JPH02117426A - フリーホイール機構付4輪駆動車 - Google Patents

フリーホイール機構付4輪駆動車

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JPH02117426A
JPH02117426A JP27252888A JP27252888A JPH02117426A JP H02117426 A JPH02117426 A JP H02117426A JP 27252888 A JP27252888 A JP 27252888A JP 27252888 A JP27252888 A JP 27252888A JP H02117426 A JPH02117426 A JP H02117426A
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JP
Japan
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wheel drive
wheel
freewheel
switch
state
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JP27252888A
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Kazuo Niide
新出 和雄
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Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、2輪駆動状態と4輪駆動状態との相互の切換
機構並びに2輪駆動状態において従動輪側と駆動軸側と
を任色に締結し、又はその締結状態を解除するフリーホ
イール機構とを備えて構成された4輪駆動車に関するも
のである。
(従来の技術) 変速機の出力を分割して車両の前輪側及び後輪側に各々
伝達するようにした4輪駆動車として、例えば前輪又は
後輪のいずれか一方の駆動系統を断・接する2輪駆動−
4輪駆動切換機構(以下「2−4切換機構」という)を
備えて4輪駆動状態と前輪側又は後輪側のいずれか一方
のみを駆動する2輪駆動状態との任意の切換えを可能と
した所謂パートタイム型の4輪駆動車がある。
ところで、この種の4輪駆動車においては、2輪駆動時
に従動輪となる車輪の駆動系、特に該駆動系における差
動装置が当該車輪の回転によって逆駆動されることにな
り、その場合の回転抵抗のため、駆動力の損失ないし燃
費の悪化を招くという問題がある。
そこで、この問題に対して一つの対策を施したものとし
て、従来より例えば特開昭56−135320号公報に
見られるように、2輪駆動時に従動輪と徒る左右の車輪
の差動装置とこれらの車輪のいずれか一方との間の車軸
上に、噛合いクラッチによって構成されるフリーホイー
ル機構を設け、上記2輪駆動時には該機構を切断するよ
うにしたものが知られている。このようなフリーホイー
ル機構によれば、上記2輪駆動時に当該差動装置は入力
側及び一方の車輪への出力側がフリーとなって自由に挙
動し得る状@(いわゆるフリーホイール状態)となり、
そのために該差動装置ないし従動輪の回転抵抗が十分に
減少して、2輪駆動時において生じていた従来のような
駆動力の損失が低減されることになる。
ところで、上記のようなフリーホイール機構を備えたパ
ートタイム方式の4輪駆動車においては、2輪駆動時に
「2−4切換機構」と「フリーホイール機構」との両者
が切断されることになるため、従動輪となる車輪の駆動
系統における2−4切換機構と差動装置との間の部分が
完全にフリーな状態となって、回転速度が定まらないこ
とになる。
そのため、2輪駆動での走行中に4輪駆動に切換えよう
としても、2−4切換機構の入力端(変速機側)と出力
側(差動装置側)の回転速度が一致しないため、該2−
4切換機構を接続することができないという問題が発生
する。つまり、この種の4輪駆動では、停車しなければ
2輪駆動から4輪駆動への切換ができないことになる。
これに対しては、上記2−4切換機構に同期装置を設け
て、当該2−4切換機構の4輪駆動状態への接続時に出
力側の回転速度を入力側の回転速度に一致させることに
より、走行中における2輪駆動から4輪駆動への切換を
可能としたものがあるが、この構成では同期装置を設け
るために2−4切換機構の構造が複雑となり、装置の大
型化やコストの上昇を招くことになる。
このような事情から最近では上記のようなフリーホイー
ル機構を備えたパートタイム型4輪駆動車における当該
問題に対処するものとして、2−4切換機構に同期装置
を備えることなく、走行中における2輪駆動状態から4
輪駆動状態への切換を可能とする技術の開発が行なわれ
ている。
そのような状況の中で、例えば変速機出力を前輪及び後
輪に夫々差動装置を介して伝達する前輪駆動系統と後輪
駆動系統とを有し、且つそれらの駆動系統のいずれか一
方を断・接する2−4切換機構と、2輪駆動時に従動輪
となる車輪の駆動系統における差動装置と少なくとも一
方の車輪との間を断・接するフリーホイール機構とが備
えられた上述の如き4輪駆動車において、上記フリーホ
イール機構を2−4切換機構の作動と無関係に断・振動
作させる操作手段(フリーホイール切換スイッチ)を設
けたフリーホイール機構付4輪駆動車の構成が検討され
ている。
該構成によれば、フリーホイール機構が接続されている
状態での4輪駆動状態から2−4切換機構によって2輪
駆動に切換えた時に、この切換動作によってはフリーホ
イール機構が切断されないことになり、従ってフリーホ
イール機構を接続した状態での2輪駆動走行が可能とな
る。この状態では、2−4切換機構は切断されていても
、前、後輪間に回転速度差のない通常の走行状態にあれ
ば、該2−4切換機構の人、出方側の回転速度が等しく
なるので、走行中に必要に応じて4輪駆動に切換えるこ
とができる。また、このようなフリーホイール機構を接
続した状態での2輪駆動走行中において、4輪駆動への
切換えが必要でなくなれば、その時点で上記操作手段(
フリーホイール切換スイッチ)によってフリーホイール
機構を切断することにより、駆動力損失の少ない2輪駆
動走行へ移行させることが可能となる。
(発明が解決しようとする課r&) ところが、上述のように走行状態において「2−4切換
機構」並びに「フリーホイール機構」の任意の切換操作
が可能になると、上述のような2輪駆動状態から4輪駆
動状態への切換えには都合が良くなる反面、4輪駆動状
格での走行中に運転者の操作ミスなどによって上記フリ
ーホイールスイッチが解除操作され、上記フリーホイー
ル機構の接続が解除されるケースを生じる。また、−旦
フリーホイール機構の接続状態が解除されると、先の説
明からも明らかな通り再び4輪駆動状態に切換えようと
しても切換えられないことになる。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記のような問題を解決することを目的とし
てなされたもので、変速機出力を前輪側差動装置及び後
輪側差動装置を介して各々前輪及び後輪に伝達する前輪
側駆動系統と後輪側駆動系統とを有し、且つこれら2組
の駆動系統のいずれか一方を断・接する2輪駆動−4輪
駆動切換機構と、2輪駆動時に従動輪となる車輪の駆動
系統におけろ差動装置と上記従動輪側少なくとも一方の
車輪との間を断・接するフリーホイール機構と、該フリ
ーホイール機構の上記断・接状態を操作するフリーホイ
ールスイッチとを備えてなる4輪駆動車において、上記
フリーホイールスイッチのフリーホイール機構解除操作
に関係なく該フリーホイール機構を接続状態にロックす
るロック手段を設け、4輪駆動状態で走行中には上記フ
リーホイールスイッチが解除操作されても上記フリーホ
イール機構を接続状態のままに保持するようにしたこと
を特徴とするものである。
(作 用) 上記本発明のフリーホイール機構付4輪駆動車の構成で
は、リモート操作されるフリーホイールスイッチの操作
状態に関係なく、フリーホイール機構の接続作動状態を
ロックするロック手段が設けられており、4輪駆動状態
での走行中には上記フリーホイールスイッチの操作に拘
らずフリーホイール機構の作動がロックされ、誤った操
作がなされても実際の切断動作はなされない。
(発明の効果) 従って、本発明のフリーホイール機構付4輪駆動車によ
れば、常に安定した4輪駆動状態での走行と自由な2輪
駆動状態から4輪駆動状態への切換えが可能となる。
(実施例) 以下、第1図〜第6図に示す本発明の実施例について詳
細に説明する。
先ず第3図に示すように、この実施例に係るフリーホイ
ール機構付4輪駆動車は、エンジン【と、変速機2と、
トランスファー装置3とを車体前後方向に連結してなる
パワープラント4を有し、これを車体前部に配置すると
ともに、左右の前輪56間及び左右の後輪7.8間に前
輪差動装置(以下、フロントデフという)9及び後輪差
動装置(以下、リヤデフという)10をそれぞれ配設し
た構成となっている。そして、上記トランスファー装置
3の側部から前方へ延びる第1プロペラシヤフト11を
フロントデフ9に連結するとともに、該フロントデフ9
と左右の前輪5.6とを車幅方向に延びる前車軸12.
13を介して連結し、まtこ、トランスファー装置3の
後部から更に後方へ延びる第2プロペラシヤフト14を
リヤデフlOに連結するとともに、該リヤデフ10と左
右の後輪7゜8とを車幅方向に延びる後車軸15.16
を介して連結し、これによりエンジンないし変速機2の
出力をトランスファー装置3で分割して左右の前輪5.
6及び左右の後輪7.8に夫々伝達する前輪駆動系統1
7と後輪駆動系統18とが構成されている。
上記トランスファー装置3は、第4図に拡大して示すよ
うに、ケース21内に変速機2の出力軸に直結され或い
は該軸と一体の主軸22と、これに平行に副軸23とを
配置し、主軸22を上記第2プロペランヤフト14に副
軸23を第1プロペラシヤフト11に夫々連結するとと
しに、主軸22上に遊嵌合された第1スプロケツト24
と、副軸23に一体形成された第2スプロケツト25と
の間にチェーン26を巻掛け、且つ主軸22上に、上記
第1スプロケツト24を該主軸22に対して結合、分離
させろ2−4切換機+R30を備えた構成となっている
この2−4切換機構30は、主軸22に該軸22と一体
回転するようにクラッチ部材31をスプライン嵌合する
一方、これに隣接するように上記第1スプロケツト24
に延長部24aを設け、該クラッチ部材31の外周と延
長部24aの外周とに同一諸元のスプラインを形成する
とともに、これらのスプラインに摺動自在にスリーブ3
2を嵌合させた構成とされている。そして、このスリー
ブ32をアクチュエータ33によりロッド34及びフォ
ーク35を介して軸方向にスライドさせることにより、
同図に示すように該スリーブ32をクラッチ部材31の
スプラインのみに嵌合させて主軸22と第1スプロケツ
ト24とを分離した状態と、図示の位置から図面上、右
方向へスリーブ32をスライドさせることにより、該ス
リーブ32をクラッチ部材31のスプラインと第1スプ
ロケット延長部24aのスプラインの両者に跨って嵌合
させて、主軸22と第1スプロケツト24とを結合した
状態とに切換えるようになっている。
これにより、変速機2の出力が主軸22を介して第2プ
ロペラシヤフト14側(後輪7.8側)へ+7)み伝達
される2輪駆動状態と、上記出力が主軸22から2−4
切換機構30、第1スプロケツト24、チェーン26、
第2スプロケツト25及び副軸23を介して第1プロペ
ラシヤフトll側(前輪5.6側)にも伝達される4輪
駆動状態との切換えが可能とされている。尚、上記ロッ
ド34の移動を検出して、スリーブ32が主軸22と第
1スプロケツト24とを結合した時、即ち4輪駆動時に
ONとなる4輪駆動スイッチ36が備えられている。
一方、第5図に拡大して示すように、フロントデフ9は
、上記第1プロペラシヤフト11に連結された入力軸4
1と、該軸4目こより一対の傘歯車42.43を介して
回転駆動されるデフケース44と、該デフケース44内
に架設されたピニオンシャフト45に回転自在に支持さ
れた一対のピニオンギヤ46.47と、これらのピニオ
ンギヤ46.47に噛合された一対のサイドギヤ48,
49とで構成されている。そして、これらのサイドギヤ
4B、49に一ヒ記車軸12.13が夫々連結されてい
るが、図示例の場合、左側の前車軸12はフロントデフ
側の部分12aと車輪側の部分12bとに分割され、こ
の画部分12a、12bを断・接するフリーホイール機
構50が設けられている。
このフリーホイール機構50は、当該前車軸12におけ
るフロントデフ側の部分12aの端部外周と、車輪側の
部分12bの端部にスプライン嵌合されたクラッチ部材
51の外周とに隣接させて同一諸元のスプラインを形成
するとともに、これらのスプラインに摺動自在にスリー
ブ52を嵌合させた構成とされている。そして、アクチ
ュエータ53によりロッド54及びフォーク55を介し
て上記スリーブ52を軸方向にスライドさせることによ
り、図に示すように該スリーブ52をクラッチ部材51
のスプラインのみに嵌合させて、当該前車軸12のフロ
ントデフ側の部分12aと車輪側の部分12bとを切断
した状態と、図示の位置から図面上、上方へスリーブ5
2をスライドさせて、該スリーブ52をクラッチ部材5
1のスプラインと前車軸12のフロントデフ側部分12
aのスプラインとに跨って嵌合させて、該前車軸12の
画部分+2a、12bを接続した状態とに切換えるよう
になっている。尚、このフリーホイール機構50につい
ても、上記ロッド54の移動を検出して、前車軸12の
画部分12a、12bが接続された時にONとなるフリ
ーホイール接続検出スイッチ56と、画部分12a、I
2bが切断された時にONとなるフリホイール切断検出
スイッチ57とか備えらでいる。
次に第2図は、上記のように構成された本実職例のリモ
ートフリーホイール機構付の4輪駆動車をノステム図と
して表したものであり、既に説明したものと同一の部分
には同一の符号を付して示しである。」二足で説明しな
かったものとしては、先ず、(1)2輪駆動状態(2H
)、(2)ハイギヤによる4輪駆動状態(41−1)、
(3)ローギヤによる4輪駆動状(べし)、(4)ニュ
ートラル状@(N)の4種の操作状態を任意に切換選択
するトランスファー切換レバー115がある。該レバー
115は、その回動面部にニュートラル及び2Wr)の
2組のスイッチ111.112を有して構成されており
上記4種の操作状態の内の少なくともニュートラル、(
1)の2輪駆動状態、(2)and(3)の4輪駆動状
態、(4)のニュートラル状態の3組の状態を当該2組
のスイッチ111,112の0N(H信号)、0FF(
L信号)出力の組合せによって検出し、該検出結果を例
えばマイクロコンピュータよりなるリモートフリーホイ
ールコントロールユニット100の演算部(CPU)に
入力するようになっている。この場合、上記3種の検出
状態は、次のようにして示される。
(1) 2輪駆動状態 0ニユートラルスイツチ(111)・・・01”’F(
論理値0) 02WDスイツチ(112)・・・ON(論理値(2)
and(3)4輪駆動状態 ○ニュートラルスイッチ(+ r 1)・・・0FF(
論理値0) 02WDスイツチ(l I 2)・・・0FF(論理値
0) (4)ニュートラル状態 Oニュートラルスイッチ(111)・・・ON(論理値
り Q2WDスイッチ(112)・・・0FF(論理値0) また、符号69は上述したフリーホイール機構50の解
除スイッチ(ノーマルクローズ)であり、該スイッチ6
9のON(論理値0)、0FF(論理値l)信号も同じ
くリモートフリーホイールコントロールユニットに入力
されるようになっている。
さらに、符号L1〜L3は、上記トランスファー切換レ
バー115の切換状態、ニュートラルNと4輪駆動状態
4WD、並びにフリーホイール機構50のON(接続)
作動状態RFWを各々点灯表示するランプである。
なお、符号90は上記リモートフリーホイール機構50
作動用のダイヤフラム型アクチュエータ53を駆動する
ための負圧タンクであり、第1及び第2の負圧配管91
.92を介して当該アクチュエータ53の萌・後作動室
53a、53b内に接続されている。
そして、上記第1及び第2の各負圧配管91゜92の途
中には上述した接続用ソレノイド61を備えた第1の制
御弁93と切断用ソレノイド62を備えた第2の制御弁
94とが各々介設されて0る。
そして、上記リモートフリーホイールコントロールユニ
ット100は、上記フリーホイール機構50を作動制御
するために例えば第6図に示されるような基本とする制
御回路を有している。
次に、このフリーホイール機構50の基本制御回路につ
いて説明する。先ず、第6図に示すように、この制W回
路60は、上記アクチュエータ53をフリホイールの接
続(LOCK)方向及び切断(FREE)方向に夫々作
動させる接続用ソレノイド61並びに切断用ソレノイド
62と、これらの各ソレノイド61.62に夫々給電す
る第1、第2給電回路63.64を選択的に電源65に
接続させる切換接点66aを有するメインリレー66と
、第1、第2給電回路63.64を断・接する常閉の接
点67a、68aを夫々有する第1、第2サブリレー6
7.6111とを有する。また、上記電源65と第1給
電回路63との間に前述の4輪駆動時にONとなる4輪
駆動スイッチ36(第4図参照)が接続されているとと
もに、メインリレー66のコイル66bの一側に押し込
み操作によりOFFとなる常閉のフリホイール切断スイ
ッチ(解除スイッチ)69が接続されている。また、L
記メインリレー66のコイル66bの(+)側は、上記
4輪駆動スイッチ36を介して′Qi源65に接続され
ているとともに、上記第1給電回路63にも接続されて
いる。そして、該コイル66bが通電された時に、メイ
ンリレー66の切換接点66aが電源65を第2給電回
路64に接続させた状態から第1給電回路63に接続さ
せる状態に切換ねるようになっている。尚、上記第1、
第2ザブリレー67.6!11のコイル67b、68b
には、前述のフリーホイール機構50が接続された時に
ONとなる接続検出スイッチ56、及び切断された時に
ONとなる切断検出スイッチ57(上述の第5図参照・
・なお上記第2図のシステム図ではこれらのスイッチを
単一のもので構成して示している)が各々接続されてい
る。
次に、この制御回路60に従って本発明実施例の前提と
なる基−本釣な作用を説明する。
今、上述した第4図に示すトランスファー装置3におけ
る2−4切換機構30が主軸22と第1スプロケツト2
4とを分離させていて、変速機2の出力が主軸22から
後輪7.8側へのみ伝達される2輪駆動状態にあり、ま
た第5図に示す上述のフリーホイール機構50が一方の
前車軸12を切断しているものと仮定する。この時、第
6図の制御回路においては、図示のように、4輪駆動ス
イッチ36がOFFで、メインリレー66の切換接点6
6aが電源65を第2給電回路64に接続させており、
またフリホイール切断検出スイッチ57がONの状態に
あって、第2サブリレー68のコイル68bが通電され
ていることにより、該リレー6Bの接点68aが第2給
電回路64を遮断した状態にある。従って、この状態で
は第1給電回路63上のフリホイール切断用ソレノイド
626通電されていない。
そして、この状態で上記2−4切換機構30が作動して
主軸22と第1スプロケツト24とが結合されることに
より、変速機2の出力が前輪5゜6側へも伝達される4
輪駆動状態に切換わると、上記4輪駆動スイッチ36が
ONとなる。この時、フリホイール切断スイッチ69が
閉じているので、メインリレー66のコイル66bが通
電されることになり、該リレー66の切換接点66aが
電源65を第1給電回路63に接続させる。
そして、この時点では、第1、第2給電回路63.64
上の第1ザブリレー67におけろ接点67aが閉じてい
るので、上記電源65からメインリレー66の切換接点
66a、第1給電回路63及び第1サブリレー67の接
点67aを経てフリホイール接続用ソレノイド61が通
電されろことになり、第3図に示すフリーホイール機構
50のアクチュエータ53が接続方向に作動する。この
ようにして、4輪駆動時にはフリーホイール機構50な
いし該機構50が設けられた前車軸12が接続され、所
要の4輪駆動状態が得られることになる。そして、この
フリーホイール機構50の接続動作が完了すれば、フリ
ーホイール接続検出スイッチ56がONとなって第1サ
ブリレー67のコイル67bが通電されることにより、
該リレー67の接点67aが開いて接続用ソレノイド6
Iへの通電が終了され、またフリーホイール切断検出ス
イッチ57がOFFとなって第2サブリレー68のコイ
ル68bへの通電が停止されろことにより、該リレー6
8の接点68aが閉じることになる。
次に、上記のようにしてフリーホイール機構50が接続
された状態での4輪駆動走行中に、上記2−4切換機構
30を作動させて2輪駆動状態に切換えたとすると、上
記制御回路60においては、4輪駆動スイッチ36がO
FFになっても次に状態が維持され、該メインリレー6
6の接点66aが電源65を第1給電回路63に接続さ
せた状軛に自己保持することになる。つまり、4輪駆動
状態から2輪駆動状態に移行して4輪駆動スイッチ36
がOFFとなっても、第2給電回路64ないし該回路6
11上のフリーホイール切断用ソレノイド62に通電さ
れず、フリーホイール機構50が接続状態に保持される
のである。
これにより、フリーホイール機構50が接続された状態
での2輪駆動走行が行なわれることになり、従動輪とな
る前輪5.6間のフロントデフ9においては、入ツノ袖
41が前輪5.6の回転速度、叩ち車速に対応する速度
で回転するとともに、これに伴って第1プロペラシャフ
ト11.トランスファー装置3における副軸23、第2
スプロケツト25、チェーン26及び第1スプロケツト
24等の2−4切換機構30の主力側の部材も車速に対
応して回転することになる。従って、2−4切換機構3
0においては、入力側部材であるクラッチ部材31と出
力側部材である第1スプロケツト24とが同一速度で回
転することになって、スリーブ32によるこれらの部材
の結合動作が可能となり、このようにして2輪駆動での
走行中に4輪駆動への切換えを行うことができるように
なる。
尚、上記のようにフリーホイール機構50が接続された
状態での2輪駆動走行中にフリーホイール切断スイッチ
69を押圧操作すれば、該スイッチ69をかOFFとな
ってメインリレー66のコイル66bへの通電が停止さ
れることにより、該リレー66の自己保持が解除されて
切換接点66aが電源65を第2給電回路64に接続さ
せる状態に切り換わる。そして、この時点では、フリー
ホイール切断検出スイッチ57/J(OI”Fで第2サ
ブリレー68の接点68aが閉じているので、第2給電
回路64ないし該回路64上のフリーホイール切断用ソ
レノイド62が通電されることになる。これにより、フ
リーホイール機構50のアクチュエータ53が初めて切
断方向に作動して該機構50が切断され、フロントデフ
9が自由に挙動し得る状態になって、前1輪5.6から
の逆駆動による駆動力損失が低減されることになる。
しかし、該第6図の基本構成のままでは、先にも述べた
ように上記リモートフリーホイール解除スイッチ69が
誤まって操作されると、それが例えば上述したような4
輪駆動状態での走行中であったとしてもリモートフリー
ホイール機構の接続状態が解除されてしまい、2輪駆動
状態に戻されてしまう。その結果、車両の挙動の変動を
伴うとと乙に再び4輪駆動状態へ切り換えようとしても
、その切り換えが不可能となる問題がある。
そこで、上記リモートフリーホイールコントロールユニ
ット100は更に第1図に示すような4輪駆動状態での
走行中には、仮に上述した解除スイッチ69がOFF操
作されても切断用ソレノイド62h<ON作動されるよ
うなことがないようにロック回路を組んで構成されてい
る。
すなわち、第6図の回路では、先ず第1〜第4の論理積
回路101,1 (12,1(13,101と第1及び
第2の論理和回路104,105、並びにRS型フリッ
プ・フロップ回路106を図示のように接続して構成さ
れている。そして、上記R9型フリヅプ・フロップ回路
10Gはリセット人力優先論理のロジック回路で構成さ
れている。っまり、セット入力が印加されてし同時又は
先にリセット人力が印加されている時にはセットされな
いようになっている。
従って、今先ずエンジンが始動操作されてイグニッンヨ
ンスイッチ(IG−SW)ltQがONになると、該O
N時点で一時的に論理値“l”のHパルスが第1、第2
、第4の各論理積回路10I。
102.107に人力されて上記フリップ・フロップ回
路106が初期セットされる。該初期セットは、要する
にエンジン始動時の状態において、その時のリモートフ
リーホイールの状態を論理的に判定し、該判定された状
態のソレノイド(L OCK又はFREE)をそのまま
ONにするしのである。
次に、例えばその状態で車両が走行を開始して金談状態
が4輪駆動状態であったとすると、上記の説明から明ら
かなように該4輪駆動状態では、ニュートラルスイッチ
(NTn−sw)111は0FF(論理値0)で、2W
Dスイツチ(2WD−9W)112乙OF I?である
から、上記第3の論理積回路103は、それらの反転入
力“l”、“1”の論理積を取って上述した4WDラン
プL、を点灯し、現在の走行状態が4輪駆動状態である
ことを表示する。
一方、該4輪駆動状態では、本システムの構成上、当然
に上記フリーホイール機構50は接続状態にあり、した
がってリモートフリーホイールスイッチcnFw−sw
)はON(スイッチ56作動)であるから、上記第1の
論理積回路101の入力は“0”、“0”で出力ら“0
“、その結果、第1の論理和回路104の入力ら“0”
と“0”で出力も“0”となり、上記フリップ・フロッ
プ回路106はセットされず、Q出力のみ“l”を発生
ずる。
この結果、上記リモートフリーホイールスイッチ(RF
W−3W)の“1”出力と該Q出力“l”を入力とする
上記第4の論理和回路107は、“1”出力を発生して
フリーホイール機構50の接続状態表示ランプ(RFW
 −LAMP)L3を点灯させる。
該状態において、今誤って上記フリーホイール機構50
の接続を解除する解除スイッチ69がOFF操作された
とすると、図示解除スイッチ69の出力は、“ビとなり
、上記第1の論理和回路104の入力の一方は“ビとな
る。その結果、論理和出力は“ビとなって上記フリップ
・フロップ回路106にはセット入力がインプットされ
る。従って、該状態が、例えば上述のようなスイッチ作
動条件の4輪駆動状態ではなく、つまり上記フリップ・
フロップ回路106のリセット入力端子Rにリセット人
力“1”が人力されていない状態であれば本来セット状
態に反転してQ出力“ビを発生ずることになる。
ところが、上記フリップ・フロップ回路106は上述の
如くリセット入力優先論理でロジック回路が組まれてい
るために上記セット入力“ビが人力されてもセット状態
に反転す・ることなく、上記それまでのリセット状態を
継続し、フリーホイール機構50のロック(接続)状態
を保持する。
つまり、本発明のフリーホイール機構付4輪駆動車は、
変速機出力を前輪側差動装置及び後輪側差動装置を介し
て各々前輪及び後輪に伝達する前輪側駆動系統と後輪側
駆動系統とを有し、且つこれら2組の駆動系統のいずれ
か一方を断・接する2輪駆動−4輪駆動切換機構と、2
輪駆動時に従動輪となる車輪の駆動系統における差動装
置と上記従動輪側少なくとも一方の車輪との間を断・接
するフリーホイール機構と、該フリーホイール機構の上
記断・接状態を操作するフリーホイールスイッチとを備
えてなる4輪駆動車において、上記フリーホイールスイ
ッチのフリーホイール機構解除操作に関係なく該フリー
ホイール機構を接続状態にロックするロック手段を設け
て構成されており、4輪駆動状態で走行中には上記フリ
ーホイールスイッチが解除操作されても上記フリーホイ
ール機構を接続状態のままに保持するようにしたことを
特徴とするしのである。
すなわち、該本発明のフリーホイール機構付4輪駆動車
の構成では、例えばリモート操作されろフリーホイール
スイッチの操作状態に関係なく、常にフリーホイール機
構の接続作動状態が確実にロックされることになり、仮
に4輪駆動状態での走行中に当該フリーホイールスイッ
チの誤ったフリーホイール機構切断操作がなされても実
際の切断動作はなされない。
この結果、本発明のフリーホイール機構付4輪駆動車に
よれば、常に安定した4輪駆動状態での走行と自由な2
輪駆動状態から4輪駆動状態への切換えが可能となる。
従って、従来のような問題は生じない。
【図面の簡単な説明】
図面は各々本発明の実施例を示すものであり、第1図は
、同実施例におけるリモートフリーホイールロック状態
保持回路のブロック図、第2図は、同全体のシステム図
、第3図は、4輪駆動軍令体の駆動系統図、第4図は該
4輪駆動車におけるトランスファー装置の構成を示す拡
大図、第5図は、同じくフロントデフ及びフリーホイー
ル機構の構成を示す拡大図、第6図は、フリーホイール
機構の基本的な制御回路図である。 1−・・・伊エンジン 2  ・・・・・変速機 3  ・・・・・トランスファー装置 5.6  ・・・・・従動輪(左右前輪)9  ・・・
・・前輪差動装置(フロントデフ)IO・・・・・後輪
差動装置(リヤデフ)30 ・・・・・2輪駆動−4輪
駆動切換機構50 ・・・・・フリーホイール機構 69 ・・・・・リモートフリーホイール解除ツイツチ 100・・・・・リモートフリーホイールコントロール
ユニット tot −10:(,107・・論理積回路104゜1
05 ・・・・論理和回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、変速機出力を前輪側差動装置及び後輪側差動装置を
    介して各々前輪及び後輪に伝達する前輪側駆動系統と後
    輪側駆動系統とを有し、且つこれら2組の駆動系統のい
    ずれか一方を断・接する2輪駆動−4輪駆動切換機構と
    、2輪駆動時に従動輪となる車輪の駆動系統における差
    動装置と上記従動輪側少なくとも一方の車輪との間を断
    ・接するフリーホイール機構と、該フリーホイール機構
    の上記断・接状態を操作するフリーホイールスイッチと
    を備えてなる4輪駆動車において、上記フリーホイール
    スイッチのフリーホイール機構解除操作に関係なく該フ
    リーホイール機構を接続状態にロックするロック手段を
    設け、4輪駆動状態で走行中には上記フリーホイールス
    イッチが解除操作されても上記フリーホイール機構を接
    続状態に保持するようにしたことを特徴とするフリーホ
    イール機構付4輪駆動車。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6039138A (en) * 1997-03-31 2000-03-21 Suzuki Motor Corporation Four-wheel drive vehicle with free wheels
US7186029B2 (en) 2002-08-30 2007-03-06 Nsk Ltd. Rolling element bearing and motor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6039138A (en) * 1997-03-31 2000-03-21 Suzuki Motor Corporation Four-wheel drive vehicle with free wheels
US7186029B2 (en) 2002-08-30 2007-03-06 Nsk Ltd. Rolling element bearing and motor

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