JP2688725B2 - 映像信号記録再生装置 - Google Patents

映像信号記録再生装置

Info

Publication number
JP2688725B2
JP2688725B2 JP3101415A JP10141591A JP2688725B2 JP 2688725 B2 JP2688725 B2 JP 2688725B2 JP 3101415 A JP3101415 A JP 3101415A JP 10141591 A JP10141591 A JP 10141591A JP 2688725 B2 JP2688725 B2 JP 2688725B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
specific value
dropout
video signal
period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3101415A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04331590A (ja
Inventor
孝好 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP3101415A priority Critical patent/JP2688725B2/ja
Priority to EP19920304101 priority patent/EP0512822A3/en
Publication of JPH04331590A publication Critical patent/JPH04331590A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2688725B2 publication Critical patent/JP2688725B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/91Television signal processing therefor
    • H04N5/93Regeneration of the television signal or of selected parts thereof
    • H04N5/937Regeneration of the television signal or of selected parts thereof by assembling picture element blocks in an intermediate store
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/91Television signal processing therefor
    • H04N5/93Regeneration of the television signal or of selected parts thereof
    • H04N5/94Signal drop-out compensation

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録媒体からアナログ信
号を取出し、取出したアナログ信号から映像信号を再生
する映像信号記録再生装置に関し、特に信号再生時に記
録媒体上の欠陥や傷、埃などにより発生するドロップア
ウトによって生ずる信号の欠落部分の補償に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ドロ
ップアウト補償機能は、映像信号記録再生装置には不可
欠な装置である。また、特に高品位テレビジョンに代表
されるような高精細映像信号をテープやディスクなどの
記録媒体に記録し、再生を行なう場合、再生時に発生す
るドロップアウトによる再生信号の欠落部分をできるだ
け完全に補償する必要がある。
【0003】高品位テレビジョンのような高精細映像信
号をアナログ的に記録再生するビデオテープレコーダな
どの映像信号記録再生装置は、再生映像信号の時間軸変
動(ジッタ)を除去するために、ディジタル方式によっ
て時間軸補正を行なっている。そのためこのような映像
信号記録再生装置の再生信号処理系は、A/D変換器を
含み、再生された映像信号は、A/D変換器によってデ
ジタルデータに一旦変換される。A/D変換器により変
換されたデジタルデータは、時間軸補正用のラインメモ
リに与えられ、ここで時間軸変動が補正される。さらに
完全なドロップアウト補償を行なうために、信号欠落部
分を示す情報であるドロップアウトパルス(2値信号)
にも映像信号に対するのと同様な時間軸補正を行なうた
めのドロップアウトパルス専用のメモリを必要とする。
信号欠落部分は、時間軸補正用のラインメモリからの読
出の際に、前記のドロップアウトパルスに応答して他の
ドロップアウトの発生していない第2の信号(通常は1
水平期間前)と置換される。
【0004】図10は、従来の映像信号記録再生装置の
ブロック図である。同図を参照して、この映像信号記録
再生装置は、FM復調器1と、A/D変換器2と、時間
軸補正用メモリ3と、ドロップアウト検出器4と、ドロ
ップアウトパルス専用のメモリ5(以下DOメモリと称
する)と、書込クロック発生器6と、ディレーメモリ7
と、1Hディレー8と、加算器9と、1/2算器10
と、セレクタ11とを含む。
【0005】FM復調器1は、再生FM信号をベースバ
ンド映像信号(以下再生映像信号と称する)に復調す
る。書込クロック発生器6は、再生FM信号に同期した
書込クロック信号を発生する。A/D変換器2は、書込
クロック信号の入力タイミングでFM復調器1により復
調された再生映像信号をA/D変換する。時間軸補正用
ラインメモリ3は、所定本数の水平ラインの記憶容量を
持ち、書込クロックに応答して、A/D変換器2により
変換されたデジタルデータが書込まれ、読出クロックに
より書込んだデータが読出される。この読出動作の際
に、時間軸変動が吸収される。
【0006】ドロップアウト検出器4は、包絡線検波に
より再生FM信号中のドロップアウト部分を振幅レベル
の低下として検出し、その発生位置情報をドロップアウ
トパルス(2値信号)として出力する。DOメモリ5
は、時間軸補正用ラインメモリ3と同じ水平ライン分の
記憶容量を持ち、書込クロック信号によりドロップアウ
トパルスが書込まれ、読出クロックパルスによりドロッ
プアウトパルスが読出される。読出されたドロップアウ
トパルスは、書込制御信号としてディレーメモリ7およ
び1Hディレー8に与えられる。ディレーメモリ7は、
DOメモリ5から読出された書込制御信号(ローレベ
ル)により書込が禁止されて読出クロックパルスに応答
して書込んだデータが読出される。したがって、ディレ
ーメモリ7は、ドロップアウト部分が書込まれず、この
部分は1水平期間(1H)前のデータによって書換えら
れる。1Hディレー8は、DOメモリ5から読出された
書込制御信号を1H遅延させ、セレクタ制御信号を発生
する。加算器9は時間軸補正用ラインメモリ3から読出
されたデータとディレーメモリ7から読出されたデータ
とを加算する。1/2算器10は、加算器9からのデ
ータを1/2倍、すなわち平均化する。セレクタ11
は、ディレーメモリ7の出力を受けるように接続される
入力端子Aと、1/2算器10の出力を受けるように
接続される入力端子Bとを有し、前記DOメモリ5から
のセレクタ制御信号(ローレベル)に応答して、入力端
子Aを選択し、セレクタ制御信号(ハイレベル)に応答
して入力端子Bを選択する。
【0007】次に、図8の映像信号記録再生装置の動作
を説明する。再生アンプ、再生イコライザなど(図示し
ない)によって、再生された再生FM信号は、FM復調
器1およびドロップアウト検出器4に与えられる。FM
復調器1に与えられた再生FM信号は再生映像信号に復
調された後、A/D変換器2および書込クロック発生器
6に与えられる。書込クロック発生器6は、与えられた
再生映像信号に応答して、これに同期したクロック信号
を発生する。このクロック信号はA/D変換器2、時間
軸補正用ラインメモリ3、およびDOメモリ5に与えら
れ、書込タイミングを制御する。A/D変換器2に与え
られた再生映像信号はここでデジタルデータに変換され
た後時間軸補正用ラインメモリ3に与えられ、書込クロ
ック入力タイミングに従って時間軸補正用ラインメモリ
3に書込まれる。書込まれたデータは、基準となる読出
クロックによって読出れ、加算器9およびディレーメ
モリ7に与えられる。一方ドロップアウト検出器4に与
えられた再生FM信号は、その信号の欠落部分がドロッ
プアウト検出器4によって検出され、この欠落期間がド
ロップアウトパルスに変換されてDOメモリ5に与えら
れる。DOメモリ5に与えられたドロップアウトパルス
書込クロックの入力によりDOメモリ5に書込まれ、読
出クロックの入力タイミングで読出される。この読出さ
れたドロップアウトパルスは書込制御信号としてディレ
ーメモリ7に与えられる。ディレーメモリ7は、書込制
御信号がハイレベルのときは、時間軸補正用ラインメモ
リ3からのデータをそのまま出力し、書込制御信号がロ
ーレベルのときは、時間軸補正用ラインメモリ3からの
データを書込まれ、1H前のラインのドロップアウトが
発生していない部分のデータと置換えられる。(1H前
の部分にもドロップアウトが発生している場合はさらに
1H前のデータで置換えられる。)ディレーメモリ7の
出力はセレクタ11に入力端子Aおよび加算器9に与え
られる。加算器9には、前述の時間軸補正用ラインメモ
リ3からのリアルタイムのデータとディレーメモリ7か
らのデータが与えられ、これらのデータを加算する。加
算されたデータは1/2算器10により平均化された
後、セレクタ11の入力端子Bに与えられる。セレクタ
11は1Hディレー8からのセレクタ制御信号がハイレ
ベルのときは、入力端子Aを選択し、ディレーメモリ7
からのデータを出力する。逆にセレクタ制御信号がロー
レベルのときは、入力端子Bを選択し、1/2算器1
0からのデータ(ドロップアウト発生の1H前後のデー
タの平均値)を出力する。すなわち、ドロップアウトが
発生していない間は、書込制御信号およびセレクタ制御
信号がハイレベルであり、ディレーメモリ7により遅延
動作が行なわれないため、セレクタから出力されるデー
タは、リアルタイムのデータとなる。一方、ドロップア
ウトが発生したときは、書込制御信号がローレベルとな
りディレーメモリ7により1H前のデータに置換えら
れ、この置換られたデータがセレクタ11の入力端子
Aをして出力される。そして、ドロップアウト発生後
の1H後にはセレクタ制御信号がハイレベルとなり、デ
ィレーメモリ7からの1H前のデータと時間軸補正用ラ
インメモリ3からの1H後のデータとの平均値がセレク
タの入力端子Bをして出力される。
【0008】以上のように、従来のドロップアウト補償
では、信号系メモリ(時間軸補正用ラインメモリ3)と
同じライン分の容量をもつDOメモリ5を、映像信号系
とは別に用意してドロップアウト発生部分の補償を行な
っている。このため以下の問題がある。すなわち、DO
メモリ5は、時間軸補正用ラインメモリ3と同等のもの
である必要はないが、少なくとも時間軸補正用ラインメ
モリと同じライン分の容量が必要である。また、再生信
号を複数チャネルに分割して記録する、いわゆる多チャ
ネル記録の記録再生システムにこのようなドロップアウ
ト補償を適用する場合には、各チャンネルごとにDOメ
モリが必要になる。特に、高品位テレビジョン信号用の
アナログ信号記録再生装置では、信号が広帯域であるた
め、映像信号に対してマルチ・チャンネル化および時間
軸伸長によって1チャンネルあたりの記録帯域幅を記録
可能な幅にまで狭める処理が行なわれる。したがって、
記録再生装置の回路規模が大型化するとともに、高コス
トになるという欠点がある。
【0009】この欠点を解消するために、DOメモリ5
を省略することが考えられる。このDOメモリを省略す
ることができる信号記録再生装置が、特開昭60−14
3085号に開示されている。
【0010】図11は、公報に記載された映像信号記録
再生装置の概略ブロック図である。同図を参照して、こ
の映像信号記録再生装置は、書込クロック発生器6によ
り発生される書込クロック信号を、クランプ回路1′に
与え、クランプ回路1′をオフセットする。そして、ク
ランプ回路1′によって書込クロック毎にクランプされ
た映像信号をA/D変換して混合器12に与える。混合
器12にはドロップアウト検出器4により検出されたド
ロップアウト検出パルスが与えられている。混合器12
はA/D変換された映像信号とドロップアウト検出器に
より検出されたドロップアウトパルスとを混合し、この
混合した信号を時間軸補正用ラインメモリ3に書込む。
このようにして両信号を混合することによりDOメモリ
5を不要化している。
【0011】しかしながら、公報に記載された映像信号
記録再生装置はドロップアウト発生情報を表現するため
のデータの確保を、アナログのクランプ回路1′を用い
ることによって行なっており、このようなアナログ回路
によって1LSBの精度を恒久的に保持するのは大変困
難である。特に公報に記載されている実施例のごとく、
クランプレベルとドロップアウト発生情報を表現するた
めのデータが必ずしも一致しているとは限らず一致して
いない場合は、前述した1LSBの精度を保持すること
は不可能である。
【0012】それゆえに、この発明の目的は、A/D
換された映像信号とドロップアウト検出情報を精度よく
混合し、かつ回路基板の縮小、低コスト化を達成するこ
とのできる映像信号記録再生装置を提供することであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
のこの発明は、記録媒体からアナログ信号を取出し、映
出するための映像信号を再生する映像信号記録再生装置
であって、以下の特徴を有する。すなわち、前記再生さ
れた映像信号に同期したクロック信号を発生するクロッ
ク信号発生手段と、前記発生されたクロック信号に応答
して、前記再生された映像信号を順次にA/D変換する
A/D変換手段と、前記再生された映像信号の欠落期間
を検出するドロップアウト検出手段と、前記A/D変換
手段のフルスケール範囲内で前記欠落を示すための特定
の値が決められ、前記A/D変換手段により順次に変換
されたデジタルデータが前記決められた特定の値になる
と、視覚上影響を与えない他の値に変換する値変換手段
と、前記値変換手段からのデータのうちの前記検出され
た欠落期間に対応する期間のデータを前記特定の値に置
換える置換手段と、前記発生されたクロック信号に応答
して前記置換手段からのデータが順次に書込まれ、前記
クロック信号と異なる周期の読出クロック信号に応答し
て前記書込まれたデータが順次に読出される時間軸補正
のためのメモリ手段と、前記メモリ手段から順次に読出
されたデータに含まれる前記特定の値を検出する特定値
検出手段と、前記検出された特定値を含む期間を1水平
期間以上前のデジタルデータを用いて補償する補償手段
とを含む。
【0014】
【作用】本発明ではドロップアウトを示すための特定値
をA/D変換手段のフルスケール範囲内にし、かつ特定
値の置換えをA/D変換後に行なっているため、再生さ
れた映像信号のA/D変換手段の変換値とドロップアウ
ト検出を示すための特定の値とをメモリ手段に混在して
書込むことができる。このことによりDOメモリを不要
化し、前記課題を解決することができる。すなわち、値
変換手段は、A/D変換された値が特定値と同じ値とな
る場合は、視覚上影響のない他の値に変換することによ
って、A/D変換された値とドロップアウトを示す特定
値とを区別する。置換手段は、ドロップアウト検出手段
により検出された欠落期間に対応する期間のデータを前
記特定値に置換える。このようにしてA/D変換後にド
ロップアウト情報(特定値)を混在させているので、1
LSBの精度を確保することができる。置換手段により
置換されたデータは、クロック発生手段により発生され
たクロックにより順次にメモリ手段に書込まれ、書込ま
れたデータは読出クロックにより順次に読出される。こ
のようにして、時間軸変動は補正される。そして、読出
されたデータに含まれる特定値は特定値検出手段により
検出され、検出された特定値は補償手段によりドロップ
アウト発生前のデータと置換えられる。
【0015】また、少なくとも2つ以上の特定値を設定
することにより一方を欠落期間の開始点情報とし、他方
を欠落期間の終了点情報とすることができる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示すブロック
図、図2は図1に示されるドロップアウト補償装置の詳
細を示す回路図である。なお、前記図10および図11
と同様の回路は同一符号を付し、その説明は適宜省略す
る。図1および図2を参照して、この映像信号記録再生
装置が、図10および図11の映像信号記録再生装置と
異なるところは、DOメモリに代えて、レベル変換器1
3と、置換回路14と、特定値検出回路15とが設けら
れていることである。
【0017】レベル変換器13はA/D変換器2により
順次に変換された値が特定の値Xn(n=1…N)にな
ると、視覚上影響のない他の値に変換する。特定の値X
nは、A/D変換器2のフルスケール範囲内で定められ
る任意の値である。また、視覚上影響が与えられない他
の値は、A/D変換器2のフルスケー範囲内で定めら
れ、かつ画面表示された場合に人間の視覚により、特定
の値から他の値への変化が認識されないような値であ
る。
【0018】置換回路14は、ドロップアウト検出器4
により検出されたドロップアウトパルスに応答して、レ
ベル変換器13からのデータ列のうちのドロップアウト
期間に対応する期間のデータを特定値Xnに変える。
【0019】前記レベル変換器13を図3および図4を
参照してさらに詳細に説明する。なお、図3はレベル変
換器13の一例を示す回路図であり、図4はレベル変換
動作の概念を説明するための図である。図3および図4
は、8ビット構成の場合を例とし、特定値Xnを255
(=FF)とし、他の値を254(=FE)としてい
る。
【0020】図3を参照して、レベル変換器13は、A
/D変換器2からの8ビットのデジタルデータを受ける
ように接続される入力端子D0〜D7と、入力端子D0
〜D7に入力ゲートが接続される多入力NANDゲート
13aと、多入力NANDゲート13aの出力および入
力端子D0に入力ゲートが接続されるANDゲート13
bと、入力ゲートD1〜D7に与えられるデータおよび
ANDゲート13bの出力データを出力する出力端子O
0〜O7とを含む。このようにレベル変換器は構成され
ているのでA/D変換値が特定の値FFのとき、NAN
Dゲート13aの出力がローレベルとなり、このローレ
ベルの出力を受けてANDゲート13bの出力ローレベ
ルとなる。したがって、出力端子O0〜O7には、他の
値であるFEが得られる。
【0021】図5は、A/D変換動作から、特定の値の
置換えまでの動作を説明するためのタイミングチャート
である。図5(a)はA/D変換器2により変換された
再生映像信号のデジタルデータ列を示す。図5の(b)
はレベル変換器13の出力を示し、ここで「X」で示さ
れデータは、ドロップアウトが発生している箇所であ
る。図5の(c)はドロップアウトを示し、ドロップア
ウトの発生している部分はローレベルとなっている。図
5の(d)は置換回路12から出力されるデータ列を示
す。
【0022】図5を参照して、レベル変換器13により
A/D変換器2からのデータ列(a)中のデータFFは
他の値FEに変換され、変換されたデータ列(b)は、
置換回路14に与えられる。置換回路14は、ローレベ
ルのドロップアウトパルスに応答して、データ列(b)
中の「X」を特定値FFに置換え、データ列(d)を発
生する。以上の処理を得た後、発生されたデータ列
(d)は時間軸補正用ラインメモリ3に一旦書込まれ読
出基準である読出クロックに基づくタイミングに従って
時間軸補正用ラインメモリ3から読出される。この時間
軸補正用ラインメモリ3は再生信号に含まれる時間軸変
動を吸収するためのバッファメモリである。時間軸補正
用ラインメモリ3の出力は、ドロップアウト補償装置
8′へ供給される。ドロップアウト補償装置8′は、置
換回路14から出力されデジタルデータ系列(d)中の
ドロップアウト部分の補償を行ない、これを出力信号と
する。
【0023】再び、図2を参照して、ドロップアウト補
償装置8′はディレーメモリ7と、1Hディレー8と、
加算器9と、1/2算器10と、セレクタ11と、特
定値検出器15とを含む。
【0024】次にドロップアウト補償装置8′の動作を
説明する。まず、時間軸ラインメモリ3から読出された
データ(入力信号)は、ディレーメモリ7、特定値検出
回路15、加算器9に供給される。ディレーメモリ7
は、FIFO(ファースイン・ファーストアウト)など
のメモリに構成され、映像信号の1水平期間に相当する
時間の信号遅延を行なう。特定値検出回路15は、入力
信号中にドロップアウト箇所を示すデータであるFFを
検出した場合には、書込制御信号(1ビットの信号)を
ディレーメモリ7に与え、ディレーメモリ7への入力信
号の書込を禁止する。こうすることにより入力信号中の
ドロップアウト部分はディレーメモリ7に保持されてい
る1H前のドロップアウトを発生しないデータと置換え
られる。(1H前のラインの同じ箇所にもドロップアウ
トが発生していれば、さらにその前のデータで置換えら
れる。)特定値検出回路15から出力される書込制御信
号は、映像信号との位相を併せる目的で1Hディレー8
に供給され、ここで1H遅延される。遅延された書込制
御信号は、セレクタ11の制御信号となる。セレクタ1
1の入力端子Aにはディレーメモリ7の出力が与えら
れ、入力端子Bには、入力信号とディレーメモリ7の出
力信号の平均値が供給される。入力信号とディレーメモ
リ7の出力信号の平均値は加算器9と1/2算器10
によって求められている。セレクタ11は1Hディレー
8からのハイレベルの制御信号に応答して、入力端子A
を選択し、逆に1Hディレー8からのローレベルの制御
信号に応答して、入力端子Bを選択する。すなわち、ド
ロップアウト発生時点には、ディレーメモリ7の出力
は、1H前のデータで置換えられており、このときのセ
レクタ制御信号はハイレベルであったが、ディレーメモ
リ7からの1H前のデータが出力される。一方、ドロッ
プアウトが発生してから1H後には、セレクタ制御信号
がローレベルとなり、セレクタ制御信号のローレベルの
期間は、ドロップアウト発生の1H前のデータと1H後
のデータとの平均値によって補間される。
【0025】図6は、この発明のもう1つの実施例を示
すブロック図であり、図7は図6のドロップアウト補償
装置の詳細を示す回路図である。図6および図7を参照
して、この映像信号記録再生装置が、図1の映像信号記
録再生装置と異なるところは、FFなる1つの特定値が
設定されたレベル変換器に代えて、FFおよびFEなる
2つの特定値が設定されたレベル変換器13′が設けら
れていることと、ドロップアウト部分を特定値FFに置
換する置換回路に代えて、ドロップアウト開始点のデー
タを特待値FFに置換え、かつドロップアウト終了点の
データを特定値FEに置換する置換回路14′が設けら
れていることと、時間軸補正用ラインメモリ3からのデ
ータ列に含まれる特定値FFとFEを検出し、検出した
特定値FFとFEとの間のデータを補償する補償装置
8″が設けられていることである。
【0026】レベル変換器13′の詳細は図8の回路図
に示される。同図を参照して、このレベル変換器13′
が図3のレベル変換器と異なるところはD0の信号を使
用しないことである。レベル変換13′は以上のように
構成されているので、A/D変換器2からのデジタルデ
ータが特定値FF,FEのときは、下位2ビットの値が
それぞれ「01」,「00」に変換される。この結果、
出力端子O0〜O7にはFD,FCが得られる。FFか
らFDへの変換およびFEからFCへの変換は視覚上の
影響を与えることはない。
【0027】置換回路14′は、ドロップアウト検出器
4からのドロップアウトパルスに応答して、レベル変換
器13′から出力されるデータ列のうちのドロップアウ
トの開始点のデータを特定値FFに置換え、データ列の
うちのドロップアウト終了点のデータを特定値FEに置
換える。
【0028】図9は、A/D変換動作から置換動作まで
を説明するためのタイミングチャートである。図9の
(a)〜(d)は、それぞれ図5のデータ列などに対応
している。同図を参照して、A/D変換器2からのデー
タ列(a)に特定値FFあるいはFEが含まれていると
きは、レベル変換13′によりそれぞれFD,FCに変
換される。それによって、レベル変換器13′からは図
9の(b)に示されるデータ列が出力される。レベル変
換器13′から出力されたデータ列(b)は、置換回路
14′に与えられる。置換回路14′に与えられたデー
タ列(b)のうちのドロップアウト開始点のデータは、
特定値FFに置換えられてドロップアウトの終了点のデ
ータは特定値FFに置換えられる。この結果、置換回路
14′からは図9の(d)に示されるデータ列が出力さ
れる。このデータ列(d)を時間軸補正用ラインメモリ
3に与えられ、書込クロック発生器6により発生された
書込クロックのタイミングで書込まれる。この書込まれ
たデータ列(d)は、基準となる読出クロックによって
読出される。この読出されたデータ列は、ドロップアウ
ト補償装置8″に与えられる。
【0029】なお、この実施例ではドロップアウトパル
スが書込クロックを5分周したクロックで同期化するこ
とを想定しているが、2つの特定値をドロップアウト情
報とするには、少なくとも2クロック以上の期間があれ
ばよく、ドロップアウトパルスが書込クロックを2分周
以上したクロックで同期化してもよい(図9参照)。
【0030】再び、図7を参照して、このドロップアウ
ト補償装置8″が図2のドロップアウト補償装置と異な
るところは、1クロックディレー18および19と、F
F,FE検出器16と、FF,FE検出器17と、3つ
の入力端子A,B,Cを有するセレクタ11とを含むこ
とである。
【0031】図7のドロップアウト補償装置の動作を説
明する。時間軸補正ラインメモリ3から読出されたデー
タ(入力信号)は、1クロックディレー18とFF,F
E検出回路16に入力される。FF,FE検出回路16
は、入力信号中のFFおよびFEの検出を行ない、書込
制御信号を発生する。この書込制御信号は、ディレーメ
モリ7に入力されるデータ列のうちのドロップアウト期
間(ただしFF,FE部分を除く)ディレーメモリ7へ
の書込を禁止する。こうすることにより入力信号中のド
ロップアウト部分は、ディレーメモリ7内に含まれてい
る1H前のドロップアウト発生していないデータとF
F,FE部分を除いて置換えられる。(1H前のライン
の同じ箇所にもドロップアウトが発生していればさらに
その前のデータと置換えられる。)1クロックディレー
18は、書込制御信号との位相合せのために設けてあ
る。ディレーメモリ7の出力は、セレクタ11に入力、
1クロックディレー19、加算器9、FF,FE検出回
路17の各入力に供給される。加算器9の出力は、それ
に続く1/2算器10によって1/2のレベルにな
る。すなわち、加算器9と算器10によって加算器9
に入力される信号の平均値の算出を行なっている。F
F,FE検出回路17は、ディレーメモリ7から出力さ
れるデータ系列からFFおよびFEを検出し、検出した
結果に従ってセレクタ制御信号(2ビット)を出力す
る。このセレクタ制御信号によって選択セレクタ11は
以下のごとく入力端子A,B,Cのうちの1つを選択す
る。すなわち、(1)ドロップアウトが発生していない
期間(FF,FEの部分とその間に挟まれた期間以外の
期間)においては、入力端子Aに供給されている信号を
選択する。
【0032】(2)FF,FEの期間は、入力端子Bに
供給されている信号を選択する。こうすることによって
1クロック前の映像データでFFおよびFEの部分を補
間する。
【0033】(3)FFとFEの間のドロップアウトが
発生している期間は、入力端子Cに供給されている信号
を選択する。こうすることによって、ドロップアウトが
発生している期間のデータをその水平ラインの前後のラ
インのデータの平均値で補間する。
【0034】以上のような処理によってドロップアウト
部分の補償を行なった出力信号(映像データ系列)が得
られる。
【0035】
【発明の効果】以上の本発明によれば、ドロップアウト
情報と映像信号データとを同一のデータ系列中に混在さ
せることが可能となるため、従来技術において必要であ
ったドロップアウト情報をドロップアウト検出手段から
ドロップアウト補償手段に伝達するためDOメモリが不
要となる。したがって、DOメモリを使わなくても高品
質のドロップアウト補償を行なうことが可能となり、そ
の結果として回路規模の縮小および部品コストの低減を
図ることが可能となる。この効果は特に、コンポーネン
ト記録やマルチチャンネル記録において大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】ドロップアウト補償装置の詳細を示すブロック
図である。
【図3】レベル変換器の詳細を示す回路図である。
【図4】レベル変換動作の概念を説明するための図であ
る。
【図5】図1によるA/D変換動作から置換動作までの
タイミングチャートである。
【図6】この発明のもう1つの実施例を示すブロック図
である。
【図7】図6のドロップアウト補償装置の詳細を示す回
路図である。
【図8】図6のレベル変換器の詳細を示す回路図であ
る。
【図9】図6におけるA/D変換動作から置換動作の説
明をするためのタイミングチャートである。
【図10】従来の映像信号記録再生装置のブロック図で
ある。
【図11】従来の映像信号記録再生装置のブロック図で
ある。
【符号の説明】
1はFM復調器、2はA/D変換器、3は時間軸補正用
ラインメモリ、4はドロップアウト検出器、6は書込ク
ロック発生器、13および13′はレベル変換器、14
および14′は置換回路、8′および8″はドロップア
ウト補償装置である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体からアナログ信号を取出し、映
    出するための映像信号を再生する映像信号記録再生装置
    であって、前記再生された映像信号に同期したクロック
    信号を発生するクロック信号発生手段と、前記発生され
    たクロック信号に応答して、前記再生された映像信号を
    順次にA/D変換するA/D変換手段と、前記再生され
    た映像信号の欠落期間を検出するドロップアウト検出手
    段と、前記A/D変換手段のフルスケール範囲内で前記
    欠落を示すための特定の値が決められ、前記A/D変換
    手段により順次に変換されたデジタルデータが前記決め
    られた特定の値になると、視覚上影響を与えない他の値
    に変換する値変換手段と、前記値変換手段からのデータ
    のうちの前記検出された欠落期間に対応する期間のデー
    タを前記特定の値に置換える置換手段と、前記発生され
    たクロック信号に応答して前記置換手段からのデータが
    順次に書込まれ、前記クロック信号と異なる周期の読出
    クロック信号に応答して前記書込まれたデータが順次に
    読出される時間軸補正のためのメモリ手段と、前記メモ
    リ手段から順次に読出されたデータに含まれる前記特定
    の値を検出する特定値検出手段と、前記検出された特定
    値を含む期間を1水平期間以上前のデジタルデータを用
    いて補償する補償手段とを含むことを特徴とする映像信
    号記録再生装置。
  2. 【請求項2】前記特定の値は1つであり、前記特定値検
    出手段は、前記メモリ手段から順次に読出されたデータ
    に含まれる特定の値の存在のみを検出し、前記補償手段
    は、前記特定値検出手段により検出された特定の値の存
    在する期間を、前記1水平期間以上前のデジタルデータ
    を用いて補償する、前記請求項1記載の映像信号記録再
    生装置。
  3. 【請求項3】 前記特定の値は少なくとも2つであり、
    前記置換手段は前記欠落検出期間の開始点のデータを前
    記少なくとも2つの特定の値のうちの一方の特定の値に
    置換え、前記欠落検出期間の終了点のデータを他方の特
    定の値に置換え、前記特定値検出手段は、前記メモリ手
    段から順次に読出されたデータに含まれる特定の値の存
    在および特定の値を検出し、前記補償手段は、前記検出
    された2つの特定の値の存在と、2つの特定の値に基づ
    いて、欠落期間を判断し、この期間のドロップアウト補
    償を行なう、前記請求項1記載の映像信号記録再生装
    置。
JP3101415A 1991-05-07 1991-05-07 映像信号記録再生装置 Expired - Lifetime JP2688725B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3101415A JP2688725B2 (ja) 1991-05-07 1991-05-07 映像信号記録再生装置
EP19920304101 EP0512822A3 (en) 1991-05-07 1992-05-07 Apparatus for recording/reproducing video signal and method of operating such apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3101415A JP2688725B2 (ja) 1991-05-07 1991-05-07 映像信号記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04331590A JPH04331590A (ja) 1992-11-19
JP2688725B2 true JP2688725B2 (ja) 1997-12-10

Family

ID=14300078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3101415A Expired - Lifetime JP2688725B2 (ja) 1991-05-07 1991-05-07 映像信号記録再生装置

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP0512822A3 (ja)
JP (1) JP2688725B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9856956B2 (en) 2015-01-20 2018-01-02 United Technologies Corporation Rod-and-bracket connector system for securing a pivoting member to a guide anchor moveably secured within a guide track

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2160740B (en) * 1982-07-16 1986-11-19 British Broadcasting Corp Concealment of defects in a video signal
US4591925A (en) * 1983-04-06 1986-05-27 Ampex Corporation Encoded dropout compensator system
DE3630179A1 (de) * 1986-09-04 1988-03-10 Grundig Emv Verfahren und einrichtung zur dropoutkompensation bei der wiedergabe magnetisch aufgezeichneter signale
JP2564820B2 (ja) * 1987-04-08 1996-12-18 キヤノン株式会社 ドロップアウト情報の管理方法及び画像データ処理装置
JPH0773363B2 (ja) * 1988-01-21 1995-08-02 パイオニア株式会社 信号再生処理装置
NL8801206A (nl) * 1988-05-09 1989-12-01 Philips Nv Drop-out kompensatieschakeling.

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04331590A (ja) 1992-11-19
EP0512822A3 (en) 1994-07-06
EP0512822A2 (en) 1992-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5060077A (en) Reproduction apparatus having means for initializing flag memories during slow motion and freeze reproduction
US5038219A (en) Video signal recording apparatus
US5191437A (en) Digital image signal playback circuit for combining two channel parallel picture data into a single channel
US4227221A (en) PCM Recording apparatus
US4453250A (en) PCM Signal processing apparatus
JP2688725B2 (ja) 映像信号記録再生装置
JPS6136311B2 (ja)
JP2685589B2 (ja) 映像信号の量子化装置
KR0141204B1 (ko) 디지탈재생시스템의 동기신호검출장치 및 이를 구비한 데이타 변환장치
JP2895865B2 (ja) デジタル記録再生装置
JPS6262Y2 (ja)
JPS6057132B2 (ja) Pcm方式信号記録再生装置
KR0148176B1 (ko) 디지탈재생시스템의 데이타처리방법 및 장치
JPS62281578A (ja) 時間軸誤差補正方式
JP3057201B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP3123050B2 (ja) 記録装置
JPH0353792A (ja) 磁気記録再生装置
JPH03201885A (ja) 磁気記録再生装置
JPS6128184B2 (ja)
JPS63113981A (ja) デジタル信号検出回路
JPH0256779A (ja) Pcm信号の再生方法
JPH03109885A (ja) 特性補正装置
JPH04357794A (ja) 時間軸誤差補正回路と映像信号処理回路
JPH0340580A (ja) デジタル記録再生装置
JPH04370582A (ja) ディジタル信号記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970715