JP2687647B2 - 圧延材の横曲り制御方法及び装置 - Google Patents
圧延材の横曲り制御方法及び装置Info
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- JP2687647B2 JP2687647B2 JP2027758A JP2775890A JP2687647B2 JP 2687647 B2 JP2687647 B2 JP 2687647B2 JP 2027758 A JP2027758 A JP 2027758A JP 2775890 A JP2775890 A JP 2775890A JP 2687647 B2 JP2687647 B2 JP 2687647B2
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- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/68—Camber or steering control for strip, sheets or plates, e.g. preventing meandering
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、圧延材の横曲り制御方法及び装置に関する
ものである。
ものである。
[従来の技術] 従来、この種の圧延材の横曲り制御方法としては、例
えば特開昭57−39018号公報に記載されたようなものが
あり、これは第4図に示されるように、水平ミル11の入
側と出側にエッジャー2,3を設けると共に、エッジャー
3の出側に圧延材4の横曲り量と曲りの方向を検出する
検出器5を設け、その信号を基にエッジャー3のシフト
量を演算し、エッジャーロール3a,3bの図示していない
位置制御装置により、左右のエッジャーロール3a,3bを
その間隔を維持したまま圧延材4の曲っている方向に演
算したシフト量だけ移動させて圧延材4の横曲りを修正
するようにしている。
えば特開昭57−39018号公報に記載されたようなものが
あり、これは第4図に示されるように、水平ミル11の入
側と出側にエッジャー2,3を設けると共に、エッジャー
3の出側に圧延材4の横曲り量と曲りの方向を検出する
検出器5を設け、その信号を基にエッジャー3のシフト
量を演算し、エッジャーロール3a,3bの図示していない
位置制御装置により、左右のエッジャーロール3a,3bを
その間隔を維持したまま圧延材4の曲っている方向に演
算したシフト量だけ移動させて圧延材4の横曲りを修正
するようにしている。
上記制御方法による圧延材4横曲りの修正原理は次の
通りである。エッジャーロール3a,3bをシフトすると左
右の荷重点が圧延材4の進行方向にずれるので、圧延材
4に曲げモーメントが働く。その結果、水平ミル1とエ
ッジャー3の間の圧延材4に幅方向の張力分布が生じ
る。シフトした方向(エッジャーロール3b側)には張力
が、反対側(エッジャーロール3a側)には圧縮力が働く
ので、その結果エッジャーロール3b側の方の材料が反対
側よりも伸び量が多くなり、曲りは修正される。
通りである。エッジャーロール3a,3bをシフトすると左
右の荷重点が圧延材4の進行方向にずれるので、圧延材
4に曲げモーメントが働く。その結果、水平ミル1とエ
ッジャー3の間の圧延材4に幅方向の張力分布が生じ
る。シフトした方向(エッジャーロール3b側)には張力
が、反対側(エッジャーロール3a側)には圧縮力が働く
ので、その結果エッジャーロール3b側の方の材料が反対
側よりも伸び量が多くなり、曲りは修正される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来の制御方法では、第6図に示した
横曲りの種類の中で、圧延材4全長に渡ってゆるやかな
曲率で曲る、一般的にキャンバ(第6図(イ)参照)と
言われているものに対しては有効であるが、エッジャー
2と水平ミル1とを有する圧延ラインに特有な圧延材4
の先端のみに生じる横曲り(以下、先端鼻曲りと称す)
(第6図(ロ)参照)を防止できなかった。
横曲りの種類の中で、圧延材4全長に渡ってゆるやかな
曲率で曲る、一般的にキャンバ(第6図(イ)参照)と
言われているものに対しては有効であるが、エッジャー
2と水平ミル1とを有する圧延ラインに特有な圧延材4
の先端のみに生じる横曲り(以下、先端鼻曲りと称す)
(第6図(ロ)参照)を防止できなかった。
本発明者は従来の実験結果や実機データを基に種々の
検討を行ない、前記圧延材4の先端鼻曲りの発生過程を
明らかにした。
検討を行ない、前記圧延材4の先端鼻曲りの発生過程を
明らかにした。
即ち、 (イ)第5図(イ)の如く圧延材4の幅中心14が左右の
エッジャーロール2a,2b間の中心15(水平ミル1の幅中
心15′と一致している)に対しΔxだけオフセンタして
エッジャー2に進入すると、オフセンタした側の圧延材
4の先端角部がエッジャーロール2aに接触する。
エッジャーロール2a,2b間の中心15(水平ミル1の幅中
心15′と一致している)に対しΔxだけオフセンタして
エッジャー2に進入すると、オフセンタした側の圧延材
4の先端角部がエッジャーロール2aに接触する。
(ロ)圧延材4は第5図(ロ)の如くエッジャーロール
2aに押されて入射角がθとなる。
2aに押されて入射角がθとなる。
(ハ)圧延材4は第5図(ハ)の如くエッジャーロール
2a,2b間に噛み込みオフセンタした側と反対側の先端角
部が高圧下される。
2a,2b間に噛み込みオフセンタした側と反対側の先端角
部が高圧下される。
(ニ)圧延材4の先端部が第5図(ニ)の如くオフセン
タした側へ曲るとともに、圧延荷重による回転モーメン
トが働き、エッジャー2入側で、圧延材4の傾き角θが
小さくなる。
タした側へ曲るとともに、圧延荷重による回転モーメン
トが働き、エッジャー2入側で、圧延材4の傾き角θが
小さくなる。
(ホ)圧延材4が進むにつれて、エッジャー2入側の圧
延材4の傾きは第5図(ホ)の如く増々小さくなってい
く。その結果、圧延材4の曲りも減少してゆくので、曲
りは先端部に限定される。
延材4の傾きは第5図(ホ)の如く増々小さくなってい
く。その結果、圧延材4の曲りも減少してゆくので、曲
りは先端部に限定される。
(ヘ)水平ミル1による水平圧延による第5図(ヘ)の
如く圧延材4の先端の曲りが更に強調される。
如く圧延材4の先端の曲りが更に強調される。
本発明は、斯かる実情に鑑み、エッジャーと水平ミル
より構成される圧延ラインに特有の圧延材の先端鼻曲り
を防止し得る圧延材の横曲り制御方法及び装置を提供し
ようとするものである。
より構成される圧延ラインに特有の圧延材の先端鼻曲り
を防止し得る圧延材の横曲り制御方法及び装置を提供し
ようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、圧延材の幅方向に圧延を行なうエッジャー
と、該エッジャーの出側に配設され前記圧延材の厚み方
向に圧延を行なう水平ミルとから構成される圧延ライン
において、エッジャーの入側における圧延材の幅中心と
左右のエッジャーロール間の中心とのずれ量を検出し、
該ずれ量を基に、圧延材がエッジャーに噛み込む前に、
前記ずれ量を減少させるように圧延材幅方向に左右のエ
ッジャーロールをシフトし、圧延材がエッジャーに噛み
込み、水平ミルに到達する前に、前記シフトされた左右
のエッジャーロールを元の位置に戻すことを特徴とする
圧延材の横曲り制御方法にかかるものであり、又、圧延
材の幅方向に圧延を行なうエッジャーと、該エッジャー
の出側に配設され前記圧延材の厚み方向に圧延を行なう
水平ミルとから構成される圧延ラインにおいて、エッジ
ャーの入側に圧延材の幅中心と左右のエッジャーロール
間の中心とのずれ量を検出する横ずれ検出器を設け、エ
ッジャーへの圧延材の噛み込みタイミングを検出しエッ
ジャーロードオン信号を出力する噛込み検出器と、前記
横ずれ検出器の検出信号を基に、エッジャーロールのシ
フト量を演算し圧延材がエッジャーに噛み込む前にエッ
ジャーロールを基準位置からシフトさせるためのシフト
指令信号を出力する一方前記噛込み検出器からのエッジ
ャーロードオン信号を基に圧延材が水平ミルに噛み込む
前にエッジャーロールを基準位置へ復帰させるためのシ
フト指令信号を出力するシフト量演算装置と該シフト量
演算装置からのシフト指令信号を受けてエッジャーロー
ルの位置決めをするエッジャーロール位置制御装置とを
設けたことを特徴とする圧延材の横曲り制御装置にかか
るものである。
と、該エッジャーの出側に配設され前記圧延材の厚み方
向に圧延を行なう水平ミルとから構成される圧延ライン
において、エッジャーの入側における圧延材の幅中心と
左右のエッジャーロール間の中心とのずれ量を検出し、
該ずれ量を基に、圧延材がエッジャーに噛み込む前に、
前記ずれ量を減少させるように圧延材幅方向に左右のエ
ッジャーロールをシフトし、圧延材がエッジャーに噛み
込み、水平ミルに到達する前に、前記シフトされた左右
のエッジャーロールを元の位置に戻すことを特徴とする
圧延材の横曲り制御方法にかかるものであり、又、圧延
材の幅方向に圧延を行なうエッジャーと、該エッジャー
の出側に配設され前記圧延材の厚み方向に圧延を行なう
水平ミルとから構成される圧延ラインにおいて、エッジ
ャーの入側に圧延材の幅中心と左右のエッジャーロール
間の中心とのずれ量を検出する横ずれ検出器を設け、エ
ッジャーへの圧延材の噛み込みタイミングを検出しエッ
ジャーロードオン信号を出力する噛込み検出器と、前記
横ずれ検出器の検出信号を基に、エッジャーロールのシ
フト量を演算し圧延材がエッジャーに噛み込む前にエッ
ジャーロールを基準位置からシフトさせるためのシフト
指令信号を出力する一方前記噛込み検出器からのエッジ
ャーロードオン信号を基に圧延材が水平ミルに噛み込む
前にエッジャーロールを基準位置へ復帰させるためのシ
フト指令信号を出力するシフト量演算装置と該シフト量
演算装置からのシフト指令信号を受けてエッジャーロー
ルの位置決めをするエッジャーロール位置制御装置とを
設けたことを特徴とする圧延材の横曲り制御装置にかか
るものである。
[作用] 従って、エッジャーの入側における圧延材の幅中心と
左右のエッジャーロール間の中心とのずれ量が検出さ
れ、該ずれ量を基に、圧延材がエッジャーに噛み込む前
に前記ずれ量をなくすよう圧延材幅方向に左右のエッジ
ャーロールがシフトされ、圧延材がエッジャーに噛み込
み、水平ミルに到達する前に、前記シフトされた左右の
エッジャーロールが元の位置に戻されるため、圧延材が
エッジャーに進入する際、圧延材の左右の先端両幅端部
が夫々左右のエッジャーロールにほぼ均等に接触して噛
み込まれ、先端鼻曲りが発生しなくなる。
左右のエッジャーロール間の中心とのずれ量が検出さ
れ、該ずれ量を基に、圧延材がエッジャーに噛み込む前
に前記ずれ量をなくすよう圧延材幅方向に左右のエッジ
ャーロールがシフトされ、圧延材がエッジャーに噛み込
み、水平ミルに到達する前に、前記シフトされた左右の
エッジャーロールが元の位置に戻されるため、圧延材が
エッジャーに進入する際、圧延材の左右の先端両幅端部
が夫々左右のエッジャーロールにほぼ均等に接触して噛
み込まれ、先端鼻曲りが発生しなくなる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図(イ)(ロ)は本発明の方法を実施する装置の
一例であり、エッジャー2の入側に、圧延材4の幅中心
14と左右のエッジャーロール2a,2b間の中心15とのずれ
量Δxを検出する横ずれ検出器6を設置し、該横ずれ検
出器6からの検出信号7が入力され圧延材4の先端部に
おける横ずれ量Δx0(例えば、圧延材4先端がエッジャ
ー2に噛み込むまでの一定時間前記横ずれ検出器6によ
って検出された前記ずれ量Δxの平均値)を演算しエッ
ジャーロール2a,2bを基準位置から前記横ずれ量Δx0分
だけシフトさせるためのシフト指令信号9を出力する一
方、後述するロードセル13からのエッジャーロードオン
信号12が入力され圧延材4先端が水平ミル1に噛み込ま
れる前に前記エッジャーロール2a,2bを基準位置へ復帰
させるためのシフト指令信号9を出力するシフト量演算
装置8と、該シフト量演算装置8からのシフト指令信号
9が入力され前記横ずれ量Δx0分エッジャーロール2a,2
bのシリンダ10a,10bを駆動しエッジャーロール2a,2bを
シフトせしめるエッジャーロール位置制御装置11a,11b
と、エッジャー2に対し圧延材4が噛み込んだことを検
知し前記シフト量演算装置8へエッジャーロードオン信
号12を出力するロードセル13(噛込み検出器)とを設け
る。
一例であり、エッジャー2の入側に、圧延材4の幅中心
14と左右のエッジャーロール2a,2b間の中心15とのずれ
量Δxを検出する横ずれ検出器6を設置し、該横ずれ検
出器6からの検出信号7が入力され圧延材4の先端部に
おける横ずれ量Δx0(例えば、圧延材4先端がエッジャ
ー2に噛み込むまでの一定時間前記横ずれ検出器6によ
って検出された前記ずれ量Δxの平均値)を演算しエッ
ジャーロール2a,2bを基準位置から前記横ずれ量Δx0分
だけシフトさせるためのシフト指令信号9を出力する一
方、後述するロードセル13からのエッジャーロードオン
信号12が入力され圧延材4先端が水平ミル1に噛み込ま
れる前に前記エッジャーロール2a,2bを基準位置へ復帰
させるためのシフト指令信号9を出力するシフト量演算
装置8と、該シフト量演算装置8からのシフト指令信号
9が入力され前記横ずれ量Δx0分エッジャーロール2a,2
bのシリンダ10a,10bを駆動しエッジャーロール2a,2bを
シフトせしめるエッジャーロール位置制御装置11a,11b
と、エッジャー2に対し圧延材4が噛み込んだことを検
知し前記シフト量演算装置8へエッジャーロードオン信
号12を出力するロードセル13(噛込み検出器)とを設け
る。
前述の如く構成したので、圧延材4先端部が横ずれ検
出器6上を通過すると、該横ずれ検出器6によって圧延
材4の幅中心14と左右のエッジャーロール2a,2b間の中
心15とのずれ量Δxが検出され、該ずれ量Δxに基づい
て圧延材4の先端部における横ずれ量Δx0(例えば、圧
延材4先端がエッジャー2に噛み込むまでの一定時間前
記横ずれ検出器6によって検出された前記ずれ量Δxの
平均値)がシフト量演算装置8によって演算され、圧延
材4がエッジャー2に噛み込む前に前記シフト量演算装
置8からエッジャーロール位置制御装置11a,11bに対し
シフト指令信号9が出力される。
出器6上を通過すると、該横ずれ検出器6によって圧延
材4の幅中心14と左右のエッジャーロール2a,2b間の中
心15とのずれ量Δxが検出され、該ずれ量Δxに基づい
て圧延材4の先端部における横ずれ量Δx0(例えば、圧
延材4先端がエッジャー2に噛み込むまでの一定時間前
記横ずれ検出器6によって検出された前記ずれ量Δxの
平均値)がシフト量演算装置8によって演算され、圧延
材4がエッジャー2に噛み込む前に前記シフト量演算装
置8からエッジャーロール位置制御装置11a,11bに対し
シフト指令信号9が出力される。
シフト指令信号9が出力されると、エッジャーロール
位置制御装置11a,11bによりシリンダ10a,10bが駆動さ
れ、エッジャーロール2a,2bがそのロール開度を維持し
た状態で第1図(イ)中仮想線で示す如く圧延材4の横
ずれが生じている方向へΔx0だけシフトされる。
位置制御装置11a,11bによりシリンダ10a,10bが駆動さ
れ、エッジャーロール2a,2bがそのロール開度を維持し
た状態で第1図(イ)中仮想線で示す如く圧延材4の横
ずれが生じている方向へΔx0だけシフトされる。
エッジャーロール2a,2bが夫々Δx0だけシフトされる
と、圧延材4の幅中心14に対しエッジャーロール2a,2b
間の中心15がほぼ一致する形となり、この状態で圧延材
4が第1図(ロ)に示す如くエッジャー2に噛み込んで
いくため、圧延材4の先端両幅端部がほぼ均等にエッジ
ャーロール2a,2bによって幅圧下され、先端鼻曲りが発
生しなくなる。
と、圧延材4の幅中心14に対しエッジャーロール2a,2b
間の中心15がほぼ一致する形となり、この状態で圧延材
4が第1図(ロ)に示す如くエッジャー2に噛み込んで
いくため、圧延材4の先端両幅端部がほぼ均等にエッジ
ャーロール2a,2bによって幅圧下され、先端鼻曲りが発
生しなくなる。
続いて、前記圧延材4がエッジャー2に噛み込んだこ
とがロードセル13によって検知され、該ロードセル13か
ら前記シフト量演算装置8へエッジャーロードオン信号
12が出力されると、前記シフト量演算装置8に内蔵され
たタイマーが作動し、所要時間t1経過後(圧延材4先端
が水平ミル1に噛み込まれる前)に、前記エッジャーロ
ール2a,2bを基準位置へ復帰させるためのシフト指令信
号9が出力され、エッジャーロール位置制御装置11a,11
bによりシリンダ10a,10bが駆動され、エッジャーロール
2a,2bがそのロール開度を維持した状態で第1図(ロ)
中仮想線で示す如く基準位置へ戻され、エッジャーロー
ル2a,2b間の中心15と水平ミルの幅中心とが再び一致さ
れる。
とがロードセル13によって検知され、該ロードセル13か
ら前記シフト量演算装置8へエッジャーロードオン信号
12が出力されると、前記シフト量演算装置8に内蔵され
たタイマーが作動し、所要時間t1経過後(圧延材4先端
が水平ミル1に噛み込まれる前)に、前記エッジャーロ
ール2a,2bを基準位置へ復帰させるためのシフト指令信
号9が出力され、エッジャーロール位置制御装置11a,11
bによりシリンダ10a,10bが駆動され、エッジャーロール
2a,2bがそのロール開度を維持した状態で第1図(ロ)
中仮想線で示す如く基準位置へ戻され、エッジャーロー
ル2a,2b間の中心15と水平ミルの幅中心とが再び一致さ
れる。
その結果、エッジャー2から出た圧延材4がオフセン
タして水平ミル1に噛み込むことがなくなるので、主に
水平ミル1に起因するキャンバ(第6図(イ)参照)の
発生を防止することができる。
タして水平ミル1に噛み込むことがなくなるので、主に
水平ミル1に起因するキャンバ(第6図(イ)参照)の
発生を防止することができる。
第2図は上述の作動を線図としてまとめたものであ
る。
る。
又、第3図はエッジャー2に対し圧延材4がある入射
角θで進入してくる場合を示すものであり、この場合も
第1図(イ)(ロ)に示す場合と同様に、横ずれ検出器
6で検出された圧延材4のずれ量Δxを平均する等し
て、横ずれ量Δx0を求め、横ずれの生じている側へエッ
ジャーロール2a,2bをシフトさせるようにすればよい。
こうすれば、圧延材4がエッジャー2に噛み込んだ時、
入射角θを減らす方向にエッジャーロール2bから力が働
く。
角θで進入してくる場合を示すものであり、この場合も
第1図(イ)(ロ)に示す場合と同様に、横ずれ検出器
6で検出された圧延材4のずれ量Δxを平均する等し
て、横ずれ量Δx0を求め、横ずれの生じている側へエッ
ジャーロール2a,2bをシフトさせるようにすればよい。
こうすれば、圧延材4がエッジャー2に噛み込んだ時、
入射角θを減らす方向にエッジャーロール2bから力が働
く。
尚、本発明の圧延材の横曲り制御方法及び装置は、上
述の実施例にのみ限定されるものではなく、エッジャー
ロードオン信号12は、第1図に示したロードセル13以外
に、圧延材4がエッジャー2に噛み込んだ時変化する量
(例えば油圧シリンダ10a,10bのピストン位置など)を
検出し得る噛込み検出器であれば、どのようなものから
でも作れること等、その他本発明の要旨を逸脱しない範
囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
述の実施例にのみ限定されるものではなく、エッジャー
ロードオン信号12は、第1図に示したロードセル13以外
に、圧延材4がエッジャー2に噛み込んだ時変化する量
(例えば油圧シリンダ10a,10bのピストン位置など)を
検出し得る噛込み検出器であれば、どのようなものから
でも作れること等、その他本発明の要旨を逸脱しない範
囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の圧延材の横曲り制御方
法及び装置によれば、圧延材の先端部に生じる急激な横
曲り(先端鼻曲り)を防止できるという優れた効果を奏
し得る。
法及び装置によれば、圧延材の先端部に生じる急激な横
曲り(先端鼻曲り)を防止できるという優れた効果を奏
し得る。
第1図(イ)(ロ)は本発明の方法を実施する装置の一
例を示す平面図、第2図は各種信号とエッジャーシフト
量との関係を示す線図、第3図はエッジャーに対し圧延
材が入射角θで進入してくる場合を示す平面図、第4図
は従来例の平面図、第5図(イ)〜(ヘ)は圧延材の先
端鼻曲りの発生過程を示す平面図、第6図(イ)(ロ)
は圧延材の横曲りの平面説明図である。 1は水平ミル、2はエッジャー、2a,2bはエッジャーロ
ール、4は圧延材、6は横ずれ検出器、8はシフト量演
算装置、11a,11bはエッジャーロール位置制御装置、13
はロードセル(噛込み検出器)を示す。
例を示す平面図、第2図は各種信号とエッジャーシフト
量との関係を示す線図、第3図はエッジャーに対し圧延
材が入射角θで進入してくる場合を示す平面図、第4図
は従来例の平面図、第5図(イ)〜(ヘ)は圧延材の先
端鼻曲りの発生過程を示す平面図、第6図(イ)(ロ)
は圧延材の横曲りの平面説明図である。 1は水平ミル、2はエッジャー、2a,2bはエッジャーロ
ール、4は圧延材、6は横ずれ検出器、8はシフト量演
算装置、11a,11bはエッジャーロール位置制御装置、13
はロードセル(噛込み検出器)を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】圧延材の幅方向に圧延を行なうエッジャー
と、該エッジャーの出側に配設され前記圧延材の厚み方
向に圧延を行なう水平ミルとから構成される圧延ライン
において、エッジャーの入側における圧延材の幅中心と
左右のエッジャーロール間の中心とのずれ量を検出し、
該ずれ量を基に、圧延材がエッジャーに噛み込む前に、
前記ずれ量を減少させるように圧延材幅方向に左右のエ
ッジャーロールをシフトし、圧延材がエッジャーに噛み
込み、水平ミルに到達する前に、前記シフトされた左右
のエッジャーロールを元の位置に戻すことを特徴とする
圧延材の横曲り制御方法。 - 【請求項2】圧延材の幅方向に圧延を行なうエッジャー
と、該エッジャーの出側に配設され前記圧延材の厚み方
向に圧延を行なう水平ミルとから構成される圧延ライン
において、エッジャーの入側に圧延材の幅中心と左右の
エッジャーロール間の中心とのずれ量を検出する横ずれ
検出器を設け、エッジャーへの圧延材の噛み込みタイミ
ングを検出しエッジャーロードオン信号を出力する噛込
み検出器と、前記横ずれ検出器の検出信号を基に、エッ
ジャーロールのシフト量を演算し圧延材がエッジャーに
噛み込む前にエッジャーロールを基準位置からシフトさ
せるためのシフト指令信号を出力する一方前記噛込み検
出器からのエッジャーロードオン信号を基に圧延材が水
平ミルに噛み込む前にエッジャーロールを基準位置へ復
帰させるためのシフト指令信号を出力するシフト量演算
装置と、該シフト量演算装置からのシフト指令信号を受
けてエッジャーロールの位置決めをするエッジャーロー
ル位置制御装置とを設けたことを特徴とする圧延材の横
曲り制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2027758A JP2687647B2 (ja) | 1990-02-07 | 1990-02-07 | 圧延材の横曲り制御方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2027758A JP2687647B2 (ja) | 1990-02-07 | 1990-02-07 | 圧延材の横曲り制御方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03230804A JPH03230804A (ja) | 1991-10-14 |
JP2687647B2 true JP2687647B2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=12229913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2027758A Expired - Fee Related JP2687647B2 (ja) | 1990-02-07 | 1990-02-07 | 圧延材の横曲り制御方法及び装置 |
Country Status (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109968020A (zh) * | 2019-01-31 | 2019-07-05 | 朱明德 | 一种金属工件的加工装置 |
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CN109968020A (zh) * | 2019-01-31 | 2019-07-05 | 朱明德 | 一种金属工件的加工装置 |
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