JP2685874B2 - 電磁石のコイル駆動装置 - Google Patents

電磁石のコイル駆動装置

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JP2685874B2 JP3607089A JP3607089A JP2685874B2 JP 2685874 B2 JP2685874 B2 JP 2685874B2 JP 3607089 A JP3607089 A JP 3607089A JP 3607089 A JP3607089 A JP 3607089A JP 2685874 B2 JP2685874 B2 JP 2685874B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は電子回路を利用した電磁石のコイル駆動装置
に関する。
(従来の技術) 例えば電磁開閉器に用いられる電磁石のコイル駆動装
置としては、電磁石を励磁する操作コイルに対して、可
動鉄心の吸引投入時にはその可動鉄心を吸引し得るよう
に大きな電流を流し、吸引後は可動鉄心を吸着保持する
だけの小さな電流を流すように制御する構成のものが電
力消費上から好ましい。
また、この種の電磁石としては、電源電圧が例えば10
0ボルト,200ボルトのように異なる場合には、その電源
電圧に応じて定格電圧の異なる操作コイルを用いる必要
があり、このように定格電圧の異なる操作コイルを用意
することは製作上好ましいものではない。
上記の事情を考慮した従来の電磁石のコイル駆動装置
としては、特開昭62−145619号公報に示されたものがあ
る。このものは、交流電源を全波整流する整流回路を設
け、パルス信号によりオン,オフされて操作コイルに前
記整流回路の出力電圧たる電源電圧を印加するスイッチ
ング素子を設け、前記電源電圧を積分する積分回路を設
け、前記電源電圧を検出する電圧検出回路の検出電圧が
一定値になった時に計時作動を開始する遅延回路を設
け、鋸歯状波を発生する投入用発振回路を設け、この投
入用発振回路の鋸歯状波と前記積分回路の積分出力とを
比較して投入用パルス信号を出力する投入用比較回路を
設け、前記鋸歯状波よりもオンデューティ比が小なる鋸
歯状波を発生する保持用発振回路を設け、この保持用発
振回路の鋸歯状波と前記積分回路の積分出力とを比較し
て前記投入用パルス信号よりもデューティ比の小なる保
持用パルス信号を出力する保持用比較回路を設け、そし
て投入時には前記投入用比較回路の投入用パルス信号を
前記スイッチング素子に与え、遅延回路がタイムアップ
する設定時間後に前記保持用比較回路の保持用パルス信
号を前記スイッチング素子に与えるように切換える切換
回路を設けた構成である。この結果、投入時にはスイッ
チング素子に投入用パルス信号が与えられて操作コイル
には大きな電流が流れ、保持時にはスイッチング素子に
投入用パルス信号よりもデューティ比の小なる保持用パ
ルス信号が与えられて操作コイルには小さな電流が流れ
ることになり、また電源電圧が高い場合には、低い場合
に比し積分回路の積分出力の上昇速度及び値が高くなる
ことから、投入用比較回路からの投入用パルス信号のデ
ューティ比は低い場合に比し小になって、電源電圧が異
なっても対処し得るものである。
(発明が解決しようとする課題) 従来によれば、それぞれ投入用及び保持用の二つの発
振回路、二つの比較回路を設けかつこれらを切換える切
換回路を設ける構成であるので、電子部品数が多くなっ
て回路構成が複雑になり、高価になる問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、電子部品数を少なくし回路構成が簡単になり、安価
になし得る電磁石のコイル駆動装置を提供するにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の電磁石のコイル駆動装置は、パルス信号によ
りオン,オフされて電磁石の操作コイルに電源電圧を供
給するスイッチング素子を設け、前記電源電圧を検出す
る電圧検出回路を設け、この電圧検出回路の検出電圧に
応じた投入用レベル信号を出力し、前記電源電圧によっ
て変化するようにした設定時間後にその投入用レベル信
号に基づいてこれよりも高い保持用レベル信号を出力す
るゲイン回路を設け、三角波を発生する基準波発生回路
を設け、この基準波発生回路の三角波と前記ゲイン回路
の投入用レベル信号とを比較して一定周期の投入用パル
ス信号を出力し、設定時間後に前記三角波と保持用レベ
ル信号とを比較して前記投入用パルス信号よりもデュー
ティ比の小なる保持用パルス信号を出力する比較回路を
設け、この比較回路の投入用パルス信号及び保持用パル
ス信号を前記スイッチング素子に供給するパルス出力回
路を設ける構成に特徴を有する。
(作用) 本発明の電磁石のコイル駆動装置によれば、保持時に
は投入時よりゲイン回路の増幅率が大となって、電圧検
出回路の検出電圧に基づく保持用レベル信号は投入用レ
ベル信号よりも大となり、従ってこれらのレベル信号と
基準波発生回路の三角波とを比較する比較回路から出力
される保持用パルス信号のデューティ比は投入用パルス
信号のそれよりも小となって、操作コイルに流れる電流
は保持時の方が投入時よりも小さくなり、また電源電圧
が異なった場合において、電源電圧が高い時には投入用
レベル信号及び保持用レベル信号は電源電圧が低い時よ
りも高くなって、投入用パルス信号及び保持用パルス信
号のデューティ比は電源電圧が低い時のそれよりも小と
なる。また投入用パルス信号の印加時間も小となる。し
たがって操作コイルに対する電圧は電源電圧の高低にか
かわらず投入時及び保持時のそれぞれに応じたほぼ一定
の値になるとともに、鉄心の吸引に必要十分な時間だけ
投入時の電圧が印加されるようにしたものである。
(実施例) 以下本発明の一実施例につき図面に基づいて説明す
る。まず、第1図に従って基本的な電気的構成について
述べる。交流電源1は電源スイッチ2のオン時に全波整
流回路3の交流入力端子に交流電圧を印加する。操作コ
イル4は例えば電磁開閉器に用いられた電磁石を励磁す
るもので、スイッチング素子としてのFET5のオン時に全
波整流回路3の直流出力電圧たる電源電圧が供給され
る。そして操作コイル4にはフライホイールダイオード
6が備えられている。定電圧回路7は、前記電源電圧か
ら直流定電圧を得るものである。電圧検出回路8は、前
記電源電圧及び直流定電圧が供給されるようになってい
て、検出電圧VD及び電圧確立信号SDを出力する。
タイマ回路9は前記電源電圧及び直流定電圧が供給さ
れるようになっていて前記電源電圧が与えられると計時
作動を開始する。ゲイン回路10は、前記直流定電圧が供
給されるようになっていて、前記検出電圧VDを所定の増
幅率で増幅して投入用レベル信号SLaとして出力し、タ
イマ回路10のタイムアップ信号VTが与えられると前記検
出信号VDを前述よりも高い増幅率で増幅して保持用レベ
ル信号SLbとして出力する。基準波発生回路11は、前記
直流定電圧が供給されるようになっていて、基準波とし
て三角波、例えば鋸歯状波VSを出力する。比較回路12
は、前記直流定電圧が供給されるようになっていて、前
記鋸歯状波VSと投入用レベル信号SLaとを比較すること
により投入用パルス信号Paを出力し、その後、鋸歯状波
VSと保持用レベル信号SLbとを比較することにより保持
用パルス信号Pbを出力する。パルス出力回路13は、前記
直流定電圧が供給されるようになっていて、前記電圧確
立信号SDが与えられると投入用パルス信号PaをFET5に供
給してこれをオン,オフさせ、その後、保持用パルス信
号PbをFET5に供給してこれをオン,オフさせる。
さて、第2図に従って具体的な電気的構成について述
べる。
全波整流回路3はダイオード31ないし34をブリッジ接
続して構成され、直流出力端子は直流母線14,15に接続
されている。FET5はMOS形ソース接地方式のもので、そ
のドレインは操作コイル4を介して直流母線14に接続さ
れ、ソースは直流母線15に接続されている。そして、操
作コイル4にはフライホイールダイオード6が並列に接
続されている。定電圧回路7は直流母線14,15間に接続
されたもので、その直流定電圧を出力する出力端子は直
流母線16に接続されている。電圧検出回路8は抵抗81
いし85,コンデンサ86及びオープンコレクタ形の比較器
87から構成されている。そして直流母線14,15間に抵抗8
1,82の直列回路が接続され、抵抗82に並列にコンデン
サ86が接続され、直流母線16,15間に抵抗83,84の直列
回路が接続され、抵抗81,82の共通接続点と抵抗83,84
の共通接続点とが比較器87の非反転入力端子(+)と反
転入力端子(−)とにそれぞれ接続され、比較器87の出
力端子は抵抗85を介して直流母線16に接続されている。
タイマ回路9は、抵抗91ないし96,コンデンサ97,ツ
ェナーダイオード98,ダイオード99及びオープンコレク
タ形の比較器910から構成されている。そして、直流母
線14,15間に抵抗91,92,93の直列回路が接続され、抵
抗93に並列にコンデンサ97が接続され、また抵抗92,93
の直列回路に並列にツェナーダイオード98が接続され、
直流母線16,15間に抵抗94,95の直列回路が接続され、
抵抗92,93の共通接続点と抵抗94,95の共通接続点とが
比較器910の非反転入力端子(+)と反転入力端子
(−)とにそれぞれ接続され、比較器910の出力端子は
抵抗96を介して直流母線16に接続されている。また比較
器910の非反転入力端子(+)はダイオード99を介して
直流母線16に接続されている。
ゲイン回路10は、アナログスイッチ101,102,抵抗10
3ないし108及び差動増幅回路を形成するための演算増幅
器109から構成されている。そして演算増幅器109の反転
入力端子(−)は抵抗103を介して、前記抵抗81,82
共通接続点に接続され、抵抗103に並列に抵抗104及びア
ナログスイッチ101の直列回路が接続され、アナログス
イッチ101のゲートは前記比較器910の出力端子に接続さ
れている。また、演算増幅器109の非反転入力端子
(+)は、抵抗105,106の共通接続点に接続され、抵抗
105に並列にアナログスイッチ102及び抵抗107の直列回
路が接続され、アナログスイッチ102のゲートは前記比
較器910の出力端子に接続されている。さらに、抵抗108
は演算増幅器109の反転入力端子(−)と出力端子との
間に接続されている。
基準波発生回路11は、直流母線16,15間に接続されて
いて、出力端子から鋸歯状波VSを出力する。
比較回路12はオープンコレクタ形の比較器121及び抵
抗122から構成されている。そして比較器121においてそ
の非反転入力端子(+)は基準波発生回路11の出力端子
に接続され、反転入力端子(−)は演算増幅器109の出
力端子に接続され、出力端子は抵抗122を介して直流母
線16に接続されている。
パルス出力回路13は、アンドゲート131及びアンプ132
から構成されている。そしてアンドゲート131におい
て、その一方の入力端子は比較器87の出力端子に接続さ
れ、他方の入力端子は比較器121の出力端子に接続さ
れ、出力端子はアンプ132を介してFET5のゲートに接続
されている。
次に本実施例の作用につき第3図ないし第5図を参照
しながら説明する。
先ず電源スイッチ2をオンさせると、交流電源1の交
流電圧が全波整流回路3に供給され、全波整流回路3は
これを全波整流して直流出力電圧即ち電源電圧として直
流母線14,15間に出力する。これにより、定電圧回路7
はこの電源電圧から直流定電圧を得て直流母線16,15間
に出力するようになり、その直流母線16,15間の直流定
電圧は電圧検出回路8,タイマ回路9,ゲイン回路10,基準
波発生回路11,比較回路12及びパルス出力回路13に供給
される。そして直流母線14,15間の電源電圧が電圧検出
回路8に供給されると、その電源電圧は抵抗81,82によ
り分圧されるようになり、したがって抵抗81,82の共通
接続点からは分圧されかつコンデンサ86により平滑され
て電源電圧に比例した検出電圧VDが出力される。この検
出電圧VDは比較器87の非反転入力端子(+)に与えられ
るとともにゲイン回路10にも与えられる。
比較器87の反転入力端子(−)には直流母線16,15間
の直流定電圧を抵抗83,84により分圧してなる設定電圧
V8が与えられおり、この設定電圧V8は操作コイル4が起
動すべき電源電圧の一定値に比例したものに設定されて
いる。したがって検出電圧VDが設定電圧未満のときには
比較器87の出力はローレベル(直流母線15の電位レベ
ル)であり、パルス出力回路13のアンドゲート131の一
方の入力信号がローレベルとなって、そのアンドゲート
131は非能動状態になる。
しかして、検出電圧VDが設定値V8以上になると、比較
器87は出力端子からハイレベルの信号たる電圧確立信号
SDを出力する。なおこの電圧確立信号SDのレベルは実際
には抵抗85を介する直流母線16の電位である。この電圧
確立信号SDはアンドゲート131の一方の入力信号として
与えられるので、アンドゲート131は能動状態となる。
また直流母線14,15間の電源電圧がタイマ回路9に供
給されると、その電源電圧は抵抗91,92により分圧さ
れ、これによりコンデンサ97が充電されるようになり検
出電圧VIが出力される。この検出電圧VIは比較器910
非反転入力端子(+)に与えられる。比較器910の反転
入力端子(−)には直流母線16,15間の直流定電圧を抵
抗94,95により分圧してなる設定電圧V9が与えられてお
り、検出電圧VIが設定電圧V9の値を越えるとタイムアッ
プ信号VTが出力される。タイマ回路9の作動の開始当初
は比較器910の出力はローレベルであり、したがってア
ナログスイッチ101及び102は非導通状態になっている。
そして前述したように検出電圧VDはゲイン回路10にも与
えられるようになっているので、その検出電圧VDは抵抗
103,108と抵抗105,106とで定まる増幅率で増幅されて
投入用レベル信号SLaとして出力される。この投入用レ
ベル信号SLaは比較回路12における比較器121の反転入力
端子(−)に与えられる。比較器121の非反転入力端子
(+)には基準波発生回路11からの第3図(a)及び第
4図(a)に示す如き一定周期の鋸歯状波VSが与えられ
ており、したがって比較器121は鋸歯状波VSが投入用レ
ベル信号SLaよりも大なる期間においてハイレベルの投
入用パルス信号Paを出力する。この投入用パルス信号Pa
はパルス出力回路13における能動状態のアンドゲート13
1及びアンプ132を介してFET5のゲートに与えられるよう
になり、FET5はその投入用パルス信号Paに応じてオン,
オフして操作コイル4に電源電圧を断続的に供給し、操
作コイル4が電磁石を励磁することになって、その電磁
石に可動鉄心が吸引され、もって投入動作が完了する。
その後、タイマ回路9が設定時間の計時作動を終了
(タイムアップ)すると、コンデンサ97の充電電圧、す
なわち検出電圧VIが設定電圧V9の値を越え、比較器910
の出力はハイレベルとなり、これがタイムアップ信号VT
としてアナログスイッチ101及び102に与えられる。この
場合タイマ回路9の設定時間は電磁石が可動鉄心を吸引
して投入動作を完了するのに充分な時間に予め設定され
ている。またタイムアップまでの時間は直流母線14,15
間の電圧により変化するが、ツェナー電圧98により制御
される電圧以上では一定となる。そしてアナログスイッ
チ101及び102は導通状態になる。これにより抵抗104
び107は抵抗103及び105にそれぞれ並列に挿入されるこ
とになる。したがって検出電圧VDは抵抗103,104及び10
8と抵抗105,107及び106とによって定まる増幅率で増幅
されて保持用レベル信号SLbを出力する。この場合ゲイ
ン回路10の増幅率は投入用レベル信号SLaの出力時より
も保持用レベル信号SLbの出力時の方が大になり、した
がって保持用レベル信号SLbは投入用レベル信号SLaより
も高くなるものである。この保持用レベル信号SLbは投
入用レベル信号SLaと同様に比較回路12に与えられるの
で、比較回路12からは投入用パルス信号Paよりもデュー
ティ比の小なる保持用パルス信号Pbが出力される。この
保持用パルス信号Pbはパルス出力回路13を介してFET5の
ゲートに与えられるので、FET5はその保持用パルスPbに
応じてオン,オフされて操作コイル4に電源電圧を供給
するようになり、可動鉄心は電磁石に吸着保持される。
さて、交流電源1の交流電圧が異なる場合例えば小電
圧(例えば100ボルト),大電圧(例えば200ボルト)及
び中電圧(例えば大,小電圧の中間)の場合につき述べ
る。
このように、交流電源1の交流電圧が異なると、直流
母線14,15間に供給される電源電圧も小,中及び大電圧
のように異なり、検出電圧VDも小,中及び大電圧のよう
に変化する。したがってゲイン回路10から出力される投
入用レベル信号SLaも第3図(a)で示す如くSLa1(小
電圧)、SLa2(中電圧)及びSLa3(大電圧)のようにレ
ベル変化し、比較回路12から出力される投入用パルス信
号Paも第3図(d),(c)及び(b)並びに第5図
(b),(e)及び(h)で示す様にPa1(小電圧),P
a2(中電圧)及びPa3(大電圧)の如くデューティ比が
変化し、デューティ比が順次小となる。
これらの投入用パルス信号Pa1,Pa2もしくはPa3がパ
ルス出力回路13を介して与えられたFET5はそれぞれに応
じてオン,オフ制御され、したがって操作コイル4には
第5図(c),(f)もしくは(i)のように電源電圧
が印加されてその平均印加電圧はほぼ一定となり、操作
コイル4に流れる電流は、第5図(d),(g)もしく
は(j)のようにほぼ一定になり、電磁石が可動鉄心を
吸引する投入動作が行なわれる。
その後、タイマ回路9がれそぞれ小電圧,中電圧及び
大電圧に応じた時間T1,T2及びT3でタイムアップとなっ
てゲイン回路10の増幅率が変化すると、その保持用レベ
ル信号SLbは第4図(a)で示すようにSLb1(小電
圧),SLb2(中電圧)及びSLb3(大電圧)の如くレベル
変化し、比較回路12から出力される保持用パルス信号Pb
も第4図(d),(c)及び(b)並びに第5図
(b),(e)及び(h)で示すようにPb1(小電
圧),Pb2(中電圧)及びPb3(大電圧)の如くデューテ
ィ比が変化し、デューティ比が順次小となる。これらの
保持用パルス信号Pb1,Pb2もしくはPb3がパルス出力回
路13を介して与えられたFET5はそれぞれに応じてオン,
オフ制御され、したがって操作コイル4には第5図
(c),(f)もしくは(i)のように電源電圧が印加
されてその平均印加電圧は前記投入時よりも低いほぼ一
定となり、操作コイル4に流れる電流は第5図(d),
(g)もしくは(j)のようにほぼ一定になり、電磁石
が可動鉄心を吸着保持することになる。
なお、上記実施例ではスイッチング素子としてFET5を
用いるようにしたが、代わりにトランジスタ等の他のス
イッチング素子を用いるようにしてもよい。
また上記実施例ではゲイン回路10として差動増幅回路
を用いるようにしたが、代わりに演算増幅回路109の非
反転入力端子(+)を直流母線15に直接接続した演算増
幅回路を用いるようにしてもよい。
その他、本発明は上記しかつ図面に示す実施例にのみ
限定されるものではなく、例えば電磁開閉器のみに限ら
ず電磁石を用いるもの全般に適用しうる等、要旨を逸脱
しない範囲内で適宜変形して実施し得ることはもちろん
である。
[発明の効果] 本発明は以上説明した通りであるので次のような効果
を奏するものである。すなわち、ゲイン回路が電圧検出
回路の検出電圧に応じた投入用レベル信号を出力すると
ともに、電源電圧により変化するようにした設定時間後
にその投入用レベル信号よりも高い保持用レベル信号を
出力し、比較回路が投入用レベル信号と基準波発生回路
からの三角波とを比較して投入用パルス信号を出力し、
設定時間後に前記三角波と保持用レベル信号とを比較し
て前記投入用パルス信号よりもデューティ比の小なる保
持用パルス信号を出力し、これらの投入用パルス信号及
び保持用パルス信号をスイッチング素子に与えてこれを
オン,オフさせることにより電磁石を励磁する操作コイ
ルに電源電圧を供給するようにしたので、一つの基準波
発生回路及び一つの比較回路を投入用パルス信号及び保
持用パルス信号の出力に共用できるとともに、従来の如
き切換回路が不要になるので、電子部品数を少なくする
ことができ、回路構成が簡単になり安価に製作しうるも
のである。
さらに、電源電圧が異なった場合には、ゲイン回路か
らの投入用レベル信号及び保持用レベル信号は電源電圧
の低い時よりも高い時の方が高くなるので、投入用パル
ス信号及び保持用パルス信号のデューティ比がそれぞれ
小となるものであり、したがって電源電圧が異なる場合
であっても操作コイルに対する平均印加電圧をほぼ等し
くなしうるものである。なお上記構成から明らかなよう
に、同一の定格電源電圧であっても電源電圧の変動が生
じた場合には、同様の原理により対処しうるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は基本的な電気
的構成を示すブロック図、第2図は具体的な電気的構成
を示す結線図、第3図ないし第5図は作用説明用の各部
の信号波形図である。 図面中、4は操作コイル、5はFET(スイッチング素
子)、7は定電圧回路、8は電圧検出回路、9はタイマ
回路、10はゲイン回路、11は基準波発生回路、12は比較
回路、13はパルス出力回路を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁石を励磁する操作コイルとパルス信号
    によりオン,オフされて前記操作コイルに電源電圧を供
    給するスイッチング素子と、前記電源電圧を検出する電
    圧検出回路と、この電圧検出回路の検出電圧に応じた投
    入用レベル信号を出力し、前記電源電圧により変化する
    ようにした設定時間後にその検出電圧に基づいて投入用
    レベル信号よりも高い保持用レベル信号を出力するゲイ
    ン回路と、三角波を発生する基準波発生回路と、この基
    準波発生回路の三角波と前記ゲイン回路の投入用レベル
    信号を比較して一定周期の投入用パルス信号を出力し、
    設定時間後に前記三角波と保持用レベル信号とを比較し
    て前記投入用パルス信号よりもデューティ比の小なる保
    持用パルス信号を出力する比較回路と、この比較回路の
    投入用パルス信号及び保持用パルス信号を前記スイッチ
    ング素子に供給するパルス出力回路とを具備してなる電
    磁石のコイル駆動装置。
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