JP2683864B2 - 日射遮蔽装置 - Google Patents

日射遮蔽装置

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JP2683864B2
JP2683864B2 JP6012395A JP1239594A JP2683864B2 JP 2683864 B2 JP2683864 B2 JP 2683864B2 JP 6012395 A JP6012395 A JP 6012395A JP 1239594 A JP1239594 A JP 1239594A JP 2683864 B2 JP2683864 B2 JP 2683864B2
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武史 河野
英夫 田中
昌彦 徳永
尚 間宮
真一 弘本
實 稲沼
善 工藤
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般建築物等の窓等の
開口部に設ける日射遮蔽装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、建築物の窓等の開口部には、日射
によるまぶしさの防止や日射熱の室内への進入の軽減を
目的として、ブラインド、ルーバー、スクリーン、カー
テン等の日射遮蔽装置が取り付けられる。
【0003】かかる日射遮蔽装置の他の例として、鑑賞
と涼を求めて窓部に鉢植え植物を置く植栽ブラインドが
ある。これは、植物には葉の多く繁る観葉植物を用い、
入射した日射を葉面で反射し、また日射熱のエネルギー
によって葉面から蒸散する水分で室内を加湿するもの
で、これにより鉢植え植物を植栽ブラインドとして機能
させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】鉢植え植物で植栽ブラ
インドを形成する場合、従来の鉢は窓部に固定して設置
されるため、日射遮蔽の必要のない曇り日や、オフィス
などでの昼休み時間でも窓部で日射を遮蔽することにな
り、解放感がなく、快適性に欠ける。
【0005】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、植栽ブラインドで日射遮蔽装置を構成する場合、曇
天日やオフィスでの昼休み時間など、必要に応じて遮蔽
を解除でき、日射を取り込んだり、眺望を確保できて、
室内の快適性の向上を図ることができる日射遮蔽装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、窓などの開口の上部に鉢を設置し、該鉢から
植物の葉を多数垂れ下ろして植栽ブラインドを形成し、
適宜間隔で略水平方向に複数本の植物の茎に止め具を取
り付け、端に位置する止め具に茎を手繰り寄せるための
紐状部材の一端を固着し、途中を他の止め具に摺動自在
に貫通させ、他端を開口側部の柱などに設置の巻き取り
装置に固着すること、および、複数本の茎に取り付ける
止め具は、開口側部に向けて僅かずつ上方に位置するよ
うに配列すること、および、窓などの開口の上部に鉢を
設置し、該鉢から植物の葉を多数垂れ下ろして植栽ブラ
インドを形成し、適宜間隔で略水平方向に複数本の植物
の茎に止め具を取り付けるとともに、上部から適宜間隔
で結束部材を垂下し、この結束部材に適宜数の止め具を
紐状部材で結束し、端に位置する結束部材に茎を手繰り
寄せるための紐状部材の一端を固着し、途中を他の結束
部材に摺動自在に貫通させ、他端を開口側部の柱などに
設置の巻き取り装置に固着すること、および、止め具は
輪体で構成し、茎に対して可動かつ取り外し自在に取り
付けたことを要旨とするものである。
【0007】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、鉢から垂れ下
ろした植物の葉で植栽ブラインドを形成し、これにより
日射を遮蔽する。日射を室内に取り入れたり、曇天日な
どに眺望を確保するには、巻き取り装置で紐状部材を開
口部側部の柱側に巻き取れば、茎に取り付けた止め具を
介して茎や葉が開口側部にカーテンのように手繰り寄せ
られ、窓などの開口部から植栽パネルが除去され開放さ
れる。
【0008】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて複数本の茎に取り付ける止め具は、開口側部に
向けて僅かずつ上方に位置するように配列したから、茎
や葉を開口側部に手繰り寄せた状態で、開口側部から遠
い位置の例えば開口中央にあった茎も無理に引っ張られ
ることなく開口側部に手繰られ、ここで容易に一つにま
とまる。
【0009】請求項3記載の本発明によれば、前記作用
に加えて止め具の複数本ずつを一つの結束部材でまと
め、この結束部材の複数を紐状部材で開口側部に手繰り
寄せることで、複数本の茎をまとめて処理できるから茎
同士の絡み合いなどが防げて、手繰り寄せの作業が容易
になる。
【0010】請求項4記載の本発明によれば、前記作用
に加えて止め具は輪体で構成し、茎に対して可動かつ取
り外し自在に取り付けたから、茎を開口側部に手繰り寄
せる際に止め具を介して茎や葉に引張力が加わっても、
この力により茎や葉が痛むことはない。また、植物の成
長に伴い、止め具の取り付け個所を自由に変更できる。
【0011】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明の日射遮蔽装置の第1実施例を
示す正面図で、窓などの開口1の上部にプランターなど
の鉢2を設置し、該鉢2からツル系の植物3の茎4や葉
5を開口1に多数垂れ下ろして植栽ブラインド6を形成
する。
【0012】そして、図3にも示すように複数本の植物
3の茎4に適宜間隔で止め具7を設ける。止め具7は例
えば輪体で構成し、茎4に対して可動かつ取り外し自在
に取り付けるものとし、さらに、止め具7の取り付け位
置は、図1に示すように開口1の中央に位置する植物3
に対しては中央よりやや低い位置とし、開口1の側部に
位置するものに向けて僅かずつ上方に位置するよう斜め
に配列する。
【0013】さらに、開口1の中央に位置する止め具7
に茎4を手繰り寄せるための糸などの紐状部材8の一端
を固着し、途中を他の止め具7に摺動自在に貫通させ、
他端を開口1の側部の柱9などに設置の巻き取り装置10
に固着する。この巻き取り装置10は手動式のものでもモ
ータなどを使用する電動式のものでもよい。
【0014】次に使用法および動作について説明する。
窓などの開口1の日射を遮蔽するには、開口1の上部に
設置の鉢2から植物3の茎4や葉5を垂れ下ろした状態
にして植栽ブラインド6を形成し、この植栽ブラインド
6で開口1を閉塞する。
【0015】曇天日やオフィスでの昼休み時間など、日
射を遮蔽する必要のない場合や眺望を確保したい場合
は、巻き取り装置10を装置して紐状部材8を開口1の側
部の柱9側に引けば、止め具7を介して茎4や葉5が開
口1の側部にカーテンのようにして手繰り寄せられる
(図2参照)。
【0016】この場合、止め具7は開口1の側部に向け
て僅かずつ上方に位置するように配列してあるから、茎
4や葉5を開口1の側部に手繰り寄せた状態で、開口1
の側部から遠い位置の中央にあった茎4も無理に引っ張
られることなく手繰られ、ここで容易に一つにまとま
る。
【0017】また、止め具7は輪体で構成し、茎4に対
して可動かつ取り外し自在に取り付けたから、茎4を開
口1の側部に手繰り寄せる際に止め具7を介して茎4や
葉5に引張力が加わっても、この力により茎4や葉5が
痛むことはない。また、植物3が成長したら、これに伴
い止め具7の取り付け個所を自由に変更する。
【0018】図4は第2実施例を示し、前記第1実施例
の構成に加えて、植物3の茎4に取り付ける止め具7と
は別に、開口1の上部から適宜間隔で止め具7と同様の
輪体で構成する結束部材11を垂下し、この結束部材11と
適宜数の止め具7を紐状部材8aで結束し、開口1の中
央に位置する結束部材11に茎4を手繰り寄せるための紐
状部材8の一端を固着し、途中を他の結束部材11に摺動
自在に貫通させ、他端を開口1の側部の柱9などに設置
の巻き取り装置10に固着する。
【0019】これにより、止め具7の複数個ずつを一つ
の結束部材11でまとめることができ、この結束部材11の
複数を紐状部材8で開口1の側部に手繰り寄せること
で、複数本の茎4をまとめて処理できるから茎4同士の
絡み合いなどが防げて、手繰り寄せの作業が容易にな
る。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明の日射遮蔽装置
は、植栽ブラインドで日射遮蔽装置を構成する場合、植
栽ブラインドを窓などの開口からカーテンのように側部
に手繰り寄せてまとめることができるから、曇天日やオ
フィスでの昼休み時間など、必要に応じて遮蔽を解除で
き、日射を取り込んだり眺望を確保できて室内の快適性
の向上を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の日射遮蔽装置の第1実施例を示す正面
面である。
【図2】本発明の日射遮蔽装置の第1実施例を示す植栽
ブラインドを開口側部に寄せた状態の平面図である。
【図3】本発明の日射遮蔽装置の第1実施例を示す要部
の止め具部分の斜視図である。
【図4】本発明の日射遮蔽装置の第2実施例を示す要部
の斜視図である。
【符号の説明】
1…開口 2…鉢 3…植物 4…茎 5…葉 6…植栽ブラインド 7…止め具 8,8a…紐状部材 9…柱 10…巻き取り装置 11…結束部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 間宮 尚 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿 島建設株式会社 技術研究所内 (72)発明者 弘本 真一 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 稲沼 實 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿 島建設株式会社 技術研究所内 (72)発明者 工藤 善 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿 島建設株式会社 技術研究所内 (56)参考文献 実開 昭59−83327(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓などの開口の上部に鉢を設置し、該鉢
    から植物の葉を多数垂れ下ろして植栽ブラインドを形成
    し、適宜間隔で略水平方向に複数本の植物の茎に止め具
    を取り付け、端に位置する止め具に茎を手繰り寄せるた
    めの紐状部材の一端を固着し、途中を他の止め具に摺動
    自在に貫通させ、他端を開口側部の柱などに設置の巻き
    取り装置に固着することを特徴とした日射遮蔽装置。
  2. 【請求項2】 複数本の茎に取り付ける止め具は、開口
    側部に向けて僅かずつ上方に位置するように配列する請
    求項1記載の日射遮蔽装置。
  3. 【請求項3】 窓などの開口の上部に鉢を設置し、該鉢
    から植物の葉を多数垂れ下ろして植栽ブラインドを形成
    し、適宜間隔で略水平方向に複数本の植物の茎に止め具
    を取り付けるとともに、上部から適宜間隔で結束部材を
    垂下し、この結束部材に適宜数の止め具を紐状部材で結
    束し、端に位置する結束部材に茎を手繰り寄せるための
    紐状部材の一端を固着し、途中を他の結束部材に摺動自
    在に貫通させ、他端を開口側部の柱などに設置の巻き取
    り装置に固着することを特徴とした日射遮蔽装置。
  4. 【請求項4】 止め具は輪体で構成し、茎に対して可動
    かつ取り外し自在に取り付けた請求項1,2,3記載の
    日射遮蔽装置。
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