JP2685423B2 - フード付容器のフード取付構造 - Google Patents

フード付容器のフード取付構造

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JP2685423B2
JP2685423B2 JP7051358A JP5135895A JP2685423B2 JP 2685423 B2 JP2685423 B2 JP 2685423B2 JP 7051358 A JP7051358 A JP 7051358A JP 5135895 A JP5135895 A JP 5135895A JP 2685423 B2 JP2685423 B2 JP 2685423B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、醤油、ソース、塩な
どの調味料を入れた容器を収容しておくためのフード付
容器のフード取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】調味料を入れた容器を収容するフード付
容器として、容器本体に開口部が設けられ、その開口部
にフードが回動可能に取付けられたものが知られてい
る。この容器本体に対してフードを回動可能に取付ける
機構としては、例えば実開昭62−162406号公報
に開示されている。すなわち、取付部は、係合突起を有
する弾性係合片が座板に形成された雄体と、この弾性係
合片が挿入される筒状体が座板に形成され、かつ雄体の
係合突起が係合される係合部が座板に形成された雌体と
よりなる。そして、雌体の係合部に雄体の係合突起が係
合されるとともに、雄体の弾性係合片の弾性力により両
者の係合を解除できる。
【0003】また、別の機構が実開平4−62913号
公報に開示されている。すなわち、一端に板状の係止部
を有し、この係止部に直交する仮想柱体に沿って少なく
とも2本の柱状突出部とこの柱状突出部が形成されてい
ない非突出部とが周方向に交互に形成され、かつ突出部
の周方向に面した側面に係合用段部が形成されている。
さらに、係止部の非突出部に面した箇所に突出部挿入用
の貫通孔が形成されている。そして、係合用段部により
両係止部が係止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の機構
は雌体の係合部に雄体の係合突起を係合させることは容
易であるものの、この係合を解除する場合には、雄体の
弾性係合片の弾性力に抗して手で押し縮め、雄体の弾性
係合片を雌体の係合部から抜き出す必要がある。このた
め、その操作が面倒であった。
【0005】一方、後者の機構は、2つの係止部の係合
用段部が互いに係合するように回動させる必要があり、
その操作を速やかに行うことができない。このため、い
ずれの場合も、フードを容器本体から取外すのは容易で
はなく、容器本体、フード及びそれらの回動部などが汚
れたときそれらを簡単に清掃することができず、従って
見栄えが悪く、衛生上も好ましくないという問題があっ
た。さらにフードは容器本体に対して回動可能に取付け
られているため、フードをいきおいよく開放したりする
と、その後端部が容器本体の背面に直接接触して容器本
体に傷を付着してしまう。この種のフード付容器におい
てはフードの回動が繰り返して使用されるものであり、
傷等の付着も繰り返しされることとなる。従って、容器
本体を透明又は半透明な合成樹脂材料によって形成した
際この傷によってその透明性又は半透明性が損なわれて
しまうという問題もあった。
【0006】この発明はこのような従来技術に存在する
問題に着目してなされたものである。その目的とすると
ころは、回動部における雄体と雌体との係合及び解除操
作を容易、かつ速やかに行うことができ、容器本体、フ
ード及びそれらの回動部などの清掃を簡単に行うことが
できると共に、フード開放時にその後端部が容器本体の
背面に直線接触するおそれがなく、従って容器本体を透
明又は半透明の合成樹脂材料によって形成した際でも、
内部が見にくくなるおそれのないフード付容器のフード
取付構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載のフード付容器のフード取付構造の
発明では、容器本体及びフードにはそれぞれ対応する位
置に係止孔を備え、両係止孔に挿通される雄体には頭部
と軸部を設け、軸部先端に軸部と直交方向に延びる係合
部を備え、雄体に係合される雌体には内側に雄体の軸部
先端を嵌入する嵌合孔を設けるとともに、嵌合孔内の周
方向に延びる係止部に係合凹部を備え、前記雄体の軸部
を2分割し、所定間隔をおいて頭部より突出形成し、雄
体の係合部を軸部と直交するように互いに反対方向に一
対設け、雌体の係合凹部を雄体の係合部に対応して一対
設け、容器本体及びフードの係止孔に雄体の軸部を挿通
するとともに、雄体の軸部を雌体の嵌合孔に回動可能に
嵌入し、その状態から雄体と雌体とを相対回動させるこ
とにより雄体の係合部雌体の係合凹部に係合及び解除
可能となるようにしたものである。
【0008】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載の発明において、雄体の軸部に容器本体とフー
ドの両係止孔に係合する突出部を設けるとともに、軸部
先端に係合部を備えたものである。
【0009】又、請求項3に記載の発明では、請求項1
に記載の発明において、雄体または容器本体とフードと
の間にはフードの開放状態においてそれ以上の回動を規
制する規制手段を設けたものである。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明においては、フードを容
器本体に取付ける場合、容器本体及びフードの係止孔に
雄体の軸部が挿通される。さらに、雄体の軸部が雌体の
嵌合孔に回動可能に嵌入される。この状態で、雄体と雌
体とが相対回動され、雄体の係合部が雌体の係合凹部に
係合及び解除可能とされる
【0011】フードを容器本体から取外す場合には、雄
体と雌体とが相対回動され、雄体の係合部と雌体の係合
凹部の係合が解除される。そして、雄体の軸部が容器本
体とフードの係止孔から抜き出される。このようにし
て、フードを容器本体に取付けたり、取外したりする操
作が速やかに行われる。
【0012】この場合、雄体の係合部が反対方向に一対
設けられるともに、雌体の係合凹部が雄体の係合部に対
応して一対設けられていることから、両者の係合関係が
強固となる。
【0013】加えて、雄体の軸部が2分割され、所定間
隔をおいて頭部より突出形成されていることから、雄体
の各軸部先端が可撓性を有する。従って、雄体の係合部
と雌体の係合凹部との係合やその解除が円滑に行われ
る。
【0014】請求項2に記載の発明においては、雄体の
軸部には容器本体とフードの両係止孔に係合する突出部
を有し、軸部先端に係合部を備えているため、雄体の突
出部が両係止孔に係合した状態で、雄体の係合部と雌体
の係合凹部との係合や解除が行われる。従って、その操
作を容易に行うことができる。
【0015】請求項3に記載の発明においては、フード
の開放動作に際し、規制の作用によりその後端部が容器
本体に直接接触することがない。
【0016】
【実施例】
(第1実施例)以下に、この発明をフードストッカーの
フード取付構造に具体化した第1実施例について図面に
従って説明する。
【0017】図1,図12〜17に示すように、四角箱
状をなす基台1は、安定感をもたせるために下部外周に
裾広がりの環状支持体1aを備えている。基台1の上縁
には複数の取付孔3が所定間隔をおいて設けられるとと
もに、環状支持体1aの上縁内側には環状溝2が設けら
れている。ゴム製の支持脚1bは、基台1の底部に複数
(この実施例では4個)取着され、基台1が滑らないよ
うにしている。
【0018】両側壁、後壁及び上壁を備え、上部ほど幅
狭に形成された容器本体4は、その底縁が基台1の環状
溝2に嵌合されるとともに、係合爪5が基台1の取付孔
3に係合される。容器本体4の前面には醤油、塩などの
調味料を入れた容器を出し入れするための開口6が設け
られている。この容器本体4は所定の色彩に着色された
不透明な樹脂製である。
【0019】透明樹脂製のフード7は容器本体4の上部
に回動可能に支持され、閉じたときに容器本体4の開口
6を塞ぐ。このフード7は上面、前面及び両側面により
一体形成され、容器本体4の前面に閉じたとき、容器は
全体としてほぼ直方体をなす。そして、フード7を開放
したときには調味料を入れた容器の出し入れが可能で、
閉じたときには容器本体4内を透視できると同時に内部
にほこりが入らないようになっている。
【0020】図2に示すように、第1係止孔8は容器本
体4の上部両側に透設されるとともに、その第1係止孔
8に対応するようにフード7には第2係止孔9が設けら
れている。図2,3に示すように、雄体10は円板状の
頭部11とその頭部11より突出形成された軸部12を
備え、軸部12が第1,第2係止孔8,9に挿通され
る。軸部12はほぼ半円柱状をなす一対の突出部13を
備え、両突出部13は所定間隔をおいて突出形成され、
第2係止孔9に嵌合される。一対の突出部13aはこれ
ら突出部13より突出形成され、第1係止孔8に係合さ
れる。突出部13より縮径された半円柱状の突出片14
は突出部13より突出形成される。円弧状に膨らんだ一
対の係止突起15は各突出片14の周面から軸部12と
直交方向に突出形成されている。両突出片14に設けら
れた係止突起15は互いに180度反対向きに形成され
ている。
【0021】図2,4に示すように、雌体16はその内
側に雄体10の軸部12先端が嵌入される嵌合孔17を
有している。この嵌合孔17には、円孔18の180度
対向する部分が長円状に切欠かれた挿通孔19が設けら
れ、雄体10の係止突起15を有する突出片14が挿入
される。円弧状に延びる段部20は雌体10の嵌合孔1
7内に設けられ、この段部20に前記挿通孔19の方向
と90度直交する方向に半円状の係止段部21が凹設さ
れている。そして、雄体10の係止突起15が雌体16
の挿通孔19に挿入された後、雌体16が90度回動さ
れることにより、係止突起15が段部20に係止され、
さらに係止段部21に係合される。
【0022】なお、図5,6に示すように、雄体10の
頭部11裏面が接触する容器本体4の外面には凹所26
が複数設けられ、凹所26内にはゴム製の弾性体27が
収容されている。そして、この弾性体27が雄体10の
頭部11裏面を押圧し、フード7の回動を規制し、動き
を緩やかにする。また、図2に示すように、雌体16の
外周面には円弧状に凹設された複数の把持凹部22が所
定間隔をおいて設けられ、指を掛けて雌体16の回動操
作を容易にする。
【0023】図12に示すように、フード7の前面下端
中央の内側にはゴム片23が取付けられ、フード7が閉
じられてその下端が容器本体4に当接したとき、当接時
の衝撃を緩和する。このゴム片23はその表面がフード
7の表面に沿うように形成され、外観が保持されてい
る。また、図1に示すように、フード7の前面下端には
フード7を開けるときに指を掛ける指掛け24が外方へ
湾曲形成されている。フード7の前面下部から側面下部
にかけて3本の溝25が刻設され、デザイン化されてい
る。
【0024】さて、図2,5,6に示すように、フード
7を容器本体4に回動可能に取付けるには、まずフード
7を容器本体4の上部に被せ、フード7の第2係止孔9
を容器本体4の第1係止孔8に合わせる。この状態で、
雄体10の軸部12を両係止孔8,9にフード7の外方
から挿通する。このとき、雄体10の突出部13はフー
ド7の第2係止孔9に嵌合され、突出部13aは容器本
体4の第1係止孔8に係合される。そして、雌体16を
容器本体4の内側からその嵌合孔17に雄体10の軸部
12が入るように嵌挿する。そして、雄体10の突出片
14の係止突起15を雌体16の挿通孔19に挿入す
る。
【0025】図2,6に示すように、その状態から雌体
16を90度回動させると、雄体10の係止突起15が
雌体16の段部20上をスライドして係止段部21に係
合される。同様にして、他方の回動部における雄体10
が雌体16と係合される。このようにして、フード7が
容器本体4の上部に回動可能に取付けられる。
【0026】一方、フード7を容器本体4から取外すと
きには、フード7を開けた状態で容器本体4の内側から
雌体16を90度回動操作すると、雄体10の係止突起
15と雌体16の係止段部21、段部20との係合が解
除される。その状態で雌体16を容器本体4の内方へ抜
き出すとともに、雄体10を外方へ抜き出す。この操作
により、フード7を容器本体4から取外すことができ
る。
【0027】このように、この実施例のフードストッカ
ーでは、雄体10をフード7と容器本体4の両係止孔
8,9に挿通し、雌体16を雄体10の軸部12に嵌挿
して90度回動させるだけでフード7が容器本体4に回
動可能に取付けられ、その逆の操作をすることにより、
フード7を容器本体4から取外すことができる。このた
め、容器本体4に対するフード7の取付け及び取外しの
操作を容易、かつ速やかに行うことができる。しかも、
雄体10の突出部13がフード7の係止孔9に嵌合さ
れ、突出部13aが容器本体4の係止孔8に係合される
ことから、雄体10に対する雌体16の係合操作又は解
除操作を容易かつ確実に行うことができる。
【0028】従って、容器本体4内、フード7及びそれ
らの回動部などが汚れたときにそれらの清掃を簡単に行
うことができる。その結果、フードストッカーを見栄え
良く、しかも清潔に保つことができる。また、この実施
例のフードストッカーは回動部の構造が簡易である上
に、スリムな形状に形成されていることから、デザイン
上も優れている。 (第2実施例)次に、この発明をフードストッカーのフ
ード取付構造に具体化した第2実施例について図面に従
って説明する。なお、この実施例では第1実施例と異な
る部分について説明する。
【0029】図18〜24に示すように、この実施例の
フードストッカーは第1実施例のフードストッカーに比
べ、基台1は幅が狭く、奥行きが長く形成され、安定性
がある。容器本体4は基台1に合わせて幅が狭く、奥行
きが長く形成されるとともに、高さが低く形成されてい
る。従って、フードストッカーは高さの低いものを収容
するのに適しており、コンパクトで安定感が向上する。 (フード取付構造の別例)次に、この発明をフードスト
ッカーのフード取付構造に具体化した別例について図7
〜図11に従って説明する。なお、この別例では第1実
施例と異なる部分について説明する。
【0030】この別例においては、図7に示すように、
第1係止孔32は嵌合孔17とほぼ同一形状をなし、上
下に一対の凹部35が形成されている。図10に示すよ
うにフード7の第2係止孔9の外側の周囲には円弧状の
規制溝29が設けられる。両規制溝29は第2係止孔9
の軸線方向から見て180度ずれている。図8に示すよ
うに、雄体10の円板状の頭部11の内側には規制突起
28が突設され、頭部11の外側の所定位置には三角形
状の印31が付されている。この印31を真下に位置す
る向きにすると、雄体10の突出部33aが容器本体4
の第1係止孔32の凹部35に合致するとともに規制突
起28が規制溝29に内に位置する。突出部33は横T
字柱状をなす。頭部11の印31を真下に位置する位置
で、雄体10を正面から見て右側に取着した場合は、規
制突起28は前側に位置し、左側に取着した場合は後側
に位置する。
【0031】雌体16においては、図9に示すように段
部20が前記実施例と比較して広く形成され、その内壁
面には係止段部21が僅かに凹設されている。さて、図
7,10,11に示すように、フード7が容器本体4に
回動可能に取付けられた状態では、雄体10は、一対の
突出部33aが第1係止孔32の凹部35に係合されて
いるのでフード7の回動動作により回動することはな
く、規制突起28も定位置を保持する。フード7と容器
本体4の接触面には摩擦を低減させるために環状のスペ
ーサ30が挟装される。そして、フード7が上方に回動
された位置において、溝29の端の段差34が規制突起
28に当接し、フード7はそれ以上回動しすることなく
規制される。フード7が位置規制される位置においては
フード7の後端面が本体4の背面に隙間を設けているた
め本体4の背面に傷が付着することがない。
【0032】このように、この実施例のフードストッカ
ーでは、雄体10が回動不能に容器本体4に係合されて
いるので、フード7を上方に回動させると規制溝29も
回動し、溝の端部の段差が雄体10の規制突起28に当
接し、フード7はそれ以上回動しない。従って、フード
7の上端が容器本体4に直接接触することがなく、容器
本体4に傷が付着することがない。さらに、雄体10の
頭部11の外側には印31が付されていて、前述のよう
にその印31が下方を向いている場合に突出部33aと
第1係止孔32の凹部35が合致するので組立の作業は
印31とともに規制突起28が規制溝29内に位置す
る。従って、組立の作業者は印31が下を向くように雄
体10を組付ければよく、フード7の取着時に雄体10
と雌体16との位置合わせが容易にでき作業が容易とな
る。
【0033】ちなみに雄体10として同じものを使用
し、規制突起28と規制溝29との位置関係、すなわち
位相は180度ずれる。このためこの別例では規制突起
28を第2係止孔9の軸線方向から見て位相を180度
ずらしてあるため、雄体10の組付を左右で180度変
える必要がなく印31に従って簡単に組みつけられる。
【0034】又、容器本体4及びフード7を透明又は半
透明の合成樹脂材料により形成し、その外面に凸部を形
成しない場合には、内部の視認性に優れ、樹脂成形後の
冷却固化に際して熱収縮の歪みを増大させることがな
く、使用中に衝撃が加わっても破損しにくい。
【0035】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、例えば次のように構成を任意に変更して
具体化してもよい。 (イ)雌体16の嵌合孔17のうち、雄体10の軸部1
2が挿入されない側を塞いで、外観を向上させること。 (ロ)雄体10の係止突起15及び雌体16の係止段部
21を各々1つ又は3つ以上にすること。 (ハ)フード7の回動部を容器本体4の下部に設け、フ
ード7の上部を開閉可能に構成すること。 (ニ)雄体10の突出部13をフード7の係止孔9から
さらに容器本体4の係止孔8の一部に嵌合するように長
く形成して、雄体10に対する雌体16の係合及び解除
操作をより容易にすること。 (ホ)規制突起28をフード7に、規制溝29を雄体1
0に設けること。あるいは規制突起28を容器本体4ま
たはフード7に、規制溝29を容器本体4またはフード
7にそれぞれ設けること。
【0036】ちなみに、前記実施例より把握される請求
項以外の技術的思想について、その効果とともに以下に
記載する。 (1)雄体の係合部と雌体の係合凹部をそれぞれ対応す
るように円弧状に形成した請求項1に記載のフード付容
器のフード取付構造。このように構成すれば、雄体の係
合部と雌体の係合凹部との係合及び解除を円滑に行うこ
とができる。 (2)雌体の外周縁に複数の把持凹部を設けた請求項1
又は2に記載のフード付容器のフード取付構造。この構
成により、雌体の回動操作を容易かつ確実に行うことが
できる。 (3)規制手段の位相をフード7の回動軸線方向からみ
て180度ずらせた請求項1又は2に記載のフード付容
器のフード取付構造。このように構成すれば雄体10の
組付け方向が組付作業者に対して同一方向となり、組付
が容易になる。 (4)雄体10の組付方向を示す印を雄体10の外側面
に付した請求項1又は2に記載のフード付容器のフード
取付構造。このように構成すれば印31に従って雄体1
0の組付を容易に行うことができる。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
フード付容器のフード取付構造の発明によれば、回動部
を構成する雄体と雌体との係合や解除操作を容易、かつ
速やかに行うことができ、容器本体、フード及びそれら
の回動部などの清掃を簡単に行うことができる。しか
も、雄体の係合部と雌体の係合凹部の係合関係をより強
固にすることができる。加えて、雄体の各軸部先端が可
撓性を有し、雄体の係合部と雌体の係合凹部との係合や
その解除を円滑に行うことができる。
【0038】請求項2に記載の発明によれば、雄体の係
合部と雌体の係合凹部との係合や解除の操作を容易、か
つ確実に行うことができる。請求項3に記載の発明によ
れば、フードの回動によりその後端部が容器本体に直接
接触することがなく、容器本体に傷が付着することがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例のフード付容器のフードが開いた
状態を示す斜視図である。
【図2】 雄体と雌体を容器本体とフードの係止孔に取
付ける状態を示す分解斜視図である。
【図3】 (a)は雄体の正面図、(b)は雄体の側面
図、(c)は雄体の底面図、(d)は(c)のA−A線
断面図である。
【図4】 (a)は雌体の正面図、(b)は雌体の平面
図、(c)は雌体の底面図、(d)は(b)のB−B線
断面図である。
【図5】 容器本体とフードの係止孔に挿通した雄体に
雌体を嵌挿する状態を示す断面図である。
【図6】 図5の状態から雌体を雄体に係合した状態を
示す断面図である。
【図7】 別例の雄体と雌体を容器本体とフードの係止
孔に取付ける状態を示す分解斜視図である。
【図8】 (a)は雄体の正面図、(b)は雄体の側面
図、(c)は雄体の底面図、(d)は(c)のC−C線
断面図、(e)は雄体の平面図である。
【図9】 (a)は雌体の正面図、(b)は雌体の平面
図、(c)は雌体の底面図、(d)は(b)のD−D線
断面図である。
【図10】 (a)はフードの右側面図、(b)は右側
面図の係止孔部分の拡大図、(c)はフードの左側面
図、(d)は左側面図の係止孔部分の拡大図である。
【図11】 (a)はフードが回動する状態を示す右側
面図、(b)は雌体を雄体に係合した状態を示す断面図
である。
【図12】 第1実施例のフード付容器を示す正面図で
ある。
【図13】 フード付容器を示す背面図である。
【図14】 フード付容器を示す平面図である。
【図15】 フード付容器を示す底面図である。
【図16】 フード付容器を示す側面図である。
【図17】 フード付容器を示す側断面図である。
【図18】 第2実施例のフード付容器のフードが開い
た状態を示す斜視図である。
【図19】 フード付容器を示す一部切欠き正面図であ
る。
【図20】 フード付容器を示す背面図である。
【図21】 フード付容器を示す平面図である。
【図22】 フード付容器を示す底面図である。
【図23】 フード付容器を示す側面図である。
【図24】 フード付容器を示す側断面図である。
【符号の説明】 4…容器本体、6…開口部、7…フード、8…第1係止
孔、9…第2係止孔、10…雄体、11…頭部、12…
軸部、13,13a…突出部、15…係合部としての係
止突起、16…雌体、17…嵌合孔、20…係止部とし
ての段部、21…係合凹部としての係止段部、28…規
制突起、29…規制溝。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体に収容物を出し入れするための開
    口部を設けるとともに、その開口部を閉塞及び開放する
    フードを容器本体に回動可能に取付けたフード付容器の
    フード取付構造において、 容器本体及びフードにはそれぞれ対応する位置に係止孔
    を備え、両係止孔に挿通される雄体には頭部と軸部を設
    け、軸部先端に軸部と直交方向に延びる係合部を備え、
    雄体に係合される雌体には内側に雄体の軸部先端を嵌入
    する嵌合孔を設けるとともに、嵌合孔内の周方向に延び
    る係止部に係合凹部を備え、 前記雄体の軸部を2分割し、所定間隔をおいて頭部より
    突出形成し、雄体の係合部を軸部と直交するように互い
    に反対方向に一対設け、雌体の係合凹部を雄体の係合部
    に対応して一対設け、 容器本体及びフードの係止孔に雄体の軸部を挿通すると
    ともに、雄体の軸部を雌体の嵌合孔に回動可能に嵌入
    し、その状態から雄体と雌体とを相対回動させることに
    より雄体の係合部が雌体の係合凹部に係合及び解除可能
    となるようにしたフード付容器のフード取付構造。
  2. 【請求項2】 雄体の軸部に容器本体とフードの両係止
    孔に係合する突出部を設けるとともに、軸部先端に係合
    部を備えた請求項1に記載のフード付容器のフード取付
    構造。
  3. 【請求項3】 雄体または容器本体とフードとの間には
    フードの開放状態においてそれ以上の回動を規制する規
    制手段を設けた請求項1に記載のフード付容器のフード
    取付構造。
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