JP2689424B2 - レーザプリンタ - Google Patents
レーザプリンタInfo
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- Fax Reproducing Arrangements (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、画素密度を変更することが可能なレーザプ
リンタに関し、特にレーザダイオードやポリゴンミラー
などの不良に起因するレーザ光の異状を検知するように
したレーザプリンタに関する。 (従来の技術及びその問題点) レーザプリンタは、マトリクス状に配列される多数の
画素により画像形成されるプリンタ装置であり、情報に
応じてオンオフするように変調されたスキャン光により
感光体ドラム上に画素による潜像を形成し、トナー現像
によって可視像を得て普通紙に転写した後これを定着す
るようにしたものである。レーザプリンタは、レーザ光
の高速変調が可能であるため、高速且つ高品位(高密
度)の印字やグラプィック記録が実現でき、このため、
コンピュータを使用した各種データ処理システムや画像
作成システムの出力装置として、広い用途を有してい
る。 ところで、ホストコンピュータから出力される画像信
号の画像密度は種々異なったものがあり、これらの出力
を受けて正常な画像をプリントするには、レーザプリン
タの画素密度(印字密度)をこれらに合わせて可変とす
る必要がある。また、同一の画素構成のキャラクタージ
ェネレータを用いて印字の大きさを変えるためにも、レ
ーザプリンタの画素密度を可変とすることが必要であ
る。このような要求に応えるために、従来から画素密度
を可変としたレーザプリンタが提案されている(例えば
特開昭59−198076号公報)。一方、レーザダイオードや
ポリゴンミラーなどに起因するレーザ光の異状を検知す
るために、スキャンされたレーザ光を一回のスキャン毎
に光検出センサーにより検出し、光検出センサーからの
出力が一定の周期内に入っているか否か、即ちレーザ光
が一定の時間内に光検出センサー上を通過しているか否
かを検知することが行われている。ところが、画素密度
を変更する場合には、変更の開始から終了までの間にお
いてスキャン周期が不安定となる期間が存在し、しかも
スキャン周期の変更は一般にメカ的な作動が含まれるた
め、変更が終了するまでに数秒〜数十秒の長い時間を要
する。このため、従来のレーザプリンタにおいては、画
素密度の変更を行ったときにスキャン周期が不安定とな
ってレーザ光が異状でないにもかかわらず異状が検知さ
れてしまうという問題があった。 本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、レー
ザ光のスキャン周期を変更することによって画素密度
(印字密度)を可変としたレーザプリンタにおいて、レ
ーザ光の不必要な異状検知を防止することを目的とす
る。 (課題を解決するための手段) 本発明に係るレーザプリンタは、レーザ光をスキャン
する回転ミラーの回転速度を変更することによって画素
密度を可変としたレーザプリンタにおいて、スキャンさ
れたレーザ光を検出する光検出センサと、該光検出セン
サの出力によりレーザ光が一定の周期内にスキャンを行
っているか否かを判定してレーザ光の異状を検知する検
知手段、画素密度の変更要求がなされたことを判別する
手段と、画素密度の変更要求がなされたときに前記検知
手段により検知動作を禁止する手段と、画素密度の変更
要求がなされたときに、前記検知手段により判定のため
の周期を変更要求がなされた画素密度に対応した周期に
設定する設定手段と、前記回転ミラーが定速で回転して
いることを検出する手段と、を有し、前記検知手段によ
る検知動作が禁止されている間に前記回転ミラーが定速
で回転していることが検出されたときに、前記検知手段
による検知動作の禁止を解除し、前記設定手段により設
定された周期で検知動作を行うように構成される。 (実施例) 以下、この発明を図示実施例に基づいて説明する。 第1図はレーザプリンタ1の断面図である。同図にお
いて、2はレーザービームにより潜像が形成される感光
体、3は感光体2に一様の電荷を与えるための帯電チャ
ージャー、4はレーザービームにより形成された潜像を
現像する現像器、5は現像されたトナーを用紙に転写さ
せるための転写チャージャー、6は用紙を感光体2から
分離させるための分離ベルト、7は転写後に余ったトナ
ーを回収するクリーナーブレード、8は帯電チャージャ
ー3での帯電を均一にするための余電荷を取り除くため
に照射するイレーサ、9はトナーの濃度を読み取る濃度
読み取り器、10は用紙を収納するペーパーカセット、11
は用紙を搬送路へ導くための半月型給紙ローラ、12は搬
送ローラ、13は手差し用紙用の給紙ローラを兼用した搬
送ローラ、14は副走査方向(用紙に対してレーザビーム
が走査する方向を主走査方向、それに対し直角な方向を
副走査方向とする)の用紙に対する記録位置を決定する
レジストローラ、15は転写チャージャー5により転写さ
れたトナーを用紙に定着させる定着ローラ、16は本体排
出ローラ、17は用紙を裏面排出するための反転ユニット
である。18は裏面または裏面排出を切換えるための用紙
導き爪であり、手動で操作できるようになっている。19
は裏面排出する場合の搬送路、20は排出ローラである。
21はペーパーカセット10内のペーパーサイズを識別する
ためのマグネット群であり、3ビットの収容枠にマグネ
ットが有るか否かをセンサ22により検出して識別を行
う。23はカセット内の用紙存在を検出するペーパーエン
プティーセンサー、PS1,PS2,PS3はそれぞれペーパーセ
ンサーである。 第2図はレーザプリンタ1の光学系を模式的に表した
ものである。第1図及び第2図を参照して、31はレーザ
ダイオード(以下、LDという)であり、後述するLD駆動
部により変調駆動される。32,33はレーザビームの広が
り補正のためのいわゆるコリメータレンズとシリンドリ
カルレンズである。34はポリゴンミラーであり、回転す
ることによりレーザビームが感光体2上をスキャンして
スキャン光39を得るように構成されている。35はレーザ
ビームが感光体上を均一の速度でスキャンするためのf
θレンズ、36,37はレーザビームを感光体2へ導くため
の折返しミラー、38は主走査方向の印字位置を決定する
ためのビーム検出器であり、スキャン光39はビーム検出
器を通った後に、感光体2をスキャンするように構成さ
れている。 第3図はレーザプリンタ1を実際に使用する際のシス
テムブロック図であり、400は汎用のデータ処理装置
(例えばワードプロセッサやパーソナルコンピュータ、
その他のホストコンピュータ等)、300はデータ制御
部、200はレーザプリンタ1の印字動作を制御するレー
ザプリンタ1の印字制御部である。 一般に、データ処理装置400において印字要求が発生
するとインターフェイス301を通して、レーザプリンタ
1でのプリント動作様式を決定するプリンタ制御デー
タ、及び実際の印字内容を決定する印字データが、それ
ぞれコードデータによりデータ制御部300に送信され
る。コードで送信されるのは送信時間をなるべく短縮す
る為である。データ制御部300においては、前記コード
データによるデータを受信し、そのデータがプリンタ制
御データであれば、後述するインターフェイス201によ
りそのままレーザプリンタ1の印字制御部200に伝達す
る。一方、前記データが印字データであれば、コードデ
ータをビットイメージデータに変換した後それをビット
マップメモリーと呼ばれる1ページ分のビットイメージ
データを保管できるメモリーへ展開し、1ページ分のデ
ータが展開されたところで、インターフェイス201によ
り、レーザプリンタ1の印字制御部200に対しプリント
の起動要求が発せられる。レーザプリンタ1は、印字制
御部200で前記プリント起動要求を受け取るとプリント
動作を開始し、実際にイメージデータが必要な露光時
に、インターフェイス201を通して前記ビットマップメ
モリーよりデータを読み出し、そのデータによりLD31を
変調して感光体2に潜像を作り出す。次にインターフェ
イス201のプロトコルとレーザプリンタ1の印字制御に
ついて説明する。 インターフェイス201は、レーザプリンタ1内のデー
タ制御部300と印字制御部200との間でデータを交換する
為のもので、機能上次の2つのインターフェイスからな
る。 第5図を参照して、制御インターフェイス201aは、レ
ーザプリンタ1の動作制御に関するデータ交換に用いる
もので、データ制御部300からは給紙口や排出口等のプ
リント様式を指定するためのデータ、及びプリント起動
要求等のタイミングを決定するためのデータが送られ、
一方、印字制御部200からはペーパーサイズ情報、エラ
ー情報等のレーザプリンタ1の内部の状況の為のデー
タ、及び印字終了、ペーパー排出等のタイミングを決定
する為のデータが送られる。また、このインターフェイ
ス201aはコマンドとステータスからなっており、コマン
ドは前記タイミングに関するデータを、ステータスはそ
れ以外のデータを交換する為に用いる。これらのコマン
ドおよびステータスを表1および表2に示す。 次に、画像インターフェイス201bは、感光体2に潜像
を形成中であるいわゆる露光時に、データ制御部300の
前記ビットマップメモリーから画像データを読み出す為
に用いる。 第4図はその信号ラインの構成であり、S100は露光中
であることを表すライトラスタ(▲▼という)
信号、S101はレーザビームのスキャン光39(第2図参
照)がビーム検出器38を通過したことを示す、センサー
スキャン(以下▲▼という)信号、S102は8
ビットの画像データを要求する為のデータリクエスト
(以下▲▼という)信号、S103は前記▲
▼信号によって出力される8ビットの画像データ信号
である。露光時になると▲▼信号S100が“L"に
なり、それによりデータ制御部300は画像データ送信の
体制に入る。さらに▲▼信号S101の立下りに
より1ライン分の開始を認識し、▲▼信号S102
の立下りに同期して8ビットパラレルデータをレーザプ
リンタ1に送信するのである。 第5図はレーザプリンタ1の印字制御部200ののブロ
ック図である。構成はCPU202を中心にいわゆるマルチチ
ップ構成であり、バスS10により各チップとデータ交換
ができる。同図において、205は制御プログラムを保存
するシステムROM、206は制御プログラムの作業エリアと
なるシステムRAM、203はCPUの動作の同期をとるクロッ
クを作成する発振子、204は電源オン時に回路全体をリ
セット状態にするためのリセット回路、208はモータ、
ソレノイド、ヒータ等の各種駆動部207は駆動部208へ信
号を与える出力ポート、210はペーパーセンサや濃度セ
ンサ等の各種センサ、209はセンサ210からの信号を受け
取る入力ポート、212はLED等の表示素子またはスイッチ
等の入力素子を持つ操作パネルである。 215はポリゴンミラー34の回転制御を行うスキャナー
駆動部であり、タイマー213から発信されるクロックS12
に応じてポリゴンミラー34の回転速度を決定し駆動す
る。タイマー213の設定値はCPU202からの指令により設
定可能となっており、CPU202により回転速度を任意に変
更し設定することができる。これは、印字密度を変更す
る場合にポリゴンミラー34の回転速度を変更する必要が
あるからである。また、スキャナー駆動部215は入力ポ
ート209に対し、ポリゴンミラー34が定速回転を行って
いるか否かのポリゴンロック信号S11を送る。 218はLD31の駆動制御を行うLD駆動部であり、印字デ
ータ書込制御回路217から送られてくる信号に基づき、L
D31の変調を行う。印字データ書込回路217は、データ制
御部300から送られてくるイメージデータから、感光体
2上の所定の位置でスキャン光39がオンオフするように
LD駆動部218へのLD変調データを作成する。なお、イメ
ージデータのやりとりは画像インターフェイス201bにて
行う。また、219は制御インターフェイス201aを制御す
るインターフェイス制御回路である。 第6図は出力ポート207からの出力信号の内容を示し
たものである。ここでは単に駆動させる対象の内容のみ
を示し、これらの駆動部を実際に駆動する為の回路や具
体的な結線等を省略する。また本実施例におけるメカ的
な駆動部(各ローラまたはトナー補給部等)は、全てメ
インモータ224からのチェーンにより駆動され、そのオ
ンオフはソレノイドを用いたクラッチにより行ってい
る。220は給紙ローラ11に前記チェーンの駆動を伝える
か否かを決定するソレノイド、221はレジストローラ14
用のソレノイド、222は現像器4にトナーを補給する部
分を駆動するか否かを決定するソレノイド、223は濃度
読み取り器9に付属したLED、224はメインモータ、227
は現像器4内のトナーが感光体2上に形成された潜像の
みに付着するように、感光体2に対する相対的な電位
(以下現像バイアスという)を現像器4に与える加電圧
装置及びその高圧電源、229は定着ローラ15のヒータ部
である。印字データ書込制御回路217への出力信号につ
いては後述する。 第7図は入力ポート209への入力信号内容を示したも
のである。ここでは出力信号と同様に単に検出する内容
のみを示し、具体的な結線やコンパレータ等は省略す
る。 230はレーザプリンタ1の機内と外部を分離するドア
の開閉を検知するスイッチ、231はメインモータ224の不
良検出器、232,233はそれぞれ帯電チャージャー3と転
写チャージャー5の不良検出器、234は現像器4内のト
ナー量を検知するトナーエンプティー検出センサ、235
は濃度読み取り器9における濃度検出センサ、236は用
紙導き爪18がどちら状態にあるのかを検出するフェイス
アップダウンスイッチ、237は印字密度(画素密度)の
初期値を設定する為の2連スイッチからなる初期設定ス
イッチであり、これによって4通りの設定が行える。ま
た、238はヒートローラの温度制御部であり、入力ポー
ト209へはヒーターの温度状態を知らせる。 第8図は印字データ書込制御回路217の詳細回路図で
ある。 この回路217は主走査方向の画像印字位置の決定、自
動画像濃度コントロール(以下AIDCという)用マークの
主走査方向の印字位置の決定、上記印字位置を決定する
為の同期信号(SSCAN)を発生させる画像エリア外でのL
D31の強制発光、LD31の自動パワーコントロール(以下A
PCという)のサンプルタイミングの決定、および、LD31
の発光とポリゴンミラー34の回転の異状検出、を行う為
のものである。表3はこの回路217への入出力信号の内
容を示したものである。 第8図において、250はLD31の変調同期クロックS119
(以下画像クロックという)のもととなるクロックS115
(以下基本クロックという)を3個の発振器251,252,25
3から選択するクロックセレクターであり、CPU202から
のDPI SELECT信号S113により選択が行われる。CPU202か
らの指令によって画像クロックS119の周波数が選択でき
るようになっているのは、レーザプリンタ1の印字密度
(画素密度)を可変とするためである。 印字密度を変更するには、第2図で示された光学系の
機械構造には一切変更を加えないとしたならば、ポリゴ
ンミラー34の回転速度、LD31の変調周波数、または用紙
の搬送速度(感光体2の回転速度)の中の少なくとも2
つを変更する必要があるが、実施例では、ポリゴンミラ
ー34の回転速度及びLD31の変調周波数の変更による方法
を変更手段として採用し、電源投入時の初期設定は前述
の初期設定スイッチにより、その後の変更は後述するよ
うに、DPIRQフラグに変更要求に応じた値をセットする
ことにより行い、いずれも3種類の印字密度(画素密
度)の選択ができるようになっている。以下、その3種
類の印字密度を、密度の低い順に、印字密度1、印字密
度2、印字密度3とする。 次に、第9図、第10図および第11図(a)〜(c)を
も参照して画像位置決定制御について説明する。 まず、プリント中は、第9図および第10図の最上段に
示されるように、SSCAN信号S112が周期的に発生する
が、このSSCAN信号の立上がりによって主走査方向の印
字などのための一連の動作が開始されることになる。第
11図(a)のようにSSCAN信号S112の立上がりにより、
フリップフロップ254aの出力Q(CTGATE0)S116が“H"
になり、これによりフリップフロップ254bの出力Q(CT
GATE1)S117が基本クロック(1/1CLK)S115の立上がり
に同期して“H"になる。CTGATE1S117が“H"ななるとフ
リップフロップ255のクリア(CLR)が解除され、出力QS
118から基本クロックS115の1/2分周クロック(1/2CLK)
の出力が開始される。さらに4ビットカウンタ(CT1)2
56のロード(LD)を解除され、1/2CLKS118が入力する事
によりダウンカウントが開始し、出力QA,QB,QC,QDから
それぞれ1/2CLKを1/2,1/4,1/8,1/16に分周したクロック
が出力される。 主走査方向の印字の開始と終了を決定すためのスター
トカウンタ(CT2)257およびエンドカウンタ(CT3)258
は、SSCAN信号S112の立上がりによりゲートが開かれ、
その後、4ビットカウンタ256の出力QDからの反転クロ
ックによりカウントが開始される。スタートカウンタ25
7及びエンドカウンタ258の出力S122,S123は、カウント
継続中は“L"であり、設定値からのカウントダウンによ
り零になったときにそれぞれ“H"となるので、この出力
を用いて主走査方向のイメージエリアを決定する。エン
ドカウンタ258がカウントを終了すると、第11図(c)
のように出力S123が立上がって単安定マルチバイブレー
タ259の出力S124から“L"パルスが出力し、その立上が
りによりフリップフロップ261の出力Qが“L"になる。
これによりLD DATA S104は強制的に“H"となり、LD31が
発光する。 LD31の強制発光により、再びビーム検出器38をスキャ
ンし、SSCAN信号S112の“H"パルスが発生するのであ
る。単安定マルチバイブレータ259からの出力パルス
は、さらに4ビットカウント256のボロー(BR)S138か
らのパルスをフリップフロップ254aのクリア(CLR)S14
0に送り込み、フリップフロップ254a,254bの出力QS116,
117を“L"にする。これによりフリップフロップ255の出
力QS118からのクロックの出力が停止する。 主走査方向のイメージエリアは、スタートカウンタ
(CT2)257およびエンドカウンタ(CT3)258により決定
される(第19図参照)。つまり、SSCAN信号の立上がり
からイメージの開始を決定するスタートカウンタ257
と、SSCAN信号S112の立上がりからイメージの終了を決
定するエンドカウンタ258とに対し、CPU202から適当な
値(ペーパーサイズにより決まる)を露光前にあらかじ
め設定し、その出力S122,S123からイメージエリアを決
定する。第11図(b),(c)は、それぞれのカウンタ
が終了する近傍での詳細タイムチャートである。イメー
ジエリアの間においては、第10図のように▲▼
信号S102および▲▼信号S131が発せられる。デ
ータ制御部300は、▲▼信号S102の立上がりに
より、8ビットパラレルデータ(L DATA)をレーザプリ
ンタへ送信する。さらに、▲▼信号S131の“L"
によりパラシリ変換器264はデータS103を取り込み、画
像クロック(IMCLK)S119に同期したLD駆動データ(LD
DATA)S104としてLD駆動部218へ送る。 副走査方向のイメージエリアは、第9図のように、CP
U202からのSTARTS114をSSCAN信号でラッチした信号であ
る▲▼信号S100により決定される。つまり▲
信号S102は、▲▼信号S100が“H"のとき
のみデータ制御部300へ送られる。 次に、AIDC用マークの発生方法について説明する。AI
DCは、感光体2上にある一定の位置及び大きさの黒べた
のマークを露光した後現像により作り出し、そのマーク
の濃度を読み取り器9により読み取り、ある一定の濃度
以下であれば現像器4にトナーを補給するという制御で
ある。AIDC用マークとはその読み取り用マークのことで
ある。このAIDC用マークの位置は、当然のことがながら
イメージエリア外に作られるものであるが、本実施例に
おいては、主走査方向においては実際に印字が行われる
範囲内で、副走査方向においては実際に印字が行われる
範囲外ですぐその後の位置である(第19図参照)。した
がって、AIDC用のマークは、感光体2のうちの実際に印
字に使用される部分に形成されるので、感光体2の使用
による感度の変動の影響を受けることなく、適切な濃度
制御が行われることとなる。 AIDC用マークの主走査方向の位置決めは、イメージ開
始を決定するスタートカウンタ257と単安定マルチバイ
ブレータ260により行う。すなわち第10図のように、イ
メージ開始を決定する際の設定値とは異なった設定値が
設定されたスタートカウンタ257の終了による出力S122
の立上がりにより、単安定マルチバイブレータ260の出
力QS125から“H"パルスを出力させ、この“H"パルスの
間をマークエリアとする。一方、副走査方向の位置決め
は単安定マルチバイブレータ260のクリア(CLR)を印字
するときのみ解除させることにより行う(第13図参
照)。CPU202からのAIDC信号S108により出力される単安
定マルチバイブレータ260からのパルス時間は一定であ
るので、印字密度により主走査方向のマーク幅が変化す
る。 次に、SSCANOUT信号の発生について説明する。プログ
ラマブル・カウンタ(CT4)262は、入力GATEへ入力信号
の立上がりにより、SSCAN信号S112のパルス周期、つま
りビーム検出器38のビームスキャン周期よりやや長い値
の“L"パルスが出力OUT136から発せられるよう、CPU202
から適当なタイマー値が印字密度に合わせて設定され
る。入力GATEへはSSCAN信号S112が接続されている為、
ポリゴンミラー34が正常な回転速度で回転し、かつLD31
が正常な発光を続ける限り、前記出力“L"パルスが重な
り合って“L"状態を続ける。ただし、LDBIAS信号S109が
“L"の間はLD31は発光しないので、ANDゲート263により
その間は強制的に“L"にする。このSSCANOUT信号S107
は、CPU202の割込端子に入力されている。 次に、第12図ないし第17図のフローチャート、および
第18図のタイムチャートを参照しながら、CPU202による
制御内容について説明する。まず、ここで用いられるフ
ラグおよび内部タイマーについて説明する。 PRRJTは、プリントコマンドを受付けない状態である
ことを示す。 PRNTは、プリント動作中を示す。このフラグが“1"の
ときにプリントコマンドを受付ければ、メインモータや
感光体2の立上げをすることなく、直ちに給紙からプリ
ントができる。 DPIRQは、印字密度の切換(変更)要求、及び切換後
の印字密度を示す。0は要求なし、1,2,3はそれぞれ印
字密度1,2,3への切換要求である。 PLYCHは、ポリゴンミラー34が定速になったか否かを
判断する必要があることを示す。 EXPENDは、露光の終了を示す。 BFEXPは、プリントコマンドを受付け、かつ、まだそ
れによるプリントの露光を開始していないことを表す。 DPIACは、印字密度コマンドの受付け、及び印字密度
内容を表す。0は受付けていない状態を、1,2,3はそれ
ぞれ印字密度1,2,3の切換(変更)要求を持った印字密
度コマンドを受付けたことを表す。 INHCHは、露光開始からAIDSマークの書き込みの終了
までの間で“1"となるフラグであり、このフラグが“1"
である間はいかなる条件においても印字密度の変更はで
きない。 TIM0〜14,TIME0〜E2,TIMS0〜S1,TIMNXは、プリント中
の各エレメントのオンオフタイミングを決定する内部タ
イマーを示す。 t1〜t14,tE0〜tE2,tS0〜tS1,tNXは、タイマー値であ
り、第18図のタイムチャートに詳細が示してある。t0
は、この値をタイマーセットすると直ちにタイムアップ
する。 第12図は、制御のメインフローである。電源オンによ
り、まずRAM206、インターフェース201a、入出力ポート
207,209、タイマー213、及びスタートカウンタ(CT2)2
57、エンドカウンタ(CT3)258の初期設定を行う。これ
により、タイマー213からはセット値により決められる
周期のクロックS12が出力され、またスタートカウンタ
(CT2)257、及びエンドカウンタ(CT3)258は外部から
入力されるクロックをカウントしている間“L"の状態を
保持する。さらに前記フラグ及び内部タイマーをクリア
する(ステップN1)。 次に、初期起動制御(ステップN2)を行う。第13図は
その詳細を示すフローである。まず、定着ローラー15の
ヒーター229をオンにし(ステップN9)、つづいて印字
密度の初期設定スイッチ237の値を読む(ステップN1
0)。スイッチ237は2連であるので、0,1,2,3の4種類
の状態をとことができ、それぞれが印字密度1、印字密
度1、印字密度2、印字密度3に対応しており、それぞ
れの印字密度に合ったポリゴンミラー34の回転数、基本
クロックの周波数、及び前述のSSCANOUT信号を得る為
に、タイマー213、DPISELCT信号S113及びプログラマブ
ル・カウンタ(CT4)262に適当な値を設定する(ステッ
プN11,N12,N13)。したがって、使用者が常時に使用す
る印字密度に合うよう、初期設定スイッチ237を設定し
ておくことによって、電源投入時にステップN2によって
初期設定スイッチ237の値が読み込まれ、これに応じた
印字密度に初期設定されることとなる。なお、その後に
おける印字密度の変更は、後述するようにデータ制御部
300からのコマンドにより行われる(ステップN27〜N3
5)。tc1,tc2,tc3は、それぞれタイマー213に設定する
値であり、印字密度1,2,3におけるポリゴンミラー34の
回転数の同期をとる同期パルスの周期である。また、ts
s1,tss2,tss3は、それぞれプログラマブル・カウンター
(CT4)262に設定する値であり、各印字密度1,2,3にお
けるSSCANOUT信号の検出のために発生させる“L"パルス
のパルス長である。 ところで、ヒーター229及びポリゴンミラー34は、プ
リント可能(以下READY状態という)とはすぐにはなる
ことはできない。つまりヒーター229は設定温度に達す
るまでの過渡時間が必要であり、ポリゴンミラー34は一
定速度になるまでの過渡時間が必要である。したがって
ステップN14でヒーター229およびポリゴンミラー34が共
にREADY状態になったか否かを判断し、YESによりステー
タスのREADYを“1"にする(ステップN15)。 初期起動制御(ステップN2)が終了すると、つまりRE
ADY状態になると、メインループに入る。メインループ
ではまずステータスの送受制御を行う(ステップN3)。
ここでは表2で示されているデータ制御部300のステー
タスを読み込み、またレーザープリンタ1のステータス
を送り出す。 次にコマンド制御を行う(ステップN4)。ここでは表
1で示された各コマンドの受信時または送信時での処理
を行う。 第14図(a)〜(c)はコマンド制御の詳細を示すフ
ローである。このうちのステップN16〜N27はプリントコ
マンド受信時の処理を示している。プリントコマンドを
受信すると(ステップN16)エラー中か(ステップN1
7)、またはプリントコマンド受付不可状態であるかを
示すPRRJTフラグを判断し(ステップN18)、エラー中で
なくかつ受付可能状態であれば、プリントコマンドを受
付ける。受付けない場合はNAKをデータ制御部300に送る
(ステップN27)。プリントコマンドを受付けたとき
(ステップN9)は、プリント状態を示すPRNTフラグが
“0"であれば、つまりプリント状態でなければ、TIM0に
t0をセットし(ステップN20)、さらにTIME1,TIME2をク
リアする(ステップN21)。一方、PRNTフラグが“1"で
あれば、TIM5にt0をセットし(ステップN22)、さらにT
IME0をクリアする(ステップN23)。ステップN20または
N22のいずれかによりプリントが起動される。プリント
が起動されると、PRRJTフラグを“1"にしてプリントコ
マンドの受付けを禁止し(ステップN24)、また露光を
開始していないことを表すBFEXPフラグを“1"にし(ス
テップN25)、データ制御部300に対しACKを送信する
(ステップN26)。 次に、ステップN28〜N35は印字密度コマンド受信時の
処理を示している。 印字密度コマンドを受信すると(ステップN28)、ペ
ーパーエンプティやトナーエンプティのような、復帰可
能なエラー以外のエラー中であるか否かを判断する(ス
テップN29)、エラー中であればデータ制御部300にNAK
を送信する(ステップN35)。エラー中でなければコマ
ンドを受付け、印字密度の要求に応じて1,2,3の値をDPI
ACフラグにセットし(ステップN31,N32,N33)、データ
制御部300にACKを送信する(ステップN34)。 次に、ステップN36〜N38は露光終了コマンド送信時の
処理を示す。露光終了を示すEXPENDフラグが“1"であれ
ば(ステップN36)露光終了コマンドをデータ制御部300
へ送信し(ステップN37)、その後EXPENDフラグをクリ
アする(ステップN38)。データ制御部300はこのコマン
ドにより次の印字データの送信準備を行う。コマンド制
御(ステップN4)を終了すると、シーケンス制御(ステ
ップN5)へうつる。 第15図(a)〜(c)はシーケンス制御の詳細を示す
フローである。ここではプリントに伴うエレメントのオ
ンオフの流れを、内部タイマーを連鎖的に接続すること
により制御する。この制御の開始は、コマンド制御(ス
テップN4)におけるプリントコマンドの受付けにより行
われ、TIM0またはTIM5へのタイマー値t0のセットにより
起動される。詳細なタイミングは第18図のタイムチャー
トに示してある。 コマンド制御(ステップN4)においてTIM0にt0がセッ
トされると、ステップN39において直ちにタイムアップ
し、その後はステップN39からN101までの制御により、
第18図のように各エレメントのオンオフタイミングを作
り出す。一方コマンド制御(ステップN4)において、TI
M5にt0がセットされると、ステップN51において直ちに
タイムアップし、その後はN51からN101までの制御を行
う。ステップN39からN50は実際のプリント動作に入る為
の立上げ動作であり、メインモータ224、イレーサー8
のオン、帯電チャージャー3のオン、現像器4の現像バ
イアス227のオンと続く。また一方ではLDON信号のオ
ン、LDBIAS信号のオンによりLD31が強制的に発光し、そ
れによりビーム検出器38にスキャン光39が入光し、印字
データ書込制御回路217内の一連の制御が開始する。LDO
N信号は前記制御の開始に十分な時間の経過後オフにす
る。 プリント状態を示すPRNTフラグは、TIM0がタイムアッ
プすると(ステップN39)直ちに“1"になる。これが
“0"になるのは一連のプリント動作が終了する時点(ス
テップN96)である。 ステップN51からN55は給紙の制御である。給紙された
用紙はその先端がPS1を通過してから(ステップN56,N5
7)一定時間後に露光を開始する(ステップN58)。ただ
し、ポリゴンミラー34が定速でない場合、つまりPLYCH
フラグが“1"の場合は露光を開始せず、PLYCHフラグが
“0"になるかどうかのチェックを繰返して行う(ステッ
プN59)。ポリゴンミラー34が定速になり、PLYCHフラグ
が“0"となれば、スタートカウンタ(CT2)257、及びエ
ンドカウンタ(CT3)258に印字密度及び用紙サイズに応
じたタイマー値をセットし、露光を開始する為にSTART
信号S114をオンにし(ステップN60)、これにより露光
を開始するのでBFEXPフラグを“0"にし、さらに印字密
度の変更を禁止する為にINHCHフラグを“1"にする(ス
テップN61)。 したがって、例えば露光前の印字密度の変更要求を受
けてポリゴンミラーの回転速度が変更された場合におい
て、ポリゴンミラーが回転速度の変更後に定速になった
ことを判断するまで露光が停止されており、ポリゴンミ
ラーが定速になり次第露光が行われるのである。 露光終了時(ステップN67〜N70)にはSTART信号S114
をオフにし、露光終了を示すEXPENDフラグを“1"にす
る。 ステップN64からN66、及びN71からN72はレジストロー
ラ14に関する制御である。露光後、用紙への転写が決め
られた位置に行われるようなタイミング(ここではt10
時間後)でオンし、用紙がレジストローラ14を通過し終
わった時点でオフする。 ステップN73からN87はAIDCに関する制御である。露光
終了後s11時間経過後に、まずスタートカウンタ(CT2)
257にAIDC用マークの主走査方向の開始位置を決定する
カウント値をセットする(ステップN74)。このときの
カウント値は印字密度に応じたものとなる。その後直ち
にAIDC信号をオンし(ステップN75)、t12時間経過後オ
フにする(ステップN78)。これにより、t12時間の間、
印字データ書込制御回路217により決定される主走査方
向の位置にマークが形成される。このマークは前記カウ
ント値により、濃度読み取り器9が終み取り可能な位置
に形成されるのであるが、その主走査方向の開始位置を
決定するのに、イメージエリアの開始位置を決定するた
めのスタートカウンタ(CT2)257を兼用しており、この
マークのための専用のカウンタやタイマーを用いていな
いのである。マーク形成後は直ちにINHCHフラグを“0"
にし、印字密度の変更を許可する。この時点で変更要求
があれば、後述のように印字密度の変更を開始する。さ
らにマーク形成後t13時間経過後(これは、露光された
マークが現像されちょうど濃度読み取り部129に到達す
る時間)に、濃度検出用のLED223を点燈し(ステップN8
1)、マークの濃度を判断する(ステップN82)。ここで
濃度がある一定値を下回っていればトナー補給をする為
のソレイド222をオンにし(ステップN83)、t14時間後
にオフする(ステップN86,N87)。 ステップN88からN89は、次のプリントコマンドを受付
けるタイミングの決定制御を行っている。本実施例では
露光開始後tNX経過後とし、その時点でプリントコマン
ドの受付を禁止するPRRJTフラグをクリアする。 ステップN90からN94は、転写チャージャー5をオンす
るタイミングを制御するためのもので、用紙が転写チャ
ージャー5を通過するときのみオンにするようにしてい
る。これはAIDC用のマークが転写チャージャー5を通過
する時点でオンになっていると、トナーが感光体2から
分離し機内をよごすおそれがある為である。 ステップN95からN102は、プリント作業が終了し、か
つ、次のプリント要求がないときに、プリント動作を中
止する為の制御である。シーケンス制御(ステップN5)
を終了すると、作像部制御(ステップN6)に入る。 第16図は作像部制御の詳細を示すフローである。ここ
では、ポリゴンミラー34またはLD31などの画像に関連し
た部分の制御を行っている。 ステップN103からN108は印字密度コマンドの受付けに
対して、実際に印字密度の変更を行うタイミングを決定
している。つまり、印字密度コマンドを受付けても、そ
の時点が以前受付けたプリントコマンドの露光開始前で
あれば、変更の要求を示すDPIRQフラガを立てない(ス
テップN103〜N106。さらに、露光開始後であっても、AI
DC用のマークの書き込み終了までは、つまりINHCHフラ
グが“1"の間は、BPIRQフラグによる印字密度の変更要
求を受付けない(ステップN107,N108)。したがって、
印字密度の変更作業を実際に開始するのは、その変更に
係る印字密度コマンドを受付けた時点より前に受付けた
プリントコマンドによりプリントの露光、及びAIDC用マ
ークの書き込みをすべて終了した時点ということにな
る。 印字密度の変更要求を受けると、SSCANOUTの割込みを
禁止し(ステップN109)、要求印字密度に応じたポリゴ
ンミラー34の回転数、基本クロックの周波数及び前述の
SSCANOUT信号を得る為に、タイマー213に適当なタイマ
ー値tc1,tc2またはtc3をセットし、適当な発振子のクロ
ックを選択する為のDPISELECT信号を送り(ステップN11
0からN113)、さらにはプログラマブル・カウンター(C
T4)262に適当なタイマー値tss1,tss2,又はtss3,をセッ
トする。 その後、DPIRQフラグをクリアし、ポリゴンミラー34
が定速でないことを示すPLYCHフラグを“1"にする(ス
テップN114)。PLYCHフラグが“1"の間は(ステップN11
5)ポリゴンミラー34が定速になったか否かを判断し
(ステップN116)、定速になればPLYCHフラグをクリア
し、前記SSCANOUT信号の割込禁止を解除する。 ここで、ポリゴンミラー34が定速でない間の割込みを
禁止したのは、この間においてはポリゴンミラー34と基
本クロックの周波数との整合がとれていないので、異状
でないにもかかわらず、SSCANOUT信号の割込が入る可能
性があるからである。 第17図は、SSCANOUT信号の割込時の処理を示すフロー
である。割込みが入ると、以後の割込みを禁止し(ステ
ップN119)、LD駆動への電源をオフし(ステップN12
0)、LD31が発光しないようにする。 作像部制御(ステップN6)が終了すると、次にエラー
制御(ステップN7)を行う。ここではペーパーエンプテ
ィ、トナーエンプティ、ジャム、イレーサーランプ切
れ、または高圧部不良等のエラーを検知する。 最後にステップN8において、表示制御、温調制御、ペ
ーパーサイズ検出等のプリント制御に係る前述以外の制
御を行い、その後再びステップN3にもどり、以下これが
繰り返される。 上述の実施例においては、タイマー手段として、プリ
セット可能なダウンカウンタを用い、これに一定周期の
パルスを入力することによりタイマー機能を発揮されて
いるが、これ以外のカウンタやタイマーを用いてもよ
く、要はイメージエリア用とマーク用との実質的に2種
類の時間設定または時間計測が行われるものであればよ
い。 (発明の効果) 本発明によると、画素密度の変更を行っている動作中
においては、検知手段による検知動作を行わず、レーザ
光の異状を検知しないので、従来のレーザプリンタのよ
うに、画素密度の変更を行ったときにスキャン周期が不
安定となってレーザ光が異状でないことにもかかわらず
異状が検知されてしまうということがなくなり、レーザ
光の不必要な異状検知や検知ミスを防止することができ
る。 すなわち、画素密度の切り換え時において適切なタイ
ミングでレーザ光の異状検知動作の禁止と許可(解除)
とを与え、且つ異状検知動作の判定の周期を切り換える
ことによって、不安定な状態でレーザ光の異状検知動作
を行うことがなく、しかもレーザダイオードの発光不良
や回転ミラーの回転不良などの異状をきめこまかく検知
して画素密度の変更時間を短くすることができ、正確に
レーザ光の異状検知を行うことができる。
リンタに関し、特にレーザダイオードやポリゴンミラー
などの不良に起因するレーザ光の異状を検知するように
したレーザプリンタに関する。 (従来の技術及びその問題点) レーザプリンタは、マトリクス状に配列される多数の
画素により画像形成されるプリンタ装置であり、情報に
応じてオンオフするように変調されたスキャン光により
感光体ドラム上に画素による潜像を形成し、トナー現像
によって可視像を得て普通紙に転写した後これを定着す
るようにしたものである。レーザプリンタは、レーザ光
の高速変調が可能であるため、高速且つ高品位(高密
度)の印字やグラプィック記録が実現でき、このため、
コンピュータを使用した各種データ処理システムや画像
作成システムの出力装置として、広い用途を有してい
る。 ところで、ホストコンピュータから出力される画像信
号の画像密度は種々異なったものがあり、これらの出力
を受けて正常な画像をプリントするには、レーザプリン
タの画素密度(印字密度)をこれらに合わせて可変とす
る必要がある。また、同一の画素構成のキャラクタージ
ェネレータを用いて印字の大きさを変えるためにも、レ
ーザプリンタの画素密度を可変とすることが必要であ
る。このような要求に応えるために、従来から画素密度
を可変としたレーザプリンタが提案されている(例えば
特開昭59−198076号公報)。一方、レーザダイオードや
ポリゴンミラーなどに起因するレーザ光の異状を検知す
るために、スキャンされたレーザ光を一回のスキャン毎
に光検出センサーにより検出し、光検出センサーからの
出力が一定の周期内に入っているか否か、即ちレーザ光
が一定の時間内に光検出センサー上を通過しているか否
かを検知することが行われている。ところが、画素密度
を変更する場合には、変更の開始から終了までの間にお
いてスキャン周期が不安定となる期間が存在し、しかも
スキャン周期の変更は一般にメカ的な作動が含まれるた
め、変更が終了するまでに数秒〜数十秒の長い時間を要
する。このため、従来のレーザプリンタにおいては、画
素密度の変更を行ったときにスキャン周期が不安定とな
ってレーザ光が異状でないにもかかわらず異状が検知さ
れてしまうという問題があった。 本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、レー
ザ光のスキャン周期を変更することによって画素密度
(印字密度)を可変としたレーザプリンタにおいて、レ
ーザ光の不必要な異状検知を防止することを目的とす
る。 (課題を解決するための手段) 本発明に係るレーザプリンタは、レーザ光をスキャン
する回転ミラーの回転速度を変更することによって画素
密度を可変としたレーザプリンタにおいて、スキャンさ
れたレーザ光を検出する光検出センサと、該光検出セン
サの出力によりレーザ光が一定の周期内にスキャンを行
っているか否かを判定してレーザ光の異状を検知する検
知手段、画素密度の変更要求がなされたことを判別する
手段と、画素密度の変更要求がなされたときに前記検知
手段により検知動作を禁止する手段と、画素密度の変更
要求がなされたときに、前記検知手段により判定のため
の周期を変更要求がなされた画素密度に対応した周期に
設定する設定手段と、前記回転ミラーが定速で回転して
いることを検出する手段と、を有し、前記検知手段によ
る検知動作が禁止されている間に前記回転ミラーが定速
で回転していることが検出されたときに、前記検知手段
による検知動作の禁止を解除し、前記設定手段により設
定された周期で検知動作を行うように構成される。 (実施例) 以下、この発明を図示実施例に基づいて説明する。 第1図はレーザプリンタ1の断面図である。同図にお
いて、2はレーザービームにより潜像が形成される感光
体、3は感光体2に一様の電荷を与えるための帯電チャ
ージャー、4はレーザービームにより形成された潜像を
現像する現像器、5は現像されたトナーを用紙に転写さ
せるための転写チャージャー、6は用紙を感光体2から
分離させるための分離ベルト、7は転写後に余ったトナ
ーを回収するクリーナーブレード、8は帯電チャージャ
ー3での帯電を均一にするための余電荷を取り除くため
に照射するイレーサ、9はトナーの濃度を読み取る濃度
読み取り器、10は用紙を収納するペーパーカセット、11
は用紙を搬送路へ導くための半月型給紙ローラ、12は搬
送ローラ、13は手差し用紙用の給紙ローラを兼用した搬
送ローラ、14は副走査方向(用紙に対してレーザビーム
が走査する方向を主走査方向、それに対し直角な方向を
副走査方向とする)の用紙に対する記録位置を決定する
レジストローラ、15は転写チャージャー5により転写さ
れたトナーを用紙に定着させる定着ローラ、16は本体排
出ローラ、17は用紙を裏面排出するための反転ユニット
である。18は裏面または裏面排出を切換えるための用紙
導き爪であり、手動で操作できるようになっている。19
は裏面排出する場合の搬送路、20は排出ローラである。
21はペーパーカセット10内のペーパーサイズを識別する
ためのマグネット群であり、3ビットの収容枠にマグネ
ットが有るか否かをセンサ22により検出して識別を行
う。23はカセット内の用紙存在を検出するペーパーエン
プティーセンサー、PS1,PS2,PS3はそれぞれペーパーセ
ンサーである。 第2図はレーザプリンタ1の光学系を模式的に表した
ものである。第1図及び第2図を参照して、31はレーザ
ダイオード(以下、LDという)であり、後述するLD駆動
部により変調駆動される。32,33はレーザビームの広が
り補正のためのいわゆるコリメータレンズとシリンドリ
カルレンズである。34はポリゴンミラーであり、回転す
ることによりレーザビームが感光体2上をスキャンして
スキャン光39を得るように構成されている。35はレーザ
ビームが感光体上を均一の速度でスキャンするためのf
θレンズ、36,37はレーザビームを感光体2へ導くため
の折返しミラー、38は主走査方向の印字位置を決定する
ためのビーム検出器であり、スキャン光39はビーム検出
器を通った後に、感光体2をスキャンするように構成さ
れている。 第3図はレーザプリンタ1を実際に使用する際のシス
テムブロック図であり、400は汎用のデータ処理装置
(例えばワードプロセッサやパーソナルコンピュータ、
その他のホストコンピュータ等)、300はデータ制御
部、200はレーザプリンタ1の印字動作を制御するレー
ザプリンタ1の印字制御部である。 一般に、データ処理装置400において印字要求が発生
するとインターフェイス301を通して、レーザプリンタ
1でのプリント動作様式を決定するプリンタ制御デー
タ、及び実際の印字内容を決定する印字データが、それ
ぞれコードデータによりデータ制御部300に送信され
る。コードで送信されるのは送信時間をなるべく短縮す
る為である。データ制御部300においては、前記コード
データによるデータを受信し、そのデータがプリンタ制
御データであれば、後述するインターフェイス201によ
りそのままレーザプリンタ1の印字制御部200に伝達す
る。一方、前記データが印字データであれば、コードデ
ータをビットイメージデータに変換した後それをビット
マップメモリーと呼ばれる1ページ分のビットイメージ
データを保管できるメモリーへ展開し、1ページ分のデ
ータが展開されたところで、インターフェイス201によ
り、レーザプリンタ1の印字制御部200に対しプリント
の起動要求が発せられる。レーザプリンタ1は、印字制
御部200で前記プリント起動要求を受け取るとプリント
動作を開始し、実際にイメージデータが必要な露光時
に、インターフェイス201を通して前記ビットマップメ
モリーよりデータを読み出し、そのデータによりLD31を
変調して感光体2に潜像を作り出す。次にインターフェ
イス201のプロトコルとレーザプリンタ1の印字制御に
ついて説明する。 インターフェイス201は、レーザプリンタ1内のデー
タ制御部300と印字制御部200との間でデータを交換する
為のもので、機能上次の2つのインターフェイスからな
る。 第5図を参照して、制御インターフェイス201aは、レ
ーザプリンタ1の動作制御に関するデータ交換に用いる
もので、データ制御部300からは給紙口や排出口等のプ
リント様式を指定するためのデータ、及びプリント起動
要求等のタイミングを決定するためのデータが送られ、
一方、印字制御部200からはペーパーサイズ情報、エラ
ー情報等のレーザプリンタ1の内部の状況の為のデー
タ、及び印字終了、ペーパー排出等のタイミングを決定
する為のデータが送られる。また、このインターフェイ
ス201aはコマンドとステータスからなっており、コマン
ドは前記タイミングに関するデータを、ステータスはそ
れ以外のデータを交換する為に用いる。これらのコマン
ドおよびステータスを表1および表2に示す。 次に、画像インターフェイス201bは、感光体2に潜像
を形成中であるいわゆる露光時に、データ制御部300の
前記ビットマップメモリーから画像データを読み出す為
に用いる。 第4図はその信号ラインの構成であり、S100は露光中
であることを表すライトラスタ(▲▼という)
信号、S101はレーザビームのスキャン光39(第2図参
照)がビーム検出器38を通過したことを示す、センサー
スキャン(以下▲▼という)信号、S102は8
ビットの画像データを要求する為のデータリクエスト
(以下▲▼という)信号、S103は前記▲
▼信号によって出力される8ビットの画像データ信号
である。露光時になると▲▼信号S100が“L"に
なり、それによりデータ制御部300は画像データ送信の
体制に入る。さらに▲▼信号S101の立下りに
より1ライン分の開始を認識し、▲▼信号S102
の立下りに同期して8ビットパラレルデータをレーザプ
リンタ1に送信するのである。 第5図はレーザプリンタ1の印字制御部200ののブロ
ック図である。構成はCPU202を中心にいわゆるマルチチ
ップ構成であり、バスS10により各チップとデータ交換
ができる。同図において、205は制御プログラムを保存
するシステムROM、206は制御プログラムの作業エリアと
なるシステムRAM、203はCPUの動作の同期をとるクロッ
クを作成する発振子、204は電源オン時に回路全体をリ
セット状態にするためのリセット回路、208はモータ、
ソレノイド、ヒータ等の各種駆動部207は駆動部208へ信
号を与える出力ポート、210はペーパーセンサや濃度セ
ンサ等の各種センサ、209はセンサ210からの信号を受け
取る入力ポート、212はLED等の表示素子またはスイッチ
等の入力素子を持つ操作パネルである。 215はポリゴンミラー34の回転制御を行うスキャナー
駆動部であり、タイマー213から発信されるクロックS12
に応じてポリゴンミラー34の回転速度を決定し駆動す
る。タイマー213の設定値はCPU202からの指令により設
定可能となっており、CPU202により回転速度を任意に変
更し設定することができる。これは、印字密度を変更す
る場合にポリゴンミラー34の回転速度を変更する必要が
あるからである。また、スキャナー駆動部215は入力ポ
ート209に対し、ポリゴンミラー34が定速回転を行って
いるか否かのポリゴンロック信号S11を送る。 218はLD31の駆動制御を行うLD駆動部であり、印字デ
ータ書込制御回路217から送られてくる信号に基づき、L
D31の変調を行う。印字データ書込回路217は、データ制
御部300から送られてくるイメージデータから、感光体
2上の所定の位置でスキャン光39がオンオフするように
LD駆動部218へのLD変調データを作成する。なお、イメ
ージデータのやりとりは画像インターフェイス201bにて
行う。また、219は制御インターフェイス201aを制御す
るインターフェイス制御回路である。 第6図は出力ポート207からの出力信号の内容を示し
たものである。ここでは単に駆動させる対象の内容のみ
を示し、これらの駆動部を実際に駆動する為の回路や具
体的な結線等を省略する。また本実施例におけるメカ的
な駆動部(各ローラまたはトナー補給部等)は、全てメ
インモータ224からのチェーンにより駆動され、そのオ
ンオフはソレノイドを用いたクラッチにより行ってい
る。220は給紙ローラ11に前記チェーンの駆動を伝える
か否かを決定するソレノイド、221はレジストローラ14
用のソレノイド、222は現像器4にトナーを補給する部
分を駆動するか否かを決定するソレノイド、223は濃度
読み取り器9に付属したLED、224はメインモータ、227
は現像器4内のトナーが感光体2上に形成された潜像の
みに付着するように、感光体2に対する相対的な電位
(以下現像バイアスという)を現像器4に与える加電圧
装置及びその高圧電源、229は定着ローラ15のヒータ部
である。印字データ書込制御回路217への出力信号につ
いては後述する。 第7図は入力ポート209への入力信号内容を示したも
のである。ここでは出力信号と同様に単に検出する内容
のみを示し、具体的な結線やコンパレータ等は省略す
る。 230はレーザプリンタ1の機内と外部を分離するドア
の開閉を検知するスイッチ、231はメインモータ224の不
良検出器、232,233はそれぞれ帯電チャージャー3と転
写チャージャー5の不良検出器、234は現像器4内のト
ナー量を検知するトナーエンプティー検出センサ、235
は濃度読み取り器9における濃度検出センサ、236は用
紙導き爪18がどちら状態にあるのかを検出するフェイス
アップダウンスイッチ、237は印字密度(画素密度)の
初期値を設定する為の2連スイッチからなる初期設定ス
イッチであり、これによって4通りの設定が行える。ま
た、238はヒートローラの温度制御部であり、入力ポー
ト209へはヒーターの温度状態を知らせる。 第8図は印字データ書込制御回路217の詳細回路図で
ある。 この回路217は主走査方向の画像印字位置の決定、自
動画像濃度コントロール(以下AIDCという)用マークの
主走査方向の印字位置の決定、上記印字位置を決定する
為の同期信号(SSCAN)を発生させる画像エリア外でのL
D31の強制発光、LD31の自動パワーコントロール(以下A
PCという)のサンプルタイミングの決定、および、LD31
の発光とポリゴンミラー34の回転の異状検出、を行う為
のものである。表3はこの回路217への入出力信号の内
容を示したものである。 第8図において、250はLD31の変調同期クロックS119
(以下画像クロックという)のもととなるクロックS115
(以下基本クロックという)を3個の発振器251,252,25
3から選択するクロックセレクターであり、CPU202から
のDPI SELECT信号S113により選択が行われる。CPU202か
らの指令によって画像クロックS119の周波数が選択でき
るようになっているのは、レーザプリンタ1の印字密度
(画素密度)を可変とするためである。 印字密度を変更するには、第2図で示された光学系の
機械構造には一切変更を加えないとしたならば、ポリゴ
ンミラー34の回転速度、LD31の変調周波数、または用紙
の搬送速度(感光体2の回転速度)の中の少なくとも2
つを変更する必要があるが、実施例では、ポリゴンミラ
ー34の回転速度及びLD31の変調周波数の変更による方法
を変更手段として採用し、電源投入時の初期設定は前述
の初期設定スイッチにより、その後の変更は後述するよ
うに、DPIRQフラグに変更要求に応じた値をセットする
ことにより行い、いずれも3種類の印字密度(画素密
度)の選択ができるようになっている。以下、その3種
類の印字密度を、密度の低い順に、印字密度1、印字密
度2、印字密度3とする。 次に、第9図、第10図および第11図(a)〜(c)を
も参照して画像位置決定制御について説明する。 まず、プリント中は、第9図および第10図の最上段に
示されるように、SSCAN信号S112が周期的に発生する
が、このSSCAN信号の立上がりによって主走査方向の印
字などのための一連の動作が開始されることになる。第
11図(a)のようにSSCAN信号S112の立上がりにより、
フリップフロップ254aの出力Q(CTGATE0)S116が“H"
になり、これによりフリップフロップ254bの出力Q(CT
GATE1)S117が基本クロック(1/1CLK)S115の立上がり
に同期して“H"になる。CTGATE1S117が“H"ななるとフ
リップフロップ255のクリア(CLR)が解除され、出力QS
118から基本クロックS115の1/2分周クロック(1/2CLK)
の出力が開始される。さらに4ビットカウンタ(CT1)2
56のロード(LD)を解除され、1/2CLKS118が入力する事
によりダウンカウントが開始し、出力QA,QB,QC,QDから
それぞれ1/2CLKを1/2,1/4,1/8,1/16に分周したクロック
が出力される。 主走査方向の印字の開始と終了を決定すためのスター
トカウンタ(CT2)257およびエンドカウンタ(CT3)258
は、SSCAN信号S112の立上がりによりゲートが開かれ、
その後、4ビットカウンタ256の出力QDからの反転クロ
ックによりカウントが開始される。スタートカウンタ25
7及びエンドカウンタ258の出力S122,S123は、カウント
継続中は“L"であり、設定値からのカウントダウンによ
り零になったときにそれぞれ“H"となるので、この出力
を用いて主走査方向のイメージエリアを決定する。エン
ドカウンタ258がカウントを終了すると、第11図(c)
のように出力S123が立上がって単安定マルチバイブレー
タ259の出力S124から“L"パルスが出力し、その立上が
りによりフリップフロップ261の出力Qが“L"になる。
これによりLD DATA S104は強制的に“H"となり、LD31が
発光する。 LD31の強制発光により、再びビーム検出器38をスキャ
ンし、SSCAN信号S112の“H"パルスが発生するのであ
る。単安定マルチバイブレータ259からの出力パルス
は、さらに4ビットカウント256のボロー(BR)S138か
らのパルスをフリップフロップ254aのクリア(CLR)S14
0に送り込み、フリップフロップ254a,254bの出力QS116,
117を“L"にする。これによりフリップフロップ255の出
力QS118からのクロックの出力が停止する。 主走査方向のイメージエリアは、スタートカウンタ
(CT2)257およびエンドカウンタ(CT3)258により決定
される(第19図参照)。つまり、SSCAN信号の立上がり
からイメージの開始を決定するスタートカウンタ257
と、SSCAN信号S112の立上がりからイメージの終了を決
定するエンドカウンタ258とに対し、CPU202から適当な
値(ペーパーサイズにより決まる)を露光前にあらかじ
め設定し、その出力S122,S123からイメージエリアを決
定する。第11図(b),(c)は、それぞれのカウンタ
が終了する近傍での詳細タイムチャートである。イメー
ジエリアの間においては、第10図のように▲▼
信号S102および▲▼信号S131が発せられる。デ
ータ制御部300は、▲▼信号S102の立上がりに
より、8ビットパラレルデータ(L DATA)をレーザプリ
ンタへ送信する。さらに、▲▼信号S131の“L"
によりパラシリ変換器264はデータS103を取り込み、画
像クロック(IMCLK)S119に同期したLD駆動データ(LD
DATA)S104としてLD駆動部218へ送る。 副走査方向のイメージエリアは、第9図のように、CP
U202からのSTARTS114をSSCAN信号でラッチした信号であ
る▲▼信号S100により決定される。つまり▲
信号S102は、▲▼信号S100が“H"のとき
のみデータ制御部300へ送られる。 次に、AIDC用マークの発生方法について説明する。AI
DCは、感光体2上にある一定の位置及び大きさの黒べた
のマークを露光した後現像により作り出し、そのマーク
の濃度を読み取り器9により読み取り、ある一定の濃度
以下であれば現像器4にトナーを補給するという制御で
ある。AIDC用マークとはその読み取り用マークのことで
ある。このAIDC用マークの位置は、当然のことがながら
イメージエリア外に作られるものであるが、本実施例に
おいては、主走査方向においては実際に印字が行われる
範囲内で、副走査方向においては実際に印字が行われる
範囲外ですぐその後の位置である(第19図参照)。した
がって、AIDC用のマークは、感光体2のうちの実際に印
字に使用される部分に形成されるので、感光体2の使用
による感度の変動の影響を受けることなく、適切な濃度
制御が行われることとなる。 AIDC用マークの主走査方向の位置決めは、イメージ開
始を決定するスタートカウンタ257と単安定マルチバイ
ブレータ260により行う。すなわち第10図のように、イ
メージ開始を決定する際の設定値とは異なった設定値が
設定されたスタートカウンタ257の終了による出力S122
の立上がりにより、単安定マルチバイブレータ260の出
力QS125から“H"パルスを出力させ、この“H"パルスの
間をマークエリアとする。一方、副走査方向の位置決め
は単安定マルチバイブレータ260のクリア(CLR)を印字
するときのみ解除させることにより行う(第13図参
照)。CPU202からのAIDC信号S108により出力される単安
定マルチバイブレータ260からのパルス時間は一定であ
るので、印字密度により主走査方向のマーク幅が変化す
る。 次に、SSCANOUT信号の発生について説明する。プログ
ラマブル・カウンタ(CT4)262は、入力GATEへ入力信号
の立上がりにより、SSCAN信号S112のパルス周期、つま
りビーム検出器38のビームスキャン周期よりやや長い値
の“L"パルスが出力OUT136から発せられるよう、CPU202
から適当なタイマー値が印字密度に合わせて設定され
る。入力GATEへはSSCAN信号S112が接続されている為、
ポリゴンミラー34が正常な回転速度で回転し、かつLD31
が正常な発光を続ける限り、前記出力“L"パルスが重な
り合って“L"状態を続ける。ただし、LDBIAS信号S109が
“L"の間はLD31は発光しないので、ANDゲート263により
その間は強制的に“L"にする。このSSCANOUT信号S107
は、CPU202の割込端子に入力されている。 次に、第12図ないし第17図のフローチャート、および
第18図のタイムチャートを参照しながら、CPU202による
制御内容について説明する。まず、ここで用いられるフ
ラグおよび内部タイマーについて説明する。 PRRJTは、プリントコマンドを受付けない状態である
ことを示す。 PRNTは、プリント動作中を示す。このフラグが“1"の
ときにプリントコマンドを受付ければ、メインモータや
感光体2の立上げをすることなく、直ちに給紙からプリ
ントができる。 DPIRQは、印字密度の切換(変更)要求、及び切換後
の印字密度を示す。0は要求なし、1,2,3はそれぞれ印
字密度1,2,3への切換要求である。 PLYCHは、ポリゴンミラー34が定速になったか否かを
判断する必要があることを示す。 EXPENDは、露光の終了を示す。 BFEXPは、プリントコマンドを受付け、かつ、まだそ
れによるプリントの露光を開始していないことを表す。 DPIACは、印字密度コマンドの受付け、及び印字密度
内容を表す。0は受付けていない状態を、1,2,3はそれ
ぞれ印字密度1,2,3の切換(変更)要求を持った印字密
度コマンドを受付けたことを表す。 INHCHは、露光開始からAIDSマークの書き込みの終了
までの間で“1"となるフラグであり、このフラグが“1"
である間はいかなる条件においても印字密度の変更はで
きない。 TIM0〜14,TIME0〜E2,TIMS0〜S1,TIMNXは、プリント中
の各エレメントのオンオフタイミングを決定する内部タ
イマーを示す。 t1〜t14,tE0〜tE2,tS0〜tS1,tNXは、タイマー値であ
り、第18図のタイムチャートに詳細が示してある。t0
は、この値をタイマーセットすると直ちにタイムアップ
する。 第12図は、制御のメインフローである。電源オンによ
り、まずRAM206、インターフェース201a、入出力ポート
207,209、タイマー213、及びスタートカウンタ(CT2)2
57、エンドカウンタ(CT3)258の初期設定を行う。これ
により、タイマー213からはセット値により決められる
周期のクロックS12が出力され、またスタートカウンタ
(CT2)257、及びエンドカウンタ(CT3)258は外部から
入力されるクロックをカウントしている間“L"の状態を
保持する。さらに前記フラグ及び内部タイマーをクリア
する(ステップN1)。 次に、初期起動制御(ステップN2)を行う。第13図は
その詳細を示すフローである。まず、定着ローラー15の
ヒーター229をオンにし(ステップN9)、つづいて印字
密度の初期設定スイッチ237の値を読む(ステップN1
0)。スイッチ237は2連であるので、0,1,2,3の4種類
の状態をとことができ、それぞれが印字密度1、印字密
度1、印字密度2、印字密度3に対応しており、それぞ
れの印字密度に合ったポリゴンミラー34の回転数、基本
クロックの周波数、及び前述のSSCANOUT信号を得る為
に、タイマー213、DPISELCT信号S113及びプログラマブ
ル・カウンタ(CT4)262に適当な値を設定する(ステッ
プN11,N12,N13)。したがって、使用者が常時に使用す
る印字密度に合うよう、初期設定スイッチ237を設定し
ておくことによって、電源投入時にステップN2によって
初期設定スイッチ237の値が読み込まれ、これに応じた
印字密度に初期設定されることとなる。なお、その後に
おける印字密度の変更は、後述するようにデータ制御部
300からのコマンドにより行われる(ステップN27〜N3
5)。tc1,tc2,tc3は、それぞれタイマー213に設定する
値であり、印字密度1,2,3におけるポリゴンミラー34の
回転数の同期をとる同期パルスの周期である。また、ts
s1,tss2,tss3は、それぞれプログラマブル・カウンター
(CT4)262に設定する値であり、各印字密度1,2,3にお
けるSSCANOUT信号の検出のために発生させる“L"パルス
のパルス長である。 ところで、ヒーター229及びポリゴンミラー34は、プ
リント可能(以下READY状態という)とはすぐにはなる
ことはできない。つまりヒーター229は設定温度に達す
るまでの過渡時間が必要であり、ポリゴンミラー34は一
定速度になるまでの過渡時間が必要である。したがって
ステップN14でヒーター229およびポリゴンミラー34が共
にREADY状態になったか否かを判断し、YESによりステー
タスのREADYを“1"にする(ステップN15)。 初期起動制御(ステップN2)が終了すると、つまりRE
ADY状態になると、メインループに入る。メインループ
ではまずステータスの送受制御を行う(ステップN3)。
ここでは表2で示されているデータ制御部300のステー
タスを読み込み、またレーザープリンタ1のステータス
を送り出す。 次にコマンド制御を行う(ステップN4)。ここでは表
1で示された各コマンドの受信時または送信時での処理
を行う。 第14図(a)〜(c)はコマンド制御の詳細を示すフ
ローである。このうちのステップN16〜N27はプリントコ
マンド受信時の処理を示している。プリントコマンドを
受信すると(ステップN16)エラー中か(ステップN1
7)、またはプリントコマンド受付不可状態であるかを
示すPRRJTフラグを判断し(ステップN18)、エラー中で
なくかつ受付可能状態であれば、プリントコマンドを受
付ける。受付けない場合はNAKをデータ制御部300に送る
(ステップN27)。プリントコマンドを受付けたとき
(ステップN9)は、プリント状態を示すPRNTフラグが
“0"であれば、つまりプリント状態でなければ、TIM0に
t0をセットし(ステップN20)、さらにTIME1,TIME2をク
リアする(ステップN21)。一方、PRNTフラグが“1"で
あれば、TIM5にt0をセットし(ステップN22)、さらにT
IME0をクリアする(ステップN23)。ステップN20または
N22のいずれかによりプリントが起動される。プリント
が起動されると、PRRJTフラグを“1"にしてプリントコ
マンドの受付けを禁止し(ステップN24)、また露光を
開始していないことを表すBFEXPフラグを“1"にし(ス
テップN25)、データ制御部300に対しACKを送信する
(ステップN26)。 次に、ステップN28〜N35は印字密度コマンド受信時の
処理を示している。 印字密度コマンドを受信すると(ステップN28)、ペ
ーパーエンプティやトナーエンプティのような、復帰可
能なエラー以外のエラー中であるか否かを判断する(ス
テップN29)、エラー中であればデータ制御部300にNAK
を送信する(ステップN35)。エラー中でなければコマ
ンドを受付け、印字密度の要求に応じて1,2,3の値をDPI
ACフラグにセットし(ステップN31,N32,N33)、データ
制御部300にACKを送信する(ステップN34)。 次に、ステップN36〜N38は露光終了コマンド送信時の
処理を示す。露光終了を示すEXPENDフラグが“1"であれ
ば(ステップN36)露光終了コマンドをデータ制御部300
へ送信し(ステップN37)、その後EXPENDフラグをクリ
アする(ステップN38)。データ制御部300はこのコマン
ドにより次の印字データの送信準備を行う。コマンド制
御(ステップN4)を終了すると、シーケンス制御(ステ
ップN5)へうつる。 第15図(a)〜(c)はシーケンス制御の詳細を示す
フローである。ここではプリントに伴うエレメントのオ
ンオフの流れを、内部タイマーを連鎖的に接続すること
により制御する。この制御の開始は、コマンド制御(ス
テップN4)におけるプリントコマンドの受付けにより行
われ、TIM0またはTIM5へのタイマー値t0のセットにより
起動される。詳細なタイミングは第18図のタイムチャー
トに示してある。 コマンド制御(ステップN4)においてTIM0にt0がセッ
トされると、ステップN39において直ちにタイムアップ
し、その後はステップN39からN101までの制御により、
第18図のように各エレメントのオンオフタイミングを作
り出す。一方コマンド制御(ステップN4)において、TI
M5にt0がセットされると、ステップN51において直ちに
タイムアップし、その後はN51からN101までの制御を行
う。ステップN39からN50は実際のプリント動作に入る為
の立上げ動作であり、メインモータ224、イレーサー8
のオン、帯電チャージャー3のオン、現像器4の現像バ
イアス227のオンと続く。また一方ではLDON信号のオ
ン、LDBIAS信号のオンによりLD31が強制的に発光し、そ
れによりビーム検出器38にスキャン光39が入光し、印字
データ書込制御回路217内の一連の制御が開始する。LDO
N信号は前記制御の開始に十分な時間の経過後オフにす
る。 プリント状態を示すPRNTフラグは、TIM0がタイムアッ
プすると(ステップN39)直ちに“1"になる。これが
“0"になるのは一連のプリント動作が終了する時点(ス
テップN96)である。 ステップN51からN55は給紙の制御である。給紙された
用紙はその先端がPS1を通過してから(ステップN56,N5
7)一定時間後に露光を開始する(ステップN58)。ただ
し、ポリゴンミラー34が定速でない場合、つまりPLYCH
フラグが“1"の場合は露光を開始せず、PLYCHフラグが
“0"になるかどうかのチェックを繰返して行う(ステッ
プN59)。ポリゴンミラー34が定速になり、PLYCHフラグ
が“0"となれば、スタートカウンタ(CT2)257、及びエ
ンドカウンタ(CT3)258に印字密度及び用紙サイズに応
じたタイマー値をセットし、露光を開始する為にSTART
信号S114をオンにし(ステップN60)、これにより露光
を開始するのでBFEXPフラグを“0"にし、さらに印字密
度の変更を禁止する為にINHCHフラグを“1"にする(ス
テップN61)。 したがって、例えば露光前の印字密度の変更要求を受
けてポリゴンミラーの回転速度が変更された場合におい
て、ポリゴンミラーが回転速度の変更後に定速になった
ことを判断するまで露光が停止されており、ポリゴンミ
ラーが定速になり次第露光が行われるのである。 露光終了時(ステップN67〜N70)にはSTART信号S114
をオフにし、露光終了を示すEXPENDフラグを“1"にす
る。 ステップN64からN66、及びN71からN72はレジストロー
ラ14に関する制御である。露光後、用紙への転写が決め
られた位置に行われるようなタイミング(ここではt10
時間後)でオンし、用紙がレジストローラ14を通過し終
わった時点でオフする。 ステップN73からN87はAIDCに関する制御である。露光
終了後s11時間経過後に、まずスタートカウンタ(CT2)
257にAIDC用マークの主走査方向の開始位置を決定する
カウント値をセットする(ステップN74)。このときの
カウント値は印字密度に応じたものとなる。その後直ち
にAIDC信号をオンし(ステップN75)、t12時間経過後オ
フにする(ステップN78)。これにより、t12時間の間、
印字データ書込制御回路217により決定される主走査方
向の位置にマークが形成される。このマークは前記カウ
ント値により、濃度読み取り器9が終み取り可能な位置
に形成されるのであるが、その主走査方向の開始位置を
決定するのに、イメージエリアの開始位置を決定するた
めのスタートカウンタ(CT2)257を兼用しており、この
マークのための専用のカウンタやタイマーを用いていな
いのである。マーク形成後は直ちにINHCHフラグを“0"
にし、印字密度の変更を許可する。この時点で変更要求
があれば、後述のように印字密度の変更を開始する。さ
らにマーク形成後t13時間経過後(これは、露光された
マークが現像されちょうど濃度読み取り部129に到達す
る時間)に、濃度検出用のLED223を点燈し(ステップN8
1)、マークの濃度を判断する(ステップN82)。ここで
濃度がある一定値を下回っていればトナー補給をする為
のソレイド222をオンにし(ステップN83)、t14時間後
にオフする(ステップN86,N87)。 ステップN88からN89は、次のプリントコマンドを受付
けるタイミングの決定制御を行っている。本実施例では
露光開始後tNX経過後とし、その時点でプリントコマン
ドの受付を禁止するPRRJTフラグをクリアする。 ステップN90からN94は、転写チャージャー5をオンす
るタイミングを制御するためのもので、用紙が転写チャ
ージャー5を通過するときのみオンにするようにしてい
る。これはAIDC用のマークが転写チャージャー5を通過
する時点でオンになっていると、トナーが感光体2から
分離し機内をよごすおそれがある為である。 ステップN95からN102は、プリント作業が終了し、か
つ、次のプリント要求がないときに、プリント動作を中
止する為の制御である。シーケンス制御(ステップN5)
を終了すると、作像部制御(ステップN6)に入る。 第16図は作像部制御の詳細を示すフローである。ここ
では、ポリゴンミラー34またはLD31などの画像に関連し
た部分の制御を行っている。 ステップN103からN108は印字密度コマンドの受付けに
対して、実際に印字密度の変更を行うタイミングを決定
している。つまり、印字密度コマンドを受付けても、そ
の時点が以前受付けたプリントコマンドの露光開始前で
あれば、変更の要求を示すDPIRQフラガを立てない(ス
テップN103〜N106。さらに、露光開始後であっても、AI
DC用のマークの書き込み終了までは、つまりINHCHフラ
グが“1"の間は、BPIRQフラグによる印字密度の変更要
求を受付けない(ステップN107,N108)。したがって、
印字密度の変更作業を実際に開始するのは、その変更に
係る印字密度コマンドを受付けた時点より前に受付けた
プリントコマンドによりプリントの露光、及びAIDC用マ
ークの書き込みをすべて終了した時点ということにな
る。 印字密度の変更要求を受けると、SSCANOUTの割込みを
禁止し(ステップN109)、要求印字密度に応じたポリゴ
ンミラー34の回転数、基本クロックの周波数及び前述の
SSCANOUT信号を得る為に、タイマー213に適当なタイマ
ー値tc1,tc2またはtc3をセットし、適当な発振子のクロ
ックを選択する為のDPISELECT信号を送り(ステップN11
0からN113)、さらにはプログラマブル・カウンター(C
T4)262に適当なタイマー値tss1,tss2,又はtss3,をセッ
トする。 その後、DPIRQフラグをクリアし、ポリゴンミラー34
が定速でないことを示すPLYCHフラグを“1"にする(ス
テップN114)。PLYCHフラグが“1"の間は(ステップN11
5)ポリゴンミラー34が定速になったか否かを判断し
(ステップN116)、定速になればPLYCHフラグをクリア
し、前記SSCANOUT信号の割込禁止を解除する。 ここで、ポリゴンミラー34が定速でない間の割込みを
禁止したのは、この間においてはポリゴンミラー34と基
本クロックの周波数との整合がとれていないので、異状
でないにもかかわらず、SSCANOUT信号の割込が入る可能
性があるからである。 第17図は、SSCANOUT信号の割込時の処理を示すフロー
である。割込みが入ると、以後の割込みを禁止し(ステ
ップN119)、LD駆動への電源をオフし(ステップN12
0)、LD31が発光しないようにする。 作像部制御(ステップN6)が終了すると、次にエラー
制御(ステップN7)を行う。ここではペーパーエンプテ
ィ、トナーエンプティ、ジャム、イレーサーランプ切
れ、または高圧部不良等のエラーを検知する。 最後にステップN8において、表示制御、温調制御、ペ
ーパーサイズ検出等のプリント制御に係る前述以外の制
御を行い、その後再びステップN3にもどり、以下これが
繰り返される。 上述の実施例においては、タイマー手段として、プリ
セット可能なダウンカウンタを用い、これに一定周期の
パルスを入力することによりタイマー機能を発揮されて
いるが、これ以外のカウンタやタイマーを用いてもよ
く、要はイメージエリア用とマーク用との実質的に2種
類の時間設定または時間計測が行われるものであればよ
い。 (発明の効果) 本発明によると、画素密度の変更を行っている動作中
においては、検知手段による検知動作を行わず、レーザ
光の異状を検知しないので、従来のレーザプリンタのよ
うに、画素密度の変更を行ったときにスキャン周期が不
安定となってレーザ光が異状でないことにもかかわらず
異状が検知されてしまうということがなくなり、レーザ
光の不必要な異状検知や検知ミスを防止することができ
る。 すなわち、画素密度の切り換え時において適切なタイ
ミングでレーザ光の異状検知動作の禁止と許可(解除)
とを与え、且つ異状検知動作の判定の周期を切り換える
ことによって、不安定な状態でレーザ光の異状検知動作
を行うことがなく、しかもレーザダイオードの発光不良
や回転ミラーの回転不良などの異状をきめこまかく検知
して画素密度の変更時間を短くすることができ、正確に
レーザ光の異状検知を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図はレーザプリンタ
の正面断面図、第2図はレーザプリンタの光学系を模式
的に表した斜視図、第3図はレーザプリンタを使用する
際のシステムブロック図、第4図はインターフェイス20
1の信号ラインの構成を示す図、第5図はレーザプリン
タの印字制御部のブロック図、第6図は印字制御部の出
力ポートからの信号内容を説明するための図、第7図は
同じく入力ポートへの接続内容を説明するための図、第
8図は印字制御部の印字データ書込回路の一例を示す回
路図、第9図ないし第11図(a)(b)(c)は各信号
の状態およびタイミングを示すタイムチャート、第12図
ないし第17図はレーザプリンタの制御内容を示すフロー
チャート、第18図はレーザプリンタの各部の動作タイミ
ングを示すタイムチャート、第19図は感光体上のイメー
ジエリアおよびAIDC用マークの位置を説明するための展
開図である。 1……レーザプリンタ、2……感光体、38……ビーム検
出器(光検出センサー)、39……スキャン光、128……
レーザビーム(レーザ光)、200……印字制御部、217…
…印字データ書込制御回路(レーザ光の異状を検知する
検知手段)。
の正面断面図、第2図はレーザプリンタの光学系を模式
的に表した斜視図、第3図はレーザプリンタを使用する
際のシステムブロック図、第4図はインターフェイス20
1の信号ラインの構成を示す図、第5図はレーザプリン
タの印字制御部のブロック図、第6図は印字制御部の出
力ポートからの信号内容を説明するための図、第7図は
同じく入力ポートへの接続内容を説明するための図、第
8図は印字制御部の印字データ書込回路の一例を示す回
路図、第9図ないし第11図(a)(b)(c)は各信号
の状態およびタイミングを示すタイムチャート、第12図
ないし第17図はレーザプリンタの制御内容を示すフロー
チャート、第18図はレーザプリンタの各部の動作タイミ
ングを示すタイムチャート、第19図は感光体上のイメー
ジエリアおよびAIDC用マークの位置を説明するための展
開図である。 1……レーザプリンタ、2……感光体、38……ビーム検
出器(光検出センサー)、39……スキャン光、128……
レーザビーム(レーザ光)、200……印字制御部、217…
…印字データ書込制御回路(レーザ光の異状を検知する
検知手段)。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.レーザ光をスキャンする回転ミラーの回転速度を変
更することによって画素密度を可変としたレーザプリン
タにおいて、 スキャンされたレーザ光を検出する光検出センサと、 該光検出センサの出力によりレーザ光が一定の周期内に
スキャンを行っているか否かを判定してレーザ光の異状
を検知する検知手段と、 画素密度の変更要求がなされたことを判別する手段と、 画素密度の変更要求がなされたときに前記検知手段によ
る検知動作を禁止する手段と、 画素密度の変更要求がなされたときに、前記検知手段に
よる判定のための周期を変更要求がなされた画素密度に
対応した周期に設定する設定手段と、 前記回転ミラーが定速で回転していることを検出する手
段と、 を有し、 前記検知手段による検知動作が禁止されている間に前記
回転ミラーが定速で回転していることが検出されたとき
に、前記検知手段による検知動作の禁止を解除し、前記
設定手段により設定された周期で検知動作を行うことを
特徴とするレーザプリンタ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62080121A JP2689424B2 (ja) | 1987-03-30 | 1987-03-30 | レーザプリンタ |
US07/174,120 US4872025A (en) | 1987-03-30 | 1988-03-28 | Laser printer capable of changing a pixel density |
DE3810894A DE3810894A1 (de) | 1987-03-30 | 1988-03-30 | Laserprinter mit aenderungsmoeglichkeit fuer die pixeldichte |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62080121A JP2689424B2 (ja) | 1987-03-30 | 1987-03-30 | レーザプリンタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63243912A JPS63243912A (ja) | 1988-10-11 |
JP2689424B2 true JP2689424B2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=13709373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62080121A Expired - Lifetime JP2689424B2 (ja) | 1987-03-30 | 1987-03-30 | レーザプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2689424B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2925548B2 (ja) * | 1988-05-13 | 1999-07-28 | キヤノン株式会社 | 記録装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59221165A (ja) * | 1983-05-31 | 1984-12-12 | Toshiba Corp | 印字装置 |
JPS61277260A (ja) * | 1985-05-31 | 1986-12-08 | Toshiba Corp | レ−ザプリンタ |
-
1987
- 1987-03-30 JP JP62080121A patent/JP2689424B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63243912A (ja) | 1988-10-11 |
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