を上述の構造について説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲に
記載の如き本発明の範囲内で種々の変形または変更が可
能である。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明を用いた静電写真式複写／仕上げ装置の
構成を示す側面図、第２図はビンアレイソータ及びステ
ープル打込み装置の斜視図、第３図は第１図の装置に対
してシートを搬送するためのシート搬送機の立面図、第
４図は本発明の制御機能の構成を示すブロック線図であ
る。 11……ゼログラフィ処理装置、 14……プラテン、 16……ランプ、 30……搬送機、 34……収集用ビンアレイ、 38……ポールスクリュー、 39……ボール、 40……仕上げ装置、 Ｐ……プログラマ、 SR−１、SR−２……感知器。

Claims (1)

1. (57)【特許請求の範囲】 １．複写すべき情報をコピーシート上に複写するための
   処理装置と、前記情報を各コピーシートに対する個々の
   光像の形式に作成するための手段とを有し、各光像は、
   後続の異なる光像が所定回数作成される前に、同じ所定
   回数順々に作成されるようになっている複写装置におい
   て、 前記複数のコピーシートを受取り、これらを相異なる画
   像のコピーセットとして丁合いするために、コピー受取
   り位置に隣接配置されたシート収集用のビンアレイと、 前記ビンアレイに連結されて該ビンアレイを前記コピー
   受取り位置に割出し移動させる駆動手段と、 前記ビンアレイが前記コピー受取り位置に対して割出し
   されるとき前記処理装置のコピーシート出力を前記収集
   ビンへ送る手段と、 前記駆動手段に接続されて、該駆動手段の割出し移動
   を、前記コピーシート出力の送り手段のシート相互間の
   位置的関係に従って、減速または加速するように構成さ
   れている制御装置とを備え、 前記制御装置は、ビンに入る前の各シートの位置を感知
   するように配置されたタイミング装置を有し、該タイミ
   ング装置は、感知されるシートがビンに入るのに対して
   遅過ぎる場合または早過ぎる場合に補正信号を計算し、
   該補正信号を前記駆動装置に与えてこれに従って前記ビ
   ンアレイの移動を減速または加速するよう構成にされて
   いる ことを特徴とする複写装置。