JP2693192B2 - ホログラムシートおよびその作製方法 - Google Patents

ホログラムシートおよびその作製方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は周辺部分にぼかし部を形成したホログラムシ
ートとその作製方法に関する。
〔技術的背景とその問題点〕
物体光を参照光と干渉させて形成したホログラムは表
示情報を立体像などとして再生するので、周辺部分は目
立たないが、自動車、航空機にヘッドアップディスプレ
イのコンバイナーとして使用される反射型ホログラムシ
ートなどは特定の波長に反射率ピークがあり、その補色
が透過して視認され、また、ホログラムを全面に記録し
た従来の反射型ホログラムでは光学特性がエッジ部との
その他の部分では、熱処理等によって異なるのでホログ
ラムシートと板ガラス等との境界部分がシャープに視認
されて、目立ってしまうので安全上も好ましいものでは
なかった。
〔発明の目的〕
本発明はこのような点に鑑みてなされたもので、ホロ
グラムシートと板ガラスなど透明板状体との境界部分に
ホログラム特有のぼかし部を形成し、この部分が出来る
だけ目立たずソフトに視認されるホログラムシートとそ
の作製方法を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
透明板状体に設けたホログラムシートであって、周辺
部分を残して、感材のほぼ全面に回折効率ηなるホロ
グラムを記録するとともに、該周辺部分の残余部分に
は、その回折効率ηが0≦η≦ηなる範囲でエッ
ジ部に向けて次第に小さくなるようにホログラムを記録
したことを特徴とするもので、このような反射型ホログ
ラムを作製する方法は感材の周辺部において、エッジ部
に向けて透過率を次第に小さくなるような濃度フィルタ
ーを介して露光するものである。
〔作用〕
周辺部を残して、感材のほぼ全面に回折効率ηなる
ホログラムを記録し(以下、主ホログラム記録部と略称
する)、周辺の残余部分にはその回折効率ηが0≦η
≦ηなる範囲で、エッジ部に向けて次第に小さくな
るホログラムを記録(以下、周辺ホログラム記録部と略
称する)することにより、周辺ホログラム記録部の透過
率、反射率とも、透明板状体を含む主ホログラム記録部
と透明板状体の中間の値であり、しかもなだらかに変化
させるとともに、主ホログラム記録部分の反射主波長の
補色が透過して見えるが、この補色もエッジ部に向けて
次第に薄くなるので、これらが相俟ってホログラムシー
トの周辺部は目立たくなり、ソフトに視認されるように
なる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。
第1図、第2図は本発明の反射型ホログラムをヘッド
アップディスプレイ用のコンバイナーとして自動車用合
わせ窓ガラスに応用した要部分解概略図と要部正面図、
第3図は第1図におけるA−A断面と回折効率ηの関係
を示す図、第4図は濃度フィルターを示す概略図、第5
図は本発明の反射型ホログラムを作製するための光学系
を示す平面図である。
第1図、第2図に示すように本発明の反射型ホログラ
ムをヘッドアップディスプレイ用のコンバイナーとして
自動車の前部窓ガラスに装着した応用例で説明する。
2枚の板ガラス1、1′を中間膜2としてのポリビニ
ールブチラールで接着した合わせガラスの一方の板ガラ
ス1に後述する方法で作製した反射型ホログラム水と3
をコンバイナーとして接着し、蛍光表示管などの表示器
4から投射される表示情報を反射型ホログラムシート3
で反射させ、運転者の目5に視認させるものである。
(ホログラム作製) ポリエステルフィルム6上に感材7としての重クロム
酸ゼラチンを塗布して乾燥させたホログラム限板を、イ
ンデックスマッチング液を介して、無反射ガラスの周辺
部分において黒色塗料などでエッジ部から内側にかけて
次第に透過率が大きくなるようにした第4図に示す濃度
フィルター8により、8、8のように挟持し、第5図に
示す光学系により露光する。
レーザー発振器9から発振されるレーザー光をビーム
スプリッタ10で2分割し、一方は凸レンズ11、凹面鏡12
を介して平面波として、他方は凸エンズ13、凹面鏡14を
介して平面波としてそれぞれ感材7を照射、その後通常
の方法により現像、定着処理を行ない、第3図に示すよ
うな主ホログラム記録部15の回折効率がη(90〜100
%)であり、残余部分の周辺ホログラム記録部16の回折
効率ηはηから0まで連続的に変化する反射型ホロ
グラムシートを得た。
(再生) このようにして得られた反射型ホログラムシート3を
第1図に示すように自動車前部窓ガラスに装着して、蛍
光表示管などの表示器4により速度などの表示情報を反
射型ホログラムシート3に投射したところ、運転者の目
5に良好に視認されるとともに、反射型ホログラムシー
トの周辺部はなだらかに窓ガラスの透明部に一体化する
ようになり、ぼかし効果が顕著であり安全上も好ましい
ものであった。
以上、好適な実施例により説明したが、本発明はこれ
らに限定されるものではなく、種々の応用が可能であ
る。
周辺ホログラム記録部の回折効率ηは、主ホログラ
ム記録部に隣接する部分では主ホログラム記録部に等し
いη、エッジ部では0としてη〜0まで連続的に変
化させるものが最も好ましいが、η、0に近似させれ
ばよく、またその間も階段状に変化させてもぼかし効果
が得られる。また、回折効率0の部分に若干の幅を持た
せるようにしてもよい。
ホログラムは光強度を位相差の分布として形成される
位相型ホログラムであればよく反射型ホログラムに限ら
ず透過型ホログラムにも応用できる。
感材については、重クロム酸ゼラチン以外にもポリビ
ニールカルバゾール、ハロゲン化銀感光材料、各種のフ
ォトポリマーなど適宜選択すればよい。
また、本発明のホログラムシートはヘッドアップディ
スプレイ用のコンバイナー以外にも、伝達したい情報を
認識させるための表示装置などにも応用することがで
き、従って自動車等の乗り物、建築用窓の構築物などに
設けることもでき、その場合に合わせガラスだけでなく
単板ガラスに配設可能であることは言うまでもない。さ
らに、ホログラムシートを設ける対象物は透明板状体で
あればよく、板ガラスに限らずポリビニールブチラール
樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂などの透明
樹脂であってもよい。
〔本発明の効果〕
本発明のホログラムシートは周辺ホログラム記録部の
回折効率をエッジ部に向けて次第に小さくすることによ
り、ホログラム特性のぼかし効果を奏するもので、その
周辺部は板ガラスなどの透明板状体と一体化してソフト
に視認させることができるものである。
従って、ヘッドアップディスプレイなどに応用する場
合には、安全性も向上させるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明の反射型ホログラムをヘッドア
ップディスプレイ用のコンバイナーとして自動車用合わ
せ窓ガラスに応用した要部分解概略図と要部正面図、第
3図は第1図におけるA−A断面と回折効率ηの関係を
示す図、第4図は濃度フィルターを示す概略図、第5図
は本発明の反射型ホログラムシートを作製するための光
学系を示す平面図である。 1、1′……板ガラス、2……中間膜、 3……反射型ホログラムシート 4……表示器、7……感材 8……濃度フィルター 15……主ホログラム記録部 16……周辺ホログラム記録部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明板状体に設けたホログラムシートであ
    って、周辺部分を残して、感材のほぼ全面に回折効率η
    なるホログラムを記録するとともに、該周辺部分の残
    余部分には、その回折効率ηが0≦η≦ηなる範
    囲でエッジ部に向けて次第に小さくなるようにホログラ
    ムを記録したことを特徴とするホログラムシート。
  2. 【請求項2】透明板状体に設けるホログラムシートの作
    製方法であって、感材の周辺部分において、エッジ部に
    向けて透過率が次第に小さくなるような濃度フィルター
    を介して露光することを特徴とするホログラムシートの
    作製方法。
JP31319588A 1988-12-12 1988-12-12 ホログラムシートおよびその作製方法 Expired - Fee Related JP2693192B2 (ja)

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DE4110235C2 (de) * 1991-03-28 1995-03-16 Ver Glaswerke Gmbh Verfahren zur Herstellung eines am Rand eine Übergangszone aufweisenden holographischen Elements für eine Windschutzscheibe
US5477347A (en) * 1993-07-14 1995-12-19 Tamarack Storage Devices Method and apparatus for isolating data storage regions in a thin holographic storage media

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