JP2684585B2 - 1,2−ジクロロエタンの超熱分解による塩化ビニルの製造方法 - Google Patents
1,2−ジクロロエタンの超熱分解による塩化ビニルの製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は1,2−ジクロロエタン
を超熱分解(ultrapyrolyse) して塩化ビニルを製造する
方法、すなわち1,2−ジクロロエタンをできるだけ急
速に高温まで加熱し、次いで、約 0.1〜0.5 秒後には急
冷して反応を停止させる方法に関するものである。
を超熱分解(ultrapyrolyse) して塩化ビニルを製造する
方法、すなわち1,2−ジクロロエタンをできるだけ急
速に高温まで加熱し、次いで、約 0.1〜0.5 秒後には急
冷して反応を停止させる方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1,2−ジクロロエタン(D12)の気相
熱分解はPVCの出発材料である塩化ビニルを工業的に
製造するための最も普通の方法である。この方法はウル
マンの化学工業辞典,第5版,1986年,A6巻,287-28
9 頁に記載されている。この方法では1,2−ジクロロ
エタンを管状オーブン中で 500℃まで加熱する。変換率
は50〜60%、選択性は95〜99%、滞留時間は10〜20秒で
ある。変換率を上げようとすると反応管中にコークスが
堆積する危険がある。このコークスの堆積の問題を解決
するために、本出願人はヨーロッパ特許第 195,719号で
熱分解前に1,2−ジクロロエタンを塩酸で希釈する方
法を提案した。しかし、この熱分解方法は大型で高価な
装置を必要とする。
熱分解はPVCの出発材料である塩化ビニルを工業的に
製造するための最も普通の方法である。この方法はウル
マンの化学工業辞典,第5版,1986年,A6巻,287-28
9 頁に記載されている。この方法では1,2−ジクロロ
エタンを管状オーブン中で 500℃まで加熱する。変換率
は50〜60%、選択性は95〜99%、滞留時間は10〜20秒で
ある。変換率を上げようとすると反応管中にコークスが
堆積する危険がある。このコークスの堆積の問題を解決
するために、本出願人はヨーロッパ特許第 195,719号で
熱分解前に1,2−ジクロロエタンを塩酸で希釈する方
法を提案した。しかし、この熱分解方法は大型で高価な
装置を必要とする。
【0003】ポウスキン(Paouschkin)とカルナイア(Cha
rnaia)は "Neftekhimia" Vol. 10,part 4,1970年,
第 583-585頁において、水蒸気の存在下で、1,2−ジ
クロロエタン1部に対して水 2.5部にして1,2−ジク
ロロエタンを熱分解する方法を報告している。この熱分
解は壁面に炭素が堆積した反応器を使用して温度 600〜
850 ℃で行なわれる。彼らの報告書には「所定速度で水
蒸気と1,2−ジクロロエタンとを温度 600℃の蒸発器
を通した後に、反応器へ導入する」と記載されている。
さらに、容積速度を0.73/時にすることによって接触時
間は 0.003秒になるとしているが、この記載には根拠が
ない。すなわち、水蒸気/1,2−ジクロロエタン混合
物を 600℃の蒸発器を通して、0.003 秒の間に 600〜85
0 ℃まで加熱する方法が不明である。しかも、反応結果
は多量のアセチレンが副生成物として生じることを示し
ている。また、塩酸から水を分離する工程を含むので、
この熱分解法は工業的には採用が難しい。
rnaia)は "Neftekhimia" Vol. 10,part 4,1970年,
第 583-585頁において、水蒸気の存在下で、1,2−ジ
クロロエタン1部に対して水 2.5部にして1,2−ジク
ロロエタンを熱分解する方法を報告している。この熱分
解は壁面に炭素が堆積した反応器を使用して温度 600〜
850 ℃で行なわれる。彼らの報告書には「所定速度で水
蒸気と1,2−ジクロロエタンとを温度 600℃の蒸発器
を通した後に、反応器へ導入する」と記載されている。
さらに、容積速度を0.73/時にすることによって接触時
間は 0.003秒になるとしているが、この記載には根拠が
ない。すなわち、水蒸気/1,2−ジクロロエタン混合
物を 600℃の蒸発器を通して、0.003 秒の間に 600〜85
0 ℃まで加熱する方法が不明である。しかも、反応結果
は多量のアセチレンが副生成物として生じることを示し
ている。また、塩酸から水を分離する工程を含むので、
この熱分解法は工業的には採用が難しい。
【0004】ヨーロッパ特許出願第 281,218号に記載の
オレフィン製造用の炭化水素クラッキング方法では予め
260〜690 ℃に加熱したナフサまたは重油の流れと予め
926〜1648℃に加熱した粒子流とを10〜100 ミリセカン
ド(好ましくは20〜50ミリセカンド)接触させ、ナフサ
または重油の流れには水蒸気を連続的に添加する(スチ
ームクラッキング法) 。ナフサ流に対する粒子の重量比
は5〜200 にする。換言すれば、粒子温度が 926℃で、
ナフサを260 ℃に予備加熱し、粒子/ナフサの比を5に
した場合、ナフサの最低温度は約 800℃になる。一方、
ナフサの最高温度は、粒子温度が1648℃で、ナフサを69
0 ℃に予備加熱し、粒子/ナフサの比を200 にした場合
で、この場合にはナフサは約1648℃になる。この方法を
1,2−ジクロロエタンの熱分解で応用できるというこ
とは第24頁,第56-58 行で示唆されている。すなわち、
ここで示唆されている方法は1,2−ジクロロエタンを
800〜1648℃の温度で0.02〜0.05秒間水の存在下で熱分
解する方法である。
オレフィン製造用の炭化水素クラッキング方法では予め
260〜690 ℃に加熱したナフサまたは重油の流れと予め
926〜1648℃に加熱した粒子流とを10〜100 ミリセカン
ド(好ましくは20〜50ミリセカンド)接触させ、ナフサ
または重油の流れには水蒸気を連続的に添加する(スチ
ームクラッキング法) 。ナフサ流に対する粒子の重量比
は5〜200 にする。換言すれば、粒子温度が 926℃で、
ナフサを260 ℃に予備加熱し、粒子/ナフサの比を5に
した場合、ナフサの最低温度は約 800℃になる。一方、
ナフサの最高温度は、粒子温度が1648℃で、ナフサを69
0 ℃に予備加熱し、粒子/ナフサの比を200 にした場合
で、この場合にはナフサは約1648℃になる。この方法を
1,2−ジクロロエタンの熱分解で応用できるというこ
とは第24頁,第56-58 行で示唆されている。すなわち、
ここで示唆されている方法は1,2−ジクロロエタンを
800〜1648℃の温度で0.02〜0.05秒間水の存在下で熱分
解する方法である。
【0005】バートン(D. H. R. Barton) の運動式(Jou
rnal of Chemical Society, 1949年,148 頁)を適用す
ると、1,2−ジクロロエタンを窒素/1,2−ジクロ
ロエタンのモル比が10となるように予め窒素で希釈し
て、表面体積比が 3.6cm-1の反応器中で温度570 ℃で
0.160秒間反応させた場合の1,2−ジクロロエタンの
変換率は 2.4%になる。また、時間が 0.050秒では変換
率は0%である。高温での反応は副生成物のアセチレン
を多量に生じさせる危険がある。
rnal of Chemical Society, 1949年,148 頁)を適用す
ると、1,2−ジクロロエタンを窒素/1,2−ジクロ
ロエタンのモル比が10となるように予め窒素で希釈し
て、表面体積比が 3.6cm-1の反応器中で温度570 ℃で
0.160秒間反応させた場合の1,2−ジクロロエタンの
変換率は 2.4%になる。また、時間が 0.050秒では変換
率は0%である。高温での反応は副生成物のアセチレン
を多量に生じさせる危険がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は1,2−ジ
クロロエタンをできるだけ急速に約 500〜750 ℃に加熱
すれば良いことを見出した。すなわち、1,2−ジクロ
ロエタンを極めて高温の流体または粒子と混合して例え
ば 0.010〜0.25秒間その状態に維持し、次に急冷するこ
とによって1,2−ジクロロエタンを高い変換率と良好
な選択性で塩化ビニルへ変換できるということを発見し
た。本発明が解決しようとする課題はこの方法を提供す
ることにある。
クロロエタンをできるだけ急速に約 500〜750 ℃に加熱
すれば良いことを見出した。すなわち、1,2−ジクロ
ロエタンを極めて高温の流体または粒子と混合して例え
ば 0.010〜0.25秒間その状態に維持し、次に急冷するこ
とによって1,2−ジクロロエタンを高い変換率と良好
な選択性で塩化ビニルへ変換できるということを発見し
た。本発明が解決しようとする課題はこの方法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、 1, 2-ジクロ
ロエタンを熱分解して塩化ビニルを製造する方法におい
て、水蒸気が存在しない状態で 1,2-ジクロロエタンを
主成分とする流れを高温流体または高温粒子流と 0.01
〜0.2 秒の極めて短い接触時間だけ接触させて少なくと
も 480℃以上に加熱し、生成した混合物を冷却した後に
混合物から塩化ビニルを分離することを特徴とする方法
を提供する。
ロエタンを熱分解して塩化ビニルを製造する方法におい
て、水蒸気が存在しない状態で 1,2-ジクロロエタンを
主成分とする流れを高温流体または高温粒子流と 0.01
〜0.2 秒の極めて短い接触時間だけ接触させて少なくと
も 480℃以上に加熱し、生成した混合物を冷却した後に
混合物から塩化ビニルを分離することを特徴とする方法
を提供する。
【0008】
【作用】接触は任意の手段で行うことができるが、基本
は可能な限り急速に熱を供給して1,2−ジクロロエタ
ンが塩化ビニルと塩酸とに熱分解されるような温度にす
ることにある。従来法は1,2−ジクロロエタンをオー
ブンの管路中で加熱する方法であるので、本発明方法は
従来法とは基本的に異なっている。液体の1,2−ジク
ロロエタンへの熱伝達では先ず気化させ、次に気体の
1,2−ジクロロエタン (予め気化させてある場合はこ
の段階から) を 400〜500 ℃に上げ、さらに脱塩酸反応
のエネルギーを供給する必要があるが、この場合の熱伝
達はガス−ガス交換すなわち炎または煙−管路壁−1,
2−ジクロロエタンの熱交換で行われるため、熱伝達が
極めて遅くなる。
は可能な限り急速に熱を供給して1,2−ジクロロエタ
ンが塩化ビニルと塩酸とに熱分解されるような温度にす
ることにある。従来法は1,2−ジクロロエタンをオー
ブンの管路中で加熱する方法であるので、本発明方法は
従来法とは基本的に異なっている。液体の1,2−ジク
ロロエタンへの熱伝達では先ず気化させ、次に気体の
1,2−ジクロロエタン (予め気化させてある場合はこ
の段階から) を 400〜500 ℃に上げ、さらに脱塩酸反応
のエネルギーを供給する必要があるが、この場合の熱伝
達はガス−ガス交換すなわち炎または煙−管路壁−1,
2−ジクロロエタンの熱交換で行われるため、熱伝達が
極めて遅くなる。
【0009】本発明では、1,2−ジクロロエタンを含
む流れを窒素,メタン,ベンゼン,エチレン,塩酸のよ
うな高温ガス流またはシリカ,コランダム型のアルミナ
またはアタパルジャイトのシリコアルミネート等の高温
粒子流と混合するだけでよい。混合は瞬間的に行われ、
1,2−ジクロロエタンの温度は瞬間的に上昇して熱分
解が起こる。高温粒子流の粒径は10〜500 ミクロン、好
ましくは10〜40ミクロンにすることができる。高温粒子
は流体(搬送ガス)で輸送することができる。1,2−
ジクロロエタンを含む流れは純粋な1,2−ジクロロエ
タンの流れの他、1,2−ジクロロエタンの脱塩酸反応
(熱分解)を阻害しない不純物を含む流れでもよいが、
1,2−ジクロロエタンのみで構成される流れを用いる
のが簡単である。
む流れを窒素,メタン,ベンゼン,エチレン,塩酸のよ
うな高温ガス流またはシリカ,コランダム型のアルミナ
またはアタパルジャイトのシリコアルミネート等の高温
粒子流と混合するだけでよい。混合は瞬間的に行われ、
1,2−ジクロロエタンの温度は瞬間的に上昇して熱分
解が起こる。高温粒子流の粒径は10〜500 ミクロン、好
ましくは10〜40ミクロンにすることができる。高温粒子
は流体(搬送ガス)で輸送することができる。1,2−
ジクロロエタンを含む流れは純粋な1,2−ジクロロエ
タンの流れの他、1,2−ジクロロエタンの脱塩酸反応
(熱分解)を阻害しない不純物を含む流れでもよいが、
1,2−ジクロロエタンのみで構成される流れを用いる
のが簡単である。
【0010】本発明の熱分解は水の不存在下で行う。
1,2−ジクロロエタンの熱分解は 400℃で始まるが、
少なくとも 480℃、好ましくは 550℃以上で操作する。
温度は 800℃を越えないのが好ましい。この温度は高温
流体または高温粒子流と混合された直後の1,2−ジク
ロロエタンの温度である。本出願人は、温度 550〜750
℃、好ましくは 550〜650 ℃が適当であることを見出し
た。熱分解は吸熱反応であるので、反応後は温度は下が
る。従って、1,2−ジクロロエタン(およびその熱分
解生成物)と高温流体または高温粒子流とは1,2−ジ
クロロエタンが十分に変換するのに必要な時間だけ接触
させておく。この時間は一般に 0.010〜0.5 秒、好まし
くは 0.050〜0.200 秒である。なお、熱分解開始剤、例
えば塩素や塩素を生じる化合物、例えば四塩化炭素、ヘ
キサクロロエタンまたは塩化チオニル等をD12または高
温粒子流に添加することも本発明の範囲に含まれる。高
温流体または高温粒子流の量と、十分な変換が行われる
接触時間だけ温度が維持されるように高温流体または高
温粒子流を加熱する温度とは当業者が選択することがで
きる。変換率は温度および接触時間に比例して上昇す
る。
1,2−ジクロロエタンの熱分解は 400℃で始まるが、
少なくとも 480℃、好ましくは 550℃以上で操作する。
温度は 800℃を越えないのが好ましい。この温度は高温
流体または高温粒子流と混合された直後の1,2−ジク
ロロエタンの温度である。本出願人は、温度 550〜750
℃、好ましくは 550〜650 ℃が適当であることを見出し
た。熱分解は吸熱反応であるので、反応後は温度は下が
る。従って、1,2−ジクロロエタン(およびその熱分
解生成物)と高温流体または高温粒子流とは1,2−ジ
クロロエタンが十分に変換するのに必要な時間だけ接触
させておく。この時間は一般に 0.010〜0.5 秒、好まし
くは 0.050〜0.200 秒である。なお、熱分解開始剤、例
えば塩素や塩素を生じる化合物、例えば四塩化炭素、ヘ
キサクロロエタンまたは塩化チオニル等をD12または高
温粒子流に添加することも本発明の範囲に含まれる。高
温流体または高温粒子流の量と、十分な変換が行われる
接触時間だけ温度が維持されるように高温流体または高
温粒子流を加熱する温度とは当業者が選択することがで
きる。変換率は温度および接触時間に比例して上昇す
る。
【0011】1,2−ジクロロエタンを含む流れと高温
流体または高温粒子流との接触は噴霧装置や2つの流れ
が一定角度で交わって良く混合されるように2つの管の
出口を同心状に配置した装置を用いて行うことができ
る。また、管路中へ流体を噴射するインジェクターを用
いることもできる。熱分解反応は反応混合物すなわち基
本的に1,2−ジクロロエタン(およびその熱分解生成
物)と高温流体流または高温粒子流とを含む混合物を急
冷することによって終了させることができる。この急冷
操作は低温の1,2−ジクロロエタンを用いて行うこと
ができる。例えば、熱分解反応を単純なパイプ中で行っ
た場合、低温の液体1,2−ジクロロエタン流をパイプ
出口で噴射し、次に、全体を気/液分離器に通した後、
通常の蒸留操作を行って塩化ビニルと、1,2−ジクロ
ロエタンと、塩酸と、搬送流体またはガスと、熱分解の
副生成物とを回収する。1,2−ジクロロエタンの加熱
に高温粒子流を使用した場合にはサイクロンまたはその
類似装置を用いて急冷前に粒子を反応混合物から分離す
る。
流体または高温粒子流との接触は噴霧装置や2つの流れ
が一定角度で交わって良く混合されるように2つの管の
出口を同心状に配置した装置を用いて行うことができ
る。また、管路中へ流体を噴射するインジェクターを用
いることもできる。熱分解反応は反応混合物すなわち基
本的に1,2−ジクロロエタン(およびその熱分解生成
物)と高温流体流または高温粒子流とを含む混合物を急
冷することによって終了させることができる。この急冷
操作は低温の1,2−ジクロロエタンを用いて行うこと
ができる。例えば、熱分解反応を単純なパイプ中で行っ
た場合、低温の液体1,2−ジクロロエタン流をパイプ
出口で噴射し、次に、全体を気/液分離器に通した後、
通常の蒸留操作を行って塩化ビニルと、1,2−ジクロ
ロエタンと、塩酸と、搬送流体またはガスと、熱分解の
副生成物とを回収する。1,2−ジクロロエタンの加熱
に高温粒子流を使用した場合にはサイクロンまたはその
類似装置を用いて急冷前に粒子を反応混合物から分離す
る。
【0012】
【実施例】実施例1および2 インコネル製水平管よりなる反応器を使用する。反応器
の一端からノズルを用いて1,2−ジクロロエタンと高
温の窒素とを注入する。ノズルはソニック デベロップ
メント社(Sonic Development Corporation, 305 Island
Road, Mahwah, New Jersey)のソニコア(Sonicore)アト
マイザー052 MB1型である。このノズルはスプレー型
で、1,2−ジクロロエタンを軸の中心に注入し、それ
と同心円のチャンバへ高温窒素を導入する。1,2−ジ
クロロエタン側がコークスで閉塞するのを防止するため
に、1,2−ジクロロエタンがノズル出口で窒素と混合
するまで熱を遮断する陶器製のスリーブを1,2−ジク
ロロエタン側のパイプに挿入してある。1,2−ジクロ
ロエタンは蠕動ポンプを用いて反応器へ送られる。ポン
プの回転速度を調節し、注入した1,2−ジクロロエタ
ンの重量はバランスで知る。この2つの異なった方法に
よって反応器を通る1,2−ジクロロエタンの流量を知
ることができる。反応器の流入口に溶接されたこのノズ
ルの内部で、予め 100〜150 ℃に加熱された1,2−ジ
クロロエタンが熱交換流体(窒素)と混合される。この
熱交換流体は所望の反応温度に達するのに必要なエネル
ギーを1,2−ジクロロエタンに供給する。反応はノズ
ルの出口の反応器(内径 12.5 mm,長さ 825 mm のイン
コネル製チューブ)内で開始される。この反応器は電気
加熱バンドで断熱されている (反応器は全体が断熱材で
被われている) 。反応器の温度分布は反応器の全長にわ
たって軸方向に配置した一連のサーモカップルによって
常時知ることができる。加熱バンドの強度と変換する
1,2−ジクロロエタンの量とに応じて、この小型の装
置で、熱分解が消費する以上の熱を供給することができ
る。反応器出口では、2つの室温の窒素流で反応混合物
を 400℃以下まで急冷して1,2−ジクロロエタンの熱
分解を即座に停止させる。次いで、上記気体にメタン
(流量は調節する)を混合する。メタンはトレーサーの
役目をし、クロマトグラフィー分析から材料のバランス
を算出することができる。続いて、2つの水の熱交換器
に通して2度目の冷却を行って室温にする。液体成分
(重質炭化水素の凝縮物)は丸底フラスコに回収する。
気体成分は第1段階として塩酸を捕集するための水カラ
ムを通過した後、塩化ビニル(VCM)を捕集するため
の活性炭を充填したカラムを通過して大気中に放出され
る。
の一端からノズルを用いて1,2−ジクロロエタンと高
温の窒素とを注入する。ノズルはソニック デベロップ
メント社(Sonic Development Corporation, 305 Island
Road, Mahwah, New Jersey)のソニコア(Sonicore)アト
マイザー052 MB1型である。このノズルはスプレー型
で、1,2−ジクロロエタンを軸の中心に注入し、それ
と同心円のチャンバへ高温窒素を導入する。1,2−ジ
クロロエタン側がコークスで閉塞するのを防止するため
に、1,2−ジクロロエタンがノズル出口で窒素と混合
するまで熱を遮断する陶器製のスリーブを1,2−ジク
ロロエタン側のパイプに挿入してある。1,2−ジクロ
ロエタンは蠕動ポンプを用いて反応器へ送られる。ポン
プの回転速度を調節し、注入した1,2−ジクロロエタ
ンの重量はバランスで知る。この2つの異なった方法に
よって反応器を通る1,2−ジクロロエタンの流量を知
ることができる。反応器の流入口に溶接されたこのノズ
ルの内部で、予め 100〜150 ℃に加熱された1,2−ジ
クロロエタンが熱交換流体(窒素)と混合される。この
熱交換流体は所望の反応温度に達するのに必要なエネル
ギーを1,2−ジクロロエタンに供給する。反応はノズ
ルの出口の反応器(内径 12.5 mm,長さ 825 mm のイン
コネル製チューブ)内で開始される。この反応器は電気
加熱バンドで断熱されている (反応器は全体が断熱材で
被われている) 。反応器の温度分布は反応器の全長にわ
たって軸方向に配置した一連のサーモカップルによって
常時知ることができる。加熱バンドの強度と変換する
1,2−ジクロロエタンの量とに応じて、この小型の装
置で、熱分解が消費する以上の熱を供給することができ
る。反応器出口では、2つの室温の窒素流で反応混合物
を 400℃以下まで急冷して1,2−ジクロロエタンの熱
分解を即座に停止させる。次いで、上記気体にメタン
(流量は調節する)を混合する。メタンはトレーサーの
役目をし、クロマトグラフィー分析から材料のバランス
を算出することができる。続いて、2つの水の熱交換器
に通して2度目の冷却を行って室温にする。液体成分
(重質炭化水素の凝縮物)は丸底フラスコに回収する。
気体成分は第1段階として塩酸を捕集するための水カラ
ムを通過した後、塩化ビニル(VCM)を捕集するため
の活性炭を充填したカラムを通過して大気中に放出され
る。
【0013】反応生成物は気相クロマトグラフィーで分
析する。パイロットプラントのセンサーによって与えら
れる全ての情報、例えば反応器内部の温度分布、窒素お
よび1,2−ジクロロエタンの流量、反応器内圧力等は
コンピュータに記録され、これらのパラメータの経時変
化を知ることができる。各試験終了時に爆発性混合物の
生成を防ぐために反応器を窒素で掃気する。実施例1と
2の結果は〔表1〕および〔表2〕に示す。T1は窒素
と混合した直後の1,2−ジクロロエタンの温度を表
す。T2は反応器内の反応混合物の平均温度を表す。圧
力は絶対気圧(バール)である。変換率は熱分解された
1,2−ジクロロエタンの%で表す。塩化ビニルに対す
る選択性は熱分解されて塩化ビニルになった1,2−ジ
クロロエタンの%で表す。他の化合物についても同様で
ある。
析する。パイロットプラントのセンサーによって与えら
れる全ての情報、例えば反応器内部の温度分布、窒素お
よび1,2−ジクロロエタンの流量、反応器内圧力等は
コンピュータに記録され、これらのパラメータの経時変
化を知ることができる。各試験終了時に爆発性混合物の
生成を防ぐために反応器を窒素で掃気する。実施例1と
2の結果は〔表1〕および〔表2〕に示す。T1は窒素
と混合した直後の1,2−ジクロロエタンの温度を表
す。T2は反応器内の反応混合物の平均温度を表す。圧
力は絶対気圧(バール)である。変換率は熱分解された
1,2−ジクロロエタンの%で表す。塩化ビニルに対す
る選択性は熱分解されて塩化ビニルになった1,2−ジ
クロロエタンの%で表す。他の化合物についても同様で
ある。
【0014】実施例3(比較例) 従来法(ウルマンの化学工業辞典に記載のオーブンを用
いる方法) で1,2−ジクロロエタンの熱分解を行う。
オーブン入口で 100℃であった1,2−ジクロロエタン
は加熱・気化されて 480℃になる。結果は〔表1〕およ
び〔表2〕に示す。
いる方法) で1,2−ジクロロエタンの熱分解を行う。
オーブン入口で 100℃であった1,2−ジクロロエタン
は加熱・気化されて 480℃になる。結果は〔表1〕およ
び〔表2〕に示す。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】実施例4および5 実施例1および2と同様に反応を行うが、温度を高く
し、接触時間を短くする。結果は〔表3〕および〔表
4〕に示す。
し、接触時間を短くする。結果は〔表3〕および〔表
4〕に示す。
【0018】実施例6 上記実施例で使用したものと同じインコネル製の反応器
で混合ノズルを無くし反応管を垂直に配置する。反応管
上にそれより内径が大きい別の管を配置し、円錐体を介
して反応管と連結して、1,2−ジクロロメタンと砂と
を混合するためのミキサーにする。このミキサー上に
は、 1,100℃に加熱された 100ミクロンのシリカサンド
を入れた貯蔵器が配置されている。窒素と1,2−ジク
ロロエタンとの混合物をミキサーに供給する。窒素と
1,2−ジクロロエタンの流量 (場合によってはさらに
砂の流量) はガス(1,2−ジクロロエタン)の温度が
インコネル製反応器の入口で 550〜650 ℃となるように
調節する。1,2−ジクロロエタンのミキサー内での滞
留時間はインコネル反応管内での滞留時間に比べて無視
することができる。インコネル反応管出口には、ガスか
ら砂を分離するための内径 13 cm、高さ26cmの円筒形収
容器が配置されている。急冷は低温の窒素流を用いて行
う。実施例5と同様の結果が得られた。結果は〔表3〕
および〔表4〕に示す。
で混合ノズルを無くし反応管を垂直に配置する。反応管
上にそれより内径が大きい別の管を配置し、円錐体を介
して反応管と連結して、1,2−ジクロロメタンと砂と
を混合するためのミキサーにする。このミキサー上に
は、 1,100℃に加熱された 100ミクロンのシリカサンド
を入れた貯蔵器が配置されている。窒素と1,2−ジク
ロロエタンとの混合物をミキサーに供給する。窒素と
1,2−ジクロロエタンの流量 (場合によってはさらに
砂の流量) はガス(1,2−ジクロロエタン)の温度が
インコネル製反応器の入口で 550〜650 ℃となるように
調節する。1,2−ジクロロエタンのミキサー内での滞
留時間はインコネル反応管内での滞留時間に比べて無視
することができる。インコネル反応管出口には、ガスか
ら砂を分離するための内径 13 cm、高さ26cmの円筒形収
容器が配置されている。急冷は低温の窒素流を用いて行
う。実施例5と同様の結果が得られた。結果は〔表3〕
および〔表4〕に示す。
【0019】
【表3】
【0020】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン−ジャック マシニ フランス国 69630 シャポノスト リ ュ ジャン ペネ 35 (72)発明者 ジャック ブスケ フランス国 69540 イリニー リュ ドゥ ラカリエール 10 (72)発明者 モーリス アー. ベルググヌ カナダ国 エヌ6ジー 1ゼット2 オ ンタリオ ロンドン フォックスチャペ ル ロード 24
Claims (1)
- 【請求項1】 1,2−ジクロロエタンを熱分解して塩
化ビニルを製造する方法において、 (i) 水蒸気が存在しない状態で1,2−ジクロロエタ
ンを主成分とする流れを高温流体または高温粒子流と
0.01 〜0.2 秒の極めて短い接触時間だけ接触させて 55
0〜650 ℃に加熱し、 (ii) 生成した混合物を冷却した後に混合物から塩化ビ
ニルを分離することを特徴とする方法。
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