JP2691239B2 - 冷却砂製造装置 - Google Patents

冷却砂製造装置

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大祐 石倉
定 小野
保夫 梶岡
久 白木
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Kitagawa Iron Works Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
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Tokyo Gas Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液化ガスを噴入することにより、コンクリ
ートの骨材となる砂を冷却する冷却砂製造装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
コンクリートは周知のとおり、プレクーリングを行う
ことにより硬化熱の影響によるひびわれを防止するとと
もに長期強度を増大することができる。コンクリートを
プレクーリングする手段としては従来より様々なものが
提供されており、例えば、ミキサーにて混練中のコンク
リートを冷却(プレクーリング)するもの、あるいは骨
材等のコンクリート材料を予め冷却しておくもの、など
がある。
これらコンクリートのプレクーリング方法には、それ
らコンクリートあるいはコンクリート材料内に直接、液
化ガスを噴入したその冷熱を与えることによりなされる
方法がある。その中でも特に、比較的単位量が多くかつ
液化ガスとの熱交換率が約80%と高い値を得られる砂の
冷却を行うサンドプレクール工法が有効である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記サンドプレクール工法においては
下記の如き不都合が生じていた。
すなわち、このサンドプレクール工法は上述したよう
に、運動している砂中に液化ガスを直接噴入し、砂と液
化ガスとの熱交換を実行せしめることにより砂を冷却す
るものであるが、冷却を効率的に行うためには液化ガス
を短時間にしかも大量に噴入させる必要がある。そして
噴入された多量の液化ガスは砂との熱交換により気化
し、ガスとなって排気ダクトより外気に排出されるわけ
であるが、このとき、気化による体積膨張が極めて大き
いために排出速度が大きく、液化ガスの噴入速度によっ
ては砂を一緒に撒き上げて排出してしまうといった現象
が生ずる。このことは、砂を予め秤量して用いた場合に
は砂のコンクリートへの配合割合が変化して、練上がっ
たコンクリートのワーカビリチーの低下を招く原因とも
なる。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、ガスの
排出に伴う砂の排出を防止し、以てコンクリートの所要
のワーカビリチーを確実に保持することのできる冷却砂
製造装置を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による冷却砂製造装置は、コンクリートの骨材
となる砂を、噴入された液化ガスと混練することにより
冷却する冷却砂製造ミキサーと、基端が該冷却砂製造ミ
キサー内に開口され、該冷却砂製造ミキサーに噴入され
た前記液化ガスの排気ガスを外気に放出するための排気
ダクトとを備えてなる冷却砂製造装置において、前記排
気ダクトは、上下方向にU字状に屈曲された屈曲部を形
成したものとし、少なくとも該屈曲部を前記冷却砂製造
ミキサーよりも上方に位置させるとともに前記排気ガス
の流速を充分減速し得る大断面に形成し、かつ該屈曲部
の屈曲下端は連通路を介して前記冷却砂製造ミキサーの
上部に開口せしめ、さらに前記連通路に該連通路を開閉
するダンパーゲートを設けたものである。
〔作用〕
排気されるガスの排圧力により撒き上げられ、ガスと
共に排気ダクト内に入り込んだ砂は、排気ダクトの屈曲
部において大きく減速されることにより移動力を失って
下方(屈曲下端)に落下する。屈曲下端は連通路により
冷却砂製造ミキサーに連通され、しかもその連通路には
ダンパーゲートが設けられているから、ダンパーゲート
を閉じておけば落下した砂はこのダンパーゲート上に堆
積することとなる。そして、ガスの一連の排気工程が終
了した時点でダンパーゲートを開けば、砂は冷却砂製造
ミキサー内に戻り、回収される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明す
る。
第1図において全体として符号1で示すものが、本発
明の一実施例による冷却砂製造装置で、この冷却砂製造
装置1は、例えば第2図に概略で示すコンクリート製造
設備Pに適用される。
ここで、この第2図に示すコンクリート製造設備Pに
ついて簡単に説明すれば、符号1は上述の如く本発明の
一実施例による冷却砂製造装置、符号20はコンクリート
ミキサー、符号21はセメント、砂S、砂利等のコンクリ
ート材料をストックするためのサイロ、符号22は計量
器、符号23は計量器22を介してサイロ21から放出された
コンクリート材料をコンクリートミキサー20内に投入す
るためのホッパーである。図示例のものでは、符号21A
で示されるサイロが砂用サイロとなっている。砂Sは、
このサイロ21Aより砂引出しシュート24、砂計量器25、
および砂投入シュート26を介して冷却砂製造装置1に供
給される。
本発明に係る冷却砂製造装置1は、第1図に示すよう
に、砂Sを、噴入された液体窒素(LN2)と混練するこ
とにより冷却する冷却砂製造ミキサー2と、基端が該冷
却砂製造ミキサー2内に開口されて、冷却砂製造ミキサ
ー2に噴入された液体窒素(LN2)の排気ガスを外気に
放出するための排気ダクト3とを備えてなる。
前記冷却砂製造ミキサー2は、内部に、砂Sを混練す
るための撹拌機構4を有し、かつ外周部にはミキサー内
部に噴入する液体窒素(LN2)を供給するための供給管
5が付設されている。撹拌機構4は回転駆動体6とこの
回転駆動体6に設けられた複数個のスクレパー7とから
なり、回転駆動体6が作動するとスクレパー7により内
部の砂Sが混練される。また、前記供給管5からは、該
冷却砂製造ミキサー2内に液体窒素(LN2)を噴入する
ためのノズル8,8,…が該冷却砂製造ミキサー2の外殻9
を貫通して多数設置されている。なお、砂Sは該冷却砂
製造ミキサー2の上部に設けられた前記砂投入シュート
26より投入され、該冷却砂製造ミキサー2の底部に設け
られた砂排出シュート27より取り出され、前記コンクリ
ートミキサー20内に投入される。
前記排気ダクト3の基端は、ミキサー外殻9の上部ほ
ぼ中央に形成された開口部9aに接続され、他端は大気中
に開口して放出口10を形成している。ここでこの排気ダ
クト3は、その全長が前記冷却砂製造ミキサー2よりも
上方に構成されているが、図示されるように、前記開口
部9aからほぼ垂直に立ち上げられた後ほぼ垂直下方に屈
曲され、その後さらに垂直に立ち上げられることにより
U字状の屈曲部3aを形成したものとなっている。この屈
曲部3aは、該屈曲部3aの前後部分に比して、その管路断
面を言わば部屋を形成する如く充分に大きく形成された
ものとなっている。そして、その大断面とされた屈曲部
3aの屈曲下端は連通路11を介して前記冷却砂製造ミキサ
ー2に連通されたものとなっている。連通路11には、こ
の連通路11を開閉するダンパーゲート12が設けられてい
る。
上記の如く構成された冷却砂製造装置1にあっては、
砂Sを冷却した液体窒素(LN2)を窒素ガス(GN2)とし
て排出する際、砂Sの大気中への噴出を防止することが
できる。
以下にその作用を説明する。まず、前記サイロ21Aか
ら、砂引出しシュート24、砂計量器25、砂投入シュート
26を介することにより冷却砂製造ミキサー2への規定量
の砂Sの投入を開始する。砂Sの投入と同時に撹拌機構
4を作動させて投入された砂Sの混練を行い、砂Sの供
給が完了されたと同時に、前記ノズル8より砂S中に液
体窒素(LN2)を噴入する。この時点において前記ダン
パーゲート12は閉状態としておき、連通路11を閉塞した
状態としておく。噴入された液体窒素(LN2)は熱交換
により砂Sに冷熱(潜熱)を与え、砂Sは冷却される。
砂Sの熱を奪った液体窒素(LN2)は気化して窒素ガス
(GN2)となり、さらに砂Sに顕冷熱を与えながら砂S
の表面上に浮上し、ミキサー外殻9の開口部9aより排気
ダクト3内に向かう。
このとき、液体窒素(LN2)は気化により体積膨張を
するから窒素ガス(GN2)はかなりの勢いで排出される
ものなり、砂Sの一部を撒き上げ、撒き上げた砂S′を
窒素ガス(GN2)と共に排気ダクト3内に導く。窒素ガ
ス(GN2)とともに排気ダクト3内に入った砂S′は、
排気ダクト3の経路に従って放出口10に向かうが、排気
ダクト3は上述したとおり、その途中に上下方向にU字
状に屈曲されかつ大断面とされた屈曲部3aが形成された
ものであるから、この屈曲部3aにおいて排気される窒素
ガス(GN2)の流速は大きく減速される。窒素ガス(G
N2)はその後も排気ダクト3内を流れて放出口10に向か
うが、排気ダクト3はこの屈曲部3aより後方においてほ
ぼ垂直に立ち上がる形状とされているため、排気窒素ガ
スは最早砂S′を上方に運ぶエネルギーを失い、砂S′
はこの屈曲部3aにおいて下方に落下する。屈曲部3aの屈
曲下端には該排気ダクト3と冷却砂製造ミキサー2とを
連通する連通路11が設けられているから、屈曲部3aにお
いて落下する砂S′はこの連通路11内に導かれ、ダンパ
ーゲート12上に蓄積される。そして、液体窒素(LN2
の噴入が完了し、その排気ガスの全てあるいは大部分が
排出された時点でこのダンパーゲート12を開けば、蓄積
された砂S′が冷却砂製造ミキサー2内に落下する。す
なわち、窒素ガス(GN2)排気時に撒き上げられて排気
ダクト3に排出された砂S′は放出口10より外気に放出
されることはなく、冷却砂製造ミキサー2に回収される
わけである。以降は、この冷却された砂Sを砂排出シュ
ート27を介してコンクリートミキサー20に投入すればよ
い。
このように、上記冷却砂製造装置1によれば、液体窒
素による砂冷却時における砂の外部への放出を防止する
ことができ、所定量の冷却砂を確実にコンクリートミキ
サー20に供給することができる。
なお実施例では、本発明に係る冷却砂製造装置1を上
記コンクリート製造設備Pに適用したものとして説明し
たが、本冷却砂製造装置1は、このようにプラントを構
成する一装置として組み込んだものとせずに単独として
使用しても勿論よく、その場合でも上記同様の効果を発
揮するものであることは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明したとおり、本発明に係る冷却砂製造装置に
よれば、液化ガスによる砂冷却時における砂の外部への
噴出を防止することができ、以て、所定量の冷却砂を確
実に供給することができコンクリートのワーカビリチー
を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すもので、冷却砂製造装
置の概略を示す側断面図。第2図は一実施例による冷却
砂製造装置を適用して構成したコンクリート製造設備の
概略構成図である。 1……冷却砂製造装置、 2……冷却砂製造ミキサー、 3……排気ダクト、3a……屈曲部、 11……連通路、12……ダンパーゲート。
フロントページの続き (72)発明者 後藤 貞雄 東京都港区海岸1丁目5番20号 東京瓦 斯株式会社内 (72)発明者 侘美 次彦 東京都港区海岸1丁目5番20号 東京瓦 斯株式会社内 (72)発明者 大下 研一 東京都港区赤坂8丁目11番37号 東京冷 熱産業株式会社内 (72)発明者 石倉 大祐 東京都港区赤坂8丁目11番37号 東京冷 熱産業株式会社内 (72)発明者 小野 定 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水 建設株式会社内 (72)発明者 梶岡 保夫 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水 建設株式会社内 (72)発明者 白木 久 広島県府中市元町77―1 株式会社北川 鉄工所内 (56)参考文献 特開 昭63−156045(JP,A) 特公 昭37−10130(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリートの骨材となる砂を、噴入され
    た液化ガスと混練することにより冷却する冷却砂製造ミ
    キサーと、基端が該冷却砂製造ミキサー内に開口され、
    該冷却砂製造ミキサーに噴入された前記液化ガスの排気
    ガスを外気に放出するための排気ダクトとを備えてなる
    冷却砂製造装置において、 前記排気ダクトは、上下方向にU字状に屈曲された屈曲
    部を形成してなり、該屈曲部は少なくとも前記冷却砂製
    造ミキサーよりも上方に位置されると共に前記排気ガス
    の流速を充分減速し得る大断面に形成され、かつ該屈曲
    部の屈曲下端は連通路を介して前記冷却砂製造ミキサー
    に開口され、しかも前記連通路には該連通路を開閉する
    ダンパーゲートが設けられていることを特徴とする冷却
    砂製造装置。
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