JP2691392B2 - 金属ストリップ用の送給制御装置 - Google Patents

金属ストリップ用の送給制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼板等の金属板のめっ
きライン、塗装ライン、酸洗ラインなどのストリップ処
理ラインに適用されて、ストリップの蛇行修正と張力調
整を一個の装置で行える金属ストリップ用の送給制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなストリップ処理ラインは、
ラインの各所に張力調整装置と蛇行修正装置とが多数設
けられる。従来の張力調整装置としては、ロールブライ
ドルが広く知られている。そこでは、それぞれモータで
回転駆動される一対のロールにストリップをZ字状に掛
け渡し、例えば各ロールの駆動回転数を異ならせてスト
リップに送給抵抗を与えて張力を調整する。蛇行修正装
置としては、遊転ロールを用いることが多く、ロール中
心軸を水平に傾動操作して、蛇行状態を解消する。この
ロール方式の蛇行修正装置は、ストリップがロールに対
してロール中心軸と直交する向きに移動する傾向を利用
したものであって、先の張力調整装置と同様に各種のス
トリップ処理ラインに多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】多くの場合、ロール方
式の蛇行修正装置とロールブライドルとは、隣接配置さ
れてストリップの蛇行修正および張力を制御するが、蛇
行修正に所定の距離が必要なため両装置を十分に近付け
て配置できない。又、ロールブライドルはロール径も大
きく、しかもロールをZ字状に配置し、その駆動装置も
配設しなければならない。つまり両装置の占めるスペー
スが大きく、ストリップ処理ラインのライン長が増加す
る一因になっていた。一個のストリップ処理ラインに設
けられる両装置の設置総数が多いため、ライン設備の導
入に要する費用が嵩む不利もある。
【0004】そこで本発明の目的は、ストリップの張力
調整と蛇行修正を一個の装置だけで行え、従来装置に比
べて設置スペースが少なくて済み、ストリップ処理ライ
ンのライン長を減少できる金属ストリップ用の送給制御
装置を提供するにある。本発明の目的は、蛇行修正装置
と張力調整装置とを個別に設置する場合に比べて、スト
リップの送給制御のための装置総数を減少でき、ライン
設備の導入に要する費用を減少できる金属ストリップ用
の送給制御装置を提供するにある。本発明の目的は、蛇
行の修正をごく小さな修正間隔で行え、つまり微調整が
可能でストリップを常に直線状に送給できる金属ストリ
ップ用の送給制御装置を提供するにある。本発明の目的
は、蛇行修正や張力調整を行う際に、ストリップの表面
および裏面に擦り傷を生じることがなく、塗装ラインや
めっきラインなどの傷付きを嫌うストリップ処理ライン
に好適な金属ストリップ用の送給制御装置を提供するに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の送給装置は、広
幅のストリップSを前後に跨ぐフレーム1と、フレーム
1の前後枠3・3に装着した固定側調整機構と、前後枠
3・3で上下動自在に支持した可動側調整機構と、可動
側調整機構を固定側調整機構へ向かって上下操作する張
力調整用の操作機16とを有し、両調整機構でストリッ
プSの上下面を挟持して張力調整を行うこと、両調整機
構は、遊転自在に軸支した左右一対のプーリ6・6と、
両プーリ6・6に巻き掛けた摩擦ベルト8とを一組みと
する複数組の巻掛調整機構と、摩擦ベルト8のストリッ
プSとの接触領域においてベルト内面を受け止めるガイ
ド体9とを含んでいること、フレーム1は蛇行修正機構
2で水平面に沿って傾動自在に支持されており、蛇行修
正機構2に、フレーム1を傾動操作する蛇行修正用の操
作機24が設けてあることを特徴とする。具体的には、
フレーム1はその前後に配置した一対の蛇行修正機構2
・2で水平面に沿って傾動可能に支持されている。両蛇
行修正機構2・2は、ガイドフレーム21と、ガイドフ
レーム21でスライド自在に支持した調整ブロック23
とを含み、一方の蛇行修正機構2に調整ブロック23を
スライド操作する操作機24を設ける。そして、前後の
調整ブロック23・23のスライド中心線が、ストリッ
プSの送給中心線を対称中心軸にして、送給中心線に対
して水平方向へ傾く状態で線対称に配置されている。フ
レーム1は前後の調整ブロック23・23に、それぞれ
旋回軸27を介して傾動自在に支持する。また、摩擦ベ
ルト8は、ストリップSに外接する接触層18と、ガイ
ド体9と摺接する側に設けた接触層18より摩擦係数の
小さな滑性層19とを含んで内外複層に形成する。
【0006】
【作用】稼働状態において送給制御装置は、上下の調整
機構でストリップSを挟持して張力調整を行い、フレー
ム1の全体を蛇行調整用の操作機24で水平に傾動操作
してストリップSの蛇行を修正する。詳しくは可動側の
調整機構を操作機16で上下操作して、可動側と固定側
の摩擦ベルト8・8の挟持圧力を大小に変更し、ストリ
ップSに作用する送給抵抗を変化させて張力を調整す
る。このとき、上下の摩擦ベルト8・8とストリップS
とは、滑りを生じることなく同行移動するが、摩擦ベル
ト8・8とガイド体9・9とは摺接する関係にある。従
って挟持圧力が大きいと、摩擦ベルト8・8とガイド体
9・9との間で大きな摩擦抵抗を生じ、その分だけスト
リップSの送給抵抗が増す。この比例関係を利用して張
力を調整するのである。
【0007】ストリップSが幅方向のいずれか一方へ片
寄って送給されるときは、フレーム1の全体を操作機2
4で傾動させて、上下の調整機構のそれぞれのプーリ回
転中心軸を水平に傾動する。この傾動によってストリッ
プSの幅方向に隣接する摩擦ベルト8の周回線が傾動す
るので、ストリップSは摩擦ベルト8の周回線の側へ引
き寄せられるように送給方向が変わり片寄りが修正され
る。この修正動作に同調してフレーム1の傾動を減ら
し、プーリ回転中心軸をストリップSの送給方向と直交
する向きに戻す。
【0008】上記のように上下の巻掛調整機構でストリ
ップSを挟持して張力調整を行うと、回転駆動する2個
のロールにストリップSをZ字状に巻き掛けて張力調整
を行うロールブライドルに比べて、張力調整に必要なラ
イン長さとスペースを減少できると共にロール駆動装置
も不要となる。さらにフレーム1の全体を傾動操作して
蛇行修正を行うので、全体装置を小形化して占有スペー
スを減少できる。張力調整と蛇行修正に必要な装置の、
ストリップ処理ライン当たりの総設置個数も減少でき
る。張力調整用の上下の調整機構を、複数組の巻掛け調
整機構で構成するのは以下の現象が生じるのを防ぐため
である。例えば、摩擦ベルト8をストリップSに対応す
る一個の広幅ベルトで形成すると、ベルト自体の幅方向
の材質や寸法のばちつき、あるいは幅方向のベルト張力
の僅かな狂いによって、幅方向のベルト張力が均等にな
らない。幅方向のベルト張力に差がでると、ベルトは幅
方向に大きく揺れだしてストリップSを蛇行させる。こ
うした事態を避ける必要上、ベルトの揺れがストリップ
Sの走行に影響しない程度のベルト幅を採用して複数設
けるのである。
【0009】前後一対の蛇行修正装置2・2でフレーム
1を支持し、両機構2・2を調整ブロック23・23の
スライド中心線がストリップSの送給中心に対してハ字
状あるいは逆ハ字状になるよう配置するのは、調整ブロ
ック23・23のスライド量に対するフレーム1の傾動
角を小さくして、蛇行修正のための修正量を微調整でき
るようにするためである。摩擦ベルト8の外面側の接触
層18を摩擦係数の大きな素材で形成し、内面側の滑性
層19を摩擦係数の小さな素材で形成すると、摩擦ベル
ト8がストリップSに対して滑ることを確実に防止しな
がら、摩擦ベルト8とガイド体9との摺接がより滑らか
なものになる。
【0010】
【発明の効果】本発明では、遊転自在なプーリ6・6に
巻き掛けた摩擦ベルト8を調整要素とする上下一対の調
整機構でストリップSを挟持して張力調整を行うように
した。そのうえで、両調整機構を支持するためのフレー
ム1を蛇行修正機構2で水平方向へ傾動自在に支持し、
その操作機24で水平傾動操作できるようにした。これ
により、ストリップSの張力調整と蛇行修正とを一個の
送給制御装置だけで行うことができ、張力調整と蛇行修
正を個別に、しかもロール駆動装置を用いて張力調整を
行っていた従来装置に比べ、送給制御装置を小形化し、
その設置スペースを減少してストリップ処理ラインのラ
イン長を減少できる。ストリップ処理ラインにおけるこ
の種の装置の総設置個数を減少でき、全体としてライン
設備の導入に要する費用を減少できる。
【0011】前後一対の蛇行修正機構2・2をストリッ
プSの送給中心線に対して例えばハ字状に傾斜配置し、
それぞれの調整ブロック23・23でフレーム1を支持
し、両調整ブロック23・23を操作機24でスライド
操作して、フレーム1を傾動調整する送給制御装置によ
れば、両調整ブロック23・23がスライド変位すると
きのフレーム1の傾動角をごく少量にできるので、スト
リップSの蛇行量が小さい場合にもその修正を的確に行
え、ストリップSを常に適正姿勢で直線状に送給でき
る。摩擦ベルト8の外面の接触層18の摩擦係数を大と
し、内面の滑性層19の摩擦係数を小とした張力調整機
構によれば、摩擦ベルト8をストリップSに対して滑る
ことなく確実に同行移動させながら、摩擦ベルト8とガ
イド体9の摺接を滑らかなものにできる。従って、スト
リップSの片面あるいは両面に塗料層やめっき層などが
形成してある場合でも、それらが摩擦ベルト8との相対
移動によって傷付けられることを確実に防止できる。
【0012】
【実施例】図1ないし図7は本発明の実施例を示す。図
2において、送給制御装置はフレーム1に組み込まれた
張力調整用の装置と、フレーム1を支持する前後一対の
蛇行修正機構2・2とからなる。符合Sは広幅のストリ
ップである。フレーム1はストリップSを前後に跨ぐ状
態で配置し、その門形の前後枠3・3で上下一対の調整
機構を支持する。これら両調整機構でストリップSの上
下面を挟持して張力調整を行う。上下の調整機構のう
ち、下方の調整機構は前後枠3・3に固定して固定側と
し、上方の調整機構は前後枠3・3で上下動自在に支持
して可動側とする。その詳細は後述する。
【0013】図3および図5において調整機構は、前後
一対の端板4・4と、その左右端に固定したプーリ軸5
・5とでプーリ枠を形成し、各プーリ軸5にプーリ6を
ころがり型のベアリング7を介して遊転自在に支持し、
左右一対のプーリ6・6に摩擦ベルト8を巻き掛け、一
対のプーリ6・6と摩擦ベルト8を一組にして、これを
プーリ軸5に沿って多数組配置する。さらに摩擦ベルト
8の移行軌跡の内側上下に、補強枠10と摩擦ベルト8
の内面を受け止めるガイド体9を配置する。ガイド体9
および補強枠10は、それぞれプーリ軸5と平行に設け
られており、それぞれの前後端を端板4・4に固定す
る。ガイド体9と補強枠10との間には、一定間隔置き
に補強桟11を配置し、ガイド体9が上下方向にたわみ
変形するのを防いでいる。ガイド体9は銅合金からな
り、摩擦ベルト8の外面が左右のプーリ6・6の外接線
より外面に突出するよう配置する。ガイド体9の摩擦ベ
ルト8との摺接面9aの左右両端には、円弧面からなる
逃げ面を形成する。ガイド体9・9には、冷却通路31
・31を設けており、ここに水を通して冷却して摩擦ベ
ルト8の加熱を防ぐ。
【0014】固定側の調整機構は、ガイド体9側を上面
にしてストリップSの下面側に配置し、前後の端板4・
4をブラケット(図示していない)を介して前後枠3・
3に固定する。可動側の調整機構は、ガイド体9側を下
面にしてストリップSの上面側に配置し、図5に示すよ
うにプーリ枠を上下スライド自在に支持する。前後の端
板4・4にスライド枠13を固定し、スライド枠13の
左右端に一対のスライドブロック14・14を固定す
る。これら一対のスライドブロック14・14を前枠3
および後枠3のそれぞれに設けたガイドレール15・1
5で案内支持する。
【0015】可動側の調整機構を固定側の調整機構へ向
かって上下操作し、ストリップSを介して上下に対向す
る摩擦ベルト8・8の挟持圧力を変更調整するために、
前後枠3・3の上部にエアシリンダや油圧シリンダから
なる操作機16・16をそれぞれ配置し、そのピストン
ロッド16aを連結金具17を介してスライド枠13に
連結する(図2参照)。操作機16・16を作動させて
プーリ枠を下向きに押圧すると、上下の摩擦ベルト8・
8群のそれぞれが上下のガイド体9・9で同時に挟持さ
れる。
【0016】上記の挟持状態において、摩擦ベルト8・
8とストリップSが滑るのを防ぐために、図4に示すよ
うにその外面をゴム、布、ゴムを含漬した布などの摩擦
係数が大きな素材で形成して接触層18とする。さらに
内面をスチールベルトや滑性に優れたプラスチックベル
トなどの摩擦係数が小さな素材で形成して滑性層19と
し、挟持圧が大きい場合にも摩擦ベルト8がガイド体9
に対して滑らかに摺接できるようにする。この実施例で
は、摩擦ベルト8の幅寸法を40mm強として、プーリ軸
5に沿うベルト配置数を34個とした。これら一群の摩
擦ベルト8が一個のガイド体9で同時に受け止め支持さ
れる。
【0017】図6において蛇行修正機構2・2は、コ字
形のガイドフレーム21と、ガイドフレーム21の対向
壁で支持した一対のガイド軸22・22と、ガイド軸2
2・22で直線スライド自在に支持した調整ブロック2
3・23とからなり、その一方の蛇行修正機構2は前記
対向壁の一方に装着した操作機24を有し、前後の蛇行
修正機構2・2をストリップSの送給中心線に対してハ
字状に配置する。詳しくは、各調整ブロック23・23
のスライド中心線が、ストリップSの送給中心線を対称
中心軸にして、水平方向にハ字状に傾く状態で線対称に
配置する。操作機24は油圧シリンダからなり、そのピ
ストンロッド25の先端を調整ブロック23に連結金具
26を介して連結する。前記蛇行修正機構2・2のハ字
状の角度、つまり各調整ブロック23・23のスライド
中心線で挟さむ水平方向の角度を小さくし過ぎると調整
ブロック23・23がスライドしにくくなるので、前記
角度は90度以上にするのが良い。
【0018】図7において上記の調整ブロック23の上
面に旋回軸27を埋め込み固定し、旋回軸27にスラス
トベアリング28を外嵌する。このスラストベアリング
28を介してフレーム1の下面を前後の調整ブロック2
3で傾動自在に支持する。さらにフレーム1と各調整ブ
ロック23との間の隙間に、銅合金で形成したライナ2
9を配置する。ストリップSの蛇行を検知するために、
送給制御装置を通過した後のストリップ送給経路に蛇行
センサー30を配置する(図1参照)。蛇行センサー3
0は、投光部30bおよび受光部30aを備えた光セン
サーからなり、受光部30aをストリップ送給経路端の
上方に、投光部30bを同経路端の下方にそれぞれ配置
して、ストリップSの蛇行の方向とその量を検知する。
【0019】送給制御を行うときは、上下の摩擦ベルト
8・8間にストリップSを通したのち、ストリップSの
板厚、幅方向寸法、およびストリップSの表面処理状態
等に応じて、予め決定してある挟持力(経験値)で、ス
トリップSが上下の摩擦ベルト8・8によって挟持され
るよう操作機16を作動させる。この状態を基準にし
て、ストリップSの張力が異常に増加したら、操作機1
6による押圧力を弱め、張力の低下とともに基準状態へ
戻す。張力が不足してストリップSが波うつような場合
には、操作機16による押圧力を強めて送給抵抗を増加
し、張力の増加とともに基準状態へ戻す。
【0020】蛇行センサー30によって蛇行が検知され
た場合には、蛇行修正機構2の操作機24を作動させ
て、例えば図6に矢印Cで示すように調整ブロック23
をスライド操作し、フレーム1の全体を破線で示すよう
に水平に傾動する。ストリップSはフレーム1の傾動方
向と直交する向きに移行する傾向を生じるので、蛇行の
方向と傾動方向を対応させることにより蛇行を矯正でき
る。蛇行が修正されるのに伴って、操作機24の作動量
を徐々に減少し、プーリ軸5がストリップSの送給方向
と直交する基準状態へとフレーム1を復帰させる。調整
ブロック23の移動量に比べて、フレーム1の傾動量は
僅かでしかない。そのため、ごく微量の蛇行でも適切に
修正できる。
【0021】張力調整用の上下の調整機構は、上側を固
定側とし、下側を可動側とすることができる。ガイド体
9は、滑性に優れたプスラチックで形成できる。蛇行修
正機構2は、フレーム1の前後いずれか一方を旋回軸2
7で水平回動自在に支持し、他方を操作機24で回動な
いし揺動操作する構造に変更できる。摩擦ベルト8は3
層以上の積層構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】送給制御装置の縦断正面図である。
【図2】送給制御装置の概略斜視図である。
【図3】張力調整機構の正面図である。
【図4】プーリおよび摩擦ベルトの断面図である。
【図5】図1におけるA−A線断面図である。
【図6】蛇行修正機構の平面図である。
【図7】図6におけるB−B線断面図である。
【符合の説明】
1 フレーム 2 蛇行修正機構 3 前後枠 6 プーリ 8 摩擦ベルト 9 ガイド体 16 操作機 21 ガイドフレーム 23 調整ブロック 24 操作機 27 旋回軸 S ストリップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 23/10 B65H 23/10 C23G 3/02 C23G 3/02 C25D 7/06 C25D 7/06 N L

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広幅のストリップSを前後に跨ぐフレー
    ム1と、フレーム1の前後枠3・3に装着した固定側調
    整機構と、前後枠3・3で上下動自在に支持した可動側
    調整機構と、可動側調整機構を固定側調整機構へ向かっ
    て上下操作する張力調整用の操作機16とを有し、両調
    整機構でストリップSの上下面を挟持して張力調整を行
    う送給制御装置であって、 両調整機構は、遊転自在に軸支した左右一対のプーリ6
    ・6と、両プーリ6・6に巻き掛けた複数の摩擦ベルト
    8とを一組みとする複数組の巻掛調整機構と、摩擦ベル
    ト8のストリップSとの接触領域においてベルト内面を
    受け止めるガイド体9とを含み、可動側調整機構は、前後一対の端板4・4を有し、各端
    板4の左右に固定したプーリ軸5・5に前記プーリ6・
    6をそれぞれ遊転自在に支持し、前記端板4・4に前記
    ガイド体9の前後端を固定し、該端板4・4にスライド
    枠13・13を固定し、スライド枠13・13を前後枠
    3・3にスライド機構を介して上下動自在に案内支持し
    てあり、 ガイド体9は、摩擦ベルト8の外面が左右のプーリ6
    ・6の外接線より外面に突出するよう配置してあり、 ガイド体9の摩擦ベルト8との摺接面9aの左右両端
    には、円弧面からなる逃げ面を形成してあり、 フレーム1が蛇行修正機構2で水平面に沿って傾動自在
    に支持されており、 蛇行修正機構2に、フレーム1を傾動操作する蛇行修正
    用の操作機24が設けてある金属ストリップ用の送給制
    御装置。
  2. 【請求項2】 フレーム1が、その前後に配置した一対
    の蛇行修正機構2・2で水平面に沿って傾動可能に支持
    されており、 両蛇行修正機構2・2は、ガイドフレーム21と、ガイ
    ドフレーム21にスライド自在に支持した調整ブロック
    23とを含み、一方の蛇行修正機構2に調整ブロック2
    3をスライド操作する操作機24が設けてあり、 前後の調整ブロック23・23のスライド中心線が、ス
    トリップSの送給中心線を対称中心軸にして、送給中心
    線に対して水平方向へ傾く状態で線対称に配置されてお
    り、 フレーム1が前後の調整ブロック23・23でそれぞれ
    旋回軸27を介して傾動自在に支持されている請求項1
    記載の金属ストリップ用の送給制御装置。
  3. 【請求項3】 摩擦ベルト8が、ストリップSに外接す
    る接触層18と、ガイド体9と摺接する側に設けた接触
    層18より摩擦係数の小さな滑性層19とを含んで内外
    複層に形成されている請求項1又は2記載の金属ストリ
    ップ用の送給制御装置。
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