JP2686823B2 - 文字認識装置 - Google Patents

文字認識装置

Info

Publication number
JP2686823B2
JP2686823B2 JP1162531A JP16253189A JP2686823B2 JP 2686823 B2 JP2686823 B2 JP 2686823B2 JP 1162531 A JP1162531 A JP 1162531A JP 16253189 A JP16253189 A JP 16253189A JP 2686823 B2 JP2686823 B2 JP 2686823B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
character
kana
kanji
data
characters
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1162531A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0328986A (ja
Inventor
幸二 本岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP1162531A priority Critical patent/JP2686823B2/ja
Publication of JPH0328986A publication Critical patent/JPH0328986A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2686823B2 publication Critical patent/JP2686823B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Character Discrimination (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、イメージデータに基づく漢字文字に対応す
る仮名文字を容易に得ることができる文字認識装置に関
する。
(従来の技術) 金融機関等における各種取引業務(為替業務等)を行
なう場合、所定の帳票が利用される。顧客は、この帳票
に必要事項を記入した後、行員に処理の依頼を行なう。
行員は、帳票に記入された内容に従って所定の処理を行
なうことになる。
例えば、為替振込処理の場合、第2図に示すような為
替帳票が利用される。
第2図に、為替帳票の表面図を示す。
図に示した為替帳票1には、お振込先項目2と、お受
取人項目3と、ご依頼人項目4の3項目が設けられてい
る。
お振込先項目2は、金融機関種別記入欄2aと銀行名記
入欄2bと支店名記入欄2cとから構成されている。お受取
人項目3は、口座番号記入欄3aと姓名記入欄3bと金額記
入欄3cとから構成されている。ご依頼人項目4は、姓名
記入欄4aと依頼人コード記入欄4bとから構成されてい
る。
お振込先項目2の金融機関種別記入欄2aは、選択枝の
中から所望のものを選択して○印を付与する欄で、その
他の欄は、文字を記入する複数のます目から構成されて
いる。
以上のような為替帳票1を用いて為替業務を行なう場
合、為替データ通信装置が利用される。
第3図に、従来の為替データ通信装置のブロック図を
示す。
図に示した為替データ通信装置10は、営業店11a,11b
に設置されたファクシミリ(FAX)12a,12bと、地区セン
タ13に設置されたファクシミリ(FAX)14、端末機器15
a,15bと、ホスト装置16とから構成されている。
営業店11a,11bのファクシミリ12a,12bは、公衆通信網
17を介して地区センタ13のファクシミリ14に接続されて
いる。地区センタ13の端末機器15a,15bは、専用通信線1
8を介してホスト装置16に接続されている。なお、営業
点11a,11bは、顧客からの各種取引業務の依頼を処理す
る行員が配置された店舗である。地区センタ13は、複数
の営業店からの情報を取纏める情報収集箇所である。ホ
スト装置16は、ホストコンピュータ等から構成されるも
のである。
さて、以上の構成の為替データ通信装置10において、
以下のような手順により為替業務が行なわれる。
営業店11aは、所定事項の記入された為替帳票1(第
2図に図示)をファクシミリ12aにより、また営業店11b
は、為替帳票1をファクシミリ12bにより公衆通信網17
を介して地区センタ13のファクシミリ14に伝送する。
地区センタ13では、ファクシミリ14から出力されるフ
ァクシミリ為替帳票(FAX為替帳票)1a(ファクシミリ
用紙により構成される為替帳票)を人手により営業店単
位に仕分けする。
仕分けされたファクシミリ為替帳票1aに関するデータ
は、端末機器15a,15bを用いて人手により入力され、専
用通信線18を介してホスト装置16に為替データとして送
信される。
ホスト装置16では、受信した為替データに基づいた処
理を行ない、業務を終了する。
以上のような為替データ通信装置10の場合、地区セン
タ13内において、ファクシミリ為替帳票1aを仕分ける作
業員及び端末機器15a,15bを操作する作業員を多数配置
しなければならないといった問題が生じていた。また、
端末機器15a,15bによる入力作業中に、入力ミスが発生
する可能性があり、さらにデータ入力にかなりの時間を
費やさなければならないといった問題点があった。
そこで、文字認識装置を利用した為替データ通信装置
が提案されている。
第4図に、従来の文字認識装置を利用した為替データ
通信装置のブロックを示す。
図に示した為替データ通信装置20において、営業店21
は、光学式文字読取り装置(OCR)22と、このOCR22に接
続された、キーボード23と、ネットワーク・コントロー
ル・ユニット(NCU)24とから構成されている。地区セ
ンタ26は、文字認識装置27と、この文字認識装置27に接
続されたネットワーク・コントロール・ユニット(NC
U)28と、端末機器29a,29bとから構成されている。文字
認識装置27には、記憶装置27aが設けられている。営業
店21のNCU24は、公衆通信網30を介して地区センタ26のN
CU28に接続されている。地区センタ26の文字認識装置27
は、専用通信線31を介してホスト装置32に接続されてい
る。
営業店21のOCR22は、為替帳票1に記入された文字を
光学的に読取り、そのイメージデータを出力するもので
ある。キーボード23は、仮名や数値の入力を行なうもの
である。NCU24は、営業店21内のデータを公衆通信網30
に伝送するための可聴信号に変更するモデム等から構成
されたものである。
地区センタ26の文字認識装置27は、営業店21から受信
した為替帳票1のデータ(イメージデータ)を文字コー
ドにより示される文字列(認識結果)に変換し、さら
に、この認識結果をホスト装置32へ送信するための送信
用データに変換する処理を行なうものである。記憶装置
27aは、文字認識装置27が認識結果を送信用データに変
換する場合に参照する変換テーブルを格納したハードデ
ィスク装置等から構成されたものである。なお、この変
換テーブルは、認識結果と送信用データとを対応付ける
もので、例えば、認識結果が漢字で送信用データが仮名
の場合、この漢字と仮名を対応付けたテーブルから構成
される。NCU28は、NCU24同様にモデム等から構成された
ものである。端末機器29a,29bは、文字認識装置27によ
り認識された認識結果とホスト装置32に送信するための
送信用データの確認及びホスト装置32への送信指示を行
なうものである。
さて、以上の構成の為替データ通信装置20において
は、以下のような手順により為替業務が行なわれる。
営業店21は、為替帳票1(第2図に図示)をOCR22に
読み取らせる。
営業店21のNCU24は、OCR22によって読取った内容に基
づいたイメージデータを公衆通信網30を介して地区セン
タ26のNCU28に送信する。
地区センタ26のNCU28は、受信したイメージデータを
文字認識装置27に転送する。
文字認識装置27は、転送されたイメージデータのパタ
ーンを認識し、文字コードで示される文字列(認識結
果)に変換する。
文字認識装置27は、認識結果を記憶装置27aに設けら
れた変換テーブルを参照してホスト装置32へ送信するた
めの送信用データに変換し、この送信用データと営業店
21から受信したイメージデータを、例えば端末機器29a
に転送する。
端末機器29aでは、転送されたイメージデータと送信
用データをそれぞれ表示画面に表示する。
オペレータは、表示されたイメージデータと送信用デ
ータを確認した後、送信用データをホスト装置32へ送信
する指示を行なう。この送信用データは文字認識装置27
から専用通信線31を介してホスト装置32へ送信される。
なお、ホスト装置32へと送信される送信用データは、仮
名文字及び数値情報の文字コードから構成されている。
ホスト装置32では、受信したデータに基づいて所定の
為替処理を実行し、業務を終了する。
以上のような手順で為替処理を行なっていた。
(発明が解決しようとする課題) さてここで、オペレータが端末機器29aを用いてイメ
ージデータと送信用データを確認する作業について第5
図を参照しながら説明する。
第5図に、端末機器29aの表示画面の表示例を示す。
図は端末機器29aの表示画面33の表示を示したもので
ある。
図に示した表示画面33には、銀行名項目34、支店名項
目35、金額項目36、依頼人名項目37、依頼人コード38が
表示されている。
銀行名項目34には、イメージデータ表示欄34aと送信
用データ表示欄34bが設けられている。同様に、支店名
項目35、金額表示項目36、依頼人名項目37、依頼人コー
ド項目38には、イメージデータ表示欄35a,36a,37a,38a
及び送信用データ表示欄35b,36b,37b,38bが設けられて
いる。
銀行名項目34のイメージデータ表示欄34aには、“東
西”という漢字文字を示すイメージデータが表示されて
いる。また、送信用データ表示欄34bには、“トウザ
イ”といった仮名文字の送信用データが表示されてい
る。この送信用データは、イメージデータ表示欄34aに
表示されたイメージデータを文字確認した結果得られた
ものである。ここで、文字認識装置27が、イメージデー
タ表示欄34aに表示された“東西”という漢字文字を文
字認識できなかった場合を想定する。即ち、為替帳票1
の記入者が銀行名記入欄2bに誤った文字を記入した場合
や乱雑な記入を行なった場合、文字認識装置27は、文字
認識することができない。
このような場合、銀行名項目34の送信用データ表示欄
34bには、オペレータに文字認識できなかった旨を通知
する“?"の表示を行なう。オペレータは、この表示を認
識すると、送信用データ表示欄34bに表示されるべき送
信用データを、手作業で入力することになる。
具体的には、オペレータは、端末機器29aを操作し
て、送信用データ入力を行なうことになる。先ずオペレ
ータは、送信用データ表示欄34bに、図示しないカーソ
ル等を移動させる。次に、イメージデータ表示欄34aか
ら想定される、仮名文字の入力を行なう。この場合、イ
メージデータ表示欄34aに、“東西”といった漢字文字
を示す内容が表示されていると判断して、“トウザイ”
といった仮名文字の入力を行なう。文字認識装置27は、
この仮名文字(“トウザイ”)の入力を受けると、送信
用データとして取扱い、送信用データ表示欄34bに“ト
ウザイ”といった表示を行なう。
以上の作業により、銀行名項目34に関する訂正作業が
終了したことになる。
さて、以上説明したように、従来、訂正作業を行なう
場合、オペレータは、銀行名や支店名を示す仮名文字を
全て(フルネームで)入力する必要があった。このた
め、入力操作に手間がかかり処理を迅速に行なう妨げと
なっていた。さらには、入力する文字数が多くなると、
入力ミスが発生しやすいといった問題があった。
本発明は以上の点に着目してなされたもので、訂正作
業を行なう場合、銀行名や支店名などを全て入力する必
要が無く、迅速な処理の実行及び入力ミスの発生を防止
することのできる文字認識処理装置を提供することを目
的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の文字認識装置は、漢字文字を読取って得たイ
メージデータに基づいて前記漢字文字を認識する認識手
段と、前記認識された漢字文字を仮名文字に変換する仮
名変換手段と、 前記仮名変換手段が前記変換を行う場合に参照し、前
記漢字文字と前記仮名文字とを対応付けた仮名漢字変換
辞書と、前記認識手段が前記漢字文字を認識できない場
合に、別途入力される補助情報が仮名文字か数値コード
かを判別する補助情報判別手段と、前記判別手段の結果
に基づいて前記仮名漢字変換辞書又は前記数値データと
前記仮名文字とを対応付けた補助辞書を参照して補助情
報に対応する仮名文字の検索を実行する検索実行手段
と、前記検索実行手段の結果得られた仮名文字のうち所
望のものを選択する訂正データ決定手段とを有すること
を特徴とするものである。
(作用) 以上の装置は、漢字文字と仮名文字とを対応付けた仮
名漢字変換辞書と、補助情報と仮名文字とを対応付けた
補助辞書とを設ける。認識手段が漢字文字の認識をでき
ない場合、補助情報を別途入力する。この補助情報を用
いて、仮名漢字変換辞書もしくは補助辞書の参照を行な
う。この補助情報は、漢字文字に対応した仮名文字を特
定するために利用される情報である。仮名漢字変換辞書
もしくは補助辞書の参照により、補助情報に対応した仮
名文字を得ることができる。
(実施例) 第1図は、本発明の文字認識装置の実施例を示すブロ
ック図である。
図において文字認識装置50は、プロセッサ51と、ハー
ドディスク装置等から構成された記憶装置52と、キーボ
ード等から構成された入力部53と、ディスプレイ等から
構成された表示部54と、入出力インタフェース(例え
ば、GPIB規格のインタフェース)やモデム等から構成さ
れた通信制御部55とから構成されている。
なお、通信制御部55の入力側には、OCR等からのイメ
ージデータが入力する(受信データ)。また出力側から
は、文字コードもしくはイメージデータと文字コードが
混在するデータ等から成る出力データが出力される(送
信データ)。
プロセッサ51には、認識手段60と、仮名変換手段61、
そして訂正処理手段62が設けられている。訂正処理手段
62には、補助情報判別手段65、検索実行手段66、訂正デ
ータ決定手段67が設けられている。記憶装置52には、仮
名漢字変換辞書70と補助辞書71と、文字パターン記憶手
段72が設けられている。
記憶装置52の仮名漢字変換辞書70は、漢字文字テーブ
ル70aと仮名文字テーブル70bとが一対一に対応付けられ
た変換テーブルからなるものである。漢字文字テーブル
70aは、各項目が銀行名や支店名などの名称で漢字文字
(漢字表現による名称)を示す文字コードから構成され
ているものである。同様に、仮名文字テーブル70bは、
各項目が銀行名や支店名などの仮名文字(仮名表現によ
る名称)を示す文字コードから構成されているものであ
る。補助辞書71は、数値コードテーブル71aと仮名文字
テーブル71bとが一対一に対応付けられた変換テーブル
からなるものである。数値コードテーブル71aは、各項
目が銀行やその支店を特定するための数値コード(銀行
番号及び支店番号)を示す数値コードから構成されてい
るものである。仮名文字テーブル71bは、仮名漢字変換
辞書70の仮名文字テーブル70bと同様に、仮名文字を示
す文字コードから構成されているものである。
プロセッサ51の認識手段60は、通信制御部55が受信し
た受信データからイメージデータを認識して、文字パタ
ーン記憶手段72に格納されたデータに基づいて対応する
漢字文字(複数の文字コードの配列)を得るものであ
る。仮名変換手段61は、仮名漢字変換辞書70を参照し
て、認識手段60により認識された漢字文字に対応する、
仮名文字を得るものである。即ち、仮名変換手段61は、
漢字文字の文字コードを用いて仮名漢字変換辞書70の漢
字文字テーブル70aを参照する。漢字文字テーブル70aを
参照することにより、対応する仮名文字テーブル70bの
内容(仮名文字の文字コード)を得ることができる。
訂正処理手段62は、認識手段60が文字認識を行なうこ
とができなかったイメージデータに基づいた送信用デー
タを作成する処理を行なうものである。即ち、この訂正
処理手段62の補助情報判別手段65は、入力部53から入力
される補助情報が仮名であるか、数値コードであるか判
別するものである。検索実行手段66は、補助情報判別手
段の判別結果に基づいて、仮名漢字変換辞書70もしくは
補助辞書71を参照して、補助情報に対応する仮名文字の
検索を実行するものである。訂正データ決定手段67は、
検索実行手段66の検索により得られた仮名文字の内、所
望のものを選択決定するものである。
さて、以上の構成の文字認識装置50の動作を、第6図
を参照しながら説明する。
第6図に、表示手段54の表示画面54aの表示例を示
す。
図は表示手段54の表示画面54aの表示を示したもので
ある。
図に示した表示画面54aには、銀行名項目34、支店名
項目35、金額項目36、依頼人名項目37、依頼人コード項
目38、選択候補項目39が表示されている。
銀行名項目34には、イメージデータ表示欄34aと送信
用データ表示欄34bが設けられている。同様に、支店名
項目35、金額表示項目36、依頼人名項目37、依頼人コー
ド項目38には、イメージデータ表示欄35a,36a,37a,38a
及び送信用データ表示欄35b,36b,37b,38bが設けられて
いる。また、選択候補項目39には、選択候補表示欄39a
が設けられている。
銀行名項目34のイメージデータ表示欄34aには、“東
西”という漢字文字を示すイメージデータが表示されて
いる。また、送信用データ表示欄34bには、“トウザ
イ”といった仮名文字の送信用データが表示されてい
る。この送信用データは、イメージデータ表示欄34aに
表示されたイメージデータを文字認識した後、仮名変換
を行なった結果得られたものである。
ここで、文字認識装置27が、イメージデータ表示欄34
aに表示された“東西”という漢字文字を文字認識でき
なかった場合を想定する。即ち、為替帳票1の記入者の
銀行名記入欄2bに誤った文字を記入した場合や乱雑な記
入を行なった場合、文字認識装置27は、文字認識を行な
うことができない。
このような場合、銀行名項目34の送信用データ表示欄
34bには、オペレータに文字認識できなかった旨を通知
する“?"の表示を行なう。オペレータは、この表示を認
識すると、送信用データ表示欄34bに表示されるべき送
信用データを、手作業で入力することになる(訂正作業
の実行)。
具体的には、オペレータは、入力部53を操作して、訂
正作業を行なうことになる。先ずオペレータは、送信用
データ表示欄34bに、図示しないカーソル等を移動させ
る。次に、イメージデータ表示欄34aから想定される、
補助情報(仮名文字もしくは数値コード)の入力を行な
う。この場合、イメージデータ表示欄34aに、“東西”
といった漢字文字を示す内容が表示されていると判断し
て、“トウ”といった仮名文字の入力を行なう。この
“トウ”は、“東西”の読み仮名である。“トウザイ”
の略称である。訂正処理手段62の補助情報判別手段65
は、入力部53から入力された補助情報が仮名文字か数値
コードかを判別する。この場合、補助情報判別手段65に
よる判別結果は、仮名文字を示す。次に、検索実行手段
66は、補助情報及び判別結果に基づいて、仮名漢字変換
辞書70の仮名文字テーブル70bの検索を実行する。この
検索の結果、仮名文字テーブル70bの項目の内、“ト
ウ”から始まる項目が抽出される。訂正データ決定手段
67は、検索実行手段66により抽出された仮名文字を、表
示画面54aの選択候補表示欄39aに表示する。ここでは、
“トウ”から始まる仮名文字として、“トウザイ”と
“トウナン”の2種類が抽出されたものとする。オペレ
ータは、この選択候補表示欄39aに表示された候補のう
ち、“トウザイ”を選択することになる。具体的には、
各候補の文字の先頭に表示された数値を入力部53から入
力する。この場合“1"を入力する。訂正データ決定手段
67では、“1"が入力されたことを認識すると、銀行名項
目34の送信用データ表示欄34bに“トウザイ”の表示を
行ない、さらに、この“トウザイ”を示す仮名文字を送
信用データとする処理を行なう。
さて、オペレータが、仮名文字でなく数値情報(例え
ば数値“1")を入力部53から入力した場合、補助情報判
別手段65の判別結果は、数値データを示す。次に、検索
実行手段66は、補助情報及び判別結果に基づいて、補助
辞書71の数値コードテーブル71aの検索を実行する。こ
の検索の結果、数値コードテーブル71aの各項目に内、
内容“1"の項目が抽出される。さらに、検索実行手段66
は、この数値コードテーブル71aの内容“1"の項目に対
応する仮名文字テーブル71bを読出す。この結果検索実
行手段66は、“トウザイ”といった仮名文字を得ること
になる。訂正データ決定手段67では、検索実行手段66に
よる検索の結果得られた“トウザイ”の仮名文字を、表
示画面54aの送信用データ表示欄34bに表示し、さらに、
この“トウザイ”を示す仮名文字を送信用データとする
処理を行なう。
ここで、以上の構成の文字認識装置50を、為替データ
通信装置に適用した場合について説明する。
第7図は、本発明に係る為替データ通信装置のブロッ
ク図である。
図に示した為替データ通信装置20において、営業店21
は、文字認識装置50と、この文字認識装置50に接続され
た、光学式文字読取り装置(OCR)22と、キーボード23
と、ネットワーク・コントロール・ユニット(NCU)24
とから構成されている。地区センタ26は、文字認識装置
50と、この文字認識装置50に接続されたネットワーク・
コントロール・ユニット(NCU)28と、端末機器29a,29b
とから構成されている。営業店21のNCU24は、公衆通信
網30を介して地区センタ26のNCU28に接続されている。
地区センタ26の文字認識装置50は、専用通信線31を介し
てホスト装置32に接続されている。
営業店21のOCR22は、為替帳票1に記入された文字を
光学的に読取り、そのイメージデータを出力するもので
ある。キーボード23は、仮名や数値入力のためのもので
ある。NCU24は、営業店21内のデータを公衆通信網30に
伝送するための可聴信号に変更するモデム等から構成さ
れたものである。
地区センタ26の文字認識装置50は、営業店21から受信
した為替帳票1のデータ(イメージデータ)から文字を
認識するものである。NCU28は、NCU24同様にモデム等か
ら構成されたものである。端末機器29a,29bは、文字認
識装置50により認識された文字データ等の確認及びホス
ト装置32への送信指示を行なうものである。
なお、営業店21に設けられた文字認識装置50は、漢字
以外の文字の認識を行なうものである。また、地区セン
タ26に設けられた文字認識装置50は、漢字の認識を行な
うものであるとする。このように、認識する文字を限定
することにより、営業店21では、比較的簡単な文字認識
装置50により、地区センタ26へ送信するデータを少なく
することができる。なお、地区センタ26においては、第
1図に示した入力部53及び表示部54が、端末機器29a,29
bに設けられているものとする。従って、ここでは、端
末機器29a,29bを用いて訂正作業の操作を行なうことに
なる。
さて、以上の構成の為替データ通信装置20の動作を第
8図を参照しながら説明する。
第8図は、本発明に係る為替データ通信装置20の動作
フローチャートである。
図において、先ず、営業店21のOCR22に為替帳票1が
セットされ、文字データの読取りがなされる(ステップ
S10)。OCR22により読取られた文字データは、イメージ
データとして文字認識装置50に入力される。この文字認
識装置50では、イメージデータの内、漢字以外について
(数値や仮名文字等)の文字認識を行なう(ステップS1
1)。ステップS11の次には、認識結果を地区センタ26に
送信し(ステップS12)、営業店21側の処理を終了す
る。
ここで、第9図を用いて、地区センタ26に送信される
認識結果(送信用電文)の構成について説明する。
第9図は、送信用電文の構成図である。
図において、送信電文80は、管理情報部81、漢字イメ
ージデータ部82、キャラクタデータ部83、イメージデー
タ部84の4項目から構成されている。
管理情報部81は、為替帳票を特定するために付与され
た管理番号等の情報からなるものである。漢字イメージ
データ部82は、為替帳票1の漢字による記入を行なう項
目のイメージデータからなるものである。キャラクタデ
ータ部83は、営業点において文字認識された英数字の文
字コードからなるものである。イメージデータ部84は、
OCR22が出力したイメージデータからなるものである。
さて、再び第8図に戻って、地区センタ26では、営業
店21からの送信電文を受信する(ステップS20)。地区
センタ26の文字認識手段50では、図示しない記憶素子
(RAM)等に営業店21から受信したデータを一時記憶さ
せる(ステップS21)。文字認識手段50は、受信したデ
ータから認識すべき文字データ(漢字のイメージデー
タ)を取出す(ステップS22)。この場合、送信電文80
の漢字イメージデータ部82が取出される。そして、文字
認識手段60は、漢字のイメージデータに基づいて文字認
識を行ない、文字認識を実行できた場合(イメージデー
タに基づいて漢字文字(漢字の文字コード)を得られた
場合)ステップS24に移る。ステップS24では、仮名変換
手段61が、仮名漢字変換辞書70の検索を実行する(ステ
ップS24)。そして対応する項目があるか否かの判断が
なされる(ステップS25)。ここで、対応する項目が無
い場合、仮名変換手段61は、表示画面54aの該当する項
目、例えば送信用データ表示欄34bに“?"の表示を行な
う。
ここで、オペレータは、訂正作業を行なうことにな
る。オペレータは入力部53(端末機器29aに内蔵)を操
作して、仮名もしくは数値コードの入力を行なう(ステ
ップS27)。そして、補助情報判別手段65は、入力部53
から入力されたデータが数値データであるか否かの判断
を行なう。この結果がYESの場合、検索実行手段66は、
数値コードにより補助辞書71の検索を実行し(ステップ
S29)、ステップS31に移る。また、ステップS28の結果
がNOの場合、検索実行手段66は、仮名により仮名漢字変
換辞書70の検索を実行し(ステップS30)、ステップS31
に移る。ステップS31では、対応する項目があるか否か
の判断がなされる。この結果がYESの場合には、訂正デ
ータ決定手段67により、対応する項目が1種のみか否か
判断される(ステップS33)。この結果がNOの場合に
は、表示画面54a(端末機器29aに内蔵)の選択候補表示
欄39aに、選択候補の表示を行なう(ステップS34)。そ
してオペレータは、所望の候補を選択する。訂正データ
決定手段67は、選択された候補を表示画面54aの、該当
する表示欄、例えば送信用データ表示欄34bに表示を行
ない(ステップS36)、この仮名文字を送信用データと
して取扱う。ここで、オペレータは、入力部53に設けら
れた送信キーを押下することになる(ステップS37)。
プロセッサ51は、ホスト装置16へ送信するための送信用
電文を組立(ステップS38)、通信制御部55を駆動して
ホスト装置16に電文を送信し(ステップS39)、処理を
終了する。
なお、ステップS23においてNOの結果がなされた場合
には、直ちにステップS26が実行される。また、ステッ
プS31においてNOの判断がなされた場合には、該当する
項目(仮名文字)が無い旨を示すエラー表示を表示画面
54aに表示しステップS27に戻る。そして、ステップS33
において、YESの判断がなされた場合、直ちにステップS
36が実行される。
以上説明したように、本発明の文字認識装置50は、認
識手段60により認識できないイメージデータに基づいて
送信用データを得る場合、イメージデータとして表示さ
れた漢字の名称を全て入力する必要が無い。
本発明の文字認識装置は、以上の実施例に限定されな
い。
実施例では、金融機関の為替業務を例に説明したが、
金融機関名(銀行名)や支店名の認識のみに限定されず
に、例えば、住所管理ファイルを作成するシステムなど
においても、補助情報として郵便番号や予め設定された
住所コードなどを利用することにより容易に適用するこ
とができる。
(発明の効果) 以上の構成の本発明の文字認識装置は、誤字や乱雑な
記入により文字認識できない文字(漢字)の認識を行な
う場合、その名称の全てを手作業で入力する必要が無
い。このため、入力に係る手間の削減及び迅速な処理の
実行を実現することができる。また、入力する文字の量
が減少するため、入力ミスの発生を防止することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の文字認識装置の実施例を示すブロック
図、第2図は為替帳票の表面図、第3図は従来の為替デ
ータ通信装置のブロック図、第4図は従来の文字認識装
置を利用した為替データ通信装置のブロック図、第5図
は従来の端末機器の表示画面の表示例、第6図は本発明
に係る表示画面の表示例、第7図は本発明に係る為替デ
ータ通信装置のブロック図、第8図は本発明に係る為替
データ通信装置の動作フローチャート、第9図は本発明
に係る送信用電文の構成図である。 51……プロセッサ、52……記憶装置、 53……入力部、54……表示部、 55……通信制御部、60……認識手段、 61……仮名変換手段、62……訂正処理手段、 65……補助情報判別手段、 66……検索実行手段、 67……訂正データ決定手段、 70……仮名漢字変換辞書、71……補助辞書、 72……文字パターン記憶手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】漢字文字を読取って得たイメージデータに
    基づいて前記漢字文字を認識する認識手段と、 前記認識された漢字文字を仮名文字に変換する仮名変換
    手段と、 前記仮名変換手段が前記変換を行う場合に参照し、前記
    漢字文字と前記仮名文字とを対応付けた仮名漢字変換辞
    書と、 前記認識手段が前記漢字文字を認識できない場合に、別
    途入力される補助情報が仮名文字か数値コードかを判別
    する補助情報判別手段と、 前記判別手段の結果に基づいて前記仮名漢字変換辞書又
    は前記数値データと前記仮名文字とを対応付けた補助辞
    書を参照して補助情報に対応する仮名文字の検索を実行
    する検索実行手段と、 前記検索実行手段の結果得られた仮名文字のうち所望の
    ものを選択する訂正データ決定手段とを有することを特
    徴とする文字認識装置。
JP1162531A 1989-06-27 1989-06-27 文字認識装置 Expired - Lifetime JP2686823B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1162531A JP2686823B2 (ja) 1989-06-27 1989-06-27 文字認識装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1162531A JP2686823B2 (ja) 1989-06-27 1989-06-27 文字認識装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0328986A JPH0328986A (ja) 1991-02-07
JP2686823B2 true JP2686823B2 (ja) 1997-12-08

Family

ID=15756386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1162531A Expired - Lifetime JP2686823B2 (ja) 1989-06-27 1989-06-27 文字認識装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2686823B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07319969A (ja) * 1994-05-23 1995-12-08 Kyushu Ten:Kk 過去帳の登録・検索方法
JP4689056B2 (ja) * 2001-01-31 2011-05-25 ヤーマン株式会社 体脂肪率測定器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61121188A (ja) * 1984-11-19 1986-06-09 株式会社東芝 自動取引装置
JPH01161575A (ja) * 1987-12-18 1989-06-26 Oki Electric Ind Co Ltd 為替処理方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0328986A (ja) 1991-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0125592B1 (ko) 외국송금업무 단말장치 및 그에 적용되는 외국송금업무시스템
US6301591B2 (en) Apparatus and method for processing various form documents to meet respective form, and recording medium storing a program to execute the process
US5349170A (en) Image-based document processing system providing enhanced transaction balancing
US5488671A (en) Reducing operator balancing in a document processing system employing automatic reading
US4859838A (en) POS terminal device
US5317504A (en) Computer implemented process for executing accounting theory systems
US5151948A (en) System and method for processing documents having amounts recorded thereon
JPH0573598A (ja) 書類処理方法と書類処理システム
JP4020924B2 (ja) イメージ処理装置
JP2686823B2 (ja) 文字認識装置
EP0482116A1 (en) Image-based document processing system
US4758713A (en) Banking terminal equipment
JP4356908B2 (ja) 財務諸表自動入力装置
JPH05108689A (ja) 為替振込処理装置
JP2723973B2 (ja) 文字認識装置
JPH01161575A (ja) 為替処理方式
JPH1063813A (ja) イメージ文書管理方法及びその装置
JPH0619884A (ja) 名称入力システム
JP6946596B1 (ja) データ処理装置、データ処理方法及びプログラム
JPH0374785A (ja) 光学式文字又は図形読取り装置を用いた数字表示方法
JPH09311901A (ja) 帳票処理システムおよびデータ修正装置
JP6946982B2 (ja) ファクシミリ管理システム、ファクシミリ管理装置、ファクシミリ管理方法およびファクシミリ管理処理プログラム
JP2001101178A (ja) データ処理装置およびそのプログラム記録媒体
JPH09212713A (ja) 自動取引装置
JPH04362800A (ja) カード取引端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070822

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080822

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090822

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term