JP2690814B2 - ピラゾロトリアゾール誘導体 - Google Patents

ピラゾロトリアゾール誘導体

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JP2690814B2 JP50509792A JP50509792A JP2690814B2 JP 2690814 B2 JP2690814 B2 JP 2690814B2 JP 50509792 A JP50509792 A JP 50509792A JP 50509792 A JP50509792 A JP 50509792A JP 2690814 B2 JP2690814 B2 JP 2690814B2
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【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はアンジオテンシンII(以下,A IIと略記す
る)拮抗作用を有する新規なピラゾロトリアゾール誘導
体又はその塩に関する。
背景技術 A IIは,強力な昇圧作用を示す生理活性ペプチドであ
り,種々の哺乳動物種における高血圧の原因物質とされ
てきた。
生体内において,A IIが生成される経路として二,三
のものが知られているが,代表的な経路としては,酸素
レニンの働きによりアンジオテンシノーゲンからアンジ
オテンシンIが生成し,ついでこれにアンジオテンシン
変換酸素(ACE)が作用してA IIに変換するというもの
である。本発明化合物は,A IIセプターに作用して,A II
の作用の発現を抑制するので,A II拮抗薬として有用で
ある。
A II拮抗薬としては,例えばヨーロッパ公開特許公報
第253,310号明細書記載のイミダゾール誘導体などが知
られている。
発明の開示 本発明者らは,種々の化合物を創製し,スクリーニン
グを行なった結果,優れた抗A II活性を有し,従来化合
物とは化学構造を異にするピラゾロトリアゾール誘導体
を完成した。
本発明のピラゾロトリアゾール誘導体は,次の一般式
で示される。
(式中の記号は以下の意味を示す。
R1,R3,R4: 一つは水素原子,アラルキル基で置換され
ていてもよいテトラゾリル基を有するビフェニルメチル
基又は低級アルキル基であり,のこり2つは無置換。
R2: 水素原子,アラルキル基で置換されていてもよい
テトラゾリル基を有するビフェニルメチル基,シクロア
ルキル基,又は水酸基,低級アルコキシ基,カルボキシ
ル基もしくは低級アルコキシカルボニル基で置換されて
いてもよい低級アルキル基。
R5,R6: 同一又は異なって水素原子,ハロゲン原子,ア
ラルキル基で置換されていてもよいテトラゾリル基を有
するビフェニルメチル基,フォルミル基,カルボキシル
基,エステル化されたカルボキシル基,シクロアルキル
基,低級アルコキシ基,又は水酸基,フォルミル基,カ
ルボキシル基,低級アルコキシ基もしくは低級アルコキ
シカルボニル基で置換されていてもよい低級アルキル
基。
但し,R1がアラルキル基で置換されていてもよいテト
ラゾリル基を有するビフェニルメチル基のとき,R6は水
素原子,低級アルキル基又はハロゲン原子を意味する。
又,R1乃至R6のうち,少なくとも1つがアラルキル基で
置換されていてもよいテトラゾリル基を有するビフェニ
ルメチル基であり,点線はピラゾロトリアゾール環内に
3箇所二重結合を形成していることを意味する。
以下に本発明化合物につき詳述する 一般式の定義における『低級』なる用語は特に断らな
い限り,炭素数が1乃至6個の直鎖又は分枝状の炭素鎖
を意味する。
従って,『低級アルキル基』としては,具体的には例
えばメチル基,エチル基,プロピル基,イソプロピル
基,ブチル基,iso−ブチル基,sec−ブチル基,tert−ブ
チル基,ペンチル(アミル)基,iso−ペンチル基,neo−
ペンチル基,tert−ペンチル基,1−メチルブチル基,2−
メチルブチル基,1,2−ジメチルプロピル基,ヘキシル
基,iso−ヘキシル基,1−メチルペンチル基,2−メチルペ
ンチル基,3−メチルペンチル基,1,1−ジメチルブチル
基,1,2−ジメチルブチル基,2,2−ジメチルブチル基,1,3
−ジメチルブチル基,2,3−ジメチルブチル基,3,3−ジメ
チルブチル基,1−エチルブチル基,2−エチルブチル持,
1,1,2−トリメチルプロピル基,1,2,2−トリメチルプロ
ピル基,1−エチル−1−メチルプロピル基,1−エチル−
2−メチルプロピル基等が挙げられる。
低級アルキル基は,他の置換基によって置換されてい
てもよい。置換基としては,R2の場合には,水酸基,低
級アルコキシ基,カルボキシル基もしくは低級アルコキ
シカルボニル基である。
またR5,R6の場合には水酸基,フォルミル基,カルボ
キシル基,低級アルコキシ基もしくは低級アルコキシカ
ルボニル基である。
これらの置換基は低級アルキル基の任意の位置に1個
乃至2個置換することができる。置換基を有する低級ア
ルキル基の代表的なものとしてたとえばメトキシメチル
基,エトキシメチル基,1−メトキシエチル基,2−メトキ
シエチル基,1−エトキシエチル基,2−エトキシエチル
基,メトキシカルボニルメチル基,1−メトキシカルボニ
ルエチル基,エトキシカルボニルメチル基,1−エトキシ
カルボニルエチル基,カルボキシメチル基,1−カルボキ
シエチル基,2−カルボキシエチル基,1−カルボキシプロ
ピル基,2−カルボキシプロピル基,3−カルボキシプロピ
ル基,ジメトキシメチル基,ジエトキシメチル基,2,2−
ジメトキシエチル基,2,2−ジエトキシエチル基,3,3−ジ
メトキシプロピル基,3,3,−ジエトキシプロピル基,3,3
−ジプロポキシプロピル基,4,4−ジメトキシブチル基,
4,4−ジエトキシブチル基,4,4,−ジプロポキシブチル
基,5,5−ジメトキシペンチル基,5,5−ジエトキシペンチ
ル基,ヒドロキシメチル基,1−ヒドロキシエチル基,2−
ヒドロキシエチル基,1−ヒドロキシプロピル基,2−ヒド
ロキシプロピル基,3−ヒドロキシプロピル基,フォルミ
ルメチル基,1−フォルミルエチル基,2−フォルミルエチ
ル基,1−フォルミルプロピル基,2−フォルミルプロピル
基,3−フォルミルプロピル基等を挙げることができる。
『低級アルコキシ基』としては,メトキシ基,エトキ
シ基,プロポキシ基,イソプロポキシ基,ブトキシ基,
イソブトキシ基,sec−ブトキシ基,tert−ブトキシ基,
ペンチルオキシ(アミルオキシ)基,イソペンチルオキ
シ基,tert−ペンチルオキシ基,ネオペンチルオキシ基,
2−メチルブトキシ基,1,2−ジメチルプロポキシ基,1−
エチルプロポキシ基,ヘキシルオキシ基などが挙げられ
る。
『低級アルコキシカルボニル基』としては,上記低級
アルコキシ基にカルボニル基が結合したものであり,具
体的には,メトキシカルボニル基,エトキシカルボニル
基,イソプロポキシカルボニル基,又はブトキシカルボ
ニル基が好適である。
『シクロアルキル基』としては,炭素数3乃至12個の
ものが挙げられ,具体的には,シクロプロピル基,シク
ロブチル基,シクロペンチル基,シクロヘキシル基,シ
クロプチル基,シクロオクチル基,シクロノニル基,シ
クロデシル基,シクロウンデシル基などが挙げられる。
『アラルキル基』として,例えばトリフェニルメチル
基,ベンジル基,フェネチル基,1−フェニルエチル基等
が挙げられる。
『ハロゲン原子』としては具体的に例えばヨウ素原
子,臭素原子,塩素原子,フッ素原子等が挙げられる。
エステル化されたカルボキシル基としては,上述の低
級アルキル基, で示される基, で示される基によりエステル化されたカルボン酸残基を
意味する。
ここに上記のR7の「低級アルキレン基又は低級アルキ
リデン基」としては,直鎖又は分岐状の炭素鎖を意味
し,具体的にはメチレン基,エチレン基,プロピレン
基,ジメチルメチレン基,テトラメチレン基,ペンタメ
チレン基,ヘキサメチレン基,エチリデン基,プロピリ
デン基等が挙げられる。
またR8は「シクロアルキル基」または「アルキル基」
を意味する。シクロアルキル基としては,上記の通りで
ある。
アルキル基としては上記の低級アルキル基の他の炭素
数7乃至12個からなる長中鎖炭化水素基が挙げられる。
長中鎖アルキル基の好適なものとしてヘプチル基,1,1−
ジエチルプロピル基,1,1−ジプロピルブチル基等が挙げ
られる。
従って式−R7−OCO−X−R8で示される基のうちXが
単結合である基としては例えば,アセトキシメチル基,1
−アセトキシエチル基,2−アセトキシエチル基,ピバロ
イルオキシメチル基,2,2−ジメチルプロパノイルオキシ
メチル基,1−(ピバロイルオキシ)エチル基,1−(ピバ
ロイルオキシ)プロピル基,2−(ピバロイルオキシ)エ
チル基,2−(ピバロイルオキシ)プロピル基,(ピバロ
イルオキシ)プロパン−2−イル基,2,2−ジエチルブタ
ノイルオキシメチル基,2,2−ジプロピルペンタノイルオ
キシメチル基,シクロプロピルカルボニルオキシメチル
基,シクロブチルカルボニルオキシメチル基,シクロペ
ンチルカルボニルオキシメチル基,シクロヘキシルカル
ボニルオキシメチル基等である。
またXが酸素原子である基としては例えばメトキシカ
ルボンルオキシメチル基,1−(メトキシカルボニルオキ
シ)エチル基,2−(メトキシカルボニルオキシ)エチル
基,エトキシカルボニルオキシメチル基,1−(エトキシ
カルボニルオキシ)エチル基,2−(エトキシカルボニル
オキシ)エチル基,プロポキシカルボニルオキシメチル
基,1−(プロポキシカルボニルオキシ)エチル基,2−
(プロポキシカルボニルオキシ)エチル基,シクロプロ
ピルオキシカルボニルオキシメチル基,1−(シクロプロ
ピルオキシカルボニルオキシ)エチル基,2−(シクロプ
ロピルオキシカルボニルオキシ)エチル基,2−(シルロ
プロピルオキシカルボニルオキシ)エチル基,シクロブ
チルオキシカルボニルオキシメチル基,1−(シクロブチ
ルオキシカルボニルオキシ)エチル基,2−(シクロブチ
ルオキシカルボニルオキシ)エチル基,シクロペンチル
オキシカルボニルオキシメチル基,1−(シクロペンチル
オキシカルボニルオキシ)エチル基,2−(シクロペンチ
ルオキシカルボニルオキシ)エチル基,2−(シクロペン
チルオキシカルボニルオキシ)エチル基,シクロヘキシ
ルオキシカルボニルオキシメチル基,1−(シクロヘキシ
ルオキシカルボニル)エチル基,2−(シクロヘキシルオ
キシカルボニル)エチル基,シクロヘプチルオキシカル
ボニルオキシメチル基等が挙げられる。
示される基の代表的なものとしては次のものが挙げられ
る。
本発明化合物(I)は酸及び塩基と塩を形成する。酸
との塩としては,塩酸,臭化水素酸,ヨウ化水素酸,硫
酸,硝酸,リン酸等の鉱酸や,ギ酸,酢酸,プロピオン
酸,シュウ酸,マロン酸,コハク酸,フマール酸,マレ
イン酸,乳酸,リンゴ酸,クエン酸,酒石酸,炭酸,ピ
クリン酸,メタンスルホン酸,エタンスルホン酸,グル
タミン酸等の有機酸との酸付加塩を挙げることができ
る。
また塩基との塩としては例えばリチウム,ナトリウ
ム,カリウム,マグネシウム,カルシウム,アルミニウ
ムなど無機塩基,メチルアミン,エチルアミン,エタノ
ールアミンなどの有機塩基,リジン,オルニチンなどの
塩基性アミノ酸との塩やアンモニウム塩が挙げられる。
また置換基の種類によって不斉炭素原子を含む場合もあ
る。従って本発明化合物には,幾何異性体,互変異性
体,光学異性体など各種の異性体の混合物や単離された
ものが含まれる。
(製造法) 本発明化合物は次の合成法を適用して製造することが
できる。
(式中,R1乃至R6は前記の意味を示す。
R10,R12,R13: 一つは水素原子残り2つは無置換。
R11: 水素原子,アラルキル基で置換されていてもよい
テトラゾリル基を有するビフェニルメチル基,シクロア
ルキル基,又は水酸基,低級アルコキシ基,カルボキシ
ル基もしくは低級アルコキシカルボニル基で置換されて
いてもよい低級アルキル基。
R14,R15: 同一又は異なって水素原子,ハロゲン原子,
アラルキル基で置換されていてもよいテトラゾリル基を
有するビフェニルメチル基,フォルミル基,カルボキシ
ル基,エステル化されたカルボキシル基,シクロアルキ
ル基,低級アルコキシ基,低級アルコキシカルボニル
基,又は水酸基,フォルミル基,カルボキシル基,低級
アルコキシ基もしくは低級アルコキシカルボニル基で置
換されていてもよい低級アルキル基。
但し点線はピラゾロトリアゾール環内に3箇所二重結
合を形成していることを意味する。Xはハロゲン原子又
はスルホン酸残基を,R9はアラルキル基を示す。) 一般式(III)で示されるピラゾロイミダゾール化合
物と一般式(IV)で示される低級アルキルハライド(ま
たはスルホネート)または一般式(V)で示されるビフ
ェニルメチルハライド(またはスルホネート)とを反応
させることにより化合物(III)より少なくとも1個以
上多い低級アルキル基又はビフェニルメチル基を有する
本発明化合物(I)を製造することができる。
この反応は化合物(III)と反応対応量の化合物(I
V)及び/または化合物(V)とを不活性溶媒中,室温
下乃至加温下で撹拌しながら反応させる。
この反応を促進させるため塩基を加えるのが好まし
い。
不活性溶媒としては,例えばテトラヒドロフラン,ベ
ンゼン,クロロホルム,トルエン等が挙げられる。また
塩基としては,カリウムブトキシド,炭酸カリウム,水
酸化ナトリウム,ナトリウムヒドリド,金属ナトリウ
ム,ナトリウムメトキシド,ピリジン,トリエチルアミ
ン,ピコリン,ルチジン,N,N−ジメチルアミン等が用い
られる。
(式中の記号は以下の意味を示す。
R1b,R3b,R4b: 一つは水素原子,アラルキル基で置換さ
れたテトラゾリル基を有するビフェニルメチル基又は低
級アルキル基であり、のこり2つは無置換。
R2b: 水素原子,アラルキル基で置換されたテトラゾリ
ル基を有するビフェニルメチル基,シクロアルキル基,
又は水酸基,低級アルコキシ基,カルボキシル基もしく
は低級アルコキシカルボニル基で置換されていてもよい
低級アルキル基。
R5b,R6b: 同一又は異なって水素原子,ハロゲン原子,
アラルキル基で置換されたテトラゾリル基を有するビフ
ェニルメチル基,フォルミル基,カルボキシル基,エス
テル化されたカルボキシル基,シクロアルキル基,低級
アルコキシ基,低級アルコキシカルボニル基,又は水酸
基,フォルミル基,カルボキシル基,低級アルコキシ基
もしくは低級アルコキシカルボニル基で置換されていて
もよい低級アルキル基。
但し,R1b乃至R6bのうち少なくとも1つがアラルキル
基で置換されたテトラゾリル基を有するビフェニルメチ
ル基であり,点線はピラゾロトリアゾール環内に3箇所
二重結合を形成していることを意味する。
またR1c,R3c,R4c: 一つは水素原子,テトラゾリル基を
有するビフェニルメチル基又は低級アルキル基であり,
のこり2つは無置換。
R2c: 水素原子,テトラゾリル基を有するビフェニルメ
チル基,シクロアルキル基,又は水酸基,低級アルコキ
シ基,カルボキシル基もしくは低級アルコキシカルボニ
ル基で置換されていてもよい低級アルキル基。
R5c,R6c: 同一又は異なって水素原子,ハロゲン原子,
テトラゾリル基を有するビフェニルメチル基,フォルミ
ル基,カルボキシル基,エステル化されたカルボキシル
基,シクロアルキル基,低級アルコキシ基,低級アルコ
キシカルボニル基,又は水酸基,フォルミル基,カルボ
キシル基,低級アルコキシ基もしくは低級アルコキシカ
ルボニル基で置換されていてもよい低級アルキル基。
但し,R1c乃至R6cのうち,少なくとも1つがテトラゾ
リル基を有するビフェニルメチル基であり,点線はピラ
ゾロトリアゾール環内に3箇所二重結合を形成している
ことを意味する。) 本発明化合物のうち,アラルキル基で置換していない
テトラゾリル基である(VII)は,アラルキル基置換テ
トラゾリル基を有する化合物(VI)を接触還元,液安還
元の様な還元反応もしくは酸で処理することによって得
ることができる。酸としては,たとえば酢酸,トリフル
オロ酢酸,トリクロロ酢酸,塩酸,硫酸,臭化水素酸−
酢酸等が用いられる。この反応は,通常メタノール,エ
タノール,アセトン等の有機溶媒中あるいは水中で,室
温下乃至加温下(還流下)で行なわれる。
第3製法 本発明目的物においてR2がカルボキシル基で置換され
ていてもよい低級アルキル基である化合物は,対応する
エステル化合物を加水分解することにより得ることがで
きる。またR5,R6がカルボキシル基,低級アルコキシカ
ルボニル基又はカルボキシル基で置換されていてもよい
低級アルキル基である化合物は,対応するアルデヒド化
合物を酸化するか,エステル化合物を加水分解すること
によって得ることができる。
(i)酸化反応 アルデヒドの酸化は常法に従えばよく,具体的には酸
化銀及び水酸化ナトリウム,水酸化カリウム,水酸化バ
リウムあるいは炭酸ナトリウムを不活性溶媒中,氷冷下
乃至室温下で反応させ,この反応液にアルデヒド化合物
を,添加し,室温乃至加熱還流させることにより行われ
る。不活性溶媒としては例えば蒸留水,メタノール,ア
セトン等が挙げられる。
また,R5,R6が同一又は異なってフォルミル基を表わす
(I)のアルデヒド化合物,二酸化マンガン及びシアン
化ナトリウム又はシアン化カリウムをメタノール又はエ
タノール等のアルコール中室温下乃至加熱下で反応させ
ることにより対応するカルボン酸エステルを得ることが
できる。この時,反応を促進させるための酸等を加える
のが好ましい。酸としては酢酸,トリフルオロ酢酸,塩
酸,硫酸,臭化水素酸−酢酸等が用いられる。
(ii)加水分解反応 エステル化合物の加水分解反応は常法に例えばよく,
具体的には水酸化ナトリウム,水酸化カリウムなどで塩
基性に調整した不活性溶媒中エステル化合物を添加し,
室温下乃至加熱下で撹拌又は還流することにより行われ
る。
第4製法 本発明の目的においてR5,R6が水酸基で置換されてい
てもよい低級アルキル基であるときは,対応するアルデ
ヒド化合物を還元することにより得ることができる。
この還元反応は常法に例えばよく,具体的にはアルデ
ヒド化合物を不活性溶媒中に溶解させ,水素化リチウム
アルミニウム,水素化ホウ素ナトリウム,水素化ホウ素
リチウム,水素化ジイソブチルアルミニウム,水素化ホ
ウ素リチウム,水素化ジイソブチルアルミニウムなど水
素化金属の還元剤を添加し,氷冷下乃至室温下撹拌する
ことにより行われる。
このようにして製造された本発明化合物は,遊離のま
ま,あるいはその塩として単離され,精製される。
単離,精製は抽出,濃縮,留去,結晶化,濾過,再結
晶,各種クロマトグラフィー等の通常の化学操作を適用
して行なわれる。
産業上の利用可能性 本発明の化合物は,アンジオテンシンII(A II)拮抗
作用を有することから,A IIの生理作用に起因する種々
の疾患(高血圧症,慢性心不全,心肥大,動脈硬化(血
管壁肥厚),糖尿病性腎症,糖尿病性網膜症,慢性糸球
体腎炎,増殖性糸球体腎炎,緑内症,健忘症,不安症,
良性前立腺肥大症及びそれに伴う排尿困難,末梢循環不
全,併発性及び二次性高アルドステロン症,能血管障害
等)の治療に有用である。また,本発明の化合物は,レ
ニンやACEを介さないで生成したA IIに対しても拮抗作
用を示すから,ACE阻害薬やレニン拮抗薬に比べてより広
い降圧スペクトラムが期待できる。
本発明の化合物のA II受容体遮断作用の効力は,摘出
ウサギ大動脈のA II収縮に対する拮抗作用(in vitro)
および脊髄破壊ラットのA IIの昇圧半納に対する抑制作
用(in vivo)に基づいて測定したものである。
In vitro試験: ウサギの大動脈を摘出し,ラセン条片標本を作製し,K
rebs−Hensseleit液中に懸垂した。本ラセン条片標本
は,Krebs−Henseleit液中へのA IIの添加により用量依
存的な収縮を起こす。A II受容体に対し遮断作用を有す
る薬物は,このA IIによる収縮の用量作用曲線を高濃度
側に移動させるか,または,A IIによる最大収縮力を低
下させることから,被験薬添加前と添加後の用量作用曲
線移動幅または最大収縮力抑制率を計算した。
A II受容体遮断活性の効力はpA2値(用量作用曲線を2
倍高濃度側に移動させるのに必要な遮断薬の濃度の負対
数値)あるいはpD2′値(最大収縮力を50%抑制するの
に必要な遮断薬の濃度の負対数値)で表記した。
In vivo試験: 人工呼吸下に脊髄を破壊したラットの動脈および静脈
にカニューレを挿入してIn vivo試験を行った。本脊髄
破壊ラットはA II(100ng/kg/min)の静脈内持続投与に
より50〜70mmHgの持続的な血圧上昇を示す。A II受容体
に対し遮断作用を有する薬物は,このA IIによる持続的
な血圧上昇を用量依存的に抑制することから,被験薬投
与後の血圧の下降幅よりA II拮抗作用を検討した。A II
受容体遮断作用の効力は,IC30値(A II投与後の血圧を3
0mmHg下降させる用量)で表示した。
以下表1及び表2に上記実験により得られた結果を示
す。
本発明化合物は毒性営が低く,医薬としての使用に適
している。
本発明化合物(I)又はその塩の1種又は2種以上を
有効成分として含有する製剤は,通常製剤化に用いられ
る担体や賦形剤,その他の添加剤を用いて調製される。
製剤用の担体や賦形剤としては,固体又は液体のいず
れでも良く,たとえば乳糖,ステアリン酸マグネシウ
ム,スターチ,タルク,ゼラチン,寒天,ペクチン,ア
ラビアゴム,オリーブ油,ゴマ油,カカオバター,エチ
レングリコール等やその他常用のものが挙げられる。
投与は錠剤,丸剤,カプセル剤,顆粒剤,散剤,液剤
等による経口投与,あるいは静注,筋注等の注射剤,坐
剤,経皮等による非経口投与のいずれの形態であっても
よい。投与量は症状,投与対象の年齢,性別等を考慮し
て個々の場合に応じて適宜決定されるが,経口投与の場
合,通常成人1日当り10〜1000mgであり,これを1回あ
るいは2〜4回に分けて投与する。
つぎに,本発明化合物の経口投与するための製剤の調
製例を示す。
調製例(50mg錠) 組 成 実施例52又は100の化合物 50mg 乳剤 72 コンスターチ 18 ヒドロキシプロピルセルロース 5 カルボキシメチルセルロースカルシウム 4.2 ステアリン酸マグネシウム 0.8 合 成 150mg 実施例52又は100の化合物175g,乳糖252g,コンスター
チ63gを流動造粒コーティング装置(大川原製作所)を
使用して均一に混合した。これに10%ヒドロキシプロピ
ルセルロース溶液175gを墳霧して造粒した。乾燥後,20
メッシュの篩を通し,これにカルボキシメチルセルロー
スカルシウム14.7g及びステアリン酸マグネシウム2.8g
を加え,ロータリー打錠機(畑鉄工所)で7.5mm×8.4R
の臼杵を使用して1錠当たり150mgの錠剤とした。
発明が実施するための最良の形態 以上,本発明化合物及びその製造法について説明した
が,以下実施例によりさらに詳細に説明する。
なお,本実施例で使用する原料化合物中には新規化合
物が含まれており,その製造法を参考例に示す。
参考例 1(実施例1の原料化合物) (A)N−(5−プロピル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)アセトアミジン塩酸塩 3−アミノ−5−プロピル−1H−ピラゾール11.5gを
アセトニトリル60mlに溶解し,氷冷下アセトイミド酸エ
チル塩酸塩12.8gを加える。同温度で1時間撹拌した
後,室温にもどして終夜撹拌する。
不溶物を盧別し,濾液を減圧下濃縮して得られる残渣
をシリカゲルクロマトグラフィーに付しメタノール−ク
ロロホルム(1:9〜1:4v/v)で溶出することにより,標
記化合物9.89gを得た。
(1)該磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.89(3H,t),1.61(2H,m), 2.39(3H,s),2.60(2H,t), 5.99(1H,s) (2)質量分析値(EI) 166(M+(B)N−(5−プロピル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)アセトアミドオキシム ナトリウム1.71gをメタノール60mlに加え,ナトリウ
ムメトキシド溶液を調製する。ここにヒドロキシルアミ
ン塩酸塩4.96gを加え,生成した食塩を濾別し,ヒドロ
キシルアミンのメタノール溶液を調製する。一方,N−
(5−プロピル−1H−ピラゾール−3−イル)アセトア
ミジン塩酸塩9.87gをメタノール50mlに溶解し氷冷す
る。
ここに先程調製したヒドロキシルアミンのメノール溶
液を滴下し,室温にもどし終夜撹拌する。反応混合物を
1/3〜1/4の容量まで減圧下濃縮し,生成する塩を濾別
し,少量のメタノールで洗浄する。合わせたメタノール
液を減圧下濃縮し,得られる残渣をシリカゲルクロマト
グラフィーに付し,メタノール−クロロホルム(1:9〜
1:4v/v)で溶出することにより,標記化合物5.42gを無
色の固体として得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.89(3H,t),1.57(2H,m), 1.19(3H,s),2.48(2H,t), 5.71(1H,s) (2)質量分析値(EI) 182(M+(C)2−メチル−6−プロピル−1H−ピラゾロ[1,5
−b][1,2,4]トリアゾール N−(5−プロピル−1H−ピラゾール−3−イル)ア
セトアミドオキシム5.38gをN,N−ジメチルアセトアミド
45mlに溶解する。氷冷下,ピリジン2.39mlおよびp−ト
ルエンスルホン酸クロリド5.63gを加え同温度で30分間
撹拌した後,室損にもどして3時間撹拌する。反応混合
物を水350mlに注加し,クロロホルムで抽出する。有機
層中のクロロホルムを減圧留去し,得られる残渣をメタ
ノール135mlに溶解し,ピリジン2.39mlを加えて2時間
加熱還流する。
反応混合物を減圧下濃縮し,得られる残渣をシリカゲ
ルクロマトグラフィーに付し,メタノール−クロロホル
ム(1:19v/v)で溶出する。目的物を含む分画を減圧下
濃縮し,得られる無色の結晶をジイソプロピルエーテル
に分散し濾取することにより,標記化合物2.51gを得
た。このものは,次に実施例1および参考例9に使用し
た。
(1)融 点 196〜197℃ (2)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.91(3H,t),1.62(2H,m), 2.37(3H,s),2.53(2H,t), 5.53(1H,s),12.24(1H,brs) (3)質量分析値(EI) 164(M+) 参考例 2(実施例3の原料化合物) (A)N−(5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)
プロピオンアミジン塩酸塩 3−アミノ−5−メチル−1H−ピラゾール13.8gをア
セトニトリル52mlに溶解し,氷冷下プロピオンイミド酸
エチル塩酸塩22.0gを加える。同温度で1時間撹拌した
後,室温にもどして終夜撹拌する。
生成する固体を濾別し,メタノール−クロロホルム
(1:4v/v)の混合溶媒を溶解する。不溶物を濾別し,濾
液を減圧下濃縮して得られる無色の固体をアセトニトリ
ル−ジイソプロピルエーテル(1:1v/v)の混合溶媒に分
散し,濾取することによい標記化合物15.1gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.29(3H,t),2.27(3H,s), 2.69(2H,q),6.03(1H,s) (2)質量分析値(EI) 152(M+(B)N−(5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)
プロピオンアミドオキシム N−(5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)プロ
ピオンアミジオン塩酸塩9.86gより参考例1のB部と同
様にして,標記化合物7.57gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.95(3H,t),2.15(3H,s), 2.39(2H,q),5,69(1H,s) (2)質量分析値(EI) 168(M+(C)2−エチル−6−メチル−1H−ピラゾロ[1,5−
b][1,2,4]トリアゾール N−(5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)プロ
ピオンアミドキシム7.55gより参考例1のC部と同様に
して,標記化合物2.12gを黄色の固体として得た。この
ものは,更に精製することなく実施例3に使用した。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.26(3H,t),2.22(3H,s), 2.73(2H,q),5.51(1H,s), 12.24(1H,brs) (2)質量分析値(EI) 150(M+) 参考例 3(実施例4の原料化合物) (A)N−(5−プロピル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)プロピオンアミジン塩酸塩 3−アミノ−5−プロピル−1H−ピラゾール4.32gお
よびプロピオンイミド酸エチル塩酸塩5.37gより参考例
1のA部と同様にして,標記化合物4.20gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.90(3H,t),1.28(3H,t), 1.62(2H,m), 2.53−2.78(4H,m), 6.02(1H,s) (2)質量分析値(EI) 180(M+(B)N−(5−プロピル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)プロピオンアミドオキシム N−(5−プロピル−1H−ピラゾール−3−イル)プ
ロピオンアミジン塩酸塩4.19gより参考例1のB部と同
様にして,標記化合物3.58gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.89(3H,t),0.94(3H,t), 1.57(2H,m),5.70(1H,s) (2)質量分析値(EI) 196(M+(C)2−エチル−6−プロピル−1H−ピラゾロ[1,5
−b][1,2,4]トリアゾール N−(5−プロピル−1H−ピラゾール−3−イル)プ
ロピオンアミドオキシム3.56gより参考例1のC部と同
様にして,標記化合物0.51gを無色の結晶として得た。
このものは次の実施例4に使用した。
(1)融 点 161〜163℃ (2)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.91(3H,t),1.26(3H,t), 1.61(2H,m),2.53(2H,t), 2.72(2H,q),5.52(1H,s), 12.26(1H,brs) (2)質量分析値(EI) 178(M+) 参考例 4(実施例5の原料化合物) (A)N−(5−プロピル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)ブチルアミジン塩酸塩 3−アミノ−5−プロピル−1H−ピラゾール4.02gお
よびブチルイミド酸エチル塩酸塩5.50gより参考例1の
A部と同様にして,標記化合物4.30gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.83−1.02(6H,m), 1.45−1.96(4H,m), 2.48−2.72(4H,m), 6.02(1H,s) (2)質量分析値(EI) 194(M+(B)N−(5−プロピル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)ブチルアミドオキシム N−(5−プロピル−1H−ピラゾール−3−イル)ブ
チルアミジン塩酸塩4.21gより参考例1のB部と同様に
して,標記化合物3.47gを無色の固体として得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.76−0.96(6H,m), 1.24−1.77(4H,m), 2.29−2.56(4H,m), 5.71(1H,s) (2)質量分析値(EI) 210(M+(C)2,6−ジプロピル−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,
2,4]トリアゾール N−(5−プロピル−1H−ピラゾール−3−イル)ブ
チルアミドオキシム3.42gより参考例1のC部と同様に
して,標記化合物0.88gを無色の結晶として得た。この
ものは,次に実施例5に使用した。
(1)融 点 126〜128℃ (2)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.91(3H,t),0.94(3H,t), 1.41−1.83(4H,m), 2.45−2.75(4H,m), 5.52(1H,s),12.24(1H,brs) (3)質量分析値(EI) 192(M+) 参考例 5(実施例6の原料化合物) (A)N−(5−メチル−1H−ピラゾール−3イル)ブ
チルアミジン塩酸塩 3−アミノ−5−メチル−1H−ピラゾール15.9gおよ
びブチルイミド酸エチル塩酸塩28.1gより参考例1のA
部と同様にして,標記化合物24.4gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.94(3H,t),1.74(2H,m), 2.26(3H,s),2.62(2H,t), 6.00(1H,s) (2)質量分析値(FAB) 167(MH+(B)N−(5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)
ブチルアミドオキシム N−(5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ブチ
ルアミジン塩酸塩24.3gより参考例1のB部と同様にし
て,標記化合物21.7gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.83(3H,t),1.40(2H,m), 2.16(3H,s),2.37(2H,t), 5.69(1H,s) (2)質量分析値(FAB) 183(MH+(C)6−メチル−2−プロピル−1H−ピラゾール[1,
5−b][1,2,4]トリアゾール N−(5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ブチ
ルアミドオキシム21.6gより参考例1のC部と同様にし
て,標記化合物2.64gを橙色の固体として得た。このも
のは,更に精製することなく実施例6および参考例10に
使用した。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.93(3H,t),1.71(2H,m), 2.22(3H,s),2.67(2H,t), 5.51(1H,s),12.22(1H,brs) (2)質量分析値(EI) 164(M+) 参考例 6(実施例7の原料化合物) (A)N−(1H−ピラゾール−3−イル)ブチルアミジ
ン塩酸塩 3−アミノ−1H−ピラゾール10.3gおよびブチルイミ
ド酸エチル塩酸塩21.2gより参考例1のA部と同様にし
て,標記化合物13.8gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.95(3H,t),1.76(2H,m), 2.63(2H,t),6.23(1H,s), 7.88(1H,s) (2)質量分析値(EI) 152(M+(B)N−(1H−ピラゾール−3−イル)ブチルアミド
オキシム N−(1H−ピラゾール−3−イル)ブチルアミジン塩
酸塩7.11gより参考例1のB部と同様にして,標記化合
物3.33gを無色の固体として得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.82(3H,t),1.39(2H,m), 0.53(1H,s),7.54(1H,s) (2)質量分析値(FAB) 169(MH+(C)2−プロピル−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,
4]トリアゾール N−(1H−ピラゾール−3−イル)ブチルアミドオキ
シム3.33gより参考例1のC部と同様にして,標記化合
物0.92gを無色の結晶として得た。このものは,実施例
7の原料として使用した。
(1)融 点 145〜147℃ (2)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.94(3H,t),1.74(2H,m), 2.71(2H,t),5.74(1H,d), 7.40(1H,d),12.44(1H,brs) (3)質量分析値(EI) 150(M+) 参考例 7(実施例8の原料化合物) (A)N−(4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)
ブチルアミジン塩酸塩 3−アミノ−4−メチル−1H−ピラゾール5.13gおよ
びブチルイミド酸エチル酸塩酸9.07gより参考例1のA
部と同様にして,前記化合物6.72gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.97(3H,t),1.77(2H,m), 2.09(3H,d),2.75(2H,t), 7.67(1H,q) (2)質量分析値(EI) 166(M+(B)N−(4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)
ブチルアミドオキシム N−(4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ブチ
ルアミジン塩酸塩6.69gより参考例1のB群と同様し
て,標記化合物6.52gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.76(3H,t),1.30(2H,m), 1.88(3H,d),2.17(2H,t), 7.41(1H,q) (2)質量分析値(FAB) 183(MH+(C)7−メチル−2−プロピル−1H−ピラゾロ[1,5
−b][1,2,4]トリアゾール N−(4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ブチ
ルアミドオキシム6.50gより参考例1のC部と同様にし
て,標記化合物1.54gを無色の結晶として得た。このも
のは,実施例8の原料として使用した。
(1)融 点 212〜214℃ (2)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm):0.94(3H,t), 1.72(2H,m),2.08(3H,d), 2.69(2H,t),7.18(1H,q), 12.30(1H,brs) (3)質量分析値(EI) 164(M+) 参考例 8(実施例9の原料化合物) (A)3−アミノ−4−メチル−5−プロピル−1H−ピ
ラゾール 21の三徑フラスコをドライアイス−アセトンの混合物
を用いて冷却し,ここに液体アンモニア約600mlを注入
する。機械式に激しく撹拌しながらナトリウムアミド2
1.2gを一度に加え5分後プロピオニトリル36.4mlを5分
間で滴下し,さらに5分間反応させる。
ここにブタン酸メチル29.2mlを5分間で滴下し,さら
に同温度で1時間反応させる。反応容器をアルゴン気流
下,約40℃の水浴で加温しアンモニアを留去する。得ら
れる白色の固体にエーテル30mlおよび氷水150mlを加え,
6規定の塩酸水溶液で強酸性にする。
有機層を分取し,エーテル70mlおよびヒドラジン1水
分物22.0mlを加えた後,エーテルを常圧で留去し得られ
るエタノール溶液を終夜加熱還流する。
反応液を減圧濃縮し,得られる残渣をシリカゲルクロ
マトグラフィーに付しメタノール−クロロホルム(1:19
v/v)で溶出することにより,標記化合物25.0gを油状物
として得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.93(3H,t),1.59(2H,m), 1.85(3H,s),2.47(2H,t) (2)質量分析値(EI) 139(M+(B)N−(4−メチル−5−プロピル−1H−ピラゾー
ル−3−イル)アセトアミジン塩酸塩 3−アミノ−4−メチル−5−プロピル−1H−ピラゾ
ール24.6gおよびアセトイミド酸エチル塩酸塩24.7gより
参考例1のA部と同様にして,標記化合物19.0gを得
た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.87(3H,t),1.58(2H,m), 2.01(3H,s),2.46(3H,s), 2.55(2H,t) (2)質量分析値(FAB) 181(MH+(C)N−(4−メチル−5−プロピル−1H−ピラゾー
ル−3−イル)アセトアミドオキシム N−(4−メチル−5−プロピル−1H−ピラゾール−
3−イル)アセトアミジン塩酸塩18.9gより参考例1の
B部と同様にして,標記化合物16.2gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.87(3H,t),1.55(2H,m), 1.72(3H,s),1.80(3H,s), 2.47(2H,t) (2)質量分析値(FAB) 197(MH+(D)2,7−ジメチル−6−プロピル−1H−ピラゾロ
[1,5−b][1,2,4]トリアゾール N−(4−メチル−5−プロピル−1H−ピラゾール−
3−イル)アセトアミドオキシム16.1gより参考例1の
C部と同様にして,標記化合物7.97gを無色の結晶とし
て得た。このものは,実施例9の原料として使用した。
(1)融 点 194〜195℃ (2)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.90(3H,t),1.58(2H,m), 2.01(3H,s),2.35(3H,s), 2.50(2H,t), 12.15(1H,brs) (2)質量分析値(EI) 178(M+) 参考例 9(実施例10の原料化合物) 7−クロロ−2−メチル−6−プロピル−1H−ピラゾ
ロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール 2−メチル−6−プロピル−1H−ピラゾロ[1,5−
b][1,2,4]トリアゾール677mgをテトラヒドロフラン
40mlおよびジクロロメタン80mlの混合溶媒に溶解する。
N−クロロスクシンイミド550mgを加え室温で20分間撹
拌した後,反応混合物を炭酸水素ナトリウム水溶液で2
回洗浄し,水でさらに1回洗浄する。
有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し,溶媒を減圧
留去する。得られる結晶をジイソプロピルエーテルに分
散し濾取することにより,標記化合物671mgを無色の結
晶として得た。このものは,次に実施例10に使用した。
(1)融 点 198〜199℃ (2)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.91(3H,t),1.63(2H,m), 2.39(3H,s),2.55(2H,t), 12.91(1H,brs) (3)質量分析値(EI) 198(M+) 参考例 10(実施例11の原料化合物) 7−クロロ−6−メチル−2−プロピル−1H−ピラゾ
ロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール 6−メチル−2−プロピル−1H−ピラゾロ[1,5−
b][1,2,4]トリアゾール600mgより参考例9と同様に
して,前記化合物556mgを橙色の固体として得た。この
ものは,更に精製することなく実施例11に使用した。
(1)該磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.93(3H,t),1.72(2H,m), 2.20(3H,s),2.70(2H,t), 12.87(1H,brs) (2)質量分析値(EI) 198(M+) 実施例 1 2−メチル−6−プロピル−1H−ピラゾロ[1,5−
b][1,2,4]トリアゾール1.75gをN,N−ジメチルホル
ムアミド70mlに溶解し,カリウムt−ブトキシド1.19g
を加えて室温下30分間撹拌する。反応混合物を氷冷し,N
−トリフェニルメチル−5−[2−(4′−ブロモメチ
ル−ビフェニリル)]テトラゾール6.52gを加え同温度
で1時間撹拌した後,室温にもどして終夜撹拌する。
溶媒を減圧留去し,得られる残渣に酢酸エチルを加え
2回水洗する。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで
乾燥し,減圧下濃縮して得られる残渣をシリカゲルクロ
マトグラフィーに付し,酢酸エチル−n−ヘキサン(7:
13〜4:1v/v)で溶出することにより,5,7−ビス[[2′
−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イ
ル)ビフェニル−4−イル]メチル−2−メチル−6−
プロピル−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾ
ール(化合物1a)0.38g,2−メチル−6−プロピル−1
−[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール
−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピ
ラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合物1b)
2.91g,2−メチル−6−プロピル−7−[[2′−(N
−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフ
ェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾロ[1,5−
b][1,2,4]トリアゾール(化合物1c)0.20gおよび2
−メチル−6−プロピル−5−[[2′−(N−トリフ
ェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−
4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,
4]トリアゾール(化合物1d)と2−メチル−6−プロ
ピル−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール
の混合物(約3:1)1.89gを得た。
化合物1a; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 0.82(3H,t),1.38(2H,m), 2.44(2H,t),2.48(3H,s), 3.85(2H,s),5.21(2H,s) (2)質量分析値(FAB): 1117(MH+) 化合物1b; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 0.95(3H,t),1.67(2H,m), 2.32(3H,s),2.63(2H,t), 4.92(2H,s),5.27(1H,s) (2)質量分析値(FAB): 641(MH+) 化合物1c; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 1.04(3H,t),1.79(2H,m), 1.86(3H,s),2.72(2H,t), 3.82(2H,s) (2)質量分析値(FAB): 641(MH+) 実施例 2 2,6−ジメチル−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]
トリアゾール2.60gより実施例1と同様にして,0.90gの
5,7−ビス[[2′−(N−トリフェニルメチル−テト
ラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]
−2,6−ジメチル−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]
トリアゾール(化合物2a),3.90gの2,6−ジメチル−1
−[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール
−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピ
ラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合物2b)
(無色の結晶),0.43gの2,6−ジメチル−7−[[2′
−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イ
ル)ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾロ
[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合物2c),2.92g
の2,6−ジメチル−5−[[2′−(N−トリフェニル
メチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリ
アゾール(化合物2d)(無色の結晶)を得た。
化合物2a; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 2.00(3H,s),2.48(3H,s), 3.81(2H,s),5.18(2H,s) (2)質量分析値(FAB): 1089(MH+) 化合物2b; (1)融 点 182〜183℃(分解) (2)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 2.31(3H,s),2.33(3H,s), 4.91(2H,s),5.23(1H,s) (3)質量分析値(FAB): 613(MH+) 化合物2c; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 1.87(3H,s),2.38(3H,s), 3.79(2H,s) (2)質量分析値(FAB): 613(MH+) 化合物2d; (1)融点 192〜193℃(分解) (2)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 2.20(3H,s),2.46(3H,s), 5.26(2H,s),5.89(1H,s) (3)質量分析値(FAB):613(MH+) 実施例 3 2−エチル−6−メチル−1H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール524mgより実施例1と同様にし
て,193mgの5,7−ビス[[2′−(N−トリフェニルメ
チル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]−2−エチル−6−メチル−5H−ピラゾロ
[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合物3a),610mg
の2−エチル−6−メチル−1−[[2′−(N−トリ
フェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチル]−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,
2,4]トリアゾール(化合物3b),45mgの2−エチル−6
−メチル−7−[[2′−(N−トリフェニルメチル−
テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール
(化合物3c)および649mgの2−エチル−6−メチル−
5−[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾー
ル−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−
ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合物3
d)を得た。
化合物3a; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 1.39(3H,t),1.99(3H,brs), 2.87(2H,brs), 3.85(2H,brs), 5.19(2H,s) (2)質量分析値(FAB): 1103(MH+) 化合物3b; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 1.31(3H,t),2.31(3H,s), 2.66(2H,q),4.92(2H,s), 5.19(1H,s) (2)質量分析値(FAB): 627(MH+) 化合物3c; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 0.95(3H,t),2.25(2H,q), 2.37(3H,s),3.79(2H,s) (2)質量分析値(FAB): 627(MH+) 化合物3d; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 1.36(3H,t),2.19(3H,s), 2.81(2H,q),5.27(2H,s), 5.89(1H,s) (2)質量分析値(FAB): 627(MH+) 実施例 4 2−エチル−6−n−プロピル−1H−ピラゾロ[1,5
−b][1,2,4]トリアゾール421mgを原料とし,実施例
1と同様に処理して得られる残渣をシリカゲルクロマト
グラフィーに付し,酢酸エチル−n−ヘキサン(7:13〜
1:1v/v)で溶出することにより,5,7−ビス[[2′−
(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)
ビフェニル−4−イル]メチル]−2−エチル−6−プ
ロピル−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾー
ル(化合物4a)144mg,2−エチル−6−プロピル−1−
[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラ
ゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合物4b)50
4mgおよび2−エチル−6−プロピル−5−[[2′−
(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)
ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5
−b][1,2,4]トリアゾール(化合物4c)435mgを得
た。
化合物4a; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 0.80(3H,t),1.36(3H,t), 2.39(2H,t),2.83(2H,q), 3.85(2H,s),5.20(2H,s) (2)質量分析値(FAB): 1131(MH+) 化合物4b; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 0.95(3H,t),1.30(3H,t), 1.67(2H,m), 2.61−2.67(4H,m), 4.92(2H,s),5.24(1H,s) (2)質量分析値(FAB): 655(MH+) 化合物4c; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 0.93(3H,t),1.36(3H,t), 1.63(2H,m),2.48(2H,t), 2.80(2H,q),5.28(2H,s), 5.90(1H,s) (2)質量分析値(FAB): 655(MH+) 実施例 5 2,6−ジプロピル−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,
4]トリアゾール420mgより実施例4と同様にして,112mg
の5,7−ビス[[2′−(N−トリフェニルメチル−テ
トラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]−2,6−ジプロピル−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,
2,4]トリアゾール(化合物5a),456mgの2,6−ジプロピ
ル−1−[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラ
ゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−
1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合
物5b)および370mgの2,6−ジプロピル−5−[[2′−
(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)
ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5
−b][1,2,4,]トリアゾール(化合物5c)を得た。
化合物5a; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 0.80(3H,t),1.00(3H,t), 1.35(2H,m),1.83(2H,m), 2.40(2H,t),2.80(2H,t), 3.85(2H,s),5.20(2H,s) (2)質量分析値(FAB): 1145(MH+) 化合物5b; (1)該磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 0.93−1.00(6H,m), 1.67(2H,m),1.76(2H,m), 2.60−2.64(4H,m), 4.93(2H,s),5.22(1H,s) (2)質量分析値(FAB): 669(MH+) 化合物5c; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 0.94(3H,t),0.99(3H,t), 1.82(2H,m),2.48(2H,t), 2.74(2H,t),5.28(2H,s), 5.91(1H,s) (2)質量分析値(FAB): 669(MH+) 実施例 6 6−メチル−2−プロピル−1H−ピラゾロ[1,5−
b][1,2,4]トリアゾール316mgより実施例4と同様に
して,157mgの5,7−ビス[[2′−(N−トリフェニル
メチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]−6−メチル−2−プロピル−5H−ピラゾ
ロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合物6a),316
mgの6−メチル−2−プロピル−1−[[2′−(N−
トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェ
ニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール(化合物6b)および6−メチル
−2−−プロピル−5−[[2′−(N−トリフェニル
メチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリ
アゾール(化合物6c)と6−メチル−2−プロピル−1H
−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾールの混合物
(約2:1)368mgを得た。
化合物6a; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 1.01(3H,t),1.84(2H,m), 1.96(3H,s),2.78(2H,t), 3.81(2H,s),5.17(2H,s) 化合物6b; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 0.99(3H,t),1.77(2H,m), 2.30(3H,s),2.63(2H,t), 4.92(2H,s),5.17(1H,s) (2)質量分析値(FAB): 641(MH+) 実施例 7 2−プロピル−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]ト
リアゾール0.53gを実施例1と同様に処理して得られる
残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し,酢酸エチ
ル−n−ヘキサン(2:3〜1:1v/v)で溶出することによ
り,2−プロピル−1[[2′−(N−トリフェニルメチ
ル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]
メチル]−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾ
ール(化合物7a)1.00gおよび2−プロピル−5−
[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラ
ゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合物7b)0.
59gを得た。
化合物7a; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 1.01(3H,t),1.80(2H,m), 2.66(2H,t),4.97(2H,s), 5.37(1H,d) (2)質量分析値(FAB): 627(MH+) 化合物7b; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 1.02(3H,t),1.85(2H,m), 2.80(2H,t),5.20(2H,s), 6.01(1H,d) (2)質量分析値(FAB): 627(MH+) 実施例 8 7−メチル−2−プロピル−1H−ピラゾロ[1,5−
b][1,2,4]トリアゾール307mgを実施例1と同様に処
理して得られる残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに
付し,酢酸エチル−n−ヘキサン(1:1〜11:9v/v)で溶
出することにより,7−メチル2−プロピル−1−
[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラ
ゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合物8a)14
8mgおよび7−メチル−2−プロピル−5−[[2′−
(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)
ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5
−b][1,2,4]トリアゾール(化合物8b)790mgを得
た。
化合物8a; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 0.97(3H,t),1.75(2H,m), 1.87(3H,s),2.60(2H,t), 5.07(2H,s),5.20(1H,s) (2)質量分析値(FAB): 641(MH+) 化合物8b; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 1.02(3H,t),1.87(2H,m), 2.12(3H,s),2.83(2H,t), 5.11(2H,s) (2)質量分析値(FAB): 641(MH+) 実施例 9 2,7−ジメチル−6−プロピル−1H−ピラゾロ[1,5−
b][1,2,4]トリアゾール2,55gを実施例1と同様に処
理して得られる残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに
付し,酢酸エチル−n−ヘキサン(2:3〜1:1v/vで溶出
することにより,2,7−ジメチル−6−プロピル−1−
[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラ
ゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合物9a)1.
15gおよび2,7−ジメチル−6−プロピル−5−[[2′
−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イ
ル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ
[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合物9b)2.65g
を得た。
化合物9a; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 0.97(3H,t),1.68(2H,m), 1.88(3H,s),2.25(3H,s), 2.59(2H,t),5.01(2H,s) (2)質量分析値(FAB): 655(MH+) 化合物9b; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 0.90(3H,t),1.52(2H,m), 2.14(3H,s),2.46(3H,s), 2.48(2H,t),5.22(2H,s) (2)質量分析値(FAB): 655(MH+) 実施例 10 7−クロロ−2−メチル−6−プロピル−1H−ピラゾ
ロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール651mgを実施例1
と同様に処理して得られる残渣をシリカゲルクロマトグ
ラフィーに付し,酢酸エチル−n−ヘキサン(7:13v/
v)で溶出するこ4とにより,7−クロロ−2−メチル−
6−プロピル−1−[[2′−(N−トリフェニルメチ
ル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]
メチル]−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾ
ール(化合物10a)603mgおよび7−クロロ−2−メチル
−6−プロピル−5−[[2′−(N−トリフェニルメ
チル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリ
アゾール(化合物10b)225mgを得た。
化合物10a; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 1.00(3H,t),1.76(2H,m), 2.24(3H,s),2.69(2H,t), 5.07(2H,s) (2)質量分析値(FAB): 674(M+) 化合物10b; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 0.94(3H,t),1.59(2H,m), 2.50(3H,s),2.61(2H,t), 5.29(2H,s) (2)質量分析値(FAB): 675(MH+) 実施例 11 7−クロロ−6−メチル−プロピル−1H−ピラゾロ
[1,5−b][1,2,4]トリアゾール500mgより実施例10
と同様にして,460mgの7−クロロ−6−メチル−2−プ
ロピル−1−[[2′−(N−トリフェニルメチル−テ
トラゾーン−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール
(化合物11a)および776mgの7−クロロ−6−メチル−
2−プロピル−5−[[2′−(N−トリフェルメチル
−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メ
チル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾー
ル(化合物11b)を得た。
化合物11a; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 0.94(3H,t),1.71(2H,m), 2.34(3H,s),2.53(2H,t), 5.08(2H,s) (2)質量分析値(FAB): 674(M-) 化合物11b; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 0.99(3H,t),1.83(2H,m), 2.19(3H,s),2.76(2H,t), 5.26(2H,s) (2)質量分析値(FAB): 675(MH+) 実施例 12 2−メチル−6−プロピル−1−[[2′−(N−ト
リフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニ
ル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール(化合物1b)1.00g,メタノール5
4mlおよび酢酸6mlの混合物を3時間加熱還流する。
溶媒を減圧留去し,残渣にトルエンを加え再び減圧留
去する。得られる残渣に酢酸エチルを加え結晶化させる
ことにより,2−メチル−6−プロピル−1−[[2′−
(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メ
チル]−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾー
ル0.58gを無色の結晶として得た。
(1)融 点 233〜234℃ (2)塩素分析値(C22H22N8として) C(%) H(%) N(%) 計算値 66.31 5.56 28.12 実測値 66.14 5.68 28.03 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.90(3H,t),1.59(2H,m), 2.45(3H,s),2.51(2H,t), 5.20(2H,s),5.34(1H,s), 7.12(2H,d),7.28(2H,d) (4)質量分析値(FAB): 399(MH+) 実施例 13 2,6−ジメチル−1−[[2′−(N−トリフェニル
メチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリ
アゾール(化合物2b)1.00gより実施例12と同様にして,
2,6−ジメチル−1−[[2′−(テトラゾール−5−
イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾロ
[1,5−b][1,2,4]トリアゾール0.56gを無色の結晶
として得た。
(1)融 点 239〜241℃(分解) (2)元素分析値(C20H18N8として) C(%) H(%) N(%) 計算値 64.85 4.90 30.25 実測値 64.79 4.95 29.97 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 2.20(3H,s),2.45(3H,s), 5.19(2H,s),5.27(1H,s), 7.12(2H,d),7.27(2H,d) (4)質量分析値(FAB): 371(MH+) 実施例 14 2−エチル−6−メチル−1−[[2′−(N−トリ
フェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビスフェニ
ル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール(化合物3b)589mgより実施例12
と同様にして,2−エチル−6−メチル−1−[[2′−
(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メ
チル]−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾー
ル317mgを無色の結晶として得た。
(1)融 点 204〜206℃(分解) (2)元素分析値(C21H20N8・0.2CH3COOCH2CH3とし
て) C(%) H(%) N(%) 計算値 65.12 5.41 27.87 実測値 65.23 5.33 27.93 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.24(3H,t),2.20(3H,s), 2.82(2H,q),5.20(2H,d), 7.25(2H,d) (4)質量分析値(FAB): 385(MH+) 実施例 15 2−エチル−6−プロピル−1−[[2′−(N−ト
リフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニ
ル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール(化合物4b)484mgを実施例12と
同様にして処理して,得られる残渣をシリカゲルクロマ
トグラフィーに付し,クロロホルムのみ〜メタノール−
クロロホルム(3:17v/v)を溶出することにより,2−エ
チル−6−プロピル−1−[[2′−(テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラ
ゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール290mgを無色の
非晶質泡状物質として得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.90(3H,t),1.24(3H,t), 1.59(2H,m),2.82(2H,q), 5.20(2H,s),5.32(1H,s), 7.11(2H,d),7.24(2H,d) (2)質量分析値(FAB): 413(MH+) 実施例 16 2,6−ジプロピル−1−[[2′−(N−トリフェニ
ルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−
イル]メチル]−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]ト
リアゾール(化合物5b)423mgより実施例15と同様にし
て,2,6−ジプロピル−1−[[2′−(テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラ
ゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール154mgを無色の
非晶質泡状物質として得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.90(3H,t),0.97(3H,t), 1.59(2H,m),1.69(2H,m), 2.78(2H,t),5.21(2H,s), 5.33(1H,s),7.11(2H,d), 7.22(2H,d) (2)質量分析値(FAB): 427(MH+) 実施例 17 6−メチル−2−プロピル−1−[[2′−(N−ト
リフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニ
ル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール(化合物6b)310mgより実施例12
と同様にして,6−メチル−2−プロピル−1−[[2′
−(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]
メチル]−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾ
ール136mgを無色の結晶として得た。
(1)融 点 156〜157℃ (2)元素分析値(C22H22N8として) C(%) H(%) N(%) 計算値 66.31 5.56 28.12 実測値 66.36 5.74 27.74 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.96(3H,t),1.68(2H,m), 2.20(3H,s),2.78(2H,t), 5.21(2H,s),5.26(1H,s), 7.11(2H,d),7.24(2H,d) (4)質量分析値(FAB): 399(MH+) 実施例 18 2−プロピル−2−[[2′−(N−トリフェニルメ
チル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリ
アゾール(化合物7a)940mgより実施例12と同様にして,
2−プロピル−1−[[2′−(テトラゾール−5−イ
ル)ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾロ
[1,5−b][1,2,4]トリアゾール473mgを無色の結晶
として得た。
(1)融 点 103〜105℃ (2)元素分析値(C21H20N8・0.2CH3COOCH2CH3とし
て) C(%) H(%) N(%) 計算値 65.12 5.41 27.87 実測値 65.27 5.41 28.06 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.97(3H,t),1.70(2H,m), 2.81(2H,t),5.26(2H,s), 5.51(1H,d),7.11(2H,d), 7.26(2H,d),7.38(1H,d) (4)質量分析値(FAB): 385(MH+) 実施例 19 7−メチル−2−プロピル−1−[[2′−(N−ト
リフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニ
ル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール(化合物8a)143mgより実施例12
と同様の処理をおこない,アセトニトリルから結晶化す
ることにより7−メチル−2−プロピル−1−[[2′
−(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]
メチル]−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾ
ール63mgを無色の結晶として得た。
(1)融 点 230〜231.5℃(分解) (2)元素分析値(C22H22N8として) C(%) H(%) N(%) 計算値 66.31 5.56 28.12 実測値 66.28 5.64 28.18 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.96(3H,t),1.68(2H,m), 1.82(3H,s),2.78(2H,t), 5.33(2H,s),7.10(2H,d), 7.13(2H,d),7.18(1H,s) (4)質量分析(FAB): 399(MH+) 実施例 20 2,7−ジメチル−6−プロピル−1−[[2′−(N
−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフ
ェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾロ[1,5−
b][1,2,4]トリアゾール(化合物9a)940mgより実施
例12と同様にして,2,7−ジメチル−6−プロピル−1−
[[2′−(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4
−イル]メチル]−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]
トリアゾール512mgを無色の結晶として得た。
(1)融 点 231〜232℃(分解) (2)元素分解値(C23H24N8として) C(%) H(%) N(%) 計算値 66.97 5.86 27.16 実測値 66.91 5.90 27.06 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.95(3H,t),1.64(2H,m), 1.93(3H,s),2.43(3H,s), 2.55(2H,t),5.21(2H,s), 7.12(2H,d),7.15(2H,d) (4)質量分析値(FAB): 413(MH+) 実施例 21 7−クロロ−2−メチル−6−プロピル−1−
[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラ
ゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合物10a)5
60mgより実施例15と同様にして,7−クロロ−2−メチル
−6−プロピル−1−[[2′−(テトラゾール5−イ
ル)ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾロ
[1,5−b][1,2,4]トリアゾール300mgを無色の非晶
質泡状物質として得た。
(1)該磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.92(3H,t),1.63(2H,m), 2.44(3H,s),2.54(2H,t), 5.30(2H,s),7.12(2H,d), 7.21(2H,d) (2)質量分析値(FAB): 433(MH+) 実施例 22 7−クロロ−6−メチル−2−プロピル−1−
[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラ
ゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合物11a)4
20mgより実施例19と同様にして7−クロロ−6−メチル
−2−プロピル−1−[[2′−(テトラゾール−5イ
ル)ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾロ
[1,5−b][1,2,4]トリアゾール218mgを無色の結晶
として得た。
(1)融 点 213〜214.5℃ (2)元素分析値(C22H21ClN8として) C(%) H(%) N(%) Cl(%) 計算値 61.04 4.89 25.88 8.19 実測値 60.92 5.03 25.97 8.24 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.93(3H,t),1.63(2H,m), 2.20(3H,s),2.75(2H,t), 5.32(2H,s),7.11(2H,d), 7.19(2H,d) (4)質量分析値(FAB): 433(MH+) 実施例 23 実施例1で得られる2−メチル−6−プロピル−5−
[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラ
ゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合物1d)と
2−メチル−6−プロピル−1H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾールの混合物(約3:1)1.66gを実施
例12と同様に処理して,得られる残渣をシリカゲルクロ
マトグラフィーに付し,クロロホルムのみ〜メタノール
−クロロホルム(3:17v/v)で溶出し,酢酸エチルから
結晶化させることにより2−メチル−6−プロピル−5
−[[2′−(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−
4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,
4]トラゾール0.44gを無色の結晶として得た。
(1)融 点 169.5〜171℃ (2)元素分析値(C22H22N8・0.1CH3COOCH2CH3とし
て) C(%) H(%) N(%) 計算値 66.06 5.64 27.51 実測値 66.08 5.53 27.74 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−D6,TMS) δ(ppm): 0.93(3H,t),1.61(2H,m), 2.28(3H,s),2.69(2H,t), 5.48(2H,s),6.06(1H,s), 7.06(4H,s) (4)質量分析値(FAB): 399(MH+) 実施例 24 2,6−ジメチル−5−[[2′−(N−トリフェニル
メチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリ
アゾール(化合物2d)1.00gより実施例12と同様にして,
2,6−ジメチル−5−[[2′−(テトラゾール−5−
イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ
[1,5−b][1,2,4]トリアゾール0.59gを無色の結晶
として得た。
(1)融 点 225〜228℃ (2)元素分析値(C20H18N8・0.1CH3COOCH2CH3とし
て) C(%) H(%) N(%) 計算値 64.61 5.00 29.55 実測値 64.39 5.02 29.41 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 2.27(3H,s),2.39(3H,s), 5.47(2H,s),6.04(1H,s), 7.07(2H,d),7.10(2H,d) (4)質量分析値(FAB): 371(MH+) 実施例 25 2−エチル−6−メチル−5−[[2′−(N−トリ
フェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,
2,4]トリアゾール(化合物3d)610mgより実施例12と同
様にして,2−エチル−6−メチル−5−[[2′−(テ
トラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール
316mgを無色の結晶として得た。
(1)融 点 206〜207.5℃(分解) (2)元素分析値(C21H20N8として) C(%) H(%) N(%) 計算値 65.61 5.24 29.15 実測値 65.41 5.18 28.85 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.21(3H,t),2.38(3H,s), 2.63(2H,q),5.47(2H,s), 6.03(1H,s),7.06(2H,d), 7.10(2H,d) (4)質量分析値(FAB): 385(MH+) 実施例 26 2−エチル−6−プロピル−5−[[2′−(N−ト
リフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニ
ル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール(化合物4c)417mgより実施例12
と同様にして,2−エチル−6−プロピル−5−[[2′
−(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]
メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾ
ール180mgを無色の結晶として得た。
(1)融 点 172〜173.5℃ (2)元素分析値(C23H24N8として) C(%) H(%) N(%) 計算値 66.97 5.86 27.16 実測値 66.80 5.87 27.12 (3)該磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.93(3H,t),1.21(3H,t), 1.61(2H,m), 2.60−2.70(4H,m), 5.48(2H,s),6.06(1H,s), 7.06(4H,d) (4)質量分析値(FAB): 413(MH+) 実施例 27 2,6−ジプロピル−5−[[2′−(N−トリフェニ
ルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−
イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]ト
リアゾール(化合物5c)347mgより実施例12と同様にし
て,2,6−ジプロピル−5−[[2′−(テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラ
ゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール187mgを無色の
結晶として得た。
(1)融 点 172〜174℃ (2)元素分析値(C24H26N8として) C(%) H(%) N(%) 計算値 67.58 6.14 26.27 実測値 67.52 6.30 26.21 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.88−0.95(6H,m), 1.58−1.70(4H,m), 2.58(2H,t),2.68(2H,t), 5.48(2H,s),6.06(1H,s), 7.06(4H,s) (4)質量分析量(FAB): 427(MH+) 実施例 28 実施例6で得られる6−メチル−2−プロピル−5−
[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラ
ゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合物6c)と
6−メチル−2−プロピル−1H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾールの混合物(約2:1)359mgより実
施例23と同様にして,6−メチル−2−プロピル−5−
[[2′−(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4
−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]
トリアゾール126mgを無色の結晶として得た。
(1)融 点 175〜177.5℃ (2)元素分析値(C22H22N8・0.6H2Oとして) C(%) H(%) N(%) 計算値 64.56 5.71 27.38 実測値 64.48 5.61 27.38 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.90(3H,t),1.67(2H,m), 2,38(3H,s),2.58(2H,t), 5.46(2H,s),6.02(1H,s), 7.06(2H,d),7.09(2H,d) (4)質量分析値(FAB): 399(MH+) 実施例 29 2−プロピル−5−[[2′−(N−トリフェニルメ
チル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリ
アゾール(化合物7b)568mgより実施例12と同様にして,
2−プロピル−5−[[2′−(テトラゾール−5−イ
ル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ
[1,5−b][1,2,4]トリアゾール165mgを無色の結晶
として得た。
(1)融 点 109〜111℃ (2)元素分析値(C21H20N8・0.2H2Oとして) C(%) H(%) N(%) 計算値 65.00 5.30 28.88 実測値 65.07 5.14 28.81 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.90(3H,t),1.67(2H,m), 2.59(2H,t),5.46(2H,s), 6.20(1H,d),7.07(2H,d), 7.20(2H,d),7.92(1H,d) (4)質量分析値(FAB): 385(MH+) 実施例 30 7−メチル−2−プロピル−5−[[2′−(N−ト
リフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニ
ル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール(化合物8b)783mgより実施例19
と同様にして,7−メチル−2−プロピル−5−[[2′
−(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]
メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾ
ール412mgを無色の結晶として得た。
(1)融 点 193〜196℃(分解) (2)元素分析値(C22H22N8として) C(%) H(%) N(%) 計算値 66.31 5.56 28.12 実測値 66.13 5.57 28.04 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.90(3H,t),1.67(2H,m), 2.09(3H,s),2.58(2H,t), 5.35(2H,s),7.05(2H,d), 7.18(2H,d) (4)質量分析値(FAB): 399(MH+) 実施例 31 2,7−ジメチル−6−プロピル−5−[[2′−(N
−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフ
ェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−
b][1,2,4]トリアゾール(化合物9b)2.45gより実施
例12と同様にして,2,7−ジメチル−6−プロピル−5−
[[2′−(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4
−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]
トリアゾール1.45gを無色の結晶として得た。
(1)融 点 198〜200℃(分解) (2)元素分析値(C22H24N8・0.1CH3COOCH2CH3とし
て) C(%) H(%) N(%) 計算値 66.71 5.93 26.60 実測値 66.95 5.98 26.34 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.88(3H,t),1.47(2H,m), 2.06(3H,s),2.27(3H,s), 2.69(2H,t),5.41(2H,s), 7.02(2H,d),7.05(2H,d) (4)質量分析値(FAB):413(MH+) 実施例 32 7−クロロ−2メチル−6−プロピル−5−[[2′
−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イ
ル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ
[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合物10b)198mg
より実施例12と同様にして,7−クロロ−2−メチル−6
−プロピル−5−[[2′−(テトラゾール−5−イ
ル)ビフェニル−4−イル−メチル]−5H−ピラゾロ
[1,5−b][1,2,4]トリアゾール81mgを無色の結晶と
して得た。
(1)融 点 185〜187.5℃(分解) (2)元素分積値(C22H21ClN8として) C(%) H(%) N(%) Cl(%) 計算値 61.04 4.89 25.88 8.19 実測値 61.09 4.92 25.88 8.34 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.90(3H,t),1.52(2H,m), 2.30(3H,s),2.79(2H,t), 5.54(2H,s),7.07(2H,d), 7.10(2H,d) (4)質量分析値(FAB): 433(MH+) 実施例 33 7−クロロ−6−メチル−2−プロピル−5−
[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラ
ゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合物11b)7
40mgより実施例12と同様にして,7−クロロ−6−メチル
−2−プロピル−5−[[2′−(テトラゾール−5−
イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ
[1,5−b][1,2,4]トリアゾール414mgを無色の結晶
として得た。
(1)融 点 120〜122℃ (2)元素分析値(C22H21N8・0.4CH3COOCH2CH3とし
て) C(%) H(%) N(%) Cl(%) 計算値 60.55 5.21 23.94 7.57 実測値 69.53 5.24 23.60 7.55 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.90(3H,t),1.68(2H,m), 2.41(3H,s),2.61(2H,t), 5.52(2H,s),7.07(2H,d), 7.15(2H,d) (4)質量分析値(FAB): 433(MH+) 実施例 34 2−メチル−6−プロピル−7−[[2′−(N−ト
リフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニ
ル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール(化合物1c)183mgを実施例12と
同様に処理して得られる残渣に酢酸エチルを加え加熱溶
解し,放冷後,析出する沈殿物を濾取することにより2
−メチル−6−プロピル−7−[[2′−(テトラゾー
ル−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−
ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トラゾール85mgを無色の
非晶質固体として得た。
(1)元素分析値(C22H22N8・0.5CH3COOCH2CH3とし
て) C(%) H(%) N(%) 計算値 65.14 5.92 25.32 実測値 65.07 5.80 25.56 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.87(3H,t),1.53(2H,m), 2.36(3H,s),3.78(2H,s), 6.99(2H,d),7.12(2H,d), 12.20(1H,s) (3)質量分析値(FAB): 399(MH+) 実施例 35 2,6−ジメチル−7−[[2′−(N−トリフェニル
メチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリ
アゾール(化合物2c)226mgより実施例34と同様にして,
2,6,ジメチル−7−[[2′−(テトラゾール−5−イ
ル)ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾロ
[1,5−b][1,2,4]トリアゾール105mgを無色の非晶
質固体として得た。
(1)元素分析値(C22H18N8・0.4CH3COOCH2CH3とし
て) C(%) H(%) N(%) 計算値 63.95 5.27 27.62 実測値 63.63 5.16 27.77 (2)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 2.15(3H,s),2.36(3H,s), 3.77(2H,s),6.99(2H,d), 7.12(2H,d),12.22(1H,s) (3)質量分析値(FAB): 371(MH+) 実施例 36 5,7−ビス[[2′−(N−トリフェニルメチル−テ
トラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]−2−メチル−6−プロピル−5H−ピラゾロ[1,5
−b][1,2,4]トリアゾール(化合物1a)342mgを実施
例12と同様に処理して得られる残渣にトルエンを加え,
加熱還流し,放冷後沈澱物を濾取することにより5,7−
ビス[[2′−(テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチル]−2−メチル−6−プロピル−5H
−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール182mgを
無色の非晶質固体として得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.86(3H,t),1.40(2H,m), 2.27(3H,s),2.74(2H,t), 3.87(2H,s),5.45(2H,s) (2)質量分析値(FAB): 632(M+) 実施例 37 5,7−ビス[[2′−(N−トリフェニルメチル−テ
トラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]−6−メチル−2−プロピル−5H−ピラゾロ[1,5
−b][1,2,4]トリアゾール(化合物6a)153mgを実施
例36と同様にして,5,7−ビス[[2′−(テトラゾール
−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−6−メ
チル−2−プロピル−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,
4]トリアゾール69mgを淡黄色の非晶質固体として得
た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.90(3H,t),1.66(2H,m), 2.37(3H,s),2.57(2H,t), 3.85(2H,s),5.44(2H,s) (2)質量分析値(FAB): 633(MH+) 参考例11(実施例38の原料化合物) (A) 3径コンベル中に−78℃に冷却しながらアンモ
ニアガスを吹込み,液体アンモニア600mlをためる。−7
8℃にてナトリウムアミド19.0gを加え同温度にて10分間
撹拌し,n−ブチロニトリル40mlを徐々に滴加後,−78℃
にて10分間撹拌する。上記反応液に,ギ酸エチル40mlを
徐々に滴加後,−78℃にて1時間撹拌する。反応液を撹
拌しながら40℃の水浴で温め,アンモニアを留去する。
残渣を150mlの氷水にあけ,6N塩酸にてpH1未満とする。
エチルエーテル30mlにて2回抽出し,エーテル層を合わ
せ,エタノール100mlを加える。この溶液にヒドラジン
・1水和物23mlを室温にて加え,80℃に加熱し,エチル
エーテルを留去した後,終夜加熱還流する。溶媒を減圧
留去し,残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
付し,メタノール:クロロホルム=1:20にて溶出するこ
とにより,3−アミノ−4−エチル−1H−ピラゾール12.8
gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 1.16(3H,t),2.31(2H,q), 7.10(1H,s) (2)質量分析値(EI)111(M+) (B) 3−アミノ−4−エチル−1H−ピラゾール5.0g
にトリエチルオルトプロピオネート7.9gを加え,120℃に
て加熱し,生成するエタノールを留去する。3時間反応
後,室温に戻し,メタノール30mlを加え,ヒドロキシル
アミン・酸塩塩3.2g・トリエチルアミン4.6gを順次加え
3時間加熱還流する。溶媒を減圧留去し,残渣に酢酸エ
チル150mlを加え,2度水洗し,酢酸エチル層を無水硫酸
マグネシウムにて乾燥し,減圧濃縮する。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し,メタノール:ク
ロロホルム(1:20v/v)にて溶出することにより,N−
(4−エチル−1H−ピラゾール−3−イル)プロピオン
アミドオキシム3.9gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 1.02(3H,t),1.18(3H,t), 2.39(2H,q),2.41(2H,q), 7.32(1H,s) (2)質量分析値(EI)182(M+) (C) N−(4−エチル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)プロピオンアミドオキシム3.9gをN,N−ジメチルア
セトアミド20mlに溶解する。氷冷下ピリジン2.2ml,およ
びp−トルエンスルホン酸クロリド4.1gを加え,同温度
で30分間撹拌した後,室温にもどして3時間撹拌する。
反応混合物を水100mlに注加し,クロロホルムで抽出す
る。有機層のクロロホルムを減圧留去し,得られる残渣
をメタノール100mlに溶解し,ピリジン2.2mlを加えて2
時間加熱還流する。
溶媒を減圧留去し,残渣に酢酸エチル100mlを加え,
水で洗浄する。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥
後,減圧濃縮し,残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付す。メタノール−クロロホルム(1:20v/v)
にて溶出することにより2,7−ジエチル−1H−ピラゾロ
[1,5−b][1,2,4]トリアゾール1.60gを淡黄色結晶
として得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.19(3H,t),1.28(3H,t), 2.50(2H,q),2.74(2H,q), 7.21(1H,s) (2)質量分析値(EI)164(M+) 参考例12(実施例39の原料化合物) (A) 3−アミノ−4−エチル−1H−ピラゾール3.0g
およびトリエチルオルトアセテート4.4gより,参考例11
の(B)と同様にしてN−(4−エチル−1H−ピラゾー
ル−3−イル)アセトアミドオキシム730mgを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.09(3H,t),1.71(3H,s), 2.31(2H,q),7.41(1H,s) (2)質量分析値(EI)168(M+) (B) N−(4−エチル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)アセトアミドオキシム2.8gより,参考例11の(C)
と同様にして7−エチル−2−メチル−1H−ピラゾロ
[1,5−b][1,2,4]トリアゾール580mgを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.19(3H,t),2.45(3H,s), 2.50(2H,q),7.19(1H,s) (2)質量分析値(EI)150(M+) 参考例13(実施例40の原料化合物) (A) n−バレロニトリル40mlより,参考例11の
(A)と同様にして3−アミノ−4−n−プロピル−1H
−ピラゾール17.2gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 0.93(3H,t),1.37(2H,m), 2.34(2H,t),7.09(1H,s) (2)質量分析値(EI)125(M+) (B) 3−アミノ−4−n−プロピル−1H−ピラゾー
ル9.0gと,トリエチルオルトプロピオネート13gより,
参考例11の(B)と同様にしてN−(4−n−プロピル
−1H−ピラゾール−3−イル)プロピオンアミドオキシ
ム5.0gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 0.93(3H,t),1.00(3H,t), 1.36−1.76(2H,m), 2.21−2.50(4H,m), 7.31(1H,s) (2)質量分析値(EI)182(M+) (C) N−(4−n−プロピル−1H−ピラゾール−3
−イル)プロピオンアミドオキシム5.0gより,参考例11
の(C)と同様にして2−エチル−7−n−プロピル−
1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール1.9gを
得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.90(3H,t),1.28(3H,t), 1.37−1.80(2H,m), 2.46(2H,t),2.75(2H,q), 7.20(1H,s) (2)質量分析値(EI)178(M+) 参考例14(実施例41の原料化合物) (A) 3−アミノ−4−n−プロピル−1H−ピラゾー
ル7.2gと,トリエチルオルトアセテート9.3gより,参考
例11の(B)と同様にしてN−(4−n−プロピル−1H
−ピラゾール−3−イル)アセトアミドオキシム4.5gを
得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 0.88(3H,t),1.49(2H,m), 1.71(3H,t),2.28(2H,t), 7.40(1H,s) (2)質量分析値(EI)182(M+) (B) N−(4−n−プロピル−1H−ピラゾール−3
−イル)アセトアミドオキシム4.5gより,参考例11の
(C)と同様にして,1.5gの2−メチル−7−n−プロ
ピル−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール
を得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.90(3H,t),1.59(2H,m), 2.45(2H,t),2.93(3H,s), 7.20(2H,s) (2)質量分析値(EI)164(M+) 参考例15(実施例42の原料化合物) (A) n−カプロニトリル50mlより,参考例11の
(A)と同様にして10.1gの3−アミノ−4−n−ブチ
ル−1H−ピラゾールを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 0.92(3H,t), 1.17−1.67(4H,m), 2.30(2H,t),7.10(1H,s) (2)質量分析値(EI)139(M+) 4(B) 3−アミノ−4−n−ブチル−1H−ピラゾー
ル6.2gとトリエチルオルトプロピオネート7.8gより,参
考例11の(B)と同様にして3.5gのN−(4−n−ブチ
ル−1H−ピラゾール−3−イル)プロピオンアミドオキ
シムを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 0.88(6H,t), 1.24−1.56(4H,m), 2.08−2.38(4H,m), 7.39(1H,s) (2)質量分析値(EI)210(M+) (C) N−(4−n−ブチル−1H−ピラゾール−3−
イル)プロピオンアミドオキシム3.5gより,参考例11の
(C)と同様にて500mgの7−n−ブチル−2−エチル
−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾールを得
た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.90(3H,t),1.28(3H,t), 1.19−1.65(4H,m), 2.47(2H,t),2.74(2H,q), 7.19(2H,s) (2)質量分析値(EI)192(M+) 参考例16(実施例43の原料化合物) (A) イソブチロニトリル42mlより,参考例11の
(A)と同様にして3−アミノ−4−イソプロピル−1H
−ピラゾール10.1gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 1.18(6H,d),2.68(1H,m), 7.10(1H,s) (2)質量分析値(EI)125(M+) (B) 3−アミノ−4−イソプロピル−1H−ピラゾー
ル5gとトリエチルオルトプロピオネート7.0gより,参考
例11の(B)と同様にして3.6gのN−(4−イソプロピ
ル−1H−ピラゾール−3−イル)プロピオンアミドオキ
シムを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 1.03(3H,t),1.20(6H,d), 2.41(2H,q),2.81(1H,m), 7.30(1H,s) (2)質量分析値(EI)196(M+) (C) N−(4−イソプロピル−1H−ピラゾール−3
−イル)プロピオンアミドオキシム3.6gより,参考例11
の(C)と同様にして,1.6gの2−エチル−7−イソプ
ロピル−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾー
ルを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.20−1.37(9H,m), 2.37−3.02(3H,m), 7.21(1H,s) (2)質量分析値(EI)178(M+) 参考例17(実施例44の原料化合物) (A) 3−アミノ−4−メチル−1H−ピラゾール8.06
gをアセトニトリル30mlに溶解し,氷例下プロピオンイ
ミド酸エチル塩酸塩12.9gを加える。同温度で1時間撹
拌した後,室温にもどして終夜撹拌する。不溶物を濾別
し,濾液を減圧下濃縮して得られる残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーに付し,メタノール−クロロホ
ルム(1:9〜3:7v/v)で溶出することにより,N−(4−
メチル−1H−ピラゾール−3−イル)プロピオンアミジ
ン塩酸塩8.40gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSC−d6,TMS) δ(ppm): 1.30(3H,t),2.10(3H,s), 2.81(1H,q),7.66(1H,s) (2)質量分析値(EI)152(M+) (B) ナトリウム1.45gをメタノール50mlに加え,ナ
トリウムメトキシド溶液を調整する。ここにヒドロキシ
ルアミン塩酸塩4.22gを加え,生成した食塩を濾別し,
ヒドロキシルアミンのメタノール溶液を調整する。一
方,N−(4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)プロ
ピオンアミジン塩酸塩8.39gをメタノール50mlに溶解し
氷冷する。
ここに先程調整したヒドロキシルアミンのメタノール
溶液を滴下し,室温にもどし終夜撹拌する。反応混合物
を減圧下濃縮し,得られる残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーに付し,メタノール−クロロホルム(1:
9v/v)で溶出することにより,N−(4−メチル−1H−ピ
ラゾール−3−イル)プロピオンアミドオキシム6.73g
を得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.87(3H,t),1.89(3H,s), 2.20(2H,q),7.39(1H,s) (2)質量分析値(EI)168(M+) (C) N−(4−メチル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)プロピオンアミドオキシム6.61gより,参考例11の
(C)と同様にして2−エチル−7−メチル−1H−ピラ
ゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール3.38gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSC−d6,TMS) δ(ppm): 1.27(3H,t),2.08(3H,s), 2.74(2H,q),7.19(1H,s), 12.31(1H,brs) (2)質量分析値(EI)150(M+) 参考例18(実施例45の原料化合物) (A) 3−アミノ−4−メチル−1H−ピラゾール10.7
gをアセトニトリル40mlに溶解し,氷冷下アセトイミド
酸エチル塩酸塩15.4gを加える。同温度で1時間撹拌し
た後,室温にもどして終夜撹拌する。生成する固体を濾
取し,メタノール−クロロホルム(3:17v/v)の混合溶
媒に溶解する。
不溶物を濾別し,濾液を減圧下濃縮して得られる残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し,メタノ
ール−クロロホルム(1/4〜3/7v/v)で溶出することに
よりN−(4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ア
セトアミジン塩酸塩7.31gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSC−d6,TMS) δ(ppm): 2.09(3H,s),2.48(3H,s), 7.65(1H,s) (2)質量分析値(FAB)139(MH+) (B) N−(4−メチル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)アセトアミジン塩酸塩7.20gより,参考例17の
(B)と同様の方法によりN−(4−メチル−1H−ピラ
ゾール−3−イル)アセトアミドオキシム5.45gを得
た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.72(3H,s),1.89(3H,s), 7.39(1H,s) (2)質量分析値(EI)154(M+) (C) N−(4−メチル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)アセトアミドオキシム5.38gより,参考例11の
(C)と同様の方法により2.7−ジメチル−1H−ピラゾ
ロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール2.14gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSC−d6,TMS) δ(ppm): 2.07(3H,s),2.38(3H,s), 7.19(1H,s),12.35(1H,brs) (2)質量分析値(EI)136(M+) 参考例19(実施例46の原料化合物) (A) 3−アミノ−4−エチル−1H−ピラゾール5.28
gをアセトニトリル30mlに溶解し,氷冷下イソブチルイ
ミド酸エチル塩酸塩8.20gを加える。同温度で1時間撹
拌した後,室温にもどして終夜撹拌する。生成する固体
を濾取し,メタノール−クロロホルム(1/4 v/v)の混
合溶媒に溶解する。不溶物を濾別し,濾液を減圧濃縮す
ることにより,N−(4−エチル−1H−ピラゾール−3−
イル)イソブチルアミジン塩酸塩7.29gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.12(3H,t),1.33(6H,d), 3.32(1H,m),7.71(1H,s) (2)質量分析値(EI)180(M+) (B) N−(4−エチル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)イソブチルアミジン塩酸塩7.21gより,参考例17の
(B)と同様の方法によりN−(4−エチル−1H−ビラ
ゾール−3−イル)イソブチルアミドオキシム6.10gを
得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.97(6H,d),1.10(3H,t), 2.31(2H,q),2.86(1H,m), 7.41(1H,s) (2)質量分析値(EI)196(M+) (C) N−(4−エチル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)イソブチルアミドオキシム5.98gより,参考例11の
(C)と同様にして7−エチル−2−イソプロピル−1H
−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール2.52gを
得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSC−d6,TMS) δ(ppm): 1.20(3H,t),1.32(6H,d), 1.51(2H,q),3.07(1H,m), 7.22(1H,s),12.28(1H,br) (2)質量分析値(EI)178(M+) 参考例20(実施例47の原料化合物) (A) 3−アミノ−5−エチル−1H−ピラゾール13.7
gおよびブチルイミド酸エチル塩酸塩21.1gより参考例18
の(A)と同様の方法によりN−(5−エチル−1H−ピ
ラゾール−3−イル)ブチルアミジン塩酸塩15.8gを得
た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSC−d6,TMS) δ(ppm): 0.95(3H,t),1.20(3H,t), 1.77(2H,m), 2.61−2.69(4H,m), 6.05(1H,s), (2)質量分析値(EI)180(M+) (B) N−(5−エチル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)ブチルアミジン塩酸塩15.7gより,参考例17の
(B)と同様にしてN−(5−エチル−1H−ピラゾール
−3−イル)ブチルアミドオキシム12.0gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.83(3H,t),1.15(3H,t), 1.40(2H,m),2.52(2H,q), 5.70(1H,s) (2)質量分析値(EI)196(M+) (C) N−(5−エチル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)ブチルアミドオキシム12.0gより、参考例11の
(C)と同様にして6−エチル−2−プロピル−1H−ピ
ラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール3.87gを得
た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.94(3H,t),1.19(3H,t), 1.71(2H,m),2.59(2H,q), 2.68(2H,t),5.54(1H,s), 12.28(1H,brs) (2)質量分析値(EI)178(M+) 参考例21(実施例48の原料化合物) (A) 3−アミノ−5−エチル−1H−ピラゾール13.5
gおよびプロピオンイミド酸エチル塩酸塩18.9gより,参
考例17の(A)と同様にしてN(5−エチル−1H−ピラ
ゾール−3−イル)プロピオンアミジン塩酸塩14.3gを
得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.20(3H,t),1.28(3H,t), 2.55−2.81(4H,m), 6.03(1H,s) (2)質量分析値(EI)166(M+) (B) N−(5−エチル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)プロピオンアミジン塩酸塩14.2gより,参考例17の
(B)と同様にしてN−(5−エチル−1H−ピラゾール
−3−イル)プロピオンアミドオキシム10.3を得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.96(3H,t),1.16(3H,t), 2.31−2.65(4H,m), 5.73(1H,s) (2)質量分析値(EI)182(M+) (C) N−(5−エチル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)プロピオンアミドオキシム10.2gより,参考例11の
(C)と同様にして2,6−ジエチル−1H−ピラゾロ[1,5
−b][1,2,4]トリアゾール4.38gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.19(3H,t),1.27(3H,t), 2.48−2.85(4H,m), 5.55(1H,s),12.28(1H,brs) (2)質量分析値(EI)164(M+) 参考例22(実施例49の原料化合物) (A) 3−アミノ−5−エチル−1H−ピラゾール12.9
gおよびアセトイミド酸エチル塩酸塩16.3gより,参考例
19の(A)と同様にしてN−(5−エチル−1H−ピラゾ
ール−3−イル)アセトアミジン塩酸塩9.97gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.19(3H,t),2.41(3H,s), 2.64(2H,q),6.00(1H,s) (2)質量分析値(EI)152(M+) (B) N−(5−エチル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)アセトアミジン塩酸塩13.3gより,参考例17の
(B)と同様にして,N−(5−エチル−1H−ピラゾール
−3−イル)アセトアミドオキシム8.28gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.93(3H,s),2.52(2H,q), 5.73(1H,s) (2)質量分析値(EI)168(M+) (C) N−(5−エチル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)アセトアミドオキシム8.18gより,参考例11の
(C)と同様にして6−エチル−2−メチル−1H−ピラ
ゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール2.04gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.19(3H,t),2.37(3H,s), 2.58(2H,q),5.53(1H,s), 12.27(1H,brs) (2)質量分析値(EI)150(M+) 参考例23(実施例50の原料化合物) (A) 3−アミノ−5−ブチル−1H−ピラゾール14.9
gおよびプロピオンイミド酸エチル塩酸塩16.6gより,参
考例18の(A)と同様にしてN−(5−ブチル−1H−ピ
ラゾール−3−イル)プロピオンアミジン塩酸塩14.5g
を得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.89(3H,t), 1.06−1.74(7H,m), 2.54−2.80(4H,m), 6.02(1H,s) (2)質量分析値(EI)194(M+) (B) N−(5−ブチル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)プロピオンアミジン塩酸塩14.4gより,参考例17の
(B)と同様にして,N−(5−ブチル−1H−ピラゾール
−3−イル)プロピオンアミドオキシム11.0gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.87(3H,t),0.95(3H,t), 5.72(1H,s) (2)質量分析値(EI)210(M+) (C) N−(5−ブチル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)プロピオンアミドオキシル10.9gより,参考例11の
(C)と同様にして6−ブチル−2−エチル−1H−ピラ
ゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール3.08gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.89(3H,t),1.27(3H,t), 1.33(2H,m),1.59(2H,m), 2.56(2H,t),2.73(2H,q), 5.53(1H,s),12.29(1H,brs) (2)質量分析値(EI)192(M+) 参考例24(実施例51の原料化合物) (A) 3−アミノピラゾール10.2gおよびプロピオン
イミド酸エチル塩酸塩19.0gより,参考例17の(A)と
同様にしてN−(1H−ピラゾール−3−イル)プロピオ
ンアミジン塩酸塩10.9gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.31(3H,t),2.73(2H,q), 6.29(1H,brs),7.89(1H,brs) (2)質量分析値(EI)138(M+) (B) N−(1H−ピラゾール−3−イル)プロピオン
アミジン塩酸塩10.7gより,参考例17の(B)と同様に
してN−(1H−ピラゾール−3−イル)プロピオンアミ
ドオキシム8.41gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.95(3H,t),2.41(2H,q), 5.94(1H,d),7.53(1H,d), (2)質量分析値(EI)154(M+) (C) N−(1H−ピラゾール−3−イル)プロピオン
アミドオンキシム8.30gより,参考例11の(C)と同様
にして2−エチル−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]
トリアゾール1.39gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.28(3H,t),2.77(2H,q), 5.74(1H,d),7.40(1H,d), 12.43(1H,brs) (2)質量分析値(EI)136(M+) 実施例38 2,7−ジエチル−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]
トリアゾール1.67gをN,N−ジメチルホルムアミド30mlに
溶解し,カリウムt−ブトキシド1.3gを加えて室温下10
分間撹拌する。反応混合物を氷冷し,N−トリフェニルメ
チル−5−[2−(4′−ブロモメチル−ビフェニ
ル)]テトラゾール6.8gを加え同温度で30分間撹拌した
後,室温にもどして終夜撹拌する。溶媒を減圧留去し,
得られる残渣に酢酸エチルを加え,水洗する。
酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し,減圧
下濃縮して得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーに付し,酢酸エチル−n−ヘキサン(1:1〜7:3
v/v)で溶出することにより,2,7−ジエチル−5−
[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラ
ゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合物38a)
5.8g,2,7−ジエチル−1−[[2′−(N−トリフェニ
ルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−
イル]メチル]−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]ト
リアゾール(化合物38b)310mgを得た。
化合物38a; (1)融 点 157〜158.5℃(分解) (2)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 1.21(3H,t),1.40(3H,t), 2.55(2H,q),2.87(2H,q), 5.10(2H,s) (3)質量分析値(FAB)641(MH+) 化合物38b; (1)融 点 178〜179℃(分解) (2)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 1.04(3H,t),1.28(3H,t), 2.31(2H,q),2.59(2H,q), 5.06(2H,s) (3)質量分析値(FAB)641(MH+) 実施例39 7−エチル−2−メチル−1H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール540mgより,実施例38と同様にし
て,1.1gの7−エチル−2−メチル−5−[[2′−
(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)
ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5
−b][1,2,4]トリアゾールを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 1.22(3H,t),2.50(3H,s), 2.53(2H,q),5.08(2H,s) (2)質量分析値(FAB)627(MH+) 実施例40 2−エチル−7−n−プロピル−1H−ピラゾロ[1,5
−b][1,2,4]トリアゾール500mgより,実施例38と同
様にして,1.5gの2−エチル−7−n−プロピル−5−
[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラ
ゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾールを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 0.92(3H,t),1.40(3H,t), 1.61−1.68(2H,m), 2.48(2H,t),2.88(2H,q), 5.11(2H,s) (2)質量分析値(FAB)655(MH+) 実施例41 2−メチル−7−n−プロピル−1H−ピラゾロ[1,5
−b][1,2,4]トリアゾール500mgより,実施例38と同
様にして,1.7gの2−メチル−7−n−プロピル−5−
[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラ
ゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾールを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 0.92(3H,t),1.67(2H,m), 2.49(2H,t),2.55(3H,s), 5.13(2H,s) (2)質量分析値(FAB)641(MH+) 実施例42 7−n−ブチル−2−エチル−1H−ピラゾロ[1,5−
b][1,2,4]トリアゾール490mgより,実施例38と同様
にして,660mgの7−n−ブチル−2−エチル−5−
[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラ
ゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾールを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 0.89(3H,t),1.34(2H,m), 1.41(3H,t),1.61(2H,m), 2.53(2H,t),2.91(2H,q), 5.13(2H,s) (2)質量分析値(FAB)669(MH+) 実施例43 2−エチル−7−イソプロピル−1H−ピラゾロ[1,5
−b][1,2,4]トリアゾール500mgより,実施例38と同
様にして1.2gの2−エチル−7−イソプロピル−5−
[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラ
ゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾールを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 1.26−1.29(6H,m), 1.41(3H,t),2.91(2H,q), 2.96(1H,m),5.13(2H,s) (2)質量分析値(FAB)655(MH+) 実施例44 2−エチル−7−メチル−1H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール500mgより,実施例38と同様にし
て1.5gの2−エチル−7−メチル−5−[[2′−(N
−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフ
ェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−
b][1,2,4]トリアゾール(化合物44a),及び330mg
の2−エチル−7−メチル−1−[[2′−(N−トリ
フェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチル]−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,
2,4]トリアゾール(化合物44b)を得た。
化合物44a; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 1.44(3H,t),2.11(3H,s), 2.87(2H,q),5.09(2H,s) (2)質量分析値(FAB)627(MH+) 化合物44b; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 1.29(3H,t),1.91(3H,s), 2.61(2H,q),5.05(2H,s) (2)質量分析値(FAB)627(MH+) 実施例45 2,7−ジメチル−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]
トリアゾール500mgより,実施例38と同様にして1.5gの
2,7−ジメチル−5−[[2′−(N−トリフェニルメ
チル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリ
アゾール(化合物45a)と560mgの2,7−ジメチル−1−
[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラ
ゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合物45b)
を得た。
化合物45a; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 2.11(3H,s),2.52(3H,s), 5.09(2H,s) (2)質量分析値(FAB)613(MH+) 化合物45b; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.94(3H,s),2.30(3H,s), 5.07(2H,s) (2)質量分析値(FAB)613(MH+) 実施例46 7−エチル−2−イソプロピ−1H−ピラゾロ[1,5−
b][1,2,4]トリアゾール1.20gより,実施例38と同様
にして3.70gの7−エチル−2−イソプロピル−5−
[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]−5H−ピラゾロ(1,
5−b][1,2,4]トリアゾールを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.20(3H,t),1.42(6H,d), 2.57(2H,q),3.19(1H,m), 5.10(2H,s) (2)質量分析値(FAB)655(MH+) 実施例47 6−エチル−2−プロピル−1H−ピラゾロ[1,5−
b][1,2,4]トリアゾール2.17gより,実施例38と同様
にして,5,7−ビス[[2′(N−トリフェニルメチル−
テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]−6−エチル−2−プロピル−5H−ピラゾロ[1,5
−b][1,2,4]トリアゾール(化合物47a)0.49g,6−
エチル−2−プロピル−1−[[2′−(N−トリフェ
ニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4
−イル]メチル]−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]
トリアゾール(化合物47b)2.30,6−エチル−2−プロ
ピル−7−[[2′(N−トリフェニルメチル−テトラ
ゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−
1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合
物47c)0.18gおよび6−エチル−2−プロピル−5−
[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−プラ
ゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合物47d)
2.28gを得た。
化合物47a; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 0.92(3H,t),1.00(3H,t), 1.84(2H,m),2.41(2H,q), 2.79(2H,t),3.85(2H,s), 5.20(2H,s) (2)質量分析値(FAB)1131(MH+) 化合物47b; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppM): 0.98(3H,t),1.23(3H,t), 1.75(2H,m),2.61(2H,t), 2.68(2H,q),4,93(2H,s), 5.23(1H,s) (2)質量分析値(FAB)655(MH+) 化合物47c; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 0.68(3H,t),1.33(3H,t), 1.42(2H,m),2.22(2H,t), 2.75(2H,q),3.81(2H,s) (2)質量分析値(FAB)655(MH+) 化合物47d; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 0.99(3H,t),1.21(3H,t), 2.50(2H,q),2.75(2H,t), 5.27(2H,s),5.89(1H,s) (2)質量分析値(FAB)655(MH+) 実施例48 2,6−ジエチル−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]
トリアゾール2.00gより,実施例38と同様にして,0.31g
の5,7−ビス[[2′−(N−トリフェニルメチル−テ
トラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]−2,6−ジエチル−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,
4]トリアゾール(化合物48a)2.60gの2,6−ジエチル−
1−[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾー
ル−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−
ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合物48
b),0.20gの2,6−ジエチル−7−[[2′(N−トリフ
ェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−
4−イル]メチル]−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,
4]トリアゾール(化合物48c)および2.04gの2,6−ジエ
チル−5−[[2′−(N−トリフェニルメチル−テト
ラゾール−5−イル]ビフェニル−4−イル]メチル]
−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化
合物48d)を得た。
化合物48a; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 0.92(3H,t),1.37(3H,t), 2.41(2H,q),2.84(2H,q), 3.86(2H,s),5.21(2H,s) (2)質量分析値(FAB)1117(MH+) 化合物48b; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.24(3H,t),1.29(3H,t), 2.64(2H,q),2.69(2H,q), 4.92(2H,s),5.25(1H,s) (2)質量分析値(FAB)641(MH+) 化合物48c; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 0.96(3H,t),1.32(3H,t), 2.26(2H,q),2.74(2H,q), 3.80(2H,s) (2)質量分析値(FAB)641(MH+) 化合物48d; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.22(3H,t),1.38(3H,t), 2.53(2H,q),2.85(2H,q), 5.30(2H,s),5.98(1H,s) (2)質量分析値(FAB)641(MH+) 実施例49 6−エチル−2−メチル−1H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール1.84gより,実施例38と同様にし
て,0.40gの5,7−ビス[[2′(N−トロフェニルメチ
ル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]
メチル]−6−エチル−2−メチル−5H−ピラゾロ[1,
5−b][1,2,4]トリアゾール(化合物49a),2.96gの
6−エチル−2−メチル−1−[[2′−(N−トリフ
ェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−
4−イル]メチル]−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,
4]トリアゾール(化合物49b),0.29gの6−エチル−2
−メチル−7−[[2′−(N−トリフェニルメチル−
テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール
(化合物49c)および1.75gの6−エチル−2−メチル−
5−[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾー
ル−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−
ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合物49
d)を得た。
化合物49a; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 0.94(3H,t),2.43(2H,q), 2.48(3H,s),3.84(2H,s), 5.21(2H,s) (2)質量分析値(FAB)1103(MH+) 化合物49b; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.24(3H,t),2.34(3H,s), 2.69(2H,q),4.94(2H,s), 5.28(1H,s) (2)質量分析値(FAB)627(MH+) 化合物49c; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.33(3H,t),1.89(3H,s), 2.75(2H,q),3.81(2H,s) (2)質量分析値(FAB)627(MH+) 化合物49d; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.23(3H,t),2.48(3H,s), 2.54(1H,q),5.29(2H,s), 5.94(1H,s) (2)質量分析値(FAB)627(MH+) 実施例50 6−ブチル−2−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]
トリアゾール2.34gより,実施例38と同様にして,0.61g
の5,7−ビス[[2′(N−トリフェニルメチル−テト
ラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]
−6−エチル−2−エチル−5H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール(化合物50a),2.52gの6−ブチ
ル−2−エチル−1−[[2′−(N−トリフェニルメ
チル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリ
アゾール(化合物50b),および6−ブチル−2−エチ
ル−7−[[2′−(N−トリフェニルメチルテトラゾ
ール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−1H
−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合物
50c)と6−エチル−2−メチル−5−[[2′−(N
−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフ
ェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−
b][1,2,4]トリアゾール(化合物50d)の混合物(約
1:8)2.31gを得た。
化合物50a; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 0.79(3H,t),1.37(3H,t), 2.42(2H,t),2.83(2H,q), 3.85(2H,s),5.21(2H,s) (2)質量分析値(FAB)1145(MH+) 化合物50b; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 0.91(3H,t),1.30(3H,t), 1.38(2H,m), 2.62−2.67(4H,m), 4.92(2H,s),5.24(1H,s) (2)質量分析値(FAB)669(MH+) 実施例51 2−エチル−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリ
アゾール378mgより,実施例38と同様にして,612mgの2
−エチル−1−[[2′−(N−トリフェニルメチル−
テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール
(化合物51a)および449mgの2−エチル−5−[[2′
−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イ
ル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ
[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合物51b)を得
た。
化合物51a; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.34(3H,t),2.69(2H,q), 5.00(2H,s),5.40(1H,s) (2)質量分析値(FAB)613(MH+) 化合物51b; (1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.41(3H,t),2.90(2H,q), 5.23(2H,s),6.07(1H,d) (2)質量分析値(FAB)613(MH+) 実施例52 2,7−ジエチル−5−[[2′−(N−トリフェニル
メチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリ
アゾール(化合物38a)5.8g,エタノール180mlおよび酢
酸20mlの混合物を3時間加熱還流する。溶媒を減圧留去
し,残渣にトルエンを加え,再び減圧留去する。得られ
る残渣に酢酸エチルを加え結晶化することにより,3.3g
の結晶を得る。エタノールより再結晶し2,7−ジエチル
−5−[[2′−(テトラゾール−5−イル)ビフェニ
ル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール2.8gを無色結晶として得た。
(1)融 点 184−186℃ (2)元素分析値(C22H22N8として) C(%) H(%) N(%) 計算値 66.31 5.56 28.12 実測値 66.25 5.71 27.86 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.21−1.27(6H,m), 2.52(2H,q),2.65(2H,q), 5.36(2H,s),7.07(2H,d), 7.21(2H,d) (4)質量分析値(FAB)399(MH+) 実施例53 7−エチル−2−メチル−5−[[2′−(N−トリ
フェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,
2,4]トリアゾール1.1gより,実施例12と同様にして,7
−エチル−2−メチル−5−[[2′−(テトラゾール
−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピ
ラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール500mgを無色
結晶として得た。
(1)融 点 215−216℃ (2)元素分析値(C21H20N8・0.1H2Oとして) C(%) H(%) N(%) 計算値 66.30 5.27 29.01 実測値 65.49 5.29 28.85 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.21(3H,t),2.28(3H,s), 2.51(2H,q),5.36(2H,s), 7.06(2H,d),7.19(2H,d) (4)質量分析値(FAB)385(MH+) 実施例54 2−エチル−7−n−プロピル−5−[[2′−(N
−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフ
ェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−
b][1,2,4]トリアゾール1.5gより,実施例12と同様
にして,2−エチル−7−n−プロピル−5−[[2′−
(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メ
チル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾー
ル660mgを無色結晶として得た。
(1)融 点 134−136℃ (2)元素分析値(C23H24N8・0.3H2Oとして) C(%) H(%) N(%) 計算値 66.10 5.93 26.81 実測値 66.10 5.84 26.59 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.90(3H,t),1.21(3H,t), 1.60−1.66(2H,m), 2.47(2H,t),2.63(2H,q), 5.35(2H,s),7.06(2H,d), 7.18(2H,d) (4)質量分析値(FAB)413(MH+) 実施例55 2−メチル−7−n−プロピル−5−[[2′−(N
−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフ
ェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−
b][1,2,4]トリアゾール1.7gより,実施例12と同様
にして,270mgの2−メチル−7−n−プロピル−5−
[[2′−(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4
−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]
トリアゾールを無色結晶として得た。
(1)融 点 124−126℃ (2)元素分析値(C22H22N8・1H2Oとして) C(%) H(%) N(%) 計算値 63.45 5.81 26.90 実測値 63.28 5.37 26.89 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.89(3H,t),1.63(2H,m), 2.28(3H,s),2.46(2H,t), 5.35(2H,s),7.06(2H,d), 7.17(2H,d) (4)質量分析値(FAB)399(MH+) 実施例56 7−n−ブチル−2−エチル−5−[[2′−(N−
トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェ
ニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール440mgより,実施例12と同様にし
て,170mgの7−n−ブチル−2−エチル−5−[[2′
−(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]
メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾ
ールを無色結晶として得た。
(1)融 点 137−139℃ (2)元素分析値(C24H26N8・0.1H2Oとして) C(%) H(%) N(%) 計算値 67.30 6.17 26.16 実測値 67.26 6.01 26.15 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.89(3H,t),1.21(3H,t), 1.31(2H,m),1.60(2H,m), 2.49(2H,t),2.64(2H,q), 5.35(2H,s),7.06(2H,d), 7.18(2H,d) (4)質量分析値(FAB)427(MH+) 実施例57 2−エチル−7−イソプロピル−5−[[2′−(N
−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフ
ェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−
b][1,2,4]トリアゾール1.2gより,実施例12と同様
にして,640mgの2−エチル−7−イソプロピル−5−
[[2′−(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4
−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]
トリアゾールを無色結晶として得た。
(1)融 点 143−145℃ (2)元素分析値(C23H24N8・0.2CH3CO2C2H5として) C(%) H(%) N(%) 計算値 66.46 6.00 26.05 実測値 66.65 5.97 25.87 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.20−1.26(9H,m), 2.64(2H,q),2.89(2H,m), 5.35(2H,s),7.07(2H,d), 7.20(2H,d) (4)質量分析値(FAB)413(MH+) 実施例58 2−エチル−7−メチル−5−[[2′−(N−トリ
フェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,
2,4]トリアゾール(化合物44a)1.5gより,実施例12と
同様にして,700mgの2−エチル−7−メチル−5−
[[2′−(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4
−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]
トリアゾールを無色結晶として得た。
(1)融 点 178−180℃ (2)元素分析値(C21H20N8・0.1H2Oとして) C(%) H(%) N(%) 計算値 65.55 5.25 29.01 実測値 65.15 5.34 29.12 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.22(3H,t),2.09(3H,s), 2.64(2H,q),5.35(2H,s), 7.06(2H,d),7.19(2H,d) (4)質量スペクトル(FAB)385(MH+) 実施例59 2,7−ジメチル−5−[[2′−(N−トリフェニル
メチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリ
アゾール(化合物45a)1.3gより,実施例12と同様にし
て,650mgの2,7−ジメチル−5−[[2′−(テトラゾ
ール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H
−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾールを無色結
晶として得た。
(1)融 点 261−265℃ (2)元素分析値(C20H18N8・0.5H2Oとして) C(%) H(%) N(%) 計算値 63.31 5.05 29.53 実測値 63.67 5.13 29.14 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 2.08(3H,s),2.28(3H,s), 5.35(2H,s),7.06(2H,d), 7.17(2H,d) (4)質量分析値(FAB)371(MH+) 実施例60 7−エチル−2−イソプロピル−5−[[2′−(N
−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフ
ェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−
b][1,2,4]トリアゾール2.38g,メタノール90mlおよ
び酢酸10mlの混合物を2時間加熱還流する。溶媒を減圧
留去し,得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し,メタノールクロロホルム(1:9v/v)で溶
出することにより7−エチル−2−イソプロピル−5−
[[2′−(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4
−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]
トリアゾール1.43gを無色の非晶質泡状物質として得
た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.21(3H,t),1.25(6H,d), 2.96(1H,m),5.35(2H,s), 7.07(2H,d),7.21(2H,d) (2)質量分析値(FAB)413(MH+) 実施例61 6−エチル−2−プロピル−5−[[2′−(N−ト
リフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニ
ル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール(化合物47d)2.14gより,実施
例12と同様にして6−エチル−2−プロピル−5−
[[2′−(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4
−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]
トリアゾール1.19gを無色の結晶として得た。
(1)融 点 191−193℃ (2)元素分析値(C23H24N8として) C(%) H(%) N(%) 計算値 66.97 5.86 27.16 実測値 66.97 5.92 26.98 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.90(3H,t),1.21(3H,t), 1.67(2H,m),2.58(2H,t), 2.72(2H,q),5.48(2H,s), 6.06(1H,s),7.05(2H,d), 7.08(2H,d) (4)質量分析値(FAB)413(MH+) 実施例62 2,6−ジエチル−5−[[2′−(N−トリフェニル
メチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリ
アゾール(化合物48d)1.95gより,実施例12と同様にし
て2,6−ジエチル−5−[[2′−(テトラゾール−5
−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾ
ロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール1.03gを無色の結
晶として得た。
(1)融 点 180−182℃ (2)元素分析値(C22H22N8・0.2H2Oとして) C(%) H(%) N(%) 計算値 65.92 5.62 27.87 実測値 65.68 5.48 27.80 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.21(3H,t),1.22(3H,t), 2.64(2H,q),2.72(2H,t), 5.49(2H,s),6.06(1H,s), 7.06(2H,d),7.09(2H,d) (4)質量分析値(FAB)399(MH+) 実施例63 6−エチル−2−メチル−5−[[2′−(N−トリ
フェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,
2,4]トリアゾール(化合物49d)1.66gより,実施例12
と同様にして6−エチル−2−メチル−5−[[2′−
(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メ
チル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾー
ル0.67gを無色の結晶として得た。
(1)融 点 217−219℃(分解) (2)元素分析値(C21H20N8・0.4H2Oとして) C(%) H(%) N(%) 計算値 64.40 5.35 28.61 実測値 64.56 5.28 28.16 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.21(3H,t),2.28(3H,s), 2.72(2H,q),5.47(2H,s), 6.05(1H,s),7.06(4H,s) (4)質量分析値(FAB)385(MH+) 実施例64 6−ブチル−2−エチル−7−[[2′−(N−トリ
フェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチル]−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,
2,4]トリアゾール(化合物50c)と6−ブチル−2−エ
チル−5−[[2′−(N−トリフェニルメチル−テト
ラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]
−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化
合物50d)の混合物(約1:8)2.00gより,実施例12と同
様にして,6−ブチル−2−エチル−5−[[2′−(テ
トラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール
1.04gを無色の結晶として得た。
(1)融 点 183−184.5℃ (2)元素分析値(C24H26N8として) C(%) H(%) N(%) 計算値 67.58 6.14 26.27 実測値 67.52 6.10 26.15 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.88(3H,t),1.21(3H,t), 1.35(2H,m),1.57(2H,m), 2.63(2H,q),2.70(2H,t), 5.49(2H,s),6.06(1H,s), 7.07(4H,s) (4)質量分析値(FAB)427(MH+) 実施例65 2−エチル−5−[[2′−(N−トリフェニルメチ
ル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]
メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾ
ール(化合物51b)200mgより,実施例12と同様にして,2
−エチル−5−[[2′−(テトラゾール−5−イル)
ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5
−b][1,2,4]トリアゾール83mgを無色の結晶として
得た。
(1)融 点 180−183℃(分解) (2)元素分析値(C20H18N8・0.1H2COOCH2H3として) C(%) H(%) N(%) 計算値 64.61 5.00 29.55 実測値 64.19 5.03 29.33 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.31(3H,t),2.74(2H,q), 5.46(2H,s),6.10(1H,d), 7.10(2H,d),7.26(2H,d), 7.72(1H,d) (4)質量分析値(FAB)371(MH+) 参考例25(実施例66の原料化合物) (A) 3−アミノ−4−エチル−1H−ピラゾール3.97
gをアセトニトリル60mlに溶解し,氷冷下ブチルイミド
酸エチル塩酸塩6.12gを加える。同温度で1時間撹拌し
た後,室温にもどして終夜撹拌する。
生成する固体を濾取し,メタノール−クロロホルム
(1:4 v/v)の混合溶媒に溶解する。不溶物を濾別し,
濾液を減圧下濃縮して得られる残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーに付し,メタノール−クロロホルム
(1:9〜1:4 v/v)で溶出することによりN−(4−エ
チル−1H−ピラゾール−3−イル)ブチルアミジン塩酸
塩3.27gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.97(3H,t),1.12(3H,t), 1.77(2H,m), 2.44〜2.86(4H,m), 7.68(1H,s) (2)質量分析値(EI) 180(M+) (B) ナトリウム0.39gをメタノール15mlに加え,ナ
トリウムメトキシド溶液を調製する。ここにヒドロキシ
ルアミン塩酸塩1.18gを加え,生成した食塩を濾別し,
ヒドロキシアミンのメタノール溶液を調製する。一方,N
−(4−エチル−1H−ピラゾール−3−イル)ブチルア
ミジン塩酸塩3.18gをメタノール20mlに溶解し氷冷す
る。
ここに先程調製したヒドロキシルアミンのメタノール
を滴下し,室温にもどし終夜撹拌する。反応混合物を減
圧下濃縮し,得られる残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーに付し,メタノール−クロロホルム(1:9 v
/v)で溶出することによりN−(4−エチル−1H−ピラ
ゾール−3−イル)ブチルアミドオキシム2.47gを得
た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.77(3H,t),1.09(3H,t), 2.18(2H,t),2.30(2H,q), 7.40(1H,s) (2)質量分析値(EI) 190(M+) (C) N−(4−エチル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)ブチルアミドオキシム2.45gをN,N−ジメチルアセト
アミド20mlに溶解する。氷冷下,ピリジン1.01mlおよび
p−トルエンスルホン酸クロリド2,38gを加え同温度で3
0分撹拌した後,室温にもどして2時間撹拌する。
反応混合物を水100mlに注加し,クロロホルムで抽出
する。有機層中のクロロホルムを減圧留去し,得られる
残渣をメタノール60mlに溶解し,ピリジン1.01mlを加え
2時間加熱還流する。
反応混合物を減圧下濃縮し,得られる残渣をシリカゲ
ルクロマトグラフィーに付し,メタノール−クロロホル
ム(3:97 v/v)で溶出することにより7−エチル−2
−プロピル−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリア
ゾール1.14gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.95(3H,t),1.20(3H,t), 1.74(2H,m),2.50(2H,q), 2.70(2H,t),7.21(1H,s), 12.33(1H,brs) (2)質量分析値(EI) 178(M+) 参考例26(実施例67の原料化合物) (A) 3−アミノ−4−エチル−1H−ピラゾール4.92
gをアセトニトリル25mlに溶解し,氷冷下バレルイミド
酸エチル塩酸塩8.030gを加える。同温度で1時間撹拌し
た後,室温にもどして終夜撹拌する。
生成する不溶物を濾別し,濾液を減圧下濃縮して得ら
れる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し,メタノール−クロロホル(1:9〜1:4 v/v)で溶出
することによりN−(4−エチル−1H−ピラゾール−3
−イル)バレルアミジン塩酸塩6.26gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.92(3H,t),1.12(3H,t), 2.43〜2.87(4H,m), 7.69(1H,s) (2)質量分析値(EI) 194(M+) (B) N−(4−エチル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)バレルアミジン塩酸塩6.14gより参考例25の(B)
と同様にしてN−(4−エチル−1H−ピラゾール−3−
イル)バレルアミドオキシム2.84gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.76(3H,t), 2.12〜2.43(4H,m), 7.40(1H,s) (2)質量分析値(EI) 210(M+) (C) N−(4−エチル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)バレルアミドオキシム2.78gより参考例25の(C)
と同様にして2−ブチル−7−エチル−1H−ピラゾロ
[1,5−b][1,2,4]トリアゾール0.97gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.92(3H,t),1.20(3H,t), 2.50(2H,q),2.72(2H,t), 7.21(1H,s),12.34(1H,brs) (2)質量分析値(EI) 192(M+) 参考例27(実施例68の原料化合物) 3−アミノ−4−エチル−1H−ピラゾール15.1gをア
セトニトリル80mlに溶解し,氷冷下シクロプロパンカル
ボキシイミド酸エチル塩酸塩23.2gを加える。同温度で
1時間撹拌した後,室温にもどして終夜撹拌する。
生成する固体を濾取し,メタノール−クロロホルム
(1:4 v/v)の混合溶媒に溶解する。不溶物を濾別し,
濾液を減圧下濃縮することによりN−(4−エチル−1H
−ピラゾール−3−イル)シクロプロパンカルボキサミ
ジン塩酸塩13.6gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.04〜1.36(7H,m), 2.42〜2.67(3H,m), 7.70(1H,s) (2)質量分析値(EI) 178(M+) (B) N−(4−エチル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)シクロプロパンカルボキサミジン塩酸塩15.2gより
参考例25の(B)と同様にしてN−(4−エチル−1H−
ピラゾール−3−イル)シクロプロパンカルボキサミド
オキシム12.1gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.43〜0.65(4H,m), 1.11(3H,t),1.47(1H,brm), 2.33(2H,q),7.42(1H,s) (2)質量分析値(EI) 194(M+) (C) N−(4−エチル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)シクロプロパンカルボキサミドオキシム17.9gより
参考例25の(C)と同様にして2−シクロプロピル−7
−エチル−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾ
ール1.5gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.92〜1.27(7H,m), 2.03(1H,m),2.48(2H,q), 7.19(1H,s),12.30(1H,brs) (2)質量分析値(EI) 176(M+) 参考例28(実施例69の原料化合物) (A) 11の三徑フラスコをドライアイス−メタノール
の混合物を用いて冷却し,ここに液体アンモニア約300m
lを注入する。機械式に激しく撹拌しながらナトリウム
アミド13.2gを一度に加え5分後ブチロニトリル29.6ml
を5分間で滴下し,さらに5分間反応させる。ここに酢
酸エチル16.6mlを5分間で滴下し,さらに同温度で1時
間反応させる。反応容器をアルゴン気流下,約40℃の水
浴で加温しアンモニアを留去する。
得られる白色の固体にエーテル30mlおよび氷水100ml
を加え,6規定塩酸水溶液で中和する。有機層を分取し,
エタノール50mlおよびヒドラジン1水和物16.9mlを加え
た後,エーテルを常圧で留去し得られるエタノール溶液
を終夜加熱還流する。
反応液を減圧濃縮し,得られる残渣をシリカゲルクロ
マトグラフィーに付し,メタノール−クロロホルム(1:
24 v/v)で溶出することにより3−アミノ−4−エチ
ル−5−メチル−1H−ピラゾール12.2gを油状物として
得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13−d6,TMS) δ(ppm): 1.08(3H,t),2.13(3H,s), 2.30(2H,q),5.53(3H,brs) (2)質量分析値(EI) 125(M+) (B) ナトリウム1.16gをメタノール50mlに加え,ナ
トリウムメトキシド溶液を調製する。ここにヒドロキシ
ルアミン塩酸塩3.50gを加え,生成した食塩を濾別し,
ヒドロキシアミンのメタノール溶液を調製する。
一方,3−アミノ−4−エチル−5−メチル−1H−ピラ
ゾール6.00g,トルエン60mlおよびトリエチル オルソプ
ロピオネート9.64mlの混合物を終夜加熱還流し,溶媒を
減圧留去して得られる残渣をメタノール60mlに溶解す
る。ここに氷冷下先程調製したヒドロキシルアミンのメ
タノール溶液を滴下し室温にもどし終夜撹拌する。
反応混合物を減圧下濃縮し,得られる残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーに付し,メタノール−クロ
ロホルム(1:9 v/v)で溶出することによりN−(4−
エチル−5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)プロ
ピオンアミドオキシム3.78gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.88(3H,t),1.00(3H,t), 2.00〜2.39(7H,m) (2)質量分析値(EI) 196(M+) (C) N−(4−エチル−5−メチル−1H−ピラゾー
ル−3−イル)プロピオンアミドオキシム3.74gより参
考例25の(C)と同様にして2,7−ジエチル−6−メチ
ル−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール1.
27gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.16(3H,t),1.26(3H,t), 2.15(3H,s),2.44(2H,q), 2.71(2H,q),12.12(1H,brs) (2)質量分析値(EI) 178(M+) 参考例29(実施例70の原料化合物) (A) ブチロニトリル26.6mlおよびプロピオン酸メチ
ル14.6mlより参考例28の(A)と同様にして3−アミノ
−4−ジエチル−1H−ピラゾール−15.5gを無色の固体
として得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.09(3H,t),1.20(3H,t), 2.32(2H,q),2.54(2H,q), 5.29(3H,brs) (2)質量分析値(EI) 139(M+) (B) 3−アミノ−4,5−ジエチル−1H−ピラゾール
5.09gより参考例26の(A)と同様にして得られる N
−(4,5−ジエチル−1H−ピラゾール−3−イル)プロ
ピオンアミジン塩酸塩中間体を参考例25の(B)と同様
に処理し,N−(4,5−ジエチル−1H−ピラゾール−3−
イル)プロピオンアミドオキシム4.53gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.89(3H,t),1.01(3H,t), 1.15(3H,t), 2.10〜2.64(6H,m) (2)質量分析値(EI) 210(M+) (C) N−(4,5−ジエチル−1H−ピラゾール−3−
イル)プロピオンアミドオキシム4.41gより参考例25の
(C)と同様にして2,6,7−トリエチル−1H−ピラゾロ
[1,5−b][1,2,4]トリアゾール2.25gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.17(3H,t),1.18(3H,t), 1.27(3H,t), 2.33〜2.85(6H,m), 12.16(1H,brs) (2)質量分析値(EI) 192(M+) 参考例30(実施例71の原料化合物) (A) ブチロニトリル32.5mlおよびブタン酸メチル2
1.1mlより参考例28の(A)と同様にして3−アミノ−
4−エチル−5−プロピル−1H−ピラゾール17.7gを無
色の固体として得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 0.94(3H,t),1.09(3H,t), 1.60(2H,m),2.32(2H,q), 2.49(2H,t),5.29(3H,brs) (2)質量分析値(EI) 153(M+) (B) 3−アミノ−4−エチル−5−プロピル−1H−
ピラゾール6.02gより参考例28の(B)と同様にしてN
−(4−エチル−5−プロピル−1H−ピラゾール3−イ
ル)プロピオンアミドオキシム3.91gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.87(6H,t),1.00(3H,t), 1.55(2H,m), 2.09〜2.55(6H,m) (2)質量分析値(EI) 224(M+) (C) N−(4−エチル−5−プロピル−1H−ピラゾ
ール−3−イル)プロピオンアミドオキシム3.89gより
参考例25の(C)と同様にして2,7−ジエチル−6−プ
ロピル−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾー
ル0.97gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.90(3H,t),1.16(3H,t), 1.26(3H,t),1.57(2H,m), 2.32〜2.84(6H,m), 12.11(1H,brs) (2)質量分析値(EI) 206(M+) 参考例31(実施例72の原料化合物) (A) 3−アミノ−1H−ピラゾール11.0gより参考例2
5のA部と同様にして得られるN−(1H−ピラゾール−
3−イル)アセトアミジン塩酸塩中間体を参考例25の
(B)と同様に処理し,N−(1H−ピラゾール−3−イ
ル)アセトアミドオキシム5.50gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.94(3H,s),5.96(1H,d), 7.54(1H,d) (2)質量分析値(EI) 140(M+) (B) N−(1H−ピラゾール−3−イル)アセトアミ
ドオキシム5.28gより参考例25の(C)と同様にして,2
−メチル−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾ
ール1.42gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 2.40(3H,s),5.72(1H,d), 7.38(1H,d),12.41(1H,brs) (2)質量分析値(EI) 122(M+) 参考例32(実施例73の原料化合物) 2−エチル−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリ
アゾール1.50gをテトラヒドロフラン75mlおよびジクロ
ロメタン150mlの混合溶媒に溶解する。N−クロロスク
シンイミド1.61gを加え,室温で30分間撹拌した後,反
応混合物を炭素水素ナトリウム水溶液で2回,水で1回
洗浄する。
有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し,溶媒を減圧
留去する。得られる結晶をジイソプロピルエーテルを分
散し濾取することにより,7−クロロ−2−エチル−1H−
ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール1.34gを得
た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.29(3H,t),2.78(2H,q), 7.49(1H,s),13.06(1H,brs) (2)質量分析値(EI) 170(M+) 参考例33(実施例74の原料化合物) 2−エチル−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリ
アゾール2.52gおよびN−ブロモスクシンイミド3.30gよ
り参考例32と同様にして7−ブロモ−2−エチル−1H−
ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール2.30gを得
た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.29(3H,t),2.79(2H,q), 7.50(1H,s),13.03(1H,brs) (2)質量分析値(EI) 214(M+) 参考例34(実施例75の原料化合物) (A) 氷冷下,カリウム t−ブトキシド111.5gを激
しく撹拌しながらメトキシアセトニトリル58.9g,蟻酸エ
チル11の混合物を1.5時間で滴下する。同温度で3時間
撹拌した後,水600mlを加える。水層を酢酸エチル500ml
で洗浄した後,2規定塩酸水溶液でpH5.8に調整する。
エタノール250mlおよびヒドロジン1水和物(純度80
%)60mlを加え,終夜加熱還流する。溶媒を減圧留去し
得られる残渣にメタノールとクロロホルムの混合物(1:
9 v/v)500mlを加える。不溶物を濾別し,濾液を減圧
下濃縮して得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーに付し,メタノール−クロロホルム(3:47 v/
v)で溶出することにより,3−アミノ−4−メトキシ−1
H−ピラゾール6.61gを灰色の固体として得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 3.61(3H,s),4.17(2H,brs), 7.16(1H,s),10.88(1H,brs) (2)質量分析値(EI) 113(M+) (B) 3−アミノ−4−メトキシ−1H−ピラゾール7.
92gより参考例28の(B)と同様にしN−(4−メトキ
シ−1H−ピラゾール−3−イル)プロピオンアミドオキ
シム8.61gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.91(3H,t),2.22(2H,q), 3.68(3H,s),7.44(1H,s) (2)質量分析値(FAB) 185(MH+) (C) N−(4−メトキシ−1H−ピラゾール−3−イ
ル)プロピオンアミドオキシム8.48gより参考例25の
(C)と同様にして,2−エチル−7−メトキシ−1H−ピ
ラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール0.85gを得
た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.27(3H,t),2.73(2H,q), 3.75(3H,s),7.22(1H,s), 12.54(1H,brs) (2)質量分析値(EI) 166(M+) 参考例35(実施例76の原料化合物) (A) 3−アミノ−4−エチル−1H−ピラゾール5.06
gおよび3−エトキシ−3−イミノープロパン酸エチル
塩酸塩9.80gより参考例26の(A)と同様にして,N−
(4−エチル−1H−ピラゾール−3−イル)−3−アミ
ノ−3−イミノ−プロパン酸エチル塩酸塩6.53gを得
た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.13(3H,t),1.23(3H,t), 2.56(2H,q),4.12(2H,s), 4.18(2H,q),7.72(1H,s) (2)質量分析値(EI) 224(M+) (B) N−(4−エチル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)−3−アミノ−3−イミノ−プロパン酸エチル塩酸
塩6.44gより参考例25の(B)と同様にして,N−ヒドロ
キシ−N′−(4−エチル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)−3−アミノ−3−イミノ−プロパン酸エチル3.31
gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.05(3H,t),1.09(3H,t), 2.29(2H,q),3.31(2H,s), 3.90(2H,q),7.36(1H,s) (2)質量分析値(EI) 240(M+) (C) N−ヒドロキシ−N′−(4−エチル−1H−ピ
ラゾール−3−イル)−3−アミノ−3−イミノ−プロ
パン酸エチル3.26gより参考例25の(C)と同様にして
エチル[7−エチル−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,
4]トリアゾール−2−イル]アセテート1.44gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.20(3H,t),1.22(3H,t), 2.51(2H,q),2.93(2H,s), 4.16(2H,q),7.27(1H,s), 12.62(1H,brs) (2)質量分析値(EI) 222(M+) 参考例36(実施例77の原料化合物) (A) 3−アミノ−5−エトキシ−1H−ピラゾール1
0.3gより参考例28の(B)と同様にして,N−(5−エト
キシ−1H−ピラゾール−3−イル)プロピオンアミドオ
キシム9.11gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.94(3H,t),1.27(3H,t), 2.11〜2.39(2H,m), 4.05(2H,q),5.35(1H,s) (2)質量分析値(EI) 198(M+) (B) N−(5−エトキシ−1H−ピラゾール−3−イ
ル)プロピオンアミドオキシム9.04gより参考例25の
(C)と同様にして,6−エトキシ−2−エチル−1H−ピ
ラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール3.98gを得
た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.26(3H,t),1.29(3H,t), 2.72(2H,q),4.11(2H,q), 5.20(1H,s),12.30(1H,brs) (2)質量分析値(EI) 180(M+) 参考例37(実施例78の原料化合物) (A) n−ブチロニトリル17.5g及びメチル メトキ
シアセテート26.3gより,参考例28の(A)と同様にし
て,3−アミノ−4−エチル−5−メトキシエチル−1H−
ピラゾール22.1gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.11(3H,t),2.36(2H,t), 3.54(3H,t),4.41(2H,s) (2)質量分析値(EI) 155(M+) (B) 3−アミノ−4−エチル−5−メトキシメチル
−1H−ピラゾール22gより,参考例28の(B)と同様に
してN−(4−エチル−5−メトキシメチル−1H−ピラ
ゾール−3−イル)ピロピオンアミドオキシム12.3gを
得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−D6,TMS) δ(ppm): 0.87(3H,t),1.02(3H,t), 2.20(2H,q),2.33(2H,q), 3.23(3H,s),3.33(2H,s), 7.12(1H,s),9.40(1H,s), 12.26(1H,s) (2)質量分析値(EI) 226(M+) (C) N−(4−エチル−5−メトキシメチル−1H−
ピラゾール−3−イル)プロピオンアミドオキシム3.0g
より,参考例25の(C)と同様にして2,7−ジエチル−
6−メトキシメチル−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,
4]トリアゾール1.2gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.18(3H,t),1.28(3H,t), 2.51(2H,q),2.74(2H,q), 3.21(3H,s),4.34(2H,s), 12.33(1H,s) (2)質量分析値(EI) 208(M+) 参考例38(実施例79の原料化合物) (A) n−ブチロニトリル17mlとエチル ジエトキシ
アセテート25mlより参考例28の(A)と同様にして,3−
アミノ−4−エチル−5−ジエトキシメチル−1H−ピラ
ゾール23.5gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.10(3H,t),1.21(6H,t), 2.40(2H,q),3.57(4H,q), 5.61(1H,s) (2)質量分析値(EI) 213(M+) (B) 3−アミノ−4−えちる−5−ジエトキシメチ
ル−1H−ピラゾール10.0gより参考例28の(B)と同様
にしてN−(4−エチル−5−ジエトキシメチル−1H−
ピラゾール−3−イル)プロピオンアミドオキシム10.0
gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.04(3H,t),1.12(3H,t), 1.24(6H,t), 2.41〜2.48(4H,m), 3.56〜3.61(4H,m), 5.67(1H,s) (2)質量分析値(FAB) 285(MH+) (C) N−(4−エチル−5−ジエトキシメチル−1H
ピラゾール−3−イル)プロピンオンアミドオキシム3.
0gより,参考例25の(C)と同様にして 2,7−ジエチ
ル−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール−
6−カルボキサルデヒド1.3gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.21(3H,t),1.31(3H,t), 2.82(4H,q),9.88(1H,s), 12.89(1H,brs) (2)質量分析値(FAB) 193(MH+) 参考例39(実施例80の原料化合物) (A) n−ブチロニトリル23.4gおよびメチル 3,3−
ジメトキシプロピオネート25gより,参考例28の(A)
と同様にして3.9gの3−アミノ−4−エチル−5−(2,
2−ジメトキシエチル)−1H−ピラゾールを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.09(3H,t),2.32(2H,q), 2.82(2H,d),3.38(6H,s), 4.50(1H,t), (2)質量分析値(EI) 199(M+) (B) 3−アミノ−4−エチル−5−(2,2−ジメト
キシエチル)−1H−ピラゾール3.8gより参考例28の
(B)と同様にしてN−[4−エチル−5−(2,2−ジ
メトキシエチル)−1H−ピラゾール−3−イル]プロピ
オンアミドオキシム1.4gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.87(3H,t),1.01(3H,t), 2.21〜2.33(2H,br), 2.31(2H,q),2.77(2H,d), 3.24(6H,s),4.51(1H,t), 7.05(1H,s),9.39(1H,s), 11.89(1H,s) (2)質量分析値(FAB) 271(MH+) (C) N−[4−エチル−5−(2,2−ジメトキシエ
チル−1H−ピラゾール−3−イル]プロピオンアミドオ
キシム1.4gより参考例25の(C)と同様にして2,7−ジ
エチル−6−(2,2−ジエトキシエチル)−1H−ピラゾ
ロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール500mgを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.16(3H,t),1.27(3H,t), 2.45(2H,q),2.72(2H,q), 2.78(2H,d),3.22(6H,s), 4.58(1H,t),12.19(1H,s) (2)質量分析値(FAB) 253(MH+) 実施例66 7−エチル−2−プロピル−1H−ピラゾロ[1,5−
b][1,2,4]トリアゾール0.60gをN,N−ジメチルホル
ムアミド15mlに溶解し,カリウムt−ブトキシド0.40g
を加えて室温下15分間撹拌する。反応混合物を氷冷し,N
−トリフェニルメチル−5−[2−(4′−ブロモメチ
ル−ビフェニリル)]テトラゾール2.07gを加え同温度
で1時間撹拌した後,室温にもどして終夜撹拌する。
溶媒を減圧留去し,得られる残渣に酢酸エチルを加
え,水洗する。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで
乾燥し,減圧下濃縮して得られる残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し,酢酸エチル−n−ヘキサ
ン(9:11 v/v)で溶出することにより,7−エチル−2
−プロピル−[[2′−(N−トリフェニルメチル−テ
トラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール
1.41gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.02(3H,t),1.21(3H,t), 1.86(2H,m),2.55(2H,q), 2.81(2H,t),5.11(2H,s), (2)質量分析値(FAB) 655(MH+) 実施例67 2−ブチル−7−エチル−1H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール0.61gより,実施例66と同様にし
て,0.96gの2−ブチル−7−エチル−5−[[2′−
(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)
ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5
−b][1,2,4]トリアゾールを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 0.96(3H,t),1.21(3H,t), 1.45(2H,m),1.82(2H,m), 2.56(2H,q),2.84(2H,t), 5.11(2H,s) (2)質量分析値(FAB) 699(MH+) 実施例68 2−シクロプロピル−7−エチル−1H−ピラゾロ[1,
5−b][1,2,4]トリアゾール1.04gより,実施例66と
同様にして,1.70gの2−シクロプロピル−7−エチル−
5−[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾー
ル−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−
ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾールを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 0.96〜1.10(4H,m), 1.19(3H,t),2.13(1H,m), 2.53(2H,q),5.07(2H,s) (2)質量分析値(FAB) 653(MH+) 実施例69 2,7−ジエチル−6−メチル−1H−ピラゾロ[1,5−
b][1,2,4]トリアゾール0.70gより,実施例66と同様
にして,1.76gの2,7−ジエチル−6−メチル−5−
[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラ
ゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾールを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.27(3H,t),1.38(3H,t), 2.12(3H,s),2.57(2H,q), 2.86(2H,q),5.24(2H,s) (2)質量分析値(FAB) 655(MH+) 実施例70 2,6,7−トリエチル−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,
4]トリアゾール1.25gより,実施例66と同様にして,2.5
0gの2,6,7−トリエチル−5−[[2′−(N−トリフ
ェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−
4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,
4]トリアゾールを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.10(3H,t),1.29(3H,t), 1.37(3H,t),2.50(2H,q), 2.58(2H,q),2.84(2H,q), 5.24(2H,s) (2)質量分析値(FAB) 669(MH+) 実施例71 2,7−ジエチル−6−プロピル−1H−ピラゾロ[1,5−
b][1,2,4]トリアゾール0.66gより,実施例66と同様
にして,1.08gの2,7−ジエチル−6−プロピル−5−
[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラ
ゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾールを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 0.91(3H,t),1.31(3H,t), 1.37(3H,t),1.51(2H,m), 2.49(2H,t),2.58(2H,q), 2.85(2H,q),5.24(2H,s) (2)質量分析値(FAB) 683(MH+) 実施例72 2−メチル−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリ
アゾール1.11gより実施例66と同様にして,2,61gの2−
メチル−1−[[2′−(N−トリフェニルメチル−テ
トラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール
(化合物72a)および1.15gの2−メチル5−[[2′−
(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)
ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5
−b][1,2,4]トリアゾール(化合物72b)を得た。
化合物72a: (1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 2.37(3H,s),4.97(2H,s), 5.43(1H,d) (2)質量分析値(FAB) 599(MH+) 化合物72b (1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 2.51(3H,s),5.20(2H,s), 6.01(1H,d) (2)質量分析値(FAB) 599(MH+) 実施例73 7−クロロ−2−エチル−1H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール1.10gより,実施例66と同様にし
て,1.60gの7−クロロ−2−エチル−1−[[2′−
(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)
ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾロ[1,5
−b][1,2,4]トリアゾール(化合物73a)およ1.18g
の7−クロロ−2−エチル−5−[[2′−(N−トリ
フェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,
2,4]トリアゾール(化合物73b)を得た。
化合物73a: (1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.26(3H,t),2.58(2H,q) 5.10(2H,s) (2)質量分析値(FAB) 647(MH+) 化合物73b (1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.39(3H,t),2.86(2H,q), 5.14(2H,s), (2)質量分析値(FAB) 647(MH+) 実施例74 7−ブロモ−2−エチル−1H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール1.00gより実施例66と同様にして
0.91gの7−ブロモ−2−エチル−5−[[2′−(N
−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフ
ェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−
b][1,2,4]トリアゾールを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.40(3H,t),2.88(2H,q), 5.17(2H,s) (2)質量分析値(FAB) 691(MH+) 実施例75 2−エチル−7−メトキシ−1H−ピラゾロ[1,5−
b][1,2,4]トリアゾール0.77gより実施例66と同様に
して2.32gの2−エチル−7メトキシ−5[[2′−
(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)
ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5
−b][1,2,4]トリアゾールを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.39(3H,t),2.86(2H,q), 3.78(3H,s),4.94(2H,s) 6.49(1H,s) (2)質量分析値(FAB) 643(MH+) 実施例76 エチル [7−エチル−1H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール−2−イル]アセテート0.53gよ
り実施例66と同様にして0.12gのエチル[7−エチル−
1−[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾー
ル−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−
ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール−2−イ
ル]アセテート(化合物76a)および1.11gのエチル[7
−エチル−5−[[2′−(N−トリフェニルメチル−
テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール
−2−イル]アセテート(化合物76b)を得た。
化合物76a: (1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.04(3H,t),1.24(3H,t), 2.29(2H,q),3.66(2H,s), 4.15(2H,q),5.15(2H,s) (2)質量分析値(FAB) 699(MH+) 化合物76b: (1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.20(3H,t),1.27(3H,t), 2.54(2H,q),3.88(2H,s), 4.21(3H,q),5.10(2H,s) (2)質量分析値(FAB)699(MH+) 実施例77 6−エトキシ−2−エチル−1H−ピラゾロ[1,5−
b][1,2,4]トリアゾール1.80gより実施例66と同様に
して1.02gの6−エトキシ−2−エチル−1−[[2′
−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イ
ル)ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾロ
[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合物77a)およ
び1.22gの6−エトキシ2−エチル−5−[[2′−
(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)
ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5
−b][1,2,4]トリアゾール(化合物77b)を得た。
化合物77a: (1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.29(3H,t),1.37(3H,t), 2.62(2H,q),4.24(2H,q), 4.89(2H,s) (2)質量分析値(FAB)657(MH+) 化合物77b: (1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.36(3H,t),1.44(3H,t), 2.82(2H,q),4.17(2H,q), 5.12(2H,s),5.39(1H,s) (2)質量分析値(FAB)657(MH+) 実施例78 2,7−ジエチル−6−メトキシメチル−1H−ピラゾロ
[1,5−b][1,2,4]トリアゾール1.0gより,実施例66
と同様にして170mgの2,7−ジエチル−6−メトキシメチ
ル−1−[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラ
ゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−
1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合
物78a)および2.5gの2,7−ジエチル−6−メトキシメチ
ル−5−[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラ
ゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−
5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール(化合
物78b)を得た。
化合物78a: (1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.17(3H,t),1.21(3H,t), 2.57(2H,q),2.71(2H,q), 3.21(3H,s),4.37(2H,s), 5.49(2H,s) (2)質量分析値(FAB) 685(MH+) 化合物78b: (1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.19〜1.24(6H,m), 2.56〜2.67(4H,m), 3.21(3H,s),4.45(2H,s), 5.39(2H,s) (2)質量分析値(FAB) 685(MH+) 実施例79 2,7−ジエチル−1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]
トリアゾール−6−カルボキサルデヒド1.7gより,実施
例66と同様にして,1.8gの2,7−ジエチル−1−[[2′
−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イ
ル)ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾロ
[1,5−b][1,2,4]トリアゾール−6−カルボキサル
デヒド(化合物79a)および2.8gの2,7−ジエチル−5−
[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラ
ゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール−6−カルボキ
サルデヒド(化合物79b)を得た。
化合物79a: (1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 0.96(3H,t),1.32(3H,t), 2.62〜2.67(4H,m), 5.09(2H,s), 10.03(1H,s) (2)質量分析値(FAB)669(MH+) 化合物79b: (1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.40〜1.44(6H,m), 2.93〜3.00(4H,m), 5.70(2H,s),9.97(1H,s) (2)質量分析値(FAB)669(MH+) 実施例80 2,7−ジエチル−6−(2,2−ジメトキシエチル)−1H
−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール650mgよ
り,実施例66と同様にして1.1gの2,7−ジエチル−6−
(2,2−ジメトキシエチル)−5−[[2′−(N−ト
リフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニ
ル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール)を得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.34(3H,t),1.39(3H,t), 2.62(2H,q),2.84(2H,d), 2.89(2H,q),3.32(6H,s), 4.35(1H,t),5.41(2H,s) (2)質量分析値(FAB)729(MH+) 実施例81 2,7−ジエチル−5−[[2′−(N−トリフェニル
メチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリ
アゾール−6−カルボキサルデヒド240mgをエタノール
−テトラヒドロフラン(1:6)の混合溶液7mlに溶解し,
水素化ホウ素ナトリウム15mgを氷冷下加える。氷冷下,3
0分撹拌した後,水5mlを加え,1N塩酸にて酸性とする。
溶媒を減圧留去し,残渣を酢酸エチルに溶解し,水,飽
和食塩水にて順次洗浄し,有機層を無水硫酸マグネシウ
ムにて乾燥する。
溶媒を減圧留去することにより,240mgの2,7−ジエチ
ル−6−ヒドロキシメチル−5−[[2′−(N−トリ
フェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,
2,4]トリアゾールを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS) δ(ppm): 1.22(3H,t),1.39(3H,t), 2.54(2H,br),2.90(2H,q), 4.55(2H,s),5.49(2H,s) (2)質量分析値(FAB)671(MH+) 実施例82 7−エチル−2−プロピル−5−[[2′−(N−ト
リフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニ
ル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール1.11g,メタノール63mlおよび酢
酸7mlの混合物を3時間加熱還流する。
溶媒を減圧留去し,残渣にトルエンを加え,再び減圧
留去する。得られる残渣に酢酸エチルを加え結晶化する
ことにより0.64gの7−エチル−2−プロピル−5−
[[2′−(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4
−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]
トリアゾールを無色結晶として得た。
(1)融 点 169〜170.5℃ (2)元素分析値(C23H24N8・0.1CH3COOCH2CH3とし
て) C(%) H(%) N(%) 計算値 66.71 5.93 26.60 実測値 66.74 5.98 26.56 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.90(3H,t),1.21(3H,t), 1.67(2H,m),2.58(2H,t), 5.35(2H,s),7.05(2H,d), 7.19(2H,d) (4)質量分析値(FAB)413(MH+) 実施例83 2−ブチル−7−エチル−5−[[2′−(N−トリ
フェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,
2,4]トリアゾール0.80gより実施例82と同様にして0.49
gの2−ブチル−7−エチル−5−[[2′−(テトラ
ゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−
5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾールを無色
結晶として得た。
(1)融 点 167〜169℃ (2)元素分析値(C24H26N8として) C(%) H(%) N(%) 計算値 67.58 6.14 26.27 実測値 67.33 6.14 25.98 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.88(3H,t),1.21(3H,t), 1.32(2H,m),1.64(2H,m), 2.61(2H,t),5.35(2H,s), 7.06(2H,d),7.19(2H,d) (4)質量分析値(FAB)427(MH+) 実施例84 2−シクロプロピル−7−エチル−5−[[2′−
(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)
ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5
−b][1,2,4]トリアゾール1.20gより実施例82と同様
にして0.64gの2−シクロプロピル−7−エチル−5−
[[2′−(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4
−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]
トリアゾールを無色結晶として得た。
(1)融 点 139.5〜141℃ (2)元素分析値(C23H22N8・0.3H2Oとして) C(%) H(%) N(%) 計算値 66.43 5.48 26.94 実測値 66.59 5.48 26.70 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) 0.80〜0.90(4H,m), 1.19(3H,t),1.94(1H,m), 5.34(2H,s),7.07(2H,d), 7.19(2H,d) (4)質量分析値(FAB)411(MH+) 実施例85 2,7−ジメチル−6−メチル−5−[[2′−(N−
トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェ
ニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール1.30gより実施例82と同様にして
0.77gの2,7−ジエチル−6−メチル−5−[[2′−
(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メ
チル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾー
ルを無色結晶として得た。
(1)融 点 149〜152℃ (2)元素分子値(C23H24N8・0.2CH3COOCH2CH3とし
て) C(%) H(%) N(%) 計算値 66.46 6.00 26.05 実測値 66.53 5.99 26.06 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.18(3H,t),1.22(3H,t), 2.30(3H,s),2.49(2H,q), 2.63(2H,q),5.41(2H,s), 7.05(2H,d),7.08(2H,d) (4)質量分析値(FAB)413(MH+) 実施例86 2,6,7−トリエチル−5−[[2′−(N−トリフェ
ニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4
−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]
トリアゾール1.20gより実施例82と同様にして0.71gの2,
6,7−トリエチル−5−[[2′−(テトラゾール−5
−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾ
ロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾールを無色結晶として
得た。
(1)融 点 207〜209℃(分解) (2)元素分析値(C24H26N8として) C(%) H(%) N(%) 計算値 67.58 6.14 26.27 実測値 67.85 6.21 26.13 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.06(3H,t),1.20(3H,t), 1.22(3H,t),2.51(2H,q), 2.63(2H,q),2.72(2H,q), 5.43(2H,s),7.05(4H,s) (4)質量分析値(FAB)427(MH+) 実施例87 2,7−ジエチル−6−プロピル−5−[[2′−(N
−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフ
ェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−
b][1,2,4]トリアゾール0.80gより実施例82と同様に
して0.50gの2,7−ジエチル−6−プロピル−5−
[[2′−(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4
−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]
トリアゾールを無色結晶として得た。
(1)融 点 212−213℃(分解) (2)元素分析値(C25H28N8として) C(%) H(%) N(%) 計算値 68.16 6.41 25.43 実測値 68.20 6.50 25.21 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 0.89(3H,t),1.20(3H,t), 1.22(3H,t),1.46(2H,m), 2.60〜2.70(4H,m), 5.41(2H,s),7.04(4H,t) (4)質量分析値(FAB) 441(MH+) 実施例88 2−メチル−5−[[2′−(N−トリフェニルメチ
ル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]
メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾ
ール0.70gより実施例82と同様にして0.41gの2−メチル
−5−[[2′−(テトラゾール−5−イル)ビフェニ
ル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾールを無色結晶として得た。
(1)融 点 225−228℃(分解) (2)元素分析値(C19H16N8・0.2CH3COOCH2CH3とし
て) C(%) H(%) N(%) 計算値 63.59 4.74 29.96 実測値 63.73 4.69 30.18 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 2.29(3H,s),5.47(2H,s), 6.20(1H,d),7.07(2H,d), 7.19(2H,d),7.93(1H,d) (4)質量分析値(FAB) 357(MH+) 実施例89 7−クロロ−2−エチル−5−[[2′−(N−トリ
フェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,
2,4]トリアゾール1.05gより実施例82と同様にして0.61
gの7−クロロ−2−エチル−5−[[2′−(テトラ
ゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−
5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾールを無色
結晶として得た。
(1)融 点 181〜182.5℃(分解) (2)元素分析値(C20H17N8として) C(%) H(%) N(%) Cl(%) 計算値 59.33 4.23 27.68 8.76 実測値 59.30 4.20 27.83 8.99 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.23(3H,t),2.67(2H,q), 5.46(2H,s),7.09(2H,d), 7.24(2H,d),8.22(1H,s) (4)質量分析値(FAB) 405(MH+) 実施例90 7−ブロモ−2−エチル−5−[[2′−(N−トリ
フェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,
2,4]トリアゾール0.70gより実施例82と同様にして0.40
gの7−ブロモ−2−エチル−5−[[2′−(テトラ
ゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−
5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾールを無色
結晶として得た。
(1)融 点 186〜188℃(分解) (2)元素分析値(C20H17N8として) C(%) H(%) N(%) Br(%) 計算値 53.46 3.81 24.94 17.78 実測値 53.19 3.82 24.82 17.88 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.23(3H,t),2.67(2H,q), 5.47(2H,s),7.10(2H,d), 7.25(2H,d),8.22(1H,s) (4)質量分析値(FAB) 449(MH+) 実施例91 2−エチル−7−メトキシ−5−[[2′−(N−ト
リフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニ
ル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール1.81gを実施例82と同様にして0.
47gの2−エチル−7−メトキシ−5−[[2′−(テ
トラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール
を無色結晶として得た。
(1)元素分析値(C21H20N8Oとして) C(%) H(%) N(%) 計算値 62.99 5.03 27.98 実測値 62.91 5.01 27.87 (2)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.22(3H,t),2.65(2H,q), 3.81(3H,s),5.20(2H,s), 7.05(2H,d),7.21(2H,d) (4)質量分析値(FAB) 401(MH+) 実施例92 エチル [7−エチル−5−[[2′−(N−トリフ
ェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−
4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,
4]トリアゾール−2−イル]アセテート1.02g,メタノ
ール45mlおよび酢酸5mlの混合物を2時間加熱還流す
る。溶媒を減圧留去し,残渣にトルエンを加え,再び減
圧留去する。
得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付し,クロロホルムのみ〜メタノール−クロロホルム
(1:9 v/v)で溶出することにより0.62gのエチル
[7−エチル−5−[[2′−(テトラゾール−5−イ
ル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ
[1,5−b][1,2,4]トリアゾール−2−イル]アセテ
ートを無色の非晶質泡状物質として得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.17(3H,t),1.22(3H,t), 2.53(2H,q),3.72(2H,s), 4.08(2H,q),5.39(2H,s) 7.06(2H,d),7.20(2H,d) 7.73(1H,s) (2)質量分析値(FAB) 458(MH+) 実施例93 エチル [7−エチル−5−[[2′−(テトラゾー
ル−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−
ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール−2−イ
ル]アセテート0.44g,エタノール27mlおよび1規定水酸
化ナトリウム水溶液3mlの混合物を2時間加熱還流す
る。反応混合物を減圧下濃縮し,得られる残渣を水10ml
に溶解する。
氷冷下0.5規定塩酸水溶液でpH2に調製し,析出する固
体を濾取することにより0.37gの[7−エチル−5−
[[2′−(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4
−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]
トリアゾール−2−イル]酢酸を無色の非晶質固体とし
て得た。
(1)元素分析値(C22H20N8・0.7H2Oとして) C(%) H(%) N(%) 計算値 59.91 4.89 25.41 実測値 59.84 4.56 25.48 (2)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.22(3H,t),2.54(2H,q), 3.65(2H,s),5.40(2H,s), 7.07(2H,d),7.21(2H,d), 7.75(1H,s) (3)質量分析値(FAB) 429(MH+) 実施例94 6−エトキシ−2−エチル−5−[[2′−(N−ト
リフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニ
ル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール1.08gを実施例92と同様に処理し
て0.59gの6−エトキシ−2−エチル−5−[[2′−
(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メ
チル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾー
ルを無色の非晶質泡状物質として得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.20(3H,t),1.36(3H,t), 2.60(2H,q),4.23(2H,q), 5.17(2H,s),5.68(1H,s), 7.05(2H,d),7.13(2H,d) (2)質量分析値(EI) 414(M+) 実施例95 2,7ジエチル−6−メトキシメチル−5−[[2′−
(N−トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)
ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5
−b][1,2,4]トリアゾール1.0gより,実施例82と同
様にして、480mgの2,7−ジエチル−6−メトキメチル−
5−[[2′−(テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,
2,4]トリアゾールを得た。
(1)融点 192〜194℃ (2)元素分析値(C24H26N8Oとして) C(%) H(%) N(%) 計算値 65.14 5.92 25.32 実測値 65.16 5.97 25.33 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.22(6H,t),2.60(2H,q), 2.65(2H,q),3.24(3H,s), 4.56(2H,s),5.44(2H,s), 7.05(2H,d),7.14(2H,d) (4)質量分析値(FAB) 443(MH+) 実施例96 2,7−ジエチル−5−[[2′−(N−トリフェニル
メチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリ
アゾール−6−カルボキサルデヒド800mgより実施例82
と同様にして,300mgの2,7−ジエチル−5−[[2′−
(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メ
チル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾー
ル−6−カルボキサルデヒドを得た。
(1)融点 193〜195℃ (2)元素分析値(C23H22N8O・0.2AcOEtとして) C(%) H(%) N(%) 計算値 64.37 5.36 25.23 実測値 64.54 5.40 25.42 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.26(3H,t),1.33(3H,t), 2.74(2H,q),2.98(2H,q), 5.72(2H,s),7.04(2H,d), 7.13(2H,d),10.09(1H,s) (4)質量分析値(FAB) 427(MH+) 実施例97 2,7−ジエチル−6−(2,2−ジメトキシエチル)−5
−[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾール
−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピ
ラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール1.1gより実施
例82と同様にして420mgの2,7−ジエチル−6−(2,2−
ジメトキシエル)−5−[[2′−(テトラゾール−5
−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾ
ロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾールを得た。
(1)融 点 185〜187℃ (2)元素分析値(C26H30N8O2・0.1H2Oとして) C(%) H(%) N(%) 計算値 63.94 6.23 22.94 実測値 63.95 6.22 22.93 (2)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.22(6H,t),2.53(2H,q), 2.64(2H,q),3.00(2H,d), 3.21(6H,s),4.36(1H,t), 5.45(2H,s),7.02(2H,d), 7.06(2H,d) (4)質量分析値(FAB) 486(MH+) 実施例98 2,7−ジエチル−6−ヒドロキシメチル−5−
[[2′−(N−トリフェニルメチル−5−イル)ビフ
ェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−
b][1,2,4]トリアゾール800mgより実施例82と同様に
して,100mgの2,7−ジエチル−6−ヒドロキシメチル−
5−[[2′−(テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,
2,4]トリアゾールを得た。
(1)融 点 182〜184℃ (2)元素分析値(C23H24N8O・0.1H2Oとして) C(%) H(%) N(%) 計算値 64.20 5.67 26.04 実測値 64.23 5.65 26.02 (3)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.21(3H,t),1.22(3H,t), 2.58(2H,q),2.63(2H,q), 4.57(2H,s),5.46(2H,s), 7.04(2H,d),7.16(2H,d) (4)質量分析値(FAB) 429(MH+) 実施例99 2,7−ジエチル−5−[[2′−(テトラゾール−5
−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾ
ロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール−6−カルボキサ
ルデヒド630mgをエタノール20mlに懸濁させる。次に,
水酸化ナトリウム240mgと硫酸銀500mgとを水2ml中氷冷
下反応させた溶液を上記反応液に加え1時間加熱還流す
る。班後液を放冷後,不溶物を濾去し濾液を減圧乾固す
る。
残渣を水2mlに溶解し,1N塩酸にて酸性化後酢酸エテル
にて抽出する。有機層を無機硫酸マグネシウムにて乾燥
後,溶媒を減圧留去することにより2,7−ジエチル−5
−[[2′−(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−
4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,
4]トリアゾール−6−カルボン酸190mgを得た。
(1)融 点 171〜174℃ (2)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.24(3H,t),1.26(3H,t), 2.71(2H,q),2.91(2H,q), 5.73(2H,s),7.04(2H,d), 7.09(2H,d) (3)質量分析値(FAB) 443(MH+) 実施例100 (1)2,7−ジエチル−5−[[2′−(テトラゾール
−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピ
ラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール8.39gおよび
炭酸カリウム1.46gの混合物にメタノール150mlを加え,
固体が溶解するまで加熱する。溶媒を減圧留去し得られ
残渣を酢酸エチルより結晶化する事により2,7−ジエチ
ル−5−[[2′−(テトラゾール−5−イル)ビフェ
ニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール カリウム塩の粗結晶8.96gを得
る。
(2)2,7−ジエチル−5−[[2′−(テトラゾール
−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピ
ラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール カリウム塩
の粗結晶11.8gを酢酸エチル90mlに加熱溶解し,熱時濾
過する。濾液を激しく撹拌しながら水0.49mlを加える。
析出する結晶を濾取することにより,2,7−ジエチル−5
−[[2′−(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−
4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,
4]トリアゾール カリウム塩11.5gを得た。
(1)元素分析値(C22H21N8K・H2Oとして) C(%) H(%) N(%) 計算値 58.13 5.10 24.65 実測値 58.29 5.13 24.81 (2)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.20−1.24(6H,m), 2.52(2H,q),2.65(2H,q), 5.32(2H,s),7.07(2H,d), 7.10(2H,d),7.65(1H,s) (3)質量分析値(FAB): 475(MH+) 実施例101 2,7−ジエチル−5−[[2′−(テトラゾール−5
−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾ
ロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール−6−カルボキサ
ルデヒド1.13g,エタノール30ml,シアン化ナトリウム0.6
5g,二酸化マンガン5.30g及び酢酸0.23mlの混合物を室温
下終夜撹拌する。反応混合物をセライト上濾過し,濾液
を減圧下濃縮する。得られる残渣にクロロホルムを加
え,再びセライト上濾過する。濾液を減圧下農縮した
後,シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し,エタ
ノール−クロロホルム(2:23 v/v)の混合溶媒で溶出す
る。目的物を含む分画を減圧下農縮し,得られる残渣を
適量の希釈炭酸水素ナトリウム水溶液とエタノールの混
合液に溶解し,弱アルカリ性とする。溶媒を減圧留去し
た後,水40mlを加え溶解し,1規定塩酸でpH2とする。析
出する固体を濾取することにより,エチル 2,7−ジエチ
ル−5−[[2′−(テトラゾール−5−イル)ビフェ
ニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール−6−カルボキシレート0.56gを
非晶質固体として得た。
(1)元素分析値(C25H26N8O2として) C(%) H(%) N(%) 計算値 63.82 5.57 23.81 実測値 63.63 6.64 23.80 (2)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.24−1.30(9H,m), 2.73(2H,q),2.90(2H,q), 4.36(2H,q),5.68(2H,s), 7.05(2H,d),7.10(1H,d) (3)質量分析値(FAB): 471(MH+) 実施例102 2,7−ジエチル−5−[[2′−(テトラゾール−5
−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾ
ロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール−6−カルボキサ
ルデヒド1.13g,メタノール20ml,シアン化ナトリム0.65
g,二酸化マンガン5,30g及び酢酸0.23mlの混合物を室温
下3日間撹拌する。反応混合物をセライト上濾過し,濾
液を減圧下濃縮する。得られる残渣にクロロホルムを加
え,再びセライト上濾過する。濾液を減圧下濃縮した
後,シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し,メタ
ノール−クロロホルム(3:17 v/v)の混合溶媒で溶出す
る。目的物を含む分画を減圧下濃縮し,得られる残渣を
酢酸エチル4mlに溶解する。氷冷下終夜撹拌し,析出す
る固体を濾取することにより,メチル 2,7−ジエチル−
5−[[2′−(テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,
2,4]トリアゾール−6−カルボキシレート ナトリウ
ム塩0.48gを非晶質固体として得た。
(1)元素分析値(C24H23N8O2Na・0.7H2Oとして) C(%) H(%) N(%) 計算値 58.70 5.01 22.82 実測値 58.83 5.09 22.79 (2)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.24−1.27(6H,m), 2.74(2H,q),2.89(2H,q), 3.91(3H,s),5.67(2H,s), 7.04(2H,d),7.06(2H,d) (3)質量分析値(FAB): 501(M+Na) 実施例103 2,7−ジエチル−5−[[2′−(テトラゾール−5
−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾ
ロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール−6−カルボン酸
8.83g,N,N−ジメチルホルムアミド60ml,トリエチルアミ
ン2.82ml及びトリフェニルメチルクロリド5.66gの混合
物を室温下終夜撹拌する。溶媒を減圧留去し,残渣に酢
酸エチル250mlを加え,水150mlで洗浄する。酢酸エチル
層を室温下終夜撹拌し,析出する固体を濾取することに
より2,7−ジエチル−5−[[2′−(N−トリフェニ
ルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−
イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]ト
リアゾール−6−カルボン酸6.98gを得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6,TMS) δ(ppm): 1.21−1.25(6H,m), 2.70(2H,q),2.91(2H,q), 5.68(2H,s),6.85(6H,d), 7.01(2H,d),7.04(2H,d) (2)質量分析値(FAB): 683(M−H) 実施例104 炭酸 1−クロロエチル エチル4.50g,ヨウ化ナトリ
ウム13.2g及びアセトニトリル100mlの混合物を外温60〜
70℃で45分間撹拌する。溶媒を減圧留去し得られる残渣
にエーテルを加え,塩を濾別する。濾液を減圧下濃縮し
た後,アセトン40mlを加え,炭酸 1−ヨードエチル エ
チルのアセトン溶液を調整する。
一方 2,7−ジエチル−5−[[2′−(N−トリフェ
ニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−
イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]ト
リアゾール−6−カルボン酸6.73gに0.1規定エタノール
性水酸化カリウム溶液を加え溶解する。溶媒を減圧留去
し得られる残渣にアセトン250mlを加え溶解し,氷冷下
先に調製した炭酸 1−ヨードエチル エチルのアセトン
溶液を10分で滴下する。室温にもどし2日間撹拌した
後,溶媒を減圧留去し,シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付す。酢酸エチル−n−ヘキサン(3:7 v/v)
の混合溶媒で溶出することにより1−エトキシカルボニ
ルオキシエチル 2,7−ジエチル−5−[[2′−(N−
トリフェニルメチル−テトラゾール−5−イル)ビフェ
ニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール−6−カルボキシレート5.75gを
得た。
(1)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 1.28(6H,t),1.39(3H,t), 1.63(3H,d),2.90(2H,q), 2.97(2H,q), 4.20−4.24(2H,m), 5.64(1H,d),5.68(1H,d), 6.91(6H,d), 6.92−7.07(5H,m) (2)質量分析値(FAB): 801(MH+) 実施例105 1−エトキシカルボニルオキシエチル 2,7−ジエチル
−5−[[2′−(N−トリフェニルメチル−テトラゾ
ール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−5H
−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール−6−カ
ルボキシレート5.64g,メタノール230ml,酢酸12mlの混合
物を3時間加熱還流する。溶媒を減圧留去し得られる残
渣をシリカゲルカラムクロマドグラフィーに付す。メタ
ノールクロロホルム(1:19 v/v)の混合溶媒で溶出する
ことにより1−エトキシカルボニルオキシエチル 2,7−
ジエチル−5−[[2′−(テトラゾール−5−イル)
ビフェニル−4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5
−b][1,2,4]トリアゾール−6−カルボキシレート
3.76gを非晶質泡状物質として得た。
(1)元素分析値(C28H30N8O5Na・0.3H2Oとして) C(%) H(%) N(%) 計算値 59.63 5.47 19.87 実測値 59.64 5.43 19.85 (2)核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS) δ(ppm): 1.09(3H,t), 1.24−1.28(6H,m), 1.63(3H,d), 2.64−2.72(4H,m), 4.14−4.20(2H,m), 5.72(1H,d),5.77(1H,d), 6.90−7.00(5H,m) (3)質量分析値(FAB): 559(MH+) 対応するアルキル化剤を使用し,実施例104,105と同
様の方法により表3に示される化合物を製造することが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/415 ABU A61K 31/415 ABU ABX ABX ACV ACV (72)発明者 柳沢 勲 東京都練馬区石神井台2丁目22番8号

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (式中の記号は以下の意味を示す。 R1,R3,R4:一つは水素原子,アラルキル基で置換されて
    いてもよいテトラゾリル基を有するビフェニルメチル基
    又は低級アルキル基であり,のこり2つは無置換 R2:水素原子,アラルキル基で置換されていれもよいテ
    トラゾリル基を有するビフェニルメチル基,シクロアル
    キル基,又は水素基,低級アルコキシ基,カルボキシル
    基もしくは低級アルコキシカルボニル基で置換されてい
    てもよい低級アルキル基 R5,R6:同一又は異なって水素原子,ハロゲン原子,アラ
    ルキル基で置換されていてもよいテトラゾリル基を有す
    るビフェニルメチル基,フォルミル基,カルボキシル
    基,エステル化されたカルボキシル基,シクロアルキル
    基,低級アルコキシ基,又は水酸基,フォルミル基,カ
    ルボキシル基,低級アルコキシ基もしくは低級アルコキ
    シカルボニル基で置換されていてもよい低級アルキル基 但し,R1がアラルキル基で置換されていてもよいテトラ
    ゾリル基を有するビフェニルメチル基のとき,R6は水素
    原子,低級アルキル基又はハロゲン原子を意味する。
    又,R1乃至R6のうち,少なくとも1つのアラルキル基で
    置換されていてもよいテトラゾリル基を有するビフェニ
    ルメチル基であり,点線はピラゾロトリアゾール環内に
    3箇所二重結合を形成していることを意味する。) で示されるピラゾロトリアゾール誘導体又はその塩
  2. 【請求項2】一般式 (式中,記号は以下の意味を示す。 R2a:水素原子,シクロアルキル基,又は水素基,低級ア
    ルコキシ基,カルボキシル基もしくは低級アルコキシカ
    ルボニル基で置換されていてもよい低級アルキル基 R5a,R6a:同一又は異なって水素原子,ハロゲン原子,ア
    ラルキル基で置換されていてもよいテトラゾリル基を有
    するビフェニルメチル基,フォルミル基,カルボキシル
    基,エステル化されたカルボキシル基,シクロアルキル
    基,低級アルコキシ基,又は水酸基,フォルミル基,カ
    ルボキシル基,低級アルコキシ基もしくは低級アルコキ
    シカルボニル基で置換されていてもよい低級アルキル基 R16:水素原子又はアラルキル基) で示されるピラゾロトリアゾール誘導体又はその塩
  3. 【請求項3】R2aが低級アルキル基又はシクロアルキル
    基であり, R5aが水素原子,フォルミル基,カルボキシル基,エス
    テル化されたカルボキシル基,又は水酸基,低級アルコ
    キシ基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよい
    低級アルキル基であり, R6aが低級アルキル基であり,且つ, R16が水素原子又はアラルキル基である請求項2記載の
    ピラゾロトリアゾール誘導体又はその塩
  4. 【請求項4】2,7−ジエチル−5−[[2′−(テトラ
    ゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−
    5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール又はそ
    のカリウム塩
  5. 【請求項5】2,7−ジエチル−5−[[2′−(テトラ
    ゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−
    5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール6−カ
    ルボン酸又はそのエステル
  6. 【請求項6】2,7−ジエチル−5−[[2′−(テトラ
    ゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]−
    5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール−6−
    カルボキサルデヒド
  7. 【請求項7】2,7−ジエチル−6−ヒドロキシメチル−
    5−[[2′−(テトラゾール−5−イル)ビフェニル
    −4−イル]メチル]−5H−ピラゾロ[1,5−b][1,
    2,4]トリアゾール
  8. 【請求項8】一般式 (式中の記号は以下の意味を示す。 R1,R3,R4:一つは水素原子,アラルキル基で置換されて
    いてもよいテトラゾリル基を有するビフェニルメチル基
    又は低級アルキル基であり,のこり2つは無置換 R2:水素原子,アラルキル基で置換されていてもよいテ
    トラゾリル基を有するビフェニルメチル基,シクロアル
    キル基,又は水酸基,低級アルコキシ基,カルボキシル
    基もしくは低級アルコキシカルボニル基で置換されてい
    てもよい低級アルキル基 R5,R6:同一又は異なって水素原子,ハロゲン原子,アラ
    ルキル基で置換されていてもよいテトラゾリル基を有す
    るビフェニルメチル基,フォルミル基,カルボキシル
    基,エステル化されたカルボキシル基,シクロアルキル
    基,低級アルコキシ基,又は水酸基,フォルミル基,カ
    ルボキシル基,低級アルコキシ基もしくは低級アルコキ
    シカルボニル基で置換されていてもよい低級アルキル基 但し,R1がアラルキル基で置換されていてもよいテトラ
    ゾリル基を有するビフェニルメチル基のとき,R6は水素
    原子,低級アルキル基又はハロゲン原子を意味する。
    又,R1乃至R6のうち,少なくとも1つがアラルキル基で
    置換されていてもよいテトラゾリル基を有するビフェニ
    ルメチル基であり,点線はピラゾロトリアゾール環内に
    3箇所二重結合を形成していることを意味する。) で示されるピラゾロトリアゾール誘導体又はその塩を有
    効成分として含有するアンジオテンシンII拮抗剤
  9. 【請求項9】高血圧症治療剤又は慢性心不全症治療剤で
    ある請求の範囲第8項に記載のアンジオテンシンII拮抗
  10. 【請求項10】2,7−ジエチル−5−[[2′−(テト
    ラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]
    −5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール又は
    そのカリウム塩を有効成分として含有するアンジオテン
    シンII拮抗剤
  11. 【請求項11】2,7−ジエチル−5−[[2′−(テト
    ラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]
    −5H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール−6
    −カルボン酸又はそのエステルを有効成分として含有す
    るアンジオテンシンII拮抗剤
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