JP2692511B2 - コイル巻取りまたは巻戻し機のスリーブ交換装置 - Google Patents

コイル巻取りまたは巻戻し機のスリーブ交換装置

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JP2692511B2
JP2692511B2 JP4294012A JP29401292A JP2692511B2 JP 2692511 B2 JP2692511 B2 JP 2692511B2 JP 4294012 A JP4294012 A JP 4294012A JP 29401292 A JP29401292 A JP 29401292A JP 2692511 B2 JP2692511 B2 JP 2692511B2
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JP
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sleeve
rewinding machine
coil
coil winding
carriage
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秀敏 山内
静人 西尾
一正 大島
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JFE Engineering Corp
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JFE Engineering Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコイル巻取りまたは巻戻
し機のスリーブ交換装置に係り、コイルの巻取りまたは
巻戻しをなすための機構に関し、そのマンドレルリール
の如きに対しスリーブを適切に交換操作するための装置
を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】金属帯板を巻取るに当って回転するリー
ルに対しスリーブを挿入することは巻取られるコイルの
内径寸法を決定し、あるいはストリップの巻取り端部に
おける損傷を防止するような目的において不可欠的であ
り、従って、このようなスリーブのリールに対する装脱
については従来からそれなりの提案がなされている。即
ち、実開昭58−51815号公報や実開昭62−17
4711号公報においてはプッシャまたは台車等の専用
設備によってスリーブをリールに着脱することが提案さ
れている。
【0003】また実開平1−128905号公報や実開
平1−128906号公報のものにおいてはスリーブの
偏平防止目的において外面からガイドローラまたはクラ
ンプアーム等によって抑制することによりコイルの形状
矯をなすことが発表されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した実開昭58−
51815号公報や実開昭62−174711号公報の
ものにおいては専用設備を用いるものであるから大型
で、また相当に高額とならざるを得ず、運転操業が容易
でない。又このような巻取り、巻戻し機器にはコイルを
該機器に装脱するためのコイルカーが附設されている
が、このようなコイルカーは前記スリーブ装脱機器の操
作を妨害し、更にはスリーブ装脱機器の作動範囲が大と
ならざるを得ないなどの不利がある。
【0005】一方前記した実開平1−128905号公
報や実開平1−128906号公報によるものにおいて
は外面からの矯正であるから相当の抑制力を必要とし、
またその機構が大型となり、取扱いが容易でないなどの
欠点を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記したような
従来技術における課題を解消することについて検討を重
ね、この種鋼帯などの巻取りまたは巻戻し設備において
不可欠的なコイルカーを利用し、比較的簡易な構成およ
び操作によるスリーブ台車によって適切にスリーブ交換
目的を達成することに成功したものであって、以下の如
くである。
【0007】(1) コイル巻取りまたは巻戻し機に近
接し得るコイルカーと該コイルカーの走行方向と直交
し、またはコイル巻取りあるいは巻戻し機の同一軸心上
で走行するスリーブ台車を有し、該スリーブ台車に形成
された支持アームには円弧状または円弧状化するスリー
ブ内面保持部を複数個配設したことを特徴とするコイル
巻取りまたは巻戻し機のスリーブ交換装置。
【0008】(2) スリーブ内に挿脱されるスリーブ
内面保持部が円弧状をなしあるいは円弧状化する複数個
の部体より成り、これらのスリーブ内面保持部がスリー
ブ台車に形成された支持アームに開閉可能に枢着して対
設され、スリーブの抜き取られた状態でそれらの部体が
縮径状とされると共にスリーブの荷重が作用することに
よって拡径しスリーブの内面に接合保持するようにされ
たことを特徴とするコイル巻取りまたは巻戻し機のスリ
ーブ交換装置。
【0009】第1発明は、コイル巻取りまたは巻戻し機
に近接し得るコイルカーと該コイルカーの走行方向と直
交し、またはコイル巻取りあるいは巻戻し機の同一軸心
上で走行するスリーブ台車を有し、該スリーブ台車に形
成された支持アームには円弧状または円弧状化するスリ
ーブ内面保持部を複数個配設したことによりコイルカー
を利用したスリーブの装脱を図らしめ、スリーブ装着時
スリーブを円弧状に保てるので容易に装入でき、比較的
簡易な構成および操作によるスリーブ台車によって円滑
なスリーブの装脱を行わせ、設備費を低コスト化すると
共にコイルカーなどの妨害をなからしめる。
【0010】第2発明は、スリーブ内に挿脱されるスリ
ーブ内面保持部が円弧状をなしあるいは円弧状化する複
数個の部体より成り、これらのスリーブ内面保持部がス
リーブ台車に形成された支持アームに開閉可能に枢着し
て対設され、スリーブの抜き取られた状態でそれらの部
体が縮径状とされると共にスリーブの荷重が作用するこ
とによって拡径しスリーブの内面に接合保持するように
されたことによってスリーブ内面においてスリーブの重
量を有効に支持し、また該スリーブの内面から押し開き
作用力を与えてスリーブの扁平化をスリーブ自体の重力
で適切に防止する。
【0011】
【実施例】上記したような本発明によるものの具体的な
実施態様を添付図面に示すものについて説明すると、本
発明においては図1に示すように巻取り巻戻し機構A、
コイルカーBおよびスリーブ台車Cより成り、コイルカ
ーBは機構Aに対し進退するように走行せしめられ、し
かもスリーブ台車CはこのコイルカーBの走行方向に直
交した方向またはコイル巻取りあるいは巻戻し機の同一
軸心上で走行されるように成っている。
【0012】前記したコイルカーBは巻取り巻戻し機構
Aで巻取られたコイルを載置して搬送するためのもので
あって、コイルを安定に支持すべき支持面を形成してい
るが、スリーブ台車Cについては図2と図3に示す如く
であって、走行自在とした台車本体1にアーム2が形成
され、該アーム2には円弧状のスリーブ内面保持部3が
図示のように複数個配設されたものである。
【0013】なお前記台車1にはウエート11を設け、
またアーム2には補強リブ12が配設されていて所要の
強度と安定性を得しめ、走行についてはギヤードモータ
4やスプロケット、チェーンなどを採用し、的確な走行
を図る。
【0014】上記保持部3については、図2、図3のも
のにおいてスリーブ径を異にした2個が配設されている
が、この保持部3については別に図4と図5に示すよう
に更に多数個とすることができる。またこれらの保持部
3はその形態が元々円弧状をなしたものの外、スリーブ
をコイル巻取りまたは巻戻し機に装入しあるいは装着し
たときに変形可動して円弧状となるものでよい。特に図
5のものにおいては保持部3が回動可能な取付座15上
に設けられ、適宜に回動して夫々に寸法を異にしたスリ
ーブに適用することができる。更に、この図5のものを
巻取りあるいは巻戻し機の同一軸上を走行するように配
置してもよい。
【0015】図6には更に別の本発明による実施態様が
示されている。即ち前述したような保持部3が複数個に
分割され、それらの保持部3a、3aは中間部より上方
に偏した位置において夫々枢支14されたもので、斯か
る各保持部3aに対してはストッパー5が設けられてい
て、その枢支部14を中心とした各保持部の作動関係を
規制するように成っている。
【0016】即ち、この図6に示したものの作用関係に
ついては図7に示す如くであって、常態においては図7
(A)のように枢支点14を中心として各保持部3a自
体の重量で縮径状態をなし、スリーブ6の挿脱を容易な
らしめているが、この状態でスリーブ6を保持部3a、
3aに装着し、コイルカーBが降下するならば同図
(B)の状態を経て、図7(C)のようにスリーブ6の
重量が両保持部3a、3aに作用してストッパー5を離
れ、各保持部3a、3aによってスリーブ6の内面を外
側方向に押し、スリーブ6の扁平化を防止する。即ちス
リーブ6自体の重量を利用してスリーブ6の真円状態を
維持せしめることができる。
【0017】なおこの図6のものにおいては台車本体1
の駆動がギヤードモータ16によって行われ、即ちギヤ
ードモータ16で駆動されるスプロケット17がローラ
チェーン18と係合し、該ローラチェーン18によって
台車本体1を走行するように成っている。
【0018】
【発明の効果】以上説明したような本発明によるときは
コイルカーを利用して相当の重量を有するスリーブを円
滑に装脱操作し得るものであり、コイルカーとスリーブ
台車に作業者の人手などを必要としないで自動的装脱を
安全に実施せしめ、しかも前記のようにコイルカーを利
用することから既設設備に対する適用が容易で低コスト
であると共に既設設備の妨害なしに実施できる効果を有
しており、更に第2発明によればスリーブに対する挿脱
を容易とすると共に前記のように重量の大きいスリーブ
の変形、扁平化を防止し得るなど、工業的にその効果の
大きい発明というべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるもののスリーブ交換操作を示した
説明図である。
【図2】本発明におけるスリーブ台車の1例を示した正
面図である。
【図3】図2に示したものの側面図である。
【図4】本発明による変形例を示した図3と同様な側面
図である。
【図5】本発明による更に別の変形例を示した図4と同
様な側面図である。
【図6】本発明によるもう1つの変形例を示したスリー
ブ装着状態の側面図である。
【図7】図6に示したものにおける分割された保持部の
作用関係を示した説明図である。
【符号の説明】
1 台車本体 2 アーム 3 スリーブ内面保持部 3a 分割された保持部 5 ストッパー 6 スリーブ 11 ウェート 12 補強リブ 14 枢支 15 取付座 16 ギヤードモータ 17 スプロケット 18 ローラチェーン 19 回転輪 A 巻取り巻戻し機構 B コイルカー C スリーブ台車

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル巻取りまたは巻戻し機に近接し得
    るコイルカーと該コイルカーの走行方向と直交し、また
    はコイル巻取りあるいは巻戻し機の同一軸心上で走行す
    るスリーブ台車を有し、該スリーブ台車に形成された支
    持アームには円弧状または円弧状化するスリーブ内面保
    持部を複数個配設したことを特徴とするコイル巻取りま
    たは巻戻し機のスリーブ交換装置。
  2. 【請求項2】 スリーブ内に挿脱されるスリーブ内面保
    持部が円弧状をなしあるいは円弧状化する複数個の部体
    より成り、これらのスリーブ内面保持部がスリーブ台車
    に形成された支持アームに開閉可能に枢着して対設さ
    れ、スリーブの抜き取られた状態でそれらの部体が縮径
    状とされると共にスリーブの荷重が作用することによっ
    て拡径しスリーブの内面に接合保持するようにされたこ
    とを特徴とするコイル巻取りまたは巻戻し機のスリーブ
    交換装置。
JP4294012A 1992-10-08 1992-10-08 コイル巻取りまたは巻戻し機のスリーブ交換装置 Expired - Lifetime JP2692511B2 (ja)

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