JP2692003B2 - 動力伝達系路切換機構の制御装置 - Google Patents

動力伝達系路切換機構の制御装置

Info

Publication number
JP2692003B2
JP2692003B2 JP2336189A JP2336189A JP2692003B2 JP 2692003 B2 JP2692003 B2 JP 2692003B2 JP 2336189 A JP2336189 A JP 2336189A JP 2336189 A JP2336189 A JP 2336189A JP 2692003 B2 JP2692003 B2 JP 2692003B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching
load
rotation
actuator
set value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2336189A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02204136A (ja
Inventor
洋 二宮
英夫 白石
龍博 木原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2336189A priority Critical patent/JP2692003B2/ja
Publication of JPH02204136A publication Critical patent/JPH02204136A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2692003B2 publication Critical patent/JP2692003B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば4輪駆動モードと2輪駆動モードの
切換えが可能とされた4輪駆動車等の車両、特に駆動モ
ードの切換操作をアクチュエータによって行うようにし
た車両における動力伝達系路切換機構の制御装置に関す
る。
(従来の技術) エンジン出力により前輪及び後輪を駆動するようにし
た4輪駆動車においては、例えば特公昭63−28646号公
報に記載されているように、運転者の選択により、前輪
及び後輪を駆動する4輪駆動モードと、前輪または後輪
のいずれか一方のみを駆動する2輪駆動モードとの切換
えを可能とすると共に、その切換操作性の向上のため、
該操作をアクチュエータにより行うようにすることがあ
る。この場合、前輪または後輪のいずれか一方の車輪へ
の動力伝達系路上に、被操作部材を移動させて駆動側部
材と従動側部材とを分離しもしくは接続することにより
該系路を断接する切換機構を設けると共に、正逆両方向
に回転可能とされたモータ等のアクチュエータにより、
上記被操作部材を駆動側部材と従動側部材とが接続され
る4輪駆動位置、もしくは両部材が分離される2輪駆動
位置に移動させるように構成するのが通例である。
そして、このようにアクチュエータにより切換機構を
操作するものにおいては、特定の駆動モード切換操作時
に、アクチュエータの操作力を一定値に制限して良好な
操作性を確保すると共に、該アクチュエータを過負荷か
ら保護するため、該アクチュエータの負荷が第1設定値
及び第2設定値以上となったことをそれぞれ検出する第
1、第2負荷検出手段と、これらの検出手段からの信号
に基いて、アクチュエータのその時点における回転を停
止させ、且つ負荷が解消されるように該アクチュエータ
の反転を許容する回転方向設定手段とを設けることが考
えられている。
つまり、特定の駆動モード切換操作時において、第1
負荷検出手段が第1設定値以上の負荷を検出したとき
に、回転方向設定手段によりその負荷が作用した方向の
アクチュエータの回転を停止させ且つ反対方向の回転を
許容することにより、該アクチュエータによる切換機構
の操作力を上記第1設定値に制限して、例えば切換ショ
ックを抑制し、また、第2負荷検出手段が上記第1設定
値より大きな第2設定値以上の負荷を検出したときに
は、同じく回転方向設定手段によりその負荷が作用した
方向の回転を停止させ且つ反対方向の回転を許容するこ
とにより、該アクチュエータに過負荷が作用することを
防止するのである。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記のように切換機構を操作するアクチュ
エータの負荷を検出する第1、第2負荷検出手段と、こ
れらの検出手段からの信号に基いてアクチュエータの回
転方向を設定する回転方向設定手段とを設けて、上記の
ようにアクチュエータの操作力を制御し、また該アクチ
ュエータを過負荷から保護するようにした場合、運転者
による駆動モードの切換操作によっては次のような不具
合が起こりうる。
つまり、運転者が例えば第1の駆動モードから第2の
駆動モードへの切換操作を行なった後、その切換完了前
に再び第2の駆動モードから第1の駆動モード側への切
換操作を行った場合、アクチュエータは例えば正転方向
から逆転方向へ回転方向が急激に切換えられることにな
るが、このとき、通電方向は逆転方向に瞬時に切換えら
れても、アクチュエータ自体は慣性によって正転方向に
若干回転し、この慣性による回転によって上記第1設定
値以上の負荷がアクチュエータに作用する場合が起こり
うる。この場合、回転方向設定手段は、実際には正転方
向に対して第1設定値以上の負荷が作用したのに、通電
方向は既に逆転方向に切換わっているため、逆転方向に
対して第1設定値以上の負荷が作用したものと誤判定し
て、この逆転方向の回転を停止させると共に、正転方向
の回転を許容するように回転方向を設定してしまうので
ある。そして、このように正転方向の回転によって負荷
が第1設定値以上となった状態で、さらに正転方向の回
転が許容されると、次に運転者が第1駆動モード側から
第2駆動モード側への正転方向の切換操作を再度行った
ときに、アクチュエータが第1設定値を超えた状態から
さらに負荷の増大方向へ回転し、第2設定値以上となっ
ても回転し続けることになって、該アクチュエータに著
しく大きな負荷が作用することになるのである。
本発明は、特定の駆動モード切換操作時にアクチュエ
ータによる操作力を一定値に制限すると共に、該アクチ
ュエータを過負荷から保護するための回転方向設定手段
を設けた場合における上記のような問題に対処するもの
で、アクチュエータの回転方向の誤った設定による該ア
クチュエータの過負荷状態の発生を未然に防止すること
を課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本発明は次のように構成し
たことを特徴とする。
すなわち、本発明に係る動力伝達系路切換機構の制御
装置は、エンジンから車輪に至る動力伝達系路を切換え
て複数の駆動モードを得る切換機構と、通電方向を切換
えることにより正逆両方向に回転可能とされて、選択さ
れた駆動モードとなるように上記切換機構を操作するア
クチュエータと、該アクチュエータの負荷が第1設定値
以上及び該第1設定値より大きな第2設定値以上となっ
たことをそれぞれ検出する第1、第2負荷検出手段と、
これらの負荷検出手段により第1設定値もしくは第2設
定値以上の負荷を検出したときに、該アクチュエータに
対するその時点での方向への回転を停止させると共に反
対方向への回転を許容する回転方向設定手段とが設けら
れた構成において、上記第1負荷検出手段による第1設
定値以上の負荷の検出により許容された方向へのアクチ
ュエータの回転中に、第2負荷検出手段によって第2設
定値以上の負荷が検出されたときに、上記回転方向設定
手段による回転方向の設定をリセットする回転方向設定
リセット手段を設けたことを特徴する。
(作用) 上記の構成によれば、アクチュエータの回転方向が例
えば正回転となる第1の駆動モードから第2の駆動モー
ドへの切換操作の完了前に、アクチュエータの回転方向
が逆方向となる切換操作が行われた場合において、アク
チュエータに対する通電方向が反転したのに、該アクチ
ュエータが慣性によって正転方向に回転して第1設定値
以上の負荷が作用したとき、回転方向設定手段は逆転方
向の回転によって負荷が第1設定値以上となったものと
誤判定し、逆転方向への回転を停止させると共に、正転
方向への回転を許容することになる。そのため、次に再
度正転方向への切換操作が行われたときに、アクチュエ
ータが負荷の増大方向へさらに回転して、該負荷が第2
設定値にまで増大することになるが、このとき、回転方
向設定リセット手段が上記回転方向設定手段による回転
方向の設定、具体的には、上記の場合、正転方向への回
転を許容する設定をリセットする。これにより、負荷が
第2設定値に達した時点で正転方向の回転が停止され
て、アクチュエータが該第2設定値を超えて負荷が増大
する方向に回転することが防止され、該アクチュエータ
が過負荷から保護される。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例について説明する。
まず、第1図により本実施例に係る4輪駆動車の概略
の構成とその制御システムを説明すると、この4輪駆動
車には、変速機(図示せず)を介してエンジン出力が入
力されるトランスファ装置10が備えられ、該装置10に前
方へ突出する第1出力軸11と、後方へ突出する第2出力
軸12とが設けられている。そして、第1出力軸11は、プ
ロペラシャフト13、前輪用差動装置14及び左右の前車輪
15,16を介して前輪に至り、また、図示しないが、第2
出力軸12もプロペラシャフト、後輪用差動装置及び左右
の後車輪を介して後輪に至っている。
上記トランスファ装置10は、後述するように、主たる
構成要素として、副変速機20と、センタデフ30と、切換
装置40とを有する(第2,3図参照)。そして、このトラ
ンスファ装置10は、上記副変速機20からの動力を第2出
力軸12から後輪側へのみ伝達する2輪駆動状態と、第
1、第2出力軸11,12から前輪側及び後輪側へそれぞれ
出力する4輪駆動状態との切換えが可能とされ、また4
輪駆動状態においては、上記センタデフ30を差動動作さ
せて前、後輪間の回転速度差の発生を許容するセンタデ
フフリーの状態と、該センタデフの差動動作を阻止して
前、後輪を均等に駆動するセンタデフロックの状態との
切換えが可能とされ、これらの切換えを上記切換装置40
によって行うようになっている。
また、上記前輪差動装置14には、一方の前車輪16への
動力の伝達を断接するフリーホイール装置50が設けら
れ、該装置50を駆動する負圧式のアクチュエータ51が備
えられている。このアクチュエータ51には、第1、第2
負圧通路52,53が接続されていると共に、これらの負圧
通路52,53にフリーホイール接続用ソレノイド54及び切
断用ソレノイド55がそれぞれ配置され、接続用ソレノイ
ド54がON、切断用ソレノイド55がOFFのときにフリーホ
イール装置50が接続され、また接続用ソレノイド54がOF
F、切断用ソレドイド55がONのときにフリーホイール装
置50が切断されるようになっている。
そして、この4輪駆動車には、上記トランスファ装置
10における切断装置40とフリーホイール装置50の作動を
制御するコントローラ60が備えられ、このコントローラ
60に、センタデフ30のロック、フリーの切換えを行うス
イッチ(センタデフ切換スイッチ)61からの信号aと、
2輪駆動、4輪駆動の切換えを行うスイッチ(2−4切
換スイッチ)62からの信号bと、上記切換装置40の状態
を検出するポジションスイッチやリミットスイッチ等か
らの信号cと、上記フリーホイール装置50の状態を検出
するセンサ63からの信号dとが入力されると共に、該コ
ントローラ60から、上記切換装置40のアクチュエータ
と、上記フリーホイール装置50のアクチュエータ51を駆
動する接続用及び切断用ソレノイド54,55とにそれぞれ
制御信号e,f,gが出力されるようになっている。
次に、第2,3図により上記トランスファ装置10の構造
について説明する。
上記のように、このトランスファ装置10は、エンジン
出力が変速機により変速段に応じて減速された上で入力
される副変速機20と、該副変速機20の出力を前輪側と後
輪側とに分割するセンタデフ30とを有する。
これらのうち、副変速機20は、第3図に骨子を示すよ
うに、変速機出力軸21が切換スリーブ22によりサンギヤ
23またはピニオンキャリヤ24に選択的に接続されるプラ
ネタリギヤ機構によって構成されている。そして、この
プラネタリギヤ機構のリングギヤ25が固定され、且つ上
記ピニオンキャリヤ24がセンタデフ30に動力を伝達する
中間軸26に連結されていることにより、実線で示すよう
に、変速機出力軸21がピニオンキャリヤ24に接続された
ときには、該軸21の回転をそのまま中間軸26に伝達し、
また変速機出力軸21がサンギヤ23に接続されたときに
は、該軸21の回転を減速して中間軸26に伝達するように
なっている。
また、上記センタデフ30もプラネタリギヤ機構で構成
され、上記中間軸26が該プラネタリギヤ機構のピニオン
キャリヤ31に連結されていると共に、リングギヤ32が後
輪側へ動力を出力する上記第2出力軸12に連結されてい
る。また、該プラネタリギヤ機構のサンギヤ33は、上記
切換装置40を構成するクラッチ機構41と、上記中間軸26
と第1出力軸11との間に設けられたチェーン式伝動機構
を構成する駆動側スプロケット71、チェーン72及び従動
側スプロケット73とを介して、上記第1出力軸11に連結
されるようになっている。
一方、切換装置40は、上記のクラッチ機構41と、これ
を操作する操作機構42と、アクチュエータとしてのモー
タ43と、該モータ43による操作力を設定する操作力設定
機構44とで構成されている。
これらのうち、クラッチ機構41は、上記センタデフ30
におけるサンギヤ33の延長部に結合されたクラッチハブ
81と、リングギヤ32に一体的に設けられた第1クラッチ
ギヤ82と、上記チェーン式伝動機構の駆動側スプロケッ
ト71に一体的に設けられた第2クラッチギヤ83と、これ
らに跨ってスライド可能にスプライン嵌合された切換ス
リーブ84とで構成されている。
ここで、このクラッチ機構41における切換スリーブ84
の位置と動力伝達状態との関係を説明すると、まず、ス
リーブ84が図面上、左側のストローク端に位置する場合
は、クラッチハブ81と第2クラッチギヤ83とが結合され
ることにより、上記センタデフ30のサンギヤ33がチェー
ン式伝動機構の駆動側スプロケット71に結合される。こ
れにより、上記センタデフ30は、一方の出力要素である
サンギヤ33が第1出力軸11から前輪に、他方の出力要素
であるリングギヤ32が第2出力軸12から後輪にそれぞれ
連結されて、ピニオンキャリヤ31から入力される動力を
前、後輪にそれぞれ伝達する4輪駆動状態となると共
に、この場合は、上記サンギヤ33とリングギヤ32との差
動動作が許容されて、前、後輪間の回転速度差の発生が
可能なセンタデフフリーの4輪駆動状態(以下、4WFと
記す)となる。
また、この状態から上記スリーブ84が図面上、右側へ
一定量だけスライドされたストローク中間位置において
は、該スリーブ84により上記クラッチハブ81とその両側
の第1、第2クラッチギヤ82,83の3者が結合されるこ
とにより、センタデフ30のピニオンキャリヤ31に入力さ
れる動力がサギヤ33から前輪側へ、リングギヤ32から後
輪側へそれぞれ出力されて、上記の場合と同様に、前、
後輪が駆動される4輪駆動状態となるが、この場合は、
サンギヤ33とリングギヤ32とが結合されることにより、
これらの差動動作が阻止されて、前、後輪が均等に駆動
されるセンタデフロックの4輪駆動状態(以下、4WLと
記す)となる。
さらに、この状態から上記スリーブ84が図面上、右側
にスライドして、第2、3図に示すように右側のストロ
ーク端に位置すると、該スリーブ84がクラッチハブ81と
第1クラッチギヤ82のみに跨って嵌合した状態となっ
て、該クラッチハブ81と第2クラッチギヤ83との結合が
解除される。そのため、センタデフ30がロックされたま
ま、該センタデフ30から第1出力軸11ないし前輪側への
動力の伝達が遮断されることになり、これにより後輪側
へのみ動力が伝達される2輪駆動状態(以下、2Wと記
す)となる。
なお、切換スリーブ84が図に示す2W位置から4WL位置
にスライドして、第2クラッチギヤ83に噛み合うとき
に、クラッチハブ81と第2クラッチギヤ83との回転を同
期させる必要上、該クラッチハブ81と第2クラッチギヤ
83との間に介設されたシンクロナイザリング85等でなる
同期機構が設けられている。
また、このクラッチ機構41を作動させる操作機構42
は、モータ43により上記操作力設定機構44を介して回転
される円筒カム91と、該カム91におけるカム溝91aに係
合されたフォロワー92を有するシフトロッド92と、該シ
フトロッド93に固設されて上記クラッチ機構41における
切換スリーブ84に係合されたシフトフォーク94とで構成
されている。そして、上記モータ43による円筒カム91の
回転により、シフトロッド93及びシフトフォーク94を介
して切換スリーブ84が上記のように左右のストローク端
とその中間位置とにスライドされるようになっている。
次に、第4,5図により、切換装置40における上記操作
力設定機構44について説明する。
この操作力設定機構44は、上記モータ43の回転軸上の
ギヤ101に噛合された絶縁体でなる駆動ギヤ102と、該ギ
ヤ102と同軸上で互いに対向状に配置され且つ減速ギヤ1
03,104を介して上記円筒カム91の回転軸91b上のギヤ105
に連結された同じく絶縁体でなる従動ギヤ106と、該駆
動ギヤ102及び従動ギヤ106の共通の軸107に巻回され且
つ両端の脚部108,108aが駆動ギヤ102における従動ギヤ1
06との対向面に突設された一対のピン102a,102aにそれ
ぞれ係止されたコイルスプリング108とで構成されてい
る。そして、従動ギヤ106における駆動ギヤ102との対向
面にも一対のピン106a,106aが突設されて、上記コイル
スプリング108の脚部108a,108aにそれぞれ当接されてお
り、上記駆動ギヤ102が回転したときに、該コイルスプ
リング108のいずれか一方の脚部108aが従動ギヤ106側の
一方のピン106aを押すことにより、該コイルスプリング
108の弾性力を介して従動ギヤ106に回転が伝達されるよ
うになっている。そのとき、従動ギヤ106側の負荷に応
じてコイルスプリング108が撓むことにより、該負荷に
対応する量だけ駆動ギヤ102と従動ギヤ106とが相対回転
する。
また、駆動ギヤ102における従動ギヤ106との対向面に
は、半径方向に位置を異ならせて第1、第2ブラシ109
a,109bが取り付けられていると共に、第6図に示すよう
に、従動ギヤ106における駆動ギヤ102との対向面には、
上記ブラシ109a,109bとでリミットスイッチを構成する
導板110が貼付けられている。この導板110には、上記両
ギヤ102,106間に相対回転がないときに上記ブラシ109a,
109bが位置する中立位置を中心とし且つ半径方向外側の
第1ブラシ109aに対応する幅の狭い第1切欠き部110a
と、上記中立位置を中心とし且つ半径方向内側の第2ブ
ラシ109bに対応する幅の広い第2切欠き部110bとが設け
られており、また該導板110は所定の電位(電源のプラ
ス電位もしくはマイナス電位)に保持されている。これ
により、第1ブラシ109aと第1切欠き部110aとで構成さ
れて、駆動ギヤ102と従動ギヤ106との相対回転に対応す
る上記モータ43による操作力が比較的小さな第1設定値
P1(例えば40kg)以上で導通する第1リミットスイッチ
111と、第2ブラシ109bと第2切欠き部110bとで構成さ
れて、上記操作力が大きな第2設定値P2(例えば80Kg)
以上で導通する第2リミットスイッチ112とが構成され
ている。
さらに、第4図に示すように、上記円筒カム91の回転
軸91bには絶縁体でなる円板113が固着されて、該円板11
3上に3つの円弧状導板114a,114b,114cが同心状に貼付
けられていると共に、これらの導板にそれぞれ対応させ
て3つのブラシ115a,115b,115cが設けられ、これらによ
って円筒カム91の回転角、つまり上記クラッチ機構41に
おけるスリーブ84の位置を検出する第1〜第3ポジショ
ンスイッチ116,117,118が構成されている。これらのポ
ジションスイッチ116〜118は、そのON,OFFの組合わせに
より、第7図に示すように、上記スリーブ84の右側のス
トローク端の2W位置、ストローク中央の4WL位置、及び
左側のストローク端の4WF位置の3ポジションと、これ
ら各位置の間の第1,第2中間位置α,Bの合計5ポジショ
ンを検出することができるようになっている。
なお、第1図に示すセンタデフ切換スイッイ61は、第
8図に示すように運転席におけるハンドルの近傍に設け
られた切換レバーによって構成され、また2−4切換ス
イッチ62は該レバーに設けられた切換ボタンによって構
成されている。そして、切換レバー61が実線で示す中間
位置にあるときに、4輪駆動状態でセンタデフ30がロッ
クされ(4WL)、また切換レバー61が鎖線で示す上方位
置にある状態で切換ボタン62が操作されたときに、セン
タデフフリーの4輪駆動状態(4WF)と2輪駆動状態(2
W)との切換えが行われるようになっている。また、該
切換レバー61を鎖線で示す下方位置に操作することによ
り、4WL状態で副変速機20が低変速段側に操作されるよ
うになっている。
次に、上記コントローラ60による切換制御動作を示す
第9図以下のフローチャートにしたがって本実施例の作
用を説明する。
第9図はこの切換制御動作のメインルーチンを示すも
ので、コントローラ60は、まずステップS1で所定のシス
テム初期化を行った上で、ステップS2,S3で、第1〜第
3ポジションスイッチ116〜118からの信号を入力し、こ
れらの信号が示すON,OFFの組合せと、第7図に示す予め
設定された各ポジションについてのON,OFFの組合せとを
比較する。そして、実際の組合せが設定されているいず
れかの組合せにも該当しないときに、ポジションスイッ
チ116〜118のいずれかに故障が発生したものと判定し
て、ステップS4によるポジションスイッチ故障モードの
制御を実行する。
また、2−4切換スイッチ62からの信号に基いて2輪
駆動状態から4輪駆動状態への切換えが検出された場合
には、ステップS5でクラッチ機構41におけるクラッチハ
ブ81と第2クラッチギヤ83との同期状態を検出し、この
同期動作が正常に行われなかったと判定したときに、ス
テップS6からステップS7を実行して同期不良モードの制
御を行う。
そして、上記のようなポジションスイッチの故障及び
同期不良が発生していないときには、ステップS8による
通常の切換制御を実行する。
この通常の切換制御は第10図のフローチャートにした
がって行われ、まずステップS11でポジションスイッチ1
16〜118からの信号によって切換スリーブ84の現在のポ
ジションを判定し、またステップS12でセンタデフ切換
スイッチ61及び2−4切換スイッチ62からの信号によ
り、運転者が選択した駆動モードを実現する目標ポジシ
ョンを判定する。
そして、ステップS13,S14で切換装置40におけるモー
タ43の回転方向及び操作力を設定すると共に、ステップ
S15で、これらの設定動作によって得られた方向及び操
作力となるようにモータ43の駆動制御を行う。
上記ステップS13によるモータの回転方向の設定は第1
1図のフローチャートにしたがって、次のように行われ
る。
まず、ステップS21,S22で第1、第2リミットスイッ
チ111,112がON状態にあるか否かを判定する。そして、
切換操作が行われておらず、いずれかのリミットスイッ
チもOFFであるとすると、次にステップS23でX方向への
通電許可フラグXAX、及びY方向への通電許可フラグFAY
をいずれも0にリセットする。ここで、X方向とは第2
図に示すクラッチ機構41における切換スリーブ84が図面
上、右側から左側へ、すなわち2W→4WL→4WF方向へスラ
イドする方向であり、またY方向とは上記スリーブ84が
その逆方向にスライドする方向である。
次に、ステップS24で、モータ43にX方向に回転する
ように通電しているときに1となるX方向通電フラグFX
の値を判定し、該方向に通電していないときは、ステッ
プS25で、X方向への通電中であって第2リミットスイ
ッチ112がOFFのときに1となるX方向の負荷判別フラグ
FFXを0にリセットした上で、ステップS26でモータ43に
Y方向に回転するように通電しているときに1となるY
方向通電フラグFYの値を判定する。そして、Y方向にも
通電していないときは、ステップS27で、Y方向への通
電中であって第2リミットスイッチ112がOFFのときに1
となるY方向の負荷判別フラグFFYを0にリセットす
る。
次に、この状態から、切換操作が行われてモータ43が
例えばX方向に通電されると、上記X方向通電フラグFX
が1となることにより、上記ステップS24からステップS
28を実行して第2リミットスイッチ112がONとなったか
否かを判定し、当初は該スッチ112がOFFであるからステ
ップS29で上記X方向の負荷判別フラグFFXを1にセット
する。同様にY方向に通電されると、Y方向通電フラグ
FYが1となることにより、上記ステップS26からステッ
プS30を実行して同じく第2リミットスイッチ112がONと
なったか否かを判定する。そして、この場合も当初は該
スイッチ112はOFFであるから、ステップS31で上記Y方
向の負荷判別フラグFFYを1にセットする。
このようにして、モータ43に対してX方向またはY方
向に通電が行われ、その途中で第1リミットスイッチ11
1がONとなると、上記ステップS21からステップS32また
はステップS33を実行し、X方向に通電しているとき
は、ステップS34でX方向の通電許可フラグFAXが0にリ
セットされていることを確認した上で、ステップS35
Y方向の通電許可フラグFAYを1にセットし、またY方
向に通電しているときは、ステップS36でY方向の通電
許可フラグFAYがOにリセットされていることを確認し
た上で、ステップS37でX方向の通電許可フラグFAXを1
にセットする。つまり、モータ43の回転中に第1リミッ
トスイッチ111がONとなったとき(第2リミットスイッ
チ112がONとなったときも同様)に、その回転方向に対
する通電許可フラグFAXまたはFAYが0にリセットされて
いることを条件として、反対方向への通電を許可するの
である。
ところで、今、運転者が例えばX方向にモータ43を回
転させる切換操作を行った後、第12図に符号イで示すよ
うに、その切換完了前に再びY方向にモータ43を回転さ
せる操作を行った場合において、同図に符号ロで示すよ
うに、通電方向はY方向に切換わったのに(FY=1)モ
ータ43が慣性で回転して、X方向の回転により第1リミ
ットスイッチ111がONになったものとする。この場合、
通電方向は既にY方向に切換わっているので、上記ステ
ップS32からステップS36,S37を実行し、X方向に対する
通電許可フラグFAXを1にセットすることになる。つま
り、X方向の回転により負荷が第1設定値P1(40Kg)以
上となったのに、X方向の通電が許可されることにな
り、ここで通電方向ないし回転方向の誤判定が発生す
る。
そして、次に第12図に符号ハで示すように、運転者が
再びX方向への切換操作を行ったものとすると、第1リ
ミットスイッチ111は既にONとなっているから、ステッ
プS21からステップS32,S33,S34を経てステップS24を実
行すると共に、さらにX方向に通電されているからステ
ップS28を実行し、第2リミットスイッチ112がONとなっ
たか否かを判定することになる。そして、このX方向へ
の切換操作の直後はまだ第2リミットスイッチ112はON
となっていないから、ステップS29でX方向の負荷判別
フラグFFXを1にセットする。
その後、モータ43のX方向の回転により、負荷が第1
設定値P1から増大して第2設定値P2(80Kg)に達し、第
12図に符号ニで示すように、第2リミットスイッチ112
がONとなる。その場合に、従来であれば、X方向の通電
許可フラグFAXが1にセットされたままであるから、第
2リミットスイッチ112がONとなった後も、第12図に符
号ホで示すように、モータ43がX方向に回転し続けるこ
とになっていたのであるが、上記負荷判別フラグFFX
予め1にセットされているので、第2リミットスイッチ
112がONとなったときに、上記ステップS28からステップ
S38,S39を実行することになり、第12図に符号ヘで示す
ように、X方向の通電許可フラグFAXが0にリセットさ
れる。これにより、第1リミットスイッチ111がONにな
ったとき(符号ロ)の回転方向の誤判定が解消されるこ
とになり、第2リミットスイッチ112がONとなった時点
(符号ニ)でモータ43の回転が停止されて、該モータ43
に第2設定値P2を超える過負荷が作用することが防止さ
れる。そして、モータ43のX方向の回転の停止により、
次にステップS24からステップS25を実行し、上記負荷判
別フラグFFXを0にリセットする。
また、以上の動作は、Y方向への切換操作の完了前に
X方向への切換操作を行って、通電方向がX方向に切換
わった後に(FX=1)、慣性によるY方向への回転によ
り第1リミットスイッチ111がONとなって、Y方向の通
電許可フラグFAYを1にセットする誤判定が行われた場
合も同様に行われる。この場合は、次にY方向への切換
操作が行われたときに、第2リミットスイッチ112がON
となる前にステップS31でY方向の負荷判別フラグFFY
1にセットされ、その後、第2リミットスイッチ112がO
Nとなった時点で、ステップS30からステップS40,S41
実行して、誤って設定したY方向の通電許可フラグFAY
を0にリセットすることになる。したがって、この場合
も、第2リミットスイッチ112がONとなった時点でモー
タ43のY方向の回転が停止され、該モータ43に過負荷が
作用することが防止される。
一方、第10図のフローチャートのステップS14による
操作力の設定動作は第13図のフローチャートにしたがっ
て次のように行われる。
この動作においては、まずステップS51でX方向及び
Y方向の操作力制限フラグFIX,FIYを1にセットし、次
いでステップS52で第2リミットスイッチ112がONである
か否かを判定する。そして、該スイッチ112がONのとき
は上記両操作力制限フラグFIX,FIYを1に保持する。こ
の第2リミットスイッチ112は、モータ43の負荷が第2
設定値P2(80Kg)以上となったときにONとなるので、こ
のような大きな負荷が作用したときには、該第2リミッ
トスイッチ112からの信号で通電が停止されることにな
り、モータ43が過負荷から保護されることになる。
また、第2リミットスイッチ112がOFFの場合は、ステ
ップS53で第1リミットスイッチ111がONであるか否かを
判定し、該第1リミットスイッチ111もOFFの場合、すな
わちモータ43の操作力(負荷)が第1設定値P1未満のと
きはステップS54で上記両操作力制限フラグFIX,FIYを0
にリセットする。これにより、両リミットスイッチ111,
112ともOFFの場合は、これらのスイッチ111,112からの
信号にかかわらずモータ43のX方向及びY方向の通電が
許容される。
さらに、第2リミットスイッチ112がOFFで、第1リミ
ットスイッチ111がONの場合、すなわちモータ43の操作
力が第1設定値P1から第2設定値P2までの範囲(40〜80
Kg)にある場合は、ステップS55で切換スリーブ84の現
ポジションが4WL位置よりY方向側、すなわち2W位置も
しくは第1中間位置αのいずれかであるか否かを判定
し、これらの位置である場合にはステップS56でX方向
の操作力制限フラグFIXを0にリセットする。また、切
換スリーブ84の現ポジションが4WL位置のY方向側でな
い場合は、ステップS57で現ポジションが4WF位置である
か否かを判定し、この4WF位置にある場合に、ステップS
58でY方向の操作力制限フラグFIYを0にリセットす
る。
これにより、第14図に×印で示すように、X方向に対
しては2W位置及び第1中間位置αで第1リミットスイッ
チ111からのON信号が無視され、またY方向に対しては4
WF位置で第1リミットスイッチ111からのON信号が無視
され、これらのポジションではモータ43の操作力が、第
2リミットスイッチ112がONになる第2設定値P2(80K
g)まで許容されることになり、また、これ以外のポジ
ション(第14図の○印)では、第1リミットスイッチ11
1がONとなる第1設定値P1(40Kg)で操作力が制限され
ることになる。
そして、以上のようにしてモータ43の回転方向及び操
作力が設定されると、第10図のフローチャートのステッ
プS15によるモータの制御が第15図のフローチャートに
したがって次のように行われる。
この制御においては、まずステップS61で切換スリー
ブ84の現ポジションが目標ポジションに一致しているか
否かを判定し、一致している場合は、ステップS62でX
方向及びY方向の通電フラグFX,FYを0にリセットす
る。つまり、この場合はモータ43を回転させない。
一方、現ポジションが目標ポジションに一致していな
い場合は、ステップS63で現ポジションが目標ポジショ
ンのX方向側であるか否かを判定し、X方向側である場
合、つまりY方向に操作したい場合には、ステップS64
でX方向の通電フラグFXを0にリセットした上で、ステ
ップS65でY方向の通電許可フラグFAYが1であるか否か
を判定する。そして、FAY=1の場合は、ステップS66
Y方向の通電フラグFYを1にセットする。また、FAY
0の場合は、ステップS67でY方向の操作力制限フラグF
IYの値を判定し、FIY=0であれば上記ステップS66でY
方向の通電フラグFYを1に、FIY=1であればステップS
68でY方向の通電フラグFYを0にセットする。つまり、
Y方向への操作時に、その方向へのモータ43の通電が許
可されておれば該方向にモータ43を駆動し、許可されて
いない場合は、第1,第2リミットスイッチ111,112の状
態に応じてモータ43を駆動もしくは停止させるのであ
る。
また、切換スリーブ84の現ポジションが目標ポジショ
ンのX方向側でない場合、つまりX方向に操作したい場
合は、ステッフS69で第1図に示すフリーホイール装置5
0の断接状態を判定し、切断状態にある場合は、さらに
ステップS70で現ポジションが4WL位置のY方向側である
か否かを判定する。そして、4WL位置のY方向側、すな
わち2W位置もしくは第1中間位置αである場合には、上
記ステップS64〜S68を実行して、現ポジションからのX
方向への操作を禁止すると共に、フラグFAY,FIYの状態
によっては反対側のY方向にモータ43を駆動する。これ
は、上記フリーホイール装置50が切断されている状態で
2輪駆動から4輪駆動へ切換えるのを防止するためであ
る。
そして、X方向へ操作したい場合において、フリーホ
イール装置50が接続されており、また該装置50が切断さ
れていても現ポジションが4WL位置(もしくは該位置よ
りX方向側)である場合には、ステップS71でY方向の
通電フラグFYを0にリセットする共に、ステップS72
X方向の通電許可フラグFAXの値を判定して、FAX=1で
あればステップS73でX方向の通電フラグFXを1にセッ
トする。また、FAX=0の場合は、ステップS74でX方向
の操作力制限フラグFIXの値を判定し、FIX=0であれば
ステップS73でX方向の通電フラグFXを1に、FIX=1で
あればステップS75で該通電フラグFXを0にセットす
る。これにより、上記のY方向への操作時と同様に、X
方向へのモータ43の通電が許可されておれば該方向にモ
ータ43が駆動され、許可されていない場合は、第1,第2
リミットスイッチ111,112の状態に応じてモータ43が駆
動もしくは停止されることになる。
以上のようにして、モータ43が駆動されて、クラッチ
機構41における切換スリーブ84が現ポジションから目標
ポジションにスライドされることになるが、その場合
に、2W位置から4WL位置へのX方向の操作時、及び4WF位
置から第2中間位置βまでのY方向の操作時には、モー
タ43の操作力が第2設定値P2(80Kg)まで許容されて、
これらの操作が確実且つ速かに行われると共に、これら
以外の操作時には上記操作力が第1設定値P1(40Kg)で
制限されて急激な操作によるショックの発生が防止さ
れ、このようにして、各切換操作に応じた操作力により
良好な操作性が得られると共に、上記モータ43が過負荷
から保護されることになる。
そして、特に運転者が切換操作を行った後、その切換
えが完了する前に反対方向の切換操作を再び行った場合
において、モータ43に対する通電方向が切換わったの
に、該モータ43が慣性で切換前の方向に回転して第1リ
ミットスイッチ111がONとなることにより、該モータ43
に対する許容通電方向を誤って設定した場合に、次に第
2リミットスイッチ112がONとなった時点で、その通電
方向の設定がリセットされることになる。これにより、
上記のような誤判定に起因して、モータ43の負荷が第2
設定値P2を超えて増大することが防止される。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、特定の駆動モード切換
操作時にアクチュエータによる操作力を一定値に制限す
ると共に、該アクチュエータを過負荷から保護するため
の第1、第2負荷検出手段と、これらの検出手段からの
信号に基いてアクチュエータの回転方向を設定する回転
方向設定手段とが設けられた動力伝達系路の切換制御装
置において、上記回転方向設定手段が回転方向を誤って
設定したときに、その設定がその後リセットされること
になる。これにより、アクチュエータが負荷の増大方向
に回転し続けるといった不具合が解消され、該アクチュ
エータが過負荷から保護されることになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は4輪駆動
車の切換制御システム図、第2図は該4輪駆動車におけ
るトランスファ装置の要部断面図、第3図は同じく骨子
図、第4図は操作力設定機構の斜視図、第5図は該機構
の要部斜視図、第6図は該機構における従動ギヤの正面
図、第7図はポジションスイッチの作動説明図、第8図
は操作レバーを示す当該車両の運転席の正面図、第9図
は制御動作のメインルーチンを示すフローチャート図、
第10図は通常時の制御動作を示すフローチャート図、第
11図はモータの回転方向設定動作を示すフローチャート
図、第12図は該動作の具体例を示すタイムチャート図、
第13図は操作力設定動作を示すフローチャート図、第14
図は該動作によって設定される操作力の説明図、第15図
はモータの制御動作を示すフローチャート図である。 41……切換機構(クラッチ機構)、43……アクチュエー
タ(モータ)、60……回転方向設定手段、回転方向設定
リセット手段(コントローラ)、111,112……第1、第
2負荷検出手段(第1、第2リミットスイッチ)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンから車輪に至る動力伝達系路を切
    換えて複数の駆動モードを得る切換機構と、通電方向を
    切換えることにより正逆両方向に回転可能とされて、選
    択された駆動モードとなるように上記切換機構を操作す
    るアクチュエータと、該アクチュエータの負荷が第1設
    定値以上及び該第1設定値より大きな第2設定値以上と
    なったことをそれぞれ検出する第1、第2負荷検出手段
    と、これらの負荷検出手段により第1設定値もしくは第
    2設定値以上の負荷を検出したときに、該アクチュエー
    タに対するその時点での方向への回転を停止させると共
    に反対方向への回転を許容する回転方向設定手段とが設
    けられた動力伝達系路切換機構の制御装置であって、上
    記第1負荷検出手段による第1設定値以上の負荷の検出
    により許容された方向へのアクチュエータの回転中に、
    第2負荷検出手段によって第2設定値以上の負荷が検出
    されたときに、上記回転方向設定手段による回転方向の
    設定をリセットする回転方向設定リセット手段を設けた
    ことを特徴とする動力伝達系路切換機構の制御装置。
JP2336189A 1989-01-31 1989-01-31 動力伝達系路切換機構の制御装置 Expired - Lifetime JP2692003B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2336189A JP2692003B2 (ja) 1989-01-31 1989-01-31 動力伝達系路切換機構の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2336189A JP2692003B2 (ja) 1989-01-31 1989-01-31 動力伝達系路切換機構の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02204136A JPH02204136A (ja) 1990-08-14
JP2692003B2 true JP2692003B2 (ja) 1997-12-17

Family

ID=12108433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2336189A Expired - Lifetime JP2692003B2 (ja) 1989-01-31 1989-01-31 動力伝達系路切換機構の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2692003B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6001041A (en) * 1996-07-05 1999-12-14 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Power transmission
JP2006021678A (ja) * 2004-07-08 2006-01-26 Toyota Motor Corp 四輪駆動用トランスファの操作装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02204136A (ja) 1990-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5150637A (en) Transfer case shifting apparatus for four wheel drive vehicle
US5092188A (en) Transfer case motor control apparatus for 4 WD mechanism
JP2692003B2 (ja) 動力伝達系路切換機構の制御装置
JP2692002B2 (ja) 車両の動力伝達系路切換機構の制御装置
JP2762419B2 (ja) 4輪駆動車のセンタデフロック切換制御装置
JP2692001B2 (ja) 4輪駆動車の動力伝達系路切換機構の制御装置
JP2886239B2 (ja) 自動変速操作装置
JP2691999B2 (ja) 4輪駆動車の2―4切換制御装置
JP2692000B2 (ja) 4輪駆動車の2―4切換制御装置
JP2001287557A (ja) トランスファ装置
GB2340095A (en) A return to neutral device for rear wheel steering
JPH02189234A (ja) 4輪駆動車の2―4切換制御装置
JP4491982B2 (ja) シフト切替装置
JPH02118267A (ja) 作業車の走行用操作構造
JPH02189233A (ja) 4輪駆動車の2―4切換制御装置
JPH0538987Y2 (ja)
JPH083736Y2 (ja) 自動変速機付き車両の制御装置
JP4207332B2 (ja) シフト切替装置
JP2005042898A (ja) クラッチ
JP2563944B2 (ja) 車両の駆動力伝達系路切換制御装置
JPH08256519A (ja) 移動農機における操向制御装置
JPH03282056A (ja) 車両用自動変速機の操作装置
JPH04212635A (ja) センターデフ付きトランスファー
JPH0425384Y2 (ja)
JP2784767B2 (ja) 車両の後輪操舵装置