JPH02189234A - 4輪駆動車の2―4切換制御装置 - Google Patents

4輪駆動車の2―4切換制御装置

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JPH02189234A
JPH02189234A JP625389A JP625389A JPH02189234A JP H02189234 A JPH02189234 A JP H02189234A JP 625389 A JP625389 A JP 625389A JP 625389 A JP625389 A JP 625389A JP H02189234 A JPH02189234 A JP H02189234A
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JP
Japan
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wheel drive
switching
freewheel
state
wheel
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Pending
Application number
JP625389A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ninomiya
二宮 洋
Hideo Shiraishi
白石 英夫
Tatsuhiro Kihara
木原 龍博
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、4輪駆動車、特に2輪駆動状態と4輪駆動状
態の切換が可能とされ、且つ2輪駆動時に従動輪となる
車輪の駆動系統を切断するフリーホイール機構が設けら
れた4輪駆動車の2−4切換制御装置に関する。
(従来の技術) エンジン出力により前輪及び後輪を駆動するようにした
4輪駆動車においては、運転者の操作により、前輪また
は後輪のいずれが一方のみを駆動する2輪駆動状態に切
換えうるようにすることがあり、この場合、例えば特開
昭56−135320号公報に記載されているように、
2輪駆動時に従動輪となる車輪の駆動系統を切断するフ
リーホイール機構を設けることがある。これは、エンジ
ンないし変速機の出力を前輪側と後輪側とに分割するト
ランスファ装置において、例えば前輪側への動力の伝達
を遮断して2輪駆動状態としたときに、従動輪となる前
輪からこのトランスファ装置までの駆動系統が前輪の回
転により徒にバックドライブされることを回避して、駆
動損失を低減するために設けられるものである。
一方、−h記のように2輪駆動状態と4輪駆動状態との
切換えを可能とした場合、その切換機構の操作性向上の
ため、該切換機構をアクチュエータによって操作するよ
うに構成することがある。この場合、運転者のスイッチ
操作によりアクチュエータ3作動させて、切換機構を前
輪及び後輪の両者へ駆動力を伝達する4輪駆動位置と、
いずれか一方の車輪への駆動力の伝達を遮断する2輪駆
動位置との間で移動させるように構成される。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記のように2輪駆動と4輪駆動との切換機
構(以下、2−4切換機構という)をアクチュエータに
よって操作するようにしたものにおいては、該アクチュ
エータによる切換操作の途中でエンジンが停止されて、
該アクチュエータないし切換機構が2輪駆動位置と4輪
駆動位置との中間位置で停止してしまうことがある。こ
の場合、次のエンジン始動時には、途中で停止された切
換操作の方向と同方向にアクチュエータを作動させて、
前回運転時のエンジン停止の直前に運転者が選択した駆
動モードに設定して当該車両を発進させるのが望ましい
と考えられる。しかし、24切換スイツチが、その操作
により4輪駆動状態と2輪駆動状態とを交互に切換える
例えばブツシュボタン式等の切換操作の方向を記憶しな
いタイプのスイッチである場合には、前回のエンジン停
止の直前における切換操作の方向が不明となる。そのた
め、次のエンジン始動時に、前回運転者が操作した方向
と異なる方向にアクチュエータを作動させて、運転者が
例えば4輪駆動状態で発進するものと認識しているのに
2輪駆動状態で発進して、運転者に違和感を与えるとい
ったことが起こりうる。
本発明は、2−4切換機構を操作するアクチュ二一夕が
備えられ、且つ2輪駆動時に従動輪となる車輪の駆動系
統を切断するフリーホイール機構が設けられた4輪駆動
車において、エンジン停止時に上記切換機構ないしアク
チュエータが2輪駆動位置と4輪駆動位置の中間で停止
した場合に、次のエンジン始動時に、上記フリーホイー
ル機構を利用して、前回の切換操作によって選択された
駆動モードに設定しうるようにすることを課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本発明は次のように構成した
ことを特徴とする。
すなわち、本発明に係る4輪駆動車の2−4切換制御装
置は、前輪または後輪のいずれか一方のみを駆動する2
輪駆動状態と前輪及び後輪を駆動する4輪駆動状態との
切換えを行う2−4切換機構と、該2−4切換機構を操
作するアクチュエータと、2輪駆動時に従動輪となる車
輪の駆動系統を切断するフリーホイール機構とが設けら
れた4輪駆動車において、上記アクチュエータによる2
4切換機構の操作位置を検出する操作位置検出手段と、
上記フリーホイール機構の断接状態を検出するフリーホ
イール検出手段と、エンジン始動時に、上記アクチュエ
ータによる2−4切換機楕の操作位置が2輪駆動位置と
4輪駆動位置の中間位置にある場合に、上記両検出手段
の出力に応じて所定の方向にアクチュエータを1作動さ
せる制御手段とを備える。つまり、この制御手段により
、上記の場合に、フリーホイール機構が切断されておれ
ば2−4切換機構を4輪駆動位置に、該フリーホイール
機構が接続されておれば2−4切換機構を2輪駆動位置
に操作させるようにアクチュエータを作動させる。
(作  用) 上記の構成によれば、2−4切換機構の作動中にエンジ
ンが停止されて、アクチュエータが該機構の2輪駆動位
置と4輪駆動位置との中間位置で停止した場合、次のエ
ンジン始動時に、フリーホイール機構が切断されておれ
ば、アクチュエータが4輪駆動位置側に作動して、当該
車両が4輪駆動で発進し、またフリーホイール機構が接
続されておれば、アクチュエータが2輪駆動位置側に作
動して、当該車両が2輪駆動で発進することになる。
ところで、上記フリーホイール機構は、2輪駆動状態に
切換えられたときに切断され、4輪駆動状態に切換えら
れたときに接続されるが、これらの切断、接続動作は切
換操作が完了した時点で行われるから、上記のように切
換機構が操作途中の中間位置で停止している場合に、フ
リーホイール機構が切断されておれば2輪駆動状態から
4輪駆動状態への切換操作であったことになり、逆にフ
リーホイール機構が接続されておれば4輪駆動状態から
2輪駆動状態への切換操作であったことになる。したが
って、上記のように、次のエンジン始動時にフリーホイ
ール機構が切断されておれば4輪駆動位置側に、該機構
が接続されておれば2輪駆動位置側にアクチュエータな
いし切換機構を作動させることにより、前回、途中で中
断された切換操作の続きが行われることになって、運転
者が選択した駆動モードで当該車両が発進することにな
る。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例について説明する。
まず、第1図により本実施例に係る4輪駆動車の概略の
構成とその制御システムについて説明する。
この4輪駆動車には、変速機(図示せず)を介してエン
ジン出力が入力されるトランスファ装置10が備えられ
、該装置10に前方へ突出する第1出力軸11と、後方
へ突出する第2出力軸12とが設けられている。そして
、第1出力軸11は、プロペラシャフト13、前輪用差
動装置14及び左右の前車軸15.16を介して前輪に
至り、また、図示しないが、第2出力軸12もプロペラ
シャフト、後輪用差動装置及び左右の後車軸を介して後
輪に至っている。
上記トランスファ装置10は、後述するように、主たる
構成要素として、副変速機20と、センタデフ30と、
切換装置40とを有する(第2.3図参照)。そして、
このトランスファ装置10は、上記副変速機20からの
動力を第2出力軸12から後輪側へのみ伝達する2輪駆
動状態と、第1、第2出力軸11.1゛2がら前輪側及
び後輪側へそれぞれ出力する4輪駆動状態との切換えが
可能とされ、また4輪駆動状態においては、上記センタ
デフ30を差動動作させて前、後輪間の回転速度差の発
生を許容するセンタデフフリー状態と、該センタデフの
差動動作を阻止して前、後輪を均等に駆動するセンタデ
フロック状態との切換えが可能とされ、これらの切換え
を上記切換装置40によって行うようになっている。
また、上記前輪差動装置14には、一方の前車軸16へ
の動力の伝達を断接するフリーホイール装置50が設け
られ、該装置F50を駆動する負圧式のアクチュエータ
51が備えられている。このアクチュエータ51には、
第1、第2負圧通路52.53が接続されていると共に
、これらの負圧通路52.53にフリーホイール接続用
ソレノイド54及び切断用ソレノイド55がそれぞれ配
置され、接続用ソレノイド54がON、切断用ソレノイ
ド55がOFFのときにフリーホイール装置50が接続
され、才な接続用ソレノイド54がOFF、切断用ソレ
ノイド55がONのときにフリーホイール装置50が切
断されるようになっている。
そして、この4輪駆動車には、上記トランスファ装置1
0における切換装置40とフリーホイール装置50の作
動を制御するコントローラ60が備えられ、このコント
ローラ60に、運転者によって操作されるセンタデフ3
0のロック、フリーの切換えを行うスイッチ(センタデ
フ切換スイッチ)61からの信号aと、2輪駆動、4輪
駆動の切換を行うスイッチ(2−4切換スイツチ)62
からの信号すと、上記切換装置40の状態を検出するポ
ジションスイッチやリミットスイッチ等からの信号Cと
、上記フリーホイール装置50の断接状態を検出するフ
リーホイールセンサ63からの信号dとが入力されると
共に、該コントローラ60から、上記切換装置40のア
クチュエータと、上記ツーホイール装置50の接続用及
び切断用ソレノイド54.55とに制御信号e。
f、gが出力されるようになっている。
次に、第2.3図により上記トランスファ装置10の構
造について説明する。
上記のように、このトランスファ装置10は、エンジン
出力が変速機により変速段に応じて減速された上で入力
される副変速機20と、該副変速機20の出力を前輪側
と後輪側とに分割するセンタデフ30とを有する。
これらのうち、副変速機20は、第3図に骨子を示すよ
うに、変速機出力軸21が切換スリーブ22によりサン
ギヤ23またはビニオンキャリヤ24に選択的に接続さ
れるプラネタリギヤ機構によって構成されている。そし
て、このプラネタリギヤ機構のリングギヤ25が固定さ
れ、且つ上記ピニオンキャリヤ24がセンタデフ30に
動力を伝達する中間軸26に連結されていることにより
、実線で示すように、変速機出力軸21がビニオンキャ
リヤ24に接続されたときには、該軸21の回転をその
まま中間軸26に伝達し、また鎖線で示すように、変速
機出力軸21がサンギヤ23に接続されたときには、該
軸21の回転を減速して中間軸26に伝達するようにな
っている。
また、上記センタデフ30もプラネタリギヤ機構で構成
され、上記中間軸26が該プラネタリギヤ機構のビニオ
ンキャリヤ31に連結されていると共に、リングギヤ3
2が後輪側へ動力を出力する上記第2出力軸12に連結
されている。また、該プラネタリギヤ機構のサンギヤ3
3は、上記切換装置40を構成するクラッチ機構41と
、上記中間軸26と第1出力軸11との間に設けられた
チェーン式伝動機構を構成する駆動側スプロケット71
、チェーン72及び従動側スプロケット73とを介して
、上記第1出力軸11に連結されるようになっている。
一方、切換装置40は、上記のクラッチ機構41と、こ
れを操作する操作機構42と、アクチュエータとしての
モータ43と、該モータ43による操作力を設定する操
作力設定機構44とで構成されている。
これらのうち、クラッチ機構41は、上記センタデフ3
0におけるサンギヤ33の延長部に結合されたクラッチ
ハブ81と、リングギヤ32に一体的に設けられた第1
クラツチギヤ82と、上記チェーン式伝動機構の駆動側
スプロケット71に一体的に設けられた第2クラツチギ
ヤ83と、これらに跨ってスライド可能にスプライン嵌
合された切換スリーブ84とで構成されている。なお、
この実施例では、上記クラッチハブ81と第2クラツチ
ギヤ83との間に、これらの回転を同期させるためのシ
ンクロナイザリング85が介装されている。
ここで、このクラッチ機構41における切換スリーブ8
4の位置と動力伝達状態との関係を説明すると、まず、
スリーブ84が図面上、左側のストローク端に位置する
場合は、クラッチハブ81と第2クラツチギヤ83とが
結合されることにより、上記センタデフ30のサンギヤ
33が伝動機構の駆動側スプロケット71に結合される
。これにより、上記センタデフ30は、一方の出力要素
であるサンギヤ33が第1出力軸11から前輪に、他方
の出力要素であるリングギヤ32が第2出力軸12から
後輪にそれぞれ連結されて、ピニオンキャリヤ31から
入力される動力を前、後輪にそれぞれ伝達する4輪駆動
状態となると共に、この場合は、上記サンギヤ33とリ
ングギヤ32との差動動作が許容されて、前、後輪間の
回転速度差の発生が可能なセンタデフフリーの4輪駆動
状態(以下、4WFと記す)となる。
また、この状態から上記スリーブ84が図面上、右側へ
一定量だけスライドされたストローク中間位置において
は、該スリーブ84により上記クラッチハブ81とその
両側の第1、第2クラッチギヤ82.83の3者が結合
されることにより、センタデフ30のピニオンキャリヤ
31に入力される動力がサンギヤ33から前輪側へ、リ
ングギヤ32から後輪側へそれぞれ出力されて、上記の
場合と同様に、前、後輪が駆動される4輪駆動状態とな
るが、この場合は、サンギヤ33とすングギャ32とが
結合されることにより、これらの差動動作が阻止されて
、前、後輪が均等に駆動されるセンタデフロックの4輪
駆動状R(以下、4WLと記す)となる。
さらに、この状態から上記スリーブ84が図面上、右側
にスライドして、第2.3図に実線で示すように右側の
ストローク端に位置すると、該スリーブ84がクラッチ
ハブ81と第1クラツチギヤ82のみに跨って嵌合した
状態となって、該クラッチハブ81と第2クラツチギヤ
83との結合が解除される。そのため、センタデフ30
がロックされたまま、該センタデフ30から第1出力軸
11ないし前輪側への動力の伝達が遮断されることにな
り、これにより後輪側へのみ動力が伝達される2輪駆動
状B(以下、2Wと記す)となる。
また、このクラッチ機構41を作動させる操作機構42
は、モータ43により上記操作力設定機構44を介して
回転される円筒カム91と、該カム91におけるカム溝
91aに係合されたフォロワー92を有するシフトロッ
ド93と、該シフトロッド93に固設されて上記クラッ
チ機構41における切換スリーブ84に係合されたシフ
トフォーク94とで構成されている。そして、上記モー
タ43による円筒カム91の回転により、シフトロッド
93及びシフトフォーク94を介して、切換スリーブ8
4が上記のように左右のストローク端とその中間位置と
にスライドされる。
次に、第4,5図により、切換装置40における上記操
作力設定機f1M44について説明する。
この操作力設定機構44は、上記モータ43の回転軸上
のギヤ101に噛合された絶縁体でなる駆動ギヤ102
と、該ギヤ102と同軸上で互いに対向状に配置され且
つ減速ギヤ103,104を介して上記円筒カム91の
回転軸91b上のギヤ105に連結された同じく絶縁体
でなる従動ギヤ106と、該駆動ギヤ102及び従動ギ
ヤ106の共通の軸107に巻回され且つ両端の脚部1
08a、108aが駆動ギヤ102における従動ギヤ1
06との対向面に突設された一対のピン102a、10
2aにそれぞれ係止されたコイルスプリング108とで
構成されている。そして、従動ギヤ106における駆動
ギヤ102との対向面にも一対のピン106a、106
aが突設されて、上記コイルスプリング108の脚部゛
108a、108aにそれぞれ当接されており、上記駆
動ギヤ102が回転したときに、該コイルスプリング1
08のいずれか一方の脚部108aが従動ギヤ106側
の一方のピン106aを押すことにより、該コイルスプ
リング108の弾性力を介して従動ギヤ106に回転が
伝達されるようになっている。そのとき、従動ギヤ10
6側の負荷に応じてコイルスプリング108が撓むこと
により、該負荷に対応する量だけ駆動ギヤ102と従動
ギヤ106とが相対回転する。
また、駆動ギヤ102における従動ギヤ106との対向
面には、半径方向に位置を異ならせて第1、第2ブラシ
109a、109bが取り付けられていると共に、第6
図に示すように、従動ギヤ106における駆動ギヤ10
2との対向面には、上記ブラシ109a、109bとで
リミットスイッチを構成する導板110が貼り付けられ
ている。この導板110には、上記両ギヤ102,10
6間に相対回転がないときに上記ブラシ109a、10
9bが位置する中立位置を中心とし且つ半径方向外側の
第1ブラシ109aに対応する幅の狭い第1切欠き部1
10aと、上記中立位置を中心とし且つ半径方向内側の
第2ブラシ109bに対応する幅の広い第2切欠き部1
10bとが設けられており、また該導板110は所定の
電位(電源のプラス電位もしくはマイナス電位)に保持
されている。これにより、第1ブラシ109aと第1切
欠き部110aとで構成されて、駆動ギヤ102と従動
ギヤ106との相対回転に対応する上記モータ43によ
る操作力が比較的小さな第1所定値P1 (例えば40
Kg)以上で導通する第1リミツトスイツチ111と、
第2ブラシ109bと第2切欠き部110bとで構成さ
れて、上記操作力が大きな第2所定値P2  (例えば
80Kg)以上で導通する第2リミツトスイツチ112
とが構成されている。
さらに、第4図に示すように、上記円筒カム91の回転
軸91bには絶縁体でなる円板113が固着されて、該
円板113上に3つの円弧状導板114a、114b、
114cが同心状に貼付けられていると共に、これらの
導板にそれぞれ対応させて3つのブラシ115a、11
5b、115Cが設けられ、これらによって円筒カム9
1の回転角、つまり上記クラッチ機構41における切換
スリーブ84の位置を検出する第1〜第3ポジシヨンス
イツチ116,117,118が構成されている。これ
らのポジションスイッチ116〜118は、そのON、
OFFの組合わせにより、第7図に示すように、上記ス
リーブ84の右側のストローク端の2W位置、ストロー
ク中央の4WL位置、及び左側のストローク端の4WF
位置の3ポジシヨンと、これら各位置の間の第1、第2
中間位置α、βの合計5ポジシヨンを検出することがで
きるようになっている。
なお、第1図に示すセンタデフ切換スイッチ61は、具
体的には第8図に示すように運転席におけるハンドルの
近傍に設けられた切換レバーによって構成され、また2
−4切換スイツチ62は該切換レバーに設けられた切換
ボタンによって構成されている。そして、切換レバー6
1が実線で示す中間位置にあるときに、4輪駆動状態で
センタデフ30がロックされ(4WL)、また切換レバ
ー61が鎖線で示す上方位置にある状態で切換ボタン6
2が操作されたときに、センタデフフリーの4輪駆動状
!’!!(4WF)と2輪駆動状態(2W)との切換え
が交互に行われるようになっている。その場合に、この
切換ボタン62自体からは、いずれの状態に設定されて
いるかは判別することができない。また、上記切換レバ
ー61を鎖線で示す下方位置に操作することにより、4
WL状態で副変速機20が低変速段側に操作されるよう
になっている。
次に、第1図に示すコントローラ60による切換制御動
作を第9図以下のフロチャートにしたがって説明する。
まず、第9図のフローチャートにより、この切換制御動
作のメインルーチンを説明すると、コントローラは、ス
テップSlで所定のシステム初期化を行った上で、ステ
ップS2.S、で、第1〜第3ポジシヨンスイツチ11
6〜118からの信号を入力し、これらの信号が示すO
N、OFFの組合せと、第7図に示す予め設定された各
ポジションについてのON、OFFの組合せとを比較す
る。そして、実際の組合せが設定されているいずれの組
合せにも該当しないときに、ポジションスイッチ116
〜118のいずれかに故障が発生したものと判定して、
ステップS4によるポジションスイッチ故障モードの制
御を実行する。
また、2−4切換スイツチ62からの信号に基いて2輪
駆動状態から4輪駆動状態への切換えが検出された場合
には、ステップS5でクラッチ機構41におけるクラッ
チハブ81と第2クラツチギヤ83との同期状態を検出
し、この同期動作が正常に行われなかったと判定したと
きに、ステップS6からステップS7を実行して同期不
良モードの制御を行う。
そして、上記のようなポジションスイッチの故障及び同
期不良が発生していないときには、ステップS8による
通常の切換制御を実行する。
この通常の切換制御は第10図のフローチャートにした
がって行われ、まずステップS11でポジションスイッ
チ116〜118からの信号によって切換スリーブ84
の現在のポジションを判定し、またステップS12でセ
ンタデフ切換スイッチ61及び2−4切換スイツチ62
からの信号により、運転者が選択した駆動モードを実現
する目標ポジションを判定する。
そして、ステップS13.SI4で切換装置40におけ
るモータ43の回転方向及び操作力を設定すると共に、
ステップSI5で、これらの設定動作によって得られた
方向及び操作力となるようにモータ43の駆動制御を行
い、さらにステップS16でフリーホイール装置50の
制御を行う。
上記ステップS12による目標ポジションの判定は第1
1図のフローチャートにしたがって次のように行われる
まず、ステップS21でエンジンのイグニッションスイ
ッチがONとなった直後か否かを判定し、ONの直後で
あればステップS22でセンタデフ切換スイッチ61が
ロック側にあるか否か、つまり第8図に示す切換レバー
61が中間位置の4WL位置にあるか否かを判定する。
そして、該レバー61が4WL位置に操作されていると
きは、ステップS23で上記クラッチ機構41における
切換スリーブ84の目標ポジションも4WL位置に設定
すると共に、ステップS24でポジションフラグFpを
0にセットする。
また、上記切換レバー61が4WL位置に操作されてい
ない場合は、ステップS22からステップS25を実行
して、ポジションスイッチ116〜118からの信号に
基いて上記スリーブ84の現ポジションが2W位置にあ
るか否かを判定し、2W位置にある場合は、ステップS
26. S27で該スリーブ84の目標ポジションをそ
のまま2W位置に設定すると共に、上記ポジションフラ
グFPを1にセットする。
さらに、上記切換レバー61が4WL位置になく (2
W、4WFの選択位置にあり)、且つ上記スリーブ84
の現ポジションが2W位置にない場合は、ステップ32
8で該スリーブ84の現ポジションが第1中間位置αに
あるか否かを判定し、この位置αにもない場合には、ス
テップS29でスリーブ84の目標ポジションを4WF
位置に設定すると共に、上記ステップS24でポジショ
ンフラグFpを0にセットする。
これに対して、切換スリーブ84の現ポジションが第1
中間位置αにある場合は、ステップS30でフリーホイ
ール装置50の断接状態を検出するセンサ63からの信
号により、該フリーホイール装置50が接続されている
か否かを判定する。そして、接続されている場合には、
上記ステップS26+ 327でスリーブ84の目標ポ
ジションを2W位置に設定すると共に、ポジションフラ
グFpを1にセットし、またフリーホイール装置50が
切断されている場合は、上記ステップS 29+ 32
4で目標ポジションを4WF位置に設定すると共に、ポ
ジションフラグFpを0にセットする。
一方、イグニッションスイッチがON操作された後、つ
まりエンジンの始動後は、上記ステ・7プS21からス
テップS31を実行し、上記センタデフ切換スイッチ(
切換レバー)61が4WL位置にあるか否かを再び判定
すると共に、4WL位置にあればステップ332で切換
スリーブ84の目標ポジションも4WL位置に設定する
と共に、上記ステップS24でポジションフラグFpを
Oにセ・ノドする。また、切換レバー61が2W、4W
Fの選択位置にある場合は、ステップS3Sで2−4切
換スイツチ、すなわち第8図に示す切換ボタン62が操
作されたか否かを判定し、この操作がなければステップ
S34ですでにセットされているポジションフラグF2
の値を判定して、Fp”1であればステップS35で切
換スリーブ84の目標ポジションを2W位置に設定し、
FP =OであればステップS36で該スリーブ84の
目標ポジションを4WF位置に設定する。さらに、2−
4切換スイツチ(切換ボタン)62が操作されれば、ス
テップS37でポジションフラグFPの値を判定して、
F p =1であれば、ステップ338でFP =0と
して上記ステップS36により目標ポジションを4WF
位置に設定し、またFp=OであればステップS39で
F p = 1として上記ステップS35で目標ポジシ
ョンを2W、位置に設定する。
以上のようにして、エンジンの始動時及び始動後に切換
スリーブ84の目標ポジションが切換レバー(センタデ
フ切換スイッチ)61の位置及び切換ボタン(2−4切
換スイツチ)62の操作に応じて設定されることになる
が、特にエンジンの始動時において、切換レバー61が
2W、4WFの選択位置にあり、且つ切換スリーブ84
が第1中間位置αにある場合、つまり前回の運転時に2
−4切換スイツチ62による切換操作の途中でエンジン
が停止された場合には、フリーホイール装置50が接続
されておれば、該スリーブ84の目標ポジションが2W
位置に、フリーホイール装置50が切断されておれば、
該スリーブ84の目標ポジションが4WF位置にそれぞ
れ設定されることになる。
その場合に、フリーホイール装置50は、後述するよう
に、2−4切換スイツチ62の操作による2W状態から
4WF状態への切換時には4WF状態への切換えが完了
した時点で接続され、また4WF状態から2W状態への
切換時には2W状想への切換えが完了した時点で切断さ
れるから、切換スリーブ84が第1中間位置αで停止し
ている場合、該フリーホイール装置50が接続されてお
れば、4WF状態から2W状態への切換操作の途中で停
止し、該フリーホイール装置50が切断されておれば2
W状態から4WF状態への切換操作の途中で停止したこ
とになる。したがって、前者の場合にはスリーブ84の
目標ポジションを2W位置とし、後者の場合には該スリ
ーブ84の目標ポジションを4WF位置とすることによ
り、前回運転時のエンジン停止の直前に行われて途中で
中断された切換操作の続きが次のエンジン始動時に行わ
れることになり、以下の制御を実行することにより、前
回運転者が選択した駆動モードで当該車両が発進するこ
とになる。
このようにして切換スリーブ84の目標ポジションが設
定されると、次に第10図のフローチャートのステップ
313によるモータの回転方向の設定動作が行われるが
、この動作は第12図のフローチャートにしたがって次
のように行われる。
まず、ステップS41でイグニッションスイッチのON
の直後か否かを判定し、直後であれば次にステップS 
42. S 43で第1、第2リミットスイッチ111
,112がONN状態あるか否かを判定する。そして、
いずれのリミットスイッチもOFFであれば、ステップ
S44で実行フラグFOを1に、少なくとも一方のリミ
ットスイッチがONであれば、ステップS45で該フラ
グFOを0にセットする。
次に、ステップS46により上記実行フラグFOの値を
判定し、F o ” 1であればステップS47以下の
モータ回転方向の設定動作を行う。
つまり、ステップS47,848で第1、第2リミット
スイッチ111,112がONN懲悪あるか否かを再び
判定し、両リミットスイッチともOFFの場合はステッ
プS49でX方向への回転許可フラグFAX、及びY方
向への回転許可フラグFAYをいずれも0にリセットす
る。ここで、X方向とは第2図に示すクラッチ機構41
におけるスリーブ84が図面上、右側から左側へ、すな
わち2W→4WL→4WF方向へスライドする方向であ
り、またY方向とは上記スリーブ84がその逆方向にス
ライドする方向である。
一方、第1、第2リミットスイッチ111.112の少
なくとも一方がON状態にあるときは、上記ステップS
47またはステップ348からステップS50を実行し
、モータ43がY方向に回転していることを示すY方向
回転フラグFYの値を判定する。そして、FY=1のと
き、すなわちモータ43が現にY方向に回転していると
きは、ステップS51で上記Y方向の回転許可フラグF
AYがOであることを確認した上で、ステップS52で
X方向の回転許可フラグFAXを1にセットする。また
、Y方向回転フラグFy”Oのときは、ステップS53
でモータ43がX方向に回転していることを示すX方向
回転フラグFXの値を判定し、F x = 1のとき、
すなわちモータ43が現にX方向に回転しているときは
、ステップS54で上記X方向の回転許可フラグFAX
が0であることを確認した上で、ステップS55でY方
向の回転許可フラグFAYを1にセットする。このよう
にして、モータ43がX方向またはY方向に回転してい
る状態で、第1、第2リミットスイッチ111,112
の少なくとも一方がON状態となったときに、現に回転
している方向に対する回転許可フラグFAXまたはFA
Yが0にリセットされていることを条件として、反対方
向の回転に対する回転許可フラグFAYまたはFAXを
1にセットする。これにより、リミットスイッチ111
.112がOFFになる方向へのモータ43の回転が可
能とされると共に、両方向の回転が同時に許可されるこ
とが防止される。
また、第10図のフローチャートのステップS14によ
る操作力の設定動作は第13図のフローチャートにした
がって行われ、まずステップS61でX方向及びY方向
の操作力制限フラグF+x、FIYを1にセットする。
次いで、ステップS6Zで、第2リミツトスイツチ11
2がONであるか否かを判定し、ONの場合は、上記両
操作力制限フラグF IX+ F IYを1に保持する
。この第2リミツトスイツチ112は、モータ43の操
作力が第2設定値P2  (80Kg)以上のときにO
Nとなるので、このような大きな操作力が生じた場合に
は、該第2リミットスイッチ112からの信号でモータ
の通電が停止されることになり、該モータ43に過負荷
が作用することが防止される。また、第2リミツトスイ
ツチ112がOFFの場合は、ステップS63で第1リ
ミツトスイツチ111がONであるか否かを判定し、該
第1リミツトスイツチ111もOFFの場合、すなわち
上記モータ43の操作力が第1設定値PI  (40K
g)未満のときはステップS64で上記X方向及びY方
向の操作力制限フラグFIX、FIYを共に0にリセッ
トする。これにより、両リミットスイッチ111’、1
12ともOFFの場合は、これらのスイッチ111.1
12からの信号が無視されて、モータ43のX方向及び
Y方向の通電が許容されることになる。
さらに、第2リミツトスイツチ112がOFFで、第1
リミツトスイツチ111がONの場合、ずなわちモータ
43の操作力が第1設定値P1から第2設定値P2まで
の範囲(40kg〜80 kg )にある場合は、ステ
ップS6.で現ポジションが4WL位置よりY方向側、
すなわち2W位置もしくは第1中間位置αのいずれかで
あるか否かを判定し、これらの位置である場合にはステ
ップS66でX方向の操作力制限フラグFIXを0にリ
セットする。また、現ポジションが上記の4WL位置の
Y方向側でない場合は、ステップS67で現ポジション
が4WF位置であるか否かを判定し、この4WF位置に
ある場合に、ステップ368でY方向の操作力制限フラ
グFIYをOにリセットする。
これにより、第14図にX印で示すように、X方向に対
しては2W位置及び第1中間位置αで第1リミツトスイ
ツチ111からのON信号が無視され、またY方向に対
しては4WF位置で第1リミツトスイツチ111からの
ON信号が無視され、これらのポジションではモータ4
3の操作力が、第2リミツトスイツチ112がONにな
る第2設定値P2 (80kg>まで許容されることに
なる。そして、これ以外のポジション(第14図のO印
)では、第1リミツトスイツチ111がONとなる第1
設定値p、(40kg)で操作力が制限される。
そして、以上のようにしてモータ43の回転方向及び操
作力が設定されると、第10図のフローチャートのステ
ップS15によるモータの制御が行われるが、この制御
は第15図のフローチャートにしたがって次のように行
われる。
この制御においては、まずステップS71で現ポジショ
ンが目標ポジションに一致しているか否かを判定し、一
致している場合は、ステップS72でX方向及びY方向
の回転フラグFx、FvをOにリセットする。つまり、
この場合はモータ43を回転させない。
一方、現ポジションが目標ポジションに一致していない
場合は、ステップS73で現ポジションが目標ポジショ
ンのX方向側であるか否かを判定し、X方向側である場
合、つまりY方向に操作したい場合には、ステップS7
4でX方向の回転フラグFxを0にリセットした上で、
ステップS75でY方向の回転許可フラグFAYが1で
あるか否かを判定する。そして、FAY=1の場合は、
ステップS76でY方向の回転フラグFYを1にセット
する。また、FAY=Oの場合は、ステップS77でY
方向の操作力制限フラグFIYの値を判定し、FIY−
〇であれば上記ステップS76でY方向の回転フラグF
Yを1に、F+y=1であれば、ステップS78でY方
向の回転フラグFYを0にセットする。
つまり、Y方向への操作時に、その方向へのモータ43
の回転が許可されておれば該方向にモータ43を駆動し
、許可されていない場合は、第1゜第2リミットスイッ
チ111,112の状態に応じてモータ43を駆動もし
くは停止させるのである。
また、現ポジションが目標ポジションのX方向側でない
場合、つまりX方向に操作したい場合は、ステップS7
9でフリーホイール装置50の断接状態を判定し、切断
状態にある場合は、さらにステップS80で現ポジショ
ンが4WL位置のY方向側であるか否かを判定する。そ
して、4WL位置のY方向側、すなわち2W位置もしく
は第1中間位置αである場合には、上記ステップ374
〜578f!:実行して、現ポジションからのX方向へ
の操作を停止すると共に、フラグF AY+ F IY
の状態によっては反対側のY方向にモータ43を駆動す
る。これは、上記フリーホイール装置50が切断されて
いる状態で2輪駆動から4輪駆動へ切換えるのを防止す
るためである。
そして、X方向へ操作したい場合において、フリーホイ
ール装置50が接続されており、また該装置50が切断
されていても現ポジションが4WL位置くもしくは該位
置よりX方向側)である場合には、ステップS旧でY方
向の回転フラグFYをOにリセットする共に、ステップ
S82でX方向の回転許可フラグpAxの値を判定して
、FAX=1であればステップS83でX方向の回転フ
ラグFXを1にセットする。また、FAX=Oの場合は
、ステップS84でX方向の操作力制限フラグFIXの
値を判定し、F Ix= OであればステップS83で
X方向の回転フラグFXを1に、F +x= 1であれ
ばステップSSSで該回転フラグFxをOにセットする
。これにより、上記のY方向への操作時と同様に、X方
向へのモータ43の回転が許可されておれば該方向にモ
ータ43が駆動され、許可されていない場合は、第1.
第2リミツトスイツチ111.112の状態に応じてモ
ータ43が駆動もしくは停止されることになる。
以上のようにして、モータ43が駆動されて、クラッチ
機構41における切換スリーブ84が現ポジションから
目標ポジションにスライドされることになるが、その場
合に、該スリーブ84が2W位置から4WL位置までX
方向に操作される間、及び4WL位置から第2中間位置
βまでY方向に操作される間は、上記のように、第1リ
ミツトスイツチ111のON信号が無視されて、第1設
定値P+  (40Kg)を超える大きな操作力で操作
されるとにより、切換操作が確実且つ速かに行われ、ま
たそれ以外のポジション間では、上記第1リミツトスイ
ツチ111のON信号によってモータ43.の通電が停
止されて、操作力が上記第1設定値P1未満に制限され
ることにより、切換ショックの発生等が抑制されること
になる。
さらに、第10図のフローチャートのステップS16に
よるフリーホイール装置50の制御は第16図のフロー
チャートにしたがって次のように行われる。
まず、ステップS91で切換スリーブ84の現ポジショ
ンが2W位置であるか否かを判定する。そして、2W位
置にあり、もしくは2W位置への切換えが完了したとき
に、ステップS92で第1図に示すフリーホイール接続
用ソレノイド54をOFFに、切断用ソレノイド55を
ONにする。これにより、2輪駆動時にはフリーホイー
ル装置50が切断されて、従動輪となる前輪の回転がト
ランスファ装置10における第1出力軸11からチェー
ン式伝動機構を介してクラッチ機構41の第2クラツチ
ギヤ83までバックドライブとして入力されることが防
止され、このようなバックドライブによる駆動損失が回
避されることになる。
また、切換スリーブ84が2W位置にない場合は、ステ
ップS93で該スリーブ84の現ポジションが4WL位
置、第2中間位置β、もしくは4WL位置にあるか否か
を判定し、これらの位置にある場合もしくは4WL位置
または4WL位置への切換えが完了したときには、ステ
ップS94で上記接続用ソレノイド54をONに、切断
用ソレノイド55をOFFにする。これにより、フリー
ホイール装置50が接続されて、所要の4輪駆動状態が
得られることになる。また、切換スリーブ84が2W位
置と4WL位置の間の第1中間位置αにある場合は、ス
テップS95で、上記接続用及び切断用の両ソレノイド
54.55をOFFとし、次にフリーホイール装置50
を接続または切断する場合に備える。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、2輪駆動状態と4輪駆動
状態の切換えを行う2−4切換機構をアクチュエータに
より操作するように構成され、且つ、2輪駆動時に従動
輪となる車輪の駆動系統を遮断するフリーホイール機構
が備えられた4輪駆動車において、上記2−4切換機構
の操作中にエンジンが停止されて、アクチュエータが該
機構の2輪駆動位置と4輪駆動位置の中間位置で停止し
た場合、次のエンジン始動時に、フリーホイールセンサ
が切断されておれば、アクチュエータが4輪駆動位置側
に作動して、4輪駆動状態で発進することになり、また
、上記フリーホイール機構が接続されておれば、アクチ
ュエータが2輪駆動位置側に作動して、2輪駆動状態で
発進することになる。これにより、前回運転時のエンジ
ン停止の直前に運転者が選択した駆動モードで次の運転
時に当該車両が発進することになり、運転者に前回選択
したモードと異なるモードで発進することによる違和感
を与えることが防止される。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は該実施例
に係る4輪駆動車の切換制御システム図、第2図は該4
輪駆動車におけるトランスファ装置の要部断面図、第3
図は同じく骨子図、第4図は操作力設定機構の斜視図、
第5図は該機構の要部斜視図、第6図は該機構における
従動ギヤの正面図、第7図はポジションスイッチの作動
説明図、第8図は切換レバーを示す当該車両の運転席の
正面図、第9図は制御動作のメインルーチンを示すフロ
ーチャート図、第10図は通常時の制御動作を示すフロ
ーチャート図、第11図は切換装置の目標ポジションの
判定動作を示すフローチャート図、第12図はモータの
回転方向設定動作を示すフローチャート図、第13図は
操作力設定動作を示すフローチャート図、第14図は該
動作によって設定される操作力の説明図、第15図はモ
ータの制御動作を示すフローチャート図、第16図はフ
リーホイール装置の制御動作を示すフローチャート図で
ある。 41・・・2−4切換lll!構〈クラッチ機構)、4
3・・・アクチュエータ(モータ)、5o・・・フリー
ホイール機構、60・・・制御手段(コントローラ)、
63・・・フリーホイール検出手段くフリーホイールセ
ンサ)、116〜118・・・操作位置検出手段(ポジ
ションセンサ)。 第 図 第 5図 第 図 第 図 第 8図 第 図 第 図 $ 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)前輪または後輪のいずれか一方のみを駆動する2
    輪駆動状態と前輪及び後輪を駆動する4輪駆動状態との
    切換えを行う2−4切換機構と、該2−4切換機構を操
    作するアクチュエータと、2輪駆動時に従動輪となる車
    輪の駆動系統を切断するフリーホィール機構とが設けら
    れた4輪駆動車の2−4切換制御装置であって、上記ア
    クチュエータによる2−4切換機構の操作位置を検出す
    る操作位置検出手段と、上記フリーホィール機構の断接
    状態を検出するフリーホィール検出手段と、エンジン始
    動時に、上記両検出手段の出力を受け、アクチュエータ
    による2−4切換機構の操作位置が2輪駆動位置と4輪
    駆動位置の中間位置にある場合に、上記フリーホィール
    機構が切断されておれば2−4切換機構を4輪駆動位置
    に、該フリーホィール機構が接続されておれば2−4切
    換機構を2輪駆動位置に操作させる制御手段とが設けら
    れていることを特徴とする4輪駆動車の2−4切換制御
    装置。
JP625389A 1989-01-14 1989-01-14 4輪駆動車の2―4切換制御装置 Pending JPH02189234A (ja)

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