JP2689854B2 - 打合せ回線接続機能付き電話装置 - Google Patents

打合せ回線接続機能付き電話装置

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JP2689854B2
JP2689854B2 JP5141070A JP14107093A JP2689854B2 JP 2689854 B2 JP2689854 B2 JP 2689854B2 JP 5141070 A JP5141070 A JP 5141070A JP 14107093 A JP14107093 A JP 14107093A JP 2689854 B2 JP2689854 B2 JP 2689854B2
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  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は打合せ回線接続機能付き
電話装置に関し、特に互いに独立したエリア内およびエ
リアの含む局間でマイクロ波通信回線に関する保守用の
打合せを行なう打合せ回線接続機能付き電話装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波通信回線では、長距離にわた
って配設された伝送路を正常な運用状態に常時維持する
保守作業が必要である。これは、エリアと呼ばれる互い
に独立した選択呼出しの方式の保守用の打合せ電話機能
を有するサービスエリア単位ごとに処理されている。保
守業務はエリア内ですむ場合と、隣接もしくは離隔した
エリア間で行なうことが必要となる場合とがある。
【0003】従来、エリア間でマイクロ波通信回線の保
守用の電話通信を行なう場合には、各エリアの境界にま
たがる境界局に操作員を配置して人為的に回線接続を行
なうか、別配備の遠隔制御装置で回線接続を遠隔操作で
行なうか、永続的に回線接続を施すものとし、また近時
は例えば特開昭63−127648号公報に見る如く、
境界局にエリア間の電話回線を接続する機能を付加し、
エリア内の他の局には境界局に電話回線の接続を要求す
る機能を付加して他エリアとの電話通信を確保してい
る。また各通信局(境界局を含む)は通常保守作業員が
通信回線保守用の監視装置に付属する打合せ電話が常時
利用可能な場所に在席していることを前提とする打合せ
回線機能付き電話装置であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の打合せ
回線接続機能付き電話装置では、保守作業員が打合せ回
線機能付き電話装置を利用不可能な局舎内設備にいた場
合には保守用打合せができなくなるという問題点があっ
た。
【0005】また境界局にエリア間の電話回線接続機能
を付加し、エリア内の局には接続要求機能を付加する打
合せ回線接続方式を利用する場合には上述した問題点は
解決できるが、通信設備としての局に付帯する設備とし
ての保守員控室のような局舎内設備として備えた電話回
線との選択呼出し接続までは考慮されておらず、また特
に一斉点検のような保守点検実施の場合には無人局に対
する特別な電話回線の選択呼出機能の確保も必要となる
という問題点があった。
【0006】本発明の目的は上述した問題点を解決し、
エリア内のすべての局が自動的にエリア内および他のエ
リアの含むすべての局との局舎内設備を含む電話回線接
続を可能とする簡素な構成の回線接続機能付き電話装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の装置は、互いに
独立した選択呼出し方式の保守用打合せ電話機能を有す
る通信局により構成される通信回路網を保守する範囲を
複数のエリアに分割して各エリア内に少なくとも2個以
上の前記通信局を配置し、前記通信局それぞれが前記エ
リア内の各通信局同士の保守用打合せ電話の相互接続と
前記エリア間に亘る各通信局同士の保守用打合せ電話の
相互接続とを行うべく呼び出し先の局番号を指定し呼び
出す選択呼出し回路と自エリア以外の通信局を呼び出す
場合に前記エリア境界に所属する境界局に別エリアへ
の接続要求コードを付与して送信する接続要求コード送
信回路と前記接続要求コードを受信する接続要求コード
受信回路と前記局番号および前記接続要求コード送信お
よび受信により成立した呼により選択呼出しされた局同
士が回線接続された後に打合せ信号の授受を行う打合せ
電話回路とを有する打合せ回線接続機能付き電話装置に
おいて、前記接続要求コード送信回路に前記通信局内に
付帯する設備に設けられた前記打合せ電話回路と異なる
電話機と接続する接続番号を追加して指定し接続要求を
行う手段と前記接続番号を前記接続要求コード受信回路
が受信すると前記打合せ電話器により授受される信号を
前記異なる電話器に接続する手段とを有する。
【0008】
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の境界局以外の局の構成図
である。
【0010】図1に示す実施例は、マイクロ波回線を介
して接続されたエリア内もしくは互いにエリア外の境界
局を除く2局を表現するX局10とY局11との構成を
示し、それぞれ同一構成の接続要求手段を形成する3方
向分岐回路1Xおよび1Y,選択呼出し回路2Xおよび
2Y,接続要求コード送信回路3Xおよび3Yと、接続
手段を形成する接続要求コード受信回路4Xおよび4
Y,接続回路5Xおよび5Yおよび打合せ電話回路6X
および6Yとを含む。これら各構成中打合せ電話回路6
Xおよび6Yは局舎内設備、すなわちマイクロ波通信の
ための局に付帯設備として配備される本体機器配置部所
とは離隔した有人,無人の待機室等の付帯設備に配備さ
れる。
【0011】図2は本発明の一実施例の境界局の構成図
である。境界局12は、それぞれが隣接エリアに含まれ
る一対の局設備の3方向分岐回路1Xおよび1Y,選択
呼出し回路2Xおよび2Y,接続要求コード送信回路3
Xおよび3Y,接続要求コード受信回路4(X)および
4(Y),接続回路5Xおよび5Yのほか局舎内設備と
して配備する打合せ電話回路6Xおよび6Yと、エリア
間を接続するエリア接続回路9とを備える。
【0012】図3は、本発明の運用例を示す説明図であ
る。図3において、エリア100および200にはそれ
ぞれ図1の同一構成のX局およびY局と同一構成のA局
10A,B局11BおよびD局11Dと、2つのエリア
に跨る図2の境界局12と同じ構成のC局12Cとがマ
イクロ波回線で接続されている内容を示す。
【0013】次に、図1乃至図3を参照し、本実施例の
動作について説明する。
【0014】先ず、同一エリア内の2局間の電話通信に
ついて説明する。
【0015】この場合は、たとえば図3のエリア100
のA局10AとB局11B間の電話通信に該当し、図1
のX局10とY局11とをそれぞれA局10AとB局1
1Bとに見立てて説明する。X局10から同一エリア内
のY局11を呼び出して通話する場合は、X局10の選
択呼出し回路2XからY局11の局番号を送信すること
によって通話が可能となるが保守作業員が局舎内設備の
打合せ電話番号6Yの設置位置にいないことが予想され
る場合には、X局の接続要求コード送信回路3Xがあら
かじめ定められたY局の例えば控え室等の局舎内設備へ
の接続を指示する接続要求コード番号(以下接続番号)
をY局の接続要求コード受信回路4に向けて送出する。
なお、接続要求コード送信回路3X(3Yも同様)は図
2に示した境界局12に図3のエリア200に属するD
局への中継転送の接続要求コードを送出する作用に加え
て前述した控え室等の局舎内設備への接続番号を送出す
る作用も有している。Y局では接続要求コード受信回路
4Yが接続番号受信により接続回路5Xに備えられた切
替器を制御して打合電話回路6Xから入出力される信号
局舎内設備の例えば控え室の電話器に切替えて接続す
る。
【0016】次に、別エリアに含まれる局との通話につ
いて説明する。
【0017】この場合は、たとえば図3のエリア100
のA局10Aからエリア200のD局11Dとの通話を
確立する場合で、図1のX局10を図3のA局10Aに
見立て、図1のY局11を図3のD局11Dに見立て、
さらに図2の境界局12を図3のC局12Cに見立てて
説明する。
【0018】この場合は、X局10の選択呼出し回路2
Xと接続要求コード送信回路3Xから境界局12の接続
番号を送信する。境界局12は接続要求コード受信回路
4(X)で接続番号を解読し、接続番号が正しければエ
リア接続回路9を制御してエリア間接続を行なう。その
後X局10からY局11の局番号を選択呼出し回路2X
から送出することによって呼出し通話が可能となる。接
続を解除するときは、X局10から接続解除コードを送
信することにより、これを接続要求コード受信回路4
(X)で受けた境界局12が解除する。
【0019】次に、局舎内設備として配備される打合せ
電話との接続を行なう場合について説明する。
【0020】例として、図1に示すY局11からX局1
0との間で局舎内設備の打合せ電話による通話確保につ
いて説明する。
【0021】この場合は、Y局11の接続要求コード送
信回路3YからX局10接続番号を送信することによ
X局10の接続要求コード受信回路4Xにより接続番
号が受信される。この場合に前述した如くX局10の接
続要求コード受信回路4Xが接続回路5Xを制御して
舎内設備の例えば控え室の電話器に接続する。
【0022】こうして、エリア内のすべての局間および
相異るエリア間のすべての局間で、局舎内設備として配
備した電話通話が可能となる。また、局舎内設備の電話
利用による回線接続の確保により、エリア外の局やマイ
クロ波通信回線システムの保守用打合せ電話以外の設備
からの電話通話も可能となる。
【0023】なお、本実施例では、打合せ電話回路をい
ずれも単体として表現しているが、これを複数とするこ
とも容易に実施しうることは明らかである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、エリア内
またはエリアの局間でマイクロ波通信の保守用の電話回
線を接続する通常の選択呼出し機能に加えて局舎内設備
として備えた電話回線に対する接続要求コード送信機能
および接続要求コード受信機能をエリア内のすべての局
に備えることにより、通常の選択呼出しコードに接続番
号を付加するだけの簡素な構成で自動的に他のエリアや
他の局舎内設備の打合せ電話回線との接続を可能とし、
これによってエリアの局やマイクロ波通信回線システム
の保守用打合せ電話以外の設備も含めて呼出して通話で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のエリア内境界局以外の局の
構成図である。
【図2】本発明の一実施例のエリア境界局の構成図であ
る。
【図3】本発明の運用例を示す説明図である。
【符号の説明】
1X,1Y 3方向分岐回路 2X,2Y 選択呼出し回路 3X,3Y 接続要求コード送信回路 4X,4Y,4(X),4(Y) 接続要求コード受
信回路 5X,5Y 接続回路 6X,6Y 打合せ電話回路 9 エリア接続回路 10 X局 11 Y局 12 境界局

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに独立した選択呼出し方式の保守用打
    合せ電話機能を有する通信局により構成される通信回路
    網を保守する範囲を複数のエリアに分割して各エリア
    に少なくとも2個以上の前記通信局を配置し、前記通信
    局それぞれが前記エリア内の各通信局同士の保守用打合
    せ電話の相互接続と前記エリア間に亘る各通信局同士の
    保守用打合せ電話の相互接続とを行うべく呼び出し先の
    局番号を指定し呼び出す選択呼出し回路と自エリア以外
    の通信局を呼び出す場合に前記エリア境界に所属する
    境界局に別エリアへの接続要求コードを付与して送信す
    る接続要求コード送信回路と前記接続要求コードを受信
    する接続要求コード受信回路と前記局番号および前記接
    続要求コード送信および受信により成立した呼により
    択呼出しされた局同士が回線接続された後に打合せ信号
    の授受を行う打合せ電話回路とを有する打合せ回線接続
    機能付き電話装置において、前記接続要求コード送信回
    路に前記通信局内に付帯する設備に設けられた前記打合
    せ電話回路と異なる電話機と接続する接続番号を追加し
    て指定し接続要求を行う手段と前記接続番号を前記接続
    要求コード受信回路が受信すると前記打合せ電話器によ
    り授受される信号を前記異なる電話器に接続する手段と
    を有することを特徴とする打合せ回線接続機能付き電話
    装置。
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